JPS6242877Y2 - - Google Patents

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JPS6242877Y2
JPS6242877Y2 JP1982080286U JP8028682U JPS6242877Y2 JP S6242877 Y2 JPS6242877 Y2 JP S6242877Y2 JP 1982080286 U JP1982080286 U JP 1982080286U JP 8028682 U JP8028682 U JP 8028682U JP S6242877 Y2 JPS6242877 Y2 JP S6242877Y2
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JP
Japan
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chain
retainer
adjuster
rear fork
convex portion
Prior art date
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Expired
Application number
JP1982080286U
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English (en)
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JPS58181690U (ja
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はチエーン式駆動輪のチエーン張力調整
装置に係り、特に該装置を構成するリテーナの改
良に関する。
例えば自動二輪車においては、エンジンの出力
軸端に固着されたスプロケツトと後車軸に固着さ
れたスプロケツト間に張設されるチエーンの張力
を調整する装置が備えられ、この装置は一般には
リヤフオーク端部に設置される。
上記チエーン張力装置は既知の如くリヤフオー
ク内に前後摺動自在に嵌合され、且つ後車軸を挿
通して成るチエーンアジヤスタ、該チエーンアジ
ヤスタを定位置に保持するリテーナ等から構成さ
れている。
ところで、上記リテーナは一般には第5図に示
す如く一面に凸部32a′…を有し、このリテーナ
32′は凸部32a′…をガイドとしてリヤフオー
ク端部に嵌められていた。尚第5図はリテーナ3
2′の正面図である。
ところが、リテーナ32′の各凸部32a′と第
5図中鎖線にて示すリヤフオークの嵌合内周面1
2a′間にはΔcのクリアランスがあつたため、後
輪の脱着等のために後車軸をリヤフオークから抜
くとチエーンアジヤスタとリテーナ32′とは自
由に動き得る状態になつていた。
リヤフオークは通常路面に対して平行ではな
く、その後部が下がつているため、斯る場合はチ
エーンアジヤスタとリテーナとはそれらの自重に
よりリヤフオークから脱落し勝ちである。このた
め、後輪を取り付ける際は、チエーンアジヤスタ
とリテーナを作業者が手で押さえながら後車軸を
通す必要があり、その作業には複数人の人手を要
するばかりでなく、作業性も悪かつた。
本考案者は斯る不都合を有効に解決すべく本考
案を成したもので、その目的とする処は、リテー
ナの凸部とガイド部材間に弾性体を所定の締代を
以つて介設することにより、駆動輪の脱着作業時
のチエーンアジヤスタ及びリテーナの脱落防止を
図り、以つて脱着の作業性向上を企図し得るよう
にしたチエーン式駆動輪のチエーン張力調整装置
を提供するにある。
以下に本考案の好適一実施例を添付面に基づい
て詳述する。
第1図は本考案に係る装置を装備して成る自動
二輪車の全体側面図、第2図は同自動二輪車のチ
エーン張力調整装置部の縦断側面図、第3図はリ
テーナの正面図である。
第1図に示す自動二輪車1において2は車体フ
レームであり、該車体フレーム2の前方上部には
ヘツドパイプ3が固着されている。ヘツドパイプ
3には操向軸(図に表われていない。)が回動自
在に挿通嵌合し、該操向軸の上端にはハンドル4
が固設されている。
又操向軸にはこれと一体にトツプ、ボトムブリ
ツジ5,6が固着され、これら両ブリツジ5,6
間には図示の如くフロントフオーク7の上端が挿
通固着されており、該フロントフオーク7の下端
には操向輪を成す前輪8が回転自在に軸支されて
いる。
一方、前記ヘツドパイプ3の後方には燃料タン
ク9及びシート10が配設され、燃料タンク9の
下方の車体フレーム2上にはエンジン11が塔載
されている。
そして、車体の略中央下部にはリヤフオーク1
2の前端がピボツトシヤフト13にて上下揺動自
在に枢着されており、該リヤフオーク12の後端
には後車軸14を介して駆動輪を成す後輪15が
回転自在に軸支されている。又リヤフオーク12
と車体フレーム2間には図示の如くリヤクツシヨ
ン16が介設されている。
前記後輪15を支承する後車軸14に固着され
た大径のスプロケツト17とエンジン11の出力
軸18の端部に固着された小径のスプロケツト1
9間にはチエーン20が張設されており、該チエ
ーン20の張力はリヤフオーク12の後端部に設
けた第2図に示す如きチエーン張力調整装置30
にて調整される。
第2図において12はガイド部材たる前記リヤ
フオークであり、該リヤフオーク12の内部には
その中央に前記後車軸14の端部を挿通して成る
短形板状のチエーンアジヤスタ31が前後方向
(第2図左右方向)に摺動自在に嵌合している。
一方、第2図中32は短形板状のリテーナであ
り、、これの一面からは第3図にも示す如く複数
(図示例では4個)の凸部32a…が突設されて
おり、各凸部32aには図示の如く弾性体33が
焼付け等により固着されている。各弾性体33の
うち上下に位置する部分33aは第3図中鎖線に
て示すリヤフオーク12の内周面12aよりも上
下に締代ΔSだけ突出している。尚リテーナ32
の中央には挿通孔32bが穿設されている。
而して上記リテーナ32は第2図に示す如くこ
れに固着した弾性体33を上下方向に締代ΔSだ
け押し潰す如くしてリヤフオーク12の後端に当
接嵌合せしめられている。
一方、前記チエーンアジヤスタ31から一体に
後方へ延びるボルト34はリテーナ32に設けた
前記孔32bを貫通してリテーナ32の外部に導
