JPS6011182B2 - 油圧ショベルの油圧回路 - Google Patents

油圧ショベルの油圧回路

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JPS6011182B2
JPS6011182B2 JP53082932A JP8293278A JPS6011182B2 JP S6011182 B2 JPS6011182 B2 JP S6011182B2 JP 53082932 A JP53082932 A JP 53082932A JP 8293278 A JP8293278 A JP 8293278A JP S6011182 B2 JPS6011182 B2 JP S6011182B2
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hydraulic
cylinder
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利道 池田
誠二 田村
国昭 吉田
裕 村田
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    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2221Control of flow rate; Load sensing arrangements
    • E02F9/2239Control of flow rate; Load sensing arrangements using two or more pumps with cross-assistance
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は油圧ショベルの油圧回路に関するものである
第1図は油圧ショベルを示す正面図、第2図は同じく平
面図である。
図において91,92は履帯、93は履帯91,92を
有する走行体に回転可能に支持された旋回体、99は旋
回体93に回動可能に支持されたブーム、99はブーム
99に回動可能に取付けられたアーム、97はアーム9
8に回動可能に支持されたバケット、80,90は履帯
91,92を駆動するための走行油圧モータ、5川ま旋
回体93を旋回するための旋回油圧モータ、7川まブー
ム99を回動するためのブ−ム油圧シリンダ、40はア
ーム96を回動するためのアーム油圧シリンダ、60は
バケット97を回動するためのバケット油圧シリンダ、
4は旋回体93に取付けられた原動機で、この原動機4
でアーム油圧シリング40等のアクチュヱータを駆動す
る。第3図は従来の油圧ショベルの油圧回路を示す図で
ある。
図において1,2は原動機4に接続されたポンプ、10
,20はそれぞれポンプー,2に接続された切襖弁グル
ープ、1 1は走行油圧モータ80に接続された左走行
切換弁、12はバケット油圧シリンダ6川こ接続された
バケット切換弁、13はブーム油圧シリンダ70に接続
されたブーム切襖弁で、切襖弁11〜13は並列に接続
されている。21‘ま旋回減圧モータ50に接続された
旋回切襖弁、24は走行油圧モータ901こ接続された
右走行切換弁、23はアーム油圧シリング401こ接続
されてアーム切換弁、22はブーム油圧シリンダ70に
接続されたブーム増遠用切換弁で、ブーム増速用切換弁
22とブーム切換弁13とは連動操作できるようになっ
ている。
また、切換弁21〜24は並列に接続されている。10
川まタンク、A,Bはそれぞれポンプ1,2に接続され
たりリーフ弁、Eはアーム切換弁23とアーム油圧シリ
ンダ40とを接続する管路sに設けられた絞りである。
なお、ブーム油圧シリンダ70、走行油圧モータ80,
90は省略してある。この油圧回路において、各切換弁
11〜13,21〜24を操作しなければ、ポンプ1,
2の吐出油はそれぞれ管路a,e、管路b,fを経てタ
ンク100に戻される。この状態から、アーム切換弁2
3のみを操作すると、ポンプ2の吐出油は管路b、アー
ム切換弁23、管路sまたはtを経由して、アーム油圧
シリング4川こ供給される。また、旋回切換弁21のみ
を操作すると、ポンプ2の吐出油は、管路b、旋回切換
