JPS597377B2 - トナ−組成物 - Google Patents

トナ−組成物

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JPS597377B2
JPS597377B2 JP51107556A JP10755676A JPS597377B2 JP S597377 B2 JPS597377 B2 JP S597377B2 JP 51107556 A JP51107556 A JP 51107556A JP 10755676 A JP10755676 A JP 10755676A JP S597377 B2 JPS597377 B2 JP S597377B2
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JP
Japan
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toner
carbon black
parts
charge
present
Prior art date
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Expired
Application number
JP51107556A
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English (en)
Other versions
JPS5333151A (en
Inventor
亨之助 藤木
「たかし」 稲田
弘毅 古谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
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Publication of JPS597377B2 publication Critical patent/JPS597377B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトナー組成物に関するものである。
詳しくは電子写真、静電記録等における静電潜像を現像
するのに有効なトナー組成物に関するものである。感光
紙の光導電性半導体層に暗所にてコロナ放。
電を施して一様に帯電させ、次いで光像を露光し、露光
部分の電荷を消滅させると未露光部分が静電潜像として
得られる。この静電潜像の可視化、すなわち現像は、静
電潜像に対し逆極性に帯電した、着色剤を絶縁性樹脂中
に分散または溶解させたトナー組成物(以下単にトナー
という。)を感光紙に接触させることにより行なわれる
。場像法としては磁気ブラシ法、カスケード法が周知で
ある。例えば磁気ブラシ法は次の様に行なわれる。永久
磁石を備えた円筒回転子(磁気ドラム)に磁気的に感応
する粒子(キャリヤー)とキャリヤーに対し3〜10重
量%のトナーとからなる混合物(現像剤)を接触させ、
キャリヤーを磁気力で配列させてブラシ状の穂に形成せ
しめる。その際、トナーはキャリヤーとの静電摩擦によ
りキャリヤーに対し逆極性帯電し、キャリヤーの表面に
付着する。磁気ドラムが回転し、ブラシが静電潜像に接
触すると、トナーがキャリヤーから遊離して感光紙面に
移動しトナー像が形成される。そして現像後の定着法と
しては、トナー像をそのまま融着する方法、トナー像を
一旦トナー像に対し逆極性に帯電させた普通紙に転写し
た後、融着する方法が知られている。トナー中の着色剤
としてはカーボンブラックが最も一般的に採用されてい
るが、従来用いられているカーボンブラックは絶縁性樹
脂中での分散が不良なためか種々の問題を惹起している
すなわち、カーボンブラックはそもそも導電性なので、
分散が不良であると、トナーの絶縁性が低下する。する
とキャリヤーとの静電摩擦により帯電したトナーの電荷
は経時とともに減衰し、その結果、キャリヤーとトナー
との結びつきが弱まることによる複写画像の尾引きや帯
電の不均一による画像の濃度ムラが生じるからである。
そしてトナーの電荷の減衰は、比較的現像時間の長い低
速複写、あるいは現像・転写の2工程を踏む転写による
複写を行なう場合に特に大きな障害となる。高速複写の
場合、トナーの電荷の減衰は左程悪影響を与えないが、
それでもときにはトナーが複写機内に飛散したり、本来
白地の部分にトナーが付着したりするような不都合が生
じるので、やはりトナーの電荷の減衰は少ない方が好ま
しい。この点に鑑み本発明者らは鋭意研究したところ、
