JP3061274B2 - バンド掛機 - Google Patents

バンド掛機

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JP3061274B2
JP3061274B2 JP11309257A JP30925799A JP3061274B2 JP 3061274 B2 JP3061274 B2 JP 3061274B2 JP 11309257 A JP11309257 A JP 11309257A JP 30925799 A JP30925799 A JP 30925799A JP 3061274 B2 JP3061274 B2 JP 3061274B2
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    • B65B13/24Securing ends of binding material
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    • B65B13/327Hand tools

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバンドで物品を縛り
付けるバンド掛機に関しており、このバンド掛機は、テ
ンション掛け駆動部に連結されていてバンドにテンショ
ンを掛けるようになっているテンション掛け装置と、バ
ンドの二つの端部を密封する密封装置と、バンド掛機内
でバンドを固定するための複数の巻き戻り固定部とを有
している。
【0002】
【従来の技術】本発明は、搬送可能で移動可能な、すな
わち据え置き状態のまま永遠に設置されることのないバ
ンド掛機に主に関しており、このバンド掛機は電気駆動
式であって、独立主電源、例えば蓄電池が設けられてい
る。そのようなバンド掛機の場合には、蓄電池の一回の
充電により実行されうる縛り付け作用の所定の数と共
に、各縛り付け作用に対して最大に加えられうる張力
は、利用可能な蓄電池の容量が比較的低いために制限さ
れる。バンドのループにおいて保持される究極的な張力
は、バンドのループを形成して密封するときに、バンド
掛機が物品に対して設置しているベースプレートに沿っ
てバンドが通常は案内されるという事実によって減少さ
れる。一旦、バンドのループが摩擦溶接によって密封さ
れると、バンド掛機を物品から取り除いてその結果ベー
スプレートはバンドのループから引っ張られる。結果と
して、すでに密封されたバンドのループによって縛り付
けられるべき周辺部が小さいときには、バンドにおける
張力もまた減少する。
【0003】溶接作用を実行するために、一般的には電
気モータの回転運動が溶接シューの直進揺動運動に変換
される。この場合に溶接シューは、互いに重なり合う
(プラスチック製)バンドの二つの層を押圧し、結果と
してこれら二つの層は一緒に加熱されて溶接される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、本発明は、
特に蓄電池の充電を利用する、可能な限り最も効率的な
バンド掛機を提供することを目的とする。このことに関
連して、「効率的」とは、蓄電池の特定の容量によって
達成されうるバンドの特定のテンションを有する縛り付
け作用の数を意味するものと理解できる。しかしなが
ら、蓄電池の一部の容量を完全に利用することで特定の
数の縛り付け作用を行うときに、縛り付け作用ごとに達
成されうるバンドの最大のテンションの大きさを意味す
るものと理解することもできる。
【0005】この目的を達成する本発明に基づく解決法
は、バンドの二つの層を溶接する溶接装置に必要とされ
る電気エネルギが、バンド掛機の効率に著しく影響しう
るという観念に基づいている。それゆえ、本発明によれ
ば、縛り付けによる各バンドは少量の電気エネルギを用
いることで要求される温度にされるべきである。結果と
して、蓄電池により達成されうる縛り付け作用の数を増
やすことができ、もしくは各縛り付け作用において達成
されうるバンドのテンションの大きさを高めることがで
きる。そのような改善を行うために、本発明のバンド掛
機の場合において、まず始めに、レバーを有する溶接装
置において、このレバーの一端においてモータ軸に連結
された偏心要素がモータ軸に関して偏心運動をレバーに
伝達する目的で作動し、レバーの他端は溶接シューに連
結されていて、レバーは二つの端部の間において回動ス
ピンドル上で回動可能に取り付けられており、それによ
り、偏心要素の運動は溶接シューの直線状の揺動往復運
動となるようにしている溶接装置が設けられうる。レバ
ーの回動運動にもかかわらず溶接シューが実際に直線運
動を行うために、全溶接作用時もしくはベースプレート
の方向に関する運動、結果として溶接されるべきバンド
上への運動のシーケンス時に、(直接的もしくは間接的
に)レバー上にレバーを押圧する力、好ましくはバネに
よる力を作動させるべきである。実際には、これらの処
置(measure)は、摩擦溶接(friction
welding)作用のための、公知の溶接装置の場
合よりも少ない電気エネルギを供給させる必要がある溶
接装置のモータに対して行うことができる。別の言い方
をすれば、本発明に基づく溶接装置の場合には電力損失
を少なくすることができる。
【0006】本発明の好ましい実施態様によれば、モー
タは支持部上に配置されていて、レバーはモータに関し
て回転の回動運動のみをおこなうことができる。レバー
を支持部上に直接的に取り付けた場合に、特に単純な構
造上の形状からなる解決法が得られる。偏心要素がレバ
ーのスロット状クリアランス、例えばフォーク内に配置
されて、正反対の二つの地点において前記レバーに対し
て設置させるのがここでは好ましい。
【0007】本発明のそのような実施態様が実施される
場合には、特に溶接作用を静粛に行うことができること
