JPS5831365Y2 - サ−ジ吸収器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はサージ吸収器に関するものである。

一般に、酸化亜鉛型バリスタ等の電圧依存性非直線抵抗
素子は、電子機器等を誘導雷等の異常電圧から保護する
ために用いられるが、素子の能力以上の異常電圧が印加
されると劣化し、また短絡破壊等を起し、短絡電流等に
より発煙または発火を引き起こすという問題がある。

この問題を解消するために、従来は電圧依存性非直線抵
抗素子に直列に電源ヒユーズや温度ヒユーズを接続して
短絡電流等が流れたときに速かに電圧依存性Ｊ［直線抵
抗素子を回路から切離すようにしていたが、スペース的
にもまた部品点数的にも問題があつた。

したがって、この考案の目的は、・部品点数を少くでき
て小型化でき、しかも劣化および短絡破壊時の発煙また
は発火を防止できるサージ吸収器を提供することである
。

この考案の一実施例を第１図ないし第３図に示す。

すなわち、このサージ吸収器は、第１図に示す：ように
、酸化亜鉛型バリスタ等の円筒形電圧依存性非直線抵抗
素子１の両端面に第１および第２の電極、２．３をそれ
ぞれ形威し、この円筒形電圧依存性非直線抵抗素子１の
両端に第１および第２の金属製キャップ４，５を装着し
て第１および第２の電極２，３に接触させ、第１の金属
製キャップ４に絶縁スリーブ６を装着し、さらにこの絶
縁スリーブ６に電極棒７を装着し、第２の金属製キャッ
プ５と電極棒７の間にヒユーズ８を張架したものであ１
）□ １す る。

□、こ′１の場合、ヒユーズ８は、第２図に示すように
、一端が電極棒７に接続固定されていて、絶縁スリーブ
６、・・□に電極棒７を装着したのち電極棒７の第１の
金属製キャップ４への装着時に、他端が第３図に示すよ
うに円筒形電圧依存性非直線抵抗素子１、に既に装着さ
れた第２の金属製キャップ５の透孔５ａに挿通され、そ
の後他端が第２の金属製キャップ動こはんだ付けされる
ことにより第２の金属製キ今ツブ５と電極棒７の間に張
架される。

こりようにサージ吸収器を構成すると、第４図に示すよ
うに、円筒形電圧依存性非直線抵抗素子１とヒユーズ８
を直列接続した二とになる。

今、第１の金属製キャップ４および電極棒７、を電子機
器における電源入力側に接続するとともに第１および第
２の金属製キャップ４，５を負荷側に接続した場合には
、円筒形電圧依存性非直線抵抗素子１により電子機器が
異常電圧から保護され、また円筒形電圧依存性非直線抵
抗素子１が破壊したり負荷か短絡したときにヒユーズ８
によって発煙または発火しないように保護される。

また、第１の金属製キャップ４および電極棒７を電子機
器の入力部に傍、続した捨金、には、ヒ子−ズ８．は電
子機器を保護せず円筒形電圧依存性非直線抵抗素子１の
みを保護する。

このときに、この実施例のサージ吸収器は、劣化、およ
び短絡破壊時の発煙または発火を外付部品を必要とせず
に防止でき、その結果小型化できる。

以上のように、この考案のサージ吸収器は、部品点数を
少くできて小型化でき、しがも劣化および短絡破壊時の
発煙または発火を防止できるという効果がある。

、１゜

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図はそれぞれこめ考案め一実施例の断
面図、要部断面図および要部断面図、第４図は第１図の
サージ吸収器の等価回路図である。 １・・・・・・円筒形電圧依存性非直線抵抗素子、２゜
３・・・・・・第１および第２の電極、４，５・・・・
・・第１および第２の金属製キャップ、６・・・・・・
絶縁スリーブＪ・・・・・・電極棒、８・・・・・・ヒ
ユーズ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒形電圧依存性非直線抵抗素子と、この筒形電圧依存性
   非直線抵抗素子の両端面にそれぞれ形威された第１およ
   び第２の電極と、前記筒形電圧依存性非直線抵抗素子の
   両端にそれぞれ装着されて前記第１および第２の電極に
   それぞれ接触する第１および第２の金属製キャップと、
   この第１の金属製キャップに装着された絶縁スリーブと
   、この絶縁スリーブに装着された電極棒と、前記第２の
   金属製キャップと前記電極棒の間に、歩架されたヒユー
   ズとを備えたサージ吸収器。 、、、、。