JPS597077Y2 - 合成樹脂材料の成形装置 - Google Patents

合成樹脂材料の成形装置

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JPS597077Y2
JPS597077Y2 JP2551779U JP2551779U JPS597077Y2 JP S597077 Y2 JPS597077 Y2 JP S597077Y2 JP 2551779 U JP2551779 U JP 2551779U JP 2551779 U JP2551779 U JP 2551779U JP S597077 Y2 JPS597077 Y2 JP S597077Y2
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JP
Japan
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mold
core
slide cylinder
plate
mounting plate
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JP2551779U
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JPS55125429U (ja
Inventor
俊一 橋本
Original Assignee
株式会社橋本精器
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合或樹脂材料(プラスチックス)による各種リ
ング部材(円形、多角形)の量産用として好適な或形装
置に関する。
まず、はじめに第4図を参照して或形しようとするリン
グ部材の2つの例を説明するに、これらは例えば或る組
或の熱可塑性樹脂よりなるものとし、A図に示すリング
1は外径φ1、内径φ2で所要の厚さを有するリング、
また、B図のリング2は同様な外径及び内径の薄肉リン
グを示しており、いずれも斯るリング類は各種機器の構
戒部品、ワツシャあるいはランナーなどとしての需要は
非常に多く、従ってその生産は常時多量になされ、かつ
精度及び均質性の面から見て或形による製作が適してい
る。
しかしながら、周知の如く一般の或形方法ではその或形
品に湯口突片(以下単に湯口という)が付着することは
当然であるし、金型のパーテイングラインによりパリを
生ずることも多く、例示のようなリング部材を或形する
場合でも最終的な仕上り品を得るためには2次加工、つ
まり上述の湯口及びパリの除去作業が必要となり、多量
生産される個々の或形品に斯る2次加工を行うことは如
如なる手段を採るにせよ多くの工数を要し、これに起因
するコスト上昇、不均質及び歩留り低下等を免れない。
そこで、本出願人は従前の如き2次加工を行うことなく
、離型と同時に製品としての戊形品を取出し得る戒形方
法を既に出願しているが、本考案はこの先願の方法に基
づく或型装置の具体的構造に新規な工夫を施したもので
ある。
以下第1図〜第3図を参照しながら本考案を施した或形
装置の一実施例を説明しよう。
但し、本例は射出或形装置の場合である。
第1図はその型閉め及び射出時の状態を示す要部の略線
的縦断面図で、図中3は固定側プラテン、4は矢印a方
向へ往復動される可動側プラテン、5,6は第1及び第
2の金型を示し、これらの金型はパーテイングラインP
を境として対接、離間されるのであるが、この装置にお
いては双方の金型5及び6をいずれも移動せしめるよう
になされており、その相対j的な動作は逐時明らかとな
る。
7は可動側プラテン4の内面に固定された金型取付板を
示し、この金型取付板7の複数個所には可動側プラテン
4の座ぐり凹部からアンカーボルト8を挿通して、この
ボルトの遊端ねじを第2の金型6に螺入し、可動側プラ
テン4の往復動に第2の金型6を追従させる如き設定で
ある。
また、9は金型取付板7の複数個所より固定側プラテン
3の方向へ突設されたガイドシャフトを示し、このガイ
ドシャフト9を案内として第1及び第2の金型5,6と
、図示の状態において金型取付板7に対接するように配
設された中間型板10とを所定の制御関係のもとて左右
動せしめる如くなっている。
本装置の場合第1及び第2の金型5,6は先に述べたよ
うにいずれも移動型であるが、第1の金型5を変位させ
る手段としては、例えば固定側プラテン3の内面の複数
位置に円凹部11を形威して、その内部に金型5を押圧
する或る強さのコイルバネ12を縮設すると共に、同じ
く固定側プラテン3の複数個所には外面側より所定の深
さをもつ円凹部13を設けてその中心部を透孔13′に
より内面側へ連通せしめ、一方、金型5に対し円凹部1
3内に位置する頭部14′をもつねじ付きストッパー1
4を螺着して、このストッパー14の頭部14′と円四
部13の奥端との間にクリアランスCを隔て、後述する
型開きの初期時点で第1の金型5を第2の金型6の移動
に対しCなるストロークだけ追従させるようになされる
そして、第1の金型5の所定位置には或形せんとするリ
ング部材(この場合は便宜上第4図に示したリンク1)
の外径に相当する円孔15Aが形威されており(通常は
複数個取りであるからその数に相当する円孔)、この円
孔15Aに対し固定側プラテン3の対応位置に固着され
た第lのコア16を緊密に嵌合せしめ、図示の型閉めの
