JPS5936163A - 放射線硬化性塗料組成物 - Google Patents
放射線硬化性塗料組成物Info
- Publication number
- JPS5936163A JPS5936163A JP14527682A JP14527682A JPS5936163A JP S5936163 A JPS5936163 A JP S5936163A JP 14527682 A JP14527682 A JP 14527682A JP 14527682 A JP14527682 A JP 14527682A JP S5936163 A JPS5936163 A JP S5936163A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation
- radiation beam
- composition
- brominated phenyl
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は放射線により容易に硬化し、難燃性を有し、か
つ基材に対する密着性、耐熱性、可撓性に優れた塗膜を
形成しうる放射線硬化性塗料組成物に関するものである
。
つ基材に対する密着性、耐熱性、可撓性に優れた塗膜を
形成しうる放射線硬化性塗料組成物に関するものである
。
近年、金属板の表面塗装や電子機器用部品の絶縁塗装な
どに於いて、従来の硬化剤による硬化性の塗料に替えて
電子線や紫外線等の放射線硬化性の塗料の利用が検討さ
れている。放射線硬化性塗料は電子線や紫外線等の放射
線を照射することによって迅速に硬化することができる
ので製造工程の合理化をはかることが出来る。しかるに
従来検討されて来た放射線硬化性塗料は堅くて可撓性に
乏しいものが多かった。そのため薄い金属板や可撓性の
基板などに塗布した場合、基材の折り曲げ時に塗膜が割
れたり、基材から剥離する等の問題があった。また、可
撓性が比較的良好なものは耐熱性が悪く、溶融ハンダ浸
漬の様な耐熱性テストを行なうと塗膜が損傷してしまう
という重大欠点があった。さらに、従来検討されて来た
塗料に於いては難燃性の塗膜を形成することが出来なか
った。しかし近年では塗膜に難燃性を要求されることが
増え、難燃性を持たない塗膜は使用に制限を受けること
も多かった。
どに於いて、従来の硬化剤による硬化性の塗料に替えて
電子線や紫外線等の放射線硬化性の塗料の利用が検討さ
れている。放射線硬化性塗料は電子線や紫外線等の放射
線を照射することによって迅速に硬化することができる
ので製造工程の合理化をはかることが出来る。しかるに
従来検討されて来た放射線硬化性塗料は堅くて可撓性に
乏しいものが多かった。そのため薄い金属板や可撓性の
基板などに塗布した場合、基材の折り曲げ時に塗膜が割
れたり、基材から剥離する等の問題があった。また、可
撓性が比較的良好なものは耐熱性が悪く、溶融ハンダ浸
漬の様な耐熱性テストを行なうと塗膜が損傷してしまう
という重大欠点があった。さらに、従来検討されて来た
塗料に於いては難燃性の塗膜を形成することが出来なか
った。しかし近年では塗膜に難燃性を要求されることが
増え、難燃性を持たない塗膜は使用に制限を受けること
も多かった。
本発明者らは放射線により容易に硬化し、難燃性を有し
、かつ基材に対する密着性、耐熱性、可撓性に優れた塗
膜を形成しうる塗料組成物を得るために鋭意研究を進め
た。その結果、特定の放射線硬化性樹脂と放射線硬化性
の基を有する特定の難燃性化合物とを配合した塗料組成
物によって、上述の必要特性をすべて満足できることを
見い出した。
、かつ基材に対する密着性、耐熱性、可撓性に優れた塗
膜を形成しうる塗料組成物を得るために鋭意研究を進め
た。その結果、特定の放射線硬化性樹脂と放射線硬化性
の基を有する特定の難燃性化合物とを配合した塗料組成
物によって、上述の必要特性をすべて満足できることを
見い出した。
本発明は上記の知見に基づいてなされたものでその要旨
とするところは放射線反応性を有するポリブタジェン樹
脂５０〜９０重量部及び臭素化フェニルアクリル酸エス
テル又は臭素化フェニルメタアクリル酸エステル５０−
１０重量部とを主成分として含むことを特徴とする放射
線硬化性塗料組成物にある。
とするところは放射線反応性を有するポリブタジェン樹
脂５０〜９０重量部及び臭素化フェニルアクリル酸エス
テル又は臭素化フェニルメタアクリル酸エステル５０−
１０重量部とを主成分として含むことを特徴とする放射
線硬化性塗料組成物にある。
