JPS5820124B2 - サ−ジ吸収器 - Google Patents

サ−ジ吸収器

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JPS5820124B2
JPS5820124B2 JP10633079A JP10633079A JPS5820124B2 JP S5820124 B2 JPS5820124 B2 JP S5820124B2 JP 10633079 A JP10633079 A JP 10633079A JP 10633079 A JP10633079 A JP 10633079A JP S5820124 B2 JPS5820124 B2 JP S5820124B2
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JP
Japan
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varistor
voltage
surge
electrode
capacitance
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JP10633079A
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住吉幹夫
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電話通信回路等高周波信号を取扱ったり、また
信号線間あるいは信号線−大地間への過大な静電容量の
挿入を嫌う回路へ適用されるサージ吸収器に係るもので
、従来のサージ吸収能力を維持すると同時に低静電容量
のサージ吸収器を提供するものである。
本来、金属酸化物を主成分としたバリスタ、例えば酸化
亜鉛バリスタ等はきわめて優れた電圧依存性非直線指数
をもつこと、並びにサージ吸収能力が大きいこと等から
、異常電圧の吸収の目的で現在幅広く用いられている。
その電圧−電流特性を示したものが第1図である。
1はバリスタの電圧−電流特性を示す曲線、2および2
′は急に電流が流れ始める電圧点で、通常バリスタ電圧
と呼ばれている。
第1図からも解るようにバリスタ電圧を回路電圧よりも
高く設定すれば通常の状態では漏れ電流はほとんどなく
、バリスタは絶縁物として動作する。
そして、雷等によって生じたサージ電圧が印加されれば
バリスタはきわめて低い抵抗値を示し、サージ電流を流
してサージ電圧を吸収するのである。
第2図は円板上の従来バリスタの断面を示したもので、
3はバリスタ本体、4および4′はバリスタ本体3の上
に焼き付けられた電極、5および5′は電気端子で、半
田付は部6.’6’ を介して電極4,4/にそれぞれ
接続されている。
通常、前記バリスタの比誘電率ε8は比較的高く、見掛
上の68は2000にも達する。
そのため端子5.51間の静電容量は一般に大きく、そ
の値は素子厚みtに反比例し、電極有効面積Sに正比例
する。
すなわち、静電容量Cはで示される。
さて、サージ吸収の目的で信号線等に用いられるバリス
タは、第3図および第4図に示すように線−大地間並び
に線間にそれぞれ挿入されて用いられるが、バリスタの
挿入によって線−天地間静電容量あるいは線間静電容量
が増加することによって信号線の信号成分が減衰された
り、誘導を受けやすくなったりするだめ、特に電話信号
線等においては静電容量のより小さなサー僚収器が望ま
れていた。
なお、第3図および第4図において7.7′は信号線、
8は信号制御機、9および9/は線−大地間に適用され
たバリスタ、10は線間に適用されたバリスタである。
さて、これまでバリスタのサージ反収特性を維持しなが
ら、静電容量の小さなバリスタあるいはサージ吸収器が
検討されてきたが、十分な解決はなされていない。
その理由はつぎに述べる通りである。
a)静電容量を小さくするだめには第2図の厚みtを長
くすればよいが、バリスタ電圧はtに比例するため、t
が長くなればバリスタ電圧が高くなるとともに制限電圧
も高くなり、サージ保護特性が低下する問題がある。
b)静電容量を小さくするためには第2図の面積Sを小
さくすればよいが、サージ耐量はSに比例するため、S
が小さくなればサージ耐量も低下し、大きなサージ電圧
が吸収できなくなる問題がある。
本発明は以上の問題を解決し、従来のサージ吸収能力並
びに保護特性を維持し、かつ低静電容量をもったサージ
吸収器を提供しようとするものである。
以下、本発明の一実施例について第5図とともに説明す
る。
第5図で11は例えば酸化亜鉛を主成分としだ金屑酸化
物・バリスタ本体、12はこのバリスタ本体11の一方
の面に設けられた電極、13はこの電極12に半田付は
部14により接続された一方の電気端子である。
15および16はバリスタ本体11の他方の面に設けら
れた電極で第2図に示す従来の電極4′を2分割したも
のであり、通常電極16は電極15よりも面積が小さい
ここで、電極゛16と電極15の面積を別段同−として
もよい。
17は他方の電気端子18と電極15との間に設けられ
たギャップ、19は電極16と端子18を電気的に接続
している補助リード線、20はこのリード線19と電極
16とを接続する半田付は部である。
この第5図のサージ吸収器の等価回路を第6図に示して
おり、21は電極12〜電極16間の等価バリスタ、2
2は同様に電極12〜電極15間の等価バリスタである
先にも述べたように、通常の電圧においてバリスタは絶
縁物すなわちセラミックコンデンサとして動作するため
、バリスタ電圧以下の領域ではバリスタをコンデンサと
考えればよい。
したがって第5図のサー4収器の静電容量的等価回路は
第7図に示すようになる。
C1は電極12〜電極16間、C2は電極12〜電極1
5間でそれぞれ形成された静電容量であり(第5図では
C2〉c1χCgはギャップ17のもつ静電容量である
