JPS5953796B2 - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

誘導電動機の制御装置

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JPS5953796B2
JPS5953796B2 JP53029099A JP2909978A JPS5953796B2 JP S5953796 B2 JPS5953796 B2 JP S5953796B2 JP 53029099 A JP53029099 A JP 53029099A JP 2909978 A JP2909978 A JP 2909978A JP S5953796 B2 JPS5953796 B2 JP S5953796B2
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induction motor
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speed
instantaneous value
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俊明 工藤
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、誘導電動機のベクトル制御に係り、特に誘導
電動機の固定子電圧および電流から回転磁界および速度
を演算し、回転磁界の瞬時値を基準にして誘導電動機の
固定子電流の瞬時値を制御する自制運転方式による誘導
電動機の制御装置に;関する。
周波数変換装置で駆動される誘導電動機を可変速制御す
る方式には種々のものがある。
そのうちで、速度検出器を用いることなく速度制御でき
る方式としてV/F制御方式と呼ばれるものがあフる。
このV/F制御方式は誘導電動機のギャップ磁束が常に
ほぼ一定になるように、固定子の周波数と電圧とを定め
られた比になるように制御するもので、一般に周波数指
令と電圧振合は速度指令に基づいて与えられ、周波数は
オープンループ制・御される。この方式は速度検出器を
必要とせず、また制御構成が簡単である等の利点を持つ
ている。
しかし、トルフ等の電動機特性を非常に支配するすべり
周波数あるいは電圧と電流の位相等が無制御であるため
安定性が良くなく速い制御応答を得ることはできない。
他方、ベクトル制御方式と呼ばれる方式が最近開発され
た。
この方式は誘導電動機の回転子と鎖交する磁束のベクト
ルを基準にし、固定子電流によつて作られる合成起磁力
ベクトルを磁束ベクトルと平行な成分である励磁成分と
直交する成分であるトルク成分とに分け、磁束制御によ
つて決められた励磁成分およびトルク制御によつて決め
られたトルク成分を持つ起磁力ベクトルを作るような固
定子電流を誘導電動機に供給するものであり、直流機と
同等の制御性能を得ることができるので注目されている
。このベクトル制御方式は誘導電動機(以下、単に電動
機と略称する)の回転磁束および速度信号の瞬時値を必
要とする。
回転磁束の瞬時値を得るために従来から行われている方
法として次のようなものがあつた。
第1の方法は電動機にホール素子のような磁束検出器を
うめ込み直接磁束を検出する方法である。第2の方法は
電動機の固定子鉄心に検出コイルをうめ込み検出コイル
に誘起される電圧の瞬時値,を積分して磁束の瞬時値を
求める方法である。
第3の方法は電動機の固定子電流の瞬時値と回転速度の
瞬時値とから、磁束の瞬時値を演算するものである。第
4の方法は電動機の固定子電圧から固定子イ(ンピーダ
ンスドロツプを補償して誘起電圧を検出し、この誘起電
圧の瞬時値を積分して磁束の瞬時値を求めるものである
以上、第1〜4の方法にはそれぞれ長所短所があるが、
特に第1および第2の方法は電動機に検ご出のための素
子やコイルをうめ込む必要があるため、電動機の構造が
特殊になり高価になる点、信頼性のそこなわれる点など
のため得策ではない。
標準電動機を用いて磁束を検出できる第3および第4の
方法を第1図〜第3図の図面を参照しな4がら少し詳し
く説明する。第1図は周知の誘導電動機の等価回路であ
り、Rsは固定子巻線抵抗、15は固定子巻線漏れイン
ダクタンス、Rrは回転子巻線抵抗、1rは回転子巻線
漏れインダクタンス、Mは固定子と回転子との巻線間の
相互インダクタンス、Vsは固定子電圧ベクトル、Is
は固定子電流ベクトル、Irは回転子電流ベクトル、ω
は固定子電流角周波数、ωrは回転子の電気的回転速度
である。
第1図から回転子側の電圧方程式として次式が成立する
(1)式に(ω−ωr)/ωを掛け、回転子巻線の自己
インダクタンスLr=1r+Mを用いて書き直せば次式
を得る。
j(ω−ωr) (MIs+LrIr) +RrIr=0 ・ (2
)(2)式において、MIsは固定子電流の作る磁束の
うち回転子巻線と鎖交する磁束であり、LrIrは回転
子電流による磁束であるから、MIs+LrIrは回転
子巻線と鎖交する全磁束を表わす。
