JPS597342B2 - 焼結炭化物金属合金組成物及びその組成物の製造方法 - Google Patents

焼結炭化物金属合金組成物及びその組成物の製造方法

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JPS597342B2
JPS597342B2 JP51062885A JP6288576A JPS597342B2 JP S597342 B2 JPS597342 B2 JP S597342B2 JP 51062885 A JP51062885 A JP 51062885A JP 6288576 A JP6288576 A JP 6288576A JP S597342 B2 JPS597342 B2 JP S597342B2
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    • C22C29/02Alloys based on carbides, oxides, nitrides, borides, or silicides, e.g. cermets, or other metal compounds, e.g. oxynitrides, sulfides based on carbides or carbonitrides
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、焼結炭化物合金、特に合金中のタングステン
カーバイドがモリブデンカーバイドによって置換される
ような合金組成物に関するものである。
得られる合金はタングステンカーバイドのみを含有する
合金と強度、硬さ及び摩損抵抗に関して同等であるばか
りでなく、製造中において、優秀な熱変形抵抗や粒子生
長の安定性を示す。
従来、当業者らによって切削工具などの種々の異なる組
成物が調べられており、その中でもヘキサゴナル結晶構
造を有するものとして知られているタングステンカーバ
イド(WC)は、単独でもしくは任意のバインダー物質
、代表的には鉄グループ金属を用いて、チタンカーバイ
ドなどの他のカーバイドと合金化して望ましい切削工具
を形成するために焼結される。
しかしながら、タングステンは比較的高価な金属であり
、地球上では極く僅かしか発見できないものであるので
、いわゆる「戦略」物質として考えられており、その利
用度は政治的な貴重価値ということができる。
これらの要因は、本願出願人らに材料組成’Jk探究さ
せる原因となった。
この組成物は、機能的に従来のタングステンカーバイド
と交換することができるが、タングステンの有効部分の
1部又は全部が公知の不利益をもたらすことのない数種
の他の材料と交換される。
本願の出願人らが調査することを決めた1つの領域は、
カーバイド相のタングステンの全部又は有効な部分をモ
リブデンと交換することが可能であったことである。
事実これが可能であれば、この交換は、数種の根拠を引
きつけることになる。
第1に、モリブデンは元素の周期律表においてタングス
テンの隣りにあり、しばしばタングステン化合物と類似
し、しかも同一な―的性質を有する他の元素類と化合物
を形成する。
第2に、モリブデンは比較的、豊富に存在し、しかも低
廉価な金属である。
例えば、現在モリブデンのコストはまた、モリブデンは
、タングステンの比重に対し?ステンと交換されると、
同等な寸法の切削工具用の材料はわずかに約八のコスト
しかかからないことになる。
このように、本願の出願人らは、タングステンカーバイ
ドと交換されるヘキサゴナルモリブデンカーバイド(M
oC )の有効量を含有する切削工具を製造すること
、及びこの組成物が比較できる切削特性を有するもので
あるかどうかを測定することを試みた。
しかしながら、タングステンカーバイドと類似するモリ
ブテンカーバイドを合成する試みが従来技術において何
回となく行われてきたが、均一な規則正しい生成物を得
ることができなかったため、ヘキサゴナルモリブデンカ
ーバイドの存在でさえも今日まで疑問点を残していた。
例えば、R.Kieffer及びF , B enes
ovskyらの「H art stof feund
Hartmetalle J (Wien , Spr
inger ,1963年);E.Rudy、S.Wi
ndi sch ,A .J.S tosi ck及
びJ . R. Hoff manらの「Trans.
AIME239(1967年)、1247J;P,E
tt mayerらの「Monatshefte f.
