JPH05283212A - 避雷装置 - Google Patents

避雷装置

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Publication number
JPH05283212A
JPH05283212A JP4077837A JP7783792A JPH05283212A JP H05283212 A JPH05283212 A JP H05283212A JP 4077837 A JP4077837 A JP 4077837A JP 7783792 A JP7783792 A JP 7783792A JP H05283212 A JPH05283212 A JP H05283212A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lightning
surge current
resistor
detecting section
switch element
Prior art date
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Pending
Application number
JP4077837A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ohashi
隆 大橋
Shuichiro Motoyama
修一郎 本山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05283212A publication Critical patent/JPH05283212A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】波高値の大きな雷サージ電流が流れた場合、及
びエネルギの大きな雷サージ電流が流れた場合のいずれ
においても、避雷素子での責務を軽減して、避雷素子が
破損するのを防ぐ。 【構成】金属酸化物を主成分とする電圧−電流特性が非
直線性の抵抗体よりなる避雷素子2の接地側に、抵抗温
度係数が正の抵抗体よりなる検出部3を接続する。その
検出部3からの信号により動作するスイッチ素子4を、
前記避雷素子2及び検出部3に対して並列に接続する。
波高値やエネルギの大きな雷サージ電流が避雷素子2に
流れたとき、検出部3が温度上昇してその抵抗値が増加
し、それに伴う検出部3からの検出信号によりスイッチ
素子4が開放動作されて、雷サージ電流がスイッチ素子
4側に分流される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、送電線や変電所にお
いて雷撃から電力用機器を保護するために使用される避
雷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の避雷装置においては、
酸化亜鉛等の金属酸化物を主成分とする電圧−電流特性
が非直線性の抵抗体からなる避雷素子が用いられ、この
避雷素子により雷サージ電流を大地に放電すると共に、
その後に生じる続流電流を抑制遮断して、地絡事故によ
る停電を防ぐようになっている。
【0003】しかしながら、この避雷装置に対して避雷
素子の設計耐量を越えるような大きな雷サージ電流が流
れた場合には、避雷素子が破損して地絡事故を招くこと
があった。これを防止するため、例えば実開昭55−1
26603号公報に示すような避雷装置が従来から提案
されている。
【0004】この従来装置では、図4に示すように、非
直線性抵抗体よりなる避雷素子11の接地側に直線性抵
抗体12が接続され、その直線性抵抗体12の高圧部分
をゲート信号とするサイリスタ13,14が、前記避雷
素子11の一部及び直線性抵抗体12に対して並列に接
続されている。そして、避雷素子11に対して、図3に
曲線Aで示すような波高値の大きな雷サージ電流が流れ
たときには、直線性抵抗体12の電圧降下が大きくな
り、サイリスタ13,14のゲートが開かれて、雷サー
ジ電流がサイリスタ13,14側に分流される。これに
より、避雷素子11での責務が軽減されて、その避雷素
子11の破損が防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
避雷装置においては、避雷素子11の接地側に直線性抵
抗体12が接続されているため、図3に曲線Aで示すよ
うな波高値の大きな雷サージ電流が流れたときには有効
であるが、同図に曲線Bで示すように、電流値はそれ程
大きくないが、継続時間が長くてエネルギの大きな雷サ
ージ電流が流れた場合には、直線性抵抗体12の電圧降
下が大きくならないで、前記の動作が有効に行われず、
避雷素子11が破損して地絡事故を招くという問題があ
った。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、波高値の大きな雷サージ電流が流れた
場合、及びエネルギの大きな雷サージ電流が流れた場合
のいずれにおいても、避雷素子での責務を軽減して、避
雷素子が破損するのを防ぐことができ、地絡事故を招く
おそれを確実に防止することができる避雷装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の避雷装置の発明では、金属酸化
物を主成分とする電圧−電流特性が非直線性の抵抗体よ
りなる避雷素子の接地側に、抵抗温度係数が正の抵抗体
よりなる検出部を接続し、その検出部からの信号により
動作するスイッチ素子を、前記避雷素子及び検出部に対
して並列に接続したものである。
【0008】又、請求項2に記載の避雷装置の発明で
は、前記スイッチ素子を双方向のサイリスタにより構成
したものである。
【0009】
【作 用】上記のように構成された避雷装置において、
避雷素子に波高値の大きな雷サージ電流が流れた場合に
は、抵抗温度係数が正の抵抗体よりなる検出部が急激に
温度上昇してその抵抗値が急増し、検出部の電圧降下が
大きくなって検出信号が出力される。又、避雷素子に継
続時間が長くてエネルギの大きな雷サージ電流が流れた
場合には、検出部が徐々に温度上昇してその抵抗値が漸
増し、所定時間後に検出部の電圧降下が所定値に達して
検出信号が出力される。そして、この検出部からの検出
信号によりスイッチ素子が開放動作して、雷サージ電流
がスイッチ素子側に分流される。
【0010】このため、波高値の大きな雷サージ電流が
