JPS593026Y2 - 二輪車のドライブチエ−ン調節装置 - Google Patents
二輪車のドライブチエ−ン調節装置Info
- Publication number
- JPS593026Y2 JPS593026Y2 JP18508579U JP18508579U JPS593026Y2 JP S593026 Y2 JPS593026 Y2 JP S593026Y2 JP 18508579 U JP18508579 U JP 18508579U JP 18508579 U JP18508579 U JP 18508579U JP S593026 Y2 JPS593026 Y2 JP S593026Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear end
- support hole
- stopper member
- fork
- chain
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、オートバイ、自転車等の二輪車において、後
車輪を駆動するドライブチェーンを緊張調節するための
ドライブチェーン調節装置に関する。
車輪を駆動するドライブチェーンを緊張調節するための
ドライブチェーン調節装置に関する。
従来、か・る装置として第4図に示すようなもの、即ち
リヤフォーク1後端部に設けた前後方向の長孔状支孔2
に後車軸3を嵌挿し、この後車軸に連結されたチェーン
調節板4の後端をリヤフォーク1よりも後方へ延出させ
、このチェーン調節板4の後端に螺合した調節ボルト5
の前端をリヤフォーク1後端のボルト支承凹部6に当接
したものが知られているが、そのものではタイヤの補修
その他の整備のために後車輪を外す場合に、支孔2が完
全に閉じた形状をしているために、先ず後車軸3をリヤ
フォーク1の側方へ引き抜かなければ後車輪をリヤフォ
ーク後方へ引き出すことができない。
リヤフォーク1後端部に設けた前後方向の長孔状支孔2
に後車軸3を嵌挿し、この後車軸に連結されたチェーン
調節板4の後端をリヤフォーク1よりも後方へ延出させ
、このチェーン調節板4の後端に螺合した調節ボルト5
の前端をリヤフォーク1後端のボルト支承凹部6に当接
したものが知られているが、そのものではタイヤの補修
その他の整備のために後車輪を外す場合に、支孔2が完
全に閉じた形状をしているために、先ず後車軸3をリヤ
フォーク1の側方へ引き抜かなければ後車輪をリヤフォ
ーク後方へ引き出すことができない。
しかしながら、このようなドライブチェーン調節装置を
第1図に示すような、後車軸3の端面に隣接して排気マ
フラMを配設したオートバイに適用すると、後車軸3を
リヤフォーク1の側方へ引き抜く際は、エンジンEの排
気マフラMが邪魔になるので、最初に排気マフラMを取
除くことを余儀なくされ、後車輪の脱着作業は非常に面
倒で手間のか・るものとなる。
第1図に示すような、後車軸3の端面に隣接して排気マ
フラMを配設したオートバイに適用すると、後車軸3を
リヤフォーク1の側方へ引き抜く際は、エンジンEの排
気マフラMが邪魔になるので、最初に排気マフラMを取
除くことを余儀なくされ、後車輪の脱着作業は非常に面
倒で手間のか・るものとなる。
本考案は上記に鑑み、平時は従来通りの操作によりドラ
イブチェーンの緊張調節が可能であり、そして後車輪を
取外す際は後車軸を支持する支孔の後端を開放して後車
軸を後車輪と共にリヤフォーク後方に引き出すことがで
きるようにした、構造簡単で耐久力の強い前記装置を提
供することを目的とする。
イブチェーンの緊張調節が可能であり、そして後車輪を
取外す際は後車軸を支持する支孔の後端を開放して後車
軸を後車輪と共にリヤフォーク後方に引き出すことがで
きるようにした、構造簡単で耐久力の強い前記装置を提
供することを目的とする。
以下、図面により本考案装置の一実施例について説明す
ると、第1図は本考案装置を適用したオー 1−パイを
示し、リヤフォーク1に支持される後車軸3の端面には
エンジンEの排気マフラMが隣接して配設される。
ると、第1図は本考案装置を適用したオー 1−パイを
示し、リヤフォーク1に支持される後車軸3の端面には
エンジンEの排気マフラMが隣接して配設される。
