JPS5980427A - ラジカル重合性プレポリマ−組成物の製法 - Google Patents

ラジカル重合性プレポリマ−組成物の製法

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JPS5980427A
JPS5980427A JP57191406A JP19140682A JPS5980427A JP S5980427 A JPS5980427 A JP S5980427A JP 57191406 A JP57191406 A JP 57191406A JP 19140682 A JP19140682 A JP 19140682A JP S5980427 A JPS5980427 A JP S5980427A
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JP
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group
acrylate
diisocyanate
radically polymerizable
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Application number
JP57191406A
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English (en)
Inventor
Masashi Nakamura
正志 中村
Taro Fukui
太郎 福井
Tsuyoshi Imazu
今津 強
Shinobu Ikeno
池野 忍
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、速硬化性を有し、かつ密着性、可撓性およ
び低温熱分解性に富んだ硬化物を生成しうるものであっ
て、電線被覆絶縁フェス、塗料等に有用なラジカル重合
性プレポリマー組成物の製法に関するものである。
近年、光硬化性樹脂が、塗料、接着剤、絶縁フェス、レ
ジスト等に広く利用されている。これは、光硬化性樹脂
が、速硬化性をもち無溶剤であるため、熱硬化性樹脂に
比べて省資源、省エネルギー。
低公害、高生産性を有するという利点をもつからである
。このように光硬化性樹脂は、上記のような利点を有し
てはいるが、熱硬化性樹脂に比べて密着性、可撓性に劣
っているう密着性、可撓性に富んだものとしては、熱硬
化性樹脂、特に熱硬化性ウレタン樹脂があげられるが、
このものは前記のような速硬化性に欠けている。近時、
熱硬化タイプのウレタン電線用フェスが開発され市販さ
れている。このものは、比較的低温で熱分解し残渣を殆
ど残さないため、これを用いて例えば電線被覆した場合
、得られた被覆電線は絶縁被膜を除去することなく単に
ハンダ浴に浸漬するだけでハンダ付1rTがOT[にな
る。このように上記ウレタン電線用フェスは、特殊な性
質を有しているが、このものも、他の熱硬化性ウレタン
樹脂同様速硬化性に欠けていた。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、下
記の化合物Aと化合物Bとを、(NCO基モル数) /
 (OH基モル数)が1.05〜3.00になるように
配合してインシアネート基が残存しているポリウレタン
化合物を合成する工程と、このポリウレタン化合物に下
記の化合物Cを化合物Aと化合物Bと化合物Cの合計仕
込量100gに対して化合物Cのアクリル基(メタクリ
ル基)が0.04〜0.25モルになるような量添加し
反応させてラジカル重合性プレポリマーを合成する工程
を備え、上記化合物Aと化合物Bの配合からラジカル重
合性プレポリマーの合成後までの適宜の段階で、反応性
希釈剤としてのカルピトールアクリレートおよびフェノ
キシエチルアクリレートをxi−基sで、(カルピトー
ルアクリレート)/(フェノキシエチルアクリレート)
が0.2〜6.0となり、かつ両者の合計重量が全仕込
量010〜40重蓋係となるように添加することをその
特徴とするものである。
化合物A:下記のポリイソシアネートのうちから選ばれ
た少なくとも一種のポリイソシアネート。
トリレンジイソシアネート、l、6−ヘキサンジイソシ
アネート、4 、4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、1,
6−ヘキサンジインシアネート3量体、水素化トリレン
ジイソシアネート、水素化4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水素
化キシリレンジイソシアネート、パラフェニレンジイソ
シアネート、トリレンジイソシアネート231体、1.