Chemie101(1970年)、1720Jなどが
ある。
タングステンカーバイドによるMoCを安定化させる試
みとしては、W.Dawihl (Zeitschvi
ftf, Anorganische Chemie
2 6 2 ( 1 9 5 0年)、212)が20
00℃で混合物(MO4W53)Cを実質的に均一にさ
せることを発見したが、平衡実験を1600℃で実施し
ているときに、タングステンカーバイドと副カーバイド
、Mo2Cとの異質混合物が存在することを発見した。
W.Dawihl、R.Kieffer及びF , B
ene sovsky らの報告によると、1350
〜1500℃の低温でMoCを含有する焼結炭化歓製造
することは無理であり、従って単一相のモノカーバイト
嘴調製することは不可能で、しかもコバルトの存在下で
固溶体を安定化させることは不可能であるとされていた
タングステンとモリブデンとの交換に限界があることは
、H, J. AlbertとJ .T.Norton
らのrPlanseeber.Pulvermet
, 4 ( 1 9 5 6年)、2」によって確認
されている。
このように、1〜2%の量を超えないタングステンが、
WCにおいて、モリブデンと交換され、しかも、固溶体
(Mo ,W)C又はMoCが望ましい温度範囲120
0℃〜1900℃において存在しないということが従来
の報告であった。
1%までのMo又はTi のみを含有するWC一Mo
2C−Ni (Co )及びWC−Mo2C−TiC−
Ni ( Co )がしばしば鋼切削工具(R.Kie
ffer及びF.B enesovskyらの[Har
tmetalle J Wien, Springe
r、1965年)のために研究調査されていたが、モリ
ブデンを含まず化学量論的炭素残分を有する等級のもの
に匹敵する貧弱な靭性特性を示した。
少量のモリブデン、又はMo2Cをタングステンカーバ
イト女基礎とした硬質金属の合金に添加することは、合
金の生長安定性を遂行するためにも、バインダー強度を
改良するためにもカーバイド工場において受け入れられ
る価値があるものである。
しかしながら、この添加量の許容範囲は、バインダー中
での溶解度によって制限を受ける。
と言うのは、粗雑な討算量の組成物が極めてこわれやす
いη一カーバイド(M6C又はM12C、ここでMは、
カーバイト沖の金属を示す)を形成するためである。
少量の過剰のMo2Cでも強度や硬さの性質を急激に崩
壊する原因となる。
従って本発明の目的は、鉄グループ金属で焼結した固溶
体(Mo,W)Cを基礎とした組成物を提供するにあり
、この組成物は同等の嫉及び硬さ性質を有するが、同等
のバインダー汁を有するタングステンカーバイドよりも
生長安定性や熱変形性質において優れている。
また、本発明の他の目的はモリブテツータングステンモ
ノカーバイドをさらにTiC,VC,TaC,NbC及
びHfC のような他のカーバイドで合金化した材料
の組成物を提供することにあり、このものは鉄族金属の
バインダーと結合するとき特に切削鋼に有用な浸炭工具
材料を生ずる。
更に本発明は、モリブデンとタングステンとの全ての比
率においてMoC と単一相( Mo, W) Cの
固溶体を製造することができる方法を提供するにある。
本発明の好ましい具体fllK従うと、焼結カーバイド
ーバインダー金属合金から成る組成物が提供されている
カーバイドは、ヘキサゴナルWCとMoCの固溶体であ
り、10ないし100モル%のMoC を有する化学量
論的組成を有するものである。
バインダーは鉄族の金属から選ばれた少なくとも1種で
あってもよ《、あるいはこれとモリブデン、タングステ
ンおよび銅からなる付加グループから選ばれた少なくと
も1種とからなるものであってもよい。
鉄族金属は、組成物の3ないし50重量%を占め、付加
グループは、組成物の1ないし10i量%を占める。
本発明の他の観点に従うと、ヘキサゴナル(Mo,W)
Cは、TiC,TaC1VC,NbC及びHfC から
成る群から選ばれた少なくとも1種の三次元カーバイド
との合金とすることができ、ここで三次元カーバイドは
、組成物のカーバイド相の1ないし85重量%を占める
本発明を完全に理解するため、又、その目的及び利点を
併せて理解するために、添附の図面を詳細に参照しなが
ら、以下に本発明の好まし(・具体例を記載する。
カーバイド成分の全体組成は、好まし《は( MxWx
!’M’x’−・・) C zの形状のようにモル分率
で表わす。
ここでM,M’、M/・・・・・・は、金属成分であり
、理論的なパラメーターZは、結合金属のグラマトム(
Gramatom )に対するグラマトムズ炭素の数
を測定する。
このようにパラメータZは、カーバイド組成物の理論的
な測定値を与える。
Z=1の値では、理論量のモノカーバイドを規定する。
x, x’、X〃・・・・・・は、金属構成要素M,
M’、雇・・・・・対応モル分率(金属交換)を表わす
ここで、100・Xはモル%MCZ又はモル%MCZ−
交換を、100・X′はモル%M’CZ 一交換を、1
00.X″はモル%M″CZ又はモル%lli/i’/
CZ一交換をそれぞれ規定することに注意されたい。
カーバイド構成要素の全ての組成物を限定する方法は、
特に割れ目のある合金の濃度間隔を記述するのに有利で
あり、しばしば個々の成分1量%に与える組成物と関連
させて使用される。
本発明の材料を基礎とする基本の合金の主要なものが第
1図及び第2図に示されている。
そこには、本願出願人が1450℃でMo−W−C系統
の部分相図で何を測定したのか、また集結線MoC−W
