JPS5942965B2 - インタ−デイジタル構造のキヤパシタの製作方法 - Google Patents

インタ−デイジタル構造のキヤパシタの製作方法

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JPS5942965B2
JPS5942965B2 JP3581077A JP3581077A JPS5942965B2 JP S5942965 B2 JPS5942965 B2 JP S5942965B2 JP 3581077 A JP3581077 A JP 3581077A JP 3581077 A JP3581077 A JP 3581077A JP S5942965 B2 JPS5942965 B2 JP S5942965B2
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JP
Japan
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thin film
metal thin
capacitor
pattern
interdigital structure
Prior art date
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JP3581077A
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JPS53120166A (en
Inventor
英彦 加藤
勉 板野
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5942965B2 publication Critical patent/JPS5942965B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマイクロ波集積回路の回路素子の製作方法に関
するものであり、さらに詳しくは誘電体あるいは磁性体
の基板上に導体膜を対向させて得られるインターディジ
タル構造のキャパシタの製作方法に関する。
現在マイクロ波集積回路に用いられているキャパシタに
は、大別して高誘電体材料を多層の電極で挟む形状でそ
れ自身独立に製作されているチップキャパシタと、基板
上にやはり酸化タンタル、酸化アルミニウム等の高誘電
率の薄膜、あるいは8102等の薄膜を導電性電極で挟
む形状で他の回路と一体化して形成する多層構造のキャ
パシタ、さらに基板上に他の回路と一体化して互いの電
極を櫛型に形成し、小さな空隙を介して対向せしめるよ
うにしたインターディジタル構造のキャパシタに分けら
れる。
前記3種類の中で、チップキャパシタは半田付等の余計
な手間がかかり、多層構造のキャパシタは非常に小さく
できるが製作手順が複雑になるという欠点がある。
該二種類のキャパシタと比べて、インターディジタル構
造のキャパシタは、容易にしかも他の回路と一体化して
製作できる点で優れているが、容量の大きさきいう点で
は上記三者に劣る。
本発明の目的は、従来のインターディジタル構造のキャ
パシタのこのような欠点を充分考慮し、容量の大きなイ
ンターディジタル構造のキャパシタを得るための製作方
法を提供することにある。
本発明によればセラミック、石英、フェライト等の誘電
体若しくは磁性体からなる基板上に、導電性の優れた第
1の金属薄膜を形成し、さらに前記第1の金属薄膜上に
該第1の金属薄膜と選択エツチングできるような第2の
金属薄膜を設け、該第2の金属薄膜を一方の対向電極パ
ターンに整形した後、該第2の金属薄膜パターンをマス
クとして露出する前記第1の金属薄膜をサイドエッチを
伴うエツチングにより除去し、前記第2の金属薄膜パタ
ーンをマスクとして他の一方の対向電極の金属薄膜を形
成することを特徴とするインターディジタル構造のキャ
パシタの製作方法が得られる。
さらに本発明によればセラミック、石英、フェライト等
の誘電体若しくは磁性体からなる基板上に、導電性の優
れた第1の金属薄膜を形成し、さらに前記第1の金属薄
膜上にホトレジス等の誘電体層を設は該誘電体層を一方
の対向電極パターンに整形した後、該パターンをマスク
として露出する前記第1の金属薄膜をサイドエッチを伴
なうエツチングにより除去し、前記誘電体層のパターン
をマスクとして他の一方の対向電極の金属薄膜を形成し
た後、前記誘電体層と該誘電体層上の金属薄膜を除去す
