JPH10326702A - サージ吸収器 - Google Patents

サージ吸収器

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JPH10326702A
JPH10326702A JP10079006A JP7900698A JPH10326702A JP H10326702 A JPH10326702 A JP H10326702A JP 10079006 A JP10079006 A JP 10079006A JP 7900698 A JP7900698 A JP 7900698A JP H10326702 A JPH10326702 A JP H10326702A
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JP
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voltage
surge absorber
power
surge
dependent resistance
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JP10079006A
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Inventor
Yoshiharu Omori
吉春 大森
Kaname Matsui
要 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源線、アース線を通じて家庭内へ侵入する
サージ電圧から、家庭内の電子・電気機器を保護できる
安全性の高いサージ吸収器を提供することを目的とする
ものである。 【解決手段】 絶縁ケース内に収納したセラミックバリ
スタ7L,7N,7Mとこれに直列に接続した放電管6
と、前記絶縁ケース内に収納するとともにセラミックバ
リスタ7L,7N,7Mと放電管6との直列回路に直列
に接続したヒューズ5L,5N,5Mと、この直列回路
の両端を接続端子1L,1N,1M,1Eとし、この接
続端子1L,1N,1M,1Eを絶縁ケース内に設けた
分電盤の電源母線バーに直接接続可能な電源接続部を設
けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電源線間あるいは電
源線〜アース間に接続されるとともに雷などのサージ電
圧から各種電子・電気機器を保護するとともに分電盤、
配電盤、制御盤の少なくとも一つに取り付け可能なサー
ジ吸収器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】酸化亜鉛を主体とするセラミックバリス
タを用いたサージ吸収器は、各種電子・電気機器を雷な
どのサージ電圧から保護するために電源線間あるいは電
源線〜アース間に、近年幅広く用いられており、その保
護効果は極めて優れたものとして認められている。
【0003】図6は従来のサージ吸収器の正面図であ
り、円板状の素子にリード線110a,110bを接続
し、樹脂111でモールドしたものである。また図7は
従来のサージ吸収器を電子・電気機器に接続した回路図
である。図7において、100は電源線、101は電源
線100に接続された電子・電気機器、102は電子・
電気機器101のアース線、103は電源線100間に
接続されたサージ吸収器、104は電源線100とアー
ス線102間に接続されたサージ吸収器である。なお、
サージ吸収器103および104は電子・電気機器10
1に内蔵されている。
【0004】以上のように構成された従来のサージ吸収
器103,104の動作について説明する。サージ吸収
器103,104は、通常、図7に示されるように保護
すべき電子・電気機器101に個別に取付けられるとと
もに電気的に並列に電源線100間および電源線100
とアース線102間に接続されている。そして電源線1
00またはアース線102から侵入してきたサージ電圧
に対し、サージ吸収器103,104の抵抗が急激に小
さくなり、サージ電流をバイパスさせ、電子・電気機器
101の両端の電圧を、電子・電気機器101の耐電圧
以下に抑制し、電子・電気機器101を保護する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、電源線
100を通じ、家庭内に侵入したサージ電圧に対して、
電子・電気機器101の電源部に内蔵されたサージ吸収
器にてサージを吸収しており、コストや取付けスペース
の制約上、サージ吸収能力の小さいサージ吸収器を内蔵
