JPS6011008B2 - 農園芸作物病害防除組成物 - Google Patents
農園芸作物病害防除組成物Info
- Publication number
- JPS6011008B2 JPS6011008B2 JP2620683A JP2620683A JPS6011008B2 JP S6011008 B2 JPS6011008 B2 JP S6011008B2 JP 2620683 A JP2620683 A JP 2620683A JP 2620683 A JP2620683 A JP 2620683A JP S6011008 B2 JPS6011008 B2 JP S6011008B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agricultural
- disease control
- control composition
- crop disease
- rice blast
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は農園芸作物病害防除組成物に関し、さらにより
詳しくは特にィネいもち病防除組成物に関する。
詳しくは特にィネいもち病防除組成物に関する。
ィネいもち病は最重要の農作物病害の一つであるので、
これを対象とした有機合成殺菌剤および抗生物質剤が実
用化されているが、最近これらのJ薬剤に対する薬剤耐
性菌が発生しているため、これらの薬剤とは異なった作
用によるィネいもち病防除剤が望まれている。
これを対象とした有機合成殺菌剤および抗生物質剤が実
用化されているが、最近これらのJ薬剤に対する薬剤耐
性菌が発生しているため、これらの薬剤とは異なった作
用によるィネいもち病防除剤が望まれている。
本発明者等は植物生長調整物質である3ーインドール酢
酸のィネいもち病書進展におよぼす影響Zを研究中、同
酸の代謝生成物の一つで下記の化学構造を有する3・3
ージィンドリルメタンが高濃度においても完全な殺菌力
を示さないにも拘らず、これをィネ体に施用するとィネ
いもち病を防除しうろことを見出し本発明を完成した。
酸のィネいもち病書進展におよぼす影響Zを研究中、同
酸の代謝生成物の一つで下記の化学構造を有する3・3
ージィンドリルメタンが高濃度においても完全な殺菌力
を示さないにも拘らず、これをィネ体に施用するとィネ
いもち病を防除しうろことを見出し本発明を完成した。
この化合物は生体内代謝生成物であるが、インドールと
ホルムアルデヒドから下記のようにして合成することが
できる。インドール5.9夕を250の‘の水に懸濁し
、0.75夕のホルムアルデヒド(ホルマリンとして1
.87の【)を加え、フラスコ内を縄拝しつつ4時間加
熱還流を行ない、一夜放置後炉過により沈殿物を集め、
メタノールより再結晶させると下記の分析値を示す3・
3′−ジィンドリルメタンが得られる。
ホルムアルデヒドから下記のようにして合成することが
できる。インドール5.9夕を250の‘の水に懸濁し
、0.75夕のホルムアルデヒド(ホルマリンとして1
.87の【)を加え、フラスコ内を縄拝しつつ4時間加
熱還流を行ない、一夜放置後炉過により沈殿物を集め、
メタノールより再結晶させると下記の分析値を示す3・
3′−ジィンドリルメタンが得られる。
元素分析値計算値 N:11.36%
測定値 N:11.45%
融点 164℃
赤外線特性吸収帯(KBr中、抑‐1)
503577、733790、10853410(ma
x)。
x)。
プロトン核磁気共鳴(重アセトン中、脚)4,22(2
H)、6.90〜7.65(1皿)、9.87(2H)
。
H)、6.90〜7.65(1皿)、9.87(2H)
。
上記化合物は鉱物質粉末などの園体坦体および増量剤、
有機溶媒など液体希釈剤、乳化剤、分散助剤、展着剤を
用いて、通常行なわれる方法によって、粉剤、水和刻、
粒剤、乳剤などに製剤化することができる。本発明の病
害防除組成物の施用量は10アール当り有効成分量50
夕〜200夕が好適であり、液剤として使用する場合は
散布濃度500〜1000脚が好ましい。
有機溶媒など液体希釈剤、乳化剤、分散助剤、展着剤を
用いて、通常行なわれる方法によって、粉剤、水和刻、
粒剤、乳剤などに製剤化することができる。本発明の病
害防除組成物の施用量は10アール当り有効成分量50
夕〜200夕が好適であり、液剤として使用する場合は
散布濃度500〜1000脚が好ましい。
3・3′−ジインドリルメタンのイネいもち病菌に対す
る生育阻害効果を試験した。
る生育阻害効果を試験した。
加温した馬鈴薯寒天培地(1そ中200多馬鈴薯の煮汁
、20タスクロースおよび15夕寒天を含む)中に供試
薬剤のァセトン溶液を加えて混合後放袷固化し薬剤含有
寒天平板を調整した。
、20タスクロースおよび15夕寒天を含む)中に供試
薬剤のァセトン溶液を加えて混合後放袷固化し薬剤含有
寒天平板を調整した。
これに供試菌菌叢円板(径5側)を接種後26.5qo
で7日間培養した。菌の生育は菌叢直径の増加により測
定し、菌生育阻害率は次の式により求めた。菌生育阻害
率(%)=字×1oo (ここで a=薬剤無添加区の菌叢直径増加 b=薬剤添加区の菌叢直径増加) 結果を第1表に示す。
で7日間培養した。菌の生育は菌叢直径の増加により測
定し、菌生育阻害率は次の式により求めた。菌生育阻害
率(%)=字×1oo (ここで a=薬剤無添加区の菌叢直径増加 b=薬剤添加区の菌叢直径増加) 結果を第1表に示す。
この結果から本発明に係わる化合物3・3ージィンドリ
ルメタンはイネいもち病に対して広い濃度範囲で多少の
生育阻害を示すものの、高濃度においても完全な生育阻
害を示さないことが判る。第1表 ィネいもち病菌菌叢生育に対する阻害効果※ IBP:
ィモチ病防除に広く用いられている有機殺菌剤であるチ
オリン酸○・0−ジィソプロピルSーベンジル実施例
1 1鉢2雌泣播種後3〜4築期に生育したィネ苗(品種:
十石)各区3鉢をターンテーブルに敷せ、約1肌の距離
から所定濃度(500または100肌)の供試薬剤希釈
液50の‘を頃霧する。
ルメタンはイネいもち病に対して広い濃度範囲で多少の
生育阻害を示すものの、高濃度においても完全な生育阻
害を示さないことが判る。第1表 ィネいもち病菌菌叢生育に対する阻害効果※ IBP:
ィモチ病防除に広く用いられている有機殺菌剤であるチ
オリン酸○・0−ジィソプロピルSーベンジル実施例
1 1鉢2雌泣播種後3〜4築期に生育したィネ苗(品種:
十石)各区3鉢をターンテーブルに敷せ、約1肌の距離
から所定濃度(500または100肌)の供試薬剤希釈
液50の‘を頃霧する。
薬液風乾後ィネいもち病菌胞子を噴霧接種していもち病
を感染させた。接種7日後の1葉あたり病斑数を調査し
、薬剤無処理区ィネ黄の病斑数に対する病斑数減少率(
防除価)を求めた。結果を第2表に示す。第2表 供試化合物 散布濃度(ppm) 防除価燭3,3−ジ
イン 1000 98ドリルメタン〃
500 91 IBP 500 86 処理区の稲苗1株の *防除価鰍:く,− 葉いもち病斑数 X,。
を感染させた。接種7日後の1葉あたり病斑数を調査し
、薬剤無処理区ィネ黄の病斑数に対する病斑数減少率(
防除価)を求めた。結果を第2表に示す。第2表 供試化合物 散布濃度(ppm) 防除価燭3,3−ジ
イン 1000 98ドリルメタン〃
500 91 IBP 500 86 処理区の稲苗1株の *防除価鰍:く,− 葉いもち病斑数 X,。
〇無処理区の稲苗1株の葉いもち病斑数
第2表に示すように、本発明の化合物はィネいもち病防
除剤として広く用いられている有機りん系殺菌剤IBP
に比較し優れたィネいもち病防除効果を示す。
除剤として広く用いられている有機りん系殺菌剤IBP
に比較し優れたィネいもち病防除効果を示す。
以上説明した如く、本発明化合物はィネいもち病菌に対
する直接的な殺菌力を示さないにも拘らずすぐれたイネ
いもち病防除効果をもつものであり、この点において本
発明化合物が従来のィネいもち病防除用殺菌剤とは異な
る病害防除作用をもつ新規な病害防除組成物である。
する直接的な殺菌力を示さないにも拘らずすぐれたイネ
いもち病防除効果をもつものであり、この点において本
発明化合物が従来のィネいもち病防除用殺菌剤とは異な
る病害防除作用をもつ新規な病害防除組成物である。
Claims (1)
- 1 3・3′−ジインドリルメタンを有効成分として含
有する農園芸作物病害防除組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2620683A JPS6011008B2 (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 農園芸作物病害防除組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2620683A JPS6011008B2 (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 農園芸作物病害防除組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59152302A JPS59152302A (ja) | 1984-08-31 |
JPS6011008B2 true JPS6011008B2 (ja) | 1985-03-22 |
Family
ID=12186980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2620683A Expired JPS6011008B2 (ja) | 1983-02-21 | 1983-02-21 | 農園芸作物病害防除組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011008B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11447675B2 (en) | 2017-07-24 | 2022-09-20 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerant composition |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3476878D1 (en) * | 1984-01-12 | 1989-04-06 | Ciba Geigy Ag | Alpha-methyl-(6-phenoxy)-2-picolyl ester of cyclopropanecarboxylic acid |
CN105454237B (zh) * | 2015-12-25 | 2018-01-26 | 江苏省中国科学院植物研究所 | 一类双吲哚甲烷化合物在农药中的应用 |
CN113040151B (zh) * | 2019-12-26 | 2021-12-10 | 天津师范大学 | 生物碱streptindole及其衍生物在防治植物病毒病菌病中的应用 |
-
1983
- 1983-02-21 JP JP2620683A patent/JPS6011008B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11447675B2 (en) | 2017-07-24 | 2022-09-20 | Daikin Industries, Ltd. | Refrigerant composition |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59152302A (ja) | 1984-08-31 |
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