JPS5945202B2 - 金属酸化物非直線抵抗体 - Google Patents

金属酸化物非直線抵抗体

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Publication number
JPS5945202B2
JPS5945202B2 JP52005814A JP581477A JPS5945202B2 JP S5945202 B2 JPS5945202 B2 JP S5945202B2 JP 52005814 A JP52005814 A JP 52005814A JP 581477 A JP581477 A JP 581477A JP S5945202 B2 JPS5945202 B2 JP S5945202B2
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JP
Japan
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electrode
metal oxide
electrodes
metal
nonlinear resistor
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Expired
Application number
JP52005814A
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English (en)
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JPS5391367A (en
Inventor
匡樹 早瀬
善治 桜井
登 網治
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、金属溶射電極を有し、金属酸化物を主体成
分とした改良した非直線抵抗体に関するものである。
酸化亜鉛を主成分とする金属酸化物を主体成分とした焼
結体の両面に、電極として銀、樹脂、溶剤を混ぜ合わせ
た銀ペイントを塗布し、500〜900℃で熱処理して
、焼付銀電極を形成させた従来の金属酸化物非直線抵抗
体は、放電の際に発生する熱のために電極が融解する。
又電極の形成に工数がかかると共に均一な厚みの層が得
にくい不具合があった。
更に銀は高価であるなどの欠点のほかに、長波尾三角波
サージ多数回印加の放電耐量が劣り、立上り電圧の変化
が大きく、耐湿性が悪いなどの欠点があることが判明し
た。
従って重電機器のサージアブソーバ−等にこの非直線抵
抗体を適用するのは困難であった。
この発明は、放電の際に発生する熱のために電極が融け
ることがなく、電極形成に工数をかけず、均一な厚みの
層で、安価に電極を形成できるとともに、この非直線抵
抗体を重電機器のサージアブソーバ−に適用する為に、
大電流三角波サージの多数回印加に対する放電耐量を向
上させ、かつ、立上り電圧の変化を小さくすると共に耐
湿性の向上を計ることができる金属酸化物非直線抵抗体
を得ることを目的としている。
この発明を図面にもとすいて説明すると、第1図、第2
図において、酸化亜鉛等を主成分とする金属酸化物焼結
体1に黄銅等の金属溶射電極2を設ける。
電極の厚さは0.05〜0.2u程度で、電極を設ける
端面の円周にかからないように円周部をわずか残して金
属溶射を施す。
尚第3図、第4図に示すように酸化亜鉛等を主成分とす
る焼結体3に銀電極4を焼付け、その上に金属溶射電極
5を施して金属酸化物焼結体3と金属溶射電極5の間に
焼付銀電極4を設けることにより、金属溶射電極の接着
力の向上をはかることも考えられる。
しかしこの方法の場合には、本発明と比較し、詳細を後
述するようにその効果は満足できるものではなかった。
上記のように、酸化亜鉛等を主成分とし、遷移金属酸化
物を添加物とする金属酸化物焼結体表面に金属溶射電極
を設けた本発明の第1図及び第2図に示した非直線抵抗
体は、放電の際に発生する熱で電極が融けることもなく
、均一な厚みの電極を工数をかけないで、効率よく、安
価に形成できる。
又、この改良された金属溶射電極を有する非直線抵抗体
の放電耐量(700A、1mS、三角波条数回印加、3
0秒間隔)は第5図に示される様に、著しく向上するこ
とがわかった。
即ち、多数回サージによる破壊特性は、焼付銀電極の場
合は第5図、曲線6が示すように、印加回数が10回に
至らないで50%が破壊する。
これに対し第3図及び第4図の焼付銀電極上に金属溶射
電極を施した場合は曲線7が示すように焼付銀電極のみ
の場合に比較して、耐量は約2倍に向上する。
ところが本発明による、金属溶射電極のみでは曲線8が
示すように50%が破壊するのは、約200回サージが
印加されたときであり、焼付銀電極並びに焼付銀電極上
に金属溶射電極を施こす構成に比較して、非常に優れて
いることがわかる。
又、多数回サージ(700A、1mS、30秒間隔、三
角波)による立上り電圧V1 m Aの変化率は、第6
図に示される。