Wは後車軸3上に回転自在に支承される後車輪で、その
バブ側面に被動スプロケット7を備えており、これとエ
ンジンEの駆動スプロケット(図示せず)間にドライブ
チェーン8が張架される。
バブ側面に被動スプロケット7を備えており、これとエ
ンジンEの駆動スプロケット(図示せず)間にドライブ
チェーン8が張架される。
第2図に示すように、上記後車軸3を支持するためにリ
ヤフォーク1に設けた長孔状支孔2は後端が開放してお
り、この開放端に隣接して支孔2の上、千両側壁に係止
凹部9,9が形成され、これらにストッパ部材10の上
、千両端に突設した係止凸部11.11がそれぞれ抜き
差し自在に嵌合され、このストッパ部材10により支孔
2の後端開放部が閉鎖される。
ヤフォーク1に設けた長孔状支孔2は後端が開放してお
り、この開放端に隣接して支孔2の上、千両側壁に係止
凹部9,9が形成され、これらにストッパ部材10の上
、千両端に突設した係止凸部11.11がそれぞれ抜き
差し自在に嵌合され、このストッパ部材10により支孔
2の後端開放部が閉鎖される。
上記係止臼、凸部9,11は、それぞれ前辺が略垂直に
立上るV字形に形成され、且つ上部のものと下部のもの
とは対称形をなしている。
立上るV字形に形成され、且つ上部のものと下部のもの
とは対称形をなしている。
このストッパ部材10の後端面にボルト支承凹部6が形
成される。
成される。
後車軸3に連結されるチェーン調節板4はリヤフォーク
1よりも後方へ延出する後端でリヤフォーク1およびス
トッパ部材10を左右から挾むように折り曲げられてお
り、その折り曲げ部に螺合した調節ボルト5の前端を前
記ボルト支承凹部6に当接させる。
1よりも後方へ延出する後端でリヤフォーク1およびス
トッパ部材10を左右から挾むように折り曲げられてお
り、その折り曲げ部に螺合した調節ボルト5の前端を前
記ボルト支承凹部6に当接させる。
12は調節ボルト5のロックナツトである。
図示例では、さらにストッパ部材10の前面に弧状凹部
13を形成して、この凹部13から支孔2前端壁までの
距離11が第4図の従来の閉した支孔2の長径11と等
しくしてあり、また上記凹部13とボルト支承凹部6間
の距離12が従来の支孔2の後端壁の厚さ12と等しく
しである。
13を形成して、この凹部13から支孔2前端壁までの
距離11が第4図の従来の閉した支孔2の長径11と等
しくしてあり、また上記凹部13とボルト支承凹部6間
の距離12が従来の支孔2の後端壁の厚さ12と等しく
しである。
したがって、チェーン調節板4および調節ボルト6は従
来のものと同一のものが使用でき、しかも後車軸3の前
後移動量、即ちドライブチェーン8の緊張調節量も従来
のそれと変りがない。
来のものと同一のものが使用でき、しかも後車軸3の前
後移動量、即ちドライブチェーン8の緊張調節量も従来
のそれと変りがない。
而して、ドライブチェーン8を緊張調節するには、先ず
後車軸3の端部に螺装した図示しない締付ナツトおよび
調節ボルト5のロックナツト12を緩めてから、調節ボ
ルト5をチェーン調節板4内に徐々に螺入していく。
後車軸3の端部に螺装した図示しない締付ナツトおよび
調節ボルト5のロックナツト12を緩めてから、調節ボ
ルト5をチェーン調節板4内に徐々に螺入していく。
ところが調節ボルト5はストッパ部材10により前進を
阻止されているので、上記螺入の反作用によりチェーン
調節板4が後方へ牽引され、よって後車軸3が支孔2に
沿って後に移動し、その移動量に応じてドライブチェー
ン8に緊張を与えることができる。
阻止されているので、上記螺入の反作用によりチェーン
調節板4が後方へ牽引され、よって後車軸3が支孔2に
沿って後に移動し、その移動量に応じてドライブチェー
ン8に緊張を与えることができる。
この調節操作は従来の場合と異るところがないが、調節
ボルト5の螺入時にはチェーン調節板4の牽引反力がス
トッパ部材10の係止凸部11’、11を介してリヤフ
ォーク1の係止凹部9,9の垂直前面で確実に支承され
る。
ボルト5の螺入時にはチェーン調節板4の牽引反力がス
トッパ部材10の係止凸部11’、11を介してリヤフ
ォーク1の係止凹部9,9の垂直前面で確実に支承され
る。
またこれに伴いストッパ部材10の各係止凸部11の基
部には剪断力が作用するが、係止凸部11は、そのV字
