JPS5934811B2 - 絣調効果を呈する編織物の製造方法 - Google Patents

絣調効果を呈する編織物の製造方法

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JPS5934811B2
JPS5934811B2 JP53116874A JP11687478A JPS5934811B2 JP S5934811 B2 JPS5934811 B2 JP S5934811B2 JP 53116874 A JP53116874 A JP 53116874A JP 11687478 A JP11687478 A JP 11687478A JP S5934811 B2 JPS5934811 B2 JP S5934811B2
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twisted
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JP53116874A
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恭亮 守谷
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絣調効果を呈する編織物の製造方法に関する
ものである。
従来、合繊編織物で絣調を表現するには、糸の段階で部
分的に青色する先染め(ヤーンプリント)方式が用いら
れているが、これは色濃度の管理など生産性の面やまた
、在庫リストの面からコスト高になるなどの問題があつ
f3また、後染め方式では染着性の異なる糸を空気混繊
あるいは電気混繊によって、混繊度を調節することによ
って、絣調効果を出すことも試みられたが、限定された
パターン(大部分は細かい杢調効果)しか得られず、単
に、染色性の異なる2種類の糸を用いて合撚や混繊を行
なう方式では、前者では杢の形状が均一になるため、布
形成時に嫌われる「亀甲柄」が発生したり、また、後者
では一般に均一に各成分が混合されるため細かい杢効果
(霜降り状の効果)は得られても、いわゆる「絣調」は
得難く、一方、混繊度を落とすと、亀甲柄発生の危険性
が生じた。
そして、いずれにしても合成繊維編物で絣調を表現する
のは困難であった。
本発明者は、鋭意研究の結果、後染め方式によって、絣
調を十分表現する編織物の製造法を見い出した。
即ち、部属の異なる染料に対して相互に異なった染着性
を有する繊維AおよびBからなるそれぞれの糸を1本以
上、および所望により繊維A、Bの均一混用糸を用いて
合撚(下撚)シ、ついで該糸と前記繊維A、Bの均一混
用糸とを撚数7下撚数 比率が0.75(<1.25となるように下撚上撚数 方向とは反対方向に合撚(上撚)して、合撚糸となし、
糸の段階で染色して後編織するか、または、編織後染色
することを特徴とする絣調効果を呈する編織物の製造方
法であって、織物を構成する糸に部属の異なる染料に対
して相互に異なった染着性を有する繊維AおよびBから
なるそれぞれの糸1本以上、および所望により繊維A、
Bの均一混用糸を用いること、下撚時と上撚時に甲いる
糸を考慮することおよび撚数比を限定することによっテ
、絣調の編織物が得られるのである。
ここで、本発明の要点である構成糸の選定と撚糸条件の
選定について更に詳細に述べる。
(1)構成糸の選定について 後染め方式で絣調効果を出すには、糸にコントラストを
つける必要があり、部属の異なる染料に対して相互に異
なった染着性を有する繊維AおよびBからなるそれぞれ
の糸を1本以上、および所望により繊維A、Hの均一混
用糸で構成することが必要である。
ここで、部属の異なる染料とは、例えば、分散染料、カ
チオン染料、酸性染料などをいう。
下撚時に用いる部属の異−なる染料に対して相互に異な
った東漸性を有する2種類の糸として、例えばレギュラ
ーポリエステル糸とカチオン可染ポリエステル糸、レギ
ュラーポリエステル糸とポリアミド糸など組み合わせが
挙げられる。
この場合、染色性が異なっていることが要件であり、繊
維の形態、即ち、長繊維とか短繊維であるとかの区別は
問題とならない。
上撚時に用いる糸は、下撚時に用いた糸の染色性成分(
繊維分)をことごとく包含していることが必要である。
例えば、下撚時にA染色成分糸とB染色成分糸とを用い
ると、上撚時にはA成分とB成分とが出来るだけ均一に
混合したもの、即ち、A成分とB成分の混紡糸や飯撚工
程で空気により混繊したA繊維およびB繊維よりなる糸
を用いる。
ここで、A繊維とB繊維の染色成分の差はレギュラーエ
ステルとカチオン可染エステルあるいはレギュラーエス
テルと酸性可染エステルの如く、異なる染料部属の染料
で染色出来ることを指し、レギュラーエステルと分散染
料易染の如く、同一染料部属染料のみの染色性差のもの
は指さない。
(2)撚糸条件の選定について 染色性の異なる糸を単に合撚して染色を行なうと、撚数
に応じたピッチの杢効果を有する糸が得られるにすぎず
、この杢効果は編織物にした場合、茎が等間隔であるた
め布の組織によっては亀甲柄発生の危険性を有している
これを防ぐためには前述の構成糸の選定とともに撚糸条
件の選定も重要な要件である。
撚糸条件として、下撚、上撚の2工程を用いること、し
かも下撚数と上撚数との比率を考慮することによって均
−茎ではなく、絣調杢を得た。
第1表は、撚糸条件と絣調効果の外観との関係をまとめ
たものであり、系構成を適当にとった場合、下撚数と上
撚数との比率が絣調効果に影響するということができる
下撚数 即ち、上撚数と下撚数の比率が0.75<上撚数 <1.25の範囲にあることが好ましく、この範囲から