5−ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート相互付加物、イソフオロンジイソシアネー
ト 化合物B:下記のB1グループおよびB2グループのう
ちから選ばれた少なくとも一種の化合物。
(Blグループ:ポリオール) エチレンクリコール、シエチVンクリコール、トリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、フロピレンゲリコール、ジプロピレン
グリコール、ブナレンゲリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエ
リスリトール (B2グループ:ポリオールポリエステル)上記B1グ
ループの化合物と下記の多価カルボン酸とを官能基モル
数を基準にしてBlグループの化合物が過剰になるよう
に配合し合成した分子量200〜1oooOもの。
オルソフタール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、
無水フタール酸、アジピン酸、コハク酸、フマール酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、トリメリット酸、無水ト
リメリット酸 化合物C:下記の、アクリル基(メタクリル基)および
ヒドロキシル基を有する化合物のうちから選ばれた少な
くとも一種の化合物。
とドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
、ペンタエリスリトールトリアクリレート、下記の一般
式(]) 、 (B2で示される化合物。
すなわち、この発明は、まず化合物A(ポリイソシアネ
ート)と化合物B(ポリオール、ポリオールポリエステ
ル)とを配合し反応させて末端もしくは鎖中にインシア
ネート基が残存しているポリウレタン化合物、を合成す
る。つぎに、これに化合物Cを反応させる。化合物Cは
上記のようにアクリル基(メタクリル基)とヒドロキシ
ル基とを有しているため、そのヒドロキシル基が上記ポ
リウレタン化合物の末端もしくは鎖中のイソシアネート
基と反応し、それによってポリウレタン化合物の末端も
しくは鎖中にアクリル基(メタクリル基)が導入される
。その結果、末端もしくは鎖中にラジカル官能基(アク
リル基、メタクリル基)を有するポリウレタン化合物(
ラジカル重合性プレポリマー)が得られる。そして、こ
の発明は上記化合物AとBの配合からラジカル重合性プ
レポリマーの合成後に到るまでの適宜の段階で、反応性
希釈剤としてカルピトールアクリレートおよびフェノキ
シエチルアクリレートを所定−taX加し、フェス状の
ラジカル重合性プレポリマー組成物を得るものである。
このフェス状うジカル重合性プレポリマー組成物は、有
機溶剤ではなく反応性希釈剤によってフェス状にされて
いるため、衛生上の問題および溶剤蒸発に伴うピンホー
ル等の問題を生じない。特に反応性希釈剤として上記の
ものを用いしかも両者の相互の使用割合および合計使用
量を前記の範囲に設定することにより反応性希釈剤使用
の効果を最も高めうるようになるとともにプレポリマー
の硬化によって得られる塗膜(硬化物)の耐湿性の向上
を実現しうるようになる。そして上記プレポリマーは、
従来の熱硬化性ウレタン樹脂とは異なり、ラジカル硬化
させることができるため速硬化性のものであり、光重合
開始剤の添卯により光硬化をさせることもできる。熱重
合開始剤の添加により熱重合させうろことはもちろんで
ある。また、この塗膜は、従来のラジカル硬化性樹脂塗
膜と比べるとウレタン結合を豊富に有しており、密着性
、特に金属との密着性に富み可撓性にも富んでいる。そ
のうえ、低温熱分解性に富んでいるため、この塗膜で絶
縁被覆した電線はそのままハンダ浴に浸漬するだけでハ
ンダ付けが可能となる。
したがって、この発明のラジカル重合性プレポリマー組
成物は、ウレタン電線用フェスとして最適である。
この発明で用いられる化合物Aとしては、下記のような
ポリイソシアネートがあげられ、単独でもしくは併せて
用いられる。
トリレンジイソシアネート 1.6−ヘキサンジイソシアネート 0CN−(CH2−)a−NGO 4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネートポリメチ
レンポリフェニルイソシアネート1.6−ヘキサンジイ
ソシアネート3量体(CH2)6NCO 水素化トリレンジイソシアネート 水素化4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネートキ
シリレンジイソシアネート 水素化キシリレンジイソシアネート パラフェニレンジイソシアネート トリレンジイソシアネート2盪休 1.5−ナフタレンジイソシアネート NGO CO ヘキサメチレンジイソシアネート相互付加物インフオロ
ンジイソシアネート この発明で用いる化合物Bとしては、下記のよりなり1
グループ(ポリオール)およびB2グループ(ポリオー
ルポリエステル)のものがあげられ、単独でもしくは併
せて用いられる。
(B1グループ:ポリオール) エチレングリコール、ジエチレンクリコール、トリエチ
レングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチ
レンクリコール、フロピレンクリコール、ジプロピレン
グリコール、ブチレングリコール、ヘキサメチレングリ
コール、ネオペンチルクリコール、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエ
リスリトール (Baグループ:ポリオールポリエステル)上記B1グ
ループの化合物とF記の多価カルボン酸とを官能基モル
数を基準にしてBlグループの化合物が過剰になるよう
に配合し合成した分子量200〜1000のもの。
オに77タール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、
無水フタール酸、アジピン酸、コハク酸、フマール酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、トリメリット酸、無水ト
リメリット酸 このように、B2グループのポリオールポリエステルと
しては、分子量が200〜1000のものしか用いられ
ない。これは、分子量が1000を超えるものを用いる
と、得られるラジカル重合性プレポリマー中のウレタン
結合の濃度が低くなってこの発明の効果の一つである密
着性等が得られなくなり、また、分子量が200未満の
ものを用いても効果が得られなくなるからである。
化合物Cとしては、下記の、アクリル基(メタクリル基
)およびヒドロキシル基を有する化合物があげられ単独
でもしくは併せて用いられる。
ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
、ペンタエリスリトールトリアクリレート、下記の一般
式(1)、(2)で示される化合物、反応性希釈剤とし
ては、下記の式で表わされるカルピトールアクリレート
(エチルカルピトールアクリレート:以FrEc−AJ
と略す)1 C2H5−0−(−CH2CH20−) 2−C−CH
=CH2およびF記の式で表わされるフェノキシエチル
アクリレート(以下[Po−AJと略す)が用いられる
この発明は、上記のような原料を用い、例えばつぎのよ
うにしてラジカル重合性プレポリマー組成物を製造する
。すなわち、まず前記化合物A(ポリイソシアネート)
と化合物B(ポリオール。
ポリオールポリエステル)とを配合し反応させる。
この場合、化合物AとBの相互の配合割合は、化合物A
のNCO基と化合物BのOH基と全基準にして、(NC
O基モル数) / (OH基モル数)が1.05〜3.
00になるように設定する必要がある。すなわち、末端
にインシアネートを有する化合物を合成するためには、
(NCO基モル数) / (OH基モル数)が1.0以
上であればよいのであるが、その値が1.05未満では
得られる化合物の分子量が大きくなりすぎ、プレポリマ
ーとしては不適となるからである。逆にその値が3.0
0を超えると分子量が小さくなりすぎるかもしくは遊離
のイソシアネート化合物が残存するようになるからであ
る。
この化合物AとBの配合の際、反応性希釈剤としてのE
c−AとPo−Aとが配合される。この場合、EcA(
!:PO−Aの相互の配合割合は、(Ec−A重量)/
(Po−A重量)が0.2〜6. OK設定される。こ
の値が0.2未満になると生成塗膜が可撓性に欠けるよ
