JPS5923838B2 - 電動ミシンにおける主軸定位置停止装置 - Google Patents

電動ミシンにおける主軸定位置停止装置

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JPS5923838B2
JPS5923838B2 JP649977A JP649977A JPS5923838B2 JP S5923838 B2 JPS5923838 B2 JP S5923838B2 JP 649977 A JP649977 A JP 649977A JP 649977 A JP649977 A JP 649977A JP S5923838 B2 JPS5923838 B2 JP S5923838B2
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JP
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actuating
stop lever
arm
action
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JP649977A
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博昭 深尾
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ミシンの主軸を駆動するだめのモータと、そ
のモータの回転速度を制御するだめに抑圧操作されるコ
ントローラを含むモータ制御回路と、前記主軸に挿嵌支
承され前記モータにより主軸の1わりに回転駆動される
回転体と、その回転体の回転を常には前記主軸に伝達す
るとともに必要に応じてその伝達を遮断するために前記
回転体と主軸との間に設けられたクラッチ手段とを備え
た電動ミシンにおける主軸定位置停止装置に関するもの
である。
従来提案された機械式の主軸定位置停止装置においては
、ミシンの主軸と一体的に回転する係合体の係合部にば
ねの作用により当接して主軸を定位置に停止させるだめ
の停止レバーを、ミシンを起動するだめのコントローラ
の抑圧操作に関連して前記係合部の回転軌跡外へ移動さ
せるとともに、そのコントローラの抑圧操作の間その移
動位置に保持して通常の連続縫製を行い、前記コントロ
ーラの押圧操作の解放に基づいて前記停止レバーがはね
の作用により復帰移動し得るように構成されており、そ
のために電磁ソレノイド等の電気的作動手段が前記停止
レバーとの関連において用いられている。
このような装置においては、前記電気的作動手段が高価
であるとともに、電気的安全規格の上からも極めて厳し
い対策が必要であり、そのために前記作動手段のミシン
機枠内への組込みに多大のスペースを必要とする等実用
化に際して光面する大きな問題を含んでいる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、従来装置における電気的作動手段
を用いず、モータにより回転駆動される回転体の回転に
基づく機械的力のみにより停止レバーの移動を制御し得
る主軸定位置停止装置を提供することにある。
以下に本発明を具体化した一実施例装置について図面を
参照して説明する。
図中1はミシン機枠2に支承されたミシンの主軸、3は
軸筒4がインサートされだブーりで、ベルト5を介して
モータ6に連結され、前記軸筒4とともに主軸1のまわ
りに回転駆動されるものであり、該プーリ3と軸筒4と
により回転体を構成している。
7は前記軸筒4の一側に隣接して前記主軸1に挿嵌固定
された第二〇軸筒で、前記軸筒4と1等しい外径を有し
ている。
8は前記両軸筒4゜7の周囲に密着巻装された円筒状螺
旋はねて、前記第一〇軸筒4側に位置する一端8aはそ
の半径方向外方へ起立され、他端8bは前記第二〇軸筒
7に穿設された係止溝7aに嵌合している。
9は一側周面に環状係合面9aと係合凹処9bと係合部
9cとが周方向に一連に形成されたスリーブ状の係合体
で、前記螺旋ばね8の周囲に挿嵌されており、その螺旋
ばね8の前記一端8aに対応して形成されだ切欠溝9d
中に該一端8aが嵌合している。
従って、前記プーリ3の回転は常には第一の軸筒4、螺
旋ばね8、第二の軸筒7を介して主軸1に伝達され、前
記係合体9は螺旋はね8とともに主軸1と一体的に回転
