JPS5971332A - 樹脂含浸紙積層板の製造方法 - Google Patents
樹脂含浸紙積層板の製造方法Info
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- JPS5971332A JPS5971332A JP18035882A JP18035882A JPS5971332A JP S5971332 A JPS5971332 A JP S5971332A JP 18035882 A JP18035882 A JP 18035882A JP 18035882 A JP18035882 A JP 18035882A JP S5971332 A JPS5971332 A JP S5971332A
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- aluminum hydroxide
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- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/0353—Organic insulating material consisting of two or more materials, e.g. two or more polymers, polymer + filler, + reinforcement
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- H—ELECTRICITY
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- Laminated Bodies (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性、電気的性質がすぐれ、かつ強度、耐水
性、ハンダ耐熱性などの諸性質が向上した樹脂含浸紙積
層板およびその製造方法に関するものである。
性、ハンダ耐熱性などの諸性質が向上した樹脂含浸紙積
層板およびその製造方法に関するものである。
紙に熱硬化性樹脂を含浸し、積層して加熱加圧してつく
られる積層板はプリント基板をはじめ電気用絶縁材料に
使われている。ただし、含浸する樹脂も紙も一般に可燃
材料であるため、積層板を不燃化ないし難燃化するため
には難燃性の樹脂を使うか、難燃剤を樹脂液に添加する
ことが行なわれている。しかしながらこれらの難燃性樹
脂および難燃剤はハロゲン、アンチモン、リンなどの元
素を含んでいて有毒性のものが多く、また高価であるし
、樹脂硬化物の耐薬品性、耐熱性、電気的性質等の低下
をきたすという欠点がある。
られる積層板はプリント基板をはじめ電気用絶縁材料に
使われている。ただし、含浸する樹脂も紙も一般に可燃
材料であるため、積層板を不燃化ないし難燃化するため
には難燃性の樹脂を使うか、難燃剤を樹脂液に添加する
ことが行なわれている。しかしながらこれらの難燃性樹
脂および難燃剤はハロゲン、アンチモン、リンなどの元
素を含んでいて有毒性のものが多く、また高価であるし
、樹脂硬化物の耐薬品性、耐熱性、電気的性質等の低下
をきたすという欠点がある。
これに対し本発明者等は水酸化アルミニウム粉末を55
〜95重量%の範囲でセルロースパルプに加えて混抄し
た紙を積層板の基紙に使用することによって、従来の紙
を使った積層板にくらべて難燃性、電気的性質が著しく
向上することを見出したく特願昭56−58401 )
。
〜95重量%の範囲でセルロースパルプに加えて混抄し
た紙を積層板の基紙に使用することによって、従来の紙
を使った積層板にくらべて難燃性、電気的性質が著しく
向上することを見出したく特願昭56−58401 )
。
この積層板は難燃性、電気的性質にすぐれた効果が認め
られたが、なお、曲げ強度、ハンダ耐熱性において向上
の必要性があった。例えば、水酸化アルミニウム粉末8
0重石%、パルプ20重量%より成る混抄紙にフェノー
ル樹脂を含浸せしめ、これを積層、成形して積層板をつ
くったところ、第1表に示すように、パルプ100%よ
り成る紙から同一条件でつくった積層板にくらべて、難