弁21、管路mまたはnを経由して、旋回油圧モータ5
0‘こ供給される。これらの場合には、いずれもポンプ
2の吐出油が1つのアクチュェータにのみ供給されるの
で、ポンプ2はそれぞれのアクチュェータの負荷に応じ
た圧力の圧油を供給することができる。つぎに、旋回切
換弁21とアーム切襖弁23とを同時に操作すると、モ
ータ50とシリンダ40とに圧油が供v給されるが、旋
回切換弁21とアーム功換弁23とは並列接続管路zに
よって並列に接続されているから、各アクチュェータへ
の圧油流量の分割比は、各アクチュェータの負荷の大き
さによって決まってしまう。たとえば、シリンダ40の
負荷がモータ50の負荷より4・さし・場合には、ポン
プ2の圧油が作動圧の低いシリンダ40の方にのみ流れ
てしまい、モータ5川まシリンダ40の作動圧で保持さ
れるだけで、モータ50が作動しない現象を生ずる。逆
の場合も同様である。これがこの油圧回路の第1の問題
点である。第2の問題点ま、旋回切換弁21とアーム切
換弁23とを同時に操作した場合に、片方のアクチュェ
ータに十分な力を出したくとも、それが不可能なことで
ある。たとえば、モータ50で旋回力を出してバケット
97を壁面に押付けながら、アーム98を動かして掘削
する場合には、旋回運動は阻止されているから、シリン
ダ40は作動するが、旋回切換弁21とアーム切換弁2
3とは並列に接続されているから、このときのポンプ2
の吐出圧力はシリンダ40の負荷によって決められ、シ
リンダ40の負荷が大きいと、ポンプ2の吐出圧力が高
くなり、旋回力が大きくなるが、シリング40の負荷が
小さいと、ポンプ2の吐出圧力が低くなって、旋回によ
る押付け力を十分に出すことができる。第3の問題点は
、原動機4の馬力を有効に利用できないことである。
すなわち、第3図の油圧回路では、ポンプ1,2の吐出
圧力がリリーフ弁A,Bの設定圧になったときに、原動
機4の馬力 −を一杯に使うようになっているので、
1つのポンプに接続される切換弁グループの各アクチュ
ェータを単独または複合操作したとき、1つのポンプで
は原動機4の馬力の半分しか使えないから、原動機4の
馬力を有効に利用できなに。第4の問題点は、アーム油
圧シリンダ40の速度を大きくすることができないこと
である。
すなわち、アーム油圧シリンダ40は、掘削力を増大す
るために、シリング内径を大きくする必要があり、また
アーム98の可動範囲を大きくするために、シリンダス
トロークを大きくする必要があるから、1つのポンプに
よってアーム油圧シリンダ40を駆動する第3図の油圧
回路では、アーム油圧シリンダ40の速度を大きくする
ことができず作業性が悪い。第4図は従来の他の油圧シ
ョベルの油圧回路を示す図である。
この油圧回路は、ブーム切換弁13の下流に、ブーム切
換弁13とタンデムに藤続されたアーム増遠用切換弁1
4を追加して設け、アーム増途用切換弁14とアーム切
換弁23とを両引き機構Xにより連動させ、かつアーム
増遠用切換弁14の出力ボートを管賂u,vを介して管
路s,tに接続したものである。この油圧回路において
は、両引き機構Xによって切換弁14,23を操作する
と、ポンプ1の圧独は管路a、切襖弁14、管路uまた
はvを経てシリンダ40に供給され、ポンプ2の圧油は
管路b、切換弁23、管路sまたはtを介してシリンダ
40に供給される。
したがって、シリンダ40は第3図の油圧回路の場合よ
り2倍の速度で作動するから、原動機4も2倍の仕事を
することになり、上述の第3,4の問題点は解消されて
いる。しかし、切換弁21,23が並列に接続されてい
るから、シリンダ40とモータ50とを同時に操作した
ときには、作動圧の低いアクチュェータのみが作動し、
他方のアクチュェー外ま作動されず、また一方のァクチ
ュェータの作動圧を大きくすることができない。すなわ
ち、上述の第1,2の問題点は解消されていない。さら
に、シリンダ40を単独操作したときに、シリンダ40
が2倍に増速されたのでは、シリンダ40の速度が大き
すぎる。
また、切換弁14は切換弁グループ10内で最下流に位
置し、上流切換弁11〜13にポンプーの圧油を優先し
て送るタンデム接続されているから、上記切換弁11〜
13を操作するたびに、シリング40の速度が大きく変
