JPH0318723B2 - - Google Patents

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JPH0318723B2
JPH0318723B2 JP59263951A JP26395184A JPH0318723B2 JP H0318723 B2 JPH0318723 B2 JP H0318723B2 JP 59263951 A JP59263951 A JP 59263951A JP 26395184 A JP26395184 A JP 26395184A JP H0318723 B2 JPH0318723 B2 JP H0318723B2
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JP
Japan
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magnetic
magnetic flux
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magnet
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JP59263951A
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Mikio Yamamoto
Satoru Koizumi
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0253Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing permanent magnets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は強磁性粉末と高分子化合物を含む混練
物を磁場中で射出成形する工程を含むマグネツト
ロールの製造方法に関する。
従来の技術 電子写真複写機・フアクシミリ・プリンター等
の画像再生装置(乾式)においては、磁性現像剤
(磁性キヤリアとトナーとの混合粉体である二成
分現像剤あるいは一成分系の磁性トナー等)の搬
送手段(例えば現像ロールあるいはクリーニング
ロール等)として、非磁性スリーブの内部に複数
個の磁極を有する永久磁石部材を配置し、両者を
相対的に回転させるように構成したマグネツトロ
ールが一般的に使用されてる。
上記のマグネツトロールにも種々の構造のもの
かあり、例えば実公昭57−9798号公報に記載され
ているような、フエライト粉末を磁場中でプレス
成形後焼結した得られる長尺の異方性ブロツク磁
石を軸の周囲に固定して形成した永久磁石部材を
用いるもの、あるいはハードフエライトからなる
円筒状永久磁石を軸に固着して形成した永久磁石
部材を用いるもの(例えば特公昭55−6907号公
報、特公昭53−47043号公報参照)などが挙げら
れる。しかるに前者の場合は、組立工数が大とな
るおよび低温減磁が生ずるなどの問題があり、一
方後者の場合は磁極間部分にも磁石材料が使用さ
れかつ焼結体の密度も約5g/cm3と大きいため重
量が大となるという問題がある。またフエライト
磁石は、一般に、材料自体が脆弱であることから
焼結時あるいは焼結後にクラツクや割れが発生し
易く、歩留が悪いという問題もあるる。
これに対して主として軽量化のため強磁性粉末
と高分子化合物。(一般にはゴム又はプラスチツ
ク材料が使用される)主体とする混練物を押出成
形あるいは、射出成形の手法により円筒状に一体
に成形し、ついで冷却固化後着磁したいわゆる樹
脂磁石を用いたマグネツトロールが提案され、実
用化が検討されている。(例えば特開昭56−
108207号、同 57−130407号、同57−164509号等
の各公報参照) この円筒状磁石を製造する場合、樹脂磁石は焼
結磁石よりも磁粉の充填密度が低いのでフエライ
ト磁石と同等の磁気特性を得るためには、冷却固
化が完了するまで間に強磁性粉末の磁化容易軸を
着磁後の磁石内部の磁力線方向に一致させる、い
わゆる異方性化の工程が必要なことは周知であ
る。
異方性を有する円筒状樹脂磁石(以下単に異方
性円筒磁石という)の製造方法についても種々の
提案がなされているが、例えば特開昭57−170501
号公報に記載されているような、成形空間を取囲
