JPH0259993B2 - - Google Patents
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- JPH0259993B2 JPH0259993B2 JP58102127A JP10212783A JPH0259993B2 JP H0259993 B2 JPH0259993 B2 JP H0259993B2 JP 58102127 A JP58102127 A JP 58102127A JP 10212783 A JP10212783 A JP 10212783A JP H0259993 B2 JPH0259993 B2 JP H0259993B2
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
- G03G15/08—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
- G03G15/09—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
- G03G15/0921—Details concerning the magnetic brush roller structure, e.g. magnet configuration
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電子写真複写機、フアクシミリ、プリ
ンター等の画像再生装置に使用される異方性マグ
ネツトロールに関する。
ンター等の画像再生装置に使用される異方性マグ
ネツトロールに関する。
この種の画像再生装置においては、磁性現像剤
(磁性キヤリアとトナーとの混合粉体である二成
分現像剤あるいは一成分系の磁性トナー等)を使
用して磁気ブラシ法等により静電潜像を現像する
ために、非磁性スリーブの内部にマグネツトロー
ルを設けた磁石ロールが使用されている。またこ
の磁石ロールは、転写後の画像担体表面に残留す
る磁性現像剤を除去するためのクリーニングロー
ルとしても使用されている。
(磁性キヤリアとトナーとの混合粉体である二成
分現像剤あるいは一成分系の磁性トナー等)を使
用して磁気ブラシ法等により静電潜像を現像する
ために、非磁性スリーブの内部にマグネツトロー
ルを設けた磁石ロールが使用されている。またこ
の磁石ロールは、転写後の画像担体表面に残留す
る磁性現像剤を除去するためのクリーニングロー
ルとしても使用されている。
上記のマグネツトロールにも種々の構造のもの
が知られており、例えば実公昭57−9798号公報に
記載されているような、フエライト粉末を磁場中
成形後焼結して得られる長尺の異方性ブロツク磁
石を軸の周囲に固定したものや、ハードフエライ
トからなる円筒状永久磁石を軸の周囲に固定した
もの(例えば特公昭55−6907号公報、特公昭53−
47043号公報等参照)などが挙げられる。しかる
に前者の場合は、組立工数が大となるおよび低温
減磁が生ずるなどの問題があり、後者の場合は磁
極間部分にも磁石材料が使用されかつ焼結体の密
度も約5g/cm3と大きいため重量が大となるとい
う問題がある。またフエライト磁石は、一般に、
材料自体が脆弱であることから焼結時あるいは焼
結後クラツク、割れが発生し易く、鋳造磁石と比
較して歩留が悪いという問題がある。
が知られており、例えば実公昭57−9798号公報に
記載されているような、フエライト粉末を磁場中
成形後焼結して得られる長尺の異方性ブロツク磁
石を軸の周囲に固定したものや、ハードフエライ
トからなる円筒状永久磁石を軸の周囲に固定した
もの(例えば特公昭55−6907号公報、特公昭53−
47043号公報等参照)などが挙げられる。しかる
に前者の場合は、組立工数が大となるおよび低温
減磁が生ずるなどの問題があり、後者の場合は磁
極間部分にも磁石材料が使用されかつ焼結体の密
度も約5g/cm3と大きいため重量が大となるとい
う問題がある。またフエライト磁石は、一般に、
材料自体が脆弱であることから焼結時あるいは焼
結後クラツク、割れが発生し易く、鋳造磁石と比
較して歩留が悪いという問題がある。
これに対して、主として軽量化のために、強磁
性粉末(一般にはフエライト粉末)と高分子化合
物(一般にはゴム又はプラスチツク材料)を主体
とする混合物を押出成形あるいは射出成形等の手
法により円筒状に一体に成形し、ついで冷却固化
後着磁したいわゆる樹脂磁石を用いたマグネツト
ロールが提案され、実用化されつつある。なお生
産能率及び寸法精度の点からは射出成形が有利で
あり、射出成形の場合は軸を一体インサート成形
することも知られている。このマグネツトロール
を製造する場合、樹脂磁石は焼結磁石よりも磁粉
の充填密度が低いのでフエライト磁石と同等の磁
気特性を得るためには、成形時あるいは成形後に
強磁性粉末の磁化容易軸を着磁後のマグネツトロ