本発明に言う放射線反応性を有するポリブタジェン樹脂
とは分子の末端又は主鎖中にアクリロイル基やメタクリ
ロイル基などの官能基を有する平均分子量が１０００〜
４０００のポリブタジェンポリマーである。
とは分子の末端又は主鎖中にアクリロイル基やメタクリ
ロイル基などの官能基を有する平均分子量が１０００〜
４０００のポリブタジェンポリマーである。
本発明者らは、本発明を成すに当たって放射線反応性を
有する種々のモノマー、オリゴマー、ポリマーをとり上
げ、材料の種類や配合比率を変えて塗料を作成し、基材
に対する密着性、耐熱性、可撓性、燃焼性等の緒特性を
検討した。その結果数多い放射線反応性を有する化合物
の中で上記に述べた組成を有する塗料のみが必要特性を
全て満足できることがわかった。本発明に基づく組成物
の構成成分や構成比率を変えた場合は必要特性のいずれ
かが満足できなかった。
有する種々のモノマー、オリゴマー、ポリマーをとり上
げ、材料の種類や配合比率を変えて塗料を作成し、基材
に対する密着性、耐熱性、可撓性、燃焼性等の緒特性を
検討した。その結果数多い放射線反応性を有する化合物
の中で上記に述べた組成を有する塗料のみが必要特性を
全て満足できることがわかった。本発明に基づく組成物
の構成成分や構成比率を変えた場合は必要特性のいずれ
かが満足できなかった。
ポリブタジェン樹脂と臭素化フェニルアクリル酸エステ
ル又は臭素化フェニルメタアクリル酸エステルとの配合
量は塗料の難燃性に対する要求度合などによって適宜調
節しうるが、ポリブタジェン樹脂５０〜９０重量部に対
し、臭素化フェニルアクリル酸エステル又は臭素化フェ
ニルメタアクリル酸エステル５０〜ｌＯ重量部の範囲で
ある。
ル又は臭素化フェニルメタアクリル酸エステルとの配合
量は塗料の難燃性に対する要求度合などによって適宜調
節しうるが、ポリブタジェン樹脂５０〜９０重量部に対
し、臭素化フェニルアクリル酸エステル又は臭素化フェ
ニルメタアクリル酸エステル５０〜ｌＯ重量部の範囲で
ある。
難燃性効果を高めるためには臭素化フェニルアクリル酸
エステル又は臭素化フェニルメタアクリル酸エステルの
配合量が多い程良いが配合量が５０重量部を越えると塗
膜の硬化性や耐熱性などの特性が悪くなる傾向が認めら
れるため好ましくない。
エステル又は臭素化フェニルメタアクリル酸エステルの
配合量が多い程良いが配合量が５０重量部を越えると塗
膜の硬化性や耐熱性などの特性が悪くなる傾向が認めら
れるため好ましくない。
また、放射線反応性を有するポリブタジェン樹脂と臭素
化フェニルアクリル酸エステル又は臭素化フェニルメタ
アクリル酸エステルとを主成分として含む放射線硬化性
塗料には必要に応じて増感剤、顔料や染料等の着色剤、
アルキルチタネート、シランカップリング剤等の表面処
理剤、放射線硬化性のモノマー或はオリゴマー等の粘度
調整剤、シリコンコンパウンド等のレベリング剤等の補
助材料を添加することも可能である。伺本発明に於いて
は補助材料を透明な物質に限定することによって透明な
塗料を形成することも出来る。
化フェニルアクリル酸エステル又は臭素化フェニルメタ
アクリル酸エステルとを主成分として含む放射線硬化性
塗料には必要に応じて増感剤、顔料や染料等の着色剤、
アルキルチタネート、シランカップリング剤等の表面処
理剤、放射線硬化性のモノマー或はオリゴマー等の粘度
調整剤、シリコンコンパウンド等のレベリング剤等の補
助材料を添加することも可能である。伺本発明に於いて
は補助材料を透明な物質に限定することによって透明な
塗料を形成することも出来る。
本発明に基づく塗料組成物は通常の攪拌機或はロールで
混練して作成され、刷毛塗り、ローラー塗り、流し塗り
、シルクスクリーン印刷等通常とりうる方法により基材
に塗布することが出来る。
混練して作成され、刷毛塗り、ローラー塗り、流し塗り
、シルクスクリーン印刷等通常とりうる方法により基材
に塗布することが出来る。
本発明をより効果的に達成せしめるために、塗料の塗布
に先立って基材の表面を十分清浄にし、更に必要に応じ
て軽くエツチングするとか或はプライマーを塗布すると
良い。
に先立って基材の表面を十分清浄にし、更に必要に応じ
て軽くエツチングするとか或はプライマーを塗布すると
良い。
本発明に基づく塗料組成物は基材に塗布された後放射線
を照射して硬化せしめる。放射線としては電子線或は紫
外線を利用することが出来る。電子線の照射量は０．５
〜３０メガラツドでよ＜１．０〜２０メガラッドが好ま
しい。紫外線照射に於いては増感剤としてフェニルケト