していたり、サージ吸収器を内蔵していないものもあ
り、電子・電気機器101のサージ吸収能力が電子・電
気機器101ごとに異なるため、大きなサージ電圧が侵
入してきた場合には電子・電気機器101が損傷すると
いう問題点を有していた。
【0006】そこで本発明は、家庭内に電源線、アース
線を通じ、侵入するサージ電圧を吸収し、家庭内へのサ
ージ電圧の侵入を防ぎ、家庭内の全ての電子・電気機器
を保護できるとともに取り付けが容易で小型で安全性の
高いサージ吸収器を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のサージ吸収器は、絶縁ケースと、この絶縁ケ
ース内に収納した電圧依存性抵抗素子と、前記絶縁ケー
ス内に収納するとともに前記電圧依存性抵抗素子と直列
に接続した切離し機構と、前記電圧依存性抵抗素子と前
記切離し機構との直列回路の両端を電源入力端子とし、
この電源入力端子の少なくとも一方を前記絶縁ケース内
に設けた分電盤、制御盤あるいは配電盤の少なくとも一
つの電源母線バーに直接接続可能な第1の電源接続部を
設けたものであり、家庭内への電源線の引込み口である
分電盤、制御盤あるいは配電盤の少なくとも一つに結線
不要で簡単に取付けられ、電源線より侵入するサージ電
圧を吸収して家庭内へのサージ電圧の侵入を防止し、家
庭内の電子・電気機器を保護するとともに、電圧依存性
抵抗素子が損傷した場合には、安全に電源線と電子・電
気機器の回路から切離すことができるので上記目的を達
成することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、絶縁ケースと、この絶縁ケース内に収納した電圧依
存性抵抗素子と、前記絶縁ケース内に収納するとともに
前記電圧依存性抵抗素子と直列に接続した切離し機構
と、前記電圧依存性抵抗素子と前記切離し機構との直列
回路の両端を電源入力端子とし、この電源入力端子の少
なくとも一方を前記絶縁ケース内に設けた分電盤、制御
盤あるいは配電盤の少なくとも一つの電源母線バーに直
接接続可能な第1の電源接続部を設けたサージ吸収器で
あり、家庭内へのサージ電圧の侵入を防止し、家庭内の
電子・電気機器を保護することができるものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、絶縁ケース内に
収納されるとともに、電圧依存性抵抗素子に並列に接続
された表示器を設けた請求項1に記載のサージ吸収器で
あり、電圧依存性抵抗素子の損傷時には、故障表示を行
うことが可能なものである。
【0010】請求項3に記載の発明は、絶縁ケース内に
アース端子を設けるとともに、このアース端子と電源入
力端子の少なくとも一方とを電圧依存性抵抗素子を介し
て接続した請求項1あるいは請求項2に記載のサージ吸
収器であり、電源線とアース間のサージ電圧も吸収する
ことができ、より確実に家庭内の電子・電気機器を保護
することができる。
【0011】請求項4に記載の発明は、絶縁ケースを分
電盤、制御盤あるいは配電盤の少なくとも一つの分岐回
路に直接取付可能な形状とした請求項1から請求項3の
いずれか一つに記載のサージ吸収器であり、既存のスペ
ースに安全にかつ容易に取り付けることのできるもので
ある。
【0012】請求項5に記載の発明は、分電盤、配電盤
あるいは制御盤の少なくとも1つに内蔵の主幹漏電ブレ
ーカの電源線接続端子と第2の電源接続部と電気的に接
続された第2の電源接続部を設けた請求項1から請求項
4のいずれか一つに記載のサージ吸収器であり、取付ス
ペースを小さくすることができるとともに、分電盤、制
御盤あるいは配電盤の分岐回路を使用せずにサージ吸収
器を取付けることができるものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、電圧依存性抵抗
素子として、酸化亜鉛を主成分とするセラミックバリス
タを用いた請求項1から請求項5のいずれか一つに記載
のサージ吸収器であり、優れた応答特性とサージ吸収能
力を有するものである。
【0014】請求項7に記載の発明は、少なくとも電圧
依存性抵抗素子と、切離し機構とを樹脂で封入した請求
項1から請求項6のいずれか一つに記載のサージ吸収器
であり、放熱性、弾性、電気絶縁性、耐湿性に優れ、電
圧依存性抵抗素子の温度上昇による熱劣化の緩和や、湿
気による特性の劣化を防ぐことができるものである。
【0015】以下、本発明の実施の形態を図1〜図5を
用いて説明する。 (実施の形態1)まず、単相三線式配電路において、電
圧依存性抵抗素子として酸化亜鉛を主成分としたセラミ
ックバリスタを用いた場合について図面を参照しながら
