JPS5951744B2 - 化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents
化合物半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPS5951744B2 JPS5951744B2 JP2139978A JP2139978A JPS5951744B2 JP S5951744 B2 JPS5951744 B2 JP S5951744B2 JP 2139978 A JP2139978 A JP 2139978A JP 2139978 A JP2139978 A JP 2139978A JP S5951744 B2 JPS5951744 B2 JP S5951744B2
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- JP
- Japan
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- compound semiconductor
- layer
- type
- gaas
- semiconductor device
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、化合物半導体装置の製造方法に関し、ディス
クリートまたは集積素子の製造工程における絶縁分離の
方法に関するものである。
クリートまたは集積素子の製造工程における絶縁分離の
方法に関するものである。
従来、化合物半導体を用いた素子間の絶縁分離方法とし
ては、一般に絶縁すべき部分の半導体材料を化学的にエ
ッチング除去する方法が用いられている。しかしながら
従来法では、分離層と化合物半導体島領域との間に必ず
段差が生じ、この段差による素子間配線の断線が大きな
問題となつている。このような素子間分離にともなう段
差を少なくする方法として、シリコンを材料とする単元
素の半導体集積素子では、選択酸化を用いる方法が一般
的である。ところで、化合物半導体の選択酸化法は従来
に無く、これに対し本出願人は特願昭52−85228
号(特公昭54−36456号)明細書ならびに特願昭
52−86383号(特公昭54−36458号)明細
書で酸化膜の熱処理ならびに酸化膜の形成を、亜砒酸を
含む蒸気中で行なうことを提案した。本発明はこれらの
技術を利用し、従来困難であつた化合物半導体の選択酸
化分離法を提供するものである。以下本発明を図面と共
に実施例に基いて詳細に説明する。
ては、一般に絶縁すべき部分の半導体材料を化学的にエ
ッチング除去する方法が用いられている。しかしながら
従来法では、分離層と化合物半導体島領域との間に必ず
段差が生じ、この段差による素子間配線の断線が大きな
問題となつている。このような素子間分離にともなう段
差を少なくする方法として、シリコンを材料とする単元
素の半導体集積素子では、選択酸化を用いる方法が一般
的である。ところで、化合物半導体の選択酸化法は従来
に無く、これに対し本出願人は特願昭52−85228
号(特公昭54−36456号)明細書ならびに特願昭
52−86383号(特公昭54−36458号)明細
書で酸化膜の熱処理ならびに酸化膜の形成を、亜砒酸を
含む蒸気中で行なうことを提案した。本発明はこれらの
技術を利用し、従来困難であつた化合物半導体の選択酸
化分離法を提供するものである。以下本発明を図面と共
に実施例に基いて詳細に説明する。
マイクロ波デバイスの製造に一般に用いられている半絶
縁性GaAs基板上に、n形の導電層を有す2つ以上の
半導体素子を形成するに必要なn形島領域形成方法につ
いて述べる。
縁性GaAs基板上に、n形の導電層を有す2つ以上の
半導体素子を形成するに必要なn形島領域形成方法につ
いて述べる。
第1図〜第3図は本発明の製造工程を示す構造断面図で
ある。第1図に示されるように、支持基板としての半絶
縁性GaAs基板1上のn形導電層2上に、半導体素子
を作るための島領域となる部分だけに、例えば窒化硅素
(Si3N4)膜のような酸化防止膜3を蒸着形成する
。次にこの半導体基板を蒸気圧の制御された亜砒酸蒸気
中で熱処理することにより、第2図に示すように、n形
GaAs層2の露出した部分だけを酸化し、GaAsの
酸化物層4を形成する。この時、酸化は、酸化物層4が
少なくとも半絶縁性GaAs基板1に到達するように行
なわれねばならない。この亜砒酸蒸気中の熱酸化は封管
法を用い、酸化温度:500℃、亜砒酸蒸気圧:800
用型Hg(温度470℃)の条件のもとで、約15Λ/
minの酸化速度を有している。このようにして、亜砒
酸蒸気中で熱酸化を行うと、雰囲気中の砒素および亜砒
酸の分圧が高く、GaAs層2からの砒素の解離および
生成した酸化膜4からの亜砒酸の解離を防ぐことができ
、極めて良好なGaAsの熱酸化膜を形成することがで
きる。また、形成されたGaAs酸化物4の電気比抵抗
は約10゛”Ω−Cmと高く、素子間の電気的絶縁に対
しては十分であるとともに、耐薬品性に優れている。一
方、半絶縁性GaAs基板1に達するまでGaAs層2
の酸化を行なうと、酸化膜4は元のGaAs層2の表面
から上に少し成長する。この量は、酸化膜厚の約30%
である。従つて、絶縁分離に際し、n形層2の厚さより
約30%厚く酸化することによつて、基板1にまで達す
る酸化が行なえる。 1次に、Si.N,膜3を選択的
にエツチング除去してやると第3図に示されるように、
2つのn形島領域5が、酸化膜層4によつて分離される
。
ある。第1図に示されるように、支持基板としての半絶
縁性GaAs基板1上のn形導電層2上に、半導体素子
を作るための島領域となる部分だけに、例えば窒化硅素
(Si3N4)膜のような酸化防止膜3を蒸着形成する
。次にこの半導体基板を蒸気圧の制御された亜砒酸蒸気
中で熱処理することにより、第2図に示すように、n形
GaAs層2の露出した部分だけを酸化し、GaAsの
酸化物層4を形成する。この時、酸化は、酸化物層4が
少なくとも半絶縁性GaAs基板1に到達するように行
なわれねばならない。この亜砒酸蒸気中の熱酸化は封管
法を用い、酸化温度:500℃、亜砒酸蒸気圧:800
用型Hg(温度470℃)の条件のもとで、約15Λ/
minの酸化速度を有している。このようにして、亜砒
酸蒸気中で熱酸化を行うと、雰囲気中の砒素および亜砒
酸の分圧が高く、GaAs層2からの砒素の解離および
生成した酸化膜4からの亜砒酸の解離を防ぐことができ
、極めて良好なGaAsの熱酸化膜を形成することがで
きる。また、形成されたGaAs酸化物4の電気比抵抗
は約10゛”Ω−Cmと高く、素子間の電気的絶縁に対
しては十分であるとともに、耐薬品性に優れている。一
方、半絶縁性GaAs基板1に達するまでGaAs層2