が分かっている。本発明のさらに模範的な実施態様にお
いては、支持部が回転スピンドル周りに回動可能に取り
付けられており、溶接シューをバンド上に押圧する力が
レバー上の支持部を介して溶接シューへと導かれる。
【0008】溶接シューが、溶接されるべきバンドの二
つの層を当接する支持部上に押圧する場合に、効率を向
上させることができる。当接する支持部は鋸歯状である
べきであってベースプレート上に配置できるのが好まし
い。さらに好ましい実施態様においては、バンド掛機は
少なくとも二つの巻き戻り固定部を有しており、これら
巻き戻り固定部によってバンドを固定することができ
る。この場合、密封装置を二つの巻き戻り固定部の間に
配置すべきである。この配列は、テンション掛け作用時
にバンドが密封装置からテンション掛け装置によって
「引き出される」適用例であって「押し込まれ」ない適
用例に対して特に好ましい結果をもたらすことが分かっ
ている。すなわち、このバンド掛機の適用例はテンショ
ン掛け装置がテンション掛け方向に関して密封装置の後
方に配置されているという構成である。しかしながら、
第三の巻き戻り固定部が存在していて、この第三の巻き
戻り固定部によってテンションホイールを固定すること
ができるのが特に好ましい。この場合には、テンション
ホイールは、テンション掛け方向に関する回転運動を少
なくとも制止することができる。この配列によって、テ
ンション掛け作用時に密封装置を通って引っ張られてい
るバンドを、密封作用および切断作用時にすでに加えら
れたバンドのテンションによって固定することができ、
それにもかかわらず、結果的に摩擦で溶接された、切断
されるバンドの部分のバンドのテンションを再び解放す
ることができる。これにより、バンドの長手方向範囲に
関して横断方向に生ずる溶接シューの運動をバンドの熱
へと変換することができて、きれいな切断縁部がプラス
チック製バンドの切断作用時に生成されるという利点を
有する。テンションが掛かっているプラスチック製バン
ドは切断時に分断される傾向にある。
【0009】本発明はまた、巻き戻り固定部の制御機能
が制御盤を介してハンドレバーから巻き戻り固定部まで
伝達される前述したバンド掛機にも関する。制御盤は制
御機能を、既存の全ての巻き戻り固定部に伝達するのが
好ましい。これにより、独立した部品の数を少なくする
ことができ、その結果、手動で搬送可能なバンド掛機の
重量を少なくすることができる。中心のハンドレバーか
ら全ての制御機能が誘導されるので、バンド掛機の操作
は結果としてさらに容易になる。
【0010】構造的に特に単純であって、空間を節約す
る形状をした本発明に基づくバンド掛機は、制御盤が回
動レバーを介してハンドレバーに連結されることを示し
ている。伝達手段、例えば回転スピンドルを制御盤に接
続してもよく、この伝達手段によって巻き戻り固定部は
固定位置から挿入位置までもしくは挿入位置から固定位
置まで移動させられる。
【0011】本発明のさらに好ましい改良は独立請求項
から明らかとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下では、次の添付図面に概略的
に示されている実施様態に基づいて、本発明をより詳細
に説明する。本発明によるバンド掛機が図1に示されて
おり、このバンド掛機のハウジング1内には、テンショ
ン掛け駆動部2を備えたテンション掛け装置と、溶接装
置として形成されている密封装置3と、切断装置4と、
図1には二つの巻き戻り固定部5、6だけしか示されて
いない三つの巻き戻り固定部とが配置されている。ハウ
ジング1は、これらの構成要素の下方にベースプレート
7を有しており、このベースプレート7はさらに二つの
アーム11、12に分割されている。二つのアーム1
1、12は互いに一定の距離を置いて配置されており、
これらアームの間に開口を有している。図示されていな
い本発明の別の実施様態では、丸い物品上にもバンド掛
機を確実に配置することができるように、物品上にバン
ド掛機を配置するためのアーム11の支持表面11aを
凹状に湾曲させてもよい。
【0013】電池または蓄電池8が備えられたバンド掛
機の機能の全てが、ハンドレバー9によって発動させら
れ、このハンドレバー9を、第一の端位置から第二の端
位置までハウジング1上に取り付けられている回転スピ
ンドル10回りで回動させることができる。図3から分
かるように、第一の回動アーム13が、回転スピンドル
10上に回転可能に固定される位置に配置されている。
回動アーム13は、概ね三角形の板状の制御盤14上に
も固定されており、制御盤14は、さらに、第二の回動
アーム15と、制御盤14に結合された目板(butt
strap)16とを有している。この目板16には
スロット付リンク17が備えられている。
【0014】図4と図5とにおいて、第二の回動アーム
15の回転スピンドル18上に、二つのレバーアーム2
0、21を有する第一のダブルレバー19が存在するこ
とが示されている。少なくとも一つの自由回転可能なロ
ーラが、二つのレバーアーム20、21の端部にそれぞ
れ配置されている。第一のダブルレバーの回動範囲内に
は、第三の巻き戻り固定部26に属する第二のダブルレ
バー25のレバーアーム24が存在している。第二のダ
ブルレバー25は、テンション掛け駆動部の回動スピン
ドル27上に配置されており、止め具28が備えられて
いる第二のレバーアームを有している。
【0015】同様に回動スピンドル27上に取り付けら
れているテンション掛け駆動部2を、ハンドレバーを始
動させることによって回動スピンドル27回りで回動さ
せることができる。テンション掛け駆動部2は、さらに
詳細には示さない直流モータのシャフト上に配置されて
いるテンションホイール30を有している。遊星歯車機
構の輪歯車31が同一のシャフトのテンションホイール
