JPS5968366A - プロピレン系重合体組成物 - Google Patents

プロピレン系重合体組成物

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JPS5968366A
JPS5968366A JP17904682A JP17904682A JPS5968366A JP S5968366 A JPS5968366 A JP S5968366A JP 17904682 A JP17904682 A JP 17904682A JP 17904682 A JP17904682 A JP 17904682A JP S5968366 A JPS5968366 A JP S5968366A
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JP
Japan
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propylene
propylene polymer
weight
ethylene
product
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Application number
JP17904682A
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English (en)
Inventor
Hideo Kojima
小嶋 英雄
Kenji Takemura
竹村 憲二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔IJ  発明の目的 本発明はプロピレン−エチレンブロック共重合体を主成
分とするプロピレン系重合体組成物に関する。さらにく
わしくは、囚(1)不飽和カルボン酸基および/または
その無水物基を含有するプロピレン系歌合体ならひに(
2)少なく七も末端にヒドロキン基をa有するポリエチ
レンワックスの変性物を処理させることによって得られ
るプロピレン系重合体の処理物々らO・に(B)プロピ
レンーエチL/ンブロソク共小合体からなるオレフィン
系重合体組成物に関するものであり、耐衝撃性のすぐれ
たオレフィン系重合体組成物を提供することを目的とす
るものである。
Q、I)  発明の背景 プロピレン系重合体は周知のごとく、成形性がすぐれて
いるばかりでなく、機械的強度、耐熱性、耐溶剤性およ
び耐薬品のごとき特性が良好であるため、広く工業的に
製造され、汎用樹脂として多方面にわたって使用されて
いる。しかしながら耐衝撃についてはかならずしも満足
すべきものとは云えない。この耐衝撃の改良手段として
は、(1)エチレン−プロプレン系ゴムおよびブタジェ
ンを主成分とするゴム(たとえば、スチレン−ブタジェ
ン共重合ゴム)を機械的に樹脂ブレンドさせる方法、(
2)プロピレンとエチレンまたはその他のα−オレフィ
ンとをブロック共重合させる方法および(3)エチレン
とブタジェンとを共重合させる方法が広く行なわれてい
る。これらの方法によれば、ゴム成分をポリプロピレン
中に存在させることによって耐衝撃性は改良されるが、
ゴム成分が増加するにともないその機械的特性(たとえ
ば、引張強度、剛性、曲げ強度)が低下し、層分離のよ
うな現象が起こり易くなる。
Ql)  発明の構成 以上のこ七から、本発明者らは、耐衝撃性がすぐれ、か
つ満足し得る機械的特性を有するプロピレン系重合体ま
たはその混合物を得ることについて、種々探索した結果
、 (A)(1,)  r不飽和カルボン酸基および/また
はその無水物基を含有するプロピレン糸瓜合本(以下[
カルボン酸含有プロピレン系重合体]と云う) ならびに (2)少なくとも末端にヒドロキシ基を含有しかつ分子
量が800ないし]、 0. OOOであるポリエチレ
ンワックスの変性物 ならびに (B)  メルトフローインデックス(JIS  K−
6758にしたかい、湿度か230°Gおよび荷重が2
.16kgの条件で測定、以下[MFIJと云う)か0
.01〜100 g/ ]、 O分であり、エチレンの
含有量が10〜30重振%であるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体からなる組成物であり、該組成物中に
占める前記オレフィン系重合体の処理物の配合割合は1