ールの内部の磁力線の方向に揃える、いわゆる異
方性化の工程が必要なことはよく知られている
(例えば特開昭51−62396号参照)。
性粉末(一般にはフエライト粉末)と高分子化合
物(一般にはゴム又はプラスチツク材料)を主体
とする混合物を押出成形あるいは射出成形等の手
法により円筒状に一体に成形し、ついで冷却固化
後着磁したいわゆる樹脂磁石を用いたマグネツト
ロールが提案され、実用化されつつある。なお生
産能率及び寸法精度の点からは射出成形が有利で
あり、射出成形の場合は軸を一体インサート成形
することも知られている。このマグネツトロール
を製造する場合、樹脂磁石は焼結磁石よりも磁粉
の充填密度が低いのでフエライト磁石と同等の磁
気特性を得るためには、成形時あるいは成形後に
強磁性粉末の磁化容易軸を着磁後のマグネツトロ
ールの内部の磁力線の方向に揃える、いわゆる異
方性化の工程が必要なことはよく知られている
(例えば特開昭51−62396号参照)。
上記の異方性マグネツトロールを製造する方法
も種々提案されているが、例えば、第1図に示す
ような、磁性体からなるヨーク1と非磁性体から
なるスペーサ2を、コア4を有する成形空間5を
取囲んで交互に組合せ、外周に複数個の磁化コイ
ル3を設置した金型を用いる(例えば特開昭57−
170501号、同57−170502号の各公報参照)か、あ
るいは第2図に示すような、コア4を有する成形
空間5の外周に接する如く、磁性体からなるヨー
ク6の内部に磁化コイル3を設置した金型を用い
る方法が一般的である。
も種々提案されているが、例えば、第1図に示す
ような、磁性体からなるヨーク1と非磁性体から
なるスペーサ2を、コア4を有する成形空間5を
取囲んで交互に組合せ、外周に複数個の磁化コイ
ル3を設置した金型を用いる(例えば特開昭57−
170501号、同57−170502号の各公報参照)か、あ
るいは第2図に示すような、コア4を有する成形
空間5の外周に接する如く、磁性体からなるヨー
ク6の内部に磁化コイル3を設置した金型を用い
る方法が一般的である。
しかしながら第1図に示す金型を用いる場合
は、成形空間内に所定の強さの磁界を発生させる
ために、大電圧低電流型の電源を用いると共に、
磁化コイルの巻数を多くして起磁力(アンペアタ
ーン)を高めることが行われるが、次のような欠
点がある。すなわち、コイル収容スペースを広く
する必要があるので設備が大型化してしまう、又
金型の外側からヨークにより、磁化コイルで励起
された磁界を成形空間内に有効に収束させるため
に磁路長さを大とせざるを得ず、よつて起磁力の
かなりの部分が漏洩磁束として消費されてしま
う。
は、成形空間内に所定の強さの磁界を発生させる
ために、大電圧低電流型の電源を用いると共に、
磁化コイルの巻数を多くして起磁力(アンペアタ
ーン)を高めることが行われるが、次のような欠
点がある。すなわち、コイル収容スペースを広く
する必要があるので設備が大型化してしまう、又
金型の外側からヨークにより、磁化コイルで励起
された磁界を成形空間内に有効に収束させるため
に磁路長さを大とせざるを得ず、よつて起磁力の
かなりの部分が漏洩磁束として消費されてしま
う。
一方第2図に示す金型を用いる場合は、特公昭
58−8571号公報に記載されているように、低電圧
大電流型あるいはコンデンサー型電源を用いて、
コイルの巻数を少なくして大電流を流して所定の
起磁力を得ているが、次のような欠点がある。す
なわち磁化コイル自体は比較的小型化が可能であ
りかつ磁化コイルが金型内にあるため磁路を短く
して磁束の漏洩を防止することも可能であるが、
コイルに数千アンペアの大電流を流すとジユール
熱による著しい発熱を生じるので大がかりな冷却
機構が必要となる。しかも磁気特性の点からは、
配向を高めるために金型を保温して成形体の固化
時間を長くする必要がある。従つてこの場合は、
磁気特性をある程度無視して磁化コイルを十分に
冷却するかあるいはサイクル時間を長くして成形
能率をある程度無視せざるを得ない。
58−8571号公報に記載されているように、低電圧
大電流型あるいはコンデンサー型電源を用いて、
コイルの巻数を少なくして大電流を流して所定の
起磁力を得ているが、次のような欠点がある。す
なわち磁化コイル自体は比較的小型化が可能であ
りかつ磁化コイルが金型内にあるため磁路を短く
して磁束の漏洩を防止することも可能であるが、
コイルに数千アンペアの大電流を流すとジユール
熱による著しい発熱を生じるので大がかりな冷却
機構が必要となる。しかも磁気特性の点からは、
配向を高めるために金型を保温して成形体の固化
時間を長くする必要がある。従つてこの場合は、
磁気特性をある程度無視して磁化コイルを十分に
冷却するかあるいはサイクル時間を長くして成形
能率をある程度無視せざるを得ない。
本発明の目的は、上述の従来技術の欠点を解消
し、比較的簡単な設備で所定の磁気特性を有する
