JPS60148337A - 複合形保護素子 - Google Patents
複合形保護素子Info
- Publication number
- JPS60148337A JPS60148337A JP56184A JP56184A JPS60148337A JP S60148337 A JPS60148337 A JP S60148337A JP 56184 A JP56184 A JP 56184A JP 56184 A JP56184 A JP 56184A JP S60148337 A JPS60148337 A JP S60148337A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal oxide
- fuse
- temperature
- oxide varistor
- temperature fuse
- Prior art date
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- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の属する技術分野
本発明は、電子交換機等の通信機器と局外ケーブル等と
のインターフェイス部に挿入して、局内通信機器を落雷
や混触による異常電圧または異常電流から保護するため
に使用される保護素子に関し、特に温度ヒユーズとバリ
スタとからなる複合形保護素子に関する。
のインターフェイス部に挿入して、局内通信機器を落雷
や混触による異常電圧または異常電流から保護するため
に使用される保護素子に関し、特に温度ヒユーズとバリ
スタとからなる複合形保護素子に関する。
従来技術
従来、この種の保護素子は、第1図に示すように、ニッ
ケル線、コンスタンタン線等で構成されたヒユーズlを
外部端子りと通信機器Cとの間に直列に挿入し、ヒユー
ズlと通信機器Cとの接続点を金属酸化物バリスタ2を
介して接地した構成である。外部端子りに接続された局
外ケーブルに電力線が接触したような場合に、通信機器
Cに異常電流が流入したときは、ヒユーズlが溶断して
通信機器Cへの異常電流が遮断される。また落雷によっ
て外部端子りに人力したサージ電圧によって金属酸化物
バリスタ2が低抵抗となることによって通信機器Cに高
電圧が印加されることを防Iにすることができる。
ケル線、コンスタンタン線等で構成されたヒユーズlを
外部端子りと通信機器Cとの間に直列に挿入し、ヒユー
ズlと通信機器Cとの接続点を金属酸化物バリスタ2を
介して接地した構成である。外部端子りに接続された局
外ケーブルに電力線が接触したような場合に、通信機器
Cに異常電流が流入したときは、ヒユーズlが溶断して
通信機器Cへの異常電流が遮断される。また落雷によっ
て外部端子りに人力したサージ電圧によって金属酸化物
バリスタ2が低抵抗となることによって通信機器Cに高
電圧が印加されることを防Iにすることができる。
L述した従来の複合形保護素子は、落雷時に異常電流が
直接ヒユーズ1に流入するため、ヒユーズlの定格電流
をかなり大きくしなければ、落雷の都度ヒユーズlが溶
断するという欠点がある。
直接ヒユーズ1に流入するため、ヒユーズlの定格電流
をかなり大きくしなければ、落雷の都度ヒユーズlが溶
断するという欠点がある。
また、ヒユーズlの定格電流を大きくすると1通信線と
電力線とが混触した場合に、長時間に亘って金属酸化物
バリスタ2に過電圧が印加され、ヒユーズlが溶断され
る前に金属酸化物バリスタ2が発熱によって焼損されて
しまい、通信機器の保護は愚か、火災発生のおそれすら
生じるという欠点がある。
電力線とが混触した場合に、長時間に亘って金属酸化物
バリスタ2に過電圧が印加され、ヒユーズlが溶断され
る前に金属酸化物バリスタ2が発熱によって焼損されて
しまい、通信機器の保護は愚か、火災発生のおそれすら
生じるという欠点がある。
第2図に示すように、温度上昇に伴なって抵抗値が急激
に上昇する正特性サーミスタ3と金属酸化物バリスタ2
とを組合せた複合形保護素子もある。この場合は、金属
酸化物バリスタ2と正特性サーミスタ3とを熱的に結合
させて、金属酸化物7へリスク2の発熱によって正特性