0〜30重量%であるオレフィン系重合体組成物か、 耐衝撃性がすくれているがかりでなく、他の機械的特性
についても満足し得るものであることを見出し、本発明
に到達した。
rlvl  発明の効果 本発明によって得られる組成物は下記のごとき効果(特
徴)を発揮する。
(1)常温における耐衝撃性がすぐれているのみならず
、低7M (−20℃以下)における耐衝撃性(胞化に
対する高い抵抗性を示す)についても良好である。
(2)  −4に行なわれるポリマー相互のブレンド(
いわゆる樹脂ブレンド)と異なり、ポリプロピレンとポ
リエチレンが結合した樹脂(オレフィン系重合体の処理
物)が存在することによってポリプロピレンとエチレン
−プロピレン系ゴムカ存在するプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体との相溶性が改善され、層分離のような
現象は起こりにくい。すなわち、ミクロ的にも均一な混
合物が得られる。
(3)  ポリプロピレンにエチレン−プロピレン系ゴ
ムを配合させた場合、曲げ弾性率が低下するのみならず
、流動性も降下する。これに反し、本発明によって得ら
れる組成物は、耐衝撃′四力)良好であるのみならず、
曲げ弾性率の低下も少なく、さらに流動性を改良させる
こと力iてきる。
(4)インジェクション(射出)成形(こおUAでウェ
ルド面が発生するような場合、コ゛ム成分力)ウェルト
面に存在すると、ウェルト強度か低下1−る傾向にある
。しかしなから、本発明4口よってイ辱られる組成物は
前記オレフィン系重合体の処巧1物を含有するためにゴ
ム相中に取り込まれたエチレン鎖部分の硬さかゴム成分
全体の硬度を」−昇させることによってウェルド強度を
改良させ゛ることかできる。
本発明によって得られる処理物は以上のごときずくれた
効果を発揮するために多方面にわたって使用することか
できる。代表的な用途を下記Gこ示す。
(1)    イ ン ス ト ル − メ ン ト 
・ ノぐネ ル、  ノく ン ツク−1センターコン
ソールボックス、アームチェアー、ドアハンドル、コー
ナーノ)ンノ(−、サイド力゛−ドモール、スイッチ類
、)\−ネスコネクター、ヒーターケース、クーラーケ
ース、ソレノイドバルブおよびリャフンビランブボデー
のごとき自動車部品 伐) ファン、洗濯機のプーリー、スイッチカバーおよ
びバスケット、掃除機のダストボックス、電気こたつの
脚、エアコンのファンならびにテレビ、ラジオおよびス
テレオのハウジングのごとき家電部品 (3)OA機器(ワードプロセツザー、プリンターなと
)、ファクシミリ−および各種コンピューターのごとき
事務機器のハウジング 〔■ 発明の詳細な説明 囚 プロピレン系重合体 本発明において使われるカルボン酸含有プロピレン系重
合体を製造するために用いられるプロピレン系重合体と
しては、プロピレンの単独重合体、エチレンとプロピレ
ンとのランダムまたはブロック共重合体、プロピレンと
炭素数が多くとも12個の他のα−オレフィンとのラン
タムまたはブロック共重合体、(エチレンもしくはα−
オレフィンの共重合割合は多くとも20重量%)があげ
られる。これらのポリプロピレンの分子量は、一般には
、2〜100万であり、2〜50万のものが好ましく、
特に2〜30万のプロピレン!、 4iJ脂が好適であ
る。また、プロピレン単独重合体、エチレンとプロピレ
ンとのランタムまたはブロック共重合体ならひにもしく
はプロピレンとfljL(7)α−オレフィンとのラン
ダムまたはブロック共重合体か望ましい。
該プロピレン系重合体は後記のチーグラー・ナツタ触媒
の存在下でプロピレン単独重合またはプロピレンとエチ
レンもしくはα−オレフィンとをランダムもしくは共重
合させることによって得られる。
(B)  カルボン酸含有プロピレン系重合体本発明に
おいて用いられるカルボン酸含有プロピレン系重合体は
プロピレン系重合体と不飽和カルボン酸および/または
その無水物とを有機過酸化物の存在下で処理させること
によって得ることができる。
該カルボン酸含有プロピレン系重合体を製造するために
用いられる不飽和カルボン酸およびその無水物の代表例
としては、炭素数が多くとも10個であり、少なくとも
一個の二重結合を有する一塩基カルボン酸(たとえば、
アクリル酸、メタアクリル酸)および炭素数が多くとも
15個であり少なくとも一個の二重結合を有する二環基