うになってフィルムとして実用的でなくなり、6.0を
超えると可撓性は良好になるが吸水率が高くなシ吸湿後
の電気性能が悪くなるからである。
また、Ec−AとPo−Aの合計配合量は、両者の合計
重量が、全仕込量(化合物A十化合物B十化合物C+ 
Ec −A + Po −A )の10〜4Q重量係(
以下「チ」と略す)になるように設定される。配合量が
10チ未満では希釈剤使用の効果が少なくフェスが高粘
度になシ、また40チを超えると硬化物の可撓性が悪く
なるとともにハンダ付は性も悪くなるからである。なお
、反応性希釈剤として、上記の反応性希釈剤Ec−A、
Po−Aと他の反応性希釈剤を併用するようにしてもよ
い。
このようにして化合物AとBとを配合し反応させる際、
反応を短時間で完結させるために、一般に用いられるポ
リウレタン合成用触媒、例えばジブチルスズジラウレー
ト、オレイン酸鉛のような有機金属化合物やN−メチル
イミン、トリエチレンジアミンのようなアミン化合物を
用いることが好ましい。
化合物AとBの反応により、末端もしくは鎖中にインシ
アネート基が残存するポリウレタン化合物が得られる。
このポリウレタン化合物に、化合物C(アクリル基およ
びヒドロキシル基を有する化合物)を添加し反応させる
。化合物Cの添加量は、化合物Aと化合物Bと化合物C
の合計仕込量100gに対して化合物Cのアクリル基(
メタクリル基)が0.04〜0.25モルになるように
設定される。これが0.04モル未満になると塗膜の硬
化速度が遅くなり硬化も完全でなくな、j5.0.25
モルを超えるとハンダ付性が悪くなるからである。
ハンダ付性の悪化はエチレン連鎖部が長くなって分解し
にくい、架橋密度が高くなり分解しにくいなどが考えら
れる。ハンダ付性が最も良好になる範囲は、化合物A、
B、Cの合計仕込量100gに対して化合物Cのアクリ
ル基(メタクリル基)が0.04〜0.10になる範囲
である。
ポリウレタン化合物に対して化合物Cを反応させること
によシ、末端もしくは鎖中にラジカル官能基を有するポ
リウレタン化合物(ラジカル重合性フレポリマー)が合
成される。このプレポリ−r−の確認は、NMR等によ
るアクリル基、ウレタン基、インシアネート基のピーク
から行うことができる。なお、上記の反応の際、前記ポ
リウレタン合成用触媒を新たに加えてもよい。化合物C
としては、反応性の点からヒドロキシエチルアクリレー
トを用いることが最も好ましい。また、生成プレポリマ
ーの末端、鎖中にイソシアネート基がなお残るような当
量で化合物Cを用いるような場合には、化合物Cととも
に下記の単官能アルコールを単独でもしくは併せて添加
し当量分反応させてNGO基を消失させるようにするこ
とがプレポリマーの安定性等の点で好ましい。
(単官能アルコール) メタノール、エタノール、n−ブチルアルコール、イソ
フチルアルコール、5ec−7’チルアルコール、H−
7’ロピルアルコール、イソプロピルアルコール、下記
の一般式(3) 、 (4)で示される化合物。
HO−(−CH2)(1−CHa   *−m+(3)
   n=4〜7上記のようにして得られるプレポリマ
ーは、反応性希釈剤によりフェス状になっておシ、ラジ
カル重合性プレポリマー組成物を構成する。この組成物
のラジカル硬化は、電子線等を用いて行ってもよいし、
光重合開始剤を添加し紫外線照射により行ってもよい。
また、熱重合開始剤を添加し加熱により硬化させるよう
にしてもよい。光重合開始剤トしては、ベンジルジメチ
ルケタール、ベンシフエノン、アセトフェノン、ベンゾ
フェノン誘導体、アセトフェノンm導体、ベンゾイン、
ベンゾインアルキルエーテル等があげられる。熱重合開
始剤としては、ベンゾインバーオキシド、過酸化水素、
クメンハイドロパーオキシド、t−ブチルハイドロパー
オキシド、t−ブチルパーベンゾエート、ジクミルパー
オキシド、ジ−t−ブチルバーオキシド等があげられる
。また、上記ラジカル重合性プレポリマー組成物に対し
て希釈剤、充てん材、熱重合禁止剤、安定剤、脱水剤、
可撓性付与剤、カップリング剤、増粘剤、レベリング剤
顔料、染料等を添加することは自由である。
このようにして得られるラジカル重合性プレポリマー組
成物は、特定の反応性希釈剤の限定使用によってフェス
状にされているため有機溶剤使用時の欠点を全く有しな
