JP2840158B2 - 二成分現像剤 - Google Patents

二成分現像剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法等において
静電潜像を現像するために用いられる二成分現像剤に関
する。従来、電子写真法としては米国特許第22976
91号などに記載された方式が周知であるが、これは、
一般には光導電性絶縁体(フォトコンドラムなど)を利
用し、コロナ放電などにより該光導電性絶縁体上に一様
な静電荷を与え、様々な手段により該光導電性絶縁体上
に光像を照射することによって静電潜像を形成し、次い
で、該潜像をトナーと呼ばれる微粉末を用いて現像可視
化し、必要に応じて紙等にトナー画像を転写した後、加
圧、加熱、溶剤蒸気、光等により該トナー画像を溶融さ
せて紙等に定着させ、印刷物を得るものである。
【0002】
【従来の技術】これらの静電潜像を現像するトナーとし
ては、従来より天然または合成高分子物質よりなるバイ
ンダー樹脂中にカーボンブラックなどの着色剤等を分散
させたものを1〜30μm程度に微粉砕した粒子が用い
られる。かかるトナーは通常、鉄粉、ガラスビーズなど
の担体物質(キャリア)と混合され、静電潜像の現像に
用いられる。キャリアとして鉄粉もしくは他の強磁性体
粒子を用いた場合、トナーとキャリアとからなる現像剤
は現像装置内で混合攪拌されることにより摩擦帯電し、
さらに、現像装置内のマグネットロールにより保持され
磁気ブラシを形成し、該マグネットロールが回転するこ
とにより磁気ブラシが光導電性絶縁体上の潜像部分に運
ばれ、帯電したトナーのみが電気的吸引力により潜像に
付着することによって現像が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の二成分現像剤にあっては、低温低湿(10
℃、20%RH)から高温高湿(30℃,80%RH)
環境で使用すると、現像剤の摩擦帯電性が常温常湿と変
化し、印字かすれ、印字ぬけや背景部かぶりが発生する
ことがある。従来、これを解消するため、現像剤側から
工夫がなされてきた。例えば、低温低湿環境では現像剤
の帯電量上昇のため、印字濃度が低下し、印字かすれが
生じたり、感光体ドラムへのキャリア付着による印字抜
けが発生したりすることがあった。また、高温高湿環境
では現像剤の帯電量が低下するため、逆に真性の背景部
かぶりが発生したり、現像剤の水分付着のため、キャリ
アが低抵抗化し、現像ローラからトナーに対しての電荷
注入により、逆帯電トナーが発生し、用紙上には背景部
かぶりが発生しないものの感光体ドラムの背景部にかぶ
りとなって現れることがあった。これに対し、従来、低
温低湿や高温高湿での帯電変動には、疎水性の高いフッ
素系やシリコン系のコーティグ樹脂を用いることにより
対処していた。また、高温高湿での電気抵抗低下による
逆帯電トナーの発生を防ぐため、高抵抗化キャリア(1
10Ωcm以上)を用いることにより、現像ローラから
の電荷注入を防止していた。
【0004】しかし、最近、プリンタはローエンド化、
パーソナル化が急速に進みつつあり、使用環境はさらに
広範囲となり、プリンタとしては超低温低湿(0℃,0
%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%RH)ま
で安定した印刷特性が求められるようになった。これに
対し、上記のような現像剤では低温低湿での現像剤の帯
電上昇が避けられず、これによる印字かすれやキャリア
付着が発生したり、また、高温高湿では帯電量の低下に
より、用紙の背景部かぶりが発生することがあった。す
なわち、超低温低湿(0℃,0%RH)での印字濃度を
確保するためにはキャリアの低抵抗化が必須となってき
た。キャリアの電気抵抗を1×108 Ωcm以下とする
ことにより、超低温低湿(0℃,0%RH)での印字か
すれやキャリア付着は解消することがわかった。しか
し、キャリアを低抵抗化すると逆に超高温高湿環境(4
0℃,80%RH)での現像剤の帯電低下による低帯電
かぶやキャリアの水分付着による低抵抗化のために発生
する逆帯電かぶりは悪化した。
【0005】このような現像剤の帯電低下の水分付着に
よるキャリア電気抵抗変化は従来の疎水性の高いフッ素
系やシリコン系のコーティグ樹脂を用いても解消されな
かった。つまり、これらの方法では限界があり、疎水性
の高いシリーコン樹脂系のコーティグキャリアを用いた
場合、30℃,80%RH程度の高温高湿環境まではコ
ーティングしていないキャリアと比較するとよりかぶり
に対し良好に見えるが、40℃,80%RHの環境では
ほとんど効果が認められず、全面に背景部かぶりが発生
することがわかった。
【0006】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、超低温低湿から超高温高湿の
環境でもかぶりの発生を防止することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、樹脂をバインダとし染料を含有するトナ