カルボン酸(たとえはマレイン酸)ならひに該二環基カ
ルボン酸の無水物(たとえば、無水マレイン酸、無水ハ
イミック酸)があげられる。これらの不飽和カルボン酸
およびその無水物のうち、処理方法ではとりわけマレイ
ン酸および無水マレイン酸か好ましい。
さらに、本発明において用いられる有機過酸化物バー酸
にラジカル重合における開始剤および重合体の架橋剤と
して使われているものであり、1分間の半減期が100
℃以上のものが好ましく、とリオつけ130℃以上のも
のが好適である。上記の温度が100°C以下のもので
は、その取り扱いが難しいはかりでなく、使用した効果
もあまり詔められないから望ましくない。好ましい有機
過酸化物の代表例としては、■、l−ビスー第三級−ブ
チルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ンのごときケトンパーオキシド、ジクミルパーオキシド
のごときジアルキルパーオキシド2.5−ジメチルヘキ
サン−2,5−ハイドロパーオキシドのごときハイドロ
パーオキシド、ペンゾイルバーオキンドのごときジアシ
ルパーオキシドおよび2,5−ジメチル−2,5−ンベ
ンゾイルバーオキシヘキサンのごときパーオキシエステ
ルかあげられる。
本発明の処理方法によってカルボン酸含有プロピレン系
重合体を製造するには、種々の公知の方法(たとえば、
溶液法、懸濁法、溶融法)によるいずれの製造方法を採
用することができる。
これらの製造方法のうち、溶液法によってプロピレン系
重合体を不飽和カルボン酸またはその無水物で処理する
場合、無極性有機溶媒中にプロピレン・系重合体と不飽
和カルボン酸および/またはその無水物を投入し、さら
にラジカル開始剤を添力1ルで7KINrにて加熱する
ことによってカルボン酸含有オレフィン重合体を得るこ
とができる。このさい、使われる無機性有機溶媒として
は、ヘキサ/、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシμ
7、クロルヘンセンおよびテトラクロルエタンがあげら
れる。また、処理温度は、使用するプロピレン系重合体
か溶解する温度であり、一般には110〜160℃であ
り、とりわけ1.30〜150’Cが好ましい。
また、懸濁法によってプロピレン系重合体を不飽和カル
ボン酸またはその無水物で処理する場合極性溶媒(一般
には、水)中にプロピレン系重合体と不飽和カルボン酸
および/またはその無水物を投入し、さらに前記のラジ
カル開始剤を添加して高圧下で100 ’C以上の湿度
において処理することによって得られる。
さらに、溶融法によってプロピレン系重合体を不飽和カ
ルボン酸またはその無水物で処理する場合、一般の合成
樹脂の分野において使用されている溶融混練機(たとえ
ば、押出機)を用いて、プロピレン系重合体、不飽和カ
ルボン酸および/もしくはその無水物ならびに前記のラ
ジカル発性剤を溶融混練しながら処理することによって
得ることができる。口のさいの混線温度は使用するプロ
ピレン系重合体およびラジカル発生剤の種類によって異
なるが、使われるプロピレン系重合体の融点以J二ない
し300℃以下の温度範囲である。一般には160〜2
70°Cである。
以上のようにして得られるカルボン酸含有プロピレン系
重合体中の不飽和カルホン酸およびそのf!((水物の
含有量は、合計量と1.て0.01〜10重拓%であり
、とりわけ01〜50重析%が望ましい。不飽和カルボ
ン酸およびその無水物の含有量が0.01重量%未満て
は、ヒドロキシ基を有するポリエチレンワックスの変性
物との有機化学的反応かはとんと起らない。一方、10
重量%を越えると、カルホン酸含有プロピレン系重合体
の物性が著しく損われる。さらに、ポリエチレンワック
スの変性物と反応させた場合、反応6、がさがんに起こ
るために反応性成物の分子量が大きくなり過ぎ成形性が
悪くなる。
(C)  ポリエチレンワックスの変性物本発明におい
て使われるポリエチレンワックスの変性物は少なくとも
末端にヒドロキシ基を含有し、かつモ均分子散は800
ないし10.000であり、1.000〜8000が望
ましく、とりわけ1.000〜7.000が好適である
。該変性物の平均分子量が800未満ては、カルボン酸
含有プロピレン系重合体と処理することによって得られ
る処理物の耐衝撃性は改良されない。また、処理物の軟
