JPS6036383B2 - 難燃性積層板の製造方法 - Google Patents
難燃性積層板の製造方法Info
- Publication number
- JPS6036383B2 JPS6036383B2 JP14874678A JP14874678A JPS6036383B2 JP S6036383 B2 JPS6036383 B2 JP S6036383B2 JP 14874678 A JP14874678 A JP 14874678A JP 14874678 A JP14874678 A JP 14874678A JP S6036383 B2 JPS6036383 B2 JP S6036383B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- flame
- colemanite
- laminates
- laminate
- Prior art date
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- Reinforced Plastic Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は難燃性積層板の製造方法に関するものであり、
主な目的とするところは成形性が良好な、すなわち、成
形時の樹脂流れが少ない「成形時の樹脂の流れが一定で
ある、及び成形後の積層板での「かすれ」がない点を満
足する難燃性積層板の製造方法を堤供することである。
主な目的とするところは成形性が良好な、すなわち、成
形時の樹脂流れが少ない「成形時の樹脂の流れが一定で
ある、及び成形後の積層板での「かすれ」がない点を満
足する難燃性積層板の製造方法を堤供することである。
近年94V−○の耐燃性試験に満足する積層板が要求さ
れているが、積層板の製造に使用される従来の、添加型
難燃剤ではワニスへの分散及び硬化への影響などにより
成形性が問題となっていた。ここで良好な成形性とは【
11成形時の樹脂流れが少ない、■成形時の樹脂流れが
一定、糊成形後の積層板での「かすれ」がない、の三を
満足することであり、従来の添加型難燃剤を使用する場
合は上記の3点を満足することが難しかった。本発明は
上記の点に鑑みて為されたものであり、以下実施例に基
いて詳述する。
れているが、積層板の製造に使用される従来の、添加型
難燃剤ではワニスへの分散及び硬化への影響などにより
成形性が問題となっていた。ここで良好な成形性とは【
11成形時の樹脂流れが少ない、■成形時の樹脂流れが
一定、糊成形後の積層板での「かすれ」がない、の三を
満足することであり、従来の添加型難燃剤を使用する場
合は上記の3点を満足することが難しかった。本発明は
上記の点に鑑みて為されたものであり、以下実施例に基
いて詳述する。
コレマナィトとは化学式本ao・母も03・田夕で表わ
されるホウ酸力ルシウム含水物であって、これを紙や不
織布等の基材に含浸させた後にフェノール樹脂やェポキ
シに各種の配合剤を添加した樹脂ワニスを基材に含浸さ
せるか、或いはコレマナィトを予じめ樹脂ワニスにブレ
ンドし、両者の混合樹脂液を基村に含浸させて積層材料
を形成し、複数枚の積層材料を加熱加圧して積層板が得
られるものであり、コレマナィトの含有量は基材に対し
て重量パーセントで2.5〜10%が好ましく、2.5
%未満では良好な成形性が得られないと共に難燃性に欠
け、10%を越えると良好な成形性が得られないことが
判明した。〔実施例〕 樹脂ワニスとしては桐油変性フェノール樹脂にT.B.
A(テトラブロモビスフエノールA)やT.C.P(ト
リクレジルフオスフェート)などを配合したものや、商
品名ヱピコ−ト1120一8のけのェポキシ樹脂に各種
の配合剤を添加したものが使用される。
されるホウ酸力ルシウム含水物であって、これを紙や不
織布等の基材に含浸させた後にフェノール樹脂やェポキ
シに各種の配合剤を添加した樹脂ワニスを基材に含浸さ
せるか、或いはコレマナィトを予じめ樹脂ワニスにブレ
ンドし、両者の混合樹脂液を基村に含浸させて積層材料
を形成し、複数枚の積層材料を加熱加圧して積層板が得
られるものであり、コレマナィトの含有量は基材に対し
て重量パーセントで2.5〜10%が好ましく、2.5
%未満では良好な成形性が得られないと共に難燃性に欠
け、10%を越えると良好な成形性が得られないことが
判明した。〔実施例〕 樹脂ワニスとしては桐油変性フェノール樹脂にT.B.