この回転子巻線と鎖交する全磁束を(Drとして(3)
式で定義する。a{r=MIs+LrIr(3) (3)式の関係を用いて(2)式をIsと(!).rで
表わせば次式を得る。
更に、(4)式を瞬時値に対する式として、jωをd/
Dt=pで書き換え、回転子巻線時定数Tr=Lr/R
rを用いて次の式を得る。
Tr−P(1)r=MIs+jωRTrφr−φr
(5)固定子電流1sおよび回転速度ωrを与えて(
5)式の微分方程式を解けば回転子巻線と鎖交する磁束
(以下単に磁束と略称する)φ.rを求めることができ
るが、(5)式は複素演算式であるからアナログ濤算す
ることができない。
アナログ演算も容易にできるようにするため、(5)式
を実数部と虚数部とに分け、各変数の実数成分d軸成分
、虚数成分をg軸成分、すなわち(1)r=(Ddr+
jφ釘およびIs=Ids+JI,8、とすれば次のよ
うに2つの式が得られる。
TrPΦDr=MIds−ωRTr(1)Qr−ΦDr
} (6)TrP(1)Qr=MIqs+ωRTrΦD
r−ΦQr前記第3の方法は(6)式に基づいて、d−
g軸の固定子電流1dsおよびI,5と回転速度ωrと
から磁束のd−g軸成分の瞬時値ΦDrおよびΦGrを
演算するものであり、第2図にその演算回路の構成プロ
ツク図を示す。
第2図において、261および゛262は入力をM倍し
た信号を出力する係数器、263,264は図示の極性
で加減算する加減算器、265,266は入力信号を1
/Tr倍し積分するための積分器、267,268はそ
れぞれ2入力信号を乗算・した信号を出力する掛算器、
269は入力信号をTr倍した信号を出力する係数器で
ある。
固定電流のd−g軸成分の瞬時値1dsおよびI,8は
それぞれ係数器261および262の入力信号として与
えられ、それぞれM倍されて加減算器263,264に
与えられる。
加減算器263および264はそれぞれ前記係数器の出
力MId5およびM,8とフイードバツク信号とを用い
て(6)式右辺の演算をし、TrPΦ,rおよびTrP
Φ,5を出力する。積分器265および266はTrP
Φ,rおよびTrPΦ,rをそれぞれ積分し磁束のd−
g軸成分瞬時値ΦDrおよびΦDrを出力する。0dr
およびΦGrは直接加減算器263,264にフイード
バツクされると同時にそれぞれ掛算器267,268の
1方の入力として与えられ、回転速度信号ωrが係数器
269でTr倍された信号Trωrと乗算されて加減算
器263,264へフイードバツクされる。
このようにして積分器265および266の出力として
磁束のd−g軸成分ΦDrおよびΦGrがそれぞれ得ら
れるものである。このように第3の方法は電動機の回転
子側の方程式から導出するものであるのに対し、第4の
方法は固定子側の電圧方程式から導出するものである。
第1図の等価回路から次の固定子側の電圧方程式が得ら
れる。
Vs=(Rs+JCR)1S)IS +jωM(Is+Ir) (7)固定
子巻線の自己インダクタンスLs=1s+Mを用い、更
に(3)式の関係を用いて(7)式からIrを消去すれ
ば次式が得られる。
(8)式において、Ls−M2/Lrはほぼ固定子巻線
と回転巻線のもれインダクタンスの和1s+1rであり
、記述の簡単のためにこの量を10=LsM2/Lrと
する。
(8)式を瞬時値に対する微分方程式で表わし、実数部
(d軸成分)と虚数部(g軸)とに分ければ次の2式が
得られる。従つて、磁束に関する式として次式が得られ
る。
00)式から明らかなように、d軸成分とg軸成分は独
立しており同じ演算式であるから同じ構成の2組の演算
回路でそれぞれ演算することができる。
第3図は(11式に基づいて磁束の瞬時値を演算するた
めの第3の方法の演算回路をd軸成分に対して示したも
のである。
第3図において、251は入力をRs倍した信号を出力
する係数器、252は入力を微分して10倍した信号を
出力する微分器、253は図示の極性で加減算をする加
減算器、254は入力をLr/M倍した信号を出力する
係数器、255は積分器である。固定子電流瞬時値1d
sは係数器251および微分器252に入力され、それ
ぞれRsIdsおよび10pIdsが演算されて加減算
器253に与えられる。
固定子電圧瞬時値Dsは直接加減算器253に与えられ
、加減算器253は3入力を演算してVds−RsId
s−10pIdsを出力する。係数器254は加減算器
253の出力信号Lr/M倍し(10)式で与えられる
磁束の微分値POdrを出力する。磁束の微分値POd
rは積分器255で積分され磁束の瞬時値ΦDrが導出
される。第3図はd軸成分について書いているがg軸成
分についても全く同様であることは言うまでもない。こ
のように第3の方法および第4の方法によれば電動機を
特殊加工することなく磁束の瞬時値を得ることができる
がそれぞれ次のような問題がある。
第3の方法は回転速度ωrを求める必要があり、この速
度信号ωrの誤差が演算された磁束に大きな誤差を生じ
る。
すなわち、第2図の構成回路において磁束の瞬時値を定
める1つの要素は固定子電流の角周波数ωと回転速度ω