30と同軸に配置されており、その輪歯車の周囲には、
直径方向に対向する二つの凹部35、36が備えられて
いる。これら凹部35、36は、第三の巻き戻り固定部
26の止め具28と係合するようになっている。このよ
うな係合作用によって、輪歯車31を固定して反時計回
りの回転運動を妨げることができる。ここでは、当然の
ことながら、回転方向に関する言及は全て、常に各図面
の個々の表現に関係している。
【0016】テンションホイール30と同軸に配置され
ていて、段階的に減速して(step down)伝達
を行う遊星歯車機構だけでなく、前述した二つの構成要
素と同軸に配置されている直流モータも図面には示して
いない。この配置によって、バンド掛機の効率を高める
ことができる。効率を高めるために、遊星歯車機構は、
手動バンド掛機の場合に通例である二つの段階減速ステ
ージの代わりに、三つの段階減速ステージを有してい
る。
【0017】ベースプレート7の第二のアーム12(図
1)は、テンションホイール30の下方に配置されてい
る。第二のアーム12の凹部にはロッカ37が存在して
おり、このロッカ37は、ロッカ軸線38(図5から図
7)回りで回動することができる。ロッカ37はこの場
合、ロッカ37がロッカ軸線38回りで自由に回転でき
るように取り付けられ、それによりバンドまたはテンシ
ョンホイール30により加えられる圧力の大きさおよび
有効方向に基づいてロッカ自体を位置合わせすることが
できる。ほぼ同一の長さである二つのロッカアームの端
部にはいずれの場合にも自由回転可能な当接ローラ3
9、40(abutment roller)が取り付
けられ、これら当接ローラは可撓性の駆動部のベルト、
例えばVベルトを伴うことなく縛り付け用バンド上に直
接的に作用する。ロッカ軸線に対してほぼ平行な当接ロ
ーラ39、40の二つの軸線のうち、一方の軸線または
当接ローラが、テンション掛け方向(矢印43)に関し
て、ロッカ軸線38の前方に位置していて、他方の当接
ローラはロッカ軸線の後方に位置している。当接ローラ
39、40の軸線のロッカ軸線38からの距離は結果的
にほぼ等しい。さらに、図5から図7より分かるよう
に、テンションホイールの回転スピンドルからロッカ軸
線38までの結合仮想線41は、ベースプレートのアー
ム12に対してほぼ直交している。
【0018】テンションホイール30は、回動スピンド
ル27回りの回動運動によって二つの当接ローラ39、
40と接触することができる。それゆえ、二つの当接ロ
ーラ間の距離を、テンションホイール上のバンドの全巻
き角(α)が適切になるように(図6)寸法決めすべき
である。このことは、全巻き角を、テンションホイール
に対するバンドのずれを少なくとも避けることができる
寸法にすべきであることを意味するものと理解される。
模範的な実施態様では、テンションホイールよりもはる
かに小さい二つの当接ローラ39、40間の距離はテン
ションホイールの半径の約70%に相当する。この値
は、例えばテンションホイールによってロッカに加圧さ
れる力、テンションホイールの表面特性および材料、バ
ンドの種類等に応じて変更できることは明らかである。
最終的に、これらの形状のために、テンションホイール
によってロッカ37に加えられる圧力の合力がロッカ軸
線と交差しないようにすることもできる。その結果、テ
ンションホイールによってロッカに圧力を加えると、ロ
ッカ軸線38周りには常にトルクが存在するため、ロッ
カをテンションホイールに関して特に良好に整列させる
ことができる。
【0019】テンション掛け方向(矢印43)に関して
後方に位置するロッカ37の当接ローラ40には、回動
可能な止め具44がロッカ37の同一のシャフトに取り
つけられている。図5に示す基本位置において、止め具
44はほぼ鉛直方向に整列されている。この基本位置に
おいて、テンションホイール30は止め具44上におい
てのみ支持されている。その結果、テンションホイール
30と当接ローラ39、40との間にギャップが形成さ
れ、このギャップ内に、図6に示すテンション掛けをす
べきバンド45を挿入することができる。図6から分か
るように、テンションホイール30は反時計回りの回転
運動時に止め具44と係合する。その結果、前記止め具
は他の端部に向かって時計回りに回転して、テンション
ホイール30をロッカ37まで下げることができる。こ
の位置がバンド掛機のテンション位置であって、張力が
バンドのループ46に掛けられる。ロッカ37は回動可
能に取りつけられているため、二つの当接ローラ39、
40がテンション掛け時に発生する力を吸収してベース
プレート7にそらすことができるようにロッカ37を調
整する。
【0020】図1に示す前方の巻き戻り固定部5は、図
4に示すように、偏心スピンドル48上にスリーブ形部
分47と共に取りつけられ、この偏心スピンドルは回転
スピンドル18上に配置される。前方または第一の巻き
戻り固定部5を、回転スピンドル18に関して相対的に
回転可能に取り付ける。巻き戻り固定部5はバネ(図示
しない)を備えており、バネはほぼバンドのテンション
掛け方向に関して作用し、巻き戻り固定部5がベースプ
レート7の第一のアーム11にバネによって押圧され
る。回転運動は、スリーブ形部分上に設けられた駆動カ
ム50(図4および図15)を押圧していて偏心スピン
ドル上に配置されている駆動カム49が接触することに
よって伝達される。巻き戻り固定部5の偏心スピンドル
48への結合部は、二つの駆動カム49、50が確実に
係合すること(positiveengagemen
t)によって結果的に発生する。
【0021】第二の回動アーム15の回転スピンドル1
8の一端には、割出しプレート51も存在しており、こ
の割出しプレートは、回転スピンドル18に回転可能に
固定されるように接続されている。割出しプレート51
は、図3に示すバネ42による時計回りの回転運動の力
