JP2609655B2 - サージ吸収機能付電話機 - Google Patents

サージ吸収機能付電話機

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JP2609655B2 JP939288A JP939288A JP2609655B2 JP 2609655 B2 JP2609655 B2 JP 2609655B2 JP 939288 A JP939288 A JP 939288A JP 939288 A JP939288 A JP 939288A JP 2609655 B2 JP2609655 B2 JP 2609655B2
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眞樹 吉田
泰治 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、サージ吸収機能付電話機に関する。
(従来の技術) ボタン電話機に電話回線からサージが加わるのを防ぐ
ため、サージ保護回路が用いられている。
第2図はその従来例を示すものである。同図に基づい
て先ずボタン電話機自体について説明する。同図のボタ
ン電話機1は局線インタフェース部2を備える。その局
線インタフェース部2の一端は電話回線3a,3bに接続さ
れている。この局線インタフェース部2は、ベル信号検
出手段と、直流ループを形成する手段と、DPダイヤルを
送出する手段(それぞれ図示せず)を有する。さらに、
局線インタフェース部2の他端は、絶縁トランス4を介
してボタン電話機内部回路5に接続されている。その内
部回路5は電源回路6を介して電力供給源としての外部
の商用電源7に接続され、その商用電源7の一端は大地
アース8に接続されている。上記電源回路6はボタン電
話機内部回路5と商用電源7とを電気的に絶縁した状態
で接続する電源トランス11を備える。このトランス11の
2次側、即ち、ボタン電話機内部回路5側巻線に整流ダ
イオード12と平滑コンデンサ13が設けられている。さら
に、上記2次側巻線の負端は、等価的に、高インピーダ
ンス14を介して大地アース8に接地されている。
このように構成されたボタン電話機1に電話回線3a,3
bを介してサージが加わるのを防ぐため、一方の電話回
線3aをサージ吸収素子15及びフレームグラウンド16を介
して大地アース8に接続してサージ保護回路を構成して
いる。これにより、電話回線3a,3bと大地アース8との
間に加わったサージは、サージ吸収素子15を通って大地
アース8に逃がされる。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来のサージ保護回路においては、サージ吸収素
子15の耐圧(動作電圧)を、信号電圧は局線インタフェ
ース部2を介して絶縁トランス4に印加させるが、電圧
の高いサージ電圧は大地アース8に逃して絶縁トランス
4には加わらないようにするための電圧に設定してい
る。従って、サージ吸収素子15の耐圧よりも低い電圧で
ある信号電圧は絶縁トランス4に加わる。そのため、絶
縁トランス4の耐圧をサージ吸収素子15の耐圧よりも高
い値に設定しなければならない。その理由は、絶縁トラ
ンス4の耐圧がサージ吸収トランスの耐圧よりも低い場
合には、サージ吸収素子15の耐圧よりも低いが、絶縁ト
ランス4の耐圧よりも高い電圧のサージ等がその絶縁ト
ランス4に加わって絶縁破壊を生じさせ、これにより例
えば内部回路5から誤動作したり、破壊したりするおそ
れがあるからである。これを防ぐためには、絶縁トラン
ス4の耐圧をサージ吸収素子15の耐圧よりも大きなもの
にすればよい。しかしながら、サージ吸収素子15の耐圧
よりも絶縁トランスの耐圧を大きくすると、絶縁トラン
スの4自体が大型化し、それが組み込まれるプリント基
板上において大きな面積を占め、プリント基板の実装率
が下がってしまい、設計しにくいという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的
は、電話回線と電話機内部回路とを接続する絶縁トラン
スを小型化可能なサージ保護機能付電話機を提供するこ
とにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明のサージ吸収機能付電話機は、電話機内部回路
を電話回線と電気的に絶縁した状態で接続する絶縁トラ
ンスと、その電話機内部回路を外部電源と電気的に絶縁
した状態で接続する電源トランスとを備え、上記電源ト
ランスの上記電話機内部回路側巻線の一端が等価的に高
インピーダンスを介して大地アースに接続された状態に
ある電話機において、上記絶縁トランスの上記電話回線
側巻線の一端を直列接続した第1及び第2の2つのサー
ジ吸収素子を介して大地アースに接続し、それらの第1
及び第2の2つのサージ吸収素子の接続中点を上記電源
トランスの上記電話機内部回路側巻線の一端に接続し、
上記第1のサージ吸収素子の動作電圧を上記絶縁トラン
スの耐圧よりも小さなものに設定し、上記第2のサージ
吸収素子の動作電圧を上記電源トランスの耐圧よりも小
さなものに設定したものとして構成される。
(作 用) 第1及び第2のサージ吸収素子の動作電圧の和よりも
大きな電圧のサージはそれらの素子を介して大地アース
に逃がされる。また、上記和の電圧よりも小さいが、第
1のサージ吸収素子の動作電圧よりも大きな電圧のサー
ジは、第1のサージ吸収素子及び上記等価的な高インピ
ーダンスを介して大地アースに逃がされる。而して、絶
縁トランスの耐圧は第1のサージ吸収素子の動作電圧よ
りも高く設定してあるので、絶縁トランスが破損するお
それはない。また、第2のサージ吸収素子の耐圧を電源
トランスの耐圧よりも小さく設定してあるので、その電
源トランスの耐圧よりも大きなサージは第2のサージ吸
