JPS594330B2 - 磁気浮上鋼板搬送装置 - Google Patents
磁気浮上鋼板搬送装置Info
- Publication number
- JPS594330B2 JPS594330B2 JP10850676A JP10850676A JPS594330B2 JP S594330 B2 JPS594330 B2 JP S594330B2 JP 10850676 A JP10850676 A JP 10850676A JP 10850676 A JP10850676 A JP 10850676A JP S594330 B2 JPS594330 B2 JP S594330B2
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- steel plate
- attraction
- electromagnet
- magnetic levitation
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は鋼板を吸引電磁石により磁気的に吸引浮上さ
せた状態て搬送する磁気浮上鋼板搬送装置、特にその吸
引電磁石の消費電力の軽減に関するものである。
せた状態て搬送する磁気浮上鋼板搬送装置、特にその吸
引電磁石の消費電力の軽減に関するものである。
第1図は従来の磁気浮上鋼板搬送装置の原理を示す斜視
図であり、図において1は鋼板、2はこの鋼板の上部に
対向して設置されている吸引電磁石であり、図中の矢印
は鋼板の移動方向を示している。
図であり、図において1は鋼板、2はこの鋼板の上部に
対向して設置されている吸引電磁石であり、図中の矢印
は鋼板の移動方向を示している。
第2図は磁気浮上の原理を示す図で、図において3は吸
引電磁石2のコイル、4は鋼板1と吸引電磁石2の間の
空隙を検出する検出器、5はコイルに流れる電流を制御
する制御電源である。
引電磁石2のコイル、4は鋼板1と吸引電磁石2の間の
空隙を検出する検出器、5はコイルに流れる電流を制御
する制御電源である。
従来の磁気浮上鋼板搬送装置は上記のように構成されて
おり、吸引電磁石2のコイル3に流す電流は制御電源5
により検出器4からの信号に従がって制御され、すなわ
ち、吸引電磁石2ど鋼板1の間の吸引力が制御され、鋼
板1は吸引電磁石の下方において一定の位置に非接触で
支持される。
おり、吸引電磁石2のコイル3に流す電流は制御電源5
により検出器4からの信号に従がって制御され、すなわ
ち、吸引電磁石2ど鋼板1の間の吸引力が制御され、鋼
板1は吸引電磁石の下方において一定の位置に非接触で
支持される。
鋼板1は非接触で支持されているから、たとえばリニア
モータ等により矢印の方向に小さな推力で搬送される。
モータ等により矢印の方向に小さな推力で搬送される。
磁気浮上の原理について更に具体的に説明する。
今、鋼板1と吸引電磁石2との間の空隙長が10であり
、コイル3にIoの電流が流れており、この時に吸引電
磁石2の発生する吸引力Foは鋼板の自重Wに等しいと
する。
、コイル3にIoの電流が流れており、この時に吸引電
磁石2の発生する吸引力Foは鋼板の自重Wに等しいと
する。
この状態では、鋼板1は吸引電磁石2の下方?0の距離
に非接触で静止している。
に非接触で静止している。
鋼板1に何らかの外乱が働き、鋼板1と吸引電磁石2と
の間の空隙長が10より大きくなると、吸引力はFoよ
り小さくなり、鋼板1は落下しようとするが、この空隙
長の増加を検出器4によシ検出し、 空隙長の増加に対
応してコイル3の電流を制御電源5により増加させ鋼板
1の自重より大きい吸引力を発生させれば、鋼板1は上
方に引き上げられる。
の間の空隙長が10より大きくなると、吸引力はFoよ
り小さくなり、鋼板1は落下しようとするが、この空隙
長の増加を検出器4によシ検出し、 空隙長の増加に対
応してコイル3の電流を制御電源5により増加させ鋼板
1の自重より大きい吸引力を発生させれば、鋼板1は上
方に引き上げられる。
逆に、空隙長が2oより小さくなった場合は、上述とは
逆に電流を減少させて吸引力を減少させることにより鋼
板1を落下させる。
逆に電流を減少させて吸引力を減少させることにより鋼
板1を落下させる。
この様に制御をすることによシ、鋼板1は非接触で支持
される。
される。
第3図は第1図に示した磁気浮上鋼板搬送装置の側面図
であり、図中、20〜23は吸引電磁石を表わす。
であり、図中、20〜23は吸引電磁石を表わす。
吸引電磁石21及び22は鋼板1を磁気的に吸引浮上さ
せている吸引電磁石である。
せている吸引電磁石である。
吸引電磁石20及び23は、その下に鋼板1が存在しな
いから鋼板1の浮上には関係しない吸引電磁石である。
いから鋼板1の浮上には関係しない吸引電磁石である。
今、浮上に関係しない吸引電磁石20,23について考
える。
える。
吸引電磁石の下に鋼板が存在しないということは、鋼板
と吸引電磁石との間の空隙長が無限大になったというこ
とであり、前述の磁気浮上の原理から明らかな様に、吸
引電磁石20.23は制御電源が流し得る最大電流で励
磁されている。
と吸引電磁石との間の空隙長が無限大になったというこ
とであり、前述の磁気浮上の原理から明らかな様に、吸
引電磁石20.23は制御電源が流し得る最大電流で励
磁されている。
すなわち、鋼板1の浮上に関係しない吸引電磁石におい
て大電力が消費されている。
て大電力が消費されている。
上記の様に従来の磁気浮上鋼板搬送装置では、電力消費
に無、駄が多いという欠点を有していた。
に無、駄が多いという欠点を有していた。
この発明は、電力消費の無駄が少ない磁気浮上鋼板搬送
装置を得ることを目的とする。
装置を得ることを目的とする。
第4図はこの発明の一実施例を示す側面図であり、第3