燃性や電気的性質はすぐれていたが、曲げ強度、ハンダ
耐熱性において不十分であった。
られたが、なお、曲げ強度、ハンダ耐熱性において向上
の必要性があった。例えば、水酸化アルミニウム粉末8
0重石%、パルプ20重量%より成る混抄紙にフェノー
ル樹脂を含浸せしめ、これを積層、成形して積層板をつ
くったところ、第1表に示すように、パルプ100%よ
り成る紙から同一条件でつくった積層板にくらべて、難
燃性や電気的性質はすぐれていたが、曲げ強度、ハンダ
耐熱性において不十分であった。
第1表
しかしながら、積層板をプリント配線基板などに使用す
るときには曲げ強度やハンダ耐熱性をさらに向上させる
ことが望ましい。
るときには曲げ強度やハンダ耐熱性をさらに向上させる
ことが望ましい。
本発明者等は鋭意研究を続(プた結果、水酸化アルミニ
ウム混抄紙を基紙としかつシランカップリング剤で処理
した樹脂含浸紙積層板が良好な曲げ強度やハンダ耐熱性
を有し、ざらには難燃性も向上することを見出し、本発
明を完成させたものである。
ウム混抄紙を基紙としかつシランカップリング剤で処理
した樹脂含浸紙積層板が良好な曲げ強度やハンダ耐熱性
を有し、ざらには難燃性も向上することを見出し、本発
明を完成させたものである。
すなわち本発明の樹脂含浸紙積層板は、水酸化アルミニ
ウム粉末10〜90重量%およびセルロースパルプ90
〜10重量%からなる混抄紙に熱硬化性樹脂を含浸させ
て積層、成形せしめてなり、シランカップリング剤で処
理されていることを特徴とするものである。
ウム粉末10〜90重量%およびセルロースパルプ90
〜10重量%からなる混抄紙に熱硬化性樹脂を含浸させ
て積層、成形せしめてなり、シランカップリング剤で処
理されていることを特徴とするものである。
本発明において使用される水酸化アルミニウム粉末は、
ギブサイト結晶構造を有するもの、ベーマイト結晶構造
を有するもの、およびパイヤライト結晶構造を有するも
ののいずれでもよいが、熱分解温度を考慮すればギブサ
イト結晶構造を有するものが望ましい。またその平均粒
子径は 100ミクロン以下が好ましく、特に0.5〜
60ミクロンのものが最適である。
ギブサイト結晶構造を有するもの、ベーマイト結晶構造
を有するもの、およびパイヤライト結晶構造を有するも
ののいずれでもよいが、熱分解温度を考慮すればギブサ
イト結晶構造を有するものが望ましい。またその平均粒
子径は 100ミクロン以下が好ましく、特に0.5〜
60ミクロンのものが最適である。
また、セルロースパルプとしては製紙用パルプのごとき
天然セルロースパルプが好ましく使用できるが、負電位
を有する水酸化アルミニウムのパルプへの定着量を高め
るためパルプをカチオン化したカチオン変性パルプを用
いることが好ましい。また、パルプをカチオン化変性せ
ずに、パルプと水酸化アルミニウムの水分散液の雰囲気
をカチオン化樹脂等を利用してプラスに帯電させること
によっても、水酸1ヒアルミニウl\のパルプへの定着
量を高めることができる。
天然セルロースパルプが好ましく使用できるが、負電位
を有する水酸化アルミニウムのパルプへの定着量を高め
るためパルプをカチオン化したカチオン変性パルプを用
いることが好ましい。また、パルプをカチオン化変性せ
ずに、パルプと水酸化アルミニウムの水分散液の雰囲気
をカチオン化樹脂等を利用してプラスに帯電させること
によっても、水酸1ヒアルミニウl\のパルプへの定着
量を高めることができる。
水酸化アルミニウム混抄紙における水酸化アルミニウム
粉末とセルロースパルプとの混合割合は、水酸化アルミ
ニウム粉末が少なくなると難燃性が低下し、パルプが少
なくなると機械的強度が不十分となる。かような観点か
ら、本発明の混抄紙においては水酸化アルミニウム粉末
10〜90!1%、セルロースパルプ90〜10重量%
の範囲内で目的に応じて適宜選択することができる。
粉末とセルロースパルプとの混合割合は、水酸化アルミ
ニウム粉末が少なくなると難燃性が低下し、パルプが少
なくなると機械的強度が不十分となる。かような観点か
ら、本発明の混抄紙においては水酸化アルミニウム粉末
10〜90!1%、セルロースパルプ90〜10重量%
の範囲内で目的に応じて適宜選択することができる。