Cに沿う系統の部分で何を測定したのかが示されている
第2図において、純粋な二成分系MoCが1180℃ま
での温度では安定であり、この温度を越えるとMo2C
とグラファイトに分解することが示されている。
第1図の1450℃における図中の温度区分において、
モノカーバイドの固溶体は二成分系Mo−Cには延長し
ていない。
しかしながら、タングステンとモリブデンとの置換は、
より高温になるのを限定して相の安定度を増大させろ。
例えば第2図について述べると MoCにおける10モ
ル%のタングステンカーバイドの置換は、モノカーバイ
ドが分解することな《ほとんど1400℃で加熱できる
のに十分な程、MoCの安定度を増大させる。
20モル%のWCについては、分離温度が1600℃に
まで上昇し、そしてタングステン成分が更に増大すると
、更に高い温度に延長する。
第1図及び第2図に示した相律図のデータは、平衡状態
に関するものであり、与えられた相又は相の組み合わせ
における速度に関する情報は確実な条件の下では形成さ
れていなし・。
例えば、Mo2Cと炭素又はモリブデンと炭素との混合
物が、ヘキサゴナルモノカーバイドの安定領域内の温度
で100時間加熱されたとしても、検出できるモノカー
バイドの性質は形成されない。
Mo2Cと炭素とはニッケルやコバルトなどの鉄グルー
プ金属が存在していても、準安定平衡状態において共存
することができる。
しかしながら、本発明の1つの観点に従うと、安定なヘ
キサゴナルMoCが適当な反応時間と温度とにおいてM
o2Cと炭素又はモリブデンとの炭素との混合物から作
ることができる方法を見い出した。
第2図を参照すると、ヘキサゴナル(MO、W)C相の
中核は、三次元(Mo,W)C1−X相(第2図での相
で示されている)から急激に発生するけれども、みがけ
の立方体( Mo, W )3 C 2相(第2図でη
相を示す)からは実際に使用するには十分な程急激に発
生しない。
これらの相がヘキサゴナル(Mo,W)C相を形成する
のに要される平衡温度に冷却されると、これらの相の分
解によって得られ!細な分散炭素により形成される短い
拡散通路のために(Mo,W)Cの形成は、観察できる
程より急激に越る。
第2図には、タングステン交換の機能としての平衡温度
が示されており、もちろんこの温度は、(Mo,W)C
を限定する領域の頂部境界又は相図のε領域を形成する
ラインによって表現される。
鉄の独占的な使用が、鉄とモリブデンとを含有する中間
体のカーバイドを形成することになってその収率を減少
させることになるため、■ないし4原子%の鉄族金属、
好まし《はニッケル、コバルトなどの拡散促進金属を添
加して拡散を更に促進することができる。
拡散促進金属の望ましい特質は、炭素の優れた溶解度を
有し、カーバイト゛反応に関与しないということである
ヘキサゴナルMo C又は固溶体( Mo, W )
Cを製造するための好ましい方法は、少量(0.5ない
し1.0重量%)のニッケル又はコバルトの存在下にお
いて、望ましい組成物の緊密に混合させた混合物を、ヘ
キサゴナルMoC相(又は第2図のα相)の中核が始ま
る温度に加熱することである。
好まし《は、混合物は、三次元(Mo,W)C1−X相
(又は第2図のα相)の安定領域に加熱される。
第2図に示されているように、この温度は略2000℃
であり、タングステン置換量の作用温度である。
しかしながら、この中核はまた、みかけの三次元(Mo
W)sC2相の安定領域内にも発生する。
第2図に示したように、この相の低温は、約22%より
は少ないタングステン置換のために略1700’:Cで
あり、その後、タングステン置換と共に上昇する。
次いで温度はヘキサゴナルMoC又は(Mo,W)C固
溶体の安定領域内の温度に低下され、次いで通常数時間
で生成するモノカーバイドの形成が完了するまでこの温
度に保持する。
この方法の変形は、高温の粉末生成物を液体金属浴に充
満させ、選定温度で、モノカーバイドの結晶を任意の寸
法に生長させることからなる。
後者の方法は、市販のニッケル浴工程を容易に適応させ
ることができるため、特に10モル%のタングステンカ
ーバイドよりも多い量を含有しているモノカーバイドの
固溶体を製造するのに適している。
金属浴の融解温度をカーバイドの安定領域に転移させる
ために、モリブデン、又はMoC の更に豊富な固溶体
の製造には、銅又はスズなどの低融点付加物を浴に加え
る必要がある。
代表的な固溶体( Mo、85W、15)Cの製造方法
を以下に述べる。
Mo2C 7 1. 5 2重量%、WC24.26重
量%及びC4.22重量%とから成る粉末混合物に、拡
散を促進するために略コバルト1重量%を加えた混合物
をボールミル中で完全に混合し、この混和した混合物を
グラファイト製コンテナに移し換えて、減圧下で175
0℃に手早く加熱する。
この段階では、一部分が反応したWC、η−モリブデン
カーバイド及び少量の炭素から成る混合物である反応ケ
ーキが形成される。
次いで、燃焼温度を1360℃に降下させて、この温度
で10時間保持する。
ヘキサゴナル( Mo , W) Cの固溶体が急速に
生長するために、反応ケーキを最終反応生成物としての
容易に純粋しやすい固溶体結晶の団塊物にいたらせる。
第3図には、この段階で組成物を160倍に拡大した顕
微鏡写真が示されており、そこには均一状態の固溶体が
描写されている。
X一線回折によってa=2.9026人、C一2.82
1人のタングステンカーバイド型の結晶格子の単位セル
寸法を有する単一相の反応生成物が示されている。
この方法で製造された固溶体は、49.7ないし49.
