JPH06283315A - 避雷装置 - Google Patents

避雷装置

Info

Publication number
JPH06283315A
JPH06283315A JP6773393A JP6773393A JPH06283315A JP H06283315 A JPH06283315 A JP H06283315A JP 6773393 A JP6773393 A JP 6773393A JP 6773393 A JP6773393 A JP 6773393A JP H06283315 A JPH06283315 A JP H06283315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zinc oxide
line
oxide element
element unit
units
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6773393A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Nakayama
哲也 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP6773393A priority Critical patent/JPH06283315A/ja
Publication of JPH06283315A publication Critical patent/JPH06283315A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過電圧による素子の破壊を防止しつつ、線路
の保護レベルを従来よりも大幅に引き下げることができ
る避雷装置を提供すること。 【構成】 線路と大地間に線路の通常の運転電圧に耐え
る程度の低い定格電圧の酸化亜鉛素子ユニット4を多数
並列に設置する。各酸化亜鉛素子ユニット4に温度セン
サ5や漏れ電流検出センサ6を取付け、これらのセンサ
により検出された使用中の酸化亜鉛素子ユニット4の責
務が所定レベルを越えたときに、使用する酸化亜鉛素子
ユニット4を切替スイッチ7により順次切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、落雷時に線路に発生す
る雷サージ電圧や開閉サージ電圧を大地に逃がすことに
より線路を保護する避雷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】線路と大地間に酸化亜鉛素子ユニットを
取り付けておき、雷サージ電圧や開閉サージ電圧が加わ
ったときに酸化亜鉛素子の抵抗が低下することを利用し
てこれらの電圧を大地に逃がすようにした避雷装置は広
く知られている。ところで、線路の運転電圧は地絡事故
が発生すると健全相の電圧が通常の値より大幅に上昇す
る。このため、酸化亜鉛素子の定格電圧がこの電圧より
低いとこの過電圧により素子が破壊されるおそれがあ
る。このために従来は定格電圧をこの過電圧に相当する
ように通常の運転電圧の1.3 〜1.7 倍に設定していた。
【0003】この定格電圧の設定により酸化亜鉛素子の
積層枚数が決定され、その結果として雷や開閉サージ電
流の通過時の酸化亜鉛素子ユニットの制限電圧が決定さ
れ、最終的にこの値をもとに線路の保護レベルが設定さ
れていた。この低減は変電機器の小型化や送電線路のク
リアランス縮小の観点から検討されてきた。即ち、素子
自体の特性向上や大口径化、並列使用等による解決が図
られているが、素子自体の特性向上はすでに限界に近く
これ以上の向上はあまり期待できないと思われる。また
大口径化や並列使用についても、酸化亜鉛素子の持つ非
直線性から大幅な効果を期待できないのが実情である。
【0004】上記のように従来の避雷装置では線路の保
護レベルを更に低減することが困難であり、このため変
電機器の小型化や送電線路のクリアランスの縮小を図れ
ないという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、運転電圧以上の過電圧による素子の
破壊を防止しつつ、線路の保護レベルを従来よりも大幅
に引き下げることができる避雷装置を提供するために完
成されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、線路と大地間に線路の通常の運
転電圧に耐える酸化亜鉛素子ユニットを多数並列に設置
するとともに、各酸化亜鉛素子ユニットにセンサを取付
け、このセンサにより検出された使用中の酸化亜鉛素子
ユニットの責務が所定レベルを越えたときに、使用する
酸化亜鉛素子ユニットを順次切り替える切替スイッチを
設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明の避雷装置は、線路と大地間に多数並列
に設置された酸化亜鉛素子ユニットのうち、1個のみを
切替スイッチにより選択して使用するものである。各酸
化亜鉛素子ユニットは線路の通常の運転電圧に耐えるこ
とができる程度に定格電圧を引き下げたものであり、こ
れにより雷や開閉サージ電流が流れたときの制限電圧を
低減できることから線路の保護レベルを従来よりも大幅
に引き下げることができる。その結果、線路の機器の絶
縁レベルを従来よりも大幅に引き下げ小型化を図った
り、送電線路のクリアランスの縮小を図ることが可能と
なる。
【0008】またこのような定格電圧の低い酸化亜鉛素
子ユニットを使用したため、系統が通常の運転電圧に維
持されている場合には問題はないが、地絡事故が生じて
健全相の電圧が上昇しているような状態で開閉サージや
雷サージによる過電圧が系統に加わったときには使用さ
れる酸化亜鉛素子ユニットの責務は従来の定格電圧の高
いものよりもはるかに厳しくなる。そこで本発明では使
用中の酸化亜鉛素子ユニットの温度や漏れ電流をセンサ
により検出し、使用中の酸化亜鉛素子ユニットの責務が
所定レベルを越えたときに、使用する酸化亜鉛素子ユニ
ットを切替スイッチにより順次切り替える。これにより
酸化亜鉛素子ユニットの破壊は回避される。なお、開閉
サージや雷サージの継続時間はごく短いため、切り替え
は迅速に行われるものである。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を示す。図1において、
1は線路の母線、2は内部にSF6 ガスや絶縁油等が充
填された接地ケース、3は引出しブッシングである。接
地ケース2の内部には下端が大地に接続された多数の酸
化亜鉛素子ユニット4が並列に設置されている。各酸化
亜鉛素子ユニット4には、そのエネルギ責務を検出する
ための温度センサ5と漏れ電流検出センサ6が取り付け
られている。各酸化亜鉛素子ユニット4の上端は切替ス
イッチ7に接続されており、常時1個の酸化亜鉛素子ユ
ニット4を母線1と接続して使用している。また前記し
た温度センサ5と漏れ電流検出センサ6により検出され
た酸化亜鉛素子ユニット4の責務が所定レベルを越えた
とエネルギ責務演算装置8が判断したときには、切替ス
イッチ制御部9からの信号により使用する酸化亜鉛素子
ユニット4を切替スイッチ7が順次切り替えるようにな
っている。
【0010】この実施例の避雷装置では、各酸化亜鉛素
子ユニット4の定格電圧は線路の通常の運転電圧に耐え
ることができるがそれよりもあまり高くない程度とされ
ている。このために線路の保護レベルは従来の1/1.3 〜
1/1.7 程度まで、大幅に引き下げることができ、その結
果、線路の機器の絶縁レベルも従来よりも大幅に引き下
げることが可能となる。
【0011】また線路に通常の運転電圧を越える過電圧
が発生したときには、定格電圧の低い酸化亜鉛素子ユニ
ット4のエネルギ責務は容易に限界を越えそうになる。
しかし温度センサ5と漏れ電流検出センサ6が使用中の
酸化亜鉛素子ユニット4のエネルギ責務を検出してお
り、エネルギ責務演算装置8が所定レベルを越えたと判
断したときには、直ちに切替スイッチ7が使用する酸化
亜鉛素子ユニット4を次の酸化亜鉛素子ユニット4に切
り替える。このために、個々の酸化亜鉛素子ユニット4
の定格電圧を引き上げることなく、過電圧による素子の
破壊を防止することができる。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の避雷装
置は過電圧による素子の破壊を防止しつつ、線路の保護
レベルを従来よりも大幅に引き下げることができ、これ
により機器の絶縁レベルを引き下げることができるとと
もに、変電機器及び送電線路のクリアランスを減少させ
ることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 線路の母線 2 接地ケース 3 引出しブッシング 4 酸化亜鉛素子ユニット 5 温度センサ 6 漏れ電流検出センサ 7 切替スイッチ 8 エネルギ責務演算装置 9 切替スイッチ制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路と大地間に線路の運転電圧に耐える
    酸化亜鉛素子ユニットを多数並列に設置するとともに、
    各酸化亜鉛素子ユニットにセンサを取付け、このセンサ
    により検出された使用中の酸化亜鉛素子ユニットの責務
    が所定レベルを越えたときに、使用する酸化亜鉛素子ユ
    ニットを順次切り替える切替スイッチを設けたことを特
    徴とする避雷装置。
JP6773393A 1993-03-26 1993-03-26 避雷装置 Withdrawn JPH06283315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6773393A JPH06283315A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 避雷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6773393A JPH06283315A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 避雷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06283315A true JPH06283315A (ja) 1994-10-07