収素子によって大地アースに逃がされる。よって、電源
トランスもサージによって損傷を受けることはない。こ
のように、サージ吸収素子を直列に接続した第1及び第
2の2つのサージ吸収素子によって構成したので、第1
のサージ吸収素子の耐圧を1つの場合に比して小さくす
ることができる。よって、絶縁トランスを小型なものと
することができる。
(実施例) 第1図は、本発明の実施例を示す回路図である。この
第1図において第2図と同一の回路構成部材には同一の
符号を付している。この第1図において、一方の電話回
線3aを直列接続した2つのサージ吸収素子15a,15bを介
して大地アース8に接続している。さらに、それらの2
つのサージ吸収素子15a,15bの接続中点を、前記トラン
ス11の二次側巻線に負端に接続している。
上記サージ吸収素子15aの耐圧を上記絶縁トランス4
の耐圧よりも小さく設定している。また、サージ吸収素
子15bの耐圧を上記電源トランス11の耐圧よりも小さく
設定している。さらに、それらの2つのサージ吸収素子
15a,15bのそれぞれの耐圧の和が、第2図の1つのサー
ジ吸収素子15の耐圧に等しくなるようにしている。
上記構成の回路において、電話回線3a,3bと大地アー
ス8との間に、サージ吸収素子15a,15bのそれぞれの耐
圧の和よりも大きな電圧のサージが加わると、そのサー
ジはサージ吸収素子15a,15bを通して大地アース8に逃
がされる。また、サージ吸収素子15a,15bのそれぞれの
和よりも小さいが、サージ吸収素子15aの耐圧よりも大
きなサージが加わった場合には、そのサージはサージ吸
収素子15a及び等価的高インピーダンス14を介して大地
アース8に逃がされる。なお、サージ吸収素子15bの耐
圧を電源トランス11の耐圧よりも小さく設定してある。
そのため、電源トランス11にその耐圧を越えるサージが
加わろうとするとサージ吸収素子15bがオンしてそのサ
ージを大地アース8に逃がす。よって、電源トランス11
にその耐圧を越えるサージが加わるおそれはない。
上記のように、サージ吸収素子15aの耐圧よりも大き
な電圧のサージは絶縁トランス4に加わることはない。
よって、絶縁トランス4の耐圧を、サージ吸収素子15a
の耐圧よりも高くする必要はあるが、サージ吸収素子15
a,15bのそれぞれの耐圧の和よりも大きくする必要はな
い。そして、例えば、サージ吸収素子15の耐圧を、サー
ジ吸収素子15a,15bのそれぞれの耐圧の和(サージ吸収
素子15の耐圧)の1/6ぐらいとすることもできる。この
ようにサージ吸収素子15aの耐圧は、サージ吸収素子15
の耐圧よりも小さくできることから、それに応じて前記
絶縁トランス4を小型化することができる。そのトラン
ス4の小型化により、それがプリント基板上で占める面
積が小さなものとなり、プリント基板における実装率を
上げることができる。
なお、電話機1に対して複数の電話回線対が接続され
ている場合においても、上記したのと同様に、各回線対
において2つのサージ吸収素子を直列に介して大地アー
ス8に接続すればよい。このような場合においては、サ
ージ吸収素子15aは各回線対に個別に設けなければなら
ないが、サージの吸収素子15bを1つだけ設け、そのサ
ージ吸収素子15bを全ての回線対において共通に使用す
ることができる。よって、電話回線対の数が多くなって
も、サージ吸収素子の数はそれらの電話回線対の数に1
を加えた数だけ設ければよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、絶縁トランスの電話回線側巻線の一
端に接続した第1のサージ吸収素子の耐圧を小さくでき
るので、それに対応して絶縁トランスの耐圧を小さなも
のとでき、それによりそのトランスの小型化を図り、も
って実装効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の回路図、第2図は従来例の
回路図である。 2……絶縁トランス、3a,3b……電話回線、5……ボタ
ン電話機内部回路、7……商用電源、8……大地アー
ス、11……電源トランス、14……高インピーダンス、15
a,15b……第1及び第2のサージ吸収素子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電話機内部回路を電話回線と電気的に絶縁
    した状態で接続する絶縁トランスと、その電話機内部回
    路を外部電源と電気的に絶縁した状態で接続する電源ト
    ランスとを備え、上記電源トランスの上記電話機内部回
    路側巻線の一端が等価的に高インピーダンスを介して大
    地アースに接続された状態にある電話機において、 上記絶縁トランスの上記電話回線側巻線の一端を直列接
    続した第1及び第2の2つのサージ吸収素子を介して大
    地アースに接続し、それらの第1及び第2の2つのサー
    ジ吸収素子の接続中点を上記電源トランスの上記電話機
    内部回路側巻線の一端に接続し、上記第1のサージ吸収
    素子の動作電圧を上記絶縁トランスの耐圧よりも小さな
    ものに設定し、上記第2のサージ吸収素子の動作電圧を
    上記電源トランスの耐圧よりも小さなものに設定したこ
    とを特徴とするサージ吸収機能付電話機。
JP939288A 1988-01-19 1988-01-19 サージ吸収機能付電話機 Expired - Lifetime JP2609655B2 (ja)

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JPH01185054A JPH01185054A (ja) 1989-07-24
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