JPS598423Y2 - サ−ジ吸収回路 - Google Patents

サ−ジ吸収回路

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JPS598423Y2
JPS598423Y2 JP6545179U JP6545179U JPS598423Y2 JP S598423 Y2 JPS598423 Y2 JP S598423Y2 JP 6545179 U JP6545179 U JP 6545179U JP 6545179 U JP6545179 U JP 6545179U JP S598423 Y2 JPS598423 Y2 JP S598423Y2
Authority
JP
Japan
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resistor
voltage
surge
terminal
absorption circuit
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Expired
Application number
JP6545179U
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English (en)
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JPS55166128U (ja
Inventor
昭宏 高見
武 細川
Original Assignee
松下電器産業株式会社
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Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通信線に用いられるサージ吸収回路に関するも
のである。
通信線、特に電話回線に発生する異常電圧として雷等に
よるサージが考えられる。
近年、通信機器の半導体化が進むにつれて、半導体がサ
ージに弱いという欠点を有していることから起因する問
題が多数発生し、サージ対策が重要視されてきている。
また、通信線にAC200Vの電源線が混触するという
問題があり、端末の通信機器が電話機の場合、人体に触
れるため危険である。
このためサージ吸収回路は雷等のサージが侵入した場合
、サージを抑制して通信機器を保護し、電源線との混触
時には通信機器に電源電圧が印加されないような回路構
戊でなければならない。
従来、電話回線に用いられてきたサージ吸収回路は第1
図に示すようにヒューズ1と炭素避雷器2を組み合わせ
て作られ、雷サージは炭素避雷器2で吸収し、後段の通
信機器を保護し、電源線との混触時にはヒューズ1が切
れ、その電話回線自体が開放となり、後段の通信機器に
は電源電圧が印加されないようになっている。
しかしながら、炭素避雷器2はギャップ式の避雷器であ
るため、放電遅れや放電開始電圧のバラツキ、続流等が
生じやすく、通信機器が半導体化するにつれて問題にな
ってきた。
一方、ヒューズ1もサージ電圧に弱く、混触時以外にヒ
ューズ1が切れ、所期の目的を達或することができず、
これらの改善が求められていた。
本考案はこれらの問題を解決し、雷サージが侵入した時
は放電遅れや放電開始電圧のバラツキ、続流を生じず、
サージ電圧を低く制限し、一方電源線との混触が起きて
も、端末の通信機器には電源電圧が印加されないサージ
吸収回路を提供することを目白勺としている。
この目的を達或するために、本考案のサージ吸収回路は
従来の炭素避雷器の代りにサージに対する応答特性が優
れ、制限電圧特性の優れた酸化亜鉛を主体とする金属酸
化物非直線抵抗器を用い、混触時の対策として双方向性
3端子サイリスタを用い、混触時には双方向性3端子サ
イリスタが導通状態になり、通信機器には混触の電源電
圧が印加されないようにしたものである。
以下、添付図面である第2図、第3図に示す実施例を用
いて本考案のサージ吸収回路を詳述する。
〔実施例 1〕 第2図に示すように通信線の線間に酸化亜鉛を主或分と
する金属酸化物非直線抵抗器3を接続し、この非直線抵
抗器3と並列にコイル4と抵抗5を直列に接続し、該コ
イル4と抵抗5の接続点に双方向性3端子サイリスタ6
のゲートを接続し、該サイリスタ6の第2端子T2をコ
イル4の一端が接続されている通信線に接続し、サイリ
スタ6の第1端子T1を抵抗5の一端が接続されている
通信線に接続している。
通常、電話回線にはDC48Vが印加され、それに16
H Z、75Vのベル信号が重畳される。
さらに、回路インピーダンスとして約2000が考えら
れる。
そのため、DC48Vにベル信号75Vが印加された状
態ではこのサージ吸収回路が動作せず、雷等によるサー
ジが侵入してきた時とAC200vが混触した時だけ動
作するように回路定数を設定する必要がある。
電話回線の場合、末端の通信機器の耐圧の関係上、金属
酸化物非直線抵抗器3のバリスタ電圧(立上り電圧)は
180〜250■に設定される。
さて、サージが侵入してきた時、サージ電圧は非直線抵
抗器3で制限された電圧がコイル4と抵抗5の直列回路
の両端にも印加されるが、サージの周波数は数K〜数M
HZと大きいのでその電圧はほとんどコイル4に印加さ
れ、抵抗5には印加されない。
しかも双方向性3端子サイリスタ6がONするに必要な
ゲート電圧はサージ侵入時に抵抗5に印加される電圧よ
りも高く設定してあるので、サージ電圧の侵入では双方
向性3端子サイリスタ6はONの状態にはならない。
一方、AC200Vが混触した時は周波数が50〜60
HZのため、コイル4にはほとんど電圧が印加されず、
抵抗5に電圧が印加される。
そして、この時の抵抗5に印加される電圧で双方向性3
端子サイリスク6がON状態になるようにゲート電圧を
設定しているので、混触時通信線間には電圧はほとんど
かからず、通信機器に接触している人体には何ら危険は
ない。
〔実施例 2〕 第3図に示すように、実施例1の回路の抵抗5に並列に
コンデンサ7を接続したものである。
このコンテ゛ンサ7により、サージ侵入時のゲート電圧
がさらに低く抑えられ、混触時にはゲート電圧が高くな
り、双方向性3端子サイリスタ6の動作がより完全にな
ることがわかった。
尚、金属酸化物非直線抵抗器3の立上り電圧は本実施例
の場合180〜250Vとしたが、立上り電圧は後段の
通信機器の耐圧によっていくらでも変えることかで゛き
るのは当然で゛ある。
以上のように本考案は構威されているものであり、雷サ
ージが侵入した時はサージ電圧を低く制限し、一方電源
線との混触が起きても端末の通信機器には電源電圧が印
加されない有用なサージ吸収回路を提供することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサージ吸収回路の結線図、第2図は本考
案の実施例lを示すサージ吸収回路の結線図、第3図は
本考案の実施例2を示すサージ吸収回路の結線図である
。 3・・・・・・金属酸化物非直線抵抗器、4・・・・・
・コイル、5・・・・・・抵抗、6・・・・・・双方向
性3端子サイリスタ、7・・・・・・コンデンサ、T1
・・・・・・第1端子、T2・・・・・・第2端子。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)通信線の線間に金属酸化物非直線抵抗器を接続し
    、該金属酸化物非直線抵抗器に並列にコイルと抵抗を直
    列接続したものを接続し、該コイルと該抵抗の接続点を
    双方向性3端子サイリスクのゲートに接続し、該双方向
    性3端子サイリスタの第2端子を上記コイルの一端と接
    続した上記通信線の一方に接続し、かつ第1端子を上記
    抵抗の一端と接続した通信線の他方に接続したことを特
    徴とするサージ吸収回路。
  2. (2)抵抗と並列にコンテ゛ンサを接続したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載のサージ
    吸収回路。
JP6545179U 1979-05-16 1979-05-16 サ−ジ吸収回路 Expired JPS598423Y2 (ja)

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JP6545179U JPS598423Y2 (ja) 1979-05-16 1979-05-16 サ−ジ吸収回路

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Publication Number Publication Date
JPS55166128U JPS55166128U (ja) 1980-11-29
JPS598423Y2 true JPS598423Y2 (ja) 1984-03-15

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