JPH0121527Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0121527Y2 JPH0121527Y2 JP1389883U JP1389883U JPH0121527Y2 JP H0121527 Y2 JPH0121527 Y2 JP H0121527Y2 JP 1389883 U JP1389883 U JP 1389883U JP 1389883 U JP1389883 U JP 1389883U JP H0121527 Y2 JPH0121527 Y2 JP H0121527Y2
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- Japan
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- sintered body
- voltage
- varistor
- opposing surfaces
- electrode
- Prior art date
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- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は通信機器の保護回路として用いられる
電圧非直線抵抗器に関するものであり、従来の保
護回路と比較して性能が優れ、価格も安い保護回
路とすることができる電圧非直線抵抗器を提供し
ようとするものである。
電圧非直線抵抗器に関するものであり、従来の保
護回路と比較して性能が優れ、価格も安い保護回
路とすることができる電圧非直線抵抗器を提供し
ようとするものである。
従来例の構成とその問題点
従来、通信機器用保護回路は第1図に示すよう
に構成されている。図において、1は3極避雷
管、2,3は抵抗器またはコイル、4,5は酸化
亜鉛を主成分とする電圧非直線抵抗器、6,7は
ツエナーダイオード、8は通信機器を示してい
る。
に構成されている。図において、1は3極避雷
管、2,3は抵抗器またはコイル、4,5は酸化
亜鉛を主成分とする電圧非直線抵抗器、6,7は
ツエナーダイオード、8は通信機器を示してい
る。
L1,L2は通信線であり、Eはアースである。
上記の4,5で示される電圧非直線抵抗器(以
降バリスタと呼ぶ)の電圧−電流特性は一般に次
式によつて表わされる。
降バリスタと呼ぶ)の電圧−電流特性は一般に次
式によつて表わされる。
I=(V/C)〓
ただし、Iは電流、Vは電圧、C,αは定数で
ある。バリスタの特性はCとαの2つの定数で表
わすことができる。ここで、Cは電流Iアンペア
時における電圧で一般に固定抵抗器の抵抗値に相
当し、またバリスタとしては電圧非直線指数αが
できるだけ大きい方が望ましい。また、Cの代り
に電流1mA時の電圧V1nAを使用し、これをバリ
スタ電圧と呼んでいる。酸化亜鉛バリスタのαは
40〜100と極めて大きく、電圧安定化、サージ電
圧の抑制に効果が著しく、電子機器の保護広く使
われている。
ある。バリスタの特性はCとαの2つの定数で表
わすことができる。ここで、Cは電流Iアンペア
時における電圧で一般に固定抵抗器の抵抗値に相
当し、またバリスタとしては電圧非直線指数αが
できるだけ大きい方が望ましい。また、Cの代り
に電流1mA時の電圧V1nAを使用し、これをバリ
スタ電圧と呼んでいる。酸化亜鉛バリスタのαは
40〜100と極めて大きく、電圧安定化、サージ電
圧の抑制に効果が著しく、電子機器の保護広く使
われている。
さて、通信用保安器に用いられる従来のバリス
タを第2図、第3図、第4図にそれぞれ斜視図、
上面図、底面図で表わしたが、このバリスタは素
子1枚で通常の円板形の素子2個分の機能を有
し、リード線なしでプリント基板等の上に配線さ
れた導電部に直接ハンダ付けできるようになつて
いる。
タを第2図、第3図、第4図にそれぞれ斜視図、
上面図、底面図で表わしたが、このバリスタは素
子1枚で通常の円板形の素子2個分の機能を有
し、リード線なしでプリント基板等の上に配線さ
れた導電部に直接ハンダ付けできるようになつて
いる。
9は酸化亜鉛を主成分とする平板形の電圧非直
線抵抗体の焼結体で、焼結体9の厚みはほぼ一定
にしてある。10,11は焼結体9の一方の平面
に対をなすように形成した銀電極であり、この銀
電極10,11は焼結体9の端面部を経て焼結体
9の底面部まで延長形成されている。そして、1
2は焼結体9の底面部に形成された銀電極であ
る。この場合、焼結体9を介した銀電極10と1
2、および銀電極11と12によつてバリスタが
形成され、これらが第1図における電圧非直線抵
抗器4,5に相当する。しかも焼結体9の底面に
3つの銀電極部があるため、第5図に示すように
配線基板上にハンダ付けすることができる。第5
図において、13a,13bはハンダであり、1
4は上記L1,L2,Eを配線したプリント基板、
アルミナ基板等の配線基板である。
線抵抗体の焼結体で、焼結体9の厚みはほぼ一定
にしてある。10,11は焼結体9の一方の平面
に対をなすように形成した銀電極であり、この銀
電極10,11は焼結体9の端面部を経て焼結体
9の底面部まで延長形成されている。そして、1
