JPH06287329A - プリプレグの製造方法及びこのプリプレグを用いた電気用積層板の製造方法 - Google Patents

プリプレグの製造方法及びこのプリプレグを用いた電気用積層板の製造方法

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JPH06287329A
JPH06287329A JP6010198A JP1019894A JPH06287329A JP H06287329 A JPH06287329 A JP H06287329A JP 6010198 A JP6010198 A JP 6010198A JP 1019894 A JP1019894 A JP 1019894A JP H06287329 A JPH06287329 A JP H06287329A
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JP
Japan
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prepreg
varnish
primary
base material
resin
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Pending
Application number
JP6010198A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Sawa
佳秀 澤
Kazuhiko Nemoto
一彦 根本
Akihiko Ogawa
昭彦 小川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気絶縁性、耐水性、耐熱性、及び、難燃性
の優れたプリプレグの製造方法、及び、電気用積層板の
製造方法を提供する。 【構成】 プリプレグの製造方法は、セルロース繊維か
らなる紙基材に、アミノ変性フェノール樹脂を主成分と
する水性の一次ワニスを一次含浸した後に、一次ワニス
が含浸した紙基材を10〜120℃の温度で乾燥させて
紙基材中の含水量が5〜25重量%となった一次プリプ
レグを得、親水基と疎水基を有するフェノール樹脂を主
成分とする二次ワニスを上記一次プリプレグに含浸さ
せ、その後、上記一次ワニスと二次ワニスとが含浸した
紙基材を、100〜170℃の温度で乾燥させる。電気
用積層板の製造方法は、前記プリプレグを複数枚重ねて
被圧体とし、この被圧体を加熱加圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリプレグの製造方法、
及びこの製造方法で得たプリプレグを用いた電気用積層
板に関し、一例をあげれば、電気機器・電子機器、産業
機器等に搭載される紙基材電気用積層板に有用なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】テレビ、ビデオ、音響機器、計算機、事
務用機器、家庭用電気機器等に多用されている電気用積
層板には電気絶縁性、耐水性、耐熱性に加えて難燃性が
要求されている。従来、電気絶縁性、難燃性に優れたア
ミノ変性フェノール樹脂一次ワニスを紙基材に一次含浸
させ、その後フェノール樹脂の二次ワニスを二次含浸さ
せてプリプレグを作製する方法が知られている。近年、
電子機器の発達に伴い、上記電気用積層板の電気絶縁
性、耐水性、耐熱性、及び難燃性はさらなる向上が求め
られている。
【0003】本発明者等は、上記アミノ変性フェノール
樹脂を成分とする一次ワニスを紙基材に一次含浸させる
方法では、上記一次含浸させた紙基材を130℃以上の
温度で高温乾燥し、その後二次ワニスを含浸させている
が、上記高温乾燥の際に、一次ワニス中の溶剤の揮発に
伴って、一次ワニス中のアミノ変性フェノール樹脂が紙
基材の表面側に移動し、紙基材の表面を覆い、紙基材の
内部の含浸量が不足するだけでなく、この紙基材の内部
への二次ワニスの含浸を妨げ、その結果、紙基材の内部
で一次ワニスと二次ワニスのフェノール樹脂の反応が充
分に行われない現象が起きていることを見いだした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の事実に
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、電気
絶縁性、耐水性、耐熱性、及び、難燃性の優れたプリプ
レグの製造方法、及び、電気用積層板の製造方法を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
プリプレグの製造方法は、セルロース繊維からなる紙基
材に、アミノ変性フェノール樹脂を主成分とする水性の
一次ワニスを一次含浸した後に、一次ワニスが含浸した
紙基材を10〜120℃の温度で乾燥させて紙基材中の
含水量が5〜25重量%となった一次プリプレグを得、
親水基と疎水基を有するフェノール樹脂を主成分とする