んで磁性体ヨークと非磁性スペーサを交互に組合
せかつ外側に磁化コイルを配置した金型コイルを
埋設した金型を用いるのが一般的である。
発明の解決しようとする問題点 しかしながら前者の金型を用いる場合は、成形
空間内に所定の強さの磁界を発生させるために、
大電圧低電流型の電源を用いかつ磁化コイルの巻
数を多くして起磁力を大きくすることが行われる
が、次のような欠点がある。すなわちコイル許容
スペースが大となり設備が大型化してしまい、更
に金型の外側からヨークにより、磁化コイルで励
磁された磁界を成形空間内に有効に収束させるた
めに磁路長さを長くせざるを得ず、よつて起磁力
のかなりの部分が漏洩磁束として消費されてしま
う。
一方後者の場合は、特公昭58−8571号公報に記
載されているように、低電圧大電流型あるいはコ
ンデンサー型電源を用いて、コイルの巻数を少く
して大電流を流して所定の起磁力を得ているが、
次のような欠点がある。すなわち、磁化コイル自
体は比較的小型化が可能でありかつ磁化コイルが
金型内にあるため磁路を短くして磁束の漏洩を防
止することも可能であるが、コイルに数千アンペ
アの大電流を流すとジユール熱による著しい発熱
を生じるので大がかりな冷却機構が必要となる。
しかも磁気特性の点からは、配向を高めるために
金型を保温して成形体の固化時間を長くする必要
がある。したがつてこの場合は、磁気特性をある
程度無視して磁化コイルを十分に冷却するかある
いはサイクル時間を長くして成形能率をある程度
無視せざるを得ない。
また、特開昭59−905号公報に記載されている
ように、円筒状キヤビテイの周囲に、周方向に磁
極を有する永久磁石を複数個、隣接する磁石の対
向する磁極が同極性となるように対称的に配置
し、各永久磁石間に軟磁性体のヨークの外周部お
よび各永久磁石の内側部を非磁性体層とした磁場
成形金型を用いて、異方性複合磁石層を有するマ
グネツトロールを製造することも提案されてる。
しかるに、上記の製造方法は、硬磁性粉末と熱
硬化性樹脂との液状混練物を機械配向させながら
成型された未硬化状態の円筒状複合磁性体を、ロ
ール軸を立設したキヤビテイ内に配設して、配向
と同時に着磁を行い、次いでキヤビテイ内に発泡
性樹脂液を注入してロール軸と複合磁性体との間
に樹脂発泡体層を形成するものであるからして、
製造工程が大となるという問題がある。またこの
方法では、金型の構造からして、十分なる磁気特
性が得られないおよび磁束量の調整ができないと
いう問題がある。
本発明の目的は、上述の従来技術の欠点を解消
し、比較的簡単な設備で磁極位置と磁力の調整が
可能なマグネツトロールの製造方法を提供するこ
とである。
問題点を解決するための手段 本発明のマグネツトロールの製造方法は、強磁
性粉末と高分子化合物を主体とする混合物を、磁
場の存在下、円筒状成形空間を有する金型内に射
出成形し、得られた成形体の外周面に多数極着磁
を施して異方性マグネツトロールを製造する方法
において、前記成形空間を非磁性体部で取囲み、
前記非磁性体部を磁性体部で取囲むと共に、前記
成形空間の周囲の磁極部に対応する位置に、軟磁
性体ヨークの間に半径方向に磁化した永久磁石を
固着した磁束発生ブロツクを複数個半径方向移動
自在に設置し、かつ、所定の磁束発生ブロツクの
間に、円周方向に磁化した永久磁石の前記磁性体
部側に非磁性部材を固着して形成した補助ブロツ
クを設置した金型を用いることを特徴とするもの
である。
実施例 以下本発明の詳細を添付図面により説明する。
第1図は本発明に使用される射出成形用金型の
一例を示す縦断面図、第2図は第1図のA−A断
面図(なお第1図は第2図のB−B断面である)、
第3図は第1図のC部拡大図、第4図a〜dは本
発明によつて得られたマグネツトロールの磁束密
度波形を示す図である。
まず第1図において、金型1は、可動型2、固
定型3、及び環状体4を有する。環状体4の中心
軸線と一致する軸線を有するシヤフト5が固定型
3内に立設されている。可動型2、固定型3、環
状体4及びシヤフト5により形成される円筒状空
間が成形用キヤビテイ6である。環状体4の外周
は、共通磁路のための軟磁性からなるバツクアツ
プ体7で包囲されている。
可動型2は型板8及び9からなり、これら型板
にノズル口29が形成されいる。ノズル口29に
連なるスプルー10は、型板8,9を貫通し、型
板8,9に形成されたランナー11と連通してい