rとの差(すベリ周波数)であり、速度信号ωrの誤差
は相対的に小さいものであつても相対的に小さな量であ
るω一ωrに対する誤差は大きくなり演算された磁束も
大きな誤差を含んだものになる。ただし、零速度を含む
低速蒔には上記のような欠点はなく、精度良く磁束の演
算をすることが可能である。すなわち、第3の方法は高
速時に精度良く演算することが困難であるというのが欠
点である。
また、第4の方法は固定子電圧から固定子電流,による
インピーダンスドロツプを補償し磁束の微分値を演算し
、それを積分しなければならない。運転周波数ωが小さ
くなるに従い固定子電圧に対する固定子電流によるイン
ピーダンスドロツプ補積分の占める割合が大きくなり、
運転周波数ωが二0のときは磁束の微分値は0になり固
定子電圧は全てインピーダンスドロツプ分となる。従つ
て、低速時には固定子電流によるインピーダンスドロツ
プの補償を正確に行わなければならない。また、インピ
ーダンスドロツプの補償を正確に行つ5たとしても低速
時には微小な量である磁束の微分値を積分して磁束を求
めなければならず、積分器のドリフト等のために実際に
は非常に困難であり低速時の実現はほとんど不可能であ
る。本発明は従来のこのような問題点を解決すべく 5
なされたもので誘導電動機自体に特殊加工を施すことな
く、全速度範囲における磁束を精度良く演算することが
でき安定且つ応答速度の速い誘導電動機の制御装置を提
供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明は、前記誘4導電動
機の固定子電流の瞬時値を検出する電流検出回路と、前
記誘導電動機の固定子電圧の瞬時値を検出する電圧検出
回路と、前記誘導電動機の回転速度の瞬時値を検出する
速度検出器と、前記電圧検出回路の出力信号と前記電流
検出回路の出力信号とから前記誘導電動機の回転子巻線
に鎖交する磁束の固定子座標系からみた瞬時値を演算す
る第1の磁束演算回路と、前記電流検出回路の出力信号
と前記速度検出器の出力信号とから前記磁束の瞬時値を
演算する第2の磁束演算回路と、前記速度検出器の出力
信号を受けて前記誘導電動機が高速運転しているときは
前記第1の磁束演算回路の演算結果を出力させ低速運動
しているときは前記第2の磁束演算回路の演算結果を出
力させる磁束選択回路とを備え、前記第1または第2磁
束演算回路の出力信号に基づいて前記誘導電動機の固定
子電流の瞬時値を制御するものである。本発明の別の目
的は、電気機械的あるいは光学的速度検出器を必要とし
ない誘導電動機の制御装置を提供することにある。
この別の目的を達成するために、本発明は、誘導電動機
の固定子側の電圧および電流の瞬時値から速度をも演算
するものである。
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
第4図において、周波数変換装置1はU相巻線端子U,
V相巻線端子,W相巻線端子wを有する誘導電動機2に
供給する固定子電流の瞬時値を制御するものである。
電源母線3R,3S,3Tは周波数変換装置1の入力端
に交流を供給するものである。変流器4U,4V,4W
〕は電動機2の固定子電流の各相瞬時値を検出するもの
であり、電流検出回路5は変流器4U,4V,4Wの出
力信号を演算回路で使用するに適した信号レベルに変換
するものである。比較器6,7,−8はそれぞれ電動機
2のU相,V相,W相固定子電流瞬時値の基準値h*,
、*, Iw*と、電流検出回路5により検出される電
動機2のU相,V相,W相固定子電流瞬時値10,Iv
,Iwとを比較するものである。
電流制御回路9,10,11はそれぞれ比較器6,7,
8により検出される偏差信号を増幅して電動機2の固定
子電流1u,Iv,Iwがそれぞれ基準値h*,Iv*
,Iw*に常に等しくなるように周波数変換装置1を制
御するものである。電圧検出回路12は電動機2の固定
子電圧の各相瞬時値を検出し演算回路で使用するに適し
た信号レベルに変換するものである。3相−2相変換回
路13と14は120゜位相差のIu,Il・,Iwあ
るいはVu,Vv,Vwを90゜位相差のIds,gs
あるいはVds,Vgsに変換するものである。
磁束演算回路15は前記2相−3相変換回路13および
14でd−g軸へ変換された電動機2の固定子電流瞬時
値1ds,Igsおよび固定子電圧瞬時値Vds,Vg
sと、電動機2の回転速度ωrとを入力信号として電動
機2の磁束のd軸成分瞬時値ΦDrとg軸成分瞬時値Φ
Gr、およびそれらの微分値POdr,PΦ?を演算す
るものである。速度演算回路16は前記磁束演算回路1
5で演算された磁束のd−g軸成分瞬時値ΦDr,ΦG
rおよびそれらの微分値POdr,POgrl::.d
−g軸固定子電流瞬時値1ds,gsとを入力信号とし
て電動機2の回転速度ωrを演算する機能と、磁束の瞬
時値ΦDrおよびΦGrから磁束の振幅(絶対値)Φr
1およびそれぞれΦDr,Φ?と同相で単位振幅を有す
る2相信号Ed,egを演算する機能とを有するもので
ある。比較器18は電動機2の回転速度指令値17(ω