二次ワニスを上記一次プリプレグに含浸させ、その後、
上記一次ワニスと二次ワニスとが含浸した紙基材を、1
00〜170℃の温度で乾燥させることを特徴とする。
【0006】本発明の請求項2に係るプリプレグの製造
方法は、請求項1記載のプリプレグの製造方法におい
て、二次ワニス中のフェノール樹脂が桐油変性フェノー
ル樹脂であることを特徴とする。
【0007】本発明の請求項3に係るプリプレグの製造
方法は、請求項1又は請求項2記載のプリプレグの製造
方法において、一次ワニス中のアミノ変性フェノール樹
脂がメラミン変性フェノール樹脂であることを特徴とす
る。
【0008】本発明の請求項4に係るプリプレグの製造
方法は、請求項1乃至請求項3いずれか記載のプリプレ
グの製造方法において、一次ワニス中の溶媒が水とアル
コールとの混合物であり、一次ワニスが含浸した紙基材
を10℃からこの混合物の共沸点迄の温度で乾燥させる
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項5に係るプリプレグの製造
方法は、請求項1乃至請求項4いずれか記載のプリプレ
グの製造方法において、一次ワニスを上記紙基材の片面
にロール塗布することにより一次含浸させることを特徴
とする。
【0010】本発明の請求項6に係る電気用積層板の製
造方法は、請求項1乃至請求項5いずれか記載のプリプ
レグを複数枚重ねて被圧体とし、この被圧体を加熱加圧
することを特徴とする。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
プリプレグの製造方法においては、セルロース繊維から
なる紙基材が用いられ、具体的には、クラフト紙、リン
ター紙、その他セルロースを成分としたクラフト紙又は
リンター紙に無機物または有機物を混入した紙基材が使
用される。
【0012】本発明のプリプレグの製造方法において、
上記紙基材に、アミノ変性フェノール樹脂を主成分とす
る水性の一次ワニスを一次含浸した後に、一次ワニスが
含浸した紙基材を10〜120℃の温度で乾燥させる。
上記アミノ変性フェノール樹脂としては、ユリア樹脂、
メラミン樹脂、グアナミン樹脂等で変性されたフェノー
ル樹脂が用いられる。一次ワニスに用いる溶媒として
は、水とアルコールとの混合物が望ましく、メタノール
水溶液が適する。上記メタノール水溶液の配合比は、重
量比で水1に対してメタノールが0.5〜4で用いられ
る。上記溶媒を用いて、一次ワニスは樹脂含有量が23
〜38重量%に調製される。
【0013】上記一次ワニスが含浸した紙基材を10〜
120℃の温度で乾燥させることにより、一次ワニス中
の上記アミノ変性フェノール樹脂が、紙基材の表面側に
移行して、この表面側で硬化することがなく、紙基材中
に略均一に分散された状態で保持できる。その結果、そ
の後に含浸される二次ワニス中のフェノール樹脂と紙基
材中で充分に混ざり合い、一次ワニスと二次ワニス中の
樹脂が充分に反応するので、所望の特性を得ることがで
きる。なお、溶媒にメタノールを用いた場合、一次ワニ
スが含浸した紙基材の乾燥を、10℃以上からメタノー
ル水溶液の共沸点以下の温度で行うと、一次ワニス中の
樹脂を紙基材により充分に浸透させることができ、好ま
しい。
【0014】なお、一次ワニスの含浸方法は限定されな
いが、一次ワニスを紙基材の片面にロール塗布する方法
が、一次ワニスに用いる溶媒が少ない量で、樹脂含有量
を調製できるので、工業的に優位である。
【0015】上記10〜120℃の温度で乾燥させて紙
基材中の含水量が5〜25重量%となった一次プリプレ
グを得、この一次プリプレグに二次ワニスを含浸させ
る。上記二次ワニスは親水基と疎水基を有するフェノー
ル樹脂を主成分とする。このフェノール樹脂としては、
桐油変性フェノール樹脂が好ましい。上記二次ワニス
は、必要に応じて、タルク、クレー、シリカ、炭酸カル
シウム、水酸化アルミニウム等の無機や有機の充填剤、
各種難燃剤、添加剤を含有する。溶媒としてはメタノー
ルが好ましく、二次ワニス中の樹脂の含有量は40〜6
0重量%に調製される。上記一次ワニスと二次ワニスの
樹脂の総重量が、最終のプリプレグ中に35〜70重量
%となるように含浸させることが望ましい。
【0016】上記一次プリプレグの含水量が5〜25重
量%の範囲であると、一次ワニスと二次ワニス中の樹脂
が紙基材中でよく混ざり合うことができる。含水量が5
重量%未満であると、二次ワニス中のフェノール樹脂
と、すでに含浸した一次ワニス中のアミノ変性フェノー
ル樹脂との反応が不充分となり、含水量が25重量%を
越えると、二次ワニス中の樹脂が紙基材の内部に深く浸
透できなくなる。すなわち、含水量が5〜25重量%の
範囲であると、二次ワニス中の樹脂が、一次ワニス中の
樹脂が含浸された紙基材の内部によく浸透して、一次ワ
ニスと二次ワニス中の樹脂の間で充分に反応が行われ
て、所望の特性を得ることができる。
【0017】また、上記二次ワニス中のフェノール樹脂
が桐油変性フェノール樹脂であると、桐油が疏水基とな