る。ランナー11は、可動型2の対応位置に形成
された垂直のランナー12に連通している。ラン
ナー12は、ゲート13を介して円筒状キヤビテ
イ6に連通している。
固定型3は固定型固定板14の上に固定されて
おり、固定型固定板14は固定板15を介して下
板16に固定されている。
固定板14,15内には、シヤフト5を支持す
る下パンチ17が設けられ、下パンチ17の下面
には、下板16に設けられた穴18を貫通するロ
ツド19が固定されている。ロツド19は図示し
ないピストンに連結されている。
次に第2図に示すように、環状体4は非磁性体
からなる円筒ケース40、磁束発生ブロツク41
a〜41e、補助ブロツク42a〜42cからな
る。磁束発生ブロツク41a〜41eは、円筒ケ
ース40およびバツクアツプ体7にまたがつて形
成された溝43a〜43eに装入されている。し
かも各磁束発生ブロツクは、それぞれの溝内で半
径方向に移動できるように装入され、移動は例え
ば磁束発生ブロツクの後端(キヤビテイと反対
側)に図示しないボルトを取着することによつて
行うことができる。補助ブロツク42a〜42c
は、円筒ケース40内に形成され溝44a〜44
c内に装入されている。
上記の磁束発生ブロツク41a〜41eは、半
径方向に着磁した永久磁石45a〜45eの磁極
側端面にいずれも軟磁性体からなる磁極片46a
〜46eとヨーク片47a〜47eを固着して形
成されている。また補助ブロツク42a〜42c
は、円周方向に着磁された永久磁石48a〜48
cの端面(キヤビテイと反対側)に非磁性プレー
ト49a〜49cを固着して形成されている。
次に上記金型の磁気回路を説明すると次の通り
である。
第2図に示されているように、磁束発生ブロツ
ク41b及び41eはそれぞれ、永久磁石45b
及び45eのN極が円筒状キヤビテイ6に向くよ
うに設置されてる。一方磁束発生ブロツク41
a,41c及び41dはそれぞれ永久磁石45
a,45c及び45dのS極が円筒状キヤビテイ
6に向くように設置されている。このような磁極
配置により、永久磁石45bのN極から出た磁束
は磁極片46bを通りついでキヤビテイ6の中を
通過しそして両側の永久磁石45a及び45cの
S極に流れる。同様に、永久磁石45eのN極か
ら出た磁束は磁極片46eからキヤビテイを通つ
て両側の永久磁石45b及び45aのS極に戻
る。すなわち第2図におては、図中破線で示すよ
うな磁束の流れが生じ、キヤビテイ6の表面には
非対称的な多極静磁場が形成される。
また第2図における補助ブロツク42a,42
b及び42cは、永久磁石41b及び41eのN
極から流出する磁束が、それぞれの永久磁石のS
極に回り込むのを防ぐために用いられる。例えば
永久磁石45bに注目すると、そのN極の両側に
は、永久磁石48aおよび48bのN極があるた
め、永久磁石45bのN極から流出した磁束のほ
とんどはキヤビテイ6内に収束する。しかして、
補助ブロツクがない時は、永久磁石45bのN極
の磁束のうちその磁石のS極に流入する磁束が増
して、上記の場合よりキヤビテイ6内に収束する
磁束は減少する。従つてマグネツトロールの表面
磁束密度(以下B0とう)を高くする必要がある
時は(非磁性スリーブ上で約700G以上)、補助ブ
ロツクを使用することが好ましい。
次に、電子写真現像用マグネツトロールの磁極
配置には種々のものがあるが、第5図ような非対
称5極の磁石20の場合、現像磁極S1が最も強
く、搬送磁極S1,S2と掻落し磁極N2,N3をこれ
より弱くすることが多い。このような要求を満た
すためには、キヤビテイ内に収束する磁束量の調
整が必要となる。そこで本実施例においては、上
述したように磁束発生ブロツク41は、半径方向
に移動できるように設置されている。すなわち磁
束発生ブロツク41をキヤビテイ6に近づけるこ
とにより、B0を高めることができ、一方磁束発
生ブロツク41をキヤビテイ6から遠ざけること
により、B0を低くすことができる。
更に、本発明は第3図に示す種々の寸法を変え
ることによつて、B0の値や磁束波形を容易に調
整することができる。
例えばヨーク片47aとバツクアツプ体7との
ギヤツプg1、g2が大なる程、磁気漏洩が大きくな
り、B0が低下するので、高いB0(非磁性スリーブ
上で約800G)を必要とする場合は、ヨーク片4
7aとバツクアツプ体7を密着させてギヤツプ