いばかりか、優れた耐湿性を有するプレポリマー塗膜を
形成しつる。そして、この組成物は、ラジカル官能基を
もつウレタン系プレポリマーを有しているため、速硬化
性を有し、かつ密着性、可撓性および低温熱分解性に富
んだ硬化物を生成しうるのであり、ウレタン電線用フェ
スとして最適である。
なお、上記の例では、反応性希釈剤を化合物AとBの配
合時に添加しているが、その添那時期は化合物AとBの
配合からプレポリマーの合成後に到るまでのどの段階で
蟲」シてもよい。また1時に添加しなくてもよく小分け
してLmするようにしてもよい。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する0 〔実施例1〕 トリレンジイソシアネート35.9 (0,20モル)
を反応性希釈剤Ec−A15II(熱重合禁止剤ハイド
ロキノン0.1チ含有)とPo −A 51/ VCf
ljかし、これを温度計、撹拌棒9簡下ロートを備えた
フラスコに入れ、攪拌しながらその中にテトラエチレン
グリコール29.1 g (0,1sモル)をフラスコ
内の温度が60℃以上にならないように水で冷却しなが
ら滴下し、フラスコ内の温度を60’Cに保ち3時間攪
拌反応させた。その結果、両末端にイソシアネート基を
有するウレタン化合物が得られた。つぎに、この中に2
−ヒドロキシエチルアクリレート9.319(0,08
モル)とベンゾイン6.8g(0,02モル)を10分
間かけて滴下し、irスペクトルにより反応系内のイン
シアネート基の存在が認められなくなるまで攪拌を続け
た。3時間攪拌後、アクリレート化およびウレタン化反
応が終了した。このようにして透明、粘稠なラジカル重
合性プレポリマー組成物が得られた。
〔実施例2〕 Ec −A l 59 、 Po−A5jlに代えて、
Ec−A17II、Po−A31を用いた。それ以外は
実施例1と同様にして透明、粘稠なラジカル重合性プレ
ポリマー組成物を得た。
〔実施例3〕 Ec −A l 511 、 Po−A 511に代え
て、Ec −A12JiF、Po−A31を用いた。そ
れ以外は実施例2と同様にして透明、粘稠なラジカル重
合性プレポリマー組成物を得た。
〔実施例4〕 Ec −A 1511 、 Po −A 5 f/に代
えてEc−AIo、9 、 Po −A 101を用い
た。それ以外は、実施例1と同様にして透明、粘稠なラ
ジカル重合性プレポリマー組成物を得た。
〔実施例5〕 Ec −A l 5g、 Po−A3.!i’に代えて
Ec−A511゜Po−Al0IIを用いた。それ以外
は実施例1と同様にして透明、粘稠なラジカル重合性プ
レポリマー組成物を得た。
〔比較例1〕 Ec −A 1511 、 Po −A 5 gに代え
てEc−Aだけを2011用いた。それ以外は実施例1
と同様にしてラジカル重合性プレポリマー組成物を得た
〔比較例2」 Ec −A l 51 、 Po −A 511に代え
てPo−Aだけを20JiJ用いた。それ以外は実施例
1と同様にしてラジカル重合性プレポリマー組成物を得
た。
以上の実施例で得られたラジカル重合性プレポリマー組
成物を銅板上にバーコータを用いて厚み20μに塗布し
室温で30分間放置した後、高圧水銀灯(80W/ c
mX 3)を10 cmの距離から照射して硬化させた
。この場合における組成物の光硬化性および生成塗膜の
可撓性、密着性、鉛筆硬度を測定しその結果を第1表に
示した。なお、第1表における測定はつぎのようにして
行った。これらの測定法は第2表においても同様である
(光硬化性) 照射装置のコンベアスピードを5 m/分とし、通過さ
せるごとに表面タックがあるかどうか調べ、表面タック
の無くなった通過回数で表わした。
(可撓性) JIS規格に5400番6.16の耐屈曲性試験を行な
った。
(密着性) JIS規格に5400番6.15のゴパン目試験を行な
った。
(鉛線硬度) JIS規格に5400番6.14の鉛筆引っかき試験を
行なった。
(27) (28) 〔実施例6〕 トリレンジイソシアネート35.9 (0,20モル)
を反応性希釈剤Ec −A 15 JiF (熱重合禁
止剤ハイドo * / ン0.19&含有)とPo −
A 5 (l vcfllかし、これを温度計、撹拌棒
1滴下ロートを備えたフラスコに入れ、攪拌しながらそ