を受ける。割出しプレート51はその端面に結合部の爪
部54a、54c(図14参照)を有しており、それに
よって割出しプレート51を回動アーム15に回転可能
に固定されるように接続できる。このため、二つの爪部
54a、54cはそれぞれ割出しプレート51の端面に
おいて直径方向に対向する関係にそれぞれ配置されてい
る。他の二つの爪部54b、54dは回動アーム15上
に設置され、同様にこれらは直径方向に対向する関係に
配置される。回動アーム15の爪部が割出しプレートの
二つの爪部の間でそれぞれ係合し、割出しプレート51
と回動アーム15との間における一定の回転位置におい
て、爪部が確実に係合する状態で回転可能に固定される
連結部が得られる。その結果、回動アーム15はこの連
結部によって割出しプレート51と係合し、他の回転位
置においてはこれら二つの要素の間においてこれら二つ
の要素は相対的に運動する。
【0022】第二の回動アーム15とは異なり、ダブル
レバー19は偏心スピンドル48上に回転可能に取り付
けられており、別の爪部による結合部によって第二の回
動アーム15に回転可能に固定されるように接続されて
いる(図4および図13)。この結合部は四つの爪部5
5aから55dを有しており、これらが互いに係合す
る。前述した爪部の結合作用とは対照的に、ダブルレバ
ー19の爪部55c、55dは回動アーム15の爪部5
5a、55bに関する周方向の遊びが存在せず、これに
よって全ての回転位置においてダブルレバー19と回動
アーム15との間に回転可能に固定された連結部を形成
する。偏心スピンドル48上におけるダブルレバー19
の回転位置は、ハンドレバー9によって回動アーム15
と制御盤14とを介して結果的に決定される。ハンドレ
バー9のそれぞれの位置は、結果として回転スピンドル
18に対する偏心スピンドル48の対応位置である(図
3および4)。
【0023】第二の巻き戻り固定部6は、第二の回転ス
ピンドル56によって始動され、第二の回転スピンドル
はハウジング1に取り付けられている(図1および図
8)。この目的のため、第二の巻き戻り固定部6のスリ
ーブ形固定レバー58は第二の偏心スピンドル57上に
配置されていて、回転スピンドル56に対して偏心して
整列されている。偏心スピンドル57は回転スピンドル
56と一体的に接続されている。固定レバー58の突起
58aを偏心スピンドル57のドライバ57aに接触さ
せることによって、固定レバー58と偏心スピンドル5
7とを回転スピンドル56の一定の回転位置に関して回
転して固定されるように互いに接続することができる
(図8から図10)。回転して固定された接続部を図9
に示し、固定レバー58と偏心スピンドル57との間に
おける回転していない接続部の配列を図10に示す。
【0024】回転スピンドル56上にもスリーブが存在
しており、このスリーブは止め具レバー59として形成
されている。止め具レバー59の二つのアーム60、6
1の一方は、制御盤14に回動可能に結合された目板1
6のスロット付きリンク17内に案内されている(図
3)。回動可能な止め具64は止め具レバー59の他方
のアーム61上で作動でき、止め具レバー59を反時計
回りの回転運動に対して固定位置において固定すること
ができる。この目的のために、止め具レバー59のアー
ム61にはテンションバネ62が取り付けられており、
このテンションバネによってアーム61は止め具64に
対して押圧される。次いで、止め具64を制御盤14の
突起65によって固定位置から回転させることができ、
これによって止め具レバー59を両方向に回転させるこ
とができる。
【0025】ハンドレバー9によって発動される制御盤
14の運動は、第二の回転スピンドル56の回転運動を
概ね導き、これによって固定レバー58は回転スピンド
ル56に対して偏心して回動運動を行う(図1、図3お
よび図8)。この回動運動によって、固定レバー58に
連接されるように結合されている固定プレート66をベ
ースプレート7の第一のアーム11のスロープ67に押
圧するか、前記スロープから離れて再び上昇させること
ができる(図9および図10)。固定プレート66の鋸
歯状の加圧面68を、スロープ67との第一の接触(f
irst contact)においてスロープ67に対
してほぼ平行に少なくとも予め整列させるために、固定
プレート66はテンションバネ69によって荷重を掛け
られる。さらに、テンションバネ69による回転運動は
固定プレートの突起70によって制限され、この突起は
固定プレート66がスロープから離れて上昇されるとき
に固定レバー58と接触するようになる。
【0026】ハンドレバー9の始動後に固定プレート6
6がベースプレートの方向に下降するときに起こりうる
最大加速度を伴う強力な把持力によってバンドを迅速に
把持するために、偏心スピンドル57に対する固定レバ
ー58の回転可能な固定部分を解放する必要がある。こ
のことは、止め具64によって止め具レバー59を解放
することによって起こる(図3)。次いで、止め具レバ
ー59上に配置されている付勢されたテンションバネ6
2が、止め具レバー59、ひいては結果的に第二の回転
スピンドル56または偏心スピンドル57をも突然に回
転運動させる。同様に付勢されたテンションバネ69が
偏心スピンドル57上の固定レバー58を回転させるこ
とにより、ドライバ57aが突起58aを解放する。時
計回り方向に発生する二つの回転運動、すなわち、回転
スピンドル56回りにおける偏心スピンドル57の回転
作用および偏心スピンドル57上のひいてはこれに対す
る固定レバー58の回転運動によって、固定レバーがベ
ースプレート7の方向に関して大きな加速度を受ける。
それゆえ、固定レバーは図9に示す位置から図10に示
す位置まで移動して、固定プレート66はバンドをベー
スプレート7に対して押圧する。一側における突起58
aとドライバ57aとの配置およびテンションバネ69