サーミスタ3の温度が上昇すると正特性サーミスタ3が
高抵抗になって金属酸化物バリスタ2が焼損することを
防止することが67能である。しかし、この回路は、正
時〜性サーミスタ3の初期抵抗値のばらつき(±20%
程度)および直流抵抗の経年変化(±lO%程度)によ
って伝送特性等が変化し。
に上昇する正特性サーミスタ3と金属酸化物バリスタ2
とを組合せた複合形保護素子もある。この場合は、金属
酸化物バリスタ2と正特性サーミスタ3とを熱的に結合
させて、金属酸化物7へリスク2の発熱によって正特性
サーミスタ3の温度が上昇すると正特性サーミスタ3が
高抵抗になって金属酸化物バリスタ2が焼損することを
防止することが67能である。しかし、この回路は、正
時〜性サーミスタ3の初期抵抗値のばらつき(±20%
程度)および直流抵抗の経年変化(±lO%程度)によ
って伝送特性等が変化し。
また、正特性サーミスタ3を常時通電状態で使用する必
要があるという欠点がある。また、混触落雷等による異
常電流によって正特性サーミスタ3の経年変化がさらに
10%程度変動するばかりでなく温度−抵抗特性も劣化
するため、通信回線に使用することは不適当である。
要があるという欠点がある。また、混触落雷等による異
常電流によって正特性サーミスタ3の経年変化がさらに
10%程度変動するばかりでなく温度−抵抗特性も劣化
するため、通信回線に使用することは不適当である。
発明の目的
本発明の目的は、上述の従来の欠点を解決し、電力線と
の混触が生じた場合に、金属酸化物バリスタ2が焼損す
る前に温度ヒユーズを動作させることにより、金属酸化
物バリスタの発熱焼損による火災の発生を防止し、かつ
通信機器の電子部品を保護することが可能な複合形保護
素子を提供することにある。
の混触が生じた場合に、金属酸化物バリスタ2が焼損す
る前に温度ヒユーズを動作させることにより、金属酸化
物バリスタの発熱焼損による火災の発生を防止し、かつ
通信機器の電子部品を保護することが可能な複合形保護
素子を提供することにある。
発明の構成
本発明の複合形保護素子は、外部端子と通信機器とのL
l+に直列に挿入された温度ヒューイと、該温度ヒユー
ズと通信機器との接続点と大地間に接続されたバリスタ
とを備えて、前記温度ヒユーズとバリスタとを熱的に結
合させたこと゛を特徴とする。
l+に直列に挿入された温度ヒューイと、該温度ヒユー
ズと通信機器との接続点と大地間に接続されたバリスタ
とを備えて、前記温度ヒユーズとバリスタとを熱的に結
合させたこと゛を特徴とする。
発明の実施例
次に、本発明について、図面を参照して詳細に説明する
。
。
第3図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
すなわち、酸化亜鉛を主成分とする金属酸化物11の片
面に接地用の銀電極11aを形成し、他の面に電極11
b、flb’を形成して金属酸化物バリスタを構成する
。該金属酸化物バリスタは、非線形抵抗特性を有する素
子であり、電極11b、llb′と接地電極11aの間
に印加される電圧が、例えば75V程度以上であると該
バリスタ含の抵抗は急激に低下する。そして、電極11
b、llb′に通信機器への接続端子Co−T 、C0
−Rを接続し、またそれぞれに温度ヒユーズ10 、1
0 ’を熱的に密着して開蓋し、Sらにそのリード線1
0c、foe′を半田イ+1け接続する。リード線10
c、10c′はn(及的に知〈太いことが温度ヒユーズ
10.10’と金属酸化物バリスタ2との熱的結合を密
にするために望ましい。温度ヒユーズlOは、セラミッ
ク管10a内に低温半田を充填し、その両端部にリード
線10b、foeを取伺け、リード線10bを外部端子
0F−Tとして局外ケーブルに接続する。温度ヒユーズ
lO′も同様な構造であり、リード線10b′は外部端
子0F−Rとされる。
面に接地用の銀電極11aを形成し、他の面に電極11
b、flb’を形成して金属酸化物バリスタを構成する
。該金属酸化物バリスタは、非線形抵抗特性を有する素
子であり、電極11b、llb′と接地電極11aの間
に印加される電圧が、例えば75V程度以上であると該
バリスタ含の抵抗は急激に低下する。そして、電極11
b、llb′に通信機器への接続端子Co−T 、C0