Family

ID=13353454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6773393A Withdrawn JPH06283315A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 避雷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06283315A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8705220B2 (en) 2011-06-20 2014-04-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Surge arrester and gas-insulated electric apparatus
JP2015210218A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 株式会社ノーケン 中継器およびレベル計
CN107749613A (zh) * 2017-12-17 2018-03-02 王在彬 一种用于避雷器的保护装置
CN107894519A (zh) * 2017-12-01 2018-04-10 国网黑龙江省电力有限公司大庆供电公司 220kV及以上电压等级多节氧化锌避雷器综合测试箱

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8705220B2 (en) 2011-06-20 2014-04-22 Kabushiki Kaisha Toshiba Surge arrester and gas-insulated electric apparatus
JP2015210218A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 株式会社ノーケン 中継器およびレベル計
CN107894519A (zh) * 2017-12-01 2018-04-10 国网黑龙江省电力有限公司大庆供电公司 220kV及以上电压等级多节氧化锌避雷器综合测试箱
CN107894519B (zh) * 2017-12-01 2023-08-04 国网黑龙江省电力有限公司大庆供电公司 220kV及以上电压等级多节氧化锌避雷器综合测试箱
CN107749613A (zh) * 2017-12-17 2018-03-02 王在彬 一种用于避雷器的保护装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100506477B1 (ko) 누전차단기
US6778375B1 (en) Hybrid MOV/gas-tube AC surge protector for building entrance
RU2096882C1 (ru) Линия электропередачи с импульсным грозовым разрядником
SE451520B (sv) Skyddsanordning for ett seriekondensatorbatteri
DK157962B (da) Beskyttelsesisoleret nettilslutning med overspaendingsafledere
JP5035520B2 (ja) 地絡保護用放電装置
JPH06283315A (ja) 避雷装置
CN207339261U (zh) 一种防止高压串入带电显示器的过电压保护器
KR101074663B1 (ko) 쌍방향 서지보호기
US7511933B2 (en) System and method for protecting transient-suppressing elements against over-voltage conditions
JPH07302674A (ja) 開閉器付き避雷器
JPS6229850B2 (ja)
RU2304835C1 (ru) Устройство защиты от перенапряжений
JP3374952B2 (ja) 直列形インバータ回路の保護方法
JPS63294218A (ja) 火花ギャップ式高速度避雷器
JPH05283212A (ja) 避雷装置
SU516146A1 (ru) Устройство дл защиты проводной линии св зи от перенапр жени
JP2008306893A (ja) 多段形電源保護装置
CN117937408A (zh) 一种浪涌保护器控制方法、系统、存储介质及设备
KR100990606B1 (ko) 전기 조리기기
SU1078530A1 (ru) Устройство защиты от перенапр жений
RU2091952C1 (ru) Устройство для заземления нейтрали трансформаторов
RU2009596C1 (ru) Устройство для защиты от коммутационных перенапряжений
JPH05275156A (ja) 半導体付避雷器
SU913518A1 (ru) Подстанция 1

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000530