出され、該ボルト34の導出部には図示の如くナ
ツト35及びロツクナツト36が螺合している。
ところで、後車軸14には常時第2図に示す如
くチエーン20の張力Fが前向き(図中矢印方
向)に作用するが、アジヤスタ31は一種のスト
ツパとして作用するナツト35,36のリテーナ
32への当接によりその移動が阻止され、ボルト
34の長さで決まるリヤフオーク12上の位置
に保持される。
従つて、チエーン20の張力Fを調整するには
ナツト35,36を回わしてボルト34の長さ
を変更し、アジヤスタ31をリヤフオーク12に
対して前後に摺動せしめればよい。即ち、長さ
を長くしてアジヤスタ31を前方へ移動させれ
ば、張力Fは小さくなり、逆に長さを短かくし
てアジヤスタ31を後方へ移動させれば、張力F
は大きくなる。
而して後輪15の脱着作業において後車軸14
をリヤフオーク12及びアジヤスタ31から引き
抜いても、リテーナ32は弾性体33とリヤフオ
ーク12の内周面間に作用する高い摩擦力により
リヤフオーク12との嵌合状態を維持し、リヤフ
オーク12の後端が路面に対して下がつていて
も、自重により脱落することがない。このように
リテーナ32脱落防止が図られる結果、このリテ
ーナ32はアジヤスタ31に対しては脱落防止部
材として機能し、ここにアジヤスタ31の脱落防
止も有効に図られる。
斯くして後輪15の脱着作業時アジヤスタ31
及びリテーナ32の脱落が防止されるため、一人
の作業者のみで作業を進めることができるととも
に、作業内容が簡易化し、作業性向上をも図るこ
とができる。
第4図は本考案の変更実施例を示し、これはリ
テーナ132の外周縁に設けた凸部132aをリ
ヤフオーク112の外側に位置せしめ、該凸部1
32aとリヤフオーク112の外壁間にクリアラ
ンスを形成し、このクリアランスよりも大きな弾
性体133を所定の締代であるこのクリアランス
に介設させたもので、本実施例においても前記実
施例と同様の効果を得ることができる他、弾性体
133のシール効果により、外部からの泥水等の
侵入を防止することができる。
又調整機構の別実施例を第6図に示す。
これはボルト234をリテーナ232に挿通
し、該ボルト234の一端を図示の如くアジヤス
タ231の端面の固着したナツト240に螺合せ
しめたものであり、ボルト234を回わせば、ア
ジヤスタ231がリヤフオーク212内を前後動
し、チエーン調整が成される。
尚以上は本調整装置を特に自動二輪車に適用した
例について述べたが、本考案はその他任意の機
械、装置に適用し得るものである。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、リ
テーナの凸部とガイド部材間に弾性体を所定の締
代を以つて介設したため、駆動輪の脱着作業時の
チエーンアジヤスタ及びリテーナの脱落防止を図
ることができ、以つて脱着作業の省力化、作業性
向上を企図することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動二輪車の全体側面図、第2図は本
考案に係る張力調整装置の縦断側面図、第3図は
リテーナの正面図、第4図、第6図は本考案の変
更実施例に係る第2図と同様の図、第5図は従来
例に係るリテーナの正面図である。 尚図面中12,112,212はリヤフオー
ク、14は後車軸、15は後輪、20はチエー
ン、30はチエーン張力調整装置、31はチエー
ンアジヤスタ、32,132,232はリテー
ナ、32a、132aは凸部、33,133は弾
性体、34はボルト、35,36はナツトであ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動輪の車軸を挿通して成るチエーンアジヤス
    タをガイド部材内に摺動自在に嵌合するととも
    に、該ガイド部材端部に凸部を備えるリテーナを
    当接し、前記チエーンアジヤスタとリテーナ間に
    ボルト部材を螺合して成るチエーン式駆動輪のチ
    エーン張力調整装置において、前記凸部とガイド
    部材との間にクリアランスを形成し、このクリア
    ランスよりも大きな弾性体を該クリアランスに介
    設したことを特徴とするチエーン式駆動輪のチエ
    ーン張力調整装置。
JP8028682U 1982-05-31 1982-05-31 チエ−ン式駆動輪のチエ−ン張力調整装置 Granted JPS58181690U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8028682U JPS58181690U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 チエ−ン式駆動輪のチエ−ン張力調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8028682U JPS58181690U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 チエ−ン式駆動輪のチエ−ン張力調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58181690U JPS58181690U (ja) 1983-12-03
JPS6242877Y2 true JPS6242877Y2 (ja) 1987-11-04

Family

ID=30089438

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8028682U Granted JPS58181690U (ja) 1982-05-31 1982-05-31 チエ−ン式駆動輪のチエ−ン張力調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58181690U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5471354U (ja) * 1977-10-28 1979-05-21

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58181690U (ja) 1983-12-03

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