状態において金型5の対接面とコア16の端面とが同一
面を呈するようになされ、かつコア16の端面には所定
の内径を有する円凹部16′を形威して以下に述べる第
2のコアを入り込ませる如くなっている。
即ち金型取付板7には第1のコア16と同一軸線をもつ
第2のコア17を固着して、その遊端部を第1のコア1
6の円凹部16′に挿脱せしめるようになされ、この第
2のコア17の外径は上述のリング1の内径に合致する
ものとし、金型取付板7への取付け方はその基部を或る
深さまで埋込むと共に、埋込み部分の周りにはこれを囲
む環状スペース18を威した構造である。
そして、斯る第2のコア17の周面と緊密に嵌合するス
ライド円筒19を設けてこれを左右動せしめるようにな
され、このスライド円筒19の外径を戊形リングの外径
に相当せしめ、かつ、これを中間型板10に取付けるの
であるが、具体的にはスライド円筒19の図において右
端部にフランジ19′を形威し、このフランジ19′の
外面を中間型板10の右面即ち金型取付板7との対接面
に倣わせてスライド円筒19を左面側へ突出させ、フラ
ンジ19′の面へ上述の環状スペース18内に縮設した
コイルバネ20の偏倚力を加えている。
従って中間型板10も左方へ押圧されることになるが、
本実施例の場合は中間型板10の右面に均等な押圧力を
付与するため、金型取付板7の複数個所(図においては
アンカーボルト8の周り)にも円凹部21を形或し、そ
の内部に上述と同様なコイルバネ20を縮設している。
なお、中間型板10に付与される偏倚力は第lの金型5
の受ける偏俯力に比し弱くなされる。
また、第2の金型6は第1の金型5の円孔15Aと同径
の円孔15Bを同軸線上に有し、この円孔15B内に上
述のスライド円筒19が緊密な嵌合状態として挿入され
、図に示す型閉めの状態で、第1のコア16の端面と、
第2のコア17の周面と、第2の金型6の円孔15Bと
、スライド円筒19の端面とにより、威形せんとするリ
ング1の形状と相似にキャビテイ22が形戊され、この
キャビテイ22には、パーテイングラインPに沿って第
2の金型6の面に設けられたランナー23 a及びゲー
ト23bを介し加熱樹脂の流動体が注入されて固化する
なお、キャビテイ内の戊形体には完或リングと区別する
ため符号1′を付し、また、ランナー及びゲート部の形
状に見合う固化体を便宜上ランナー材23と称して最終
的な離型時の説明に供する。
ところで、本例においては固定側プラテンの要所(必要
に応じて複数個所)にストッパーピン24を植立し、こ
のストッパーピン24を第1及び第2の金型5,6の対
応部分に形或された透孔から第2の金型6の右面側へ突
出させ、その突端と中間型板10の左面とを衝合せしめ
る如くなし、また、可動側プラテン4を通して上述のラ
ンナー23 aに臨む如きイジエクターロツド25を設
け、このイジエクターロツド25により型開きの初期過
程で沖間型板10の位置を規制し、かつ最終動作の離型
時には上述のランナー材23を第2の金型6から突き出
すようになされている。
そこで゛、このイジエクターロツド25の遊端側の所定
位置には中間型板10の左面側の凹部26に臨むストッ
パーフランジ25 aを形或すると共に、その基部には
可動側プラテン4の凹部27内に位置されるロック頭部
25 bを設け、このロック頭部25 bを装置側の係
止部材28(仮想線図示)により位置決めするようにな
っている。
図中C′はロック頭部25 bと凹部27の奥端とのク
リアランスを示す。
既に述べた如く、この第1図の状態が型閉め、射出時で
あり、斯る状態のもとて戒形体1′の或形及び固化がな
されることは容易に理解し得る。
そこで第2図及び第3図を参照して型開きの一過程と離
型時との動作を説明するも、両図の第1図と対応する部
分には同一符号が付されている。
第2図は可動側プラテン4が矢印a1で示すように少許
ストロークだけ移動されて型開きに入る初期の状態を示
し、この場合第2の金型6も追従移動するがパーテイン
グラインPは閉じられている。
即ち斯る時点では上述したように第1の金型5もCなる
ストロークだけ移動し(第1図を併せて参照)、従って
第1及び第2の金型5,6は閉じたままであるし、この
過程において固定側プラテン3と一体の第1のコア16
はパーテイングラインPから実質的に引込まれた位置と
なる。
これに対し中間型板10及びスライド円筒19は各コイ
ルバネ20の押圧力を受けているため反対方向へ相対的
に移動するが、中間型板10はストッパーピン24の遊
端に突き当り、また、イジエクターロツド25のフラン
ジ25 aは中間型板10の左面の凹部26内でその奥
端面と図示の如く当接し、結局、中間型板10及びスラ
イド円筒19の位置が規制される。
しかしながら、ここで注目すべき事項はパーテイングラ
インPが閉じている状態のもとで、キャビテイ内の戒形
体1′を第1の金型5の円孔15A内に変位せしめる点
であり、第1の金型5の移動初期には円孔15Aのエッ
ジによりゲートカットつまり湯口の切断がなされ、この
切断作用を助けかつ戊形体1′を円孔15A内に押圧す
る部材が第2のコア17の周面上を摺動するスライド円
筒19である。
そして、図示の如く円孔15Aに対しスライド円筒19
の先端を僅かに入り込ませているが、斯る設定は主とし
て次に述べる離型を容易化せんとする意図に基づく。
なお、変位された或形体1′は第2のコア17の遊端部
に嵌着している。