流れた場合、及びエネルギの大きな雷サージ電流が流れ
た場合のいずれにおいても、避雷素子での責務を軽減し
て、避雷素子が破損するのを防ぐことができ、地絡事故
を招くおそれを確実に防止することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を具体化した避雷装置の一実
施例を、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1及び図2に示すように、避雷器1は送
電線の鉄塔等に装設され、その内部には酸化亜鉛等の金
属酸化物を主成分とする電圧−電流特性が非直線性の非
直線性抵抗体よりなる避雷素子2が積層状態で収容され
ている。検出部3は避雷素子2の接地側に直列に接続さ
れ、抵抗温度係数が正の抵抗体から構成されている。そ
して、送電線に雷撃が侵入して、避雷素子2に波高値の
大きな雷サージ電流やエネルギの大きな雷サージ電流が
流れた場合には、この検出部3が温度上昇してその抵抗
値が増大し、検出部3の電圧降下が大きくなって、避雷
素子2と検出部3との接続点Cから検出信号が出力され
る。
【0013】スイッチ素子4は前記避雷素子2及び検出
部3に対して並列に接続され、双方向のサイリスタ5,
6により構成されている。そして、前記検出部3の接続
点Cから判別用バランサ抵抗7を介して検出信号が出力
されたとき、このスイッチ素子4におけるサイリスタ
5,6のゲートが開かれて、波高値やエネルギの大きな
雷サージ電流がスイッチ素子4側に分流される。前記サ
イリスタ5,6は双方向であるため雷サージ電流の極性
にかかわらずスイッチ素子4側への分流が可能である。
【0014】保護インダクタンス8及び保護抵抗9は前
記スイッチ素子4に直列に接続され、この保護インダク
タンス8によりスイッチ素子4の動作時の大電流が阻止
されると共に、保護抵抗9によりスイッチ素子4の動作
後の電圧が分担されて、スイッチ素子4が保護される。
抵抗及びコンデンサよりなるスナバ回路10はスイッチ
素子4に並列に接続され、このスナバ回路10によりス
イッチ素子4の動作ノイズが消去される。
【0015】次に、前記のように構成された避雷装置に
ついて動作を説明する。さて、この避雷装置において、
送電線に雷撃が侵入して、避雷器1内の避雷素子2に対
し、図3に曲線Aで示すような波高値の大きな雷サージ
電流が流れた場合には、抵抗温度係数が正の抵抗体より
なる検出部3が急激に温度上昇してその抵抗値が急増
し、検出部3の電圧降下が大きくなって、接続点Cから
検出信号が出力される。これにより、スイッチ素子4に
おけるサイリスタ5,6のゲートが開かれて、雷サージ
電流がスイッチ素子4側に分流される。
【0016】又、前記避雷素子2に対して、図3に曲線
Bで示すような継続時間が長くてエネルギの大きな雷サ
ージ電流が流れた場合には、検出部3が徐々に温度上昇
してその抵抗値が漸増し、所定時間後に検出部3の電圧
降下が所定値に達して検出信号が出力される。これによ
り、前記の場合と同様に、スイッチ素子4におけるサイ
リスタ5,6のゲートが開かれて、雷サージ電流がスイ
ッチ素子4側に分流される。
【0017】従って、波高値の大きな雷サージ電流が流
れた場合、及びエネルギの大きな雷サージ電流が流れた
場合のいずれにおいても、雷サージ電流がスイッチ素子
4側に分流されて、避雷素子2での責務を軽減すること
ができ、避雷素子2が破損するのを防いで、地絡事故を
招くおそれを確実に防止することができる。
【0018】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、図1に示す避雷装置を多
段に連結して用いること、あるいはスイッチ素子として
サイリスタの代わりにトライアックを使用する等、この
発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各部の構成を任意に
変更して具体化することも可能である。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、波高値の大きな雷サージ電流が流れた場
合、及びエネルギの大きな雷サージ電流が流れた場合の
いずれにおいても、避雷素子での責務を軽減して、避雷
素子が破損するのを防ぐことができ、地絡事故を招くお
それを確実に防止することができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化した避雷装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】その避雷装置の詳細を示す回路図である。
【図3】雷サージ電流の種類を示すグラフである。
【図4】従来の避雷装置を示す回路図である。
【符号の説明】
1 避雷器、2 避雷素子、3 検出部、4 スイッチ
素子、5 サイリスタ、6 サイリスタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化物を主成分とする電圧−電流特
    性が非直線性の抵抗体よりなる避雷素子の接地側に、抵
    抗温度係数が正の抵抗体よりなる検出部を接続し、その
    検出部からの信号により動作するスイッチ素子を、前記
    避雷素子及び検出部に対して並列に接続したことを特徴
    とする避雷装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ素子を双方向のサイリスタ
    により構成したことを特徴とする請求項1に記載の避雷
    装置。
JP4077837A 1992-03-31 1992-03-31 避雷装置 Pending JPH05283212A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7508186B2 (en) 2003-06-12 2009-03-24 Lm Glasfiber A/S Registration of lightning strike in a wind turbine
CN112557888A (zh) * 2019-09-25 2021-03-26 南京南瑞继保电气有限公司 一种可控避雷器控制开关位置判断系统和方法
CN114388206A (zh) * 2020-10-16 2022-04-22 许继集团有限公司 一种直流可控避雷器及其使用的电力电子开关

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