2は焼結体9の底面部に形成された銀電極であ
る。この場合、焼結体9を介した銀電極10と1
2、および銀電極11と12によつてバリスタが
形成され、これらが第1図における電圧非直線抵
抗器4,5に相当する。しかも焼結体9の底面に
3つの銀電極部があるため、第5図に示すように
配線基板上にハンダ付けすることができる。第5
図において、13a,13bはハンダであり、1
4は上記L1,L2,Eを配線したプリント基板、
アルミナ基板等の配線基板である。
しかしながら、このバリスタはハンダ付けをす
ると銀電極10と12、および銀電極11と12
によつて形成されるバリスタのバリスタ電圧
V1nAがバラついたり、極性がついたりして、通
信用保安器の性能上問題となつていた。このバリ
スタは焼結体9の厚みが一定であるため、ハンダ
付けするまではバリスタ電圧はほぼ同一であり、
極性もない。それでは何故ハンダ付けをするとバ
リスタ電圧V1nAがバラついたり、極性がつくか
を以下に説明する。まず、このバリスタはn型半
導体の酸化亜鉛が主成分であり、その焼結体9に
銀電極10,11,12を形成すると銀と半導体
(酸化亜鉛)の接触によつて接触面に電位障壁が
形成される。この電位が約2〜3Vである。とこ
ろがハンダ付けをするとハンダの成分である鉛と
スズが銀電極10,11,12に侵入することに
なり、銀と半導体の接触によつて形成されていた
電位障壁が破壊される。すなわち、このハリスタ
では底面部の銀電極12の全面にハンダ付けされ
ると、銀電極12と焼結体9との間の電位障壁が
破壊され、バリスタ電圧がバラついたり、極性が
つくものであつた。
ると銀電極10と12、および銀電極11と12
によつて形成されるバリスタのバリスタ電圧
V1nAがバラついたり、極性がついたりして、通
信用保安器の性能上問題となつていた。このバリ
スタは焼結体9の厚みが一定であるため、ハンダ
付けするまではバリスタ電圧はほぼ同一であり、
極性もない。それでは何故ハンダ付けをするとバ
リスタ電圧V1nAがバラついたり、極性がつくか
を以下に説明する。まず、このバリスタはn型半
導体の酸化亜鉛が主成分であり、その焼結体9に
銀電極10,11,12を形成すると銀と半導体
(酸化亜鉛)の接触によつて接触面に電位障壁が
形成される。この電位が約2〜3Vである。とこ
ろがハンダ付けをするとハンダの成分である鉛と
スズが銀電極10,11,12に侵入することに
なり、銀と半導体の接触によつて形成されていた
電位障壁が破壊される。すなわち、このハリスタ
では底面部の銀電極12の全面にハンダ付けされ
ると、銀電極12と焼結体9との間の電位障壁が
破壊され、バリスタ電圧がバラついたり、極性が
つくものであつた。
考案の目的
本考案は上記欠点に鑑み、ハンダ付けしても、
バリスタ電圧がバラついたり、極性がつかない電
圧非直線抵抗器(バリスタ)を提供するものであ
る。
バリスタ電圧がバラついたり、極性がつかない電
圧非直線抵抗器(バリスタ)を提供するものであ
る。
考案の構成
この目的を達成するために本考案の電圧非直線
抵抗器(バリスタ)は、電極面の相対向する部分
を樹脂等の絶縁物でマスキングすることにより、
ハンダが端面部を除く電極面の相対向する部分お
よび相対向する側面部に回り込まないようにした
ものである。これにより、バリスタ構成部分での
電位障壁の破壊はなくなり、バリスタ電圧のバラ
ツキや極性がつくということはなくなる。
抵抗器(バリスタ)は、電極面の相対向する部分
を樹脂等の絶縁物でマスキングすることにより、
ハンダが端面部を除く電極面の相対向する部分お
よび相対向する側面部に回り込まないようにした
ものである。これにより、バリスタ構成部分での
電位障壁の破壊はなくなり、バリスタ電圧のバラ
ツキや極性がつくということはなくなる。
実施例の説明
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第6図、第7図、第8図、第9図に本考案の一
実施例の電圧非直線抵抗器の斜視図、上面図、底
面図、断面図を示す。
実施例の電圧非直線抵抗器の斜視図、上面図、底
面図、断面図を示す。
9は酸化亜鉛を主成分とする平板形の電圧非直
線抵抗体の焼結体で、焼結体9の厚みはほぼ一定
にしてある。10,11は焼結体9の一方の平面
に対をなすように形成した銀電極であり、この銀
電極10,11は焼結体9の端面部を経て底面部
まで延長形成されている。12は焼結体9の底面
部に形成された銀電極である。ここまでの構成は
従来例と同一である。そして15a,15bは銀
電極10,11,12の相対向する部分にハンダ
が回りこまないよう設けられたマスキングの役目
を果たす樹脂、ガラス等からなる絶縁物である。
ここで、絶縁物15aは焼結体9の一方の平面お
よび相対向する側面部にそれぞれ銀電極10,1
1の一端部およびそれに連接する端面部を被覆し
ないように設けられており、また絶縁物15bは
焼結体9の他方の平面にそれぞれ銀電極10,1
1の底面延長部および銀電極12の一部を被覆し
ないように設けられている。
線抵抗体の焼結体で、焼結体9の厚みはほぼ一定
にしてある。10,11は焼結体9の一方の平面
に対をなすように形成した銀電極であり、この銀
電極10,11は焼結体9の端面部を経て底面部
まで延長形成されている。12は焼結体9の底面
