JPS5935668Y2 - 油圧ショベルの油圧回路 - Google Patents

油圧ショベルの油圧回路

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JPS5935668Y2
JPS5935668Y2 JP11679078U JP11679078U JPS5935668Y2 JP S5935668 Y2 JPS5935668 Y2 JP S5935668Y2 JP 11679078 U JP11679078 U JP 11679078U JP 11679078 U JP11679078 U JP 11679078U JP S5935668 Y2 JPS5935668 Y2 JP S5935668Y2
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hydraulic
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利道 池田
誠二 田村
国昭 吉田
裕 村田
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日立建機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は油圧ショベルの油圧回路に関するものである
第1図は油圧ショベルを示す正面図、第2図は同じく平
面図である。
図において91.92は履帯、93は履帯91.92を
有する走行体に回転可能に支持された旋回体、99は旋
回体93に回動可能に支持されたブーム、98はブーム
99に回動可能に取付けられたアーム、97はアーム9
8に回動可能に支持されたパケット、80.90は履帯
91.92を駆動するための走行油圧モータ、50は旋
回体93を旋回するための旋回油圧モータ、70はブー
ム99を回動するためのブーム油圧シリンダ、40はア
ーム98を回動するためのアーム油圧シリンダ、60は
パケット97を回動するためのパケット油圧シリンダ、
4は旋回体93に取付けられた原動機で、この原動機4
でアーム油圧シリンダ40等のアクチュエータを駆動す
る。
第3図は従来の油圧ショベルの油圧回路を示す図である
図にお・いて1,2は原動機4に接続されたポンプ、1
0.20はそれぞれポンプ1,2に接続された切換弁グ
ループ、11は走行油圧モータ80に接続された左走行
切換弁、12はパケット油圧シリンダ60に接続された
パケット切換弁、13はブーム油圧シリンダ70に接続
されたブーム切換弁で、切換弁11〜13は並列に接続
されている。
21は旋回油圧モータ50に接続された旋回切換弁、2
4は走行油圧モータ90に接続された右走行切換弁、2
3はアーム油圧シリンダ40に接続されたアーム切換弁
、22はブーム油圧シリンダ70に接続されたブーム増
連用切換弁で、ブーム増連用切換弁22とブーム切換弁
13とは連動操作できるようになっている。
また、切換弁21〜24は並列に接続されている。
100はタンク、A、 Bはそれぞれポンプ1,2に接
続されたリリーフ弁、Eはアーム切換弁23とアーム油
圧シリンダ40とを接続する管路Sに設けられた絞りで
ある。
なお、ブーム油圧シリンダ70、走行油圧モータ80.
90は省略しである。
この油圧回路において、各切換弁11〜13.21〜〜
24を操作しなければ、ポンプ1,2の吐出油はそれぞ
れ管路a、e、管路す、fを経てタンク100に戻され
る。
この状態から、アーム切換弁23のみを操作すると、ポ
ンプ2の吐出油は、管路b、アーム切換弁23、管路S
またはtを経由して、アーム油圧シリンダ40に供給さ
れる。
また、旋回切換弁21のみを操作すると、ポンプ2の吐
出油は、管路b、旋回切換弁21.管路mまたはnを経
由して、旋回油圧モータ50に供給される。
これらの場合には、いずれもポンプ2の吐出油が1つの
アクチュエータにのみ供給されるので、ポンプ2はそれ
ぞれのアクチュエータの負荷に応じた圧力の圧油を供給
することができる。
つぎに、旋回切換弁21とアーム切換弁23とを同時に