即ち、第6図において、焼付銀電極の場合は曲線9に示
されるようにサージ印加回数100回で20%減少し、
100回以上で、なお減少する傾向がみられる。
又、焼付銀電極上に金属溶射電極を施した場合は曲線1
0に示されるように焼付銀電極のみの場合に比べて、若
干の向上がみられる。
一方、金属溶射電極のみの場合は、曲線11に示される
ようにサージ印加回数が50回以上で飽和し、立上り電
圧V、 m Aの変化率の減少は10%以下で非常に安
定なものになった。
さらに、金属溶射電極のみの場合は焼付銀電極を伴う場
合と異なり、熱処理を必要としないので耐湿性が非常に
優れている。
即ち、第7図(80℃、RH95%における■。
、1mAの時間に対する変化率)、第8図(80℃、R
H95%におけるV、mAの時間に対する変化率)に示
される様に、金属溶射電極は非直線抵抗体が高湿下で使
用されても、電流−電圧特性が劣下しな(・。
尚第1図、第2図構成において金属溶射電極2の厚さを
変化させて約500個のサンプルを作り、非直線抵抗体
の両側電極にl0KVの電圧を印加した後、電極2が抵
抗体表面から剥離する確率を第9図に示した。
又700A、1mS、三角波を30秒間隔で10回印加
した時の破壊率を金属溶射電極2の厚さをパラメータと
して第10図に示した。
第9図及び第10図で明らかなように、電極の厚さが0
.05mm〜0.2關の範囲内であれば破壊率が小さく
、優れた放電耐量特性を有していることがわかる。
そして電極の厚さが0.05 mmよりも薄いとその形
成が困難であると同時に破壊率が増加し、また0、 2
mmよりも厚いと電極の剥離の発生が増えていき、本
発明の期待する放電耐量の効果が得られないことが判明
した。
この発明は以上説明したように、酸化亜鉛等を主成分と
する非直線抵抗体に0.05〜0.2mm厚の金属溶射
電極を施したもので、電極の溶解を防ぎ、放電耐量が向
上し、更に特性が安定すると共に耐湿性が向上するなど
の効果がある非直線抵抗体を提供できることが判明した
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明非直線抵抗体の一実施例を示
す平面図及び側面図、第3図及び第4図は本発明非直線
抵抗体との比較の為に構成した例を示す平面図及び側面
図、第5図は非直線抵抗体の放電耐量を説明する為の曲
線図、第6図は非直線抵抗体の特性の安定性を説明する
為の特性図、第7図及び第8図は夫々異なる条件に於け
る耐湿性を説明する為の特性図、第9図は電極厚さと電
極剥離確率を説明する図、第10図は電極厚さと破壊率
を示す図である。 1.3・・・・・・金属酸化物焼成体(非直線抵抗体)
、2.5・・・・・・黄銅溶射電極、4・・・・・・焼
付銀電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 酸化亜鉛等を主成分とする金属酸化物焼結体の対向
    する表面に、金属溶射による電極を施こし、この電極の
    厚さが0.05〜0.2 mmの範囲であることを特徴
    とする金属酸化物非直線抵抗体。
JP52005814A 1977-01-24 1977-01-24 金属酸化物非直線抵抗体 Expired JPS5945202B2 (ja)

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JP52005814A JPS5945202B2 (ja) 1977-01-24 1977-01-24 金属酸化物非直線抵抗体

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JPS5391367A JPS5391367A (en) 1978-08-11
JPS5945202B2 true JPS5945202B2 (ja) 1984-11-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02199204A (ja) * 1989-01-30 1990-08-07 Honda Motor Co Ltd Ohcエンジンのカム軸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5764103U (ja) * 1980-09-30 1982-04-16
JPS6015901A (ja) * 1983-07-07 1985-01-26 株式会社東芝 非直線抵抗体

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JPH02199204A (ja) * 1989-01-30 1990-08-07 Honda Motor Co Ltd Ohcエンジンのカム軸

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JPS5391367A (en) 1978-08-11

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