の中にテトラエチレングリコール29.1 F ((1
,15モル)をフラスコ内の温度が60℃以上にならな
いように水で冷却しながら滴下し、フラスコ内の温度を
60℃に保ち3時間攪拌反応させた。その結果、両末端
にインシアネート基を有するウレタン化合物が得られた
。つぎに、この中に2−ヒドロキシエチルアクリレート
3.5.9 (0,03モル)とEc −A 13.2
 !1(0,07モル)を10分間かけて滴下し、ir
スペクトルにより反応系内のイソシアネート基の存在が
認められなくなるまで攪拌を続けた。3時間攪拌後、ア
クリレート化およびウレタン化反応が終了した。このよ
うにして透明、粘稠なラジカル重合性プレポリマー組成
物が得られた。
〔実施例7〕 トリレンジイソシアネート35.9 (0,2モル)に
代、tて1,6−ヘキサンジイソシアネート33.6N
(0,2モル)を用いた。それ以外は実施例6と同様に
してラジカル重合性プレポリマー組成物を得た。
〔実施例8〕 トリレンジイソシアネート35.9(0,20モル)に
代tて4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネ−ト5
0 g (0,20モル)を用いた。それ以外は実施例
6と同様にして透明、粘稠なラジカル重合性プレポリマ
ー組成物を得た。
〔実施例9〕 テトラエチレングリコール29.1 # (0,15モ
ル)に代えてテトラエチレングリコール25.9(’0
.13モル)とブタンジオール1.8.9(0,02モ
ル)を用いた。それ以外は、実施例6と同様にして透明
、粘稠なラジカル重合性プレポリマー組成物を得た。
〔実施例10) 2−とドロキシエチルアクリレート3.5.9(0,0
3モル)とエチルカルピトール13.2 II(0,0
7モル)It、tて2−ヒドロキシエチルアクリレート
5、811 (o、 05モル)とエチルカルピトール
9.411 (0,05モル)を用いた。それ以外は実
施例6と同様にして透明、粘稠なラジカル重合性プレポ
リマー組成物を得た。
〔比較例3〕 テトラエチレングリコールの使用量を19.4 、l1
i(0,1モル)にするとともに2−ヒドロキシエチル
アクリレートの使用量を17.4.9 (0,15モル
)にし、2−ヒドロキシエチルアクリレートと同時に添
加するEc−Aの使用量を28.211(0,15%ル
)に変えた。それ以外は実施例6と同様にしてラジカル
重合性プレポリマー組成物を得た。
以上の実施例および比較例で得られたラジカル重合性プ
レポリマー組成物の性能試験の結果は第2表のとおりで
あった。表より実施例の組成物は、化合物Cのアクリル
基モル数が0.04〜0.10の範囲に入っているため
、比較例の組成物よりもハンダ付性に富む塗膜をつくシ
うるのである。
(31)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)  下記の化合物Aと化合物Bとを、(NCO基
    モル数)/(OH基モル数)が1.05〜3.00にな
    るように配合してイソシアネート基が残存しているポリ
    ウレタン化合物を合成する工程と、このポリウレタン化
    合物に下記の化合物Cを化合物Aと化合物Bと化合物C
    の合計仕込量100,9に対して化合物Cのアクリル基
    (メタクリル基)が0.04〜0.25モルになるよう
    な量添加し反応させてラジカル重合性プレポリマーを合
    成する工程を備え、上記化合物Aと化合物Bの配合から
    ラジカル重合性プレポリマーの合成後までの適宜の段階
    で、反応性希釈剤としてのカルピトールアクリレートお
    よびフェノキシエテルアクリレートを重量基準で、(カ
    ルピトールアクリレート)/(フェノキシエチルアクリ
    レート)が0.2〜6.0となり、かつ両者の合計重量
    が全仕込量の10〜40重量%となるように添加するこ
    とを特徴とするラジカル重合性プレポリマー組成物の製
    法。 化合物A:下記のポリイソシアネートのうちから選ばれ
    た少なくとも一種のポリイソシアネート。 トリレンジイソシアネート、1,6−ヘキサンジイソシ
    アネート、4.4’−ジフェニルメタンジインシアネー
    ト、ポリメナレンボリフェニルイノシアネート、1,6