操作すると、モータ50とシリンダ40とに圧油が供給
されるが、旋回切換弁21とアーム切換弁23とは並列
接続管路2によって並列に接続されているから、各アク
チュエータへの圧油流量の分割比は、各アクチュエータ
の負荷の大きさによって決まってしまう。
たとえば、シリンダ40の負荷がモータ50の負荷より
小さい場合には、ポンプ2の圧油が作動圧の低いシリン
ダ40の方にのみ流れてしまい、モータ50はシリンダ
40の作動圧で保持されるだけで、モータ50が作動し
ない現象を生ずる。
逆の場合も同様である。
これがこの油圧回路の第1の問題点である。
第2の問題点は、旋回切換弁21とアーム切換弁23と
を同時に操作した場合に、片方のアクチュエータに十分
な力を出したくとも、それが不可能なことである。
たとえば、モータ50で旋回力を出してパケット97を
壁面に押付けながら、アーム98を動かして掘削する場
合には、旋回運動は阻止されているから、シリンダ40
は作動するが、旋回切換弁21とアーム切換弁23とは
並列に接続されているから、このときのポンプ2の吐出
圧力はシリンダ40の負荷によって決められ、シリンダ
40の負荷が大きいと、ポンプ2の吐出圧力が高くなり
、旋回力が大きくなるが、シリンダ40の負荷が小さい
と、ポンプ2の吐出圧力が低くなって、旋回による押付
は力を十分に出すことができない。
第3の問題点は、原動機4の馬力を有効に利用できない
ことである。
すなわち、第3図の油圧回路では、ポンプ1,2の吐出
圧力がリリーフ弁A。
Bの設定圧になったときに、原動機4の馬力を一杯に使
うようになっているので、1つのポンプに接続される切
換弁グループの各アクチュエータを単独または複合操作
したとき、1つのポンプでは原動機4の馬力の半分しか
使えないから、原動機4の馬力を有効に利用できない。
第4の問題点は、各アクチュエータたとえば、アーム油
圧シリンダ40の速度を大きくすることができないこと
である。
すなわち、アーム油圧シリンダ40は、掘削力を増大す
るために、シリンダ内径を大きくする必要があり、また
アーム98の可動範囲を大きくするために、シリンダス
トロークを大きくする必要があるから、1つのポンプに
よってアーム油圧シリンダ40を駆動する第3図の油圧
回路では、アーム油圧シリンダ40の速度を大きくする
ことができず、作業性が悪い。
また、旋回油圧モータ50の速度を大きくしたい場合も
ある。
第4図は従来の他の油圧ショベルの油圧回路を示す図で
ある。
この油圧回路は、ブーム切換弁13の下流に、ブーム切
換弁13とタンデムに接続されたアーム増速用切換弁1
4を追加して設け、アーム増速用切換弁14とアーム切
換弁23とを両引き機構Xにより連動させ、かつアーム
増速用切換弁14の出力ポートを管路u、 vを介し
て管路s、 tに接続したものである。
この油圧回路においては、両引き機構Xによって切換弁
14.23を操作すると、ポンプ1の圧油は管路a、切
換弁14、管路Uまたは■を経てシリンダ40に供給さ
れ、ポンプ2の圧油は管路b、切換弁23、管路Sまた
はtを介してシリンダ40に供給される。
したがって、シリンダ40は第3図の油圧回路の場合よ
り2倍の速度で作動するから、原動機4も2倍の仕事を
することになり、上述の第3゜4の問題点は解消されて
いる。
しかし、切換弁21.23が並列に接続されているから
、シリンダ40とモータ50とを同時に操作したときに
は、作動圧の低いアクチュエータのみが作動し、他方の
アクチュエータは作動されず、また一方のアクチュエー
タの作動圧を大きくすることができない。
すなわち、上述の第1.2の問題点は解消されていない
第5図は従来の他の油圧ショベルの油圧回路を示す図で
ある。
図において3は原動機4に接続されたポンプ、30はポ
ンプ3に接続された切換弁グループ、31は旋回油圧モ
ータ50に接続された旋回切換弁で、旋回切換弁31は
第3,4図の旋回切換弁21に相当するものである。
32はアーム油圧シリンダ40に接続されたアーム増速
用切換弁で、アーム増速用切換弁32は第4図のアーム
増速用切換弁14に相当する。