するが、その係合体9の回転が可らかの手段により阻止
されると、前記螺旋はね8が弛緩して前記主軸1への回
転力の伝達が遮断され、しかもその主軸1が強制的に停
止されるもので、前記螺旋ばね8はクラッチ手段を構成
している。
また、10は前記第一〇軸筒4の他側部の周囲に密着巻
装された第二の円筒状螺旋はねて、両端10a、10b
ともその半径方向外方に起立されており、該螺旋はね1
0の周囲に挿嵌されたスリーブ11に形成されだ切欠溝
を通してそれぞれ外方へ突出している。
従って、前記プーリ3及び軸筒4が回転された時前記螺
旋ばね10はその軸筒4とともに一体的に回転しようと
するものである。
尚、12は締付ねじ13により主軸1と一体に回転する
ように固定された・・ンドホイールで、前記主軸1を手
動にて回転1駆動するだめのものである。
更に、14は前記ミシン機枠2に固着された取付板、1
5はその取付板14に固定されだ軸ピン16に回動可能
に取付けられだ回動腕で、前記ミシン機枠2との間に張
設された引ばね17の作用により第3図における反時計
方向への回動力が付与されており、前記取付板14に位
置調節可能に固定されたストッパ18に一端が当接する
ことによりそれ以上の回動が阻止されている。
19は前記回動腕15に枢軸20により回動可能に支持
された当接板で、前記回動腕15との間に張設された弱
いばね力を有する引はね21の作用により第3図におけ
る時計方向への回動力が付与されており、先端部に形成
された当接部19aが前記スリ−ブ11の外周面に当接
してそれ以上の回動が阻止されている。
そしてその状態において、前記当接部19aは前記第二
の螺旋ばね10の一端10aの回転軌跡上に位置し、そ
の端部と背後から当接可能である。
更に捷だ、22は前記取付板14に固着された段軸23
の1わりに回動可能に取付けられた連結板、24はその
連結板22に長手方向の位置調節が可能に固着された規
制腕で、前記連結板22と一体に段軸23の寸わシに回
動可能である。
25は前記取付板14と連結板22との間に張設された
引ばねで、前記規制腕24に第3図における時計方向へ
の回動力を付与し、先端に形成された阻止部24aが前
記スリーブ11の外周面に軽く接触するように作用して
おり、その状態において、前記阻止部24aは前記第二
の螺旋ばね10の他端10bの回転軌跡上に位置し、そ
の他端と前方から当接する。
1だ、26はミシン機枠2に固着された支持板、27は
その支持板26に固着された固定軸、28はその固定軸
27に回動可能に支持された停止レバーで、該レバーと
前記支持板との間に巻装された巻ばね29の作用により
第1図における時計方向への回動力が付与されており、
その一端に形成されだ当接部28aは前記係合体9の環
状保合面9aに相対係合し得るように位置している。
30は前記固定軸27にその軸のまわりの回動と傾動と
が可能に取付けられた作動腕で、常には圧縮ばね31の
作用により前記固定軸27に嵌着された止め輪32に接
触し、前記回動腕15の先端部と平行する状態に保持さ
れておシ、また、前記停止レバー28との間に張設され
た引ばね33の作用によりその上側縁が前記停止レバー
28に形成された折曲部28bに当接し、常には該停止
レバー28と一体的に移動する。
而して、前記回動腕15の先端には作動ピン34が植設
されて前記作動腕30の下側縁に相対しており、その下
側縁には、前記回動腕15が第3図に示す実線位置から
時計方向へ回動された時前記作動ピン34が係合して前
記作動腕30を反時計方向に回動させるだめの傾斜縁3
0aと、その傾斜縁を乗り越えた前記作動ピン34が前
記回動腕15の引続く時計方向への回動により係合する
当接縁30b払その当接縁と前記傾斜縁30aとの間に
先端開口が位置する嵌合溝30cとが形成されている。
そして、その作動腕30には、更に、前記嵌合溝に相対
し先端が前記作動ピン34の通過を許容するように第3
図における前方に折曲された傾斜部30dが形成される
とともに、ミシン機枠2に固着され後述する作用をなす
スイッチ35の作動突子を押圧する作動板35aに相対
係合可能な突起部30eが形成されている。
尚、第1図において、36はミシン機枠2に固着された
スイッチ取付金具、37はその取付金具ン に固着され
た速度切換用のスイッチで、その操作部37aは遮蔽板
38より外方へ突出している。
