JPS5924849Y2 - 空冷エンジンのシリンダヘツド - Google Patents

空冷エンジンのシリンダヘツド

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JPS5924849Y2
JPS5924849Y2 JP16633280U JP16633280U JPS5924849Y2 JP S5924849 Y2 JPS5924849 Y2 JP S5924849Y2 JP 16633280 U JP16633280 U JP 16633280U JP 16633280 U JP16633280 U JP 16633280U JP S5924849 Y2 JPS5924849 Y2 JP S5924849Y2
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JP
Japan
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cylinder head
combustion chamber
air
cooled engine
engine cylinder
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Expired
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JP16633280U
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English (en)
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JPS5789840U (ja
Inventor
省吾 太田
Original Assignee
スズキ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、空冷エンジンのシリンダヘッドに関する。
第1図はDOHC型空冷4サイクルエンジンを搭載した
二輪車の側面概念図であり、第2図は第1図の矢印A方
向がら見た平面概念図である。
DOHC型の場合はエンジン燃焼室上方に吸気用と排気
用の2本のカムシャフトを備えている。
従って、通常シリンダヘッド1の点火プラグを設置する
燃焼室直上部2が両カム室3に前後をはさまれる形状と
なり、側面から見た場合第1図に示す様に燃焼室直上部
2はU字状溝4の底部分に該当するので、該部分2の冷
却に苦慮している。
従来の上記燃焼室直上部2の冷却は、通常第2図に示す
様に鉄部2に点火プラグの着脱を妨げない範囲で数枚の
所定高さを有する薄板状の直立冷却フィン5を設けるこ
とにより行っている。
ところが、鉄部2に設は得る冷却フィン50枚数は限ら
れるので表面がらの効率の良い放熱はあまり期待できず
、かつ冷却フィン5を設ければがえって冷却風の流れを
妨げるという不都合がある。
また、通常シリンダヘッド1は低圧鋳造法で製造される
が、鉄部2を含む溝4部分を形成するための上方へ抜く
金型(鋳型)をフィン5の枚数分に薄く分割しなければ
ならず、そのため低圧鋳造法の宿命ともいえる150〜
300シヨツト毎に行う型のメンテナンス(総ばらしの
上、塗型処理)工数が増すという不都合がある。
さらに、薄板状の直立フィンのため鋳型内にガスが溜ま
り湯回り不良が発生する、あるいは重量が増加する等の
欠点もある。
なお、第2図はシリンダヘッド1の上部にロッカカバー
を配設した状態での平面図であり、図中6はカムシャフ
トの位置を示す中心線、7は点火プラグ取付は位置を示
し、8は溝4および冷却フィン5を形成するための分割
された個々の型、9は鉄壁8の締め付はボルトを示す。
また、第2図は矢印A方向からの平面図のうち半分、即
ち2気筒分のみを示す。
本考案の目的は、上記事情に鑑み、主として燃焼室直上
部の形状を改良し、製造容易でかつ所定の放熱効果を備
え得る様にしたDOHC型空冷エンジンのシリンダヘッ
ドを提供することにある。
さらには、本考案の目的は、上記DOHC型シリンダヘ
ッドの燃焼室直上部の如く、冷却フィンを容易に設けら
れない部分あるいは冷却フィンを設けるとかえって冷却
風の流れを妨げる虞れのある燃焼室外壁面の形状を改良
し、製造容易でがっ所定の放熱効果を備え得る様にした
空冷エンジンのシリンダヘッドを提供することにある。
以下、図面に示す実施例を参照しながら本考案を詳細に
説明する。
第3図は本考案に係るシリンダヘッドの−実施例を示す
平面概念図であり、第2図の同様DOHC型4気筒シリ
ンダヘッドのうち半分の2気筒分を示す。