そして、旋回切換弁31とアーム増速用切換弁32とは
タンデムに接続され、またアーム増速用切換弁32とア
ーム切換弁23とは両引き機構Yによって連動されてい
る。
また、Dはポンプ3に接続されたリリーフ弁である。
この油圧回路において、切換弁23.32と切換弁31
とを同時に操作すると、ポンプ2の圧油は管路b、切換
弁23、管路S−またはtを経てシリンダ40に供給さ
れ、一方ポンプ3の圧油は管路C1切換弁31、管路m
またはnを経て、吐出圧油全量がモータ50に供給され
る。
この場合、切換弁32は管路UまたはVを介して、シリ
ンダ40からの戻り油のみを通油し、シリンダ40の背
圧低下の役目のみを果すことになる。
このように、シリンダ40とモータ50とは、同時操作
時に完全に独立制御されるから、作動圧の低いアクチュ
エータのみが作動されることはなく、また一方のアクチ
ュエータの作動圧を大きくすることができる。
すなわち、上述の第1.2の問題点が解消されでいる。
しかし、原動機4の馬力を第3図の回路の場合と同一に
すると、ポンプ3を設けた分だけポンプ1.2の容量を
小さくするか、リリーフ弁A、 Bの設定圧を下げる
必要がある。
このため、ポンプ1.2に接続された各アクチュエータ
の出力を第3図の回路の場合より低下させなければなら
ない。
また、アーム単独操作時にはアーム98を増速すること
ができるが、旋回単独操作時には旋回の増速をすること
ができない。
この考案は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、旋回油圧モータとアーム油圧シリンダとを同時に操
作したときに、アームの負荷が小さくとも旋回動作が行
なわれ、かつアームの負荷に関係なく、必要とするある
一定以上の旋回力を得ることができ、また原動機の馬力
を有効に利用することができ、さらにアーム単独操作時
および旋回単独操作時のアーム速度、旋回速度が大きい
油圧ショベルの油圧回路を提供することを目的とする。
この目的を遠戚するため、この考案においては1つの原
動機で駆動される複数のポンプを設け、それぞれのポン
プに複数の切換弁を有する切換弁グループを接続し、上
記各切換弁を油圧ショベルの各アクチュエータに接続し
た油圧ショベルの油圧回路において、上記1つの原動機
で駆動される追加ポンプを追加して設け、1つの切換弁
グループの切換弁を並列に接続し、その切換弁グループ
の最下流の切換弁を第1のアクチュエータに接続し、最
下流から2番目の切換弁を第2のアクチュエータに接続
し、上記第2のアクチュエータが作動したときに作動位
置に切換わる追加切換弁を上記追加ポンプに接続し、こ
の追加切換弁の上流側に上記第1のアクチュエータが作
動したときに作動位置に切換わる優先切換弁を接続し、
その優先切換弁が作動位置のときには、上記追加切換弁
の位置にかかわらず、上記追加ポンプの圧油が上記追加
切換弁の第1の出口ポートを介して上記第1のアクチュ
エータに供給され、上記優先切換弁が中立位置であり、
かつ上記追加切換弁が作動位置のときには、上記追加ポ
ンプの圧油が上記追加切換弁の第2の出口ポートを介し
て上記第2のアクチュエータに供給されるように構成す
る。
第6図はこの考案に係る油圧ショベルの油圧回路を示す
図である。
図において3aは原動機4に追加接続された追加ポンプ
、30aは追加ポンプ3aに接続された追加切換弁グル
ープ、32aは追加切換弁で、追加切換弁32aは絞り
Eの前後の差圧によって切換制御される。
31aは追加切換弁32aの上流側に接続された優先切
換弁で、優先切換弁31aは、旋回油圧モータ50の管
路m、n間に設けられたシャトル弁Fを介して、モータ
50の作動圧によって切換制御される。
また、切換弁グループ20の切換弁21〜24は並列管
路2によって並列に接続されており、切換弁グループ2
0の最下流に旋回切換弁21が接続され、最下流から2
番目にアーム切換弁23が接続されている。
そして、並列管路Zの切換弁21と切換弁23とを接続
する部分z1に、管路0により追加切換弁32aの出口
