JPH0113405Y2 - - Google Patents

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JPH0113405Y2
JPH0113405Y2 JP16680883U JP16680883U JPH0113405Y2 JP H0113405 Y2 JPH0113405 Y2 JP H0113405Y2 JP 16680883 U JP16680883 U JP 16680883U JP 16680883 U JP16680883 U JP 16680883U JP H0113405 Y2 JPH0113405 Y2 JP H0113405Y2
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metal film
insulating film
capacitor
layer metal
integrated circuit
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JP16680883U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、マイクロ波集積回路(以下MICと
いう)あるいはモノリシツクMIC(以下MMICと
いう)の金属膜−絶縁膜−金属膜(以下MIMと
いう)形のマイクロ波集積回路用キヤパシタの構
造に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
誘電体基板上に回路を形成するMICや、CaAs
等の半絶縁性半導体基板上に能動素子と受動素子
等を一体化したMMICでは、直流阻止用あるい
は整合回路用素子としてMIMの3層構造キヤパ
シタが多く用いられている。
第1図a,bに従来用いられているMIMキヤ
パシタ部の構造を示す。第1図aは平面図、第1
図bは同図aのA−A′線における断面図である。
すなわち、誘電体基板あるいは半絶縁性半導体基
板1上には第1の線路6に接続された第1層の金
属膜2が形成され、この第1層の金属膜2上には
絶縁膜3が形成される。この絶縁膜3上には第2
の線路7に接続された第2層の金属膜4が形成さ
れる。前記基板1の裏面には接地導体膜8が形成
される。
しかしながら、この様な構造のキヤパシタにお
いては、段差部5で絶縁膜3の厚さが他の部分よ
り著しく薄くなつたり、絶縁膜3中のピンホール
のため、耐圧の劣化や電極の短絡を生じキヤパシ
タの製造歩留りが悪くなるという欠点があつた。
とくに、この端部の幅Lが長くなる程キヤパシタ
の歩留りが悪くなつてしまう。そこで、この端部
での耐圧劣化や短絡を防ぐために、エア・ブリツ
ジ法が考案されている。第2図はエア・ブリツジ
部の断面図を示しており、第1図と共通部には同
一の番号を付した。すなわち、基板1上に第1層
の金属膜2、絶縁膜3を形成し、段差部近傍に、
レジスト等を残した後、MIMキヤパシタの第2
層の金属膜4および、第2の線路7となる金属膜
を蒸着する。その後に、この金属膜をエツチング
し、最後に段差部近傍11のレジストを除去する
ことで、エア・ブリツジ12が形成される。
このエア・ブリツジ法によれば、MIMキヤパ
シタ端部での短絡等が起りにくく、製造歩留りが
向上するという長所はあるが、エア・ブリツジ技
術は製造工程が複雑なためコストが高くなるとい
う欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の欠点を除去するもので、誘電体
基板、あるいは半絶縁性半導体基板上に構成する
MIM形キヤパシタの段差部で、その上部金属膜
を部分的に除去することにより、段差部での耐圧
劣化あるいは短絡によるキヤパシタの歩留りを改
善し低コストを実現するマイクロ波集積回路用キ
ヤパシタを提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、MICあるいはMMICの誘電体基板
あるいは半絶縁性半導体基板上部に形成され、第
1の線路に接続された第1層の金属膜と、この第
1層の金属膜の上部および周辺部に形成された絶
縁膜と、この絶縁膜の上部に形成され第2の線路
に接続された第2層の金属膜からなるMIC用キ
ヤパシタにおいて、前記絶縁膜の周辺部の段差部
に形成される第2層の金属膜を部分的に除去した
構造にし、絶縁膜の段差部上にある第2層の金属
膜の面積を小さくしたことを特徴とするMIC用
キヤパシタである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第3図a,b,cは本考案の一実施例の構造図
であり、第3図aは平面図、第3図b,cはそれ
ぞれ同図aのA−A′線、B−B′線での断面図で
ある。すなわち、MICあるいはMMICの誘電体
基板あるいは半絶縁性半導体基板1上には第1の