−Rを接続し、またそれぞれに温度ヒユーズ10 、1
0 ’を熱的に密着して開蓋し、Sらにそのリード線1
0c、foe′を半田イ+1け接続する。リード線10
c、10c′はn(及的に知〈太いことが温度ヒユーズ
10.10’と金属酸化物バリスタ2との熱的結合を密
にするために望ましい。温度ヒユーズlOは、セラミッ
ク管10a内に低温半田を充填し、その両端部にリード
線10b、foeを取伺け、リード線10bを外部端子
0F−Tとして局外ケーブルに接続する。温度ヒユーズ
lO′も同様な構造であり、リード線10b′は外部端
子0F−Rとされる。
次に、本実施例の動作について、第4図に示す回路図を
参照しながら説明する。落雷によって局外ケーブルに異
常電圧が誘起したときは、該異常電圧は、温度ヒユーズ
lOを経由して金属酸化物バリスタ2に印加され、金属
酸化物バリスタ2によって通信機器の耐圧以下の電圧に
クリップされる。従って、通信機器に耐圧以上の高電圧
が印加されることはない。なお、温度ヒユーズlOは一
般のヒユーズに比較して雷サージ電流に対する銅量が1
0倍程度大きいから、雷サージによって動作することは
ない。一方、局外ケーブルに例えばAC200Vの電力
線が混触した場合は、温度ヒユーズlOを介して金属酸
化物バリスタ2に異常電圧(例えば75V以上の電圧を
いうものとする)がかかつて、金属酸化物バリスタ2が
低抵抗となり、異常電流が流れる。この異常電流が継続
して流れると、金属酸化物バリスタ2が発熱し、この温
度が温度ヒユーズlOに伝達される。金属酸化物バリス
タ2の温度がセラミック管10aに充填された低温半田
の融点(98℃〜110℃程度)を越えると温度ヒユー
ズlOが動作する。すなわち、金属酸化物バリスタ2が
発熱によって焼損する前に、温度ヒユーズ10が動作し
て外部端子と金属酸化物バリスタおよび通信機器とを遮
断する。なお、温度ヒユーズは、正特性サーミスタに比
して直流抵抗がl/l O以下であり、伝送損失の面で
問題はない。また、抵抗の経年変化は、正特性サーミス
タが20%程度であるのに対し、温度ヒユーズは1%以
下であるから無視することが1丁能である。
参照しながら説明する。落雷によって局外ケーブルに異
常電圧が誘起したときは、該異常電圧は、温度ヒユーズ
lOを経由して金属酸化物バリスタ2に印加され、金属
酸化物バリスタ2によって通信機器の耐圧以下の電圧に
クリップされる。従って、通信機器に耐圧以上の高電圧
が印加されることはない。なお、温度ヒユーズlOは一
般のヒユーズに比較して雷サージ電流に対する銅量が1
0倍程度大きいから、雷サージによって動作することは
ない。一方、局外ケーブルに例えばAC200Vの電力
線が混触した場合は、温度ヒユーズlOを介して金属酸
化物バリスタ2に異常電圧(例えば75V以上の電圧を
いうものとする)がかかつて、金属酸化物バリスタ2が
低抵抗となり、異常電流が流れる。この異常電流が継続
して流れると、金属酸化物バリスタ2が発熱し、この温
度が温度ヒユーズlOに伝達される。金属酸化物バリス
タ2の温度がセラミック管10aに充填された低温半田
の融点(98℃〜110℃程度)を越えると温度ヒユー
ズlOが動作する。すなわち、金属酸化物バリスタ2が
発熱によって焼損する前に、温度ヒユーズ10が動作し
て外部端子と金属酸化物バリスタおよび通信機器とを遮
断する。なお、温度ヒユーズは、正特性サーミスタに比
して直流抵抗がl/l O以下であり、伝送損失の面で
問題はない。また、抵抗の経年変化は、正特性サーミス
タが20%程度であるのに対し、温度ヒユーズは1%以
下であるから無視することが1丁能である。
発明の効果
以上のように、本発明においては、温度ヒユーズの局内
側を金属酸化物バリスタによって接地し、該金属酸化物
バリスタと前記温度ヒユーズとを熱的に結合させた構造
としたから、雷サージに対する耐楡が大きく落雷によっ
て動作する回数を皆無とし、かつ電力線との混触に対し
ては、前記金属酸化物バリスタの発熱を前記温度ヒユー
ズに伝えて該温度ヒユーズを速やかに動作させて局外ケ
ーブルを開放し、局内機器を防護することができるとい
う効果がある。なお、温度ヒユーズの抵抗およびその経
年変化は小であり、伝送特性を劣化させることはない。
側を金属酸化物バリスタによって接地し、該金属酸化物