マグネツトロールが得られる異方性マグネツトロ
ールの製造方法を提供することである。
し、比較的簡単な設備で所定の磁気特性を有する
マグネツトロールが得られる異方性マグネツトロ
ールの製造方法を提供することである。
本発明の異方性マグネツトロールの製造方法
は、強磁性粉末と高分子化合物を主体とする混合
物を磁場の存在下、円筒状の成形空間を有しかつ
磁性体からなる金型内で射出又は押出成形し、得
られた円筒状成形体の外周面に異方性方向と同方
向に偶数個の着磁を施してなる異方性マグネツト
ロールの製造方法において、前記成形空間の周囲
の前記磁極部分に対応する位置に各々ヨークを設
置しかつ各ヨークの外側に円周方向に沿つて交互
に異極性が並ぶ如く希土類コバルト磁石を設置す
ると共に、前記各ヨーク間に前記希土類コバルト
磁石との間に反発磁気回路を形成する希土類コバ
ルト磁石をそれぞれ設置した金型を用いたことを
特徴としている。
は、強磁性粉末と高分子化合物を主体とする混合
物を磁場の存在下、円筒状の成形空間を有しかつ
磁性体からなる金型内で射出又は押出成形し、得
られた円筒状成形体の外周面に異方性方向と同方
向に偶数個の着磁を施してなる異方性マグネツト
ロールの製造方法において、前記成形空間の周囲
の前記磁極部分に対応する位置に各々ヨークを設
置しかつ各ヨークの外側に円周方向に沿つて交互
に異極性が並ぶ如く希土類コバルト磁石を設置す
ると共に、前記各ヨーク間に前記希土類コバルト
磁石との間に反発磁気回路を形成する希土類コバ
ルト磁石をそれぞれ設置した金型を用いたことを
特徴としている。
以下本発明の詳細を図面により説明する。
第3図は本発明に使用される金型の例を示す断
面図である。
面図である。
第3図において、金型は内部にコア4を同心に
設けてなる円筒形の成形空間5の周囲に、半径方
向に着磁された希土類コバルト磁石71〜74と、
円周方向に着磁された希土類コバルト磁石81〜
84を設置すると共に、これら永久磁石の外周を
軟磁性体からなるヨーク9で取り囲みかつ永久磁
石71〜74の内側にも各々軟磁性体からなるヨー
ク101〜104を設けて形成されている。
設けてなる円筒形の成形空間5の周囲に、半径方
向に着磁された希土類コバルト磁石71〜74と、
円周方向に着磁された希土類コバルト磁石81〜
84を設置すると共に、これら永久磁石の外周を
軟磁性体からなるヨーク9で取り囲みかつ永久磁
石71〜74の内側にも各々軟磁性体からなるヨー
ク101〜104を設けて形成されている。
上記構成による金型の磁気回路を説明すると次
の通りである。
の通りである。
まず永久磁石91〜94は、成形空間5内に異方
性化のために必要な磁界を発生するために図示の
如く交互にN極とS極が成形空間5に対向する如
く設置される。
性化のために必要な磁界を発生するために図示の
如く交互にN極とS極が成形空間5に対向する如
く設置される。
次にヨーク101〜104は永久磁石71〜74か
ら生ずる磁束を有効に成形空間5内に収束させる
ために設けられる。また永久磁石81〜84は、永
久磁石71と72、72と73、73と74および74と
71との間で短絡する磁束を実質的に無くすため
に、相隣る永久磁石71〜74の成形空間5側の磁
極と同極性の磁極が隣接するように設置されてい
る。そしてヨーク9は磁気回路のパーミアンスを
高くしかつ閉じた磁気回路を形成するために使用
される。
ら生ずる磁束を有効に成形空間5内に収束させる
ために設けられる。また永久磁石81〜84は、永
久磁石71と72、72と73、73と74および74と
71との間で短絡する磁束を実質的に無くすため
に、相隣る永久磁石71〜74の成形空間5側の磁
極と同極性の磁極が隣接するように設置されてい
る。そしてヨーク9は磁気回路のパーミアンスを
高くしかつ閉じた磁気回路を形成するために使用
される。
上記構成によれば、希土類コバルト磁石の磁束
を有効に成形空間内に収束せしめることができる
ため、従来の如くの磁場電源や磁化コイルを用い
ずとも異方性化に必要な、6000〜8000G程度の磁
界を発生することができる。この場合、希土類コ
バルト磁石としてはBrが8000G以上(より好まし
くは9000G以上)でかつIHCが10000Oe以上(よ
り好ましくは15000Oe以上)の磁気特性を有する
もの(例えば特開昭55−50100号公報、特願昭57
−24503号明細書参照)が適している。
を有効に成形空間内に収束せしめることができる
ため、従来の如くの磁場電源や磁化コイルを用い
ずとも異方性化に必要な、6000〜8000G程度の磁
界を発生することができる。この場合、希土類コ
バルト磁石としてはBrが8000G以上(より好まし
くは9000G以上)でかつIHCが10000Oe以上(よ
り好ましくは15000Oe以上)の磁気特性を有する
もの(例えば特開昭55−50100号公報、特願昭57
−24503号明細書参照)が適している。