の有効方向(図9および図10)、ならびに他側におけ
るテンションバネ62の有効方向とスロット付きリンク
17(図3)の長さ部分は、固定プレートがバンドに接
触する直前に、スロット付きリンク17の一端において
止め具レバー59が目板16に衝突するのに互いに適し
ている(図9および図10)。その結果、回転スピンド
ル56の回転運動が停止して、固定レバーの突起が偏心
スピンドル57のドライバ57aに搭載されなくなる。
その結果、固定レバー58は偏心スピンドル57回りに
おいてのみ回転して、バンドを押圧する。それによって
テンションバネ69によって、加圧面68がベースプレ
ートのスロープ67に対してほぼ平行に整列され、固定
プレートが加圧面の全てをバンドとの第一の接触をする
ようにバンド上に押圧させる。
【0027】図16、図17、図18には、バンド掛機
の本発明により可能な密封装置の一部を極めて省略した
形態で示している。密封装置は弓形部80の形状を有す
る伝達要素を有しており、カム77に対して(図1)当
接カム81を取り付け、その結果、当接カム81はロー
ラを備えることとなる。弓形部80はさらに回転スピン
ドル82上において、バンド掛機のベースプレートのア
ーム11に回動可能に結合される。弓形部80はその結
果、摩擦溶接の原理に基づき、ハンドレバー9の回動運
動の一部を密封装置に概ね伝達することができる。
【0028】ほぼ水平方向に延びる支持部83が弓形部
80と同一の回転スピンドル82に取り付けられてい
て、この支持部はベースプレートのアーム11上の圧縮
バネ84によって支持されている。支持部83には、電
動モータ85が配置されていて、この電動モータによっ
て溶接シュー86の揺動運動を発生させる。支持部83
は支持点90を備えていて、角度をつけた単一部材から
なるレバー91が結合されている。この場合、電動モー
タ85の駆動シャフト92を回転スピンドル82とレバ
ー91の支持点90との間に設置して、三つの構成要素
すべてを、図16に示すように、結合(仮想)線87上
に配置することができる。支持部83は、カップおよび
バネからなる組立体であるのが好ましい弾性バネ要素9
3を介して弓形部80に対して支持されている。
【0029】レバーの一端91aはフォークとして形成
されていて、フォークの二つのアームはスロット93を
形成していて、このスロットは一端において開放状態に
ある。溶接シュー86がレバー91の他端91bに連接
するように取り付けられている。レバー91のフォーク
には半径方向の転がり軸受が設置されていて、この転が
り軸受は偏心要素94上に配置されている。
【0030】偏心要素はこの場合、モータの駆動シャフ
ト92に偏心して取り付けられていて、ほぼ環状の周面
を備えており、この周面上には転がり軸受の内側レース
が設置されている。転がり軸受94aは外側レースの周
面94bを備えていてフォークの両方のアームに対して
設置されている。最終的に、図17には鋸歯状当接プレ
ート96を示していて、溶接作業時に一つのバンドの層
がこの当接プレートに対して押圧される。図16および
図17から分かるように、当接プレート96が密封装置
におけるバンドの長手方向に対してほぼ横断方向に延び
る軸線97回りで回動できるように、当接プレート96
をベースプレートのアーム11内に配置する。さらに、
軸線97は溶接シュー86の回動スピンドル86aに対
して直角に延びており、回動スピンドルは次いでバンド
45の長手方向に対してほぼ平行に整列されている。
【0031】当接カム81に作用するハンドレバー9と
カム77とによって(図1も参照)、密封装置を図18
に示す挿入位置から図16に示す動作位置まで導くこと
ができる。この運動の間に、支持部83はバネ要素93
を介して弓形部80に沿って移動する。さらに詳細には
示さない機構によって、ハンドレバー9のこの運動が密
封装置の電動モータ85のスイッチを入れ、これによっ
て偏心要素94が回転し始める。フォーク内で偏心して
回転する偏心要素94は、支持点周りの円の円弧に沿っ
て、レバー91を揺動回動運動させる。これによって溶
接シューは同様に両方向矢印95によって示されている
揺動運動を起こす。摩擦溶接に必要とされる圧力を加え
て、溶接シューを常にバンドに接触させておくために、
バネ要素93は支持部83を押圧する。その結果、レバ
ー91のほぼ弓形状の回動運動を避けることができるた
めに、レバー91は溶接シュー86から上昇する。圧縮
バネ84は支持部83を戻す働きをしていて、バネ要素
93に対向している。
【0032】その結果、結合線87に対してほぼ直交し
て行われる偏心運動の構成成分が、溶接シュー86を駆
動するのに用いられる。結合線87に対してほぼ平行な
偏心運動の構成成分は、フォークのスロットによって吸
収されるので、レバー91の運動を導くことはない。密
封装置全体を回動可能に配置したことにより、バンド4
5をベースプレートと溶接シュー86との間に挿入でき
るという効果が得られる。さらに、このようにして、バ
ンドの厚さが異なることによって生じる溶接シュー86
とベースプレート7との間の距離の違いを吸収すること
もできる。密封装置、また、特に密封装置全体の、固定
される位置にある回転スピンドル82への結合部の形状
によって、溶接段階の間に密封装置全体が揺動運動を起
こすという効果も得られる。ここで「溶接段階」とは、
バンド45の二つの層を互いに溶接する段階という意味
に解するものとする。本発明による溶接装置によって、
特にプラスチック製バンドを静粛に摩擦溶接できること
が明らかとなった。
【0033】本発明によるバンド掛機を使用してバンド
のループ46を物品の周りに配置して、バンドのループ
を密封してバンドの供給部から取り外すためには、ベー
スプレート7が物品上に位置するようにバンド掛機を配
置すべきである。さらに、ハンドレバー9を、二つの端