化する。たとえば、切換弁14,23を操作したのち、
さるに切換弁12を操作してバケット油圧シリンダ60
を作動させると、シリンダ4川こ供給されていたポンプ
1の圧油は、シリンダ60に供給されるから、シリンダ
40の速度は1/2に急激に減少する。このため、シリ
ンダ40とシリンダ60とを用いて掘削する作業におい
て、アーム98の速度変化がきわめて大きくなり使いに
くいものになる。第5図は従来の他の油圧ショベルの油
圧回路を示す図である。
図において3は原動機4に接続されたポンプ、3川まポ
ンプ3に接続された切換弁グループ、31は旋回油圧モ
ータ50に接続された旋回切換弁で、旋回切換弁31は
第3,4図の旋回切換弁21に相当するものである。3
2はアーム油圧シリンダ40‘こ接続されたアーム増遠
用切換弁で、アーム増遠用切換弁32は第4図のアーム
増速用切換弁14に相当する。
そして、旋回切換弁31とアーム増遠用切換弁32とは
タンデムに接続され、またアーム増遠用切換弁32とア
ーム切襖弁23とは両引き機構Yによって連動されてい
る。また、Dはポンプ3に接続されたりリーフ弁である
。この油圧回路において、切換弁23,32と切換弁3
1とを同時に操作すると、ポンプ2の圧油は管路b、切
換弁23、管路sまたはtを経てシリンダ4川こ供v給
され「一方ポンプ3の圧油は管麟c、切換弁31、管路
mまたはnを経て、吐出圧油全量がモータ5川こ供給さ
れる。
この場合、切換弁32は管路uまたはvを介して、シリ
ング40からの戻り油のみを通油し、シリンダ40の背
圧低下の役目のみを果すことになる。このように、シリ
ンダ40とモータ50とは、同時操作時5に完全に独立
制御されるから、作動圧の低いアクチュヱータのみが作
動されることはなく、また一方のアクチュェータの作動
圧を大きくすることができる。すなわち、上述の第1,
2の問題点が解消されている。0 しかし、切換弁23
,32を両引き機構Yによって操作したとき、すなわち
シリンダ40の単独操作時には、ポンプ2,3の圧油が
合流してシリンダ4川こ供給され、シリンダ40はポン
プ3の油量分だけ増遠されるが、この状態から切換弁3
51を操作すると、ポンプ3からの圧油が遮断され、シ
リンダ40は減速する。
すなわち、シリンダ40の速度の増減は、モータ50の
動作に相関し、切換弁23,32の直接の操作のみでは
制御できない。また、シリンダ40とモータ50とを0
同時に作動したときには、シリンダ40(アーム98)
を増速できない。さらに、原動機4の馬力を第3図の回
路の場合と同一にすると、ポンプ3を設けた分だけボン
プー,2の容量を小さくするか、リリーフ弁A,Bの設
定圧を下げる必要がある。このため、ポンプ1,2に接
続された各アクチュェータの出力を第3図の回路の場合
より低下させなければならない。この発明は上述の問題
点を解決するためになされたもので、旋回油圧モータと
アーム油圧シリンダとを同時に操作したときに、アーム
の負荷が小さくとも旋回動作が行なわれ、かつアームの
負荷に関係なく、必要とするある一定以上の旋回力を得
ることができ、また原動機の馬力を有効に利用すること
ができ、さらに旋回単独操作またはアーム単独操作から
、旋回とアームの同時操作に移る場合もしくは逆の場合
に、各アクチュェータの速度の変化が4・さく、またア
ームの単独操作時の速度が大きく、さらに従釆回路を変
更することなく形成できる油圧ショベルの油圧回路を提
供することを目的とする。
この目的を達成するため、この発明においては1つの原
動機で駆動される複数のポンプを設け、それぞれのポン
プに、並列に接続された複数の切襖弁を有する切換弁グ
ループを接続し、上記各切換弁を油圧ショベルの各アク
チュヱータに接続した油圧ショベルの油圧回路において
、上記1つの原動機で駆動される追加ポンプを追加して
設け、かつ複数の追加切襖弁を有する追加切換弁グルー
プを上記追加ポンプに接続し、上記追加切換弁の少なく
とも2つを、同一切襖弁グループ内の2つの切換弁に接
続された2つのアクチュヱータにそれぞれ接続し、同一
アクチュェータに接続された切換弁と追加切換弁とを連
動操作できるようにするとともに、上記2つの追加切換
弁のうち上流に位置する追加功換弁のみを操作したとき