次に本実施例におけるモータ制御回路について第4図を
参照して説明する払39は前記モータ6への通電及び該
モータの回転速度を制御するだ; めに抑圧操作される
コントローラで、可変抵抗40とその摺動子41とから
なり、コントローラ39が抑圧操作されると前記摺動子
41が可変抵抗40に接続されるとともにその抑圧の度
合いに応じて移動する。
そのコントローラ39はミシン; 本体から隔離された
所謂足踏タイプのもので、その一方の接続線はプラグ4
2を介して交流電源の一方の端子に接続され、他方の接
続線は接続器43の一端子を介してモータ6とダイオー
ド44の直列回路の一端に接続されており、その直列回
路の他端は前記接続器43の他の端子を介して交流電源
の他方の端子に接続されている。
そして、前記速度切換用のスイッチ37は前記ダイオー
ド44に並列に接続されている。
また、前記コントローラ39とダイオード44の直列回
路と並列に低速設定用の可変抵抗45、前記スイッチ3
5及びダイオード46の直列回路が前記接続器43の更
に別の端子を介して接続されている。
従って、前記コントローラ39の抑圧操作が解放された
状態にて前記スイッチ35が閉成されると、抵抗45に
より調節され且つダイオード46により半波整流された
直流電圧が印加され、モータ6は所定の低速度にて回転
駆動される。
また、前記スイッチ3Tの選択的開閉操作により前記コ
ントローラ39の同一態様の抑圧操作にも拘らずモータ
6の回転速度が最高速度の異なる二つの速度調節範囲の
うちのいずれか一方において制御し得ることはよく知ら
れていることである。
以上のように構成された本実施例装置の作動態様につい
以下に説明する。
第1図乃至第4図はコントローラ39の抑圧操作が解放
されている時の状態を示しており、回動腕15は引ばね
17の作用によシストツバ18に係合し、作動ピン34
は作動腕30の傾斜縁30aに相対し、またスイッチ3
5は開放され、停止レバー28は係合体9の係合部9c
と係合している。
そこで、縫製作業を開始すべく前記コントローラ39が
抑圧操作されると、モータ6が起動してプーリ3が軸筒
4とともに第3図における矢印り方向に回転を開始する
それにより第一の螺旋はね10が前記軸筒4と一体的に
回動しようとし、その一端10aにて当接板19の尚接
部19aを押圧し、回動腕15を引ばね17の作用に抗
して第3図における実線位置から二点鎖線位置へ向って
移動させる。
この引ばね17の作用に抗する力は、前記当接板19が
螺旋ばね10の一端10aに該ばねを巻き締める方向か
ら当接することと、その当接板19がその当接部19a
とスリーブ11の外周面との接触によりそれ以上引はね
210作用により回動し得ないことと相俟って確実に発
生する。
従って、作動腕30は、その傾斜縁30aと作動ピン3
4との係合を介して第3図における反時計方向へ回動さ
れ、停止レバー28もその折曲部28bと前記作動腕3
0の上側縁との保合を介して巻はね29の作用に抗して
同方向に回動される。
それにより、停止レバー28の当接部28aと係合体9
の係合部9cとの当接が解離され、第一の螺旋ばね8が
締って前記プーリ3の回転が主軸1に伝達され、該主軸
1が起動する。
そして、前記回動腕15が第3図に示す二点鎖線位置へ
移動された時、第5図に示すように、作動ピン34は作
動腕30の傾斜縁30aを乗シ越えて当接縁30bに係
合するとともに、前記第二の螺旋ばね10の他端10b
が規制腕24の阻止部24aに尚接し、該螺旋ばね10
がそれ以上前記筒4にともなって回動することが阻止さ
れ、その軸筒4との間にスリップを生じる。
従って、前記回動腕15には、その回動腕15が第5図
に示す位置を越えて引ばね17の作用に抗して移動され
る力は伝達されず、前記螺旋ばね10と軸筒4との摩擦
係合により該ばね10に付与される回動力によって前記
回動腕15は第5図に示す位置に保持される。
尚、この回動腕15の移動位置は、前記規制腕24の連
結板22に対する長手方向の位置調整によって調節し得
る。
また、前記回動腕15の第5図に示す位置への移動の際
、スイッチ35が前記作動腕30の突起部30eにより
一時的に閉成されるが、直ちに開放されてその状態に保
持されるため、そのスイッチ35の瞬間的作動はモータ
6の回転に何ら影響を及ぼさないものである。
このように、コントローラ39が抑圧操作されてミシン