化点(融点)が低下し、熱安定性か悪化するのみならず
カルボン酸含有プロピレン系重合体との混合、反応も行
いにくくなる。さらに、反発後未反応の低分子量のポリ
エチレンワックスの変性物が処理中に残存するために物
性を悪くする一因にもなる。
一方、分子量が10.000を越える場合では、反応性
のヒドロキシル基の数が、一定量の重合体中で少なくな
るため、カルボン酸含有プロピレン系重合体との反応性
が低下し、良好な物性を有する処理物か得られない。
0 プロピレン系重合体の処理物の製造前記のカルホン
酸含有プロピレン系重合体とポリエチレンワックスとを
処理するにあたり、1重相部のカルホン酸含有プロピレ
ン系重合体に対するポリエチレンワックスの変性物の処
理割合ハ、一般には0.05〜10重散部であり、01
〜10重頃部か好ましく、特に0.1〜08重量部か好
適である。なお、後記の混合によってカルボン酸含有プ
ロピレン系重合体のカルホン酸基またはそのact y
k 物aとポリエチレンワックスの変性物のヒドロキシ
ル基とかなんらかの反応を生、シ、強固な結合を生して
いると考えられる。このことがら、カルボン酸含有プロ
ピレン系重合体のカルホン酸基およびその無水物基1個
に対するポリエチレンワックスの変性物のヒドロキシル
基(OH基)が0゜1〜10個(望ましくは02〜5個
、好適には03〜3個)になるように混合することが好
ましい本発明の処理を実施するには、前記のカルボン酸
含有プロピレン系重合体を製造するときに処理方法によ
って製造したと同様な条件で溶液法、懸濁法および溶融
法のうち、いずれかの方法で混合(処理)することによ
って目的物である処理物を得ることができる。
この処理物を製造するさいても、前記カルボン酸含有プ
ロピレン系重合体を製造する場合でも、溶液法または懸
濁法によって実施すると、処理後それぞれの処理に使用
した溶媒または水なとを除去したり、得られる各種重合
体および混合物を乾燥する工程が必要である。以」二の
ことから溶融法で実施することが望ましい。
■ ブロック共重合体 本発明において使われるプロピレン−エチレンブロック
共重合体のエチレン含有量10〜30重量%であり、特
に20〜30重量%が好ましい。
このブロック共重合体のエチレン含有量が10重量%未
満では、得られる組成物の耐衝撃性が十分でない。一方
、30重量%を越えると、耐衝撃性はよいが、組成物の
成形性がよくないためにいずれも望ましくない。また、
MFIは0.01〜100g/10分てあり、とりわけ
0.5〜3(1/l。
分が望ましい。該ブロック共重合体のMFIが0゜01
g/10分未満では、成形性が著しく悪い。
一方、100g/10分を越えると、組成物としての機
械的特性か著しく悪い。
該ブロック共重合体は遷移金属化合物(たとえば、チタ
ン系化合物)または担体(たとえば、マグネンウム含有
化合物)に担持された前記遷移金属化合物および有機金
属化合物(たとえば、有機アルミニウム化合物)から得
られる触媒系(すなわち、チークラ−・ナンタ触媒)の
存在下でプロピレンとエチレンとをブロック共重合させ
ることによって製造することができる。ブロック共重合
方法として下記の方法またはそれらを組合せることによ
って得ることができる。
(1)  プロピレンを単独重合させる方法〔以下1重
合方法(1)」と云う〕 (2)エチレンを単独重合させる方法〔以上「重合方法
(2)」と云う〕 (3)  プロピレンおよび/またはエチレンを重合さ
せる間に少なくとも他のコモノマーを重合系に段階的に
供給して共重合させる方法〔以下1重合方法(3)」と
云う〕 (4)  プロピレンとエチレンとをランダムに共重合
させる方法〔以下「重合方法(4)」と云う〕以」二の
方法のうち、重合方法(3)以外の方法では二種以上の
方法を組合せることが必要である〔たとえば、第一段階
において重合方法(1)を行なった後、重合方法(4)
を実施する方法〕。また、重合方法(3)を行なった後
、他の重合方法を実施してもよい。
該ブロック共重合体中のエチレン−プロピレンランダム
共重合体の含有割合は2.5〜50重隈%爪部り、とり
わけ50〜30重量%が望ましい。
また、このランダム共重合体中のプロピレンの含有割合
は50〜60重量%であり、特に5,0〜40重量%が
好ましい。
[F] 配合割合 本発明によって得られる組成物中のプロピレン系重合体
の処理物の配合割合は1.0〜30重量%であり、5.