9原子%の限界量の炭素分を含んでいる。
第4図は、タングステン置換の機能としての格子パラメ
ータa,Cを示すグラフである。
製造工程の細部にわたって種々の変形がたとえ選定され
たとしても、炭素を融溶反応によってMo2Cから物理
的に分離し、Mo2Cの多犬な団塊物を形成することに
なるため、モリブデン豊富(Mo,W)Cな固溶体の温
度安定度の限度は、液体鉄グループ金属が多量に存在し
ても限界を越えることはない。
そのため、均一なモノカーバイドを形成するために構成
物の再化合反応を適宜な反応時間内で実行することがで
きない。
常法による製造工程を変形させることを除いては、カー
バイド原料の選定、付加のカーバイド、カーバイドの粉
末寸法の分布、特にモリブテツータングステンモノカー
バイド、並びに混合及び焼結条件、強力な顕微鏡構造及
び相構成要素、そして焼結団塊物の性質などを変化、変
形させることが考えられる。
本発明の他の観点に従うと、鋼を工作するのに有効な焼
結工具の材料は、上述のヘキサゴナルMoCと(Mo,
W)Cの固溶体とを、任意のバインダー金属と共に、チ
タニウムカーバイド、バナジウムカーバイド、タンタル
カーバイド、ニオブカーバイド及びハフニウムカーバイ
ドなどの三次元カーバイドと合金させて製造することが
できる。
この場合、カーバイド相のー\キサゴナルMoC 又は
(Mo,W)Cのタを含有する組成物は、しばしば非合
金の組成物として存在するけれども、カーバイド相の1
又はそれ以上の立方体力−バイド?含有する組成物は合
金の組成物として存在する。
第5図には1450℃においてのみかけの3成分系Ti
C −MoC−WCの相律図が示されている。
溶解度ライン10は、ヘキサゴナルカーバイドのモリブ
デン成分としての役割をする立方体力−バイドのヘキサ
ゴナルカーバイドの最大溶解度を示している。
ライン12は、1450℃におけるT a C −M
o C −W Cの近似溶解度ラインを現わす。
第5図には数種の先行技術のC−5、C−7程度の工具
の組成物が示されており、この組成物は三次元TiC
と、い《らかのモリブデン原子%を含むヘキサゴナル
WCとの合金である。
カーバイド(Mo,W)C以外に何も含まない焼結カー
バイドを調製する場合には、モリブデン分が増大するに
つれてモノカーバイド溶液の低い動力学的安定性が次第
に増大してバインダーのカーバイドをより高い溶解度へ
導《原因となり、そしてタングステンカーバイドで見ら
れたよりもよい高いバインダーの硬さを現わすことにな
ることに注意されたい。
モリブデンを含有する焼結合金の硬さを比較するために
、対応するタングステンカーバイド合金よりも僅かに大
きな団塊寸法のものを選定すべきである。
更に重要な相異は、炭素欠陥の組成物に現われる相律の
性格に関与する。
極端な格子のη一カーバイド( W6c又はW1C )
が炭素欠陥のある水準以上であらわれるような焼結タン
グステンカーバイドとは違って、モリブデン豊富( M
o,.W) Cな固溶体における対応の平衡相は、副カ
ーバイド(Mo,W)2Cである。
焼結合金の副カーバイド次第に崩壊又は破壊効果は、η
一カーバイドの場合よりもよい小さいが、強度や屈曲強
さなどの性質についてはその存在によって有匁な利益を
もたらす。
ヘキサゴナル相並びに製造中に調製された合金中の適当
な炭素の均衡に対しては、特に気を配る必要はな《、ま
た化学論量の合金におけるバインダー物質とカーバイド
との間に形成スル副カーバイドのフイルムは、引き続い
て焼結させる合金を急激に冷却することにより妨げるこ
とができる。
より高いバインダー準位では、これらの効果は著しく降
下し、炭素の化学量論での特定な変異性に対し焼結材料
の実質的な性質を減少させることなく耐えることができ
る。
合金の度合において、準化学量論的な組成物でM2C
カーバイドを形成する感応度は、非合金の度合よりも劣
る。
この感応度の作用は主に炭素欠陥組成物に近くの三次元
カーバイドの同質性領域の多犬な部分に帰因する。
しかしながら、不適応な合金工程や鋼材切断の製造技術
では焼結作業中に望ましくない転移現象が発生し、焼結
物の表面にヘキサゴナルカーバイドを集積させ、引き続
いて表面領域の摩損耐性を減少させることになる。
以下の表及びグラフには、本発明の範囲内の異なる組成
物を有する多数の工具の性能が示されており、また同様
な目的のために企画された先行技術の工具との比較試験
結果も列挙した。
鋼材を切断するときに焼結タングステンカーバイドと比
較した場合の非合金度の性能結果は、合金の主要な適用
分野がダイス、精練工具などの坤の領域にも存在するた
め、タングステンカーバイドに関しては摩損耐性の手引
きとしてのみ与えられている。
4340の鋼材について4つの異なる試験条件を使用し
た。
便宜上これらを試験条件A,B、C及びDとする。
試験用工具及び市販の比較試験用工具については、試験
用鋼材の性質に変化を与えることのないように交互に通
路に送られる。
試験条件は下記の通りである。
試験条件A(摩耗試験、非合金度) 4340鋼材、Rc20ないし29;切断速度75m/
分;供給速度2.54xlO−2cm回転;切削深さ0
.13cIfL、冷却剤なし。
SNG443又はSNG423挿入。
試験条件B(摩耗試験、合金度) 4340鋼材、Rc20ないしRc29:切削速度1
5 0m/分:供給速度0.381(1771回転:切
削深さQ. 1 3cm,冷却剤なし。
SNG433又はSNG423挿入。
試験条件C(熱変形試験、非合金度) 4340鋼材、Rc22ないし29:切削速度60m/
分:供給速度1.33cIIL回転;切削深さ0.13
(;771、冷却剤なし。
SNG43 3又はSNG423挿入。
試験条件D(熱変形試験、合金度) 4340鋼材、Rc22ないし29:切削速度150m
/分;供給速度1.17CIIL回転:切削深さ0.2
(1771、冷却剤なし。
SNG433又はSNG 4 2 3挿入。
本発明の組成物の比較できる性能数値を得るために、異
なる製造業者から入手した代表的な工具の横断面につい
で試験を行い、標準比較としては最高の性能を有する工
具を選定した。
本発明の合金として企てられ、3つの異なる使用目的か
ら市販の工具と比較すると、下記の様である。
粗生組成物 C−2度WC+コバルト6重量% C−5度 ( Tl 24TalOW66 ) C+コ
バルト8.5軍量% C−7度 ( Tiss Ta 10W57 ) C+
コバルト4.5重量% 本発明の数種の組成物を代表する以下の実施例には、6
個の特殊な組成物とこれらが製造される方法とが記載さ
れている。
実施例 1 (非合金度) 粗生組成物: (Mo8W2 )C8 9.5容量%+
コハルト10.5容量% カーバイド粉末( Mo a W2 ) C 9 0.