位置の間の図2に示す中間位置に対応するスタート位置
に配置すべきである。ハンドレバー9がこのスタート位
置にあるときには、第一の巻き戻り固定部5の固定プレ
ート71と切落し装置の当接カッタ74とがベースプレ
ート上に位置している。しかしながら、図2とは異な
り、この段階ではバンドはまだバンド掛機内に導入され
ていない。
【0034】第二のおよび第三の巻き戻り固定部6、2
9は、この時点では解放されている。言い換えれば、第
二の巻き戻り固定部6の固定プレート66は、ベースプ
レート7から最も離れた位置に配置されている。さら
に、第三の巻き戻り固定部の止め具44(図5)は輪歯
車31と係合しておらず、テンション掛け駆動部2はロ
ッカ37から離れて上昇させられている。溶接装置も、
同様にベースプレート7のアーム11から離れて上昇さ
せられている。
【0035】その後、ハンドレバー9を回動用駆動部の
上方にあるハウジング1上にハンドレバーを設置する端
位置まで回動させる(図1)。このハンドレバー9の第
一の運動は、第一の回動アーム13を介して制御盤14
に伝達される。制御盤14は次いで第二の回動アーム1
5を回動させる。この位置において、第二の回動アーム
15の爪部54b、54dは割出しプレート51の爪部
54a、54cと係合状態にあるので、回転運動が割出
しプレート51に伝達され、結果として回転スピンドル
18にも伝達される。回転スピンドル18のこの運動に
より、次いで、回転スピンドル18と第一の巻き戻り固
定部5との間の結合部(駆動カム49、50)が係合す
ることとなる。結果として、回転スピンドル18の回転
運動は第一の巻き戻り固定部5に伝達され、これによ
り、固定プレート71はベースプレート7から離れて引
き上げられる。さらに、カム77がハンドレバー9と一
体的に回転することにより、切落し装置の当接カッタ7
4もベースプレート7から離れて引き上げられ、これに
より、バンド75の一つの端部を挿入するためにバンド
掛機のバンド案内部が完全に解放されることになる(図
1)。
【0036】その後、バンドをバンド掛機内に挿入し
て、物品の周りに配置することができる。この操作の間
に、バンドのループ46をベースプレート7の開口76
内に通過させ、バンド75の延長した端部だけが巻き戻
り固定部5の下方に配置されつつ、バンド75の端部と
バンドのループ46の別の部分とが両方とも巻き戻り固
定部6の下方になるように装置内に配置すべきである。
【0037】次いで、ハンドレバー9を回動させ、図2
および図3に基づく中間位置まで戻す。ハンドレバー9
はバネ押し式であるので、この目的のためにはハンドレ
バーをはずすだけで足り、これにより、ハンドレバーは
自ら中間位置に配置されるようになる。ハンドレバー9
のこの運動により、偏心スピンドル48は割出しプレー
ト51を介して反時計回り(図1から図3に示す位置を
基準とする回転方向)に回転させられ、これにより、第
一の巻き戻り固定部5はベースプレート7のアーム12
上まで引き下げられ、固定プレート71がバンド75の
先端部分を固定プレートとベースプレート7との間に把
持することになる。このハンドレバーの運動により、ハ
ンドレバー9の回転スピンドル10上に同様に設置され
たカム77が切落し装置と密封装置3、4との制御プレ
ート78を始動させるという効果も得られることにな
る。図16から図18に示す密封装置の場合には、カム
77は当接カム81を作動させる。結果として、密封装
置の状態を変化させないで当接カッタ74がバンド上ま
で引き下げられる。さらに、遅くともこの時点で、バン
ド45がテンションホイール30とロッカ37の当接ロ
ーラ39、40との間のギャップ間に挿入されているの
が望ましい(図5、図6、図7参照)。
【0038】次いで、バンドにテンションを掛けるため
に、ハンドレバー9のテンションボタン(図示されてい
ない)を押すことによって、テンション掛け駆動部2の
直流モータを始動させる。モータの駆動運動は、遊星歯
車機構を介してテンションホイール30に伝達され、こ
のテンションホイールが反時計回りの回転運動によって
供給ローラ(図示されていない)の方向(図2および図
5の矢印43)に関してバンドを引き戻す。テンション
ホイールの運動は、モータ電流の実際の瞬時値を設定値
と比較するために、想定されたテンションがバンドに掛
けられると停止する。設定値に達すると、電動モータの
スイッチが切れ、モータ電流の設定値は、特別な種類の
バンドにおいて要求される特定のバンドのテンションの
設定値に対応している。
【0039】このテンション掛け段階の間、巻き戻り固
定部5はバンドの端部を把持している。さらに、止め具
28は図6に示す位置に配置されていて、止め具28は
テンションホイール30の回転方向に抗して回転する輪
歯車31の一方の回転方向に関してのみ回転運動するこ
とができる。輪歯車31はテンションホイールに回転可
能に結合されているので、テンションホイールは、テン
ション掛け方向と反対の方向に回転運動できないように
固定される。テンションホイールは、その結果、テンシ
ョン掛け方向に対向する方向に関して最大180゜まで
回動することができる。遅くともこの時点で、止め具
は、輪歯車31の二つの凹部35、36の一方と係合す
ることとなる。
【0040】一旦、このテンション掛け段階が完了する
と、ハンドレバー9は中間位置(図2および図3参照)
から図11に示す第二の端位置まで移動させられる。そ
の結果引き起される制御盤14の運動によって、制御盤
14の突起65が止め具64を固定位置から回動させ、
それで、止め具レバー59が反時計回りの回転運動に関
して自由になる。ハンドレバー9が第二の端位置の方向
に関して移動する途中で、目板16は止め具レバー59
を反時計回りに回動させることができる(図12)。ハ
ンドレバー9が中間位置から第一の端位置に関する方向