ーと、磁性粉末の表面をメチルメタクリレート樹脂によ
りコーティングしてなるキャリアからなる二成分現像剤
において、前記キャリアの純水中での加圧により不純物
抽出水の電気伝導度を50μs/cm以下とし、前記ト
ナーの電気抵抗を1×10 11 Ωcm以上とし、 前記キャ
リアの電気抵抗を1×10 4 〜1×10 8 Ωcmとした
のである。
【0008】我々は鋭意研究の結果、キャリアのコアと
なる磁性粉末とコーティング樹脂の純度を向上させるこ
とにより、目的が達成されることがわかった。すなわ
ち、我々は低抵抗キャリア(104 〜108 Ωcm)を
用い、超低温低湿(0℃,0%RH)での高印字濃度を
保ちつつ、超高温高湿(40℃,80%RH)での次の
問題を解決することを試みた。 (1)低帯電トナーによる用紙上背景部かぶり (2)キャリアの低抵抗化により、トナーが逆帯電性を
示すために発生する用紙には転写されない感光体ドラム
上の背景部かぶり (1)の量はポリメチルメタクリレートのコーティング
樹脂を懸濁または乳化重合により製造する際の安定剤の
残存量に依存しており、安定剤によりコーティング剤が
吸湿し、現像剤が低帯電化することがわかった。すなわ
ち、超高温高湿環境(40℃,80%RH)で現像剤の
帯電性を低下させる要因はポリメチルメタクリレート自
身の性質ではなく製造時に添加され、洗浄されずに残っ
た安定剤(ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等)
量によることがわかった。つまり、帯電低下を防止すた
めには洗浄回数を上げ、安定剤となるドデシルベンゼン
スルホン酸ナトリウム等の残量を低下させる必要があ
る。ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等の残存量
の指標としては純水中での加圧による抽出水の電気伝導
度および安定剤のイオン性の不純物であるNa+ とSO
4 2-をその抽出水のイオンクロマトグラフィにより測定
した値を用い、超高温高湿環境(40℃,80%RH)
で(1)がなくなるためには抽出水電気伝導度は20μ
s/cm以下であり、この際のNa+ ,SO4 2-不純物
はポリメチルメタクリレートに対し、それぞれ1pp
m,4ppm以下とする必要があった。これにより、超
高温高湿環境(40℃,80%RH)においても現像剤
の帯電量は常温常湿(25℃,40%RH)の60%以
上に抑えられ、低帯電トナーによる用紙上の背景部かぶ
りは発生しなくなった。
【0009】(1)を実施しても依然として(2)は解
消されなかった。そこで(2)に対しては、主としてコ
ア磁性粉末に含有される不純物濃度を低くすることを試
みた。磁性粉末としてはMn−Znフェライトまたはマ
グネタイトを用い、ともに製造に使用する純水を用い
た。これにより、キャリア粉末の不純物抽出水電気伝導
度は60μs/cm以下に抑えられ、不純物となるNa
+ を15ppm以下に低下し、これにより、逆帯電トナ
ーの発生は抑えられた。この理由はよくわからないが、
恐らく磁性粉末上にコーティング剤の薄い部分が存在
し、磁性粉末内にイオン性の不純物が存在するとその部
分を介して、超高温高湿環境(40℃,80%RH)で
は水分が付着し、キャリアが低抵抗化し、(2)のかぶ
りを発生させるのだろうと思われる。
【0010】以上のコーティング剤および磁性粉末コア
材の純度向上の方法により、(1),(2)のかぶりは
解消された。これにより、超低温低湿(0℃,0%R
H)から超高温高湿環境(40℃,80%RH)まで安
定した印刷特性が得られることがわかった。しかし、キ
ャリア抵抗が103 Ωcm以下では超高温高湿時の
(2)のかぶりが排除できず、109 Ωcm以上では超
低温低湿の連続印刷により、かすれが発生した。したが
って、キャリアに関しては、コアとなる磁性粉末および
コーティング樹脂の不純物濃度を低下させ、電気抵抗を
104 〜108 Ωcmに調製した。
【0011】さらにトナー側からも(2)のかぶりマー
ジンをひろげるため、カーボン添加量を4wt%以下に
制限し、電気抵抗を1×1011以上に高抵抗化すること
により、超高温高湿環境(40℃,80%RH)での
(2)かぶりを排除した。ここで、イオン性不純物濃度
の指標として用いた抽出水電気伝導度の測定はつぎのよ
うにして測定した。
【0012】イオン性不純物の抽出法は磁性粉体(Mn
−Znフェライトまたはマグネタイト)またはコーティ
ング剤またはコーティングされたキャリア8gを純水8
0mlが入っているパイレックスガラスビーカにいれ、
加圧器(プレッシャクッカ試験機、TPC−410,タ
バイエスペック)を用い、4atm,143℃,100
%RHの環境で24時間暴露して行った。また、その抽
出水の電気伝導度は電気伝導度計(MODEL SI−
51;横河北辰電気)を用い、測定した。また、抽出水
電気伝導度に起因するイオンの検出およびその濃度はそ
の抽出水をイオンクロマトグラフィ(イオンクロマトア
