JPS5939155B2 - ミシンの駆動装置 - Google Patents

ミシンの駆動装置

Info

Publication number
JPS5939155B2
JPS5939155B2 JP1633776A JP1633776A JPS5939155B2 JP S5939155 B2 JPS5939155 B2 JP S5939155B2 JP 1633776 A JP1633776 A JP 1633776A JP 1633776 A JP1633776 A JP 1633776A JP S5939155 B2 JPS5939155 B2 JP S5939155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stop
main shaft
motor
rotating
rotating body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1633776A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5299144A (en
Inventor
巌 長薗
郁朗 飯村
豊 浅葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Tokyo Juki Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Juki Industrial Co Ltd filed Critical Tokyo Juki Industrial Co Ltd
Priority to JP1633776A priority Critical patent/JPS5939155B2/ja
Publication of JPS5299144A publication Critical patent/JPS5299144A/ja
Publication of JPS5939155B2 publication Critical patent/JPS5939155B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は駆動体の駆動に関連して主軸を一回転し且つ
所定の位置に停止するように作動可能とした一針縫い機
構及び駆動体の停止に関連して主軸を所定の位置で停止
するように作動可能とした定位置停止機構並びに駆動体
の駆動に連動してボビンに糸を巻き取るように作動可能
とした糸巻き機構等の主軸停止手段のうち少なくとも二
つ以上を備えたミシンにおいて、主軸を中心に回転可能
とした作動体には主軸の軸線方向の異なる位置に回転方
向への位相が異なる複数の係合部を設けると共に、各主
軸停止手段に対応し且つその作動に関連して作動体の保
合部の移動経路外から移動経路内に移動する複数の停止
体を作動体の周囲に分散配置し、これによりミシン機枠
内部の空間を有効に使用すると共に、各主軸停止手段の
作動に関連して、例えば縫合物の搬入、搬出及び下糸ボ
ビンの着脱等の次の作業の障害にならないように、針が
縫合物から抜は上がって停止するように構成したことを
特徴とする。
以下この発明の実施例を図面により説明する。
なお、この発明の各実施例はいずれもコントローラーを
強く押圧するに従ってモーターが次第に高速回転し、コ
ントローラーの抑圧を弛めるに従ってモーターが次第に
低速回転し、コントローラーの抑圧を解除することに関
連してモーターが停止する公知の家庭用ミシンに実施し
たものを示す。
i)第一実施例 第一実施例について第1,2図を中心に説明すると、機
枠1に回転可能に支持した主軸2の機枠1から外に突出
した軸部には、機枠に近い部分(第2図左方)に円筒形
のスリーブ3を固定し、機枠から遠い部分にスリーブ3
と外径が等しい内輪4をスリーブ3と端面を突き合せて
回転可能に遊嵌する。
一方、外周に軸線方向の異なる二つの係合部5,6をも
つ作動体7をスリーブ3と内輪4との両外周に隙間を設
けて配置すると共に、上記隙間には一端をスリーブ3に
係止し、他端を作動体7に係止したクラッチばね8を遊
嵌する。
また内輪4には軸部9と環状のV溝10をもつプーリー
11を一体となるように設け、プーリー11のV溝10
と機枠1に支持したモーター15のプーリー16との間