が運転されている間、モータ6の回転速度の如何に拘ら
ず、停止レバー28、作動腕30、回動腕15、当接板
19等は第5図に示す状態に位置して、おり、コントロ
ーラ39の抑圧の度合いに応じた運転速度にて通常の縫
製作業を遂行し得る。
而して、所要の縫製が完了し或いは縫製の途中にてミシ
ンを停止すべくコントローラ39の抑圧操作が解放され
ると、可変抵抗40を介してのモータ6への電力供給が
遮断されるが、プーリ3゜軸筒4、主軸1等はその後回
転速度の減少を伴なって数回転の間慣性により回転する
この間においては、前記第二の螺線ばね10には前記コ
ントローラ39の抑圧操作時と同じく矢印り方向への回
動力が継続して付与されており、各部材は第5図に示す
位置に継続して保持される。
そして前記慣性による回転が消滅した時、前記螺旋ばね
10の回動力も消滅し、回動腕15は引ばね17の作用
により第5図における反時計方向へ回動する。
それにより、作動ピン34は作動腕30の嵌合溝30c
中に嵌入し、作動腕30及び停止レバー28の巻ばね2
9の作用による回動を許容する。
しかしながら、第6図に示すように、前記作動ピン34
は前記嵌合溝30cに嵌入した後その側縁に係合し、引
ばね170作用による回動腕15の復帰移動が阻止され
るとともに、前記作動腕30及び停止レバー28の復帰
回動もその途中にて阻止される。
その状態において前記作動腕30の突起部30eがスイ
ッチ35の作動板35aを押圧し、該スイッチ35を閉
成する。
従って、第4図から明らかなように、コントローラ39
の抑圧操作が解放されているにも拘らず、モータ6には
低速設定用の可変抵抗45及びダイオード46を介して
電力が供給され、該モータ6が再起動される。
それにより、プーリ3、軸筒4及び主軸1が再度起動さ
れ、第二の螺線ばね10には再び回動力が付与され、回
動腕15は第6図に示す位置から引ばね11の作用に抗
して再度回動される。
従って、作動ピン34は第6図に示す位置から右方へ移
動して前記作動腕30の嵌合溝30Cの前記側縁との係
合を解離し、該嵌合溝30cの内方へ移動位置する。
その作動ピン34の移動により、それまで阻止されてい
た停止レバー28及び作動腕30の復帰回動が再開され
、前記停止レバー28は僅か回動して係合体9の環状保
合面9aに当接する。
第7図はこの状態を示すもので、作動腕30も第6図に
示す位置から時計方向へ僅か回動されているが、その突
起部30eはスイッチ35の作動板35aの抑圧を継続
しており、該スイッチ35は閉成されたままである。
従って、主軸1′は前記係合体9とともに低速にて回転
を続け、その主軸1の前記再起動後の1回転以内に前記
停止レバー28の当接部28aは前記係合体9の係合凹
処9bに嵌入し、その直後に保合部9cに当接する。
それにより、第一の螺旋ばね8が拡開されて前記プーリ
3から主軸1への回動力の伝達が遮断されるとともに、
その主軸1は定位置、例えば上下動する天秤(図示せず
)が最上点に達した状態にて停止される。
伺、前記停止レバー28が係合体9の係合凹処9bに嵌
入した時、作動腕30が該停止レバー28に追従して回
動し、その突起部30eによる前記作動板35の抑圧を
解除するため、前記スイッチ35が開放されモータ6へ
の電力の供給が遮断される。
しかしながら、前記主軸停止直後においては、前記プー
リ3及び軸筒4は慣性により回転力が残存しており、主
軸1のまわりを空転するだめ回動腕15はしばらくの間
第7図に示す位置に保持される。
この状態における作動腕30と作動ピン34との関係は
、第3図に二点鎖線にて示す回動腕15の位置を参照す
れば明白であり、作動ピン34は作動腕30の傾斜部3
0dに先端側から相対している。
而して、前記プーリ3及び軸筒4の慣性による回転が停
止すると、第二の螺旋はね10に付与されていた回動力
が消滅し、回動腕15は引ばね17の作用によシ当接板
19とともに第3図における二点鎖線位置から実線位置
へ向って移動する。
その移動の際、前記作動ピン34は作動腕30の前記傾
斜部30dに第3図における後方(第2図における左方
)から係合し、前記作動腕30を圧縮ばね31の作用に
抗して傾動させる。
従って、前記作動ピン34は作動腕30に係止されるこ
となくその後面上を摺動し、前記回動腕15の引ばね1
Tの作用による移動が許容され、第3図に示す二点鎖線
位置から実線位置へ復帰する。