説明する。
【0016】図1は本実施の形態におけるサージ吸収器
の単相三線式配電路における電気回路図、図2は本実施
の形態におけるサージ吸収器の断面図、図3は図2に示
すサージ吸収器を分電盤に取付けたときの上面図であ
る。
【0017】図1において、1L,1N,1Mは単相三
線式配電路の電源線(図3の12a,12b,12c)
の接続端子であり、それぞれ電源線(図3の12a,1
2b,12c)に接続される。電源線12bは中性線で
ある。1Eはアース線(図3の18)の接続端子、2
a,2bは電源線(図3の12aと12b間、12bと
12c間)に接続されるセラミックバリスタで、3a,
3bは動作表示ランプでそれぞれセラミックバリスタ2
a,2bに並列に接続されている。4a,4bは動作表
示ランプ3a,3bにそれぞれ直列接続された抵抗であ
る。5L,5N,5Mはヒューズ、6は放電管、7L,
7N,7Mはセラミックバリスタであり、セラミックバ
リスタ7L,7N,7Mと放電管6とヒューズ5L,5
N,5Mはそれぞれ直列に、電源線(図3の12a,1
2b,12c)〜アース線(図3の18)間に接続され
ている。
【0018】即ちセラミックバリスタ2aに動作表示ラ
ンプ3aと抵抗4aで形成された表示回路を並列接続
し、この並列回路にヒューズ5Lが直列に接続されると
ともに、動作表示ランプ3bと抵抗4bで形成された表
示回路とヒューズ5Nが直列に接続された回路はセラミ
ックバリスタ2bに並列接続され、この並列回路にヒュ
ーズ5Mが直列接続されてサージ電圧吸収部を形成して
いる。
【0019】図2において、9は基板で、この基板9上
に図1に示すサージ電圧吸収部が構成されており、電源
線(図3の12a)の接続端子1Lと基板9は接続端子
8を用いて電気的に接続されている。10は分電盤の電
源母線銅バーであり、この電源母線銅バー10に接続端
子1Lは電気的に接続されている。11はサージ電圧吸
収部を収納する樹脂ケースである。
【0020】図3において、12a,12b,12cは
電源線、13は電源線12a,12b,12cに接続さ
れた主幹漏電ブレーカ、14は分岐ブレーカ、15は分
岐電源線であり、主幹漏電ブレーカ13と分岐ブレーカ
14は電源母線銅バー10で接続されている。16は分
岐電源線15に接続された電子・電気機器、17は電子
・電気機器16のアース線、18は分電盤内に引き込ま
れたアース線で電子・電気機器16のアース線17が接
続されている。19は図2に示すサージ吸収器であり電
源母線銅バー10およびアース線18に接続されてい
る。20は取付け板で主幹漏電ブレーカ13、分岐ブレ
ーカ14、サージ吸収器19が取付けられており、キャ
ビネット21に収納されている。
【0021】以上のように構成されたサージ吸収器19
の動作について、図1〜図3を参照しながら説明する。
図3に示されるように本実施の形態のサージ吸収器19
は電源線12a,12b,12cの接続端子1L,1
N,1Mにより、分電盤の電源線12a,12b,12
cの電源母線銅バー10に接続され、分電盤内の分岐回
路に取付けられることになる。またサージ吸収器19を
アース線18に接続することにより、電源線12a,1
2b,12cおよびアース線18より侵入するサージ電
圧が、家庭の引込み口である分電盤にて吸収され、家庭
内にはサージ電圧が侵入しないため、家庭内の電子・電
気機器16ごとに異なるサージ耐力に依存せず、家庭内
の全ての電子・電気機器16の保護が可能となる。ま
た、サージ吸収器19をリード線を介さず電源母線銅バ
ー10に直接接続しているため、結線不要で広い結線ス
ペースをとることもなく小型化を実現し、またサージ吸
収器19の接続部のサージインピーダンスが小さく、サ
ージ吸収器19が放電した場合、サージ吸収器19の制
限する電圧に加え、リード線のインピーダンス分による
電圧降下が電子・電気機器16にかかることがないた
め、サージ吸収器19の保護性能が低下するのを防ぐこ
とができる。更に、分電盤の余剰の分岐回路に接続でき
るため、既存の分電盤にも容易に取付けが可能となると
ともに、電子・電気機器16に個別にサージ対策を新た
にする必要がない。また通常、サージ吸収器19が正常
動作している場合は、セラミックバリスタ2a,2bは
高抵抗なため、並列に接続された動作表示ランプ3a,
3bに電流が流れ、動作表示ランプ3a,3bが点灯し
ている。
【0022】しかしサージ吸収器19に定格を上回るサ
ージが侵入し、セラミックバリスタ2a,2b,7L,
7N,7Mが損傷し短絡破壊した場合には、セラミック
バリスタ2a,2b,7L,7N,7Mに直列に接続さ