にはVベルト17を掛は渡す。
プーリー11の軸部9にコルク等の適宜な摩擦抵抗をも
つ摩擦部材12を挟んで遊嵌したC字形の回動体13の
両端間にコイルばね14を掛は渡し、回動体13の内周
面で摩擦部材12をプーリー11の軸部9に押圧するよ
うに設ける。
また回動体13の外周には1又は複数の係合部18を設
ける。
機枠1に固定した支持体19には、カム面a、b及び突
起c、dをもつカム体20を選択ダイアル21を介して
ミシン1の外部から前記突起c、dが支持体19のスト
ッパー19aに係合するまで軸22を中心に回動できる
ように支持する一方、軸24に一端を回動可能に支持し
たリンク23の他端には二叉の一方の腕部25を回動体
13の係合部18の移動経路に対向配置すると共に、他
方の腕部26を外輪7の係合部5の移動経路に対向配置
した第一停止体27を軸32を中心に回動可能に支持す
る。
またリンク23をカム体20に押し付けるようにリンク
23と機枠1との間にコイルばね28を掛は渡す一方、
第一停止体27と支持体19との間にはモーター15の
回転時におけるプーリー11及び回動体13相互の摩擦
力よりも弱く且つモーター15の停止時におけるブーI
J−11の回動抵抗よりも強い弾性力をもったコイルば
ね29を掛は渡す。
機枠1に固定した軸30に回動可能とし且つ一端を固定
軸31に支持した弾性体33の作用力によりその中立線
を越えて第5図実線及び二点鎖線の位置に変位可能とし
た糸巻腕34には、下端に糸巻軸35を備え且つ上端に
ボビン36を挿着可能とした糸巻軸37を回転可能に支
持する一方、固定軸38に常には第1図時計方向の回転
力を与えて揺動可能に支持した第二停止体39の上端部
に交叉する腕部40を設け、糸巻腕34を第1,2図及
び第5図工点鎖線の位置から第5図実線の位置に変位す
ることにより、第二停止体39が腕部40に追従して第
1図時計方向に回動し、その下端が作動体7の保合部6
の移動経路外から移動経路内に進入するように設ける。
なお図中41.42は第一停止体27のストッパーであ
り、特にストッパー42は第二停止体27の停止位置を
微調整できるように回動可能な偏心軸とする。
また、−43は第一停止体27の腕部26の先端に支持
した弾性体であり腕部26の長手方向には圧縮されて変
形するように設ける。
この実施例は以上の構成であり次にこの作用を説明する
第1,2図はリンク23がコイルばね28によりカム体
20のカム面aに係合し第−停体27の一方の腕部25
が回動体13の係合部18の移動経路外に位置し且つ他
方の腕部26がコイルばね29により作動体7の係合部
5の移動経路外に保持された普通縫いの状態であり、コ
ントローラーを踏み込めばモーター15がその踏み込み
量に応じた速度で回転し、これにより主軸2が矢印方向
に連続回転するので縫い機構が連続して作動する。
即ち、モーター15の回転に連動してプーリー11及び
内輪4が主軸2を中心にクラッチばねのの巻き締め方向
(矢印方向)に回転するので、クラッチばね8が内輪4
及びスリーブ3に巻きついて、これらが一体になって回
転し主軸2にモーター15の回転が伝達されるので、縫
い機構が作動しコントローラーを作用している間中縫い
が行なわれる。
次にこの第1,2図の状態から選択ダイアル21を介し
てカム体20を突起dがストッパー19aに当るまで回
動すると、高位のカム面すによりリンク23がコイルば
ね28に抗して第1図反時計方向に回動され、第7図に
示すように作動体27の腕部25が回動体13の係合部
18の移動経路内に進入する。
即ち、第7図は一針縫いを選択した状態であり、これよ
りコントローラーを作用してモーター15を回転すると
、■ベルト17を介してプーリー11が回転するので主
軸2がクラッチばねを介して矢印方向へ回転する一方、
回動体13が摩擦部材12を介して摩擦力により矢印方
向ヘプーリ−11と一体になって回転する。
そして回動体13はその係合部18が第一停止体27の
一方の腕部25に保谷した後も腕部25がストッパー4
2に突当るまで矢印の方向に回動し、第一停止体27を
軸32を中心に時計方向に回動するため、第一停止体2
7の他方の腕部26が作動体7の係合部5の移動経路内
に進入する。
一方、回動体13が第一停止体27の腕部25に係合し
て停止した後にはプーリー11が回動体13の係合部1