ン系化合物、チオキサントン類、スベロン類、アミノ系
化合物、アゾ系化合物等の増感性化合物を用いる。これ
らの化合物の中ではスベロン類、チオキサントン類、フ
ェニルケトン系化合物を用いたものの特性がより良好で
あった。紫外線の照射は１〜］、ＯＫＷ の紫外線ラン
プをｌ灯〜数灯用いて、５〜６０秒程度行なうのがよい
。
を照射して硬化せしめる。放射線としては電子線或は紫
外線を利用することが出来る。電子線の照射量は０．５
〜３０メガラツドでよ＜１．０〜２０メガラッドが好ま
しい。紫外線照射に於いては増感剤としてフェニルケト
ン系化合物、チオキサントン類、スベロン類、アミノ系
化合物、アゾ系化合物等の増感性化合物を用いる。これ
らの化合物の中ではスベロン類、チオキサントン類、フ
ェニルケトン系化合物を用いたものの特性がより良好で
あった。紫外線の照射は１〜］、ＯＫＷ の紫外線ラン
プをｌ灯〜数灯用いて、５〜６０秒程度行なうのがよい
。
更に本発明をより効果的に達成せしめるために塗料に電
子線や紫外線等の放射線を照射して硬化せしめた後、塗
膜全体を加熱処理することができる。加熱処理の条件と
しては１００〜１５０℃で２０〜６０分間程度が良い。
子線や紫外線等の放射線を照射して硬化せしめた後、塗
膜全体を加熱処理することができる。加熱処理の条件と
しては１００〜１５０℃で２０〜６０分間程度が良い。
実施例１゜
ポリブタジェンｐｏｌｙｂｄ （放射線反応性ポリブタ
ジェン 出光石油化学社製 商品名） ・・・・・７０重量部 ピロガード５Ｒ８０３Ｌ （臭素化フェニルアクリル酸
エステルのトルエン溶液、５５％純度品、第一工業製薬
社製 商品名） ・・・・・３０重量部茶色着色剤
・・・・・１０重量部シリコンレベリン
グ剤 ・・・・・ １．０重量部超微粒シリカ
・・・・・ ０．５重量部を三本ロールで混
練して塗料を作成した。この塗料を銅箔面に塗布して風
乾し、３０／１ｍの厚さの塗膜を形成した。これに電子
線を２０メガラツド照射して硬化させ、次いで１３０°
Ｃで３０分間加熱処理を行なった。この塗料塗布銅箔に
ついて特性を調べた。まず塗膜面を外側或は内側にして
１８０゜折り曲げを行なった結果、塗膜に何隻損傷はな
く十分な可撓性並びに密着性を有していることが認めら
れた。また２８０°Ｃのハンダ浴槽に１０秒間浸漬して
耐熱性を調べた結果塗膜には何隻異常は認められず、良
好な耐熱性を有していることがわかった。
ジェン 出光石油化学社製 商品名） ・・・・・７０重量部 ピロガード５Ｒ８０３Ｌ （臭素化フェニルアクリル酸
エステルのトルエン溶液、５５％純度品、第一工業製薬
社製 商品名） ・・・・・３０重量部茶色着色剤
・・・・・１０重量部シリコンレベリン
グ剤 ・・・・・ １．０重量部超微粒シリカ
・・・・・ ０．５重量部を三本ロールで混
練して塗料を作成した。この塗料を銅箔面に塗布して風
乾し、３０／１ｍの厚さの塗膜を形成した。これに電子
線を２０メガラツド照射して硬化させ、次いで１３０°
Ｃで３０分間加熱処理を行なった。この塗料塗布銅箔に
ついて特性を調べた。まず塗膜面を外側或は内側にして
１８０゜折り曲げを行なった結果、塗膜に何隻損傷はな
く十分な可撓性並びに密着性を有していることが認めら
れた。また２８０°Ｃのハンダ浴槽に１０秒間浸漬して
耐熱性を調べた結果塗膜には何隻異常は認められず、良
好な耐熱性を有していることがわかった。
さらに、燃焼性を調べたところ約１秒で自己消火し、良
好な難燃性を有していることが認められた。
好な難燃性を有していることが認められた。
実施例２゜
実施例１の組成物に於いて、増感剤としてベンジルジメ
チルケクールを５重量部添加し、実施例１と同様に塗布
し、電子線に替えて紫外線を２１（Ｗ紫外線ランプで３
０秒間照射して硬化させた。特性を調べた結果、実施例
１と同程度の特性を有していることが確認された。
チルケクールを５重量部添加し、実施例１と同様に塗布
し、電子線に替えて紫外線を２１（Ｗ紫外線ランプで３
０秒間照射して硬化させた。特性を調べた結果、実施例
１と同程度の特性を有していることが確認された。
以上の様に本発明に基づく塗料組成物は、放射線で容易
に迅速に硬化し、難燃性を有し、かつ基材に対する密着
性、耐熱性、可撓性に優れた塗膜を形成できるので、金
属板の表面塗装や電子機器部品の絶縁塗装などに広く利
用することが出来る。
に迅速に硬化し、難燃性を有し、かつ基材に対する密着
性、耐熱性、可撓性に優れた塗膜を形成できるので、金
属板の表面塗装や電子機器部品の絶縁塗装などに広く利
用することが出来る。