0〜30重量%が望ましく、とりわけ50〜20重量%
が好適である。該組成物中のプロピレン系重合体の処理
物の配合割合が10重微%未満では、組成物の耐衝撃性
が低い。一方、3(Q 組成物の製造、成形方法なと 前記カルボン酸含有プロピレン系重合体およびプロピレ
ン系歌合体の処理物を溶融法で製造するにあたり、さら
に最終目的物である組成物を製造するさい、プロピレン
系歌合体の分野において通常使われている押出機、ミキ
ンングロール、ニーター、ロールミル、ハンバリ ミキ
サーおよび連続ミキサーのごとき混合機を使ってそれぞ
れの処理物(混合物)が溶融状態で混合することによっ
て目的を達成することかできるけれとも、あらかしめこ
れらの混合機のうちの一種を用いて混合し、得られる混
合物を同種または他種の混合機を使って混合することに
よって一層均一状に処理物または混合物を得ることがで
きる。また、これらの混合を実施する前にあらかじめド
ラムタンブラ−およびヘキシエルミキサーのごとき混合
機を使用してトライブレンドし、得られる混合物をさら
に溶融混練することによって一層均一状に処理物または
組成物を得ることができる。
このようにして得られたプロピレン系重合体の組成物を
そのまま使用してもよいが、その使用目的に応じてプロ
ピレン系重合体の分野において一般に配合されている酸
素、光(紫外m)および熱に対する安定剤、難燃化剤、
滑剤、加工性改良剤、充填剤、着色剤、帯電防止剤、電
気的特性改良剤および接着性改良剤のごとき添加剤を本
発明のプロピレン系重合体の組成物が有する前記の特徴
(効果)がそこなわれない範囲ならば添加してもよい。
さらに、上記と同様に未処理のプロピレン系重合体およ
びゴム状物のごとき本発明によって得られるプロピレン
系重合体の混合物と相溶性のある高分子物質を配合して
もよい。
このようにして得られたプロピレン系重合体の混合生成
物またはその配合(添加)物はプロピレン系重合体の分
野において一般に行なわれている押出成形法、中空成形
法および射出成形法のごとき加工方法によってフィルム
状、シート状、容器状などの形状を有する成形物に成形
され、多方面にわたって利用される。
前記のカルボン酸含有プロピレン系重合体およびプロ 
ピレン系重合体の処理物ならひに本発明の最終目的物で
ある混合生成物を製造するさいに溶融混練りさせるとき
の温度ならひに該加工方法によって成形物を製造する場
合の成形温度は、いずれも混合成分であるプロピレン系
重合体もしくはカルボン酸含有プロピレン系重合体また
プロピレン−エチレンブロック共重合体、プロピレン系
重合体の処理物もしくは混合生成物の軟化点以上である
。しかし、これらの温度が高い湿度で実施するならば、
プロピレン系重合体もしくはカルボン酸含有プロピレン
系重合体またはプロピレン−エチレンブロック共重合体
もしくは混合生成物が熱劣化を生しる、これらのことか
ら、これらの湿度は通常180〜230℃である。
(Vn  実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、メルト・フローイ
ンデックス(以下「MFIJと云う)はJIS  K6
758にしたがい、温度が230°Cおよび荷重が2.
16kgの条件で測定した。また、降伏強度はASTM
  D−638にしたがって測定した。さらに、曲げ弾
性率はASTM  D−790にしたがって測定した。
また、アイゾツト(izod)ifi撃強度はASTM
  D−256にしたがい、ノツチ例きで測定した。
実施例 1 プロピレン単独重合体(MFI  2.0g/10分、
密度 0.900g/ff1)100重量部、001重
量部の2,5−ジメチ/l/−2,5−ジ(ブチルパー
オキシ)ヘキサン(有機過酸化物として)および無水マ
レイン酸とをあらかじめヘンシェルミキサーを用いて5
分間トライブレンドを行なつた。得られた混合物を押出
機(径 40mm5樹脂温度200°C)を用いて溶融
混練しながら変性プロピレン系重合体〔以下[変性PP
(A)Jと云う〕を製造した。この変性PP中の無水マ
レイン酸の含有亀は20重電%であり、MFIは156
.?/10分てあった。また、アイゾツ)!撃強度(ノ
ツチイ」)は0.7 k!l/・c7n/σてあり、さ
らに、降伏強度は328klil/CI?Lであり、曲
げ弾性率は13゜000k)7/C111であった。
以上のようにして得られた変性PP(A)85重爪部お
よび両末端にOH基を有するポリエチレンワックス(平
均分子量 約2.000)15重量部をベント付二軸押
出機(径 30mm)を使って樹脂温度が230℃およ
び押出機平均滞留時間が4分間の条件で混練しながら処
理を行なった。得られた処理物(架橋物)のMFIは2
5.4g/ I 0分であった。また、アイゾツト衝撃
強度(ノツチ例)は1.0.0 ki9・GIIL/C
TLであった。さらに、降伏強度は305kg/ffl
であり、曲げ弾性率は11700kg/iであった。
このようにして得られた架橋物5重量部およびMFIが
27.5g/10分であり、かつエチレン含有量が6.