外れると、均一な杢調の糸となり、目的は達成されない
才だ、撚数については、用いる糸の太さとの関係もある
が、今回用いたトータル糸太さが300デニールの場合
には、下撚、上撚とも撚数が150回/m以上で良好な
結果を示している。
150回/m以下でも杢効果は認められるが、撚数変動
が全形状の変動に大きく影響するため、100回/m以
下とすることは実用的には好ましくない。
また、下撚、上撚ともに500回/m以上にすると、絣
調効果は得られるが、杢のピッチが細かくなり、絣調の
効果は薄れる。
資料扁1゜2.3,6,7,10は、構成糸、撚数比率
の両方とも本願発明の要件をすべて満足しているので、
絣調効果は先染(ヤーンプリント)方式による絣調効果
と同様に良好である。
資料44,5,8は構成糸については、本願発明の要件
を満たしているが、撚数比率について検討すると、A4
,5は、本願の要件より小さく、/f68は本願の要件
より大きいので両者とも均一な杢調となり、絣調効果は
得られない。
資料7469は撚数比率については、本願発明の要件を
満たしているが、構成糸については要件を満足していな
いため、絣調を呈しないで均一な杢調を呈する。
そして、比較1,2で記載したように、染色成分の異な
る三者を単に仮撚工程で空気混繊したり、合撚したりし
た従来のものは、縦効果が不十分であったり、均一な杢
調となり、亀甲柄が発生したりして、本願の発明で得ら
れるような絣調効果は得られなかった。
以下、実施例を挙げて本願発明を説明する。
実施例 1 ポリエステル加工糸75d36fとカチオン可染ポリエ
ステル加工糸75 d 24. fとをZ方向に180
回/mの撚数で合撚し、この合撚糸と上記2成分糸を1
=1の比率で仮撚工程にて均一に混合した混繊糸150
d60fとをS方向に200回/mの撚数で合撚した。
この時の下撚数/上撚数は0.9であった。
得られた合撚糸をたて密度51本/吋、よこ密度46本
/吋の平組織に織成し、加工糸織物の一般加工■程にし
たがい、リラックス、精練、ヒートセット後、Aixe
n Oat、hilonBlue CD−RLHO,2
%(o、w、 f )で染色し、仕上げた。
得られたものは、杢のくせがなく、良好な絣調効果を呈
する織物であった。
尚、必要ならば染色工程で、カチオン染料と分散染料と
を併用したり、分散染料単独で染色すると、絣調効果の
大きいものから無地に近いものまでが容易に得られる。
実施例 2 ポリエステル加工糸75d36fとカチオン可染ポリエ
ステル加工糸150d48fとカチオン可染ポリエステ
ルスパン糸24′V1の三者をZ方向に300回/mで
合撚し、更に、該合撚糸とカチオン可染ポリエステルと
レギュラーポリエステルとの混紡糸1152’S・とを
S方向に300回7m合撚して得た糸を−百7綾組織の
たて糸に用い、よこ糸には、カチオン可染ポリエステル
糸150d48fを4本合撚したものを用いて、たて、
よこ密度を夫々56本、47本に織上げ、以下、一般加
工糸織物の加ニー1程でリラックス、精練、ヒートセッ
ト後Aizen Cathilon MarineBl
ue GRLH2%(o、w、 f)とDi ani
x Dark B 1ueB−8E 0.05%(o
、w、f)の併用浴で染色後仕上げることにより、ジー
ンズ調の表面をもち、且つ、スパンの風合いを加味した
織物が得られた。
実施例 3 ポリエステル加工糸50d24fとカチオン可染ポリエ
ステル加工糸75d24fとをS方向に200回/m合
撚し、更に、ポリエステル糸30d 12 fとカチオ
ン可染ポリエステル糸75d24fとを仮撚工程で均一
に空気混繊した糸とZ方向(こ200回/m合撚して得
た糸を用いて、18ゲージの編機で梨地に編立後、一般
加工糸ニットの加工工程で処理し、カチオン染料と分散
染料の配合処決により、鮮明な絣調効果を有するスラッ
クス用生地を得た。
実施例 4 ホモ・ポリマーポリエステル糸(カチオン染料不染)7
5d36fとコ・ポリマーポリエステル糸(カチオン染
料不染)50d24fとカチオン可染エステル糸75d
24fとをS方向に180回/mで合撚し、該合撚糸と
ホモポリマーポリエステル糸75d36 fとカチオン
可染エステル糸75d24fとを仮撚工程で均一に空気
混繊した糸150d60fとを2方向に200回/mで
合撚した糸をたて糸、よこ糸の双方に用い、実施例1と
同様にして染色したところ分散染料の染着度がホモ・ポ
リマーポリエステル糸とコ・ポリマーポリエステル糸と
では、コ・ポリマーポリエステル糸〉ホモ・ポリマーポ
リエステル糸となるため、若干のコントラストがつき、
実施例1で得られた織物より杢効果の複雑な織物が得ら
れた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 部属の異なる染料に対して相互に異なった染着性を
    存する繊維AおよびBからなるそれぞれの糸を1本以上
    、および所望により繊維A、Bの均一混用糸を用いて合
    撚(下撚)シ、ついで、該糸と前記繊維A、Bの均一混
    用糸とを撚数比率が下撚数 0、75 < −< 1.25となるように下撚方向と
    上撚数 は反対方向に合撚(上撚)して合撚糸となし、糸の段階
    で染色して後、編織するか、または編織後染色すること
    を特徴とする絣調効果を呈する編織物の製造方法。
JP53116874A 1978-09-21 1978-09-21 絣調効果を呈する編織物の製造方法 Expired JPS5934811B2 (ja)

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