、上記追加ポンプからの圧油がタンクに蓮通し、下流に
位置する追加切換弁のみを操作したとき、上記追加ポン
プからの圧油がその追加切換弁に接続されたアクチュヱ
ータに供給され、上記2つの追加切換弁を同時に操作し
たとき、その両追加功換弁に接続されたアクチュェータ
それぞれに圧油が供給されるように構成する。
第6図はこの発明に係る油圧ショベルの油圧回路を示す
図である。
図において3aは原動機4に追加接続された追加ポンプ
、30aは追加ポンプ3aに薮綾された追加切換弁グル
ープ、31aは旋回油圧モータ5川こ接続された追加旋
回切換弁32aはアーム油圧シリンダ40に接続されて
造加アーム切換弁で、追加旋回切換弁31aは追加アー
ム切換弁32aより上流に位置しており、また追加旋回
切換弁31aと旋回切換弁21とは両引き機構Zによっ
て運動操作され、追加アーム切換弁32aは絞りE前記
の差圧によって切換制御される。さらに、追加旋回切換
弁31aを単独操作したときには、追加ポンプ3aの圧
油が切換弁32aと管路gを介してタンク100‘こ戻
り、追加アーム切換弁32aを単独操作したときには、
アーム油圧シリング40に追加ポンプ3aの圧油が供給
され、かつ追加旋回切族弁31aと追加アーム切換弁3
2aとを同時に操作したときには、旋回油圧モータ50
およびアーム油圧シリンダ401こ追加ポンプ3aの圧
油が供給されるように、追加旋回切換弁31aと追加ア
ーム切換弁32aが接続されている。また、41は管路
a,bの油圧の加算圧をパイロット圧として作動する切
換弁、42は追加ポンプ3aに接続されたアンロード弁
で、ァンロード弁42は切換弁41が作動したときに作
動する。F‘ま追加アーム切換弁32aに設けられた絞
りで、絞りFの抵抗は旋回油圧モータ50の起動圧より
大きく、リリーフ弁Dの設定圧より小さい。つぎに、こ
の油圧回路の動作について説明する。まず、切換弁11
〜13,12〜24,31a,32aを操作しないとき
には、ポンプー,2,3aの圧油はそれぞれ切換弁グル
ープ10,20,30aを介してタンク1001こ戻さ
れる。
つぎに、切換弁21,31aを両引き機構Zにより単独
操作すると、ポンプ2の圧油は管路bを介して切換弁2
1に送られ、管路mまたはnを経由してモータ5川こ供
給され、またポンプ3aの圧油は管路cを介して切換弁
グループ30aに送られるが、管路mに接続した管路q
あるいは管路nに接続した管路rには、モータ50の作
動圧pMが立っているため、ポンプ3aの圧油は管路c
に並列接続した管路j,kのうち圧力の低い管路iに流
れ、切換弁32a、管路gを経由してタンク100‘こ
戻される。この際、切換弁31aにチェック弁が設けら
れているから、ポンプ2の圧油が管路k,i,gを通っ
てタンク10川こ戻ることはない。また、モータ50か
らタンク100への油の戻り経路は、管路nまたはm、
切換弁21、管路fの経路および管路rまたはq、切換
弁31a、管路gの経路の2経路となるから、戻り経路
の圧力損失を小さくすることができるので、ポンプ2の
吐出圧力を下げるかあるいはモータ50の有効圧力を上
げることができ、その分だけ原動機4の出力を有効に利
用することができる。このように、モータ50は従来と
同じ速度で作動され、かつエネルギーを有効に利用する
ことができる。つぎに、切換弁23を単独操作した場合
について説明する。
この場合には、ポンプ2の圧油が管路bを経由して切換
弁23に送られ、管路sまたはtを介してシリンダ40
に供給される。このとき、シリンダ40の動き‘こよっ
て管路sの絞りEの前後に差圧が発生し、切換弁32a
が自動的に切換制御される。すなわち、ポンプ2の圧油
が管路sに供給されると、絞りEの圧力損失によって、
絞りEの上流側の管路w2によって導かれたパイロット
圧の方が下流側の管路w,によって導かれたパイロット
圧よりも高いから、両者の差圧により切換弁32aは左
位置に作動し、ポンプ2の圧油が管路tに供給されると
切換弁32aは右位置に作動する。そして、ポンプ3a
の圧油は管路c,j、切換弁32a、管路uまたはvを
介して、ポンプ2の圧油と合流する。このため、シリン
ダ40の伸縮動作を従来の油圧回路よりも速い速度で行
なうことができる。なお、ポンプ3aの吐出量を適宜選