8を第一停止体27の腕部25に押し付けたまま回動体
13に対してすべりながら回転すると共に、そのときに
生じる摩擦力により第一停止体27をコイルばね29に
抗して第7図工点鎖線の位置に保持する。
そして針棒が略最上位置に達したときに作動体7の係合
部5が第一停止体27の腕部26に係合し、作動体7の
回転が停止する。
これによりクラッチばね8の巻きが広がりその内周面が
内輪4から離れるので、内輪4がクラッチばね8に対し
て空転して軸2の回転が停止し、コントローラーを作用
している間プーリーが空転する。
即ち、−針縫いの状態でコントローラーを作用させれば
針棒が一回作動し且つ略最上位置で停止す不。
次にコントローラーの踏み込みを解除しそれによってモ
ーター15の回転が止ると、回動体13及びプーリー1
1間の摩擦力も消え、回動体13の回動力がなくなるの
で、第一停止体27がコイルばね29により回動体13
及びプーリー11を逆回転させて腕部26が作動体7の
係合部5から外れる第7図実線の位置に復帰する。
また、第一停止体27の腕部26が作動体7の係合部5
から外れると、上記広げられたクラッチばね8が自然状
態に復帰するので、作動体7が第7図の状態から矢印方
向に僅かに回動する一方、腕部26に設けた弾性体43
が同図二点鎖線のように圧縮された状態から実線の状態
に復帰し、従って次のコントローラーの作用でプーリー
11が回転することにより回動体13の係合部18を介
して作動体27が軸32を中心に時計方向に回動したと
きに、弾性体43が係合部5の外周に接するだけで腕部
26が係合部5にただちに係合することなく、従って主
軸2がプーリー11に連動して回転し、以下上述と同様
の作用を行なう。
なお、回動体13の回転力により第一停止体27の腕部
25がストッパー42に当る前に腕部26が作動体7の
外周に接するような場合には作動体7の係合部5が腕部
26に係合しなくとも腕部26との摩擦抵抗により作動
体7の回転が停止するような事故が起るが、このときは
ストッパー(偏心軸)42を回動して腕部25がストッ
パー42に当ったときでも腕部26と作動体7との間に
隙間が生じるように調整すれば上記事故は防止される。
次に第1゜2図の普通縫いの状態から糸巻軸37にボビ
ン36を挿着した後に糸巻腕34を第5図工点鎖線から
実線の位置に移動させると、糸巻軸35が弾性体33に
よりブー9−11に圧接される一方、糸巻腕34の腕部
40が第二停止体39の回転方向に移動するので、第二
停止体39が第1図時計方向に回動して作動体7の係合
部6の移動経路内に進入する。
従ってこの状態からコントローラーを作用すれば作動体
7の係合部6が第二停止体39に突当って止まるまで主
軸2がモーター15に連動して回転するが、作動体7の
回転が止められた後はクラッチばね8と内輪4とがすべ
るため主軸2に対してプーリー11が回動体13を伴な
って空転し、糸巻軸37が糸巻軸35を介して回転する
なお、作動体7の係合部6は針棒が略最上昇したときに
第二停止体39と係合し得るように設けられているから
、糸巻の際中は針棒は略最上位置に停止される。
11)第2実施例 第二実施例について第3,4図を中心に説明すると、機
枠51に回転可能に支持した主軸52の機枠51から突
出した軸部には、機枠に近い部分(第4図左方)に円筒
形のスリーブ53を固定し、また機枠から遠い部分にス
リーブ53と外径が等しい内輪54をスリーブ53と端
面を突き合せて回転可能に遊嵌する。
一方外周に二つの係合部55,56をもつ作動体57を
スリーブ53及び内輪54の外周に隙間を設けて遊嵌配
置すると共に、上記隙間には一端をスリーブ53に係止
し且つ他端を作動体57に係止したクラッチばね58を
遊嵌する。
また内輪54には凹部94を備えた軸部59と環状の■
溝60とをもつプーリー61を一体に設け、プーリー6
1のV溝60及び機枠51に設置したモーター65のプ
ーリー66間にはVベルト67を掛は渡す。
プーリー61の軸部59に上記凹部94に遊嵌する凸部
95をもつ回動リンク96を遊嵌すると共に、第3図に
示すようにプーリー61の軸部59と回動リング96の
凸部95との間にコイルばねγ9を圧縮配置し、常には
プーリー61及び回動リング96にそれぞれ第3図時計
方向及び反時計方向への回動力を作用するように設ける
