JPS598254B2 - α−レゾルシン酸の製造法 - Google Patents

α−レゾルシン酸の製造法

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JPS598254B2
JPS598254B2 JP13947876A JP13947876A JPS598254B2 JP S598254 B2 JPS598254 B2 JP S598254B2 JP 13947876 A JP13947876 A JP 13947876A JP 13947876 A JP13947876 A JP 13947876A JP S598254 B2 JPS598254 B2 JP S598254B2
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JP
Japan
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acid
reaction
resorcinic
resorcinic acid
diaminobenzoic
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JP13947876A
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忠志 小味山
和廣 寺田
藤夫 松田
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は3・ 5−ジアミノ安息香酸をハロゲン化水素
酸で加水分解してα−レゾルシ0唆を製造する方法に関
するものである。
従来、3・5−ジアミノ安息香酸を酸性硫酸アンモニウ
ムを用いて加水分解してレゾルシン酸を製造することは
知られている。
しかしながら、従来公知の酸性硫酸アンモニウムを用い
る方法では、3・5−ジアミノ安息香酸1モルに対して
4〜12モルの酸性硫酸アンモニウムを用いるような高
いモル比が反応を進行させるために必要であり、そのた
めに反応器材質の腐蝕が著しく、且つ、レゾルシン酸の
収率も高々60%程度であつた。
(特開昭51−59833)本発明者等は3・5−ジア
ミノ安息香酸の加水分解によるレゾルシン酸の製造方法
を種々探索した結果、3・ 5−ジアミノ安息香酸とハ
ロゲン化水素酸との反応は従来公知の酸性硫酸アンモニ
ウムを用いる反応と異なり、3・ 5−ジアミノ安息香
酸に対する酸のモル比が2というような低い領域におい
ても容易に進行し、好収率でα−レゾルシン酸を製造し
得ることを見い出し本発明の方法に到達した。
即ち、本発明の方法はハロゲン化水素酸と3・5−ジア
ミノ安息香酸とを150℃以上の温度で反応させる方法
である。
反応に使用されるハロゲン化水素酸の具体例としては塩
酸、臭化水素酸、沃化水素酸等がある。
ハロゲン化水素酸と3・ 5−ジアミノ安息香酸とのモ
ル比は、通常1.0〜4.0の範囲、好ましくは1.8
〜3.0の範囲で実施される。而して3・5−ジアミノ
安息香酸に対するハロゲン化水素のモル比が1.0に満
たない場合には、反応生成液中の未反応3・5−ジアミ
ノ安息香酸9量が多くなり、通常行なわれる未反応物の
反応系への再循環が繁雑となる。一方、モル比が4.0
を越える場合は、反応器材質の腐蝕が増大し、結果とし
てタール状物の生成を増大し、目的とするレゾルシ0唆
の収率を低下せしめる。3・ 5−ジアミノ安息香酸に
対するハロゲン化水素のモル比を1.8〜3.0とする
場合は、上述した未反応物の循環及び反応器材質の腐蝕
の面でより有利であり、工業的α−レゾルシン酸の製造
においては、例えば2.2のようなモル比が用いられる
反応液中の3・5−ジアミノ安息香酸の濃度に関しては
特に制限はないが、通常1〜50重量%、好ましくは1
〜35重量%の範囲が用いられる。
而して反応液中の3 ・5−ジアミノ安息香酸の濃度が
50重量%を越える場合は反応管もしくは反応器が生成
したハロゲン化アンモニウム結晶のため閉塞し易くなり
、また1重量%に満たな(趨合は反応器効率が不良とな
り経済的でない。また、反応液中の水の量に関しても特
に制限はないが、通常3・5−ジアミノ安息香酸1モル
に対して4〜300モル程度の水が使用される。
この方法を実施する温度は150〜300℃、好ましく
は180〜270℃の範囲であり、温度が150℃より
も低い場合には反応速度が遅く実用的でない。一方、3
00℃以上では3・5−ジアミノ安息香酸の熱分解が起
るため収率が低下する。反応時間は実施する温度によつ
て変わるが、通常30分ないし20時間程度である。
圧力は液相を保つのに必要な圧力でよいが、窒素、ヘリ
ウム、アルゴン、水素、一酸化炭素、二酸化炭素等で加
圧してもよい。
この方法はバツチ式、連続式のいずれの方法も行い得る
。この方法は反応器の材質によりα−レゾルシン酸の収
率が著しく影響を受ける。
反応液により腐蝕を受ける材質を用いた場合にはタール
Q形成が多くなりα−レゾルシン酸の収率は低い。本反
応に用いる装置の材質としては、実質的に腐蝕のない材
質を用いると都合が良い。そのような材質の例としては
、モリブデン、金、白金、チタン、ジルコニウム、タン
タル又はそれ等を含む合金、ハステロイ(商品名、以下
省略)A、ハステロイB1ハステロイC1ハステロイD
1ハステロイF等のハステロイ合金又は、テフロン、不
浸透性黒鉛、ガラス、ホーロー、セラミツク、耐酸石器
、耐酸レンガ等がある。反応後のα−レゾルシン酸を含
有する水溶液よりα−レゾルシン酸を分離する方法とし
ては、特に制限はないが通常採用される溶媒抽出法がそ
のまま適用できる。
例えばエチルエーテル、イソプロピルエーテル等のエー
テル類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン
等のケトン類、ブチルアルコール、・アミルアルコール
増のアルコール類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イ
ソブチル等のエステル類で水溶液中のα−レゾルシン酸
を抽出し、次に有機層と水層とを分離した後、有機層を
蒸溜することによりα−レゾルシン酸を得ることができ
る。一方水層は溶存している抽出溶媒を溜去した後?加
水分解反応器の方へ循環させることもできる。実施例
1 内容積300m1のハステロイB製のオートクレーブに
3・5−ジアミノ安息香酸0.05モル、塩化水素0.
1モル及び水100yを仕込み250℃で7時間反応さ
せた。
その後、オートクレーブを室温まで冷却して内容物を取
り出し、エーテルでα−レゾルシン酸を抽出し、エーテ
ルO一部を溜去した後、ガスクロマトグラフにより分析
し次の結果を得た。
α−レゾルシン酸の収率 74.4% 実施例 2 前述のオートクレーブに3・5−ジアミノ安息香酸0.
05モル、臭化水素0.1モル及び水1007を仕込み
250℃で7時間反応させた。
それ以後は実施例1と同様の操作で行い次の結果を得た
。α−レゾルシン酸の収率 81・7%比較例 1 塩化水素の代わりに硫酸水素アンモニウム0.1モルを
使用した以外は実施例1と同じ条件で反応を行い次の結
果を得tらα−レゾルシン酸の収率 10.4%

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 3・5−ジアミノ安息香酸1モルと1.0〜4.0
    モルのハロゲン化水素酸とを150〜300℃の温度範
    囲で反応させることを特徴とするα−レゾルシン酸の製
    造法。
JP13947876A 1976-11-22 1976-11-22 α−レゾルシン酸の製造法 Expired JPS598254B2 (ja)

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JPS5365842A JPS5365842A (en) 1978-06-12
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JPS627751U (ja) * 1985-06-27 1987-01-17
JPS63135620A (ja) * 1986-11-28 1988-06-08 Fuji Xerox Co Ltd 電磁クラツチの防塵カバ−
JPH03111153U (ja) * 1990-02-26 1991-11-14

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