線路6に接続された第1層の金属膜2が形成さ
れ、この第1層の金属膜2上およびその周辺部に
は絶縁膜3が形成される。この絶縁膜3上には第
2の線路7に接続された第2層の金属膜4が形成
される。前記絶縁膜3の周辺部の段差部5では第
2層の金属膜4が部分的に除去されて細い金属膜
21となつており、絶縁膜3の段差部5上にある
第2層の金属膜4の面積が小さくなつている。前
記基板1の裏面には接地導体膜8が形成される。
すなわち、前記した構造により、絶縁膜3の段
差部5上にある第2層の金属膜4の面積が減少す
るため、耐圧劣化やあるいは短絡によるMIMキ
ヤパシタの歩留りが改善される。例えばキヤパシ
タの段差部の幅をL、段差部上の第2層の金属膜
4の一部を除去したことにより出来た細い金属膜
21の幅を、本数をnとすると、第1図の従来
例に比べて本考案の構造を採用することで、
MIMキヤパシタの不良率はn・/Lの割合だ
け小さくなる。このMIMキヤパシタは段差部の
パターンのみが異なるだけで、エア・ブリツジの
ような新しいプロセスを必要としないため、コス
ト・アツプとはならない。また、この段差部での
第2層の金属膜4を部分的に除去することは、こ
の金属膜4の他の部分をエツチングする工程で同
時に形成できるため、工程が増すことはない。さ
らにMIC,MMICでは、キヤパシタは直流阻止
用、整合回路用、高周波短絡用と、同一基板上に
複数個製作する必要があり、本考案によるキヤパ
シタの歩留り向上は、全体の歩留り向上、コスト
低減に非常に有効となる。
なお、第3図では段差部5に3本の細い金属膜
21を形成した場合を示したが、細い金属膜のイ
ンダクタンスが使用周波数で無視できれば、細い
金属膜21が1本となるように第2層の金属膜の
一部を除去してもよい。
また、第3図では、誘電体基板あるいは半導体
基板1の裏面に接地導体膜8がある場合を示した
が、基板裏面の接地導体がない場合も第3図と同
様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、MIM構造
のキヤパシタの段差部において、絶縁膜上に形成
される上部電極を、部分的に除去することによ
り、段差部での耐圧劣化や短絡によるキヤパシタ
の不良率を大幅に改善することができるため、こ
れらキヤパシタを複数個用いるMIC,MMICの
歩留り向上、コスト低減を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図aは従来用いられているMIMキヤパシ
タの構造を示す平面図、第1図bは同図aのA−
A′線断面図、第2図は従来のエア・ブリツジ法
を用いたMIMキヤパシタの構造を示す断面図、
第3図aは本考案の一実施例を示す平面図、第3
図bは同図aのA−A′線断面図、第3図cは同
図aのB−B′線断面図である。 1……誘電体基板あるいは半絶縁性半導体基
板、2……第1層の金属膜、3……絶縁膜、4…
…第2層の金属膜、5……段差部、6……第1の
線路、7……第2の線路、8……接地導体膜、1
2……エア・ブリツジ、21……細い金属膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マイクロ波集積回路あるいはモノリシツクマイ
    クロ波集積回路の誘電体基板あるいは半絶縁性半
    導体基板上部に形成され、第1の線路に接続され
    た第1層の金属膜と、この第1層の金属膜の上部
    および周辺部に形成された絶縁膜と、この絶縁膜
    の上部に形成され第2の線路に接続された第2層
    の金属膜からなるマイクロ波集積回路用キヤパシ
    タにおいて、前記絶縁膜の周辺部の段差部に形成
    される第2層の金属膜を部分的に除去した構造に
    し、絶縁膜の段差部上に有る第2層の金属膜の面
    積を小さくしたことを特徴とするマイクロ波集積
    回路用キヤパシタ。
JP16680883U 1983-10-27 1983-10-27 マイクロ波集積回路用キヤパシタ Granted JPS6076027U (ja)

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JP16680883U JPS6076027U (ja) 1983-10-27 1983-10-27 マイクロ波集積回路用キヤパシタ

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Publication Number Publication Date
JPS6076027U JPS6076027U (ja) 1985-05-28
JPH0113405Y2 true JPH0113405Y2 (ja) 1989-04-19

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