JP2599525Y2 - 保安装置 - Google Patents

保安装置

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JP2599525Y2
JP2599525Y2 JP1993002678U JP267893U JP2599525Y2 JP 2599525 Y2 JP2599525 Y2 JP 2599525Y2 JP 1993002678 U JP1993002678 U JP 1993002678U JP 267893 U JP267893 U JP 267893U JP 2599525 Y2 JP2599525 Y2 JP 2599525Y2
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JP
Japan
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base
security device
choke coil
surge absorber
present
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JP1993002678U
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JPH0662744U (ja
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清 細渕
正悟 山崎
朗 細川
Original Assignee
株式会社サンコーシヤ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電気機器等を雷等の不
所望なサージから保護するために用いられる保安装置に
関するものであり、特に、複数の電気機器等を保護する
ための保安装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、略板状の基台上に並設された鉄心
を巻回したチョークコイル、器体の各凹所に配設された
過電圧保護器等及び複数本の外部接続用端子からなる保
安装置が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、保安装置を
介して接続される電気機器等の電流容量が増大すると、
保安装置の保安素子であるチョークコイルの巻線が電流
容量不足となる。例えば、電気機器である踏切装置は、
技術の進歩や安全対策上、種々の安全保守機器が付加さ
れ、これに伴い踏切装置の電流容量は増大している。
【0004】一方、チョークコイルの電流容量は略決ま
っており、増加する負荷の電流容量に対応するだけの電
流容量を有していない。このような電流容量の増加に対
応するためには、保安装置を複数個使用し、負荷である
電気機器を保安装置に対して分散して使用すればよい。
実際に、このように複数の保安装置を使用し負荷を分散
することが行われているが、これでは保安装置の収容箱
がその分大きくなり保安装置のコストアップとなり、ま
た、従来の収容箱を大型収容箱に取り替えなければなら
ず、従って、保安装置の大幅なコストアップとなり、更
には、収容箱の設置場所との関係で他のより離れた場所
に設置しなければならず、その手配或いは管理が煩雑に
なる等種々の問題が生ずることになる。
【0005】また、チョークコイル自体を電流容量の大
きいものとすることも可能であるが、チョークコイルを
大型にして増加する負荷の電流容量に対応するようにす
ると、基台を大きくする必要があり、従って、上記の複
数の保安装置を使用した場合と同様の問題が生じること
になる。
【0006】本考案の目的は、上述したような従来の保
安装置が有する課題を解決し、負荷の電流容量の増加を
1個の保安装置で対処することができるとともに保安装
置を収容する収容箱を大型化することなく従来の設置箇
所に設置可能な、しかも、性能及び機能アップを図りな
がらコストダウンが可能な保安装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するために、基台の左右領域に、それぞれ、チョー
クコイル抑え部材により、多段にチョークコイルを積み
重ねて配置するとともに、基台の略中央領域及び基台の
裏面に穿設されたサージアブソーバ収容凹部に、サージ
アブソーバを収容したものである。
【0008】以下に、本考案を実施例に基づいて説明す
るが、本考案の趣旨を越えない限り、何ら本実施例に限
定されるものではない。先ず最初に、本考案の保安装置
の平面図である図1、本考案の保安装置の正面図である
図2及び本考案の保安装置の右側面図である図3を用い
て本考案の実施例について説明する。
【0009】1は電気絶縁性の材料で形成された保安装
置Sdの基台であり、2aは基台1上の左側領域に2段
に配置されたチョークコイルCa及びチョークコイルC
a’を保持するチョークコイル抑え部材であり、また、
2bは基台1上の右側領域に2段に配置されたチョーク
コイルCb及びチョークコイルCb’を保持するため
の、チョークコイル抑え部材2aと同様のチョークコイ
ル抑え部材である。
【0010】3は、チョークコイル抑え部材2aとチョ
ークコイル抑え部材2bとの間の基台1の略中央領域に
穿設された、避雷器等の過電圧保護器及びバリスタ等で
構成されている2個のサージアブソーバ4a及び4bを
収容するためのサージアブソーバ収容凹部であり、5a
〜5jは端子である。また、6a〜6fは、それぞれ、
端子5a〜5c及び端子5e〜5gに取着されたリード
板である。なお、端子5d及び5iはアース用端子であ
る。
【0011】7a〜7d及び7e〜7hは、それぞれ、
チョークコイル抑え部材2a及びチョークコイル抑え部
材2bを基台1に取着するためのネジ等の固着部材であ
り、また、8a〜8gは端子5a〜5gに装着された絶
縁キャップであり、更に、9a〜9dは基台1を収容箱
等に取着するための取り付け孔である。
【0012】図2において、10は、基台1の略中央領