特定のカーボンブラツクが絶縁性樹脂中によく分散する
こと、そしてこのようなカーボンブラツクを絶縁性樹脂
中に分散して得られるトナーは電荷の減衰が少ないこと
を見出し本発明に到達した。
以下本発明を更に詳細に説明すると、本発明に係るトナ
ーに用いられる特定のカーボンブラツクとしては市販の
ものが使用できるが、次の4つの要件を満足するカーボ
ンブラツクであることが必要である。まず第1に、平均
粒子径が15〜35mμとくに20〜30mμであるこ
とが必要である。平均粒子径は普通カーボンブラツクを
超音波によりクロロホルムに分散させ、カーボン蒸着し
たアセチルセルローズ膜を張つたシートメツシユ上にと
り、透過型電子顕微鏡により撮影し、2000個の粒子
を選んでその粒子径を測定し、個数平均粒子径を算出す
ることにより求められる。第2に、比表面積が90〜1
40Tr1/9とくに95〜100イ/gであることが
必要である。
比表面積は例えば、平均粒子径を求めるのと同様の方法
で粒子径を測定した後、体面積平均粒子径を算出し、カ
ーボンブラツクの形状を球状、密度を1.869/ml
と仮定し算出することによつて求まる。第3に、吸油量
が80〜130m1/100g、とくに110〜130
d/1009であることが必要である。
吸油量は、普通、カーボンブラツク乾燥試料1,000
!1を表面が円滑な石版石上にとり、2m1のミクロビ
ユーレツトに入れたアルカリ精製したアマニ油を少量づ
つ滴下し、約1009の圧力を加えて、15X115♂
、厚さ0.5〜のステンレス製スパチユラ一でよく練り
合せ、試料とアマニ油が1ケの球状に成形される最低の
アマヶaみ、カーボンブラツク1009あたりのアマニ
油量(MOに換算することにより求められる。第4に、
PHが7以上とくに8以上であることが必要である。
そして、PHはカーボンブラツク試料109に蒸留水1
00m1を加え、ホツトプレート上で10分間沸騰する
程度に加熱し、冷却後遠心分離機により泥状物を分取し
、泥状物のPHをガラス電極PHメーターで測定するこ
とにより求められる。本発明に係るトナーに用いられる
カーボンブラツクはこれらの4つの要件を全て満足する
ことが必要である。これらの要件のいづれか一つでも満
足しないカーボンブラツクを使用した場合に得られるト
ナーは、電荷の減衰が大きく、とくに低速複写用、転写
による複写用には向かないし、また高速複写においても
前記したような不都合が生じるので好ましくない。この
ようなカーボンブラツクは、本発明に係るトナー中に絶
縁性樹脂100重量部に対し、普通3〜30重量部、と
くに5〜25重量部含有される。
一般にカーボンブラツク含有量が増すと、トナーの電荷
の減衰は大になる傾向があるが、その傾向は本発明に用
いられるカーボンブラツクの3場合比較的小さい。しか
し、とくに電荷の減衰の少ないトナーの要求される分野
、例えば低速複写、転写による複写においては、本発明
に係るトナーにおいてもカーボンブラツクは少ない方が
好ましく、従つてその場合の含有量は絶縁性樹脂100
重量部に対し3〜10重量部、とくに5〜8重量部の範
囲が好適である。他方、前記したように本発明に係るト
ナーはカーボンブラツク含有量が大になつても、電荷の
減衰は余り大にならない特性を有している。従つてカー
ボンブラツク高含量のトナーも有用であり、このような
トナーは高速複写において前記したような不都合を生ぜ
しめないので好適である。カーボンブラツクとともに本
発明に係るトナーを形成する絶縁性樹脂としてはエポキ
シ樹脂:ポリスチレン、スチレン−ブチルメタクリレー
ト共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、ア
クリロニトリル−スチレン−ブタジエン三元共重合体等
のスチレン系樹脂を使用する。
本発明に係るトナーは正に帯電している。
トナーが本来的に正に帯電していない場合には、上記カ
ーボンブラツク及び樹脂成分以外に正に帯電するように
助剤を含有させる。例えは、油溶性ニグロシンを樹脂1
00重量部に対し1〜10重量部含有させる。本発明に
係るトナーの製造は、常法に従つて、絶縁性樹脂中にカ
ーボンブラツク及び必要に応じ他の成分を分散させるこ
とにより行なわれる。
例えば二ーダ一等を使用し上記成分を混合、分散、溶解
することにより行なわれる。以上本発明に係るトナーに
つき詳細に説明したが、本発明に係るトナーは、とくに
カーボンブラツク低含量のものは電荷の減衰が極めて少
ないので低速複写、転写による複写に好適である。