れたヒューズ5L,5N,5Mが短絡電流にて溶断し、
サージ吸収器19を電気的に回路より切り離すととも
に、動作表示ランプ3a,3bが消灯し、サージ吸収器
19の故障表示となる。
【0023】また、中性線である電源線12b〜アース
線18間のセラミックバリスタ7Nと放電管6に定格を
大きく上回るサージ電圧が加わった場合は、電源線12
b〜アース線18間のヒューズ5Nが、印加されたサー
ジによって溶断し、セラミックバリスタ7Nまたは放電
管6が短絡破壊をする前に電源線12b〜アース線18
間のセラミックバリスタ7Nを電気的に回路より切り離
すとともに、動作表示ランプ3bを消灯させ、サージ吸
収器19の故障表示となる。
【0024】このようにサージ吸収器19に定格を大き
く上回る過負荷が印加された場合でも、セラミックバリ
スタ2a,2b,7L,7N,7Mの短絡破壊後の短絡
電流にてサージ吸収器19を回路より切り離す方法と、
電源線12b〜アース線18間のように電位差がなく、
短絡電流が電源線12bからアース線18へほとんど流
れないセラミックバリスタ7Nと放電管6については短
絡破壊前に過負荷サージにてヒューズ5Nを溶断させ、
故障表示をする方法とを取ることにより確実な故障表示
を行うことができる。
【0025】またヒューズ5Nが図1に示された位置で
なく、セラミックバリスタ2aと動作表示ランプ3aと
抵抗4aとの並列回路と、この並列回路とヒューズ5L
との直列回路と接続端子1Lとの間に接続されている場
合、例えヒューズ5Nが切れても、接続端子1Lから1
M間の電圧により、動作表示ランプ3a,3bは点灯し
たままの状態となるが、本実施の形態ではヒューズ5N
が切れていた場合、動作表示ランプ3bは消灯すること
となる。
【0026】以上のように、サージ吸収器19を電源母
線銅バー10に取付け可能な構造にすることにより、分
電盤内の分岐回路に結線不要で低インピーダンスで容易
に接続、取付けできる。そして電源線12a,12b,
12cおよびアース線18より侵入するサージの侵入を
防ぎ、家庭内の全ての電子・電気機器16を保護するこ
とができる。またサージ吸収器19に過負荷が印加され
た場合には、ヒューズ5L,5N,5Mによりサージ吸
収器19を回路より切離すとともに故障表示を行うとい
う高い保護性能と安全性を実現している。
【0027】さらに電源線12a,12b,12cとア
ース線18間の電圧依存性抵抗素子としてセラミックバ
リスタ7L,7N,7Mと放電管6との直列回路を用い
たが、放電管、セラミックバリスタ、ダイオード等の電
圧依存性抵抗素子を単独でまたは組み合わせて用いても
構わない。
【0028】(実施の形態2)図4は本実施の形態のサ
ージ吸収器の斜視図であり、図5は単相三線式配電路に
おける図4に示すサージ吸収器を取付けた分電盤の上面
図である。なお、実施の形態1と同一構成要素には同一
番号を付し、詳細な説明を省略する。
【0029】図4において、22L,22N,22Mは
分電盤内蔵の主幹漏電ブレーカ(図5の23)の電源接
続端子(図5の30L,30N,30M)に接続する接
続端子、1L,1N,1Mは分電盤の電源母線銅バー1
0接続用の接続端子、1Eはアース端子であり、11の
樹脂ケース内に実施の形態1に示したサージ電圧吸収部
を収納している。また接続端子30L,30N,30M
と、接続端子1L,1N,1Mは各々電気的に接続され
ている。図5において、23は主幹漏電ブレーカ、24
は図4に示すサージ吸収器であり、主幹漏電ブレーカ2
3と電源母線銅バー10に接続されている。なお、図5
においては通電容量の小さい分電盤の主幹漏電ブレーカ
23として多く採用されているJIS互換型主幹漏電ブ
レーカを図示している。
【0030】以上のように構成されたサージ吸収器24
の動作について図4、図5を参照しながら説明する。
【0031】実施の形態1においては、分岐回路にサー
ジ吸収器を接続したが、通電容量の小さい分電盤には分
岐回路数も少なく、サージ吸収器24の接続に分岐回路
を充てることが困難な場合がある。この場合、図4に示
すサージ吸収器24の接続端子22L,22N,22M
を主幹漏電ブレーカ23に、接続端子1L,1N,1M
を電源母線銅バー10に接続することにより、電源線1
2a,12b,12C、アース線18より侵入するサー
ジから家庭内の電子・電気機器16を保護するととも
に、分岐回路を使用することなく、容易に且つ低インピ
ーダンスで取付け接続が可能となる。
【0032】なお、実施の形態1、実施の形態2におい
ては、電源母線銅バー10の接続部は、プラグイン及び
ねじ接続としたが、プラグイン、ねじ締めつけ、端子締
めつけ固定としても良い。