回動リング96の外周にはコルク等の摩擦抵抗が大きな
部材62を挟んで外周に複数の保合部96を設けたC字
形の回動体63を遊嵌し且つ回動体63の両端部には内
周面で部材62を回動リング96の外周に締付けるよう
にコイルばね64を掛は渡す。
なお、コイルばね79の力は回動リング96及び回動体
63間の摩擦力よりも弱いものとする。
機枠51に固定した軸72には自由端にVベルト67に
係合し得るローラー77と、ローラー77との間に適宜
の一方向クラッチ(図示せず)を介してローラー17が
第3図反時計方向に回転したときそれに連動する第一停
止体とをそれぞれ軸82を中心に回転可能に支持した腕
体73を遊嵌する。
また固定軸74には一端が回動体63の係合部68の移
動経路外から移動経路内に進入し得るように係止体75
を遊嵌する。
そして腕体73には常に第3図時計方向の回転力が作用
するように機枠間にコイルばね78を配置し、係止体7
5には常に反時計方向の回動力が作用するように機枠間
にコイルばね70を配置する一方、固定軸72に回動可
能に支持した選択ダイアルγ1を第3図の位置から反時
計方向に所定角度回動することにより、選択ダイアル7
1に設けた突起e及びfにより腕体73をコイルばね7
8に抗して反時計方向に、またこれと同時に係止体75
をコイルばね70に抗して時計方向にそれぞれ回動し得
るように設ける。
また、コイルばね78によりローラー77がVベルト6
7に係合する圧力を所望に調節できるように腕部73に
係合しそれをコイルばわ78に抗して移動係止可能とし
た調節体69゛を設ける。
第二実施例は以上の構成であるから、ミシンの休止中は
コイルばね79の作用力によりプーリー61の凹部94
と回動リング96の凸部95とのコイルばね79を挟む
側の対向面が離される。
また、選択ダイヤル71を第3図の一針縫いの位置にセ
ットすると、選択ダイアル71の突起e及びfが関連す
るコイルばね78及びγ0の作用力を解放するから、腕
体73が固定軸72を支点に回動されローラー77がV
ベルト67に圧接する一方、係止体75の一端が回動体
63の係合部68の移動経路内に進入する。
次にコントローラーを作用してモーター65を駆動させ
ると、主軸52がクラッチばね58を介してプーリー6
1に連動する一方、回動リング96がコイルばね79を
介してプーリー61に連動するため、回動体63が摩擦
部材62を介して回動リング96と一体に回転する。
そして回動体63の係合部68が係止体75に係合して
その回転が止められると、回動体63及び回動リング9
6間の摩擦力がコイルばね79の作用力よりも強いため
、プーリー61の回転により初めにコイルばね79が圧
縮され、次に回動リング96及びプーリー61の前記対
向面が接合しあって回動リング96が回動体63に対し
すべりながら矢印の方向に回転し、その間主軸52及び
作動体57が同一方向へ回転すると共に、ローラー77
がVベルト67に連動して軸82を中心に第3図時計方
向に回転するから、第一停止体T6が一方向クラッチを
介して作動体57の係合部55の移動経路内に進入した
状態に保持される。
その後に針棒が略最上位置に達し第一停止体76に作動
体57の係合部55が係合し、これにより作動体57の
回転が止まれば、第一実施例と同様に主軸52即ち針棒
及びその他の縫い機構が停止し、コントローラーを作用
している間中プーリー61と回動リング96及び内輪5
4が回動体63及びクラッチばね58に対してそれぞれ
すべりながら空転する。
続いてこの状態からコントローラ−の作用を止めモータ
ー65の回転を止めると、プーリー61がコイルばね7
9により第3図の状態から反矢印方向に前記凹部94と
凸部95の隙間分だけ回動され、■ベルト67がモータ
ー65による回動方向とは逆の方向に回動し、ローラー
77を反時計方向に回転させるから、一方向クラッチを
介して第一停止体76が軸82を支点に反時計方向に回
動し、その自由端と係合部55との係合が外れ、次の一
針縁いの準備状態になる。
また第一停止体76と係合部55との係合が外れた後は
第一実施例と同様に広げられたクラッチばね58が自然
状態に復帰することに関連して作動体57が矢印方向に
僅かに回動し、これによって次にコントローラーを作用
したときに係合部55が第一停止体76の前方を通過し
てから第一停止体76が係合部55の移動経路内に進入