他方、カーボンブラツク高含量のものも電荷の減衰は小
いので高速複写に使用でき、優れた効果を奏する。次に
本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明
はその要旨をこえない限り以下の実施例に限定されるも
のではない。なお、実施例中[部」とあるは[重量部」
を示す。
実施例1,2及び比較例1〜4 エピコート1004(シエル社製、エポキシ樹脂、分子
量1400vエポキシ当量900〜10009/エポキ
シ基)50部、エピコート1007(シエル社製、エポ
キシ樹脂、分子量2700、エポキシ当量1750〜2
000g/エポキシ基)50部、ニグロシン(オリエン
ト化学社製、ニグロシンオイルブラツクBS)4部、第
1表に示す物性を有するカーボンブラツク6部を混合し
、この混合物を押出機により混練し、冷却して約13μ
の平均粒度を有するトナーを製造した。
このトナー5部とほぼ80μの平均粒度を有する鉄粉キ
ヤリヤ一95部とを混合して現像剤とし、磁気ブラシ法
により酸化亜鉛感光体上の静電潜像を現像後、普通紙に
転写した。得られた画像の状態を第1表に示した。なお
、現像、転写には小西六写真社製U−Bix8OO型電
子複写機を用いた。次に、ガラス板上にリングを置き、
トナーをリング中に充填し、その上にガラス板を置き、
120℃で30分間放置し、直径30mm、厚さ1.5
m7!Lのトナー円板を成形した。
このトナー円板に−4kで10秒間コロナ放電を施し、
30秒後、のトナーの電荷の減衰率を川口電機社製エレ
クトロスタテイツクペーパーアナライザ一で測定しその
結果を第1表に示した。実施例3及び比較例5,6 ピコラスチツクD−125(エツソ社製、スチレン系樹
脂、推定分子量3000、融点125℃)40部、ピコ
ラスチツクD−150(エツソ社製、スチレン系樹脂、
推定分子量5000、融点1500C)50部、ダイヤ
ナールBR−102(三菱レーヨン社製、メタクリレー
ト樹脂、分子量約22000)10部にニグロシン5部
及び第2表に示す物性を有するカーボンブラツク10部
を混合し、以下実施例1と同様にして複写を行ない、得
られた画像の状態を観察した。
また、同様にトナーの電荷の減衰率を測定した。その結
果を第2表に示した。実施例4及ひ比較例7 スチレン一n−ブチルメタクリレート共重合体(スチレ
ン/n−ブチルメタクリレート=65/35(重量比)
)100部にニグロシン5部及び第3表に示す物性を有
するカーボンブラツク15部を混合し、以下実施例1と
同様にして複写を行ない、得られた画像の状態を観察し
た。
また同様にトナーの電荷の減衰率を測定した。その結果
を第3表に示した。実施例4においてトナー中のカーボ
ンブラツク含有量は多いにもかかわらず、トナーの電荷
の減衰率が極めて小さいことが第3表より明ら・かであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 平均粒子径15〜35mμ、比表面積90〜140
    m^2/g、吸油量80〜130ml/100g及びp
    H7以上であるカーボンブラックとエポキシ樹脂又はス
    チレン系樹脂とを含有することを特徴とする正帯電トナ
    ー組成物。
JP51107556A 1976-09-08 1976-09-08 トナ−組成物 Expired JPS597377B2 (ja)

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JP51107556A JPS597377B2 (ja) 1976-09-08 1976-09-08 トナ−組成物

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JPS5333151A JPS5333151A (en) 1978-03-28
JPS597377B2 true JPS597377B2 (ja) 1984-02-17

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ID=14462166

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0120620Y2 (ja) * 1984-07-26 1989-06-21
JPH0334625Y2 (ja) * 1985-02-07 1991-07-23

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