これにより、各部材は全て原位置に復帰し、次のミシン
運転のだめの準備が完了する。
伺、前記停止レバー28が係合体9の係合部9cに当接
した際の衝撃は、それ以前の主軸10回転が低速である
ため極めて小さく、実用上耐久性を損うものではない。
しかも、主軸1が定位置に停止される直前まで該主軸1
が低速にて積極的に駆動されているため、前記定位置に
主軸1が達する以前に該主軸が停止することもない。
また、前述した作動態様から理解されるように、前記主
軸1はコントローラの抑圧操作の解放時から数回転後に
成行き位置にて一旦停止し、直ちに低速にて再起動され
た後−回転以内に定位置に停止されるものであるが、前
記の一旦停止状態は瞬間的な現象であり、実際の縫製作
業上作業者は戸惑い或いは不安感を覚えるものではない
そして、次の縫製を開始すべく前記コントローラを再度
抑圧操作すれば、前述と全く同様の動作がくシ返される
もので、このようにして通常の連続縫を遂行し得、コン
トローラの抑圧操作を解放することによシ主軸が数回転
後に定位置にて停止される。
寸だ、本実施例装置においては、以下のようにコントロ
ーラを操作することによって一針線も可能である。
即ち、第3図に示す状態からコントローラを抑圧操作し
、前述のようにして主軸1が一旦起動した後直ちに前記
コントローラの抑圧操作を解放すれば、回動腕15、作
動腕30、停止レバー28等は一旦第5図に示す状態に
移動した後直ちに第6図に示す状態に移動し、自動的に
主軸1が低速にて再起動されて第7図の状態を経た後定
位置に停止される。
これらの一連の作動が主軸1の1回転にて遂行されるこ
とになり、−縫目のみが形成される。
このようなコントローラの操作のくり返しにより一針縁
が間欠的に遂行され、しつけ縫に利用可能である。
尚、上記の実施例においては、規制腕24を回動可能に
装着しているが、その長手方向の位置を調節した後取付
板14に固定してもよいことは前述の作動態様から明白
である。
また、コントローラが抑圧操作された時前記軸筒40回
転に基づいて停止レバー28を巻ばね29の作用に抗し
て係合体9から解離させるだめに一方向への回動力が付
与される作動体として、前記軸筒4に密着巻装された螺
旋ばね10が用いられているが、この螺旋ばね10は他
の部材に適宜変更可能であり、例えば、主軸1に遊嵌さ
れ前記軸筒4或いはプーリ3に接触係合する環状の摩擦
係合板を用いてもよい。
更にまた、それら作動体の構成如何によってその作動体
と停止レバー28の移動とを関連づけるだめの作動連結
手段は、前記実施例における当接板19、回動腕15、
作動腕30等に代えて適宜変更可能である。
本発明は以上詳述した実施例装置から明らかなように、
主軸と一体的に回転する係合体の係合部にばねの作用に
より係合するように付勢された停止レバーを、コントロ
ーラの抑圧操作によるモータの起動により主軸の1わり
に回転駆動される回転体と接触係合して一方向への回動
力が付与される作動体の作用により、その作動体と前記
停止レバーとの作動連結手段を介して、前記コントロー
ラの抑圧操作の解放により前記回転体の回転が一旦停止
するまで前記ばねの作用に抗して前記係合体から解離さ
せるとともに、前記回転体が停止した際前記作動連結手
段の作用によりスイッチ手段を介して前記モータが低速
にて再度駆動され、その後の主軸の一回転以内に前記停
止レバーが係合体の係合凹処に嵌合して前記スイッチ手
段の作用が解放され、その直後に前記停止レバーが係合
体の保合部に当接して主軸が定位置に停止されるように
構成されているため、前記停止レバーの移動がモータに
より回転駆動される回転体の回転に基づく機械的力によ
ってのみ制御され、従来提案された装置におけるような
電気的作動手段が停止レバーの制御に関して不要となる
従って、主軸を確実に定位置に停止し得る信頼性の高い
純機械的装置が安価に製作し得、且つミシン機枠内の狭
いスペースに十分に組込み得、しかも耐久性に富み、電
気的安全規格対策に苦慮することを解消し得、更にまた
使用操作も従来のミシンと同様コントローラの操作のみ
で良く極めて簡便である等、多大の優れた効果を発揮す
るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を具体化した一実施例装置を示すもので、
第1図はバンドホイール及び装置カバーを取除いて示す