ることを特徴とするインターディジタル構造のキャパシ
タの製作方法が得られる。
以下図面を用いて詳細に説明する。
第1図は従来のインターディジタル構造のキャパシタの
製作方法を説明するための図でa−dは各主要工程を説
明するための図でC′、d′はそれぞれc、dのA−H
における断面図である。
第1図において、aの工程は石英、セラミックあるいは
フェライトのような誘電体若しくは磁性体の基板1上に
、導電性の優れた金、銅等の金属薄膜2を形成している
この場合、基板との接着性の良いCr等の金属薄膜を、
上記金属薄膜2と基板の間に介在させているが説明を容
易にするために図面では省略している。
bの工程では、aの工程で示した片面メタライズの基板
上にホトレジスト膜3を形成している。
さらにc 、 c’の工程では、bの工程で形成したホ
トレジスト膜3をインターディジタル構造のキャパシタ
を得るために所定のパターンに化工整形している。
またさらにd 、 d’の工程では、Cの工程で整形し
たホトレジストのマスクに保護されている以外の露出し
た部分について、エツチングにより溶解せしめた後、ホ
トレジスト膜を除去して得られたインターディジタル構
造のキャパシタを示している。
Cおよびdの工程を説明するための図からも明らかなよ
うに、ホトレジスト膜のマスクが整形された場合の対向
電極を作る目的の空隙Wと、エツチングを行ない実際に
得られるインターディジタル構造のキャパシタの対向電
極の空隙W)は必然的にW′〉Wの関係になる。
この理由は前記金属薄膜2の露出部分のエツチングを行
う際に該金属薄膜の厚さと同程度のサイドエッチを伴う
からである。
つまり、従来の方法ではサイドエッチの量を△Wとする
とインターディジタル構造のキャパシタの対向電極間の
空隙の最小値は、ホトレジスト膜のマスクを作る際の化
学的処理、あるいはフォトマスクを作る際の写真技術等
によって決まる限界値Wにサイドエッチの景2△Wを加
えた値となる。
したがって、ギャップ間隔が必要以上に拡大し容量が低
下せざるを得なかった。
第2図は本発明によるインターディジタルキャパシタの
製作方法の第1の発明の一実施例を説明するための図で
a−dは各工程を説明するための図で、b′、c′、d
′は各す、c、dのA−Bにおける断面を模式的に示す
aの工程はセラミックあるいはフェライトのような誘電
体もしくは磁性体基板1上に、たとえば銅のような導電
性の優れた第1の金属薄膜2と、さらに前記第1の銅の
ような金属薄膜と選択エツチングできる金の如き第2の
金属薄膜4を形成している。
なお、この場合も前記従来例で説明したように第1の金
属薄膜2と基板1との間には、接着性の良いCr等の金
属薄膜が介在しているが、説明の簡単化のために図面上
では省略している。
また、前記選択エツチングの例として第1の金属薄膜に
銅、第2の金属薄膜に金を用いて説明したが、このよう
な第1の金属薄膜と第2の金属薄膜の組み合わせはこの
他にも、銅とモリブデン、銅と白金、銅と銀、金とモリ
ブデン、金と白金等等多種多様な組み合わせがある。
bの工程は、ホトエツチング技術により前記第2の金属
薄膜4を一方の対向電極を形成するための所定の櫛形パ
ターンに整形せしめている。
Cの工程は、bの工程で、前記第2の金属薄膜4をフォ
トエツチング技術により化工して得られた、櫛型のマス
クパターンによって保護された以外の前記第1の金属薄
膜2の露出した部分についてエツチングを行い除去して
いる。
なおこの工程を説明する平面図の中で点線で示している
のが前記第1の金属薄膜であり、さらに断面図に前記第
1の金属薄膜をエツチングする際にサイドエッチ△Wが
進行している状況を示している。
dの工程は、Cの工程までに得られた前記第2の金属薄
膜をマスクとして蒸着等の方法により他の一方の対向電
極となる金属薄膜5を形成している。
さらに詳しく説明すると、dの工程を説明するための1
@而図の中で示した対向電極間の空隙幅W“は、Cの工
程で説明したサイドエッチの量△Wに等しい。
また金属薄膜5の厚さは、前記第1の金属薄膜2よりも
やや薄く形成し電気的に接続しないようにしている。
以上の説明から明らかなように、従来のインターディジ
タル構造のキャパシタの対向電極間の空隙幅がフォトレ
ジスト膜のマスクを作る場合の化学的処理あるいはフォ
トマスクを作る際の写真技術等によって決まる限界値の
10〜20μmにサイドエッチの量の2倍を加えたもの
に比べて、本発明によるインターディジタル構造のキャ
パシタは、前記空隙幅をサイドエッチの量だけにするこ