に移動して戻る場合とは異なり、止め具レバーは今度は
スロット付きリンク17の端部の一つに位置していて、
目板16によって制御盤14の運動と結合されることに
なる。
【0041】止め具レバー59は回転スピンドル56に
回転可能に固定されるように連結されているので、止め
具レバー59が運動すると、結果的に固定プレート66
がベースプレート7の方向に関して引き下げられ、これ
により、巻き戻り固定部6がバンドを把持することにな
る。固定プレート66の前述した結合部によって、固定
プレートはバンドとの第一の接触をするように(rig
ht from)ベースプレート7のスロープ67に対
してほぼ平行に整列され、結果として、バンドを極めて
迅速に把持できることになる。
【0042】ハンドレバー9が第二の端位置の方向に関
してさらに移動する途中で、制御盤14は、第二の回動
アーム15とダブルレバー19との間の結合部が係合す
るように第二の回動アーム15を位置決めされる場所に
移動させる。ハンドレバー9が第二の端位置に達するま
で、第二の回動アーム15は、ダブルレバー19を図6
に示す位置から図7に示す端位置まで反時計回りに回転
させる。図6から分かるように、ダブルレバー19は、
テンション掛け段階の間、第二のダブルレバー25のレ
バーアーム24と接触していない。ハンドレバー9がそ
の第二の端位置の方向にさらに移動する途中で、二つの
アーム20、21の一方がレバーアーム24を押圧する
だけである。結果として、止め具28が輪歯車31を解
放する。結果的に、テンションホイール30上に作用す
る第三の巻き戻り固定部が解放される。これにより、予
め掛けられたバンドのテンションがテンションホイール
30と第二の巻き戻り固定部6との間のバンド部分によ
って再び掛けられる。しかしながら、二つの巻き戻り固
定部5、6の間にほぼ位置しているバンドのループに掛
かるバンドのテンションは、変化しないまま残る。
【0043】ハンドレバー9がその第二の端位置の方向
にさらに回動運動することにより、当接カッタ74が始
動してバンドのループ46をバンドから切り離す。続い
て、溶接装置が、バンドの二つの端部を摩擦溶接によっ
て接合させる。これら両方の操作がハンドレバー9によ
って発動されるが、これらの運動はカム77から制御プ
レート78まで伝達され、次いで制御プレートが当接カ
ッタと溶接装置とを始動させる。切断操作と溶接操作と
は両方とも、これによって影響を直接受けるバンド部分
を緩めることによってさらに容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドレバーが第一の端位置に位置している、
本発明によるバンド掛機の第一の側面図である。
【図2】ハンドレバーが別の位置にある、図1のバンド
掛機を示す図である。
【図3】図2のバンド掛機の背面図である。
【図4】バンド掛機の回転スピンドルの断面図である。
【図5】バンド掛機のテンション掛け駆動部を示す図で
ある。
【図6】テンション掛け段階時の図5のテンション掛け
駆動部を示す図である。
【図7】溶接作業時の図5のテンション掛け駆動部を示
す図である。
【図8】バンド掛機の別の回転スピンドルの断面図であ
る。
【図9】第一の端位置にある、バンド掛機の巻き戻り固
定部を示す図である。
【図10】第二の端位置にある、図9の巻き戻り固定部
を示す図である。
【図11】ハンドレバーが第二の端位置に位置してい
る、図3によるバンド掛機を示す図である。
【図12】ハンドレバーが中間位置に位置している、図
3によるバンド掛機を示す図である。
【図13】図4の線A−Aに沿ってみた断面図である。
【図14】図4の線B−Bに沿ってみた断面図である。
【図15】図4の線C−Cに沿ってみた断面図である。
【図16】溶接位置にある本発明による実現可能な溶接
装置の一部分の部分断面図であって、図16の溶接装置
は、図1に非常に簡略的な形で示されている溶接装置と
は異っている。
【図17】図16の線D−Dに沿ってみた断面図であ
る。
【図18】挿入位置にある、図16の溶接装置を示す図
である。
【符号の説明】
2…テンション掛け駆動部 3…密封装置 5…巻き戻り固定部 6…巻き戻り固定部 30…テンションホイール 37…ロッカ 38…ロッカ軸線 45…バンド 86…溶接シュー 90…支持点 91…レバー 94…偏心要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルン マルシュ スイス国,8610 ウスター,ケレンシュ トラーセ 9 (72)発明者 ルドビゴ ドゥ フエリス スイス国,8166 ニーデルベニンゲン, ボレシュトラーセ 2 (56)参考文献 特開 平6−255611(JP,A) 特開 平5−132020(JP,A) 特開 平3−176325(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/00 - 13/34 B65B 27/00 - 27/12

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドによって物品を縛り付けるバンド
    掛機において、テンション掛け駆動部に接続されていて
    バンドにテンションを掛けるようになっているテンショ
    ン掛け装置と、バンドの二つの層を密封する溶接装置
    と、バンド掛機上でバンドを固定する複数の巻き戻り固
    定部とを有するバンド掛機において、前記溶接装置には
    レバー(91)と偏心要素(94)とが設けられ、密封
    装置のモータ軸に関して偏心運動をレバー(91)に伝
    達するために前記偏心要素は前記レバーの一端において
    作動するモータ軸に接続されており、前記溶接装置に
    は、前記レバーの他端に接続されている溶接シュー(8