混抄紙に含浸させる熱硬化性樹脂としては、フェノール
樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、不飽和
ビニルエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂などが使
用でき、一般にこれらの樹脂を溶剤に溶解した溶液とし
て用い、必要に応じて硬化剤と併用する。熱硬化性樹脂
の含浸量は、積層板中の熱硬化性樹脂の含有量が積層板
重量の25〜80%となるように調節づる。
樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、不飽和
ビニルエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂などが使
用でき、一般にこれらの樹脂を溶剤に溶解した溶液とし
て用い、必要に応じて硬化剤と併用する。熱硬化性樹脂
の含浸量は、積層板中の熱硬化性樹脂の含有量が積層板
重量の25〜80%となるように調節づる。
本発明に使用できるシランカップリング剤としては、ア
ミノシラン、エポキシシラン、ビ二ルシラン等が上げら
れ、その代表的なものの化学式を以下に例示する。
ミノシラン、エポキシシラン、ビ二ルシラン等が上げら
れ、その代表的なものの化学式を以下に例示する。
HzN R,S i (OR2)a
CN3
Ct−12= C−COOR,S i (OR,L)
。
。
(上記式中、Rはアルキレン基、R2はアルキル阜を示
す。) シランカップリング剤の使用量は、水酸化アルミニウム
に対して0.01〜5重醋%、好ましくは(1,05〜
1重M%であり、カンプリング剤の足がこれよりも少な
いと処理効果が乏しく、これより多くなっても性能の向
上は期待できずコスト高になる。シランカップリング剤
は水溶液またはアルコール溶液として使用される。
す。) シランカップリング剤の使用量は、水酸化アルミニウム
に対して0.01〜5重醋%、好ましくは(1,05〜
1重M%であり、カンプリング剤の足がこれよりも少な
いと処理効果が乏しく、これより多くなっても性能の向
上は期待できずコスト高になる。シランカップリング剤
は水溶液またはアルコール溶液として使用される。
本発明の樹脂含浸紙積層板を製造するに際しては次のよ
うな方法を採用することができる。
うな方法を採用することができる。
■ニジランカップリング剤で処理した水酸化アルミニウ
ム混抄紙を用いる方法 所定量の水酸化アルミニウム粉末とセルロースパルプと
を含む水分散液を抄紙して混抄紙を製造する際に、水酸
化アルミニウムを予めシランカップリング剤で処理する
か、あるいは水分散液にシランカップリング剤を添加す
る。あるいは、また、抄紙時の湿潤状態においてシラン
カップリング剤溶液で処理してもよいし、乾燥後の混抄
紙をシランカップリング剤溶液で処理してもよい。シラ
ンカップリング剤溶液で処理する方法としては、含浸法
、スプレー法、コーティング法などが適用でき、処理し
た紙は乾燥して仕上げる。この場合、例えばポリアミド
エピクロルヒドリン樹脂などのカチオン化樹脂を用いて
パルプを予めカチオン化するか、あるいはパルプの水分
散液の雰囲気をカチオン化樹脂によってカチオン化する
ことによって、水酸化アルミニウム粉末のパルプへの定
着量を高めることができる。
ム混抄紙を用いる方法 所定量の水酸化アルミニウム粉末とセルロースパルプと
を含む水分散液を抄紙して混抄紙を製造する際に、水酸
化アルミニウムを予めシランカップリング剤で処理する
か、あるいは水分散液にシランカップリング剤を添加す
る。あるいは、また、抄紙時の湿潤状態においてシラン
カップリング剤溶液で処理してもよいし、乾燥後の混抄
紙をシランカップリング剤溶液で処理してもよい。シラ
ンカップリング剤溶液で処理する方法としては、含浸法
、スプレー法、コーティング法などが適用でき、処理し
た紙は乾燥して仕上げる。この場合、例えばポリアミド
エピクロルヒドリン樹脂などのカチオン化樹脂を用いて
パルプを予めカチオン化するか、あるいはパルプの水分
散液の雰囲気をカチオン化樹脂によってカチオン化する
ことによって、水酸化アルミニウム粉末のパルプへの定
着量を高めることができる。