ポートP1が接続されていて、部分Z1の出口ポートP
1との接続点より上流側に、上流側への流れを阻止する
チェック弁Jが設けられており、また並列管路2の切換
弁23とその上流に位置するブーム増連用切換弁22と
を接続する部分Z2に、管路pにより追加切換弁32a
の出口ポートP2が接続されていて、部分Z2の出口ポ
ー)P2との接続点より上流側に、上流側への流れを阻
止するチェック弁Gが設けられており、優先切換弁31
aが作動位置のときには、追加切換弁32aの位置にか
かhらず、追加ポンプ3aの圧油が出口ポートP1を介
して切換弁21に供給され、優先切換弁31aが中立位
置であり、かつ追加切換弁32aが作動位置のときには
、追加ポンプ3aの圧油が出口ポートP2を介して切換
弁23に供給されるように構成されている。
さらに、41は管路a。bの油圧の加算圧をパイロット
圧として作動する切換弁、42は追加ポンプ3aに接続
されたアンロード弁で、アンロード弁42は切換弁41
が作動したときに作動する。
つぎに、動作について説明する。
まず、切換弁11〜13.21〜24を操作しないとき
には、ポンプ1. 2. 3aの圧油はそれぞれ切換弁
グループ10.20.30aを介してタンク100に戻
される。
つぎに、切換弁23のみを操作すると、ポンプ2の圧油
は管路すを介して切換弁23に送られ、管路Sまたはt
を経てシリンダ40に供給される。
この場合、シリンダ40の作動によって絞りEの前後に
差圧が生じるから、追加切換弁32aが中立位置以外の
位置すなわち作動位置に切換わり、ポンプ3aの圧油が
管路pを介して切換弁23に送られ、ポンプ2の圧油と
合流して、シリンダ40を増速する。
なお、追加切換弁32aは左右位置が同じ構造の3位置
切換弁であり、左右位置のどちらに切換わっても、管路
Cと管路pとが接続されるので、シリンダ40の伸縮両
動作ともポンプ3aの圧油によって増速される。
また、追加切換弁32aはシリンダ40の動きによって
制御されるから、切換弁23が中立位置に戻ってシリン
ダ40の動きが止まるか、あるいはリリーフ弁Bが作動
してシリンダ40の動きが遅くなった場合には、絞りE
の前後の差圧が零もしくは追加切換弁32aのバネ力の
制御域に入るような小さな差圧になり、追加切換弁32
aが中立位置に戻り、ポンプ3aの圧油は管路gを経由
してタンク100に戻る。
つぎに、切換弁21のみを操作した場合について説明す
る。
この場合には、ポンプ2の圧油が管路すを介して切換弁
21に送られ、管路mまたはnを介してモータ50に供
給される。
すると、モータ50の作動圧がシャトル弁F、パイロッ
ト管路qを介して優先切換弁31aに送られ、優先切換
弁31aが右位置すなわち作動位置に切換わる。
このため、ポンプ3aの圧油は管路Oを介して切換弁2
1に送られ、ポンプ2の圧油と合流して、モータ50が
増速される。
そして、切換弁21を中立位置に戻すと、パイロット管
路qのパイロット圧が零となり、優先切換弁31aはバ
ネ力により元の位置すなわち左位置に戻り、ポンプ3a
の圧油は管路gを介してタンク100に戻る。
このようにして、旋回単独操作時お・よびアーム単独操
作時には、いずれもポンプ3aの圧油によってモータ5
0、シリンダ40が増速される。
そして、ポンプ3aの圧油は管路o、pを介して切換弁
21゜23に送られており、またポンプ3aの圧油はチ
ェック弁J、 Gがあるため切換弁22.24に流れる
ことはないので、ポンプ3aの圧油によってシリンダ7
0、モータ90が増速されることはないから、ポンプ3
aの圧油によってモータ50、シリンダ40を増速しで
いるときに、切換弁22.24を操作したとしても、ポ
ンプ3aからモータ50、シリンダ40に送られる流量
が変化することはない。
つぎに、切換弁21と切換弁23とを同時に操作したと
きには、ポンプ2の圧油がモータ5oとシリンダ40に
供給される。
そして、優先切換弁31a、追加切換弁32aが作動位
置に切換わるから、ポンプ3aの圧油は管路0を介して
全量がモータ5oに供給される。
この場合、チェック弁Jが設けられているからポンプ3