るものの、水酸基が紙基材となじみのよい親水基である
ことから、水分を含有する一次プリプレグ中への浸透が
よく、一次ワニス中のアミノ変性フェノール樹脂と充分
に反応することができる。
【0018】上述の如くして得られたプリプレグは、複
数枚重ねて被圧体とし、この被圧体を加熱加圧して電気
用積層板を得る。この積層板には、必要に応じて、金属
箔が積層される。上記金属箔としては、銅、アルミニウ
ム、鉄、ニッケル、亜鉛、真鍮等の単独箔やこれらの合
金箔または複合箔が挙げられる。加熱加圧条件は特に限
定されず、プリプレグの厚みや硬化温度に応じて適宜選
択される。
【0019】
【作用】本発明のプリプレグの製造方法によると、一次
プリプレグの含水量が5〜25重量%の範囲であると、
二次ワニス中の樹脂が、一次ワニス中の樹脂が含浸され
た紙基材の内部によく浸透して、一次ワニスと二次ワニ
ス中の樹脂の間で充分に反応が行われて、所望の特性を
えることができる。
【0020】また、二次ワニス中のフェノール樹脂に桐
油変性フェノール樹脂を用いると、特に、桐油が疏水基
となるものの、水酸基が紙基材となじみのよい親水基で
あることから、水分を含有する一次プリプレグ中への浸
透がよく、一次ワニス中のアミノ変性フェノール樹脂と
充分に反応することができる。
【0021】本発明の電気用積層板の製造方法による
と、上記プリプレグを用いるので、電気絶縁性、耐水
性、耐熱性、及び、難燃性の優れた電気用積層板が得ら
れる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例及び比較例を挙げる。
【0023】実施例1 一次ワニスは次のようにして調製した。フェノール10
0重量部(以下部と記す)、37重量%(以下単に%と
記す)のホルマリン70部を反応させてレゾール型フェ
ノール反応生成物Aを得た。また、メラミン100部、
ホルマリン(固形分37%)100部を反応させてメラ
ミン反応生成物Bを得た。このレゾール型フェノール反
応生成物A50部とメラミン反応生成物B50部の混合
物を、水とメタノールを1対1で混合したメタノール水
溶液で希釈し、固形分30%の一次ワニスを得た。
【0024】二次ワニスは次のようにして調製した。フ
ェノール100部、37%のホルマリン80部、桐油3
0部を反応させた桐油変性レゾール型フェノール反応生
成物に、難燃剤としてテトラブロムビスフェノールAを
上記桐油変性レゾール型フェノール反応生成物に対して
20%添加し、難燃系フェノール樹脂である二次ワニス
を得た。
【0025】プリプレグの調製は次の様に行った。セル
ロースを有する基材として、重量126g/m2のクラ
フト紙を用い、このクラフト紙に上記一次ワニスをロー
ルを用い片側から塗布させて一次含浸した後に、120
℃の乾燥機で30秒乾燥し、樹脂が半硬化した状態であ
る一次プリプレグAを得た。この一次プリプレグAは、
一次ワニスAの樹脂含有量がクラフト紙に対して15%
であり、含水量が6%であった。
【0026】上記含水量が6%の一次プリプレグAに上
記二次ワニスを含浸し、155℃の乾燥機で100秒間
処理し、樹脂が半硬化した状態であるプリプレグBを製
造した。このプリプレグB中における、一次含浸ワニス
と二次含浸ワニス両方合わせた樹脂の含有量は52%で
あった。
【0027】次に、前記プリプレグBを8枚重ね、最上
層に厚さ0.035mmの銅箔を接着剤を配設して被圧体
とした。この被圧体を圧力100kg/cm2、温度160
℃で60分間成形し、厚さ1.6mmの電気用積層板を
得た。
【0028】実施例2 実施例1と同様の一次ワニス、及び、クラフト紙を用い
た。上記クラフト紙に上記一次ワニスを一次含浸し、1
00℃の乾燥機で30秒乾燥し、樹脂が半硬化した状態
である一次プリプレグAを得た。この一次プリプレグA
は、一次ワニスAの樹脂含有量がクラフト紙に対して1
5%であり、含水量が9%であった。
【0029】上記含水量が9%の一次プリプレグAを用
いた以外は実施例1と同様に処理をし、厚さ1.6mm
の電気用積層板を得た。
【0030】実施例3 実施例1と同様の一次ワニス、及び、クラフト紙を用い
た。上記クラフト紙に上記一次ワニスを一次含浸し、8
0℃の乾燥機で30秒乾燥し、樹脂が半硬化した状態で
ある一次プリプレグAを得た。この一次プリプレグA
は、一次ワニスAの樹脂含有量がクラフト紙に対して1
5%であり、含水量が12%であった。
【0031】上記含水量が12%の一次プリプレグAを
用いた以外は実施例1と同様に処理をし、厚さ1.6m
mの電気用積層板を得た。
【0032】実施例4 実施例1と同様の一次ワニス、及び、クラフト紙を用い
た。上記クラフト紙に上記一次ワニスを一次含浸し、7
0℃の乾燥機で30秒乾燥し、樹脂が半硬化した状態で
ある一次プリプレグAを得た。この一次プリプレグA
は、一次ワニスAの樹脂含有量がクラフト紙に対して1
5%であり、含水量が18%であった。
【0033】上記含水量が18%の一次プリプレグAを
用いた以外は実施例1と同様に処理をし、厚さ1.6m