8重量%であるプロピレン−エチレンブロック共重合体
〔アイゾツト衝撃強度(ノツチイJ’ )  4.4 
kg・儂/鑵、降伏強度 279 kg/i。
曲げ弾性率 15. l OOkg/ff1) 95重
量部を前記の架橋物を製造したときと同様にトライブレ
ンドおよび溶融混練を行ない、混合物(組成物)を製造
した。
比較例 1 実施例1において使用したプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体のかわりに、MFIが271g/10分であ
るプロピレン単独重合体〔アイゾツト衝撃強度(ノツチ
付)  19 kg・cm/cm、降伏強度 350 
kg/i、曲げ弾性率 14.600kg/ crl 
、1を同じ量(95重量部)を用いたほかは、実施例1
と同じようにトライブレンドおよび溶融混練を行なった
実施例 2 実施例1において使った処理物を10重量部およびプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体90重量部を実施例
1と同し条件てトライブレンドおよび溶融混練を行なっ
た。
実施例 3 実施例1において使った変性PP(A)の配合量を75
重量部およびポリエチレンワックスの配合量を25重量
部にかえたほかは、実施例1と同し条件で処理を行なっ
た。得られた処理物のMFIは50.4g/10分てあ
った。また、アイゾツト衝撃強度(ノツチ付)は21.
0kg・Cm/儂であった。
さらに、降伏強度は230に!?/fflであり、曲げ
弾性率は8.600kg/fflであった。
以上のようにして得られた処理物5重量部および実施例
1において用いたプロピレン−エチレンブロック共重合
体95重量部を実施例1と同様にトライブレンドおよび
溶融混練を行なった。
実施例 4 実施例1において使用したプロピレン−エチレン−ブロ
ック共重合体のかわりに、エチレン−プロピレンランダ
ム共重合体(プロピレン含有量45重量%)を16重量
%含有するプロピレン−エチレンブロック共重合体〔M
FI 15g/10分、アイゾツト衝撃強度(ノツチイ
U)7.3 kgCm / Crn%降伏強M  28
0 ky/i、曲げ弾性率13.00 okg/i〕を
使ったほかは、実施例】と同様にトライブレンドおよび
溶融混練を行ない組成物を製造した。
実施例 5 実FM例1において用いたプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体のかわりに、エチレン−プロピレンランダム
共重合体(プロピレン含有社40重N%)を20車量%
含有するプロピレン−エチレンブロック共重合体(MF
I  1.7!j/10分、アイゾツト衝撃強度〔ノツ
チ付)  13.0kg・儂/ Cm %降伏強度 2
32 kg /7s曲げ弾性率 10400kg/d〕
を使用したほかは、実施例1と同じようにトライブレン
ドおよび溶融混練を行なった。
実施例 6 実施例5において用いた処理物(架橋物)を10重量部
およびプロピレン−エチレンブロック共重合体を90重
量部使ったほかは、実施例1と同し条件でトライブレン
ドおよび溶融混練を行なった。
比較例 2 実施例1において使用した処理物(架橋物)を40ff
im部およびプロピレン−エチレンブロック共重合体を
60重量部使用したほかは、実施例1と同様にトライブ
レンドおよび溶融混練を行ない、組成物を製造した。
以上のようにして得られたそれぞれの組成物のMFI、
アイゾツト衝撃強度(ノツチ付)  降伏強度および曲
げ弾性率を測定した。それらの結果を第1表に示す。
第     1     表 1)kg・α/ぼ 2)kg/、7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)(])  不飽和カルボン酸基および/またはそ
    の無水物基を含有するプロピレン系重合体ならびに (2)少なくとも末端にヒドロキシ基を含有し、かつ分
    子量が800ないし10.000であるポリエチレンワ
    ックスの変性物 を処理させることによって得られるプロピレン系重合体
    の処理物 ならびに (B)  メルトフローインデックスが0.01〜10
    0.!9/10分であり、エチレンの含有量が1.0〜
    30重量%であるプロピレン−エチレンブロック共重合
    体 からなる組成物であり、該組成物中に占める前記プロピ
    レン系重合体の処理物の配合割合は10〜30重量%で
    あるプロピレン系重合体組成物。
JP17904682A 1982-10-14 1982-10-14 プロピレン系重合体組成物 Pending JPS5968366A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5041338A (en) * 1988-02-12 1991-08-20 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Polypropylene composition

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5041338A (en) * 1988-02-12 1991-08-20 Mitsui Toatsu Chemicals, Inc. Polypropylene composition

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