図に対応して書かれたーものであって、同一符号は同じ
物を示しており、図中60〜63は鋼板1がそれぞれ吸
引電磁石20〜23の下部に存在するか否かを検出する
鋼板存否検出器である。
図に対応して書かれたーものであって、同一符号は同じ
物を示しており、図中60〜63は鋼板1がそれぞれ吸
引電磁石20〜23の下部に存在するか否かを検出する
鋼板存否検出器である。
該検出器からの信号が鋼板存在という信号であれば吸引
電磁石の制御電源の出力には何ら制限は加えられないが
、鋼板不在という信号であれば制御電源の出力はほぼ零
にされ、吸引電磁石の励磁電流をほぼ零にするように構
成されている。
電磁石の制御電源の出力には何ら制限は加えられないが
、鋼板不在という信号であれば制御電源の出力はほぼ零
にされ、吸引電磁石の励磁電流をほぼ零にするように構
成されている。
すなわち、1個の吸引電磁石についてみれば、たとえば
第5図に示すように構成されている。
第5図に示すように構成されている。
第5図はこの発明の一実施例を第2図に対応して書かれ
たものである。
たものである。
図中、6は鋼板存否検出器、7はスイッチであシ、該ス
イッチ7を介して制御電源5の出力はコイル3に供給さ
れている。
イッチ7を介して制御電源5の出力はコイル3に供給さ
れている。
8はスイッチ7の操作部であり、鋼板存否検出器6の信
号に従がってスイッチ7を開閉する。
号に従がってスイッチ7を開閉する。
上記のように構成された磁気浮上鋼板搬送装置において
は、鋼板1の浮上に関係する吸引電磁石(第4図、21
.22)のみが励磁され、他の吸引電磁石は励磁されな
いので、必要最小限の電力消費で鋼板1を浮上させるこ
とができる。
は、鋼板1の浮上に関係する吸引電磁石(第4図、21
.22)のみが励磁され、他の吸引電磁石は励磁されな
いので、必要最小限の電力消費で鋼板1を浮上させるこ
とができる。
要するに、鋼板が存在しない電磁石に対しては、励磁電
流を完全に零にするのみならず、応答性、制御性などを
考慮の上、電力消費との兼合いから該励磁電流を所定値
以下に減少させるようにすればよい。
流を完全に零にするのみならず、応答性、制御性などを
考慮の上、電力消費との兼合いから該励磁電流を所定値
以下に減少させるようにすればよい。
ここで、鋼板存否検出器6に一ついて述べる。
該検出器6はフォトトランジスタ等を利用しても容易に
作れるが、ここでは磁気浮上用の位置検出器4を利用す
ることを考える。
作れるが、ここでは磁気浮上用の位置検出器4を利用す
ることを考える。
位置検出器4の出力電圧と空隙長の関係の一例を第6図
に示す。
に示す。
図中、■は出力電圧、2は空隙長である。
図に示されている様に、出力電圧Vは空隙長iに比例し
ている。
ている。
今、鋼板1を磁気浮上させている空隙長を20とし、そ
れに対応する位置検出器4の出力電圧をVoとする。
れに対応する位置検出器4の出力電圧をVoとする。
空隙長?0より十分大きな空隙長rmaxを決め、空隙
長がrmaxより小さい場合にはその位置検出器4に対
応した吸引電磁石2の下方に鋼板1が存在すると判断す
る。
長がrmaxより小さい場合にはその位置検出器4に対
応した吸引電磁石2の下方に鋼板1が存在すると判断す
る。
逆に、空隙長がS’max、より大きい場合にはその位
置検出器4に対応した吸引電磁石2の下方には鋼板1が
存在しないと判断する。
置検出器4に対応した吸引電磁石2の下方には鋼板1が
存在しないと判断する。
すなわち、空隙長f?max、に対応する位置検出器4
の出力をVm a x、とすれば、位置検出器4の出力
がVmax、より小さい場合に1はその位置検出器4に
対応した吸引電磁石2の下方に鋼板1が存在すると判断
し、逆に出力がVmax、より大きい場合には鋼板1が
存在しないと判断する。
の出力をVm a x、とすれば、位置検出器4の出力
がVmax、より小さい場合に1はその位置検出器4に
対応した吸引電磁石2の下方に鋼板1が存在すると判断
し、逆に出力がVmax、より大きい場合には鋼板1が
存在しないと判断する。
空隙長fmaXは鋼板1の磁気浮上の空隙長より十分大
きな値に選んであるので、上述の様に位置検出器4を鋼
板存否検出器に流用して゛も鋼板1の磁気浮上に伺らこ
の影響は現われない。
きな値に選んであるので、上述の様に位置検出器4を鋼
板存否検出器に流用して゛も鋼板1の磁気浮上に伺らこ
の影響は現われない。
この発明は以上説明したとおり、下方に鋼板が存在しな
い吸引電磁石の励磁電流を所定値以下に減少することに
より、電力消費を少なくするという効果がある。
い吸引電磁石の励磁電流を所定値以下に減少することに
より、電力消費を少なくするという効果がある。
第1図従来の磁気浮上鋼板搬送装置を示す斜視図、第2
図は磁気浮上の原理図、第3図は従来の磁気浮上鋼板搬
送装置を示す側面図、第4図はこの発明の一実施例を示
す側面図、第5図はこの発明による磁気浮上の原理図、
第6図は位置検出器の特性例を示す特性図である。 図において、1は鋼板、2,20〜23は吸引電磁石、
3はコイル、4は位置検出器、5は制御電源、6,60
〜63は鋼板存否検出器、1はスイッチ、8は操作部で
ある。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
図は磁気浮上の原理図、第3図は従来の磁気浮上鋼板搬
送装置を示す側面図、第4図はこの発明の一実施例を示
す側面図、第5図はこの発明による磁気浮上の原理図、
第6図は位置検出器の特性例を示す特性図である。 図において、1は鋼板、2,20〜23は吸引電磁石、
3はコイル、4は位置検出器、5は制御電源、6,60
〜63は鋼板存否検出器、1はスイッチ、8は操作部で