部に形成された銀電極である。ここまでの構成は
従来例と同一である。そして15a,15bは銀
電極10,11,12の相対向する部分にハンダ
が回りこまないよう設けられたマスキングの役目
を果たす樹脂、ガラス等からなる絶縁物である。
ここで、絶縁物15aは焼結体9の一方の平面お
よび相対向する側面部にそれぞれ銀電極10,1
1の一端部およびそれに連接する端面部を被覆し
ないように設けられており、また絶縁物15bは
焼結体9の他方の平面にそれぞれ銀電極10,1
1の底面延長部および銀電極12の一部を被覆し
ないように設けられている。
考案の効果
このように構成された本考案の電圧非直線抵抗
器は、ハンダがバリスタの相対向する部分にこな
いため、相対向する部分での電位障壁の破壊がな
くなり、バリスタ電圧のバラツキや極性がつくと
いうことはなくなる。
器は、ハンダがバリスタの相対向する部分にこな
いため、相対向する部分での電位障壁の破壊がな
くなり、バリスタ電圧のバラツキや極性がつくと
いうことはなくなる。
したがつて、本考案は通信保安器用の電圧非直
線抵抗器の特性を大巾に改善でき、その実用的効
果は大なるものがある。
線抵抗器の特性を大巾に改善でき、その実用的効
果は大なるものがある。
第1図は通信機器用保護回路を示す電気回路
図、第2図は従来例の電圧非直線抵抗器を示す斜
視図、第3図は同電圧非直線抵抗器の上面図、第
4図は同電圧非直線抵抗器の底面図、第5図は従
来例の電圧非直線抵抗器を配線基板上に取付けた
状態を示す斜視図、第6図は本考案の電圧非直線
抵抗器の一実施例を示す斜視図、第7図は同電圧
非直線抵抗器の上面図、第8図は同電圧非直線抵
抗器の底面図、第9図は同第6図のX−X′の断
面図である。 9……焼結体、10,11……1組の電極、1
2……別の電極、15a,15b……絶縁物。
図、第2図は従来例の電圧非直線抵抗器を示す斜
視図、第3図は同電圧非直線抵抗器の上面図、第
4図は同電圧非直線抵抗器の底面図、第5図は従
来例の電圧非直線抵抗器を配線基板上に取付けた
状態を示す斜視図、第6図は本考案の電圧非直線
抵抗器の一実施例を示す斜視図、第7図は同電圧
非直線抵抗器の上面図、第8図は同電圧非直線抵
抗器の底面図、第9図は同第6図のX−X′の断
面図である。 9……焼結体、10,11……1組の電極、1
2……別の電極、15a,15b……絶縁物。
Claims (1)
- 酸化亜鉛を主成分とする平板形の電圧非直線抵
抗体焼結体の相対向する面同志のうち最大の面積
を有する相対向する面の一方に対をなす1組の電
極を形成し、上記電極を上記焼結体の端面部を経
て上記最大の面積を有する相対向する面の他方の
面にまで延長形成し、さらに上記焼結体の上記最
大の面積を有する相対向する面の他方の面に別の
1個の電極を形成し、かつ上記焼結体の上記最大
の面積を有する相対向する面および相対向する側
面部を、上記焼結体の端面部とこの端面部に連接
する上記最大の面積を有する相対向する面の一端
部および上記他方の面の上記電極の一部を除き樹
脂等の絶縁物でマスキングしたことを特徴とする
電圧非直線抵抗器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1389883U JPS59121802U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | 電圧非直線抵抗器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1389883U JPS59121802U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | 電圧非直線抵抗器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59121802U JPS59121802U (ja) | 1984-08-16 |
JPH0121527Y2 true JPH0121527Y2 (ja) | 1989-06-27 |
Family
ID=30145273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1389883U Granted JPS59121802U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | 電圧非直線抵抗器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59121802U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61111501A (ja) * | 1984-11-05 | 1986-05-29 | 松下電器産業株式会社 | 電圧非直線抵抗器 |
-
1983
- 1983-02-01 JP JP1389883U patent/JPS59121802U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59121802U (ja) | 1984-08-16 |
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