かくして得られたシランカップリング剤処理された混抄
紙を熱硬化性樹脂溶液に浸漬して樹脂を含浸させ、溶剤
を蒸発させたのら、必要な枚数を重ねて加圧下で加熱硬
化させることによって、本発明の積層板を得ることがで
きる。熱硬化性樹脂の硬化剤が必要の場合には、熱硬化
性樹脂溶液中に硬化剤を添加しておく。
紙を熱硬化性樹脂溶液に浸漬して樹脂を含浸させ、溶剤
を蒸発させたのら、必要な枚数を重ねて加圧下で加熱硬
化させることによって、本発明の積層板を得ることがで
きる。熱硬化性樹脂の硬化剤が必要の場合には、熱硬化
性樹脂溶液中に硬化剤を添加しておく。
■ニジランカップリング剤を添加した熱硬化性樹脂溶液
を用いる方法 所定量の水酸化アルミニウム粉末とセルロースパルプと
を含む水分散液を抄紙して、水酸化アルミニウム混抄紙
を製造づる。
を用いる方法 所定量の水酸化アルミニウム粉末とセルロースパルプと
を含む水分散液を抄紙して、水酸化アルミニウム混抄紙
を製造づる。
シランカップリング剤の所定量を熱硬化性樹脂溶液に溶
解し、この樹脂溶液中に上記で得られた混抄紙を浸漬し
て樹脂を含浸させ、溶剤を蒸発させたのち、必要な枚数
を重ねて加圧下で加熱硬化させることによって、本発明
の積層板を得ることができる。熱硬化性樹脂の硬化剤が
必要の場合には、熱硬化性樹脂溶液中に硬化剤を添加し
ておく。
解し、この樹脂溶液中に上記で得られた混抄紙を浸漬し
て樹脂を含浸させ、溶剤を蒸発させたのち、必要な枚数
を重ねて加圧下で加熱硬化させることによって、本発明
の積層板を得ることができる。熱硬化性樹脂の硬化剤が
必要の場合には、熱硬化性樹脂溶液中に硬化剤を添加し
ておく。
本発明の積層板は上記した■または■のいずれの方法に
よっても製造できるが、必要に応じて■のようにしてシ
ランカップリング剤処理した混抄紙にざらに■で用いた
ごときシランカップリング剤を溶解した熱硬化性樹脂溶
液を含浸させてもよい。
よっても製造できるが、必要に応じて■のようにしてシ
ランカップリング剤処理した混抄紙にざらに■で用いた
ごときシランカップリング剤を溶解した熱硬化性樹脂溶
液を含浸させてもよい。
なお、本発明の積層板を製造する際に、熱硬化性樹脂溶
液に各種の難燃剤や充填剤を添加することは差し支えな
く、また混抄紙の製造に際して無機繊維等を混合抄紙す
ることも差t)支えない。
液に各種の難燃剤や充填剤を添加することは差し支えな
く、また混抄紙の製造に際して無機繊維等を混合抄紙す
ることも差t)支えない。
かくして得られる本発明の樹脂含浸紙積層板は、難燃性
、電気的性質にすぐれ、かつ良好な曲げ強度、ハンダ耐
熱性を備えており、特にプリント配線基板としてすぐれ
た性能を発揮するものである。
、電気的性質にすぐれ、かつ良好な曲げ強度、ハンダ耐
熱性を備えており、特にプリント配線基板としてすぐれ
た性能を発揮するものである。
以下に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例1
平均粒径約8μの水酸化アルミニウム粉末(昭和軽金属
(掬製、ハイシライト H−32>を攪拌しながら水中
に徐々に添加し、固形分10ffi量%の分散液をつく
る。この分散液100重量部に対しプロピルアミノトリ
エトキシシランの10%水溶液0.5重量部を加え攪拌
してカップリング剤を十分に水酸化アルミニウムに吸着
させる。別に針葉樹晒クラフトパルプ(叩解度35SR
)の3重量%水分散液に変性ポリアクリルアミド樹脂を
加えて水分散液の雰囲気をカチ訓ン化する。このパルプ
分散液に対し等量の前記水酸化アルミニウム分散液を混
合し、長網抄紙機で抄紙し、坪量190g/+n2の混
抄紙をつくった。分析の結果、この混抄紙の成分は水酸
化アルミニウム82重量%、バルブ18重量%であった
。
(掬製、ハイシライト H−32>を攪拌しながら水中
に徐々に添加し、固形分10ffi量%の分散液をつく
る。この分散液100重量部に対しプロピルアミノトリ
エトキシシランの10%水溶液0.5重量部を加え攪拌
してカップリング剤を十分に水酸化アルミニウムに吸着
させる。別に針葉樹晒クラフトパルプ(叩解度35SR
)の3重量%水分散液に変性ポリアクリルアミド樹脂を
加えて水分散液の雰囲気をカチ訓ン化する。このパルプ