r*)と速度演算回路16により演算された電動機2の
回転速度ωrとを比較しその偏差を求めるものである。
速度制御回路19は比較器18により検出されるωr*
とωrとの偏差信号を増幅する機能を有し、電動機2の
回転速度ωrが常に回転速度指令値ωr*と等しくなる
ように制御するものである。比較器21は磁束振幅指令
値20(1Φr1*)と速度演算回路16の出力として
得られる電動機2の磁束振幅1φr1とを比較するもの
である。磁束制御回路22は比較器21により検出され
るIφr1*と!Φr]との偏差信号を増幅する機能を
有し、電動機2の磁束振幅 Φr1が常に磁束振幅指令
値1Φr1*と等しくなるように制御するものである。
電流基準発生回路23は速度制御回路19の出力信号1
1および磁束制御回路22の出力信号。と、速度演算回
路16の出力信号として得られる磁束の振幅10rIお
よび磁束Dg軸成分瞬時値ΦDr,ΦGrと同相で単位
振幅を有する2相信号Ed,egとを入力信号とし、E
dおよびEgと同相な成分がI。,edおよびEgより
も90゜進んだ位相成分が11/1φrlをそれぞれ持
つような2相信号1ds*およびIgs*を作りこれを
固定子電流基準値として出力するものである。2相3相
変換回路24は90゜位相差の2相入力1ds*および
Igs*を120゜位相差の3相信号1。
*, 11・*およびIω*に変換し、これに得られた
I。*, 11・*およびIw*をそれぞれ電流基準に
して電動機2の固定子電流1u,IvおよびIwをそれ
ぞれ制御するものである。第5図は第4図に示した磁束
演算回路15の一構成例を示し、この磁束演算回路15
は、第3図に示した電動機2の固定子電圧と固定子電流
の瞬時値から上記第4の方法によつて磁束の瞬時値およ
びその微分値をd軸成分および8軸成分に関してそれぞ
れ演算する第1の磁束演算回路25a,25bと、第2
図に示したd−g軸成分固定子電流の瞬時値1ds,I
gsと回転速度ωrとから第3の方法によつて磁束の瞬
時値を演算する第2の磁束演算回路26と、前記の第1
および第2の磁束演算回路25a,25b,26で演算
された磁束瞬時値Φ″Dr,Φ″Gr,Φ″Dr,Φ″
″Grと回転速度信号ωrとを入力信号として回転速度
ωrの絶対値1ωrlの大きさに応じて出力する磁界の
瞬時値ΦDr,ΦGrを第1の磁束演算回路25a,2
5bで演算されたものと第2の磁束演算回路26で演算
されたものとから決定する磁束選択回路27とをそなえ
るものである。
第1の磁束演算回路25aおよび25bは第3図、第2
の磁束演算回路26は第4図に示したものとそれぞれ同
一機能を有するものであるから、その内部構成要素には
第3図あるいは第2図と同一番号を付して機能の詳細説
明は省略するが、演算された磁束のd−g軸成分瞬時値
に対し第1の磁束演算回路25aおよび25bの出力を
Φ″DrおよびΦ″Gr、第2の演算回路26の出力を
Φ″″DrおよびΦ″″Grとして記号は区別するもの
とする。
磁束選択回路27において、第1切換スイツチ271は
第1の磁束演算回路25aで演算された磁束のd軸成分
瞬時値Φ″Drと第2の磁束演算回路26で演算された
磁束のd軸成分瞬時値Φ″″Drとを入力信号とし、第
3の入力である制御信号EOに応じて出力する信号ΦD
rをΦ″DrとΦ″″Drのいずれかから選択するため
のスイツチであり、第2切換スイツチ272は第1の切
換スイツチ271と同一機能を有するスイツチでg軸成
分に対する第1の磁束演算回路25bの出力Φ″?と第
2の磁束演算回路26の出力Φ″″Grとを制御信号E
Oによつて切換えるものである。切換制御回路273は
回転速度ωrを入力信号とし、回転速度の絶対値1ωR
Iの大きさにより切換スイツチ271および272を切
換えるための制御信号EOを調整するものであり、回転
速度の絶対値1ωrlが所定値より大きい場合には第1
の磁束演算回路25aおよび25bの演算出力Φ″Dr
およびΦ″釘が、また1ωrlが所定値より小さに場合
には第2の磁束演算回路26の演算出力Φ″″Drおよ
びΦ″″釘が磁束のd−g軸成分の瞬時値ΦDrおよび
Φ釘として出力されるように制御するものである。
このように構成された第5図の磁束演算回路15により
得られる磁束瞬時値ΦDrおよびΦ釘は、高速時には高
速時に精度の良い第1の磁束演算回路25aおよび25
bにより、また低速時には低速時に精度の良い第2の磁
束演算回路26により演算されたものであるから、全速
度範囲で精度の良い磁束瞬時値が得られる。
第6図は第5図における磁束選択回路27の他の実施例
を示したものである。
この実施例において絶対値回路281は回転速度ωrの
絶対値を得るための回路である。関数発生器282,2
83はそれぞれ回転速度の絶対値:ωr1を入力信号と
して、lωrlに対して所定の関数関係の信号El,e
2をそれぞれ出力するものである。乗算器2S84およ
び285は第1の磁束演算回路25aおよび25bの演
算出力Φ″DrおよびΦ″釘に関数発生器282の出力
信号e1を乗じた結果をそれぞれ出力するものである。