第3図は可動側プラテン4が矢印a2の如く更に移動さ
れた離型時の状態を示し、第1の金型5と第2の金型6
との間隔も所要に開かれ、或形体1′は第2のコア17
に嵌着して引き出される。
この場合イジエクターロツド25の係止部材28は装置
の適切な手段により例えば矢印方向へ解除されると共に
、イジエクターロツドのロック頭部25 bには同じく
装置側の押圧部材29が衝合し、イジエクターロツド2
5はそのロック頭部25 bと、可動側プラテンの凹部
27との間のクリアランスC’(第1、第2図参照)に
相当するストロークだけ押圧される。
従ってスライド円筒19は中間型板10と共に第2のコ
ア17の周面上を左方へ進み戒形体1′を矢印の如く落
下させる。
即ちこれが湯口及びパリ等の除去されたリング1(第4
図)である。
また、本装置では第1図及び第2図に示しかつ説明した
如くランナー材23を第2の金型6から突き出すように
なされており、上述の離型動作時にはイジエクターロツ
ド25の遊端によってランナー材23も金型から落下せ
しめられる。
なお、第4図Bに示した薄肉リング2を得る場合にはキ
ャビテイを所望の深さとなせばよいし、多角形リングの
場合はキャビテイ及びその形状に関係をもつ各部材を多
角形に見合う如く構或することで目的のリングを戒形で
きる。
以上は本考案を施した戊形装置の一実施例であるが、要
するに本考案の主眼は上記先願の或形方法の具体的実施
態様に存することは言うまでもなく、その型開きの初期
時点において第1の金型を第2の金型に追従させながら
、キャビテイ内の或形体を第1の金型の透孔内に移して
その湯口等を切断するという巧みな構戒は注目に値いす
るものであり、冒頭に述べた如き2次加工を要せずして
高精度、均質なリング部材を多量生産し得るから、その
実用上の効果は頗る大きい。
尚、一般的にはこの種の金型では、キャビテイ内に注入
された樹脂が固化した後、いわゆる型開きを開始するを
普通とする。
これは、この戒形品に歪等を生じさせない為である。
本考案においても、第1図に示す状態で、キャビテイ内
の樹脂が固化した後、型開きをするが、本考案によれば
、この型開きの途中(実際上は型開きに要する全時間内
の前半時間内)において、ゲートカットが行なわれる為
に、特にこのゲートカットの為に時間を必要とすること
かない。
従ってそれだけスピーテ゛イに即ち時間を短縮して金型
を稼動させることができる特徴がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案を施した威形装置の型閉め、射出時の状
態を示す略線的要部縦断面図、第2図及び第3図は同じ
くその型開きの一過程と離型時との動作の説明に供する
図、第4図は或形せんとするリング部材の例を示す斜視
図である。 図中、1及び2はリング、3は固定側プラテン、4は可
動側プラテン、5,6は第1及び第2の金型、7は金型
取付板、10は中間型板、12及び20はコイルバネ、
13は円凹部、14はストッパー、15A及び゛15B
は円孔、16は第1のコア、17は第2コア、19はス
ライド円筒、22はキャビテイ、23はランナー材、2
3 aはランナー、23bはゲート、24はストッハー
ピン、25はイジエクターロツドを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定側プラテン、第1の金型、第2の金型、中間型板及
    び金型取付板が上記の順に並んで配設されてなり、上記
    第1の金型、第2の金型及び中間型板にはそれらの対応
    位置に同一形状の円孔等の貫通孔が形或され、該第1の
    金型の貫通孔内には、第1のコアが摺動自在に嵌合され
    てこれが上記固定側プラテンに固定され、第1の金型と
    固定側プラテンとの対接状態で、第1の金型及び第1の
    コアの上記第2の金型側の夫々の面は互に同一面となさ
    れ、上記中間型板の貫通孔内にスライド筒体が嵌合され
    て該スライド筒体の一端に設けられたフランジが、中間
    型板の上記金型取付板側の面に対接されると共に、該ス
    ライド筒体の他端が上記第2の金型の貫通孔内に摺動自
    在に嵌合され、上記スライド筒体内には第2のコアが摺
    動自在に嵌合され、その一端が上記金型取付板に固定さ
    れ、他端が上記第1のコアと対向され、該第1のコアと
    第2のコアと第2の金型とスライド筒体とによりキャビ
    テイが形或され、上記第2の金型における第1の金型と
    の対接面には、上記キャビテイに連なる湯口が形或され
    、上記固定側プラテンと第1の金型との間には、これら
    両者を離間させるバネ等の押圧機構が介在され、上記中
    間型板と金型取付板との両者間には、少くとも上記スラ
    イド筒体のフランジを介して上記両者を離間させるバネ
    等の押圧機構が介在されてなる合戒樹脂材料の戒形装置
JP2551779U 1979-02-28 1979-02-28 合成樹脂材料の成形装置 Expired JPS597077Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS55125429U JPS55125429U (ja) 1980-09-05
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