8 0重量%とコバルト9.2重量%との混合物を直
径6. 3 5 mmのタングステンカーバイドボール
と製粉液体としてベンゼンを使用してステンレス鋼容器
内で60ないし95時間混和した。
粉末スラリーを乾燥しプレス促進のために略2重量%の
パラフィンを添加した。
混合機で均一化された混合物を420k9/crAの圧
力で押圧して所定の寸法の形状となし、この粒状物質(
150〜600μ)を2100kg/c4で押圧したの
ち、減圧下、350℃で3時間、脱脂した。
脱脂した粒状物を1時間、1150℃ないし1 20
0℃に加熱し、次いで減圧下又は水素気流中で1時間、
1370℃ないし1400℃に焼成した。
得られた粒状物の寸法に従って、焼結合金の硬さを約R
ockwellA(RA)90ないし92.8の間で変
化させることができ、また、約290ないし2 3 0
Ksi ( Ksi= 7 0 kg/crA )の
間で屈曲強度を変化させることができる。
実施例 2 (非合金度) 粗生組成物: ( MO25W75 ) C 十=ツケ
/L/10.5容量% 93.5Q重量%のカーバイド(39重量%の粉末(
Mo 8W2 ) cと61重量%のタングステンカー
バイド)と6.5重量%のニッケルとの混合物をボール
ミルで粉末混合し、実施例1で述べたと同様な方法で処
理して、1時間1380℃で焼成した。
得られた粒状物の寸法とバインダーの分布とによって、
焼結合金の硬さを略RA89ないし92の間で変化させ
、また略200ないし265Ksiの間で屈曲強度させ
ることができる。
実施例 3 (非合金度) 粗生組成物: (MOo −5WO − 5 ) C
+ 1 0. 5容量%(コバルト−ニッケル1:1) 92.3重量%の粉末( Mo 5W 5 ) C、3
.85重量%のニッケル及び3.85重量%のコバルト
の混合物をボールミルで粉末混合し、実施例1で述べた
と同様な方法で処理し、1時間、1380℃ないし14
00゜Cで焼成した。
得られた粒状物の寸法によって、焼成合金の硬さを略R
A90ないし92の間で変化させ、また略230ないし
290Ksiの間で屈曲強度を変化させることができる
実施例 4 (合金度 C−5) 粗生組成吻: ( T i24Ta10Mo 16W5
.) C +1 3容量%コバルト 90.4重量%の合金混合物(21.04重量%(Ti
6Mo4)C9a、1 2.8 8重量%TaC及び6
6.08重量%WC〕と9.6重量%のコバルトとの混
合物をボールミルで混合し、実施例lで述べたと同様な
方法で処理し、1時間減圧下で1440℃で焼成した。
得られた粒状物の寸法によって、焼成合金の硬さを略R
A81.4ないし92.6の間で変化させ、また略21
0ないし240Ksiの間で屈曲強さを変化させること
ができる。
実施例 5 (合金度 C−7) 粗生組成物: ( T i33Ta1oMo24W33
) C+6. 6容量%コバルト 94.5重量%の合金混合物(50.30重量%(Ti
4gMo36Ta15)Cと49.70重量%WC,
)と5−5重量%のコバルトの混合物をボールミルで混
合し、実施例1で述べたと同様な方法で処理し、1時間
減圧下、1465℃で焼成した。
得られた粒状物の寸法によって、焼成合金の硬さを略R
A92,3ないし93.8の間で変化させ、また略17
0ないし210KsiO間で屈曲強さを変化させること
ができる。
実施例 6 (合金度 C−5) 粗生組成物: ( ’l’125W25Mo45Hf(
,.25NbO.2.)C十13容量%(ニッケル、モ
リブデン) 8’6.5重量%の合金混合物(30.60重量%(
Ti 6W1Mo3 )、20.30重量%(Mo8W
2)C142.95重量%(Mo5W5)C及び16.