分散液に対し等量の前記水酸化アルミニウム分散液を混
合し、長網抄紙機で抄紙し、坪量190g/+n2の混
抄紙をつくった。分析の結果、この混抄紙の成分は水酸
化アルミニウム82重量%、バルブ18重量%であった
。
この混抄紙に溶剤可溶のフェノール樹脂(昭和ユニオン
合成0木製、B I 5A−3122)をメタノールで
固形分50重量%に希釈したワニスを含浸させ、しぼり
ロールでピックアップ約100%にしぼっt:。含浸後
100℃で10分間乾燥して溶剤を蒸発させると共にフ
ェノール樹脂をBステージにした。この含浸紙を8枚重
ね100kg/clI2の加圧下に 160℃において
60分プレスした。そのまま室温にまで冷却し除圧して
本発明の積層板をつくった。この積層板のフェノール樹
脂含有量は32.5重間%であった。
合成0木製、B I 5A−3122)をメタノールで
固形分50重量%に希釈したワニスを含浸させ、しぼり
ロールでピックアップ約100%にしぼっt:。含浸後
100℃で10分間乾燥して溶剤を蒸発させると共にフ
ェノール樹脂をBステージにした。この含浸紙を8枚重
ね100kg/clI2の加圧下に 160℃において
60分プレスした。そのまま室温にまで冷却し除圧して
本発明の積層板をつくった。この積層板のフェノール樹
脂含有量は32.5重間%であった。
比較のため、シランカップリング剤を使用せずに他は上
記と同一条件で抄紙した水酸化アルミニウム混抄紙を使
って、同一条件でフェノール樹脂を含浸し積層板を製造
した。この積層板のフェノール樹脂含有量は32.1重
量%であった。
記と同一条件で抄紙した水酸化アルミニウム混抄紙を使
って、同一条件でフェノール樹脂を含浸し積層板を製造
した。この積層板のフェノール樹脂含有量は32.1重
量%であった。
この両省の積層板の性能をJIS K−6911およ
びUL規格試験法にもとづぎ測定した結果を第2表に示
す。第2表かられかるように、シランカップリング剤で
処理した本発明の積層板がすぐれた性質を示した。
びUL規格試験法にもとづぎ測定した結果を第2表に示
す。第2表かられかるように、シランカップリング剤で
処理した本発明の積層板がすぐれた性質を示した。
第2表
実施例2゜
シランカップリング剤を使用せず、その他は実施例1と
全く同じ条件で抄紙して水酸化アルミニウム混抄紙を製
造した。この混抄紙の成分は水酸化アルミニウム80重
量%、バルブ20重量%であり、坪量は190g/Tl
12であった。
全く同じ条件で抄紙して水酸化アルミニウム混抄紙を製
造した。この混抄紙の成分は水酸化アルミニウム80重
量%、バルブ20重量%であり、坪量は190g/Tl
12であった。
この混抄紙にエポキシ樹脂を以下のようにして含浸した
。エポキシ当量450のエポキシ樹脂〈シェル化学■製
、エピコート 1001) 100重量部に対して硬
化剤としてジシアンジアミド3重量部、促進剤としてベ
ンジルジメチルアミン0.2ffl 1部およびシラン
カップリング剤としてメタクロイルプロピルトリメトキ
シシラン0.1重量部を添加し、アセトンで希釈して固
形分を50重量%とした。このエポキシ樹脂溶液を前記
水酸化アルミニウム混抄紙に含浸せしめ、ピックアップ
約80%にしぼったのち 110℃で10分間乾燥した
。この含浸紙を8枚重ねて601呪g/C12の加圧下
に160℃で40分プレスし、のち室温にまで冷却し、
除圧して本発明の46層板を製造した。この積層板のエ
ポキシ樹脂含有量は40.6重量%であった。
。エポキシ当量450のエポキシ樹脂〈シェル化学■製
、エピコート 1001) 100重量部に対して硬
化剤としてジシアンジアミド3重量部、促進剤としてベ
ンジルジメチルアミン0.2ffl 1部およびシラン
カップリング剤としてメタクロイルプロピルトリメトキ
シシラン0.1重量部を添加し、アセトンで希釈して固
形分を50重量%とした。このエポキシ樹脂溶液を前記
水酸化アルミニウム混抄紙に含浸せしめ、ピックアップ
約80%にしぼったのち 110℃で10分間乾燥した
。この含浸紙を8枚重ねて601呪g/C12の加圧下
に160℃で40分プレスし、のち室温にまで冷却し、
除圧して本発明の46層板を製造した。この積層板のエ
ポキシ樹脂含有量は40.6重量%であった。