g1、g2を可能な限り少なくすればよい。また磁束
発生ブロツク41の磁極片の形状を変化させるこ
とにより、磁束密度波形を変えることができる。
たとえば、ヨーク片46aをハツチング部分のよ
うな形状とすることにより、この部分の磁極の磁
束密度のピーク値は第3図の右側にずれる。
本発明の望ましい実施例においては、磁場配向
用の永久磁石は、十分なる配向を行うために高い
残留磁束密度(8500G以上、特に10000G以上が
好ましい)を有すことが必要である。このために
希土類・コバルト磁石、ネオジウム・鉄磁石等の
希土類磁石がよい。
また金型磁気回路を構成する永久磁石、磁極片
及びプレート等の形状、寸法は、磁石の極数、必
要な磁気特性に応じて有限要素法等の解析手法に
より適宜設定することができる。
第1図の金型装置により、マグネツトロールの
射出成形は次の様に行うことができる。まず磁性
粉と樹脂を主体とする混練物を約250〜350℃の温
度及び約600〜1000Kg/cm2の圧力でノズル口9よ
り注入し、スプルー10、ランナー11,12を
経てキヤビテイ6内に射出する。
次に異方化成形したマグネツトロールは、冷却
後可動型2を上方に移動し、シリンダーのピスト
ン(図示せず)によりロツド19を押し上げて下
パンチ17を上昇させることにより、固定型3よ
り離脱させ、回収することができる。引き続き下
パンチ17を元の位置に戻し、可動型2を環状体
4と接触するまで下降させることにより、円筒状
キヤビテイ6を復活させ、次の成形サイクルを行
う。得られた複合磁石成形体は必要に応じ外径を
所定の寸法に加工し、所定の着磁を施してマグネ
ツトロールが得られる。
上述した射出成形の場合、磁性粉としては、
BaフエライトやSrフエライト等のハードフエラ
イト粉末、アルニコ磁石粉末、Fe−Cr−Co系磁
石粉末、Nd−Fe系磁石粉末、希土類コバルト磁
石粉末等を使用することができる。樹脂として
は、スチレン−ブタンジエン・コポリマー、エチ
レン・酢酸ビニル・コポリマー、エチレン・エチ
ル・アクリレート・コポリマー、ポリエチレン、
ポリアミド等の熱可塑性樹脂の一種又は二種以上
を使用することができる。磁性粉と樹脂の配合比
は、磁性粉の配合量で80〜90重量%の範囲が好ま
しい。これは、磁性粉の配合量が80重量%では磁
気特性がが低下し、90重量%を越えると成形が困
難となるからである。成形性を改善するために、
ポリエチレンやステアリン酸カルシウム等の滑剤
を数重量%添加してもよい。また、磁性粉と樹脂
の濡れ性を改善するために、有機ケイ素化合物、
有機チタネート化合物等で磁性粉の表面処理を施
すこともできる。
本発明を以下の具体例によりさらに詳細に説明
する。
具体例 1 平均粒径1μmのフエライト粉末(SrO・
6Fe2O3)7.65Kgに1.35Kgのナイロン12(宇部興産
製3014u)1.35℃を加え、ニーダにより250℃で混
練した。
この混練物を第1図および第2図に示す金型を
そなえた射出成形機に投入し、270℃の温度、900
Kg/cm2の圧力で金型内に射出した。
得られた成形体(外径20mmφ、内径12mmφ、長
さ260mm)に着磁を施して第5図に示す通りのマ
グネツトロールを得た。このマグネツトロールの
磁束密度分布(極座標表示、但し外径23mmφの非
磁性スリーブ上での値で以下も同様)は第4図a
〜dの曲線R1で示す通りであつた。
ここで、磁束発生ブロツク41a〜41eは、
いずれも永久磁石45a〜45eとして希土類コ
バルト磁石(日立金属製H−22A)を、そして
S45C製磁極片46a〜47aおよびヨーク片4
7a〜47eを用いた。各磁束発生ブロツク41
a〜41eの寸法は、いずれもB1=27mm、t1=10
mm、Bs=5mm、ts=3mmとし、かつ、磁極片と永
久磁石とヨーク片の体積比を1:4.6:2.1とし
た。また補助ブロツク41a〜41cは、いずれ
も上記と同様の永久磁石48a〜48cとsus
304製プレート49a〜49cにて形成した。各
補助ブロツクの寸法は、B2=23mm、t2=5mmと
し、かつ、永久磁石とプレートの体積比は1:1
に設定した。また磁束発生ブロツク41a〜41
eと成形キヤビテイ6との間隔l1および補助ブロ
ツク42a〜42cと成形キヤビテイ6との間隔
l2はともに2mmとした。そしてギヤツプg1とg2
0とした。
具体例 2 磁束発生ブロツク41aとキヤビテイ6との間
