JPS60113498A - 電気機器冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、電気機器冷却装置に関するものであり、さ
らに詳しくいうと、ヒートパイプを用いて、制御盤など
の構造体の内部を、密閉、閉鎖状態のまま冷却を行う電
気機器冷却装置に関するものである。

〔従来技術〕

従来、この種の装置として第１図に示すものがあった。

すなわち、内部に電子部品、電気機器を収納した閉鎖構
造体ｌに、加熱部２ａと放熱部：ｌｂでなり内部を真空
にした後、作動液を封入した複数本のヒートパイプユが
、保護枠３に取付けられ仕切板ダにより貫通支持されて
いる。ヒーパイプλには、吸熱、放熱効果を上げるため
のフィンが設けてあり、加熱部Ｕａは仕切板ダを境とし
て閉鎖構造体／の内部に突出している。また、加熱部：
ｌａ、放熱部２ｂの前面にはそれぞれ内部ファン５、外
部ファン６が付設され、それぞれ矢印で示す内部空気り
、外部空気ｇが流れる。

以上の構成により、密閉形制御盤などの閉鎖構造体ｌｌ
の内部に収納されている電子部品、電気機器等（図示せ
ず）の発熱により、内部空気７は加熱され、温度上昇す
る。この内部空気７は内部ファンｊによりヒートパイプ
加熱部ｊａを通過して閉鎖構造体ｌの内部を循環する。

ヒートパイプ加熱部２ａが内部空気りにより加熱される
と、ヒートパイプλの内部の作動液は蒸発潜熱の形で熱
を奪いながら蒸発し、その蒸気はヒートバイブユの中を
放熱部ｊｂへと移動し、ここで外部ファン乙に導かれた
外部空気ざにより冷却され放熱し、凝縮液化してもとの
加熱部Ｘａにもどる。このような動作を繰返すことによ
り、閉鎖構造体ｌの内部を密閉、閉鎖状態のままで冷却
する。

しかし、従来の装置は以上のように構成されていたので
、冷却装置の厚みが大きくなるという欠点があり、しか
もヒートパイプ加熱部Ｕａ及び内部ファン左は閉鎖構造
体／の内部に突出させなければならないので、この突出
部には電子部品、電気機器等を設置することができず、
閉鎖構造体ｌの内部スペースを有効に利用できないとい
う欠点があった。

この発明は上記のような従来のものの欠点を除去するた
めになされたもので、閉鎖構造体の外側に突出させたケ
ーシングにヒートパイプを設置し、内部ファン及び外部
ファンをそれぞれヒートパイプの下端の下部及び上端の
上部に配設することにより冷却装置を薄形化することが
でき、また閉鎖構造体の内部の利用スペースを小さくす
ることなく閉鎖構造体内を密閉、閉鎖状態のままで冷却
できる電気機器冷却装量を提供することを目的とするも
のである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明を、図面に示すいくつかの実施例を用い
て説明する。

第一図は第一の実施例を示し、閉鎖構造体／の側壁の開
口部ｌａにケーシング９を連設し、ケーシング９内に加
熱部Ｘａが配設されるようにヒートパイプコを仕切板グ
により取付ける。ヒートバイブユの加熱部ｐａの下端の
下部には内部ファン（３） 左を、放熱部２ｂの上端の上部には外部ファン６を、そ
れぞれケーシングデおよび閉鎖構造体ｌの側壁に平行に
設ける。

その他、第１図におけると同一部分には同一符号を付し
、説明を省略する。

次に作用に・ついて説明する。閉鎖構造体／の内部に収
納されている電子部品、ｉ気後器等の発熱により内部空
気７が加熱され、温度上昇する。この内部空気７は内部
ファン５により閉鎖構造体／の開口部ｌａを通り、閉鎖
構造体ｌの外側に設けたケーシングタの内部に導かれる
。ケーシング９に導入された内部空気７はヒートパイプ
加Ｍ　部−２ａを通過して閉鎖構造体ｌの内部に戻り循
環する。

閉鎖構造体ｌの内部に発生した熱は従来装置と同様にし
てヒートパイプ放熱部２ｂに輸送され、こコテ、外部フ
ァン乙により導かれる外部空気ｇへ放出される。

このようにして閉鎖構造体ｌの内部を密閉、閉鎖状態の
ままで冷却する。

第３図は第二の実施例を示し、ヒートパイプコ（ダ　） をケーシングヲに対して傾斜させて設置したものである
。この場合、ヒートパイプ通過後の通風断面積を大きく
できるので、内部空気りおよび外部空気ｇの流量を増加
させることができ、冷却装置の冷却能力を高めら机ると
いう効果がある。また、この場合、ヒートパイプ加熱部
、２ａに入る内部空気７およびヒートパイプ交熱部、２
ｂに入る外部空気ｔの吸込み方向がそノｔぞれ内部ファ
ンよおよび外部ファン乙の吹出し方向と角度をもってい
るので、吹出し空気の一部が吸込み空気に取り込まれる
のを防止することができ、冷却性能が高められるという
効果がある。

第り図は第三の実施例であり、内部ファン！および外部
ファン６をケーシングデに対して傾斜させて取り付けた
もので、第二の実施例と同様の効果が期待できる。

第３図は第四の実施例を示し、ケーシングデに対して内
部ファンＳと外部ファン６？よびヒートバイブλを傾斜
させたもので、第二、第三の実施例と同様の効果が期待
できる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、閉鎖構造体の外部に
突出させたケーシングの内部にヒートパイプ加熱部を設
置し、ここに構造体の内部空気を導入させるようにし、
また内部ファン、外部ファンをヒートパイプの下端の下
部、上端の上部にそれぞれ設置したので、非常に薄形で
コンパクトな冷却装置が得られ、閉鎖構造体の内部利用
スペースを小さくすることなく、また内部の部品および
機器配置を変更することなく、密閉、閉鎖状態のまま冷
却できる装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のものの概略側断面図、第２図〜第３図は
それぞれこの発明の実施例の概略側断面図である。 ｌ・・閉鎖構造体、コ・・ヒートパイプ１．２ａ・・ヒ
ートパイプ加熱部１．２ｂ・・ヒートパイプ放熱部、３
・・保護枠、グ・・仕切板、Ｓ・・内部ファン、６・・
外部ファン、り・・内部空気、ｇ・・外部空気、？・・
ケーシング。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 （７） （ざ） 惠３図 ａ 尾４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　電子部品、電気機器を収納した閉鎖構造体と、
   加熱部と放熱部からなり前記閉鎖構造体に取付けられて
   前記閉鎖構造体の内部を密閉状態のまま冷却する複数本
   のヒートパイプを備えた冷却装置において、前記閉鎖構
   造体の側部に連設したケーシングと、このケーシング内
   に前記加熱部が位置するように配設された前記ヒートパ
   イプと、このヒートパイプの下端の下部および上端の上
   部にそれぞれ配設された内部ファンおよび外部ファンを
   備えてなることを特徴とする電気機器冷却装置。
2. （２）　ケーシングの前面に対して傾斜させて配設した
   ヒートパイプを備えた特許請求の範囲第１項記載の電気
   機器冷却装置。
3. （３）　ケーシングの前面に対して傾斜させて配設した
   内部ファンおよび外部ファンを備えた特許請求の範囲第
   １項記載の電気機器冷却装置。