また、不透明な補助材料を用いなければ透明な難燃性塗
膜を形成することも出来るので、電子機器部品などに於
いて透明で難燃性が要求される用途に利用することが出
来る。
膜を形成することも出来るので、電子機器部品などに於
いて透明で難燃性が要求される用途に利用することが出
来る。
第１頁の続き
０発 明 者 伊藤興−
大阪市西淀用区千船２丁目１４番
１６号株式会社ナート研究所内
０発 明 者 的場典子
大阪市西淀用区千船２丁目１４番
１６号株式会社ナート研究所内
０発 明 者 山本厚子
大阪市西淀用区千船２丁目１４番
１６号株式会社ナート研究所内
Claims (1)
- （１）放射線反応性を有するポリブタジェン樹脂５０〜
９０ 重量部及び臭素化フェニルアクリル酸エステル又
は臭素化フェニルメタアクリル酸エステル５０〜１０重
量部とを主成分として含むことを特徴とする放射線硬化
性塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14527682A JPS5936163A (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 放射線硬化性塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14527682A JPS5936163A (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 放射線硬化性塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5936163A true JPS5936163A (ja) | 1984-02-28 |
Family
ID=15381387
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14527682A Pending JPS5936163A (ja) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | 放射線硬化性塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5936163A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61163913A (ja) * | 1985-01-12 | 1986-07-24 | デソト，インコ−ポレ−テツド | 光ファイバー用被覆材料 |
| JPS62131075A (ja) * | 1985-12-03 | 1987-06-13 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 活性エネルギ−線硬化型塗料 |
| JP2014080596A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-05-08 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 金属基材用活性エネルギー線硬化型塗料組成物およびその塗料組成物を用いた物品 |
-
1982
- 1982-08-20 JP JP14527682A patent/JPS5936163A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61163913A (ja) * | 1985-01-12 | 1986-07-24 | デソト，インコ−ポレ−テツド | 光ファイバー用被覆材料 |
| JPH0585492B2 (ja) * | 1985-01-12 | 1993-12-07 | Desoto Inc | |
| JPS62131075A (ja) * | 1985-12-03 | 1987-06-13 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 活性エネルギ−線硬化型塗料 |
| JP2014080596A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-05-08 | Tokyo Printing Ink Mfg Co Ltd | 金属基材用活性エネルギー線硬化型塗料組成物およびその塗料組成物を用いた物品 |
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