する。
なお、糸巻機構と一針縁い機構との関連は第一実施例と
同様である。
111)第三実施例 第三実施例について第6図により説明すると、モーター
に連動し固定軸115を中心に回転するブー!J116
及び主軸102に固定したプーリー111にベルト11
7を掛は渡すと共に、詳細に図示しないが、例えば第−
及び第二実施例に示したように係合部105をもつ作動
体107をブーIJ−111の回転により常にはクラッ
チばねを介して矢印方向に回転するように設ける。
また固定軸122に下端を回動可能とした腕体123の
上端に軸132を中心とする円弧127をもつ第一停止
体126を軸132を中心に回動可能に支持すると共に
、第一停止体126と機枠との間にコイルばね129を
掛は渡し第一停止体126に第6図反時計方向の回転力
を作用させる。
なお、コイルばね129の力は第一停止体126とVベ
ルト117との摩擦力よりも弱いものとする。
腕体123と機枠との間にはコイルばね128を掛は渡
し図示しないが選択ダイヤルを二位置に変位させること
により腕体123に時計方向及び反時計方向の回転力が
作用するように設ける。
なお、図示しないが糸巻機構と一針縁い機構との関連は
第一実施例と同様の構成である。
次にこれらの作用は選択ダイアルを一針縁い位置にセッ
トすれば腕体123にコイルばね128の力が時計方向
に作用し第6図工点鎖線に示すように第一停止体126
の円弧127がVベルト117に圧接され、次にコント
ローラーを作用しモーターを作動すればブーIJ−11
1゜116及びVベルト117が矢印方向に回動するた
め、主軸102及び作動体107がモーターに連動して
矢印方向に回転する一方、Vベルト117に連動して第
一停止体126が軸132を中心にストッパー142に
当るまで回動し、係合部105の移動経路内に進入する
その後■ベルト117が回動している間はVベルト11
γの円弧12γとの間ですべりを起し主軸102はなお
回転を続けると共に、第一停止体126はコイルばね1
29に抗して実線の位置に保持される。
そして主軸102が略二回転し針棒が略最上位置に達す
ると、係合部105が第一停止体126に係合し作動体
107の回転が停止されるため、第−及び第二実施例と
同様にクラッチばねの巻径が広がりプーリー111が主
軸102に対して空転する。
即ち針棒は最上位置に停止しコントローラーを作用して
いる間モーターが空転する。
次にコントローラーを放しモーターの回転を停止させれ
ばVベルト117が停止し、第一停止体に時計方向への
回転力が作用しなくなるから、第一停止体126はコイ
ルばね129により実線から二点鎖線の位置に復帰され
、次にコントローラーを作用すれば上述と同様に一針縁
いが行なわれる。
以上のようにこの発明は、作動体には回転軸線方向の異
なる位置に回転方向の位相が異なる複数の係合部を設置
すると共に、各主軸停止体に対応し且つその作動に関連
して作動体の係合部の移動経路外から移動経路内に移動
するようにした複数の停止体を作動体の周囲に分散配置
し、機枠の内部の空間を有効に使用するように構成した
から、ミシン形状を容易に小型化できると共に、外観を
簡素に仕上げられるので、意匠的に優れた効果が得られ
る。
また、各主軸停止手段の作動に関連して針が縫合物から
抜は上がった位置で停止するように構成したので、次に
行なわれる布扱い及びボビンの釜への着脱等の作業をミ
シンの停止後ただちに行なうことにより作業能率を向上
でき、操作性にも優れた効果がある。
なお、この発明の第−及び第二実施例では第1図から第
4図に示すたように回動体の両端部にコイルばねを掛は
渡し所定の力で摩擦部材をプーリーの軸部に締め付ける
ようにしたものを示したが、これに代えて第8図に示す
ようにブーIJ−161の軸部159に回転可能に遊嵌
した回動体163の左側面とブーIJ−161の右側面
との間に適宜の摩擦部材162を配置する一方、同心円
上に複数の孔又は溝153を形成しブーIJ−161の
軸部159に主軸152の軸線方向には移動できるよう
に支持した移動体154に適宜な弾性体164の自由端
を回動体163の右側面に対向させて支持し、且つブー
!J−161の軸部159に形成したねじ部に調節ダイ
ヤル155をねじ込んで支持し、常には調節ダイヤルに