第4図、第5図、第6図はそれぞれ第3図のIV−IV
線、v−v線、VI−VI線断面概念図である。
図において、11はシリンダヘッド、12は前後のカム
シャフト室、13は両カムシャフト室にはさまれたU字
状溝、14は該溝13の底部を構成する燃焼室直上部(
燃焼室外壁面)、15は小突起群であり、16はカムシ
ャフト位置、17は点火プラグ位置を示す。
本実施例においては、燃焼室直上部14が冷却フィンを
容易に設けることができず、かつ設けてもかえって冷却
風の流れを妨げる虞れのある燃焼室外壁面に該当する。
そして、該燃焼室18の直上部14、即ち点々を付して
囲った部分には、点火プラグを設ける部分17を除き、
全面に小突起群15たる微細な波状凹凸を形成しである
上記波状凹凸は、所定間隔毎に又は連続して凸条を形成
して成る。
第3図における一点鎖線15はこの凸条の位置を示し、
該凸条の断面は第5図に示す形状の通りである。
本実施例では凸条のピッチ11を2mm、高さ12を1
mmに形成しである。
なお、小突起群15は要するに燃焼室直上部の放熱面積
を大きくするためのものであり、その目的を達成できる
範囲内で、図示の波状凹凸に限らず、種々異なった形状
のものを採用し得る。
本考案は上記の如く構成されているので、以下の様な効
果を奏する。
(1)従来の直立フィンに代え、小突起群を形成しであ
る。
従って、冷却風の流れを妨げることなく熱放散表面を大
きくすることができる。
たとえば、上記実施例の場合燃焼室外壁面は、平面図内
の投影面積に対し約1.65倍の実表面積が得られる。
(2)薄板状のフィンでなく小突起群としたことにより
、燃焼室外壁面を形成するための鋳造金型は分割締結す
る必要がなり、−ブロック金型を使用できるので製造容
易であり、メンテナンスの工数を削減することができる
(3)小突起群のため鋳造時のガス抜けが向上し、湯回
りの向上を図れる。
(4)鋳造鋳型の製作と保守が容易であり、がつ製作工
程全般にわたってコストを低減できる。
上記効果のうち、(1) 、 (2)に示す効果は実施
例に示す様に燃焼室外壁面がU字状溝の底部に位置する
DOHC型シリンダヘッドの場合、特に顕著である。
なお、本考案はDOHC型以外の空冷エンジンのシリン
ダヘッドやその他空冷エンジンの鋳造による各種部品で
あって放熱面積確保が必要な部品、たとえば5OHC型
工ンジン燃焼室外壁部等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はDOHC型空冷エンジンを搭載した二輪車の側
面概念図、第2図は第1図の矢印A方向から見た空冷エ
ンジンの平面概念図、第3図は本考案に係るシリンダヘ
ッドを示す平面概念図、第4図、第5図、第6図はそれ
ぞれ第3図のIV −IV線、V−V線、VI−VI線
断面概念図である。 11・・・・・・シリンダヘッド、14・・・・・・燃
焼室外壁面、15・・・・・・小突起群。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却フィンを容易に設けることができないまたは冷却フ
    ィンを設けると冷却風の流れを妨げるおそれのある燃焼
    室外壁面を有する空冷エンジンのシリンダヘッドにおい
    て、上記燃焼室の直上部14に小突起群15を設け、そ
    れによってピッチ2mm、高さ1mmの如き微細なピッ
    チと高さの凹凸面を形成したことを特徴とする空冷エン
    ジンのシリンダヘッド。
JP16633280U 1980-11-20 1980-11-20 空冷エンジンのシリンダヘツド Expired JPS5924849Y2 (ja)

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JPS5789840U JPS5789840U (ja) 1982-06-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019948A (ja) * 1983-07-12 1985-02-01 Honda Motor Co Ltd 内燃エンジンの点火装置取付構造
JPS6057761U (ja) * 1983-09-27 1985-04-22 マツダ株式会社 シリンダヘツドの排水構造
JPH0433394Y2 (ja) * 1988-12-09 1992-08-11

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JPS5789840U (ja) 1982-06-02

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