バリスタと前記温度ヒユーズとを熱的に結合させた構造
としたから、雷サージに対する耐楡が大きく落雷によっ
て動作する回数を皆無とし、かつ電力線との混触に対し
ては、前記金属酸化物バリスタの発熱を前記温度ヒユー
ズに伝えて該温度ヒユーズを速やかに動作させて局外ケ
ーブルを開放し、局内機器を防護することができるとい
う効果がある。なお、温度ヒユーズの抵抗およびその経
年変化は小であり、伝送特性を劣化させることはない。
第1図は従来の複合形保護素子の一例を示す回路図、第
2図は従来の複合形保護素子の他の一例を示す回路図、
第3図は本発明の一実施例を示す斜視図、第4図は上記
実施例の回路図である。 図において、l:ヒユーズ、2:金属酸化物バリスタ、
3:正特性サーミスタ、lO:温度ヒユーズ、ll:金
属酸化物、0F−T、0F−R・外部端子。 出願人 1」本′准気株式会社 代理人 弁理ト 住u1俊宗 月・1図 岸3図 二1・ 4 図
2図は従来の複合形保護素子の他の一例を示す回路図、
第3図は本発明の一実施例を示す斜視図、第4図は上記
実施例の回路図である。 図において、l:ヒユーズ、2:金属酸化物バリスタ、
3:正特性サーミスタ、lO:温度ヒユーズ、ll:金
属酸化物、0F−T、0F−R・外部端子。 出願人 1」本′准気株式会社 代理人 弁理ト 住u1俊宗 月・1図 岸3図 二1・ 4 図
Claims (1)
- 外部端子と通信機器との間に直列に挿入された温度ヒユ
ーズと、該温度ヒユーズと通信機器との接続点と天地間
に接続されたバリスタとを備えて、前記温度ヒユーズと
バリスタとを熱的に結合させたことを特徴とする複合形
保護素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56184A JPS60148337A (ja) | 1984-01-06 | 1984-01-06 | 複合形保護素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56184A JPS60148337A (ja) | 1984-01-06 | 1984-01-06 | 複合形保護素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60148337A true JPS60148337A (ja) | 1985-08-05 |
Family
ID=11477133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56184A Pending JPS60148337A (ja) | 1984-01-06 | 1984-01-06 | 複合形保護素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60148337A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS624102U (ja) * | 1985-06-24 | 1987-01-12 | ||
JPH0542918U (ja) * | 1991-11-13 | 1993-06-11 | シヤープ株式会社 | 電気暖房機 |
US7728709B2 (en) | 2001-08-02 | 2010-06-01 | Epcos Ag | Electroceramic component |
-
1984
- 1984-01-06 JP JP56184A patent/JPS60148337A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS624102U (ja) * | 1985-06-24 | 1987-01-12 | ||
JPH0542918U (ja) * | 1991-11-13 | 1993-06-11 | シヤープ株式会社 | 電気暖房機 |
US7728709B2 (en) | 2001-08-02 | 2010-06-01 | Epcos Ag | Electroceramic component |
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