ねじ込んで支持した止めねじ156の先端を移動体15
4の溝153に遊嵌させて調節ダイヤル155の盲動を
阻止すると共に、止めねじ156を溝153から抜いて
調節ダイヤル155を回動することに関連して、移動体
154をプーリー161の軸部159に沿って移動し、
ブーIJ−161と摩擦部材162との接触圧力を所望
に調節し得るように構成しても上述と同様の効果が得ら
れる。
また、この発明の上記実施例ではコイル状のクラッチば
ねを用いたものを示したが、例えば実公昭46−949
4号公報に記載された公知のクラッチ手段の腕11にこ
の発明の第一停止体の腕部を係合させるように構成して
も上述と同様の効果が得られる。
さらに、この発明の第−及び第二実施例では回転体の外
周に摩擦部材を介して回動体を所定の抵抗に抗して回動
できるように支持したものを示したが、回動体と回転体
とを異なる軸線を中心に回動するように設けこれらが外
接するように構成しても、また、回動体及び回転体が摩
擦部材を介さずに所定の摩擦抵抗力が生じるように直接
接合するように構成しても上述と同様の効果が得られる
またさらに、第一実施例では第一停止体2Tの腕部26
の先端に弾性体43を設けたものを示したが、同様の弾
性体を作動体の保合部に設けても、また、上記腕部又は
係合部に適宜な部片を弾性体を介して移動し得るように
設け、腕部及び係合部が係合した状態から外れることに
より前記弾性体が伸びて部片を押し出し、次に一針縁い
を行なう際に係合部が腕部の前方を通過するまで押し出
された部片と腕部又は係合部が重なって確実に一針縁い
が行なわれるようにしても、さらに各実施例の各部を適
宜に組合せて構成しても上述と同様の効果が得られる。
さらにまた、この発明の第−及び第二実施例では一針縁
い機構及び糸巻き機構の対応する二つの停止体を作動体
の周囲に分散配置したものを示したが、これらの他に公
知の定位置停止機構に関連する停止体を作動体の周囲に
分散配置したもの又はこれら三つの停止体のうちいずれ
か二つを作動体の周囲に分散配置したものでも上述と同
様の効果が得られる。
なお、定位置停止機構としては始動・停止に関連して作
動する公知の停止レバーを作動体の保合部に対応して設
けたものの他に、この発明の実施例に示した手段を応用
したものとして、例えばコントローラーを介してモータ
ーが回転している間これに連動する回転体との摩擦係合
により作動体の係合部に対応する停止レバーをそれに常
時作用する弾性力に抗して係合部の移動経路外に移動係
止し、コントローラーを介してモーターが停止すること
に関連して、前記弾性力により停止レバーが対応する係
合部の移動経路内に進入するように構成したものでも同
様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を省略した第一実施例要部の正面図、第2
図は一部分を断面で示した第1図の左側面図、第3図は
一部を省略した第二実施例要部の正面図、第4図は一部
分を断面で示した第3図の左側面図、第5図は第1,3
図の平面図、第6図は第三実施例の正面図、第7図は第
一実施例の作用説明図、第8図はその他の実施例を示す
第2゜4図に相当する要部の側面図である。 図中2,52゜102 、152は主軸、7,57,1
07は作動体、8,58はクラッチばね、11.61,
111゜161及び17,67.117は回転体を構成
するプーリー及びベルト、13,63,163は回動体
、27,76.126は第一停止体、39は第二停止体
、21,71は選択ダイヤル、29゜79.129は各
実施例において同様の作を行なう弾性体(コイルばね)
、15,65は駆動体(モーター)、34は糸巻腕であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手動スイッチの操作に関連して主軸を駆動するため
    の動力を発生・消滅可能としたモータ15と、 手動スイッチの操作に関連して針が連続上下動する普通
    縫い状態及び針が被縫物から抜は上った位置から一上下
    動して停止する一針縫い状態とに選択操作可能とした選
    択手段21と、 モータに連動して回転する回転体11・17と、単一の
    保合部をもち主軸を中心に回転可能とした作動体7と、 選択手段の操作により一針縫い状態を選択したときには