形状により基部の横断面積を最大限に広くとっであるの
で、上記剪断力に充分耐えることができる。
部には剪断力が作用するが、係止凸部11は、そのV字
形状により基部の横断面積を最大限に広くとっであるの
で、上記剪断力に充分耐えることができる。
また、何等かの理由で後車軸3がらストッパ部材10に
後方への押圧力が作用した場合でも、ストッパ部材10
はリヤフォーク1の両係止凹部11゜11の傾斜後面で
後方移動を確実に拘束され、後車軸3の離脱を防止でき
る。
後方への押圧力が作用した場合でも、ストッパ部材10
はリヤフォーク1の両係止凹部11゜11の傾斜後面で
後方移動を確実に拘束され、後車軸3の離脱を防止でき
る。
次に後車輪3を取外す要領について説明すると、先ずド
ライブチェーン8の調節時と同様に先ず後車軸3の締付
ナツトおよび調節ボルト5のロックナツト12を緩め、
またドライブチェーン8をスプロケット7から外してお
く。
ライブチェーン8の調節時と同様に先ず後車軸3の締付
ナツトおよび調節ボルト5のロックナツト12を緩め、
またドライブチェーン8をスプロケット7から外してお
く。
次に調節ボルト5をチェーン調節板4から充分螺出して
おき、第3図の鎖線示のようにチェーン調節板4を上方
または下方へ大きく回動してストッパ部材10の側面を
露出させる。
おき、第3図の鎖線示のようにチェーン調節板4を上方
または下方へ大きく回動してストッパ部材10の側面を
露出させる。
そこでストッパ部材10を側方へ滑らせながら係止凹部
9,9から取出せれば支孔2の後端が開放されるので、
排気マフラMに干渉されずに後車軸3を後車輪Wと共に
リヤフォーク1の後方へ引出すことかで゛きる。
9,9から取出せれば支孔2の後端が開放されるので、
排気マフラMに干渉されずに後車軸3を後車輪Wと共に
リヤフォーク1の後方へ引出すことかで゛きる。
以上のように本考案によれば、ドライブチェーンの緊張
調節を従来同様の操作により行うことができるにも拘ら
ず、後車輪を取外す際には、調節ボルトの前端が当接す
るストッパ部材を側方へ取出すだけで、隣接する排気マ
フラ等に何等邪魔されることなく後車軸を後車輪と共に
後方へ引出すことができ、したがってその脱着作業が簡
単、容易で整備作業を能率良く行うことができる。
調節を従来同様の操作により行うことができるにも拘ら
ず、後車輪を取外す際には、調節ボルトの前端が当接す
るストッパ部材を側方へ取出すだけで、隣接する排気マ
フラ等に何等邪魔されることなく後車軸を後車輪と共に
後方へ引出すことができ、したがってその脱着作業が簡
単、容易で整備作業を能率良く行うことができる。
しかも、ストッパ部材の係止凸部および、それが嵌合す
る支孔側壁の係止凹部はそれぞれ前辺が垂直なV字形と
いう、力学的に理想的な形状を有するので、小型なスト
ッパ部材を以てチェーン調節時の荷重に充分耐えられ、
その上各部の形状が単純で製作が容易であり、廉価に提
供し得るものである。
る支孔側壁の係止凹部はそれぞれ前辺が垂直なV字形と
いう、力学的に理想的な形状を有するので、小型なスト
ッパ部材を以てチェーン調節時の荷重に充分耐えられ、
その上各部の形状が単純で製作が容易であり、廉価に提
供し得るものである。
第1図は本考案装置を備えたオートバイの側面図、第2
図は本考案装置の一実施例の要部破断拡大側面図、第3
図は本考案装置におけるストッパ部材の斜視図、第4図
は従来装置の第2図に対応する側面図である。 1・・・・・・リヤフォーク、2・・・・・・支孔、3
・・・・・・後車軸、4・・・・・・チェーン調節板、
5・・・・・・調節ボルト、6・・・・・・ボルト支承
凹部、9・・・・・・係止凹部、10・・・・・・スト
ッパ部材、11・・・・・・係止凸部。
図は本考案装置の一実施例の要部破断拡大側面図、第3
図は本考案装置におけるストッパ部材の斜視図、第4図
は従来装置の第2図に対応する側面図である。 1・・・・・・リヤフォーク、2・・・・・・支孔、3
・・・・・・後車軸、4・・・・・・チェーン調節板、
5・・・・・・調節ボルト、6・・・・・・ボルト支承
凹部、9・・・・・・係止凹部、10・・・・・・スト
ッパ部材、11・・・・・・係止凸部。
Claims (1)
- ツヤフォーク後端部に設けた前後方向の長孔状支孔に後