乗算器28bおよび287は第2の磁束演算回路26の
演算出力Φ″Drおよ(びΦ″″釘に関数発生器283
の出力信号E2を乗じた結果をそれぞれ出力するもので
ある。加算器288は2つの乗算器284および285
の両出力信号を、289は乗算器286および287の
両出力信号をそれぞれ加算して磁束のd−g軸成分ごΦ
DrおよびΦ釘として出力するものである。第7図は第
6図における関数発生器282および283が発生すべ
き関数の例を示したものである。第7図のような関数を
持たせることによつて、4回転速度の絶対値「ωrlが
lωRlaより小さいときは関数発生器282の出力e
1は0、関数発生器283の出力E2は1であるから、
掛算器284および285の両出力は0であり、掛算器
286および287の両出力はそれぞれの入力信号Φ″
″DrおよびΦ″″Grに等しくなる。
従つて、加算器288および289の出力には低速時に
精度の良い第2の磁束演算回路26の演算出力Φ″″D
rおよびΦ″″釘が得られる。それに対し、lωRIが
:ωRl.よりも大きいときはe1が1でE2が0であ
るから、加算器288および289の出力には高速時に
精度の良い第1の磁束演算回路25aおよび25bの演
算出力Φ″DrおよびΦ″釘が得られる。1.ωr1が
1ωrしとiωRlbの間の範囲では、1ωRiの大き
さに応じて第1と第2との磁束演算回路の演算結果が適
当な比率で加え合せられたものが加算器288および2
89の出力として得られる。
第7図においてlωrl:a=;ωr!bとして不連続
な関数を関数発生器282および283から発生させた
場合、第6図の磁束演算回路の機能は第5図における磁
束演算回路27の機能と同じである。
第7図のように関数発生器282および283に設定す
る関数を連続にすることによつて第1の磁束演算回路2
5aおよび25bの出力Φ″DrおよびΦ″釘と第2の
磁束演算回路26の出力Φ″DrおよびΦ″″すとに差
があつても磁束演算回路の出力として得られるΦDrお
よびΦすは不連続に変化することはなく、回転速度の絶
対値1ωrlに応じて第1の磁束演算回路出力と第2の
磁束演算回路出力との切換がなめらかに行われる。
また、第5図および第6図において第1の磁束演算回路
出力Φ″DrおよびΦ″釘と第2の磁束演算回路出力Φ
″″DrおよびΦ″″Grとを切換えるための信号は回
転速度ωrから得るように説明したが、固定子電圧振幅
1Vs1等の回転速度ωrの変化と関連して変化する他
の変数から切換信号を得ることもできる。
第8図は第4図における速度演算回路]6の詳細な構成
図で、磁束のd−g軸成分瞬時値ΦDrおよびΦすから
ΦDrおよびΦすに同相で単位振幅を有する2相信号E
dおよびEgと、磁束振幅1′φrlとを求める回路、
すなわち、ΦDrおよびΦGrをその位相情報を持つm
lおよびEgと振幅情報を持つlφrlに変換している
磁束変換回路29と、電動機2の回転速度ωrを演算す
る速度演算部30とで構成されている。
磁束変換回路29において、291,292は割算器、
293,294は掛算器、295は加算器である。
今、加算器295の出力を仮にAとして磁束変換回路2
9の動作を説明する。割算器291および292の分子
入力にはそれぞれ90゜位相差を持つ磁束のd−g軸成
分瞬時値ΦDrおよびΦ『が与えられ、分母入力信号と
して与えられる加算器295からのフイードバツク信号
Aによつて割られた信号ΦDr/AおよびΦGr/1A
をそれぞれ291および292が出力する。
掛算器293および294には一方の入力信号として磁
束のd−g軸成分瞬時値ΦDrおよびΦ?が、もう一方
の入力信号として割算器291および292の出力信号
ΦDr/AおよびΦGr/Aがそれぞ,れ与えられ、掛
算器293の出力にはΦ2dr/Aが294の出力には
Φ2gr/Aがそれぞれ得られる。掛算器293および
294の両出力信号は掛算器295で加え合せられAと
なる。従つて、Aは次式の関係を持つものである。90
゜位相差を持つ2相信号である磁束のd−g軸成分瞬時
値ΦDrおよびΦ『に対して、上式の(Φ2dr+Φ2
,r)は磁束の振幅の自乗1φRl2であることは明ら
かである。
従つて、加算器295の出力信号Aは次式のように磁束
振幅に等しいOまた、割算器291および292の両出
力信号EdおよびEgは次式で与えられるように、磁束
のd−g軸成分ΦDrおよびΦ『とそれぞれ同相で単位
振幅を有する2相信号である。
速度演算部30において、301,302は入力信号を
(M/Tr)倍する係数器、303,304はそれぞれ
図示の極性で減算を行う減算器、305,306は掛算
器、307は減算器、308は割算器である。
速度演算部30を構成するときに基本となる式は(6)
式から導びかれる。
(6)式は容易に次式へ変形できる。(13a)式にΦ
?を掛けたものから(13b)式にΦDrを掛けたもの
を引き、 (Φ2,,+Φ2,r)=l(!)Rl2で
あることを用いて次式が得られる。
0−ノ 暴 ― 〜▲晶ノ
(14)式から、Ed=ΦDr/!φr!およびEg=