aの圧油がシリンダ4oに供給されることはない。
このため、油圧ショベルの掘削作業時、とくにパケット
97を壁面に押付けて掘削するときには、ポンプ3aの
圧油の圧力がリリーフ弁りの設定圧まで上がり、この状
態ではポンプ2の圧油が全量シリンダ40に流入するか
ら、旋回による押付は力を出しながら、ポンプ2の流量
に比例する速度で掘削することができる。
つぎに、原動機の馬力の有効利用について説明する。
ポンプ1,2の吐出圧力を加算した圧力が所定値になる
と、切換弁41が作動し、ポンプ1゜2の圧油が管路n
1. I2、切換弁41.管路lを介してアンロード弁
42を作動するがら、ポンプ3aの圧油は管路d、アン
ロード弁42、管路りを介してタンク100に戻り、ポ
ンプ3aはアンロードされる。
また、ポンプ1,2の吐出圧力を加算した圧力が所定値
以下の場合には、切換弁41は作動せずしたがってアン
ロード弁42が作動せず、ポンプ3aの圧油は切換弁グ
ループ30aに供給される。
このため、ポンプ1,2に接続された各アクチュエータ
は、従来の機能を低下することなく、かつ原動機4の出
力に余裕がある場合、ポンプ3aの圧油を利用すること
ができ、油圧ショベルの従来機能を改良することができ
るとともに、従来回路に比べて原動機出力をより有効に
利有することができる。
たとえば、ポンプ1,2の吐出流量が100、p/mi
nで、ポンプ1,2の吐出圧力が100kg/crr?
のときに、原動機4の馬力が一杯だとすると、従来の油
圧回路のようにアンロード弁42等を設けないときには
、吐出流量5(R?/min、吐出圧力100kg/c
m2のポンプ3aを追加したときには、ポンプ1.2の
吐出圧力を75kg/cm2に低下させる必要があるが
、アンロード弁42等を設けて、切換弁41の設定圧を
150kg 7cm2にしたときには、ポンプ1゜2の
吐出圧力(リリーフ弁A、Bの設定圧力)を従来通り1
00kg 7cm2のままとすることができ、かつポン
プ1,2の吐出圧力の加算圧が150kg/cm2にな
らないときには、ポンプ3aの圧油を有効に利用するこ
とができる。
なお・、第6図の油圧回路にお゛いては、ポンプ1,2
の吐出圧力の加算圧が所定値以上になったときに、ポン
プ3aをアンロードしたが、第7,8図に示すように、
ポンプ1またはポンプ2の吐出圧力が所定値以上になっ
たときに、ポンプ3aをアンロードするようにしてもよ
い。
この場合には第6図の油圧回路に比べて回路が簡単にな
る。
また、アンロード弁42の作動ノによってシリンダ40
.モータ50の速度変化が生ずるが、アンロード弁42
の作動は原動機4の馬力限界付近で発生するから、オペ
レータは負荷に対応した原動機4の発生音の変化によっ
てアンロード弁42の作動を感知することができ、適当
に制御すすることかできる。
なお・、上述実施例においては、2つのポンプ12にポ
ンプ3aを追加した場合について説明したが、3つ以上
のポンプが原動機4に接続されたものに、追加ポンプ3
aを取付けることも可能であることはいうまでもない。
また、上述実施例においてはアーム油圧シリンダ40と
旋回油圧モータ5゜の場合について説明したが、他のア
クチュエータの場合にも同様の効果が得られる。
さらに、上述の実施例においては、切換弁グループ1o
の各切換弁11〜13を並列に接続した例についで述べ
たが、シリーズ接続、またはタンデム接続してもよい。
以上説明したように、この考案に係る油圧ショベルの油
圧回路においては、旋回油圧モータとアーム油圧シリン
ダとを同時に操作したときに、アームの負荷が小さくと
も旋回動作が行なわれ、かつアームの負荷に関係なく、
必要とするある一定以上の旋回力を得ることができ、原
動機の馬力を有効に利用することができ、さらにアーム
単独操作時および旋回単独操作時のアーム速度、旋回速
度が大きい。
このように、この考案の効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧ショベルを示す正面図、第2図は同じく平
面図、第3〜5図はそれぞれ従来の油圧ショベルの油圧