5重量%(’Hf5Nb5)C)、10.5重量%のニ
ッケル及び3重量%のモリブデンとの混合吻をボールミ
ル中で混和し、実施例1で述べたと同様な方法で処理し
、1時間、減圧下で1430℃で焼成した。
得られた粒状物の寸法によって、焼成合金の硬さを略9
1.9ないし92.6の間で変化させ、また略190な
いし250KSiO間で屈曲強さを変化させることがで
きる。
本発明に従う他の工具や選ばれた従来の工具のこれらの
実施例に記載された合金組成物の試験結;果と性能結果
とは、以下の表1ないし4、図8ないし12に示されて
いる。
第8図には、試験条件Aに従った場合の実施例1及び先
行技術C−2から形成された工具の切削時間としての偶
部及び側部O平均摩耗度が示されている。
第9図には、試験条件Aに従う本発明の工具及び先行技
術C−2カーバイドの( Mo , W ) C固溶体
におけるタングステンカーバイド分としての崩壊速度が
示されており、この崩壊速度は、タングステン置換又は
工具のモリブデン分とは独立していることが示されてい
る。
第10図には、コバルト分としての本発明に従うカーバ
イト゛組成物(Mo8W2)Cの崩壊速度が示されてい
る。
?具A (Mo65W35)C+16重量%コバルトB
( Mo 8W2 ) C +6重量%コバルトC
(Mo5W25 ) C +2 5重量%コバルト工具
D (Mo3W2)C+16重量%コバルトE (M
O8W2)C+21 〃 F ( MogW2 ) C +2 8 〃工
具G ,( T i24Hfo5Nbo5W50 M1
6 ) C +9.5重量%ニッケル 2重量%モリ
ブデンH ( Ti30W35MO35 )+1 1
重量%ニッケルI (TisoNbosHfg5W3
5Mo25) 5.5ニッケル 1モリブデン第11
図には、本発明に従510.5容量%のコルトを含む(
Mo−W)C固溶体と同量のコバルトを含む先行技術の
タングステンカーバイドとのRocrwellA硬さが
示されており、この硬さが、タングステン置換又は工具
のモリブデン分とは独立になっていることが示されてい
る。
第12図にはコバルト分としての平均粒子寸法2.5な
いし3ミクロンを有する固溶体 (Mo8W2)Cの硬さ及び屈曲強度が示されている。
本発明の合金から製造された工具の性質及び性能はタン
グステンカーバイドを基礎とした先行技術の工具と有益
的に比較でき、またそれらの低密度が更に経済的に有利
であるということが第8図ないし第12図、表1ないし
表4から明らかであろう。
粒状物構造を比較して見ても、モリブデン基礎の鋼質切
削度は、同様の目的に企てられた市販のカーバイドより
もより熱変形耐性に優れており、焼成中の粒子生長の安
定度がタングステンヵーバイ14t料の場合よりもより
優れていることが判る。
下記の表5には試験条件Aに従う本発明の(Mo−W)
C固溶体の範囲内における特別な組成物から調製した多
数の工具の試験結果が示されている。
表6には試験条件Bに従う本発明の組成物から調製され
た多数の合金カーバイド工具の試験結果が示されている
表7には、表6に列記した合金の製造時に使用される未
処理合金カーバイド原料の組成物のリストが示されてい
る。
* AからGまでの投入カーバイド組成物表7参照**
側部0.02cmまでの切削時間(分)*** ク
レータの深さ0.01cIrLまでの切削時間(分)表
7 鋼材切削カーバイドの 製造に使用する投入力 −バイド組成物 記号 組 成 物 A ( Ti60Mo4(, ) C,8B
( T i 60W1 0 Mo 3o ) C9
8 5C ( Tl aoW1 5Mol 5
) CggD ( Ti76W24 ) C99
E ( MO 8W2 ) c F ( Mo5W5 ) C G WC 本発明の組成物は、鉄グループ金属、特にニッケルとコ
バルトから選ばれたバインダーを用いてカーバイド合金
と可能な付加カーバイドとから製造される。
バインノ゛一合金としては、バインダーの性質を改良す
るためのモリブデン、タングステン及びクロムなどの耐
火性金属や銅などの付加金属などの小量の合金付加物を
含んでいてもよい。
この付加物はしばしばバインダーの融解温度以下で加え
られて、低温での組成物の製造を容易にさせる。
本発明の合金のバインダー成分は使用の目的によって異
なり、非合金組成物、即ち焼成 (Mo−W)C固溶体の約3ないし50重量%の間で、
また鋼材を加工する工具として使用される合金型の約4
ないし20重量%の間で変化させてもよい。
一般に、バインダー成分が増大すると、強度や硬さが増
大するが摩耗耐性、特に熱変形耐性が減少する。
適宜なバインダー合金の選定は、附加的に工具合金の粗
生組成物、粒状物構造及び焼結団塊物の特質などに依存
する。
非合金カーバイドにおいてGi,水素気流中又は減圧下
で焼成された場合には、ニッケルを含む合金の強度は、
通常、コバルトを含むものよりも15ないし20%強度
が落ちる。
窒素気流中で焼成された場合には、ニッケル含有合金の
強度はコバルトバインダーの場合と略、同じであるが、
窒素気流中で暁成されると通常、コバルト含有の(Mo