    −ヘキサンジイソシアネート3量体、水素化トリレンジ
    イソシアネート、水素化4,4′−ジフェニルメタンジ
    イソシアネート、キシリレンジインシアネート、水素化
    キシリレンジイソシアネート、バラフェニレンジイソシ
    アネート、トリレンジイソシアネート2量体、l、5−
    ナフタレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシ
    アネート相互付加物、イソフオロンジイソシアネート 化合物B:′F記のB1グループおよびB2グループの
    うちから選ばれた少なくとも一種の化合物。 (Blグループ:ポリオール) エチレンクリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
    レングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチ
    レングリコール、フロピレングリコニル、ジプロピレン
    グリコール、ブチノングリコール、ヘキサメチレングリ
    コール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロ
    パン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエ
    リスリトール (B2グループ:ポリオールポリエステル)上記B1グ
    ループの化合物と下記の多価カルボン酸とを官能基モル
    数を基準にしてBlグループの化合物が過剰になるよう
    に配合し合成した分子量200〜1000のもの。 オルソフタール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、
    無水フタール酸、アジピン酸、コノ−り酸、フマール酸
    、マレイン酸、無水マレイン酸、トリメリット酸、無水
    トリメリット酸 化合物C:下記の、アクリル基(メタクリル基)および
    ヒドロキシル基を有する化合物のうちから選ばれた少な
    くとも一種の化合物。 ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタ
    クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート
    、ペンタエリスリトールトリアクリレート、下記の一般
    式(1) 、 (2)で示される化合物。 (2)  化合物Cとともに下記の単官能アルコールの
    うちから選ばれた少なくとも一種の単官能アルコールを
    添加し残存イソシアネート基を消滅させる特許請求の範
    囲第1項記載のラジカル重合性プレポリイー組成物の製
    法。 メタノール、エタノール、n−71チルアルコール イ
    ソブチルアルコール、5ec−ブチルアルコール、n−
    プロピルアルコール、イソフロビルアルコール、下記の
    一般式(3) 、 (4)で示される化合物。 HO−(−CH2−)(1−CH3=(3)  n=4
    〜7(3)化合物Cの添加量が、化合物Aと化合物Bと
    化合′JfllJCの合計仕込量100gに対して化合
    物Cのアクリル基(メタクリル基)が0.04〜0.1
    0モルになるように設定されている特許請求の範囲第1
    項または第2項記載のラジカル重合性プレポリマー組成
    物のIJI法。 (4)  化+物cがヒドロキシエチルアタリレートで
    ある特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記
    載のラジカル重合性プレポリマー組成物の製法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8834819B2 (en) 2010-08-18 2014-09-16 Baoshan Iron & Steel Co., Ltd. Powder lime calcining process and system
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