ΦGr′/1Φr1を用いて次の回転速度ωrに関する
式が得られる。
第8図において、d−g軸固定子電流瞬時値Idsおよ
びIgsがそれぞれ係数器301および302で(M/
Tr)倍され、減算器303および304で磁束のd−
g軸成分の微分値POdrおよびPΦGrとそれぞれ減
算され、減算器303の出力信号として(MIds/T
r−PΦDr)、304の出力信号として(MIgs/
Tr−POgr′)がそれぞれ得られる。
減算器303の出力信号は掛算器305で磁束変換回路
から得られる2相信号のうちのEgと、減算器304の
出力信号は掛算器306でEdとそれぞれ乗算され、そ
の乗算された両信号は減算器307で減算され、減算器
307の出力信号として(15)式の分子に相当する信
号が得られる。減算器307の出力信号は(16)式の
分母信号である磁束変換回路29から与られる磁束振幅
1Φrlによつて割算器308で割られ、その結果割算
器308の出力信号として回転速度ωrが得られる。第
9図は3相U,V,W軸と2相d−g軸との相互関係を
表わすベクトル図で、d軸とU軸との角度θは任意で良
いがd軸かg軸かをU,V,W軸のいずれかの軸に一致
させれば相互関係が簡単になる。
d軸とU軸を一致させるものとし、θ=0としたときの
関係は次のようになる。
第10図は第4図の3相−2相変換回路13および14
の構成例を示す図で、131,132,133は入力端
子、134,135は出力端子、136は減算器、13
7は入力信号を(1/!S)倍する係数器である。
前述(16)および(17)式から関係式が導出される
第10図において、端子131にU、端子132にV、
端子133にWを入力すると、出力端子134にはU、
出力端子135には(V−W)/V百が得られるから、
(18)式より出力端子134および135にそれぞ
れdおよびgが得られることがわかる。
第11図は第4図の2相−3相変換回路24の構成例を
示す図で、241,242は2相入力端子、243,2
44,245は3相出力端子、246および247はそ
れぞれ入力信号を(1/2)倍および(!丁)倍する係
数器、248,249はそれぞれ図示の極性で加減算す
る加減算器である。
(16)および(17)式から次の関係式が導出される
2にgを入力すると、出力端子243にはd、244に
は−1d+ ?g、245には一委d一V丁2gが得ら
れるから、 (19)式により出力端子243,244
および245にはそれぞれU,およびwが得られること
がわかる。
第12図は第4図の電流基準値発生回路23の詳細な構
成図で、231は割算器、232〜235は掛算器、2
36,237は図示された極性で加減算を行なう加減算
器である。
掛算器232では磁束のd軸成分瞬時値ΦDrに同相な
単位振幅の信号Edと磁束制御回路の出力信号1。とが
、掛算器233では磁束のg軸成分瞬時値ΦGrに同相
な単位振幅の信号Egと割算器231により速度制御回
路の出力信号11を磁束振幅10rIで割つた信号12
とがそれぞれ乗算され、加減算器236で再乗算器23
2および233の出力が減算され固定子電流のd軸成分
の基準値1ds*が出力される。他方、掛算器234で
I。とEgとが、235で12とEdとがそれぞれ乗算
された信号が加減算器237で加算され固定子電流のg
軸成分の基準値Igsネが出力される。第13図は第1
2図電流基準値発生回路23で出力される固定子電流の
d−g軸成分基準値Ids*,Igs*のベクトル関係
を示したものづある。
第13図において磁束ベクトル(!Drは同期速度ωで
反時計方向に回転する。
常に磁束ベクトルの方向と等しい方向を持つ単位ベクト
ルをeとすれば、単位ベクトルe(7)d−g軸成分が
それぞれEdおよびEgである。第13図から明らかで
あるように、第12図の電流基準発生回路23の出力信
号1ds*およびIgsネによつて作られる固定子電流
の基準値ベクトルIs*は、単位ベクトルeを磁束制御
回路の出力信号1。
倍したベクトルI。eと、eよりも90゜回転位相の進
んだ単位ベクトルJeを速度制御回路の出力信号11の
磁束振幅゛l:φr1に対する比率である信号12倍し
たベクトル12・Jeとを加えたものである。周知のよ
うに、電動機のトルクTは磁束の大きさとその磁束に直
交する電流の大きさとの積に比例する。
第13図に示すような固定子電流基準値Is*と等しい
固定子電流1sが電動機2に流れたとき、12は常に磁
束φrと直交するIsの成分であるから電動機2のトル
クTは次式で与えられる。T=KIφrl′12(20
)(20)式の12は速度制御回路の出力信号11を磁
束振幅10r1で割つたもの、すなわち12=11/φ
r1であるから、 (20)式で与えられるトルクTは
次式のように磁束振幅1Φr1の変化に関わらず常に1
1に比例することが分かる。
T=K・1φrl−11/1φRI:K−11(21)
また、IOは固定子電流ベクトルIs*の磁束ベク5ト
ルφrと同相な成分であり磁束振幅1φr1を制御する
励磁電流成分である。
なお、第4図において、電流検出回路5、電流制御回路