.W)C固溶体の強度は減少することが見い出されてい
る。
合金の鋼材切削カーバイドにおいて、ニッケル含有合金
と比較した場合に、より高い強度と耐熱変形を示すため
コバルト合金は、好ましくはタングステン豊富な組成物
であることがよい。
しかしながら、より高いモリブデン置換においては、ニ
ッケル含有合金又は二ツケルーモリブデン合金の方が、
鋼材を加工する場合に工具相互間における摩擦抵抗や熱
がより低く、従ってコバルトバインダーを含む工具より
も工具の寿命がより優れている。
本発明のカーバイドーバインダー金属組成物の性質は、
硬質合金相の粗成組成物や異なるカーバイドの原料組成
物を選択することによって更に経済的に変形させること
ができる。
下記の有効な主要合金原料についての大要は、合金製造
時の特質、測定特性や工具材料としての組成物の性能研
究などの観点に基すいている。
しかしながら、他の構成要素を有する低準位の合金も本
発明の精神から逸脱することなく使用することができる
1 合金の鋼材切削カーバイドにおけるモリブデンとタ
ングステンとの置換の増大は、耐摩耗性を改良するが、
かかる置換が組成物の三次元カーバイドの相対量を増大
させるために組成物の熱感応度が減少する。
ニソケルーモリブデンから構成するバインダーは、高い
モリブデン分を含有する鋼材切削に好まし《、これは鋼
材を製粉時に使用すると、かかる工具の耐欠陥性や良質
の硬さを示すためである。
2 焼結組成物に分布する鉄金属の焼結 (Mo−W)C合金の粒状寸法は、粉砕状態における粉
末に分布する粒状寸法よりも太きいものとして測定され
る。
これは、制限された粒子の生長が焼成温度で熱処理下で
実施されるためである。
観察できる粒子の生長は、銅などの低融点金属のバイン
ダー付加物を含有する合金に見い出される。
3 カーバイドにおけるモリブデンとタングステンのク
ロム部分置換やバインダへのクロム添加などは、焼成組
成物の硬さや強度を減少させるが耐酸化性を改良する。
4 1000℃以下の温度へ炭素欠陥のある非合金を
呈することは、バインダーモノカーバイド間に、Mo豊
富な副カーバイト゛を蓄積させるために、焼結合金の性
質が次第に破壊することになる。
この堆積したカーバイ ドは1250℃ないし1300
℃の焼成部分の溶液処理によって急激に室温まで冷却す
ることにより除去することができる。
5 焼結した非合金へのバナジウムチタン及びチタンカ
ーバイドの低準位での添加は、強度や摩耗性においては
有効ではないが、焼結作業中に更に粒子を生長させて安
定領域に促進させる。
6 付加カーバイドにおけるタンクルと、ハフニウム及
びニオブとの部分置換は、合金の耐崩壊性を改良する。
7 酸化物、窒化物及びカーバイドなどの耐摩耗性被覆
用の基質としてのモリブデン含有の合金と焼結(Mo.
W)C固溶体との作用東対応のモリブデンを含まない合
金と同一であり、切削鋼材に挿入される被覆性能もまた
同一である。
これまで述べてきた表や図に示した結果については、本
発明の範囲内の多種の他の合金を現わしている。
本発明の合金は、同様な目的に使用される焼結カーバイ
ドの価格維持にお℃・ても実質的に改良されているとい
うことが性能や物理的な性質の結果からも明らかであろ
う。
【図面の簡単な説明】
第1図は、1450℃におけるMo−W−C系の部分相
律図であり、第2図&人区分MoC−WCに沿って見た
Mo−W−C系のイソプレスであり、第3図は、均一状
態にある(Mo85W15)C固溶体粒子を示した組成
物の160倍拡大図であり、第4図は(Mo .W)C
固溶体の格子パラメータであり、第5図は、1450℃
におげるTie一MoC−WCの三次元系相律図であり
、第6図は、9.2重量%のコバルトバインダーを有す
る(M08W2)Cの固溶体のミクロ構造を示した組成
物の1000倍の拡大図であり、第7図は、10重量%
のニッケルバインダーと ( Ti 23Ta1oW37Mo30 ) C Im
成物を有する焼結カーバイドのミクロ構造を示した組成
物の1000倍の拡大図であり、第8図は、本発明及び
先行技術に従う同条件下での工具の摩擦抵抗の比較曲線
であり、第9図は、タングステンカーバイド分としての
本発明に従う工具の崩壊速度を表わしたものであり、第
10図は、バインダーとしての本発明に従う工具の崩壊
速度を表わしたものであり、第11図は、モノカーバイ
ド溶液中のタングステンカーバイド分としての本発明に
従う工具のRocrwellA硬さを表わしたものであ
り、そして、第12図は、バインダー分としての本発明
に従う工具のR ocrwel I A硬さと屈曲強度
とを表わしたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 焼結した炭化物一バインダー金属合金からなる工具
    用組成吻であって、該バインダーが鉄族の金属から選ば
    れた少なくとも1種であり、該鉄族の金属が組成物の3
    ないし50重量パーセントを占める工具用組成吻におい
    て、炭化物かへキサゴナルモノカーバイドであり、ヘキ