域に穿設されたサージアブソーバ4a及び4bを収容す
るためのサージアブソーバ収容凹部3に対応して基台1
の裏面に穿設された、サージアブソーバ4cを収容する
ためのサージアブソーバ収容凹部である。
【0013】次に、上述したような本考案の実施例に係
る保安装置Sdの回路図を図4を用いて概説する。11
〜14は、上述したチョークコイルCa、Ca’、C
b、Cb’に対応するチョークコイルである。アレスタ
Ar1及びバリスタVa1、Va2により構成されてい
る、上述した基台1の略中央領域に穿設されたサージア
ブソーバ収容凹部3に収容されるサージアブソーバ4a
は交流電源AC+ ,AC- に接続されており、交流電源
AC+,AC- に侵入するサージを吸収するものであ
る。また、アレスタAr2及びバリスタVa3、Va4
により構成されている、同じくサージアブソーバ収容凹
部3に収容されるサージアブソーバ4bは踏切装置など
の電気機器に直流を供給する直流電源L+ ,L- に接続
されており、更に、端子B+ とB- 間にはアレスタAr
3及びバリスタVa5により構成されている,上述した
基台1の裏面に穿設されたサージアブソーバ収容凹部1
0に収容されるサージアブソーバ4cが設けられてい
る。
【0014】上述したように、交流電源AC+ ,AC-
に侵入するサージに対しては、サージアブソーバ4aで
処理し、また、直流電源L+ ,L- 及び端子B+
- 、M+ 、M- 等に接続された電気機器等に対するサ
ージには、サージアブソーバ4b、サージアブソーバ4
c及びチョークコイル11〜14により処理するように
構成されている。なお、E1 ,E2 はアース端子であ
る。
【0015】上述した本考案の実施例においては、基台
1上にチョークコイル抑え部材2a及びチョークコイル
抑え部材2bにより、それぞれ、チョークコイルCa、
Ca’及びチョークコイルCb、Cb’を2段に積み重
ねるように構成されているので、従来の保安装置Sdの
基台1上に従来の保安装置Sdに比べ倍のチョークコイ
ルを配置することができる。
【0016】また、2個のサージアブソーバ4a及び4
bを基台1の略中央領域に穿設されたサージアブソーバ
収容凹部3に収容するとともに基台1の裏面に穿設され
たサージアブソーバ収容凹部10にサージアブソーバ4
cを収容するように構成されているので、従来のように
基台1上にすべてのサージアブソーバを配置したものに
比べ、基台1をより有効に利用することができ、従っ
て、保安装置Sdを小型化することができるとともに保
安装置Sdにより多くサージアブソーバ等を配置するこ
とができる。
【0017】更に、基台1の略中央領域にサージアブソ
ーバ4a、4bを配設し、このサージアブソーバ4a、
4bの左右側領域にチョークコイルCa、Ca’及びチ
ョークコイルCb、Cb’を配設したことで、各端子B
+ 、B- 、M+ 、M- 等との接続が短距離で配線できる
利点がある。
【0018】なお、上記の実施例においては、チョーク
コイル抑え部材2a及びチョークコイル抑え部材2bに
より、それぞれ、チョークコイルCa、Ca’及びチョ
ークコイルCb、Cb’を2段に積み重ねた例が示され
ているが、チョークコイル抑え部材により、必要に応じ
て、チョークコイルを3段以上に積み重ねることもでき
る。
【0019】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0020】基台上にチョークコイルを多段に積み重ね
るように構成したので、従来の保安装置に比べ、より多
くのチョークコイルを基台上に配置することができ、保
安装置を大型化することなくチョークコイルの電流容量
を増大することができる。
【0021】チョークコイルの電流容量を増大しても従
来の保安装置を使用することができるので、保安装置の
収容箱を大型のものと取り替える必要がない。
【0022】略チョークコイルの数を増加したためのコ
ストアップのみでチョークコイルの電流容量を増大する
ことができるので、保安装置の大型化に比べ、大幅にコ
ストが低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の保安装置の平面図である。
【図2】図2は本考案の保安装置の正面図である。
【図3】図3は本考案の保安装置の右側面図である。
【図4】図4は本考案の保安装置の回路図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・基台 2a、2b・・・・・・・・・・チョークコイル抑え部
材 Ca、Ca’,Cb、Cb’・・チョークコイル 4a,4b,4c・・・・・・・サージアブソーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭58−90088(JP,U) 実開 平4−10322(JP,U) 実開 昭55−91124(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02H 9/00 - 9/08 H01F 38/16 H01F 27/40

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台の左右領域に、それぞれ、チョークコ
    イル抑え部材により、多段にチョークコイルを積み重ね
    配置するとともに、基台の略中央領域及び基台の裏面
    に穿設されたサージアブソーバ収容凹部に、サージアブ
    ソーバを収容したことを特徴とする保安装置。
JP1993002678U 1993-02-04 1993-02-04 保安装置 Expired - Lifetime JP2599525Y2 (ja)

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JPH0662744U JPH0662744U (ja) 1994-09-02
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