9,10,11.電圧検出回路12、速度制御回路19
、および磁束制御回路22等は周知のものであるから、
その詳細な説明は省略する。
次に、上述のように構成された本発明の実施例の動作を
説明する。
今、電動機2が無負荷で定常回転しているとすれば、無
負荷であるから速度制御回路19の出力信号11はOに
なり、電流基準発生回路23で与えられる固定子電流ベ
クトルIs*は磁束制御回路22の出力信号1。
で定まる励磁電流成分だけであり磁束ベクトルφrと同
相になる。このとき、磁束振幅1φrlがその基準値1
φRI*と等しくなるようなI。が磁束制御回路22の
出力信号として電流基準値発生回路23に与えられてい
る。次に、回転速度の指令ωr*が変化して、比較器1
8に偏差を生じると、この偏差信号に応じた信号11が
速度制御回路19の出力として電流基準発生回路23に
与えられ、固定子電流基準値ベクトルIs*は第13図
のように磁束ベクトルと位相の異なつたものになる。た
だし、第]3図のように固定子電流基準値ベクトルIs
*が磁束ベタトルIrよりも回転位相が常に進むとは限
らず、速度制御回路19の出力信号11が正であればI
s*はΦrよりも回転位相が進み、11が負の場合はI
s*はΦrよりも回転位相が遅れる。今、電流制御回路
9,10,11の制御応答が非常に速く固定子電流の基
準値ベクトルIs*と、実際に電動機2に流れる固定子
電流1u,Iv,1ッの作るベクトルIsとが等しいと
すれば電動機2は速度制御回路19の出力信号11に比
例したトルクを発生し、電動機2は速度演算回路16で
演算された回転速度ωrと回転速度指令値ωr*とが等
しくなるように加速あるいは減速し、運転を継続する。
また、磁束振幅指令1φRi*が変化した場合にも指令
値1φr1*と演算値1φr1とが比較器21で比較さ
れ、比較器21の偏差出力が磁束制御回路22で増幅さ
れた信号1。
として電流基準値発生回路23に与えられ番。IOは固
定子電流ベクトルIsの磁束ベクトルΦrと同相な成分
であるから、iφr1*と1φr1とが等しくなるよう
に磁束振幅を変化させるがトルクには影響を与えない。
以上の説明のように翻実施例によれば電動機2のトルク
Tと磁束振幅1φRIとが干渉しないように制御でき、
直流機と同等の制御性能が得られ、しかも構造が簡単で
堅牢、安価で信頼性のある誘導電動機の特長を十分いか
すことのできる誘導電動機の可変速駆動システムを電気
機械的あるいは光学的速度検出機を電動機に取付けるこ
となく実現出来る。
なお、本発明は前述し且つ第4図に示す実施例に限定す
るものではなく種々変形して実施できるものである。
例えば、速度検出器を取付けたものでも本発明の磁束演
算回路を備えることによつて全速度範囲において精度の
良い磁束瞬時値を得ることが可能である。また、磁束振
幅が一定で浪い場合は磁束制御回路は不要であり、構成
を簡単にすることができする。
第14図は前述したように速度検出器を取付け、更に磁
束制御がない場合の実施例を示す構成図で第4図と同一
機能を有するものは同一番号を付して機能の説明を省略
する。
第14図において、31は電動機2に連結され電動機2
の回転速度ωrを検出する速度検出器、29は磁束のd
−g軸成分瞬時値ΦDrおよびΦiから、それと同相で
単位振幅の2相信号EdおよびEgを得るための第8図
に同一番号で示した磁フ束変換回路、32は電流基準値
発生回路であり、その詳細な構成を第15図に示す。
第]5図において、321,322は入力信号をI。
*倍する係数器、323,324は掛算器、325,3
26は図示の極性で加減算を行なう加減算器である。第
15図の電流基準発生回路32を第12図の電流基準発
生回路23と比較すれば明らかであるように、磁束制御
を必要としない場合には固定子電流の磁束と同相な成分
(励磁電流成分)は常に一定で良いので、第12図の電
流基準値発生回路23において固定子電流の磁束と同相
な成分を演算するための掛算器232および234が第
15では係数器321および322に置換えられ、また
、電流機2の出力トルクを定める固定子電流の磁束と直
交する成分も一定値である磁束振幅で割る必要がないか
ら第12図における割算器231は第15図では不要と
なる。
第14図は速度検出器31を取付けたことによつて速度
演算回路16が不要となり、磁束制御をしないので磁束
制御回路22が不要となり電流基準値発生回路の構成が
簡単になることの他は第4図と同じであり、動作も磁束
制御がないことを除けば第4図と同じであるから詳細な
動作説明は省略する。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、電動
機の発生トルクTを速度制御回路の出力信号に比例させ
ることができ、また、磁束振幅:Φrlも必要に応じて
トルク制御と干渉しないように制御できる効果がある。
二また、本発明は磁束を演算す
るための2種の演算回路を備え、その両演算回路出力の
互いに精度の良い領域での出力を選択して磁束信号を得
ているので、全速度範囲で精度の良い磁束の瞬時値を得