択すれば、シリンダ40の速度を選定することができる
。また、切換弁32aはシリンダ40の動きによって制
御されるため、切襖弁23が中立位置に戻ってシリンダ
40の動きが止まるか、あるいはリリーフ弁Bが作動し
、管路sまたはtの流量が減少した場合には、絞りEの
両側の菱圧が零もしくは切換弁32aのバネ力の制御城
に入るような小さな差圧になり、切換弁32aは中立位
置に戻り、ポンプ3aの圧油は管路gを経由してタンク
に戻る。なお、切換弁23と功換弁32aを両引き機構
で操作した場合にも、.同様にポンプ3aの圧油分だけ
シリンダ40が増遠される。つぎに、切換弁23と切換
弁21,31aとを同時に操作した場合について説明す
る。
この場合には、ポンプ2の圧油は並列管路zによりシリ
ンダ40、モータ50の両方に供鎌倉され、各アクチュ
ェータへの圧油の分割比は、第3,4図の油圧回路と同
様に、シリンダ40、モータ50の負荷の大4・に相関
して定まる。しかし、ポンプ3aの氏油が適当に制御さ
れ、従来の油圧回路の不都合を解消する。すなわち、シ
リンダ40の負荷の方がモータ50の負荷よりも小さい
場合には、ポンプ2の圧油によってシリンダ40が作動
し、絞りEの両側に差圧が立ち、切換弁32aが作動す
る。そして、シリンダ40が伸びてアーム掘削をすると
きには、切換弁32aは右位置に作動し、絞りFが作動
するようになる。このため、ポンプ3aの吐出圧力は絞
りFの抵抗に相当した圧力まで上昇するから、絞りFの
抵抗をモータ50の起動時の負荷以上に設定してお仇よ
、ポンプ3aの圧油がモータ50‘こ供給されるため、
モータ50を作動することができる。また、碇回押付け
掘削のように、モータ50の動きを阻止して、シリンダ
40を作動させる場合には、絞りFの抵抗をリリーフ弁
Dが作動しない範囲で適当に設定すれば、ポンプ3aの
圧油の一部がモータ5川こ送られ、モータ50の旋回力
を出しながら、かつポンプ3aの圧油の大部分が切換弁
32aを介してシリンダ401こ供給されるから、シリ
ンダ40が増速される。そして、シリンダ40が縦少し
てダンプする場合には、切換弁32aは左位置に作動し
、絞りFの作用から解放されるから、ポンプ3aの吐出
圧力はポンプ2の吐出圧力と同等となり、この状態で切
換弁21,31aを切換えなければ、モータ50の作動
圧が減少して旋回押付け力が減少するとともに、ポンプ
2,3aの圧油は作動圧の低にシリンダ40の方に流れ
てダンプ作業が増遠され、また切換弁21,31aを切
換えれば、ポンプ2,3aの圧油によりシリンダ40、
モータ50が作動される。なお、油圧ショベルの通常作
業においては、アーム98のダンプ動作時には、旋回力
は必要とせず、アーム98の速度は速い方がよいが、特
殊作業でダンプ作業時にも旋回力が必要となる場合には
、切換弁32aの左右両位置に絞りを設ければよい。ま
た、切換弁23,32aを両引き機構で操作するように
してもよく、この場合にも同様の作動を行なう。つぎに
、シリンダ40の負荷の方がモータ50の負荷よりも高
い場合およびシリンダ40とモータ50の負荷が等しい
場合には、従来の油圧回路でも間題はなく、この油圧回
路も従来の油圧回路と同等の動作をなし、問題はない。
つぎに、同時操作から単独操作に移行した場合の速度変
化について説明する。
切襖弁21,31aと切換弁23とを同時操作している
状態から、切換弁21,31aを中立位置に戻すと、ポ
ンプ3aの圧油が切換弁32aに送られる。このときの
シリンダ40の速度変化は、同時操作時のシリンダ40
の動作圧とモータ50の動作圧の高さによって異なり、
シリンダ40の動作圧がモータ50の動作圧より低い場
合には、ポンプ3aの圧油はモータ50に流れていない
ので、モータ50を停止しても、シリンダ40の速度に
影響することはないが、逆にシリンダ40の動作圧がモ
ータ50の圧力より高い場合には、モータ501こ流れ
ていたポンプ3aの流量分がシリンダ4川こ供給される
から、シリンダ40が増速される。また、同時操作の状
態から切換弁23,32aを中立位置に戻すと、ポンプ
3の庄油は切換弁32a、管路gを経てタンク100‘
こ戻る。このときの旋回速度の変化すなわちモータ50
の速度変化は、シリンダ40の作動圧よりモータ50の