    サゴナルモノカーバイドが、10ないし100モルパー
    セントのモリブデンモノカーバイドを含有しそしてヘキ
    サゴナルモノカーバイドの残部がタングステン七ノカー
    バイト゛である化学量論的組成を有することを特徴とす
    る工具用組成物。 2 焼結した炭化物一バインダー金属合金からなる工具
    用組成物であって、該バインダーが鉄族の金属から選ば
    れた少なくとも1種であり、該鉄族の金属が組成物の3
    ないし50重量パーセントを占める工具用組成物におい
    て、炭化物かへキサゴナルモノカーバイドおよび三次元
    カーバイドからなり、ヘキサゴナルモノカーバイドが、
    10ないし100モルパーセントのモIJ 7”テンモ
    ノカーバイドを含有しそしてヘキサゴナルモノカーバイ
    ドの残部がタングステンモノカーバイドである化学量論
    的組成を有し、そして三次元カーバイドがチタニウムカ
    ーバイド、タンタルカーバイド、バナジウムカーバイド
    、ニオブカーバイドおよびハフニウムカーバイドからな
    る群より選ばれた少なくとも1種であり、該三次元カー
    バイドが全カーバイド相の1ないし85重量パーセント
    を占めることを特徴とする工具用組成物。 3 焼結した炭化物一バインダー金属合金からなる工具
    用組成物であって、該バインダーが鉄族の金属から選ば
    れた少なくとも1種と、モリブデン、タングステンおよ
    び銅からなる付目グノレーフ゜から選ばれた少なくとも
    1種とからなり、該鉄族の金属が組成吻の3ないし50
    重量パーセントを占め、該付加グループの金属が組成吻
    の1ないし10重量パーセントを占める工具用組成物に
    おいて、炭化物かへキサゴナルモノカーバイドであり、
    ヘキサゴナルモノカーバイドが、10ないし100モル
    パーセントのモリブデンモノカーバイドを含有しそして
    ヘキサゴナルモノカーバイドの残分がタングステンモノ
    カーバイドである化学量論的組成を有することを特徴と
    する工具用組成物。 4 バインダー金属として鉄族の金属から選ばれた少な
    くとも1種3ないし50重量パーセントと残部が炭化物
    とからなる緊密に配合した混合物を形成する工程、ここ
    で炭化物が10ないし100モルパーセン1・のモリブ
    デンモノカーバイドと残分がタンク゛ステンモノカーバ
    イドである化学量論的組成を有し; 炭化物中のタングステンモノカーバイドのモルハーセン
    l・の関数でありそして第2図のα+C、α±η+C及
    びα+ε+Cの領域の下部境界線によって限定され温度
    に該混合物を加熱する工程;該混合物の温度をヘキサゴ
    ナルモノカーバイドの安定領域内の温度に低下させる工
    程、ここで該温度は炭化物中のタングステンモノカーバ
    イドのモルパーセントの関数でありそして第2図の,の
    領域の上部境界線によって限定されるものであり;そし
    てヘキサゴナルモノカーバイドの形成が完了するまで混
    合物の温度を該低温に維持する工程よりなることを特徴
    とする焼結した炭化物−バインダー金属合金からなる工
    具用組成物の製造方法。 5 バインダー金属として鉄族の金属から選ばれた少な
    《とも1種3ないし50重量パーセントと残部が炭化物
    とからなる緊密に配合した混合物を形欣する工程、ここ
    で炭化物が10ないし100モルパーセントのモリブデ
    ンモノカーバイドと残分がタングステンモノカーバイド
    である化学量論的組成を有し; 該混合物をみかけの三次元(Mo,W)3C2の安定領
    域内の温度に加熱する工程、ここで該温度は炭化物中の
    タングステンモノカーバイドのモルパーセントの関数で
    ありそして第2図のη十C1α十η+C、η+γ+C及
    びε+η+Cの領域の下部境界線によって限定されるも
    のであり;該混合物の温度をヘキサゴナルモノカーバイ
    ドの安定領域内の温度に低下させる工程、ここで該温度
    は炭化物中のタングステンモノカーバイドのモルパーセ
    ントの関数でありそして第2図のεの領域の上部境界線
    によって限定されるものであり:そしてヘキサゴナルモ
    ノカーバイドの形成が完了するまで混合物の温度を該低
    温に維持する工程よりなることを特徴とする焼結した炭
    化物−バインダー金属合金からなる工具用組成物の製造
    方法。 6 混合物を加熱する前に、1ないし4原子パーセント
    の鉄族金属を混合物に拡散を促進させるために添加する
    ことからなる特許請求の範囲第4項に記載の製造方法。 7 混合物を加熱する前に、■ないし4原子パーセント
    の鉄族金属を混合物に拡散を促進させるために添加する
    ことからなる特許請求の範囲第5項に記載の製造方法。
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