の酸化を行なうと、酸化膜4は元のGaAs層2の表面
から上に少し成長する。この量は、酸化膜厚の約30%
である。従つて、絶縁分離に際し、n形層2の厚さより
約30%厚く酸化することによつて、基板1にまで達す
る酸化が行なえる。 1次に、Si.N,膜3を選択的
にエツチング除去してやると第3図に示されるように、
2つのn形島領域5が、酸化膜層4によつて分離される
。
この結果、n形島領域5と分離層4との段差は先にも述
べたように、n形層2の厚さの約30%であるかlら、
従来のエツチング法による段差に比較して約70%低減
され、素子間配線の断線問題が解決される。また、酸化
膜4を選択的にエツチングして、n形層2との段差をよ
り少なく平坦にすることも可能である。以上本発明の一
実施例としてn形層と半絶縁基板の組合せについて述べ
てきたが、出発材料としてはGaAs以外の異種の絶縁
基板を用いても同様の分離が行なえる。
べたように、n形層2の厚さの約30%であるかlら、
従来のエツチング法による段差に比較して約70%低減
され、素子間配線の断線問題が解決される。また、酸化
膜4を選択的にエツチングして、n形層2との段差をよ
り少なく平坦にすることも可能である。以上本発明の一
実施例としてn形層と半絶縁基板の組合せについて述べ
てきたが、出発材料としてはGaAs以外の異種の絶縁
基板を用いても同様の分離が行なえる。
また、p形GaAs基板上にn形層又、n形GaAs基
板上にp形層を有するような材料についても同様である
。以上に述べたように、化合物半導体を用いた、デイス
クリートや集積素子の絶縁分離を亜砒酸蒸気中での選択
熱酸化によつて行う本発明は、素子形成用島領域と分離
層との境界での段差を少なくすることができ、素子間配
線における断線の問題がなくなり、化合物半導体による
プレナー技術が大きく進展する。
板上にp形層を有するような材料についても同様である
。以上に述べたように、化合物半導体を用いた、デイス
クリートや集積素子の絶縁分離を亜砒酸蒸気中での選択
熱酸化によつて行う本発明は、素子形成用島領域と分離
層との境界での段差を少なくすることができ、素子間配
線における断線の問題がなくなり、化合物半導体による
プレナー技術が大きく進展する。
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す製造工程構造
断面図である。 1 ・・・・・・半絶縁性GaAs基板、2・・・・・
・ n形GaAs層、3 ・・・・・・窒化硅素膜、4
・・・・・・GaAs酸化膜、5・・・・・・ n形
分離領域。
断面図である。 1 ・・・・・・半絶縁性GaAs基板、2・・・・・
・ n形GaAs層、3 ・・・・・・窒化硅素膜、4
・・・・・・GaAs酸化膜、5・・・・・・ n形
分離領域。
Claims (1)
- 1 一導電形の砒素を含む化合物半導体層を化合物から
なる支持基板上に形成し、その後前記化合物半導体層上
に酸化防止膜を選択的に形成し、その後亜砒酸を含む蒸
気中で露出する前記化合物半導体層を酸化し、前記化合
物半導体層を島状に画定することを特徴とする化合物半
導体装置の製造方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2139978A JPS5951744B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 化合物半導体装置の製造方法 |
DE2830035A DE2830035C2 (de) | 1977-07-15 | 1978-07-07 | Verfahren, bei arsenhaltigen Oxidfilmen auf einer Halbleitervorrichtung die Verarmung an Arsen zu verhindern |
US05/923,689 US4194927A (en) | 1977-07-15 | 1978-07-11 | Selective thermal oxidation of As-containing compound semiconductor regions |
FR7820897A FR2397718A1 (fr) | 1977-07-15 | 1978-07-12 | Procede de fabrication de dispositifs semi-conducteurs |
CA307,437A CA1104267A (en) | 1977-07-15 | 1978-07-14 | Method of making semiconductor devices |
GB7829825A GB2001048B (en) | 1977-07-15 | 1978-07-14 | Method of making semiconductor devices |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2139978A JPS5951744B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 化合物半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54114087A JPS54114087A (en) | 1979-09-05 |
JPS5951744B2 true JPS5951744B2 (ja) | 1984-12-15 |
Family
ID=12053964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2139978A Expired JPS5951744B2 (ja) | 1977-07-15 | 1978-02-24 | 化合物半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5951744B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0536821Y2 (ja) * | 1986-07-12 | 1993-09-17 |
-
1978
- 1978-02-24 JP JP2139978A patent/JPS5951744B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0536821Y2 (ja) * | 1986-07-12 | 1993-09-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54114087A (en) | 1979-09-05 |
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