作動圧が低い場合には、最大でポンプ3の流量分だけ減
速し、シリンダ40の作動圧よりモータ50の作動圧が
大きい場合には、旋回速度は変化しない。したがって、
第4,5図の油圧回路のように、ポンプ2,3の流量分
だけ必ず速度変化する場合と比べると、この油圧回路の
方が速度変化の割合は小さい場合が多い。つぎに、原動
機の馬力の有効利用について説明する。
ポンプ1,2の吐出圧力を加算した圧力が所定値になる
と、切襖弁41が作動し、ポンプ1,2圧油が管路夕,
,夕2、切換弁41、管路〆を介してアンロード弁42
を作動するから、ポンプ3aの圧油は管路d、アンロー
ド弁42、管路hを介してタンク100に戻り、ポンプ
3aはアンロードされる。また、ポンプ1,2の吐出圧
力を加算した圧力が所定値以下の場合には、切換弁41
は作動せず、したがってアンロード弁42が作動せず、
ポンプ3aの圧油は切換弁グループ30aに供給される
。このため、ポンプ1,2に接続された各アクチュェー
タは、従来の機能を低下することなく、かつ原動機4の
出力に余裕がある場合、ポンプ3aの圧油を利用するこ
とができ、油圧ショベルの従釆機能を改良することがで
きるとともに、従来回路に比べて原動機出力をより有効
に利用することができる。たとえば、ポンプ1,2の吐
出流量が100そ/minで、ポンプ1,2の吐出圧力
が100k9/地のときに、原動機4の馬力が一杯だと
すると、従来の油圧回路のようにアンロード弁42等を
設けないときには、吐出流量50そ/min、吐出圧力
100k9/地のポンプ3aを追加したときには、ポン
プ1,2の吐出圧力を75kg/のに低下させる必要が
あるが、アンロード弁42等を設けて、切換弁41の設
定圧を150k9/地にしたときには、ポンプー,2の
吐出圧力(リリーフ弁A,Bの設定圧力)を従来通り1
00k9/地のままとすることができ、かつポンプ1,
2の吐出圧力の加算圧が150k9ノ鮒にならないとき
には、ポンプ3aの圧油を有効に利用することができる
。なお、第6図の油圧回路においては、ポンプ1,2の
吐出圧力の加算圧が所定値以上になったときに、ポンプ
3aをアンロードしたが、第7,8図に示すように、ポ
ンプ1またはポンプ2の吐出圧力が所定値以上になった
ときに、ポンプ3aをアンロードするようにしてもよい
。この場合には第6図の油圧回路に比べて回路が簡単に
なる。また、アンロード弁42の作動によってシリンダ
40、モータ50の速度変化が生ずるが、アンロート弁
42の作動は原動機4の馬力限界付近で発生するから、
オペレー外ま負荷に対応した原動機4の発生音の変化に
よってアンロード弁42の作動を感知することができ、
適当に制御することができる。なお、ポンプ3aの吐出
流量を適切に定めれば、シリンダ40、モータ50の速
度を適切な速度にすることができる。
また、両引き機構Zは、機械的、油圧的、電気的機構の
いずれでもよく、タまたこれらを組合わせた機構でもよ
い。さらに、上述実施例においては、切換弁32aに絞
りFを設けたが、管路vに絞りFを設けてもよい。また
、上述実施例においては、2つのポンプ1,2にポンプ
3aを追加した場合について説明した0が、3つ以上の
ポンプが原動機4に接続されたものに、追加ポンプ3a
を取付けることも可能であることはいうまでもない。さ
らにまた、上述実施例においてはアーム油圧シリンダ4
0と旋回油圧モータ50の場合について説明したが、他
のアクチュェータの場合にも同様の効果が得られる。な
お、上述の実施例においては、切換弁グループの各切換
弁を並列接続した例について述べたが、この発明は並列
接続に限定されるものではなく、シリーズタンデム回路
においても同様の効果を奏するものである。以上説明し
たように、この発明に係る油圧ショベルの油圧回路にお
いては、旋回油圧モータとアーム油圧シリンダとを同時
に操作したときに、アームの負荷が小さくとも旋回動作
が行なわれ、かつアームの負荷に関係なく、必要とする
ある一定以上の旋回力を得ることができ、原動機の馬力
を有効に利用することができ、また旋回単独操作または
アーム単独操作から旋回とアームの同時操作に移行する
場合もしくは逆の場合に、各アクチュェータの速度の変
化が小さく、さらにアームの単独操作時の速度が大きく