ナライザ MODEL IC 100;横河北辰電気)
を用い測定した。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、こ
れにより本発明が限定されるものではない。まず、トナ
ーの製造を説明する。 トナーA バンイダ樹脂として、架橋型ポリエステル樹脂(NE2
155,花王)90重量部および着色材としてカーボン
ブラック(ブラックパールズL;平均粒径2.4μm,
比表面積138m2 /g;キャボット社製)3重量部、
アゾクロム染料(S−34 オリエント化学製)1重量
部、プロピレンワックス(ビスコール550P 三洋化
成製)4重量部、を加え、加圧ニーダにより160℃,
30分溶融混練し、トナー塊を得た。冷却したトナー塊
をロートプレックス粉砕機により約〜2mmの粗トナー
とした。次いで、粗トナーをジェットミル(PJM粉砕
機、日本ニューマチック工業製)を用いて微粉砕を行
い、粉砕物を風力分級機(アルピネ社製)により分級
し、平均粒径10μmの負帯電性トナーAを得た。抵抗
5×1011Ωcm。 トナーB カーボン添加量を6重量部とし、トナーAと同様の方法
により、トナーBを得た。抵抗1×1010Ωcm。次
に、磁性粉末について説明する。
【0014】Mn−Znフェライト(1) 製造工程で使用する水を純水にすることにより、抽出水
電気伝導度40μs/cm,Na+ 3.3ppmのMn
−Znフェライトを得た。 Mn−Znフェライト(2) 製造に使用する水を水道水を用いて行い、抽出水電気伝
導度155μs/cm,Na+ 55のMn−Znフェラ
イトを得た。 マグネタイト(1) 製造工程で使用する水を純水にすることにより、抽出水
電気伝導度55μs/cm,Na+ 10ppmのMn−
Znフェライトを得た。 マグネタイト(2) 製造に使用する水を水道水を用いて行い、抽出水電気伝
導度165μs/cm,Na+ 55のマグネタイトを得
た。次に、コーティング剤について説明する。
【0015】コーティング剤α 懸濁重合で製造したポリメチルメタクリレート樹脂を水
洗浄する際、洗浄後の水の不純物量が水洗浄前の不純物
量と同一になるまで洗浄し、平均分子量28万のポリメ
チルメタクリレート樹脂を得た。この樹脂の抽出水電気
伝導度16μs/cm,Na+ 0.8ppm,SO4 2-
2.8ppmであった。 コーティング剤β 懸濁重合で製造したポリメチルメタクリレート樹脂を3
回水洗浄し、平均分子量28万のポリメチルメタクリレ
ート樹脂を得た。この樹脂の抽出水電気伝導度40μs
/cm,Na+ 1.5ppm,SO4 2-4.9ppmで
あった。 実施例1 Mn−Znフェライト(1)とコーティング剤αを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×106 Ωcmであった。このキャリア
とトナーAを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超低温低湿(0℃,0%R
H)での印字かすれや超高温高湿環境(40℃,80%
RH)での(1),(2)のかぶりはなかった。 実施例2 Mn−Znフェライト(1)とコーティング剤αを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×107 Ωcmであった。このキャリア
とトナーAを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超低温低湿(0℃,0%R
H)での印字かすれや超高温高湿環境(40℃,80%
RH)での(1),(2)のかぶりはなかった。 実施例3 Mn−Znフェライト(1)とコーティング剤αを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×108 Ωcmであった。このキャリア
とトナーAを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超低温低湿(0℃,0%R
H)での印字かすれや超高温高湿環境(40℃,80%
RH)での(1),(2)のかぶりはなかった。 比較例1 Mn−Znフェライト(1)とコーティング剤αを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×109 Ωcmであった。このキャリア
とトナーAを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超高温高湿環境(40℃,8
0%RH)での(1),(2)のかぶりはなかったが超
低温低湿(0℃,0%RH)での印字かすれが発生し
た。 比較例2 Mn−Znフェライト(1)とコーティング剤αを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×103 Ωcmであった。このキャリア
とトナーAを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超高温高湿環境(40℃,8