本発明においては、上記の金型を用いて例えば
次のようにして異方性マグネツトロールを得るこ
とができる。
次のようにして異方性マグネツトロールを得るこ
とができる。
まず原料としては、Ba―フエライトもしくは
Sr―フエライトなどのフエライト粉末、アルニ
コ磁石粉末、Fe―Cr―o磁石粉末あるいは希土
類コバルト磁石粉末等の強磁性粉末とフチレン〜
ブタジエン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合
体、ポリエチレン、ポリアミド等の熱可塑性樹脂
からなる高分子化合物の混練物を準備する、ただ
し希土類コバルト磁石粉末としてはRCO5系のも
のが好ましく、R2CO17系のものでは弱い異方性
の付与であれば可能である。この場合強磁性体粉
末の配合量は磁気特性の点から60重量%以上とす
ることが好ましい。このほか成形性を改善するた
めにポリエチレン、ステアリン酸カルシウム等の
滑剤を少量(数重量%以下)加えてもよく、更に
強磁性粉末と高分子化合物とのぬれ性の改善のた
めに有機ケイ素化合物あるいは有機チタネート化
合物などの添化物を加えてもよい。
Sr―フエライトなどのフエライト粉末、アルニ
コ磁石粉末、Fe―Cr―o磁石粉末あるいは希土
類コバルト磁石粉末等の強磁性粉末とフチレン〜
ブタジエン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合
体、ポリエチレン、ポリアミド等の熱可塑性樹脂
からなる高分子化合物の混練物を準備する、ただ
し希土類コバルト磁石粉末としてはRCO5系のも
のが好ましく、R2CO17系のものでは弱い異方性
の付与であれば可能である。この場合強磁性体粉
末の配合量は磁気特性の点から60重量%以上とす
ることが好ましい。このほか成形性を改善するた
めにポリエチレン、ステアリン酸カルシウム等の
滑剤を少量(数重量%以下)加えてもよく、更に
強磁性粉末と高分子化合物とのぬれ性の改善のた
めに有機ケイ素化合物あるいは有機チタネート化
合物などの添化物を加えてもよい。
次にこの原料混練物を上記金型を有する射出成
形機あるいは押出成形機に投入し、磁場中で成形
して円筒状の成形体が得られる。
形機あるいは押出成形機に投入し、磁場中で成形
して円筒状の成形体が得られる。
得られた成形体を冷却固化し、必要に応じて外
周に機械加工を施し、ついで軸を固着した後異方
性方向と同方向に着磁して例えば第4図に示すよ
うな異方性マグネツトロールが得られる。なお第
4図において、11は円筒磁石、12は軸を示し
ている。
周に機械加工を施し、ついで軸を固着した後異方
性方向と同方向に着磁して例えば第4図に示すよ
うな異方性マグネツトロールが得られる。なお第
4図において、11は円筒磁石、12は軸を示し
ている。
上記の実施例では、4極対称着磁を施したマグ
ネツトロールの製造について説明したが、磁極数
はこれに限らず6極以上が可能であることはもち
ろん、非対称の磁極配置を有するマグネツトロー
ルの製造に適用できることは言うまでもない。ま
た金型に使用する希土類コバルト磁石の形状、寸
法ならびにヨーク形状等については、要求される
磁気特性に応じて有限要素法等の解析手法により
適宜設定すればよい。
ネツトロールの製造について説明したが、磁極数
はこれに限らず6極以上が可能であることはもち
ろん、非対称の磁極配置を有するマグネツトロー
ルの製造に適用できることは言うまでもない。ま
た金型に使用する希土類コバルト磁石の形状、寸
法ならびにヨーク形状等については、要求される
磁気特性に応じて有限要素法等の解析手法により
適宜設定すればよい。
以下本発明の具体例を説明する。
平均粒径1μmのフエライト粒子(BaO.6Fe2O3)
7.65Kgにポリアミド系樹脂(ナイロン6)1.35Kg
を加えて約240℃でバツチ式ニーダにより混練し
た。この混練物を第3図に示す金型をそなえた実
験用射出成形機に投入し、270℃の温度、70Kg/
cm2(ゲージ圧)の圧力下で金型内に射出し、つい
で冷却固化した。この場合永久磁石71〜74及び
81〜84としてはBrが9000G、IHCが10000Oeの
もの(日立金属製H―22A)を用い、ヨーク9お
よび101〜104としてSS材を用いて、成形空間
5の外周面に第5図に示すような磁場を生じさせ
た。ついで成形体(外径30mmφ、内径12mmφ、長
さ260mm)を外径24mmφに加工し、軸を固着して
4極対称着磁を施してマグネツトロールを得た。
7.65Kgにポリアミド系樹脂(ナイロン6)1.35Kg
を加えて約240℃でバツチ式ニーダにより混練し
た。この混練物を第3図に示す金型をそなえた実
験用射出成形機に投入し、270℃の温度、70Kg/
cm2(ゲージ圧)の圧力下で金型内に射出し、つい
で冷却固化した。この場合永久磁石71〜74及び
81〜84としてはBrが9000G、IHCが10000Oeの