、またさらに従来回路を変更することなく形成すること
ができる。
このように、この発明の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧ショベルを示す正面図、第2図は同じく平
面図、第3〜5図はそれぞれ従来の油圧ショベルの油圧
回路を示す図、第6図はこの発明に係る油圧回路を示す
図、第7,8図はそれぞれこの発明に係る他の油圧ショ
ベルの油圧回路の一部を示す図である。 1,2・・・ポンプ、3a…追加ポンプ、4…原動機、
10,20・・・切換弁グループ、21・・・旋回切換
弁、23…アーム切換弁、30a・・・追加切換弁グル
ープ、31a・・・追加旋回切換弁、32a・・・追加
アーム切換弁、40・・・アーム油圧シリンダ、41・
・・切換弁、42・・・アンロード弁、50・・・旋回
油圧モータ、E,F・・・絞り、Z・・・両引機構。 第1図第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第8図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1つの原動機で駆動される複数のポンプを設け、そ
    れぞれのポンプに、複数の切換弁を有する切換弁グルー
    プを接続し、上記各切換弁を油圧シヨベルの各アクチユ
    エータに接続した油圧シヨベルの油圧回路において、上
    記1つの原動機で駆動される追加ポンプを追加して設け
    、かつ複数の追加切換弁を有する追加切換弁グループを
    上記追加ポンプに接続し、上記追加切換弁の少なくとも
    2つを、同一切換弁グループ内の2つの切換弁に接続さ
    れた2つのアクチユエータにそれぞれ接続し、同一アク
    チユエータに接続された切換弁と追加切換弁とを連動操
    作できるようにするとともに、上記2つの追加切換弁の
    うち上流に位置する追加切換弁のみを操作したとき、上
    記追加ポンプからの圧油がタンクに連通し、下流に位置
    する追加切換弁のみを操作したとき、上記追加ポンプか
    らの圧油がその追加切換弁に接続されたアクチユエータ
    に供給され、上記2つの追加切換弁を同時に操作したと
    き、その両追加切換弁に接続されたアクチユエータそれ
    ぞれに圧油が供給されるように構成されたことを特徴と
    する油圧シヨベルの油圧回路。 2 上記2つのアクチユエータを旋回油圧モータ、アー
    ム油圧シリンダとし、上記2つの追加切換弁のうち上流
    に位置する追加切換弁を上記旋回油圧モータこ接続し、
    下流に位置する追加切換弁を上記アーム油圧シリンダに
    接続したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    油圧シヨベルの油圧回路。 3 上記下流に位置する追加切換弁またはその追加切換
    弁に接続された管路に絞りを設けたことを特徴とする特
    許請求の範囲第2項記載の油圧シヨベルの油圧回路。 4 上記下流に位置する追加切換弁を、上記アーム油圧
    シリンダの管路に設けられた絞りの前後の差圧によって
    切換えるように構成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の油圧シヨベルの油圧回路。 5 上記ポンプの吐出圧力が所定圧以上になったとき、
    上記追加ポンプをアンロードすることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項,第2項または第3項記載の油圧シヨ
    ベルの油圧回路。
JP53082932A 1978-07-10 1978-07-10 油圧ショベルの油圧回路 Expired JPS6011182B2 (ja)

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KR970007735B1 (ko) * 1995-06-13 1997-05-16 대우중공업 주식회사 휠로다의 조향유압시스템

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