    6)がさらに設けられ、前記レバー(91)は軸受(9
    0)上に回動可能に取り付けられていて、それにより偏
    心要素の運動が溶接シューの揺動往復運動となるように
    していることを特徴とするバンド掛機。
  2. 【請求項2】 前記レバーの回動スピンドルが、前記密
    封装置の駆動部が配置されている支持部(83)上に取
    り付けられ、回動運動を行うために前記支持部は、バン
    ド掛機のベースプレート(7)に関する位置において固
    定されている回転スピンドル(82)上に設置され、バ
    ンド掛機のハンドレバーの回動運動を伝達する伝達要素
    がこのスピンドル(82)上に設置され、前記伝達要素
    (80)と前記レバー(91)とが互いに連結されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のバンド掛機。
  3. 【請求項3】 前記弓形部(80)および前記レバー
    (91)として形成された伝達要素間にある作用接続部
    が、前記伝達要素と前記支持部(83)との間に配置さ
    れた弾性要素を具備することを特徴とする請求項1もし
    くは2に記載のバンド掛機。
  4. 【請求項4】 前記ベースプレートに関する位置もしく
    はベースプレート自体上に固定される構成要素上におい
    て、前記支持部(83)が弾性要素によって支持される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載
    のバンド掛機。
  5. 【請求項5】 前記レバー(91)が前記レバーの長手
    方向の範囲において屈曲部を有することを特徴とする請
    求項1から4のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  6. 【請求項6】 回転スピンドル(82)と、モータ軸の
    軸線と、レバー(91)の軸受(90)の回動スピンド
    ルとが共通の直線状接続用ライン(87)の領域に配置
    されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか
    一項に記載のバンド掛機。
  7. 【請求項7】 テンション掛け段階時において前記溶接
    シュー(86)がバンドの層を、回動可能に取り付けら
    れている当接プレート(96)に向けて押圧することを
    特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のバン
    ド掛機。
  8. 【請求項8】 前記テンション掛け駆動部(2)がテン
    ション掛け方向に関して前記密封装置(3)の後方に配
    置されていることを特徴とする請求項1から7のいずれ
    か一項に記載のバンド掛機。
  9. 【請求項9】 バンドのテンション掛け方向に関して、
    少なくとも一つの巻き戻り固定部が前記密封装置(3)
    の前方に配置されていて一つの巻き戻り固定部が前記密
    封装置3の後方に配置されている少なくとも二つの巻き
    戻り固定部(5、6、26)を有することを特徴とする
    請求項1から8のいずれか一項に記載のバンド掛機。
  10. 【請求項10】 前記バンド掛機の機能を制御する手段
    として、ほぼプレート形状の制御盤が設けられており、
    該制御盤は始動手段に連結されていて、前記始動手段の
    運動が前記制御盤(14)の回動運動を引き起こし、前
    記制御盤の回動運動を複数の伝達手段に伝達することが
    でき、これら伝達手段は制御盤に結合されていて、これ
    ら伝達手段によって巻き戻り固定部を固定位置から解放
    位置までおよび解放位置から固定位置まで移動させるこ
    とができることを特徴とする請求項1から9のいずれか
    一項に記載のバンド掛機。
  11. 【請求項11】 少なくとも一つの巻き戻り固定部
    (5、6、26)と、回転スピンドル(18、56)と
    して形成される伝達手段とを有し、少なくとも一つの前
    記巻き戻り固定部を前記回転スピンドルによって始動さ
    せることができ、さらに、スピンドルの特定の回転位置
    とスピンドルを解放する他の位置とにおいて巻き戻り固
    定部を始動させる少なくとも一つの結合部を有すること
    を特徴とする請求項10に記載のバンド掛機。
  12. 【請求項12】 前記制御盤がさらなる回転スピンドル
    に結合されていて、該回転スピンドルによって第二の巻
    き戻り固定部を始動させることができることを特徴とす
    る請求項10もしくは11に記載のバンド掛機。
  13. 【請求項13】 前記巻き戻り固定部(5、6、26)
    の少なくとも一つが固定レバー(58)によって偏心ス
    ピンドル(48、57)上に取り付けられ、これら偏心
    スピンドルは少なくとも一つの回転スピンドルに関して
    偏心運動を行い、前記偏心スピンドルに関する前記回転
    スピンドルの特定の回転位置において、前記固定レバー
    によって回転相対運動を行うことができることを特徴と
    する請求項10から12のいずれか一項に記載のバンド
    掛機。
  14. 【請求項14】 前記ベースプレートの第一の部分が前
    記密封装置に割り当てられ、前記ベースプレートの第二
    の部分が前記テンション掛け装置に割り当てられ、前記
    ベースプレートのこれら二つの部分の間においてバンド
    のループを案内できる経路が形成されていることを特徴
    とする請求項1から13のいずれか一項に記載のバンド
    掛機。
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