回路を示す図、第6図はこの考案に係る油圧回路を示す
図、第7,8図はそれぞれこの考案に係る他の油圧ショ
ベルの油圧回路の一部を示す図である。 1.2・・・・・・ポンプ、3a・・・・・・追加ポン
プ、4・・・・・・原動機、10.20・・・・・・切
換弁グループ、21・・曲旋回切換弁、23・・・・・
・アーム切換弁、30a・・間追加切換弁グループ、3
1a・・・・・・優先切換弁、32a・・曲追加切換弁
、40・・・・・・アーム油圧シリンダ、41・曲・切
換弁、42・・・・・・アンロード弁、5o・曲・旋回
油圧モータ、E・・・・・・絞り、F・曲・シャトル弁
、G、J・・曲チェック弁。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)1つの原動機で駆動される複数のポンプを設け、
    それぞれのポンプに複数の切換弁を有する切換弁グルー
    プを接続し、上記各切換弁を油圧ショベルの各アクチュ
    エータに接続した油圧ショベルの油圧回路において、上
    記1つの原動機で駆動される追加ポンプを追加して設け
    、1つの切換弁グループの切換弁を並列管路により並列
    に接続し、その切換弁グループの最下流の第1の切換弁
    を第1のアクチュエータに接続し、最下流から2番目の
    第2の切換弁を第2のアクチュエータに接続し、上記第
    2のアクチュエータが作動したときに作動位置に切換わ
    る追加切換弁を上記追加ポンプに接続し、この追加切換
    弁の上流側に上記第1のアクチュエータを作動したとき
    に作動位置に切換わる優先切換弁を接続し、その優先切
    換弁が作動位置のときには、上記追加切換弁の位置にか
    かわらず、上記追加ポンプの圧油が上記追加切換弁の第
    1の出口ポートを介して上記第1のアクチュエータ、に
    供給され、上記優先切換弁が中立位置であり、かつ上記
    追加切換弁が作動位置のときには、上記追加ポンプの圧
    油が上記追加切換弁の第2の出口ポートを介して上記第
    2のアクチュエータに供給されるように構成したことを
    特徴とする油圧ショベルの油圧回路。
  2. (2)上記追加切換弁の上記第1、第2の出口ポートを
    それぞれ、上記並列管路の上記第1の切換弁と上記第2
    の切換弁とを接続する第1の部分、上記第2の切換弁と
    その上流側に位置する切換弁とを接続する第2の部分に
    接続し、上記並列管路の上記第1、第2の部分の上記第
    1.第2の出口ポートとの接続点より上流側にそれぞれ
    上流側への流れを阻止するチェック弁を設けたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の油圧ショ
    ベルの油圧回路。
JP11679078U 1978-08-28 1978-08-28 油圧ショベルの油圧回路 Expired JPS5935668Y2 (ja)

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JPS5536215U JPS5536215U (ja) 1980-03-08
JPS5935668Y2 true JPS5935668Y2 (ja) 1984-10-02

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JP11679078U Expired JPS5935668Y2 (ja) 1978-08-28 1978-08-28 油圧ショベルの油圧回路

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JP (1) JPS5935668Y2 (ja)

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JPS5536215U (ja) 1980-03-08

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