A(テトラブロモビスフエノールA)やT.C.P(ト
リクレジルフオスフェート)などを配合したものや、商
品名ヱピコ−ト1120一8のけのェポキシ樹脂に各種
の配合剤を添加したものが使用される。
ここで桐油変性フェノール樹脂はメタクレゾールを13
雌、桐油を5雌、カシューCX−1000を15g、3
7%ホルマリンを15g、25%アンモニア水を3m‘
、フラスコ内で100q060分間還流した後、脱水し
、その後メタノール10咳を投入して得られる。積層板
の製造は、基村に対して5の重量パーセントの樹脂ワニ
スを含浸させ、不必要な溶剤を乾燥によって除くことに
より得られた積層材料を8枚頭層して鏡面板にはさみ、
プレスによって、150〜1600C、時間50〜60
分、圧力100〜120k9/嫌の条件で加熱加圧成形
し、その後冷却して行なわれるわけであり、必要があれ
ば片面乃至両面に約35仏の銅箔を貼着すればよい。下
表は基材として10ミリスのクラフト紙を使用し、コレ
マナィトを樹脂ワニスと共に含浸させて積層板を成形し
た実施例{1}〜{4)及びコレマナイトを使用しない
場合とコレマナィトを過剰に使用して積層板を成形した
比較例m〜湖の各々における樹脂ワニス成分及び成形性
、難燃性等の諸性質を示し、実施例m{2}{4’では
予じめクラフト紙にコレマナイトを2.5%〜10%の
間で含浸させ、その後に樹脂ワニスを含浸させて得られ
れる積層材料を上記の条件で加熱加圧して積層板を成形
した場合を示し、実施例{3}はコレマナイトを樹脂ワ
ニスにブレンドしてからクラフト紙に含浸させた場合を
示し、比較例(1}{柳まコレマナィトを使用しない場
合、比較例■はコレマナィトをクラフト紙へ過剰に含浸
させた場合を示す。表 尚、T.B.A及びT.C.Pとを各々5〜15重量部
の間で併用するのが望ましく、表からも明らかなように
これにコレマナイトを加えることで優れた耐燃性が得ら
れるものである。
雌、桐油を5雌、カシューCX−1000を15g、3
7%ホルマリンを15g、25%アンモニア水を3m‘
、フラスコ内で100q060分間還流した後、脱水し
、その後メタノール10咳を投入して得られる。積層板
の製造は、基村に対して5の重量パーセントの樹脂ワニ
スを含浸させ、不必要な溶剤を乾燥によって除くことに
より得られた積層材料を8枚頭層して鏡面板にはさみ、
プレスによって、150〜1600C、時間50〜60
分、圧力100〜120k9/嫌の条件で加熱加圧成形
し、その後冷却して行なわれるわけであり、必要があれ
ば片面乃至両面に約35仏の銅箔を貼着すればよい。下
表は基材として10ミリスのクラフト紙を使用し、コレ
マナィトを樹脂ワニスと共に含浸させて積層板を成形し
た実施例{1}〜{4)及びコレマナイトを使用しない
場合とコレマナィトを過剰に使用して積層板を成形した
比較例m〜湖の各々における樹脂ワニス成分及び成形性
、難燃性等の諸性質を示し、実施例m{2}{4’では
予じめクラフト紙にコレマナイトを2.5%〜10%の
間で含浸させ、その後に樹脂ワニスを含浸させて得られ
れる積層材料を上記の条件で加熱加圧して積層板を成形
した場合を示し、実施例{3}はコレマナイトを樹脂ワ
ニスにブレンドしてからクラフト紙に含浸させた場合を
示し、比較例(1}{柳まコレマナィトを使用しない場
合、比較例■はコレマナィトをクラフト紙へ過剰に含浸
させた場合を示す。表 尚、T.B.A及びT.C.Pとを各々5〜15重量部
の間で併用するのが望ましく、表からも明らかなように
これにコレマナイトを加えることで優れた耐燃性が得ら
れるものである。
Claims (1)
- 1 基材に対し重量パーセントで2.5〜10%のコレ
マナイトをフエノール樹脂やエポキシ樹脂等の樹脂ワニ
スと共に基材に含浸させて積層材料を形成し、複数枚の
積層材料を加熱加圧することを、特徴とする難燃性積層
板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14874678A JPS6036383B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 難燃性積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14874678A JPS6036383B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 難燃性積層板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5574872A JPS5574872A (en) | 1980-06-05 |
JPS6036383B2 true JPS6036383B2 (ja) | 1985-08-20 |
Family
ID=15459688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14874678A Expired JPS6036383B2 (ja) | 1978-11-30 | 1978-11-30 | 難燃性積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6036383B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6220552A (ja) * | 1985-07-18 | 1987-01-29 | Matsushita Electric Works Ltd | フエノ−ル樹脂成形材料 |
-
1978
- 1978-11-30 JP JP14874678A patent/JPS6036383B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5574872A (en) | 1980-06-05 |
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