したかって、第7図の全静電容量Cは次式で示される。
ここで、C2〉Cg(Cgは通常数pF以下)のため、 C″−1C1+Cg となり、さらにC1>Cgであるため、 L−iCl となる。
ここで、第2図のバリスタの静電容量をcoとすると、
C1< CoThるためC〈Coが成立し、電極16の
面積のとり方によって大幅に静電容量を低下させること
が可能である。
第5図のサージ吸収器により通常の回路電圧における静
電容量の低下はこれで可能になったわけであるが、果し
てサージ吸収能力が従来通り維持できているかどうかを
つぎに説明する。
このサージ吸収能力を論議する場合は、サージ電圧が第
5図の端子18と端子13間に印加された時の状態を想
定すれば明らかとなる。
第8図は第6図の等価回路におけるバリスタの電圧−電
流特性を示し、23はバリスタ21の電圧−電流特性、
24はバリスタ21とバリスタ22が並列に接続された
時の合成バリスタの電圧−電流特性であり、第2図の従
来のバリスタの特性と同じである。
今、端子18〜端子13間に比較的小さなサージ電圧が
印加された場合、サージ電流は第5図の11のように流
れ、バリスタ21のみ動作しサージ電圧を制限する。
この時、バリスタ22が動作しないのはギャップ17が
放電しないためである。
しかし、バリスタ21の制限電圧がかなり高くなれば、
すなわち大きなサージ電流がバリスタ21に流れ込めば
ギャップ17が放電を開始し、第5図のサージ電流■2
も流れ始めバリスタ21と22が並列に入った形でサー
ジを吸収するのである。
すなわち、本発明品は第8図の矢印の形の電圧−電流特
性をもつことになり、従来のバリスタのサージ耐量を維
持していることは明らかである。
なお、第8図の20はギャップ17の放電により特性2
3から特性24に切換わる点で、通常バリスタ21のサ
ージ耐量以下の電流値で動作するようにギャップ17の
放電開始電圧を設定しなければならない。
ここで、第5図における素子厚みtを部分的に変えるこ
とによって、すなわち電極12〜電極15間の厚みを電
極12〜電極16間のそれよりも薄くすることにより、
第6図のバリスタ22のバリスタ電圧をバリスタ21の
それよりも低くすることも可能で、この場合はより優れ
た制限電圧効果、すなわち良好な保護特性を得ることが
できる。
捷だ、上記の実施例においては電圧によって開閉するス
イッチング素子としてギャップを用いたが、これは半導
体のスイッチング素子、例えば双極性サイリスタ等を用
いても同様な効果を得ることが可能である。
以上のように本発明のサージ吸収器は構成されているも
のであり、定常電圧時の静電容量を大幅に低減させ、か
つ従来のサージ耐量特性を維持することが可能で、特に
電話信号線への適用に有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属酸化物バリスタの電圧−電流特性を示す図
、第2図は従来例におけるバリスタの断面図、第3図お
よび第4図は同バリスタのそれぞれ回路への適用を示す
結線図、第5図は本発明に係るサージ吸収器の一実施例
を示−m面図、第6図は同第5図の等価回路図、第7図
は同第5図の静電容量的等価回路図、第8図は同第6図
の電圧−電流特性を示す図である。 11・・・・・・金属酸化物バリスタ本体、12・・・
・・・電極A、13・・・・・・一方の電気端子、15
・・・・・・電極C116・・・・・・電極B117・
・・・・・スイッチング素子(ギャップ)、18・・・
・・・他方の電気端子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電圧依存性非直線指数の優れた金属酸化物バリスタ
    本体の一方の面に一方の電気端子に接続される電極Aを
    設け、上記バリスタ本体の他方の面に2分割された電極
    B、Cを設け、この電極Bを他方の電気端子に接続し、
    かつ上記電極B、C間にギャップで代表されるスイッチ
    ング素子を接続したことを特徴とするサージ吸収器。 2 電極A、C間のバリスタ電圧を電極A、B間のバリ
    スタ電圧よりも低く設定してなる特許請求の範囲第1項
    記載のサージ吸収器。
JP10633079A 1979-08-20 1979-08-20 サ−ジ吸収器 Expired JPS5820124B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10633079A JPS5820124B2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 サ−ジ吸収器

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JP10633079A JPS5820124B2 (ja) 1979-08-20 1979-08-20 サ−ジ吸収器

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Publication Number Publication Date
JPS5630703A JPS5630703A (en) 1981-03-27
JPS5820124B2 true JPS5820124B2 (ja) 1983-04-21

Family

ID=14430881

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JP2794312B2 (ja) * 1989-12-27 1998-09-03 三菱マテリアル 株式会社 小型電源用サージ吸収装置
JP2513105B2 (ja) * 1992-03-31 1996-07-03 三菱マテリアル株式会社 サ―ジアブソ―バ

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