mの電気用積層板を得た。
【0034】比較例1 実施例1と同様の一次ワニス、及び、クラフト紙を用い
た。上記クラフト紙に上記一次ワニスを一次含浸し、1
35℃の乾燥機で30秒乾燥し、樹脂が半硬化した状態
である一次プリプレグAを得た。この一次プリプレグA
は、一次ワニスAの樹脂含有量がクラフト紙に対して1
5%であり、含水量が2%であった。
【0035】上記含水量が2%の一次プリプレグAを用
いた以外は実施例1と同様に処理をし、厚さ1.6mm
の電気用積層板を得た。
【0036】得られた実施例1、2、3、4、及び比較
例1の電気用積層板の性能を評価した。電気絶縁性はJ
IS−C6481に従い、温度20℃、相対湿度65%
の雰囲気で96時間放置し常態の絶縁抵抗を測定した。
さらに煮沸した高温水中に2時間浸漬して煮沸処理後の
絶縁抵抗を測定した。半田耐熱性は、260℃の半田に
フロートし、ふくれ発生までの時間を測定した。吸水率
の測定は銅箔をエッチングにより全面除去し、温度50
℃の雰囲気で24時間放置した試験片で吸水処理前とし
て重量を測定し、その後温度23℃の水中に24時間浸
漬した試験片の吸水処理後の重量を測定した。この試験
片の吸水処理前の重量に対する吸水処理後と吸水処理前
の重量変化率で吸水率を計算した。難燃性はUL規格の
94V−0の試験方法に基づいて、点火した炎が消火す
るまでの時間を測定した。10個の試験片の平均消火時
間で判定した。
【0037】その結果は表1に示した通り、実施例1〜
4は比較例に比べいずれの特性も良好な電気用積層板で
あることが確認された。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明のプリプレグの製造方法は、紙基
材の乾燥温度を10〜120℃にすることにより、一次
プリプレグの含水量が5〜25重量%の範囲とすること
ができ、この結果、一次ワニス中のアミノ変性フェノー
ル樹脂が紙基材中に略均一に分散された状態で維持さ
れ、その後に含浸される二次ワニス中のフェノール樹脂
と充分に混ざり合って反応することができる。従って、
本発明で得られたプリプレグを用いると、電気絶縁性、
耐水性、耐熱性、及び、難燃性の優れた電気用積層板が
得られる。
【0040】本発明の電気用積層板の製造方法で得られ
た電気用積層板は、電気絶縁性、耐水性、耐熱性、及
び、難燃性の優れる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース繊維からなる紙基材に、アミ
    ノ変性フェノール樹脂を主成分とする水性の一次ワニス
    を一次含浸した後に、一次ワニスが含浸した紙基材を1
    0〜120℃の温度で乾燥させて紙基材中の含水量が5
    〜25重量%となった一次プリプレグを得、親水基と疎
    水基を有するフェノール樹脂を主成分とする二次ワニス
    を上記一次プリプレグに含浸させ、その後、上記一次ワ
    ニスと二次ワニスとが含浸した紙基材を、100〜17
    0℃の温度で乾燥させることを特徴とするプリプレグの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 上記二次ワニス中のフェノール樹脂が桐
    油変性フェノール樹脂であることを特徴とする請求項1
    記載のプリプレグの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記一次ワニス中のアミノ変性フェノー
    ル樹脂がメラミン変性フェノール樹脂であることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載のプリプレグの製造方
    法。
  4. 【請求項4】 上記一次ワニス中の溶媒が水とアルコー
    ルとの混合物であり、一次ワニスが含浸した紙基材を1
    0℃からこの混合物の共沸点迄の温度で乾燥させること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3いずれか記載のプリ
    プレグの製造方法。
  5. 【請求項5】 上記一次ワニスを上記紙基材の片面にロ
    ール塗布することにより一次含浸させることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4いずれか記載のプリプレグの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5いずれか記載のプ
    リプレグを複数枚重ねて被圧体とし、この被圧体を加熱
    加圧することを特徴とする電気用積層板の製造方法。
JP6010198A 1993-02-02 1994-02-01 プリプレグの製造方法及びこのプリプレグを用いた電気用積層板の製造方法 Pending JPH06287329A (ja)

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