もの(日立金属製H―22A)を用い、ヨーク9お
よび101〜104としてSS材を用いて、成形空間
5の外周面に第5図に示すような磁場を生じさせ
た。ついで成形体(外径30mmφ、内径12mmφ、長
さ260mm)を外径24mmφに加工し、軸を固着して
4極対称着磁を施してマグネツトロールを得た。
得られたマグネツトロールの円周方向の磁束密
度を測定したところ、第6図に示す如く良好な結
果が得られた。
度を測定したところ、第6図に示す如く良好な結
果が得られた。
以上に記述の如く、本発明によれば、磁場電源
ならびに磁化コイル付の金型を用いずとも、高性
能の異方性マグネツトロールが得られる。
ならびに磁化コイル付の金型を用いずとも、高性
能の異方性マグネツトロールが得られる。
第1図および第2図はそれぞれ従来の異方性マ
グネツトロールの製造法に使用される金型の一例
を模式的に示す概略断面図、第3図は本発明に使
用される金型の一例を模式的に示す概略断面図、
第4図は第3図の金型の内周面の磁束密度分の一
例を示す図、第5図は本発明により得られた異方
性マグネツトロールの断面図、第6図は第5図の
マグネツトロールの表面の磁束密度分布を示す図
である。 1,6,9,101〜104:ヨーク、2:スペ
ーサ、3:磁化コイル、4:コア、5:成形空
間、71〜74,81〜84:希土類コバルト磁石。
グネツトロールの製造法に使用される金型の一例
を模式的に示す概略断面図、第3図は本発明に使
用される金型の一例を模式的に示す概略断面図、
第4図は第3図の金型の内周面の磁束密度分の一
例を示す図、第5図は本発明により得られた異方
性マグネツトロールの断面図、第6図は第5図の
マグネツトロールの表面の磁束密度分布を示す図
である。 1,6,9,101〜104:ヨーク、2:スペ
ーサ、3:磁化コイル、4:コア、5:成形空
間、71〜74,81〜84:希土類コバルト磁石。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 強磁性粉末と高分子化合物を主体とする混合
物を磁場の存在下、円筒状の成形空間を有しかつ
磁性体からなる金型内で射出又は押出成形し、得
られた円筒状成形体の外周囲に異方性方向と同方
向に偶数極着磁を施してなる異方性マグネツトロ
ールの製造方法において、前記成形空間の周囲の
前記磁極部分に対応する位置に各々ヨークを設置
しかつ該各ヨークの外側に円周方向に沿つて交互
に異極性が並ぶ如く、希土類コバルト磁石を設置
すると共に、前記各ヨーク間に前記希土類コバル
ト磁石との間に反発磁気回路を形成する希土類コ
バルト磁石をそれぞれ設置した金型を用いたこと
を特徴とする異方性マグネツトロールの製造方
法。 2 8000G以上のBrと10000Oe以上のIHCを有す
る希土類コバルト磁石を用いる特許請求の範囲第
2項記載の異方性マグネツトロールの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10212783A JPS59226367A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 異方性マグネツトロ−ルの製造方法 |
EP84106414A EP0128508B1 (en) | 1983-06-08 | 1984-06-05 | Method and apparatus for producing anisotropic magnets |
DE8484106414T DE3484406D1 (de) | 1983-06-08 | 1984-06-05 | Methode und apparat zur herstellung von anisotropen magneten. |
US06/618,183 US4604042A (en) | 1983-06-08 | 1984-06-07 | Apparatus for producing anisotropic magnets |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10212783A JPS59226367A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 異方性マグネツトロ−ルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59226367A JPS59226367A (ja) | 1984-12-19 |