該バンドホイール側からみた説明図、第2図は第1図の
■−■線拡大断面図、第3図は第2図の■−■線断面図
、第4図はモータ制御回路図、第5図乃至第7図はそれ
ぞれ異なる作動状態を示す第3図相当拡大断面図である
。 図中1はミシンの主軸、3及び4は回転体を構成するプ
ーリ及び軸筒、6はモータ、8はクラッチ手段全構成す
る螺旋ばね、9は環状係合面9aと係合凹処9bと係合
部9cとを有する係合体、10は作動体を構成する第二
の螺旋ばね、15は回動腕、19は当接板、24は規制
腕、28は停止レバー、29は巻ばね、3゛0は作動腕
、34は作動ピン、35はスイッチである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ミシンの主軸を駆動するためのモータと、そのモー
    タの回転を制御するだめに抑圧操作されるコントローラ
    を含をモータ制御回路と、前記主軸に挿嵌支承され前記
    モータにより主軸の丑わりに回転駆動される回転体と、
    その回転体の回転を常には前記主軸に伝達するとともに
    必要に応じてその伝達を遮断するだめに前記回転体と主
    軸との間に設けられたクラッチ手段とを備えた電動ミシ
    ンにおいて、 現状係合面と係合凹処と係合部とが周方向に一連に形成
    され前記主軸と一体的に回転する係合体と、 その係合体に常にはばねの作用により係合するように付
    勢された停止レバーと、 前記回転体と接触係合しその回転体の回転に基づいて一
    方向への回動力が付与される作動体と、前記コントロー
    ラが抑圧操作された時前記作動体の回動力により前記停
    止レバーをばねの作用に抗して前記係合体から解離させ
    るために前記作動体と停止レバーとの間に設けられた作
    動連結手段と、 前記コントローラの抑圧操作の解放により前記回転体が
    一旦停止して前記作動体の回動力が消滅した際前記モー
    タを低速にて再度駆動するために前記モータ制御回路中
    に配置され且つ前記作動連結手段に連係されたスイッチ
    手段と、 そのスイッチ手段の作用により前記作動体に再度回動力
    が付与された時前記停止レバーがばねの作用により前記
    係合体に係合するのを許容するとともに、その停止レバ
    ーが係合凹処に嵌合した際前記スイッチ手段の作用を解
    放するように前記作動連結手段が構成されていることと
    、 前記停止レバーが係合凹処に嵌合した後に前記係合体の
    保合部に当接することにより、前記クラッチ手段を介し
    て回転体の回転力の主軸への伝達が遮断されるとともに
    、その主軸が定位置に停止するように構成されているこ
    とと、 からなり、前記モータにより回転駆動される回転体の回
    転に基づく機械的力により前記停止レバーの移動を制御
    するようにしたことを特徴とする主軸定位置停止装置。 2 前記作動体が、回転体の軸筒に密着巻装されて一定
    角度範囲内を摩擦係合により回動し得る螺旋ばねから成
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の主軸定
    位置停止装置。 3 前記作動連結手段が、前記作動体に係合して一方向
    に付勢される当接板と、その当接板を支持するとともに
    作動ピンが植設された回動腕と、前記作動ピンと係合し
    得常には前記停止レバーと一体的に移動する作動腕とか
    ら成り、前記スイッチ手段は前記作動腕の移動と関連づ
    けられており、コントローラが抑圧操作された時前記回
    動腕の移動により作動ピンと作動腕との係合を介して停
    止レバーをばねの作用に抗して移動させ、且つコントロ
    ーラの抑圧操作の解放後の前記スイッチ手段の作用によ
    り前記回動腕の作動ピンは前記作動腕との係合を解離し
    、停止レバーが前記ばねの作用により作動腕とともに移
    動するのを拘束しないようにされている特許請求の範囲
    第1項記載の主軸定位置停止装置。
JP649977A 1977-01-24 1977-01-24 電動ミシンにおける主軸定位置停止装置 Expired JPS5923838B2 (ja)

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