ることができ、安定且つ過渡応答特性の優れた.制御を
なし得、制御の信頼性を向上させる効果がある。また、
本発明によれば、電気機械的あるいは光学的速度検出器
を電動機に取付けなくても、精度の良い磁束瞬時値信号
を用いて回転速度信号も演5算できるので、精度の良い
回転速度信号が得られる利点がある。
また、本発明によれば速度検出器を不要にできるので、
電動機と制御装置間の結線を最少にすることができ、電
動機の設置条件に対して非常に緩和し得る利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は誘導電動機の等価回路を示す回路図、第2図お
よび第3図は従来の磁束演算回路を示すプロツク図、第
4図は本発明の一実施例を示すプロツク図、第5図は第
4図の磁束演算回路の具体的一構成例を示すプロツク図
、第6図は第5図の磁束演算回路で使用される磁束選択
回路の別の構成例を示すプロツク図、第7図は第6図の
磁束選択回路で使用される関数発生器から発生される関
数の一例を示す説明図、第8図は本発明で用いる速度演
算回路の具体的一構成例を示すプロツク図、第9図は2
相交流と3相交流との相互関係を示すベクトル図、第1
0図は第4図の実施例の3相−2相変換回路の具体的一
構成例を示すプロツク図、第11図は第4図の実施例の
2相−3相変換回路の具体的一構成例を示すプロツク図
、第12図は第4図の実施例に使用されている電流基準
値発生回路の具体的一構成例を示すプロツク図、第13
図は第12図の電流基準値発生回路の動作の説明に供す
るベクトル図、第14図は本発明の他の実施例を示すプ
ロツク図、第]5図は第14図の実施例の電流基準値発
生回路の具体的一構成例を示すプロツク図である。 1・・・周波数変換装置、2・・・誘導電動機、3S,
3R,3T・・・交流電源母線、4U,4V,4W・・
・交流器、5・・・電流検出回路、6,7,8・・・比
較器、9,10,11・・・流電流制御回路、12・・
・電圧検出回路、13,14・・・3相−2相変換回路
、15・・・磁束演算回路、16・・・速度演算回路、
18・・・比較器、19・・・速度制御回路、21・・
・比較器、22・・・磁束制御回路、23・・・電流基
準値発生回路、24・・・2相−3相変換回路、29・
・・磁束変換回路、3]・・・速度検出器、32・・・
電流基準値発生回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 周波数変換装置により給電される誘導電動機におい
    て、前記誘導電動機の固定子電流の瞬時値を検出する電
    流検出回路と、前記誘導電動機の固定子電圧の瞬時値を
    検出する電圧検出回路と、前記誘導電動機の回転速度の
    瞬時値を検出する速度検出器と、前記電圧検出回路の出
    力信号と前記電流検出回路の出力信号とから前記誘導電
    動機の回転子巻線に鎖交する磁束の固定子座標系から見
    た瞬時値を演算する第1の磁束演算回路と、前記電流検
    出回路の出力信号と前記速度検出器の出力信号とから前
    記磁束の瞬時値を演算する第2の磁束演算回路と、前記
    速度検出器の出力信号を受けて前記誘導電動機が高速運
    転しているときは前記第1の磁束演算回路の演算結果を
    出力させ低速運転しているときは前記第2の磁束演算回
    路の演算結果を出力させる磁束選択回路とを備え、前記
    第1または第2の磁束演算回路の出力信号に基づいて前
    記誘導電動機の固定子電流の瞬時値を制御することを特
    徴とした誘導電動機の制御装置。 2 周波数変換装置により給電される誘導電動機におい
    て、前記誘導電動機の固定子電流の瞬時値を検出する電
    流検出回路と、前記誘導電動機の固定子電圧の瞬時値を
    検出する電圧検出回路と、前記誘導電動機の回転子巻線
    に鎖交する磁束の固定子座標系から見た瞬時値と前記電
    流検出回路の出力信号とにより前記誘導電動機の回転速
    度の瞬時値を演算し出力する速度演算回路と、前記電圧
    検出回路の出力信号と前記電流検出回路の出力信号とか
    ら前記磁束の固定子座標系から見た瞬時値を演算する第
    1の磁束演算回路と、前記電流検出回路の出力信号と前
    記速度演算回路の出力信号とから前記磁束の固定子座標
    系から見た瞬時値を演算する第2の磁束演算回路と、前
    記速度演算回路の出力を受けて前記誘導電動機が高速運
    転しているときは前記第1の磁束演算回路の出力を前記
    速度演算回路に与え、前記誘導電動機が低速運転してい
    るときは前記第2の磁束演算回路の出力を前記速度演算
    回路に与える磁束選択回路とを備え、前記第1または第
    2磁束演算回路の出力信号に基づいて前記誘導電動機の
    固定子電流の瞬時値を制御することを特徴とした誘導電
    動機の制御装置。
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