比較のため、上記で得られた水酸化アルミニウム混抄紙
に、シランカップリング剤を使用せずに他は上記と全く
同一のエポキシ樹脂溶液を含浸し、同一条件でプレスし
て積層板を製造した。この積層板のエポキシ樹脂含有量
は40.2重量%であった。
に、シランカップリング剤を使用せずに他は上記と全く
同一のエポキシ樹脂溶液を含浸し、同一条件でプレスし
て積層板を製造した。この積層板のエポキシ樹脂含有量
は40.2重量%であった。
この両者の積層板の性能を測定した結果は第3表に示す
ように、シランカップリング剤で処理した本発明の積層
板がすぐれていた。
ように、シランカップリング剤で処理した本発明の積層
板がすぐれていた。
第3表
実施例3
シランカップリング剤を使用せず、その伯は実施例1と
全く同じ条件でパルプ−水酸化アルミニウム混合分散液
をつくり、長網抄紙機にかけて抄紙し、乾燥シリンダー
で乾燥したの15メタクロイルプロピルトリメトキシシ
ラン0.1%の水溶液を通じて加工し、乾燥して巻きと
った。
全く同じ条件でパルプ−水酸化アルミニウム混合分散液
をつくり、長網抄紙機にかけて抄紙し、乾燥シリンダー
で乾燥したの15メタクロイルプロピルトリメトキシシ
ラン0.1%の水溶液を通じて加工し、乾燥して巻きと
った。
この混抄紙は秤121180g/l112であり、分析
の結果、この混抄紙の成分は水酸化アルミニウム83重
量%、バルブ17重量%であった。この混抄紙に実施例
1と同じフェノール樹脂を同一条件で含浸し、同一条件
でプレスして積層板を製造した。この積層板のフェノー
ル樹脂含有量は31.0重量%であった。
の結果、この混抄紙の成分は水酸化アルミニウム83重
量%、バルブ17重量%であった。この混抄紙に実施例
1と同じフェノール樹脂を同一条件で含浸し、同一条件
でプレスして積層板を製造した。この積層板のフェノー
ル樹脂含有量は31.0重量%であった。
比較のためシランカップリング剤を使用せずに同一条件
で抄紙した混抄紙を使って、同一条件でフェノール樹脂
を含浸し積層板を製造した。
で抄紙した混抄紙を使って、同一条件でフェノール樹脂
を含浸し積層板を製造した。
この積層板のフェノール樹脂含有量は31.3重量%で
あった。
あった。
この両者の積層板の性能をJIS K−6911およ
びUL規格試験法に基づき測定した結果を第4表に示す
。第4表かられかるように、シランカップリング剤で処
理した本発明の積層板が1ぐれた性質を示した。
びUL規格試験法に基づき測定した結果を第4表に示す
。第4表かられかるように、シランカップリング剤で処
理した本発明の積層板が1ぐれた性質を示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、水酸化アルミニウム粉末10〜90重量%およびセ
ルロースパルプ90〜10重量%からなる水酸化アルミ
ニウム混抄紙に熱硬化性樹脂を含浸させて積層、成形せ
しめてなり、シランカップリング剤で処理されているこ
とを特徴とする樹脂含浸紙積層板。 2、水酸化アルミニウム粉末10〜90重量%とセルロ
ースパルプ90〜10重量%とを混合、抄紙するに際し
抄紙時または抄IIIIX後にシランカップリング剤で
処理して得られた水酸化アルミニウム混抄紙に熱硬化性
樹脂溶液を含浸せしめたのち、積層して加圧下に加熱硬
化させることを特徴とする樹脂含浸紙積層板の製造方法
。 3、水酸化アルミニウム粉末10〜90[t%とセルロ
ースパルプ90〜10重量%とを混合、抄紙して得られ
た水酸化アルミニウム混抄紙にシランカップリング剤を
溶解した熱硬化性樹脂溶液を含浸せしめたのち、積層し
て加圧下に加熱硬化させることを特徴とする樹脂含浸紙
積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18035882A JPS5971332A (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 樹脂含浸紙積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18035882A JPS5971332A (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 樹脂含浸紙積層板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5971332A true JPS5971332A (ja) | 1984-04-23 |