0%RH)での(2)のかぶりが発生した。 比較例3 Mn−Znフェライト(1)とコーティング剤αを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×106 Ωcmであった。このキャリア
とトナーBを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超高温高湿環境(40℃,8
0%RH)での(2)のかぶりが若干発生した。 比較例4 Mn−Znフェライト(2)とコーティング剤αを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×106 Ωcmであった。このキャリア
とトナーAを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超高温高湿環境(40℃,8
0%RH)での(2)のかぶりが発生した。 比較例5 Mn−Znフェライト(1)とコーティング剤βを用
い、万能攪拌機を用いてキャリアを作製した。このキャ
リアの抵抗は1×106 Ωcmであった。このキャリア
とトナーAを用い、現像剤を作成した。この現像剤をF
−6174改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0
℃,0%RH)から超高温高湿環境(40℃,80%R
H)での印字濃度、背景部かぶりを調査した。その結
果、この現像剤を用いると超高温高湿環境(40℃,8
0%RH)での(1)のかぶりが発生した。 実施例4 マグネタイト(1)とコーティング剤αを用い、万能攪
拌機を用いてキャリアを作製した。このキャリアの抵抗
は1×106 Ωcmであった。このキャリアとトナーA
を用い、現像剤を作成した。この現像剤をF−6174
改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0℃,0%R
H)から超高温高湿環境(40℃,80%RH)での印
字濃度、背景部かぶりを調査した。その結果、この現像
剤を用いると超低温低湿(0℃,0%RH)での印字か
すれや超高温高湿環境 (40℃,80%RH)での
(1),(2)のかぶりはなかった。 比較例6 マグネタイト(2)とコーティング剤αを用い、万能攪
拌機を用いてキャリアを作製した。このキャリアの抵抗
は1×106 Ωcmであった。このキャリアとトナーA
を用い、現像剤を作成した。この現像剤をF−6174
改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0℃,0%R
H)から超高温高湿環境(40℃,80%RH)での印
字濃度、背景部かぶりを調査した。その結果、この現像
剤を用いると超高温高湿環境(40℃,80%RH)で
(2)のかぶりが発生した。 比較例7 マグネタイト(1)とコーティング剤βを用い、万能攪
拌機を用いてキャリアを作製した。このキャリアの抵抗
は1×106 Ωcmであった。このキャリアとトナーA
を用い、現像剤を作成した。この現像剤をF−6174
改造機(富士通製)を用い、超低温低湿(0℃,0%R
H)から超高温高湿環境(40℃,80%RH)での印
字濃度、背景部かぶりを調査した。その結果、この現像
剤を用いると超高温高湿環境(40℃,80%RH)で
の(1)のかぶりが発生した。
【0016】なお、前記実施例および前記比較例の各結
果を、表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、超低温低湿から超高温高湿の環境において、用紙上
のかぶりおよび感光ドラム上のかぶりの発生を防止する
ことができる。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/113 G03G 9/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂をバインダとし染料を含有するトナー
    と、磁性粉末の表面をメチルメタクリレート樹脂により
    コーティングしてなるキャリアからなる二成分現像剤に
    おいて、 前記キャリアの純水中での加圧により不純物抽出水の電
    気伝導度を50μs/cm以下とし、前記トナーの電気抵抗を1×10 11 Ωcm以上とし、 前記キャリアの電気抵抗を1×10 4 〜1×10 8 Ωcm
    とした ことを特徴とする二成分現像剤。
  2. 【請求項2】前記磁性粉末の純水中での加圧による不純
    物抽出水の電気伝導度を60μs/cm以下としたこと
    を特徴とする前記請求項1の二成分現像剤。
  3. 【請求項3】前記メチルメタクリレート樹脂の純水中で
    の加圧による不純物抽出水の電気伝導度を20μs/c
    m以下としたことを特徴とする前記請求項1,2の二成
    分現像剤。
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