車軸を嵌挿し、この後車軸に連結されたチェーン調節板
の後端をリヤフォークよりも後方へ延出させ、このチェ
ーン調節板の後端に螺合した調節ボルトの前端を前記リ
ヤフォーク後端のボルト支承凹部に当接してなるものに
おいて、前記支孔の後端を開放し、その開放端に隣接し
て前記支孔の上、千両側壁z4設けた係止凹部に、前記
支孔の開放後端を閉じるストッパ部材の上、下側端の係
止凸部を抜差し自在に嵌合し、これら係止口、凸部はそ
れぞれ前辺が略垂直に起立する■字形に形成され、前記
ストッパ部材の後端に前記ボルト支承部を形成した、二
輪車のドライブチェーン調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18508579U JPS593026Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 二輪車のドライブチエ−ン調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18508579U JPS593026Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 二輪車のドライブチエ−ン調節装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5698687U JPS5698687U (ja) | 1981-08-04 |
JPS593026Y2 true JPS593026Y2 (ja) | 1984-01-27 |
Family
ID=29695283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18508579U Expired JPS593026Y2 (ja) | 1979-12-27 | 1979-12-27 | 二輪車のドライブチエ−ン調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS593026Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-12-27 JP JP18508579U patent/JPS593026Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5698687U (ja) | 1981-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6293629B1 (en) | Bicycle wheel rim | |
JPS593026Y2 (ja) | 二輪車のドライブチエ−ン調節装置 | |
JPH08282569A (ja) | ハンドルポストの折畳み構造 | |
JP2000309293A (ja) | 省スペース型自転車用ハンドル | |
JPS62665Y2 (ja) | ||
JPS602068Y2 (ja) | 自動二輪車の後輪支持装置 | |
JPH0226795Y2 (ja) | ||
JPH021188Y2 (ja) | ||
JPH10100979A (ja) | 自動二輪車用操舵装置 | |
JPS5845186Y2 (ja) | 自動二輪車の後輪軸保持構造 | |
JPS585835B2 (ja) | チェ−ン引き機構 | |
JP2540821Y2 (ja) | 車止め装置 | |
JPS585646Y2 (ja) | キャリアの支持脚 | |
JPS6146068Y2 (ja) | ||
JP4107721B2 (ja) | 自動2輪車用後輪整備スタンド | |
JPH0125074Y2 (ja) | ||
JPS6238411Y2 (ja) | ||
JP3476249B2 (ja) | 折り畳み自転車フレームの係止機構 | |
JPS6023271Y2 (ja) | 自転車用チエ−ン掛け | |
JPS6229349Y2 (ja) | ||
JPS631669Y2 (ja) | ||
JPS6242877Y2 (ja) | ||
JPH0524637Y2 (ja) | ||
JP2619641B2 (ja) | 自動二輪車の後輪片持支持装置 | |
JPH0423048Y2 (ja) |