に非磁性材を入れl1を2.5mmに変更以外は、実施例
1と同様の条件でマグネツトロールを得た。この
マグネツトロールの磁束密度波形を第4図aに曲
線R2で示す。
第5図から、磁束発生ブロツク41aとキヤビ
テイ6との関係を変えることにより磁束量を調整
できることがわかる。
具体例 3 磁束発生ブロツク41aの磁極片の形状を第3
図のハツチング部のように(ts′=3mm、ts″=6
mm)変更した以外は、具体例1と同様の条件でマ
グネツトロールを得た。このマグネツトロールの
磁束密度波形を第4図bに曲線R2で示す。
第4図bから、磁極片の形状を変えることによ
り、N1極のピーク位置を変えうることがわかる。
具体例 4 ギヤツプg1及びg2を0.05mmとした以外は、実施
例1と同様の条件でマグネツトロールを製造し
た。このマグネツトロールの磁束密度波形を第4
図cに曲線R4で示す。
第4図cから、磁路の途中にギヤツプを設ける
ことにより、磁束量を調整できることがわかる。
具体例 5 補助ブロツク42a〜42cの代りに非磁性ブ
ロツクを埋込んだ金型を用いた以外は、実施例1
と同様の条件でマグネツトロールを製作した。こ
のマグネツトロールの磁束波形は第4図dに曲線
R5で示す。
第4図dから、補助ブロツクを用いない場合
は、磁束量が少なくなることがわかる。
発明の効果 以上に述べた通り、本発明の方法は、キヤビテ
イの周囲に、移動可能な磁束発生ブロツクを、必
要に応じ該ブロツク間に補助ブロツクを設けた金
型を用いて、磁場中で射出成形を行うため、単一
の金型で、種々の磁束密度波形を有するマグネツ
トロールを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用されている金型の縦断面
図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は第
1図のC部拡大図、第4図a〜dは本発明法によ
り得られたマグネットロールの磁束密度分布を示
す図、第5図は本発明によつて得られたマグネツ
トロールの断面図である。 2:可動型、3:固定型、4:環状体、6:キ
ヤビテイ、41:磁束発生ブロツク、45:永久
磁石、46:磁極片、47:ヨーク片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 強磁性粉末と高分子化合物を主体とする混合
    物を、磁場の存在下、円筒状の成形空間を有する
    金型内に射出成形し、得られた成形体の外周面に
    多数極着磁を施して異方性マグネツトロールを製
    造する方法において、前記形成空間を非磁性体部
    で取囲み、前記非磁性体部を磁性体部で取囲むと
    共に、前記成形空間の周囲の磁極部に対応する位
    置に、軟磁性体ヨークの間に半径方向に磁化した
    永久磁石を固着した磁束発生ブロツクを複数個半
    径方向移動自在に設置し、かつ、所定の磁束発生
    ブロツクの間に、円周方向に磁化した永久磁石の
    前記磁性体部側に非磁性部材を固着して形成した
    補助ブロツクを設置した金型を用いることを特徴
    とするマグネツトロールの製造方法。 2 相隣る一対の磁束発生ブロツクの永久磁石の
    成形空間側の磁極を同極性とした金型を用いるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のマグ
    ネツトロールの製造方法。
JP26395184A 1984-12-14 1984-12-14 マグネツトロ−ルの製造方法 Granted JPS61141113A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559456A (en) * 1978-07-06 1980-01-23 Tdk Corp Magnetizing method of asymmetric and multipolar magnet disc
JPS5511348A (en) * 1978-07-12 1980-01-26 Tdk Corp Magnetization of asymmetric multipolar magnet disc

Patent Citations (2)

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