ある。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 搬送する鋼板、この鋼板に対向して設置された吸引
電磁石、上記鋼板の存在しない部分の上記吸引電磁石の
励磁電流を所定値以下にする装置を備えたことを特徴と
する磁気浮上鋼板搬送装置。 2 搬送する鋼板、この鋼板に対向しで設置された吸引
電磁石、上記鋼板と上記吸引電磁石の磁極間の空隙を測
定する位置検出器、この位置検出器の出力が一定値を越
えれば、該位置検出器に対応づけて設置された上記吸引
電磁石の励磁電流を所定値以下にする装置を備えたこと
を特徴とする磁気浮上鋼板搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10850676A JPS594330B2 (ja) | 1976-09-09 | 1976-09-09 | 磁気浮上鋼板搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10850676A JPS594330B2 (ja) | 1976-09-09 | 1976-09-09 | 磁気浮上鋼板搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5334272A JPS5334272A (en) | 1978-03-30 |
JPS594330B2 true JPS594330B2 (ja) | 1984-01-28 |
Family
ID=14486496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10850676A Expired JPS594330B2 (ja) | 1976-09-09 | 1976-09-09 | 磁気浮上鋼板搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS594330B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60178444U (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-27 | 池田物産株式会社 | 車両用シ−トのヒツプサポ−ト装置 |
JPS60178443U (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-27 | 池田物産株式会社 | 車両用シ−トのヒツプサポ−ト装置 |
JPS646134U (ja) * | 1987-06-29 | 1989-01-13 | ||
JP2006067713A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Yaskawa Electric Corp | 電磁アクチュエータの駆動制御装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56141215A (en) * | 1980-04-04 | 1981-11-04 | Hitachi Ltd | Linear motor type feeder |
JPS5979304A (ja) * | 1982-10-29 | 1984-05-08 | Shimadzu Corp | 制御切換装置 |
JPS6151505U (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-07 | ||
JP2581066B2 (ja) * | 1987-03-31 | 1997-02-12 | 富士通株式会社 | ウエ−ハ搬送方法及び装置 |
US5641054A (en) * | 1992-07-07 | 1997-06-24 | Ebara Corporation | Magnetic levitation conveyor apparatus |
US5647477A (en) * | 1994-09-19 | 1997-07-15 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic non-contact transport system |
-
1976
- 1976-09-09 JP JP10850676A patent/JPS594330B2/ja not_active Expired
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60178444U (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-27 | 池田物産株式会社 | 車両用シ−トのヒツプサポ−ト装置 |
JPS60178443U (ja) * | 1984-05-09 | 1985-11-27 | 池田物産株式会社 | 車両用シ−トのヒツプサポ−ト装置 |
JPS646134U (ja) * | 1987-06-29 | 1989-01-13 | ||
JP2006067713A (ja) * | 2004-08-27 | 2006-03-09 | Yaskawa Electric Corp | 電磁アクチュエータの駆動制御装置 |
JP4623271B2 (ja) * | 2004-08-27 | 2011-02-02 | 株式会社安川電機 | 電磁アクチュエータの駆動制御装置およびそれを備えた電磁アクチュエータ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5334272A (en) | 1978-03-30 |
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