【0033】また、ヒューズ5L,5N,5Mとして、
セラミックバリスタ2a,2b,7L,7N,7Mが短
絡破壊したときの発熱により溶断する温度ヒューズ、ま
たは低融点金属をばね等により機械的に切離す切離し機
構を用いてもよい。また、温度ヒューズと電流ヒューズ
を直列に接続使用するのも効果的である。
【0034】さらに、サージ電圧吸収部を放熱性、弾力
性、電気絶縁性、耐熱性に優れた樹脂で封入することに
より電圧依存性抵抗素子の温度上昇による熱劣化および
熱応力の緩和ができるとともに湿気によるサージ吸収器
の特性劣化を防ぐことができる。
【0035】さらにまた、単相三線式配電路についての
み説明したが、単相二線式配電路および三相三線式配電
路、三相四線式配電路等の他の配電方式においても有効
である。
【0036】また、分電盤についてのみ説明したが配電
盤、制御盤においても有効である。
【0037】
【発明の効果】以上本発明によると、家庭の電源線の引
込み口である分電盤、配電盤、制御盤の盤内に結線不要
で簡単に低インピーダンスで取付けられ、結線のリード
線によるサージ吸収器の保護能力の低下を防ぎ電源線及
びアース線より侵入するサージ電圧を吸収し、家庭内へ
のサージ電圧侵入を防ぎ、家庭内の全ての電子・電気機
器を保護するとともに、サージ吸収器損傷時には、サー
ジ吸収器を安全に回路より切離しができる小型で安全性
の高いサージ吸収器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるサージ吸収器の
単相三線式配電路の電気回路図
【図2】本発明の実施の形態1におけるサージ吸収器の
断面図
【図3】図2に示すサージ吸収器を取付けた分電盤の上
面図
【図4】本発明の実施の形態2におけるサージ吸収器の
斜視図
【図5】図4に示すサージ吸収器を取付けた分電盤の上
面図
【図6】従来のサージ吸収器の正面図
【図7】図6に示すサージ吸収器を電子・電気機器に接
続した時の回路図
【符号の説明】
1L 接続端子 1N 接続端子 1M 接続端子 2a セラミックバリスタ 2b セラミックバリスタ 3a 動作表示ランプ 3b 動作表示ランプ 5L ヒューズ 5N ヒューズ 5M ヒューズ 7L セラミックバリスタ 7N セラミックバリスタ 7M セラミックバリスタ 11 樹脂ケース 19 サージ吸収器 22L 接続端子 22N 接続端子 22M 接続端子 24 サージ吸収器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁ケースと、この絶縁ケース内に収納
    した電圧依存性抵抗素子と、前記絶縁ケース内に収納す
    るとともに前記電圧依存性抵抗素子と直列に接続した切
    離し機構と、前記電圧依存性抵抗素子と前記切離し機構
    との直列回路の両端を電源入力端子とし、この電源入力
    端子の少なくとも一方を前記絶縁ケース内に設けた分電
    盤、制御盤あるいは配電盤の少なくとも一つの電源母線
    バーに直接接続可能な第1の電源接続部を設けたサージ
    吸収器。
  2. 【請求項2】 絶縁ケース内に収納されるとともに、電
    圧依存性抵抗素子に並列に接続された表示器を設けた請
    求項1に記載のサージ吸収器。
  3. 【請求項3】 絶縁ケース内にアース端子を設けるとと
    もに、このアース端子と電源入力端子の少なくとも一方
    とを電圧依存性抵抗素子を介して接続した請求項1ある
    いは請求項2に記載のサージ吸収器。
  4. 【請求項4】 絶縁ケースは、分電盤、制御盤あるいは
    配電盤の少なくとも一つの分岐回路に直接取付可能な形
    状とした請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の
    サージ吸収器。
  5. 【請求項5】 分電盤、配電盤あるいは制御盤の少なく
    とも1つに内蔵の主幹漏電ブレーカの電源線接続端子と
    第2の電源接続部と電気的に接続された第2の電源接続
    部を設けた請求項1から請求項4のいずれか一つに記載
    のサージ吸収器。
  6. 【請求項6】 電圧依存性抵抗素子は、酸化亜鉛を主成
    分とするセラミックバリスタを用いた請求項1から請求
    項5のいずれか一つに記載のサージ吸収器。
  7. 【請求項7】 少なくとも電圧依存性抵抗素子と、切離
    し機構とを樹脂で封入した請求項1から請求項6のいず
    れか一つに記載のサージ吸収器。
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