JPS636577B2 JPS636577B2 (ja) | 1988-02-10 |
Family
ID=16081841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18035882A Granted JPS5971332A (ja) | 1982-10-14 | 1982-10-14 | 樹脂含浸紙積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5971332A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319247A (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-27 | 東芝ケミカル株式会社 | 銅張積層板 |
JPS6328646A (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-06 | 株式会社イナックス | 大理石調薄型化粧板 |
JP2001284753A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-12 | Hitachi Chem Co Ltd | 印刷配線板用プリプレグおよび積層板 |
WO2004030884A1 (ja) * | 2002-10-02 | 2004-04-15 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | 積層板 |
JP2009221271A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Du Pont Toray Co Ltd | 繊維及び微粒子からなる組成物、樹脂組成物及び成形品 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0510302Y2 (ja) * | 1986-10-20 | 1993-03-12 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5129548A (en) * | 1974-09-05 | 1976-03-12 | Teijin Ltd | Itomakitai no hokanhoho |
-
1982
- 1982-10-14 JP JP18035882A patent/JPS5971332A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5129548A (en) * | 1974-09-05 | 1976-03-12 | Teijin Ltd | Itomakitai no hokanhoho |
Cited By (5)
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JPS6319247A (ja) * | 1986-07-11 | 1988-01-27 | 東芝ケミカル株式会社 | 銅張積層板 |
JPS6328646A (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-06 | 株式会社イナックス | 大理石調薄型化粧板 |
JP2001284753A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-12 | Hitachi Chem Co Ltd | 印刷配線板用プリプレグおよび積層板 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS636577B2 (ja) | 1988-02-10 |
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