JPH0259993B2 true JPH0259993B2 (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=14319114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10212783A Granted JPS59226367A (ja) | 1983-06-08 | 1983-06-08 | 異方性マグネツトロ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59226367A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011126023A1 (ja) | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 愛知製鋼株式会社 | 異方性ボンド磁石の製造方法およびその製造装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0624176B2 (ja) * | 1986-03-29 | 1994-03-30 | 信越化学工業株式会社 | 極異方性長尺成形品の製造方法 |
JPH0828294B2 (ja) * | 1986-11-28 | 1996-03-21 | 日立金属株式会社 | マグネツトロ−ル |
JPS63228707A (ja) * | 1987-03-18 | 1988-09-22 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 異方性多極プラスチツク磁石の製造方法 |
JPH0683203A (ja) * | 1992-08-28 | 1994-03-25 | Canon Inc | 現像装置 |
JP2690025B2 (ja) * | 1993-10-12 | 1997-12-10 | 株式会社 ブリヂストン | マグネットロールの製造方法 |
US5717983A (en) * | 1994-02-09 | 1998-02-10 | Hitachi Metals, Ltd. | Simultaneous developing/cleaning method using magnetic support member |
US5565966A (en) * | 1994-05-19 | 1996-10-15 | Hitachi Metals, Ltd. | Image forming method for setting a developing gap |
JPH0822152A (ja) * | 1994-07-07 | 1996-01-23 | Hitachi Metals Ltd | 画像形成方法 |
JPH08272156A (ja) * | 1995-04-04 | 1996-10-18 | Hitachi Metals Ltd | 画像形成方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS53103196A (en) * | 1977-02-21 | 1978-09-08 | Hitachi Ltd | Magnetizing megnetic circuit with magnet used |
JPS5669805A (en) * | 1979-11-10 | 1981-06-11 | Tdk Corp | Manufacture of anisotropic plastic magnet |
-
1983
- 1983-06-08 JP JP10212783A patent/JPS59226367A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53103196A (en) * | 1977-02-21 | 1978-09-08 | Hitachi Ltd | Magnetizing megnetic circuit with magnet used |
JPS5669805A (en) * | 1979-11-10 | 1981-06-11 | Tdk Corp | Manufacture of anisotropic plastic magnet |
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---|---|---|---|---|
WO2011126023A1 (ja) | 2010-04-05 | 2011-10-13 | 愛知製鋼株式会社 | 異方性ボンド磁石の製造方法およびその製造装置 |
US9666341B2 (en) | 2010-04-05 | 2017-05-30 | Aichi Steel Corporation | Production method for anisotropic bonded magnet and production apparatus for same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59226367A (ja) | 1984-12-19 |
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