とができ、しかもこのサイドエッチの量は、前記導電性
の優れた金属薄膜の厚さ、あるい(′まエツチングの方
法により容易に調整可能であり数μmにすることができ
るので、大きな容量を得ることができる。
第3図は本発明のインターディジタル構造のキャパシタ
の第2の発明の一実施例を説明するための図でaは最終
前工程、bは最終工程の説明を行うための平面図及び2
倍の図で、a′、b′は各a。
bのA−Bにおける断面を模式的に示している。
第2の発明の特徴は、前記第1の発明の一実施例の中で
説明した、第1の導電性の優れた金属薄膜2と選択エツ
チングできる第2の金属薄膜4と同様の役割をホトレジ
スト膜3により代用せしめている。
この方法によれば、a、bの各工程からも明らかなよう
に、前記第3の導電性の優れた金属薄膜の膜厚を第1の
導電性の優れた金属膜厚と同等か多少厚くできる。
なお、レジスト膜としては上述のホトレジスト膜のみな
らず、エツチング技術を用いて整形したSiO□、Ta
205 等の誘電体膜であってもよい。
以上本発明によるインターディジタル構造のキャパシタ
の製造方法の一実施例について説明したが、本発明によ
るインターディジタル構造のキャパシタは高周波増幅器
、集中定数サーキャレータ高用波の各種P波器等に小型
、安価な容量素子として容易に用いることができ、しか
も従来、形状が大きな割に容量が小さかったために適用
できなかった比較的低い周波数にも使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のインターディジタルの構造のキャパシタ
の製作方法を説明するための図、第2図は本発明のイン
ターディジタル構造のキャパシタの第1の発明の一実施
例を説明するための図、第3図は本発明によるインター
ディジタル構造のキャパシタの第2の発明の一実施例を
説明するための図である。 図において、1・・・・・・誘電体若しくは磁性体基板
、2・・・・・・第1の金属薄膜、3・・・・・・ホト
レジスト膜、4・・・・・・第2の金属膜、5・・・・
・・第3の金属薄膜、W・・・・・・ホトレジスト膜に
パターンを整形した場合の空隙、W′・・・・・・従来
の方法による対極電極間の空隙、W“・・・・・・本発
明の方法による対向電極間の空隙、△W・・・・・・サ
イドエッチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セラミック、石英、フェライト等の誘電体若しくは
    磁性体からなる基板上に、導電性の優れた第1の金属薄
    膜を形成し、さらに前記第1の金属薄膜上に該第1の金
    属薄膜と選択エツチングできるような第2の金属薄膜を
    設け、該第2の金属薄膜を一方の対向電極パターンに整
    形した後、該第2の金属薄膜パターンをマスクとして露
    出する前記第1の金属薄膜をサイドエッチを伴うエツチ
    ングにより除去し、前記第2の金属薄膜パターンをマス
    クとして他の一方の対向電極の金属薄膜を形成すること
    を特徴とするインターディジタル構造のキャパシタの製
    作方法。 2 セラミック、石英、フェライト等の誘電体若しくは
    磁性体からなる基板上に、導電性の優れた第1の金属薄
    膜を形成し、さらに前記第1の金属薄膜上にホトレジス
    等の誘電体層を設は該誘電体層を一方の対向電極パター
    ンに整形した後、該パターンをマスクとして露出する前
    記第1の金属薄膜をサイドエッチを伴なうエツチングに
    より除去し、前記誘電体層のパターンをマスクとして他
    の一方の対向電極の金属薄膜を形成した後、前記誘電体
    層と該誘電体層上の金属薄膜を除去するこさを特徴とす
    るインターディジタル構造のキャパシタの製作方法。
JP3581077A 1977-03-29 1977-03-29 インタ−デイジタル構造のキヤパシタの製作方法 Expired JPS5942965B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61108962U (ja) * 1984-12-21 1986-07-10
JPS6265549U (ja) * 1985-10-14 1987-04-23
JPS63174055U (ja) * 1987-02-24 1988-11-11
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