    回転体と摩擦係合する位置に前進し回転体の回転により
    一端が作動体の保合部の移動経路内に移動係止され、且
    つ普通縫い状態を選択したときには回転体から後退して
    離れる第一停止体27.76.126と、 糸巻車が回転体から離隔する不作用位置及び係合してボ
    ビンに糸を巻取り可能な作用位置に移動係止可能とした
    糸巻腕34と、糸巻き腕を作用位置にしたききには作動
    体の保合部の移動経路内に移動係止され不作用位置にし
    たときにはその移動経路外に移動係止される第二停止体
    39と、第一・第二停止体と作動体の係合部との非係合
    時には摩擦力によりモータの動力を主軸に伝達し、係合
    時には主軸へのモータの動力伝達を遮断するように回転
    体と主軸及び作動体に関連させたクラッチ手段8、 とを備えたミシン駆動装置。
JP1633776A 1976-02-16 1976-02-16 ミシンの駆動装置 Expired JPS5939155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1633776A JPS5939155B2 (ja) 1976-02-16 1976-02-16 ミシンの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1633776A JPS5939155B2 (ja) 1976-02-16 1976-02-16 ミシンの駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5299144A JPS5299144A (en) 1977-08-19
JPS5939155B2 true JPS5939155B2 (ja) 1984-09-21

Family

ID=11913591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1633776A Expired JPS5939155B2 (ja) 1976-02-16 1976-02-16 ミシンの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5939155B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5299144A (en) 1977-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3061274B2 (ja) バンド掛機
JP3061273B2 (ja) バンド掛機
JP3227146B2 (ja) バンド掛機
JPH04102993U (ja) 脱水兼用洗濯機のブレーキ装置
JPH01119454A (ja) 安全ベルト巻取装置のベルト締め装置
JPS5939155B2 (ja) ミシンの駆動装置
JPS5939154B2 (ja) ミシンの駆動装置
JPH04212655A (ja) 緊張装置を持つ安全ベルト巻取り機
DE2613089A1 (de) Naehmaschine mit einem schrittantrieb
US4161153A (en) Thread winding mechanism for sewing machine
JPS5917273Y2 (ja) ミシンの一針縫装置
JPS6044950B2 (ja) 布押え足昇降用操作装置を備えたミシンにおける縫糸切断装置
JPS58358B2 (ja) ミシンの止め縫装置
JPS60877B2 (ja) ミシンの一針縫装置
JPH0327582Y2 (ja)
JPS5922554B2 (ja) 電動ミシンにおける主軸駆動装置
JPS605898Y2 (ja) ミシンにおけるサイクル縫い装置
JPS5931190Y2 (ja) ミシンのはずみ車取付機構
JPS5922555B2 (ja) 電動ミシンの速度切換装置
JPS5916063Y2 (ja) ミシンの伝動装置
JPH0140637B2 (ja)
JPS5845669Y2 (ja) サイクルミシンの針数変換装置
JPS5946191B2 (ja) 複合ミシンの動力伝達切替装置
JPS59235B2 (ja) サイクルヌイミシンノヌノオサエソウチ
JPH0333338Y2 (ja)