JPH0710704Y2 - ミシンの送り量調節装置 - Google Patents

ミシンの送り量調節装置

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JPH0710704Y2
JPH0710704Y2 JP18324087U JP18324087U JPH0710704Y2 JP H0710704 Y2 JPH0710704 Y2 JP H0710704Y2 JP 18324087 U JP18324087 U JP 18324087U JP 18324087 U JP18324087 U JP 18324087U JP H0710704 Y2 JPH0710704 Y2 JP H0710704Y2
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JP
Japan
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differential
feed amount
differential adjustment
adjustment lever
lever
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JP18324087U
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JPH0186977U (ja
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茂 古垣
修宏 西
次郎 石橋
尚 西川
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ジューキ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ミシンの布送り量を調節する送り量調節機
構に連結して送り量の微調整およびイセ込み量の設定を
容易になしうるようにしたミシンの送り量調節装置に関
するものである。
〔従来技術とその問題点〕
第2図は、従来のミシンの送り量調節装置を示す図であ
る。
図において、1は差動調節軸2に軸支固定される差動調
節レバー、3は差動調節目盛り、4は局イセストッパー
である。
差動調節レバー1に形成した係合ピン1aは、円弧状の
差動調節目盛り3に形成した円弧状の貫通溝3aに嵌合し
て貫通溝3a内を移動可能になっており、固定ネジ1aによ
り所定位置に固定される。
差動調節軸2は、図示しない周知の送り量調節機構に連
結されており、差動調節軸2が回動することにより送り
量調節機構における布送り腕(不図示)の揺動幅を変化
させて布の送り量を変換する。
局イセストッパー4は、貫通溝3aにピン係合されて所定
位置にネジ固定されるようになっている。
縫製作業にあたって、例えば上布の送り量を増加させる
場合は、固定ネジ1aをゆるめて差動調節レバー1を差動
調節軸2を中心に反時計方向に回動、すなわち矢府A方
向に回動させる。そして、係合ピン1aは貫通溝3a内を
移動して所定位置でネジ固定される。
また、イセ込み量を調節する場合には、局イセストッパ
ー4を貫通溝3aの所定位置に固定する。
イセ込み縫いをするときは、不図示のイセ込み起動手段
により、作動調節レバー1を反時計方向に急激に回動さ
せる。すると、差動調節レバー1は局イセストッパー4
に当接した位置で停止し、この位置で固定ネジ1aによっ
て固定される。
しかしながら、上記従来の送り量調節装置には次のよう
な問題点がある。
(イ)送り量の調節、イセ込み量の設定およびイセ込み
開始動作が煩雑で、縫製作業能率が低下する。すなわ
ち、送り量を変更するためには、固定ネジをなんらかの
治具によりゆるめて、差動調節レバー1を所定位置まで
回転させ次いで固定ネジを締結して差動調節レバー1を
所定位置に固定する必要がある。
そして、イセ込み量の設定の際に差動調節目盛り3上の
局イセストッパー4の移動固定においても上述と同様の
煩雑さが伴う。
さらに、イセ込み開始動作の際には、イセ込み起動手段
で差動調節レバー1を回動させる前に、固定ネジ1aをゆ
るめておかなければならないという煩雑さがある。
(ロ)送り量の微妙な変更調整が困難である。すなわ
ち、送り量を変更するための差動調節軸の回転は差動調
節レバー1を矢符A又はB方向に移動して行なうのであ
るが、実際には、必要以上に移動してしまったりするこ
とが多く、特に微調節をなすことは極めて困難である。
〔考案の概要〕
この考案は、差動調節レバーの位置移動をネジ駆動によ
る可変ストッパー機構によってなすことにより微細な移
動を可能にするとともに、局イセストッパーの差動調節
目盛りへの係合固定も簡易な構成とすることによって上
記従来の問題点を解決しようとするものである。
〔考案の実施例〕
図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。従来例と
同一若しくは相当箇所には同一符号を付して重複説明は
省略する。
第1図は、この考案の一実施例を示す要部側面図であ
る。
図において、1はほぼ三角形状の差動調節レバーで、差
動調節軸2aに固定されている。
3は、貫通溝をほぼ前長にわたって有する差動調節目盛
りで、その貫通溝には差動調節レバー1の先端部1a、局
イセストッパー4が移動可能に嵌合している。
5は、送り量の調節時に差動調節レバー1を所定位置に
設定するための可変ストッパーで、ダイヤル5a、このダ
イヤル5aにより回転する軸5b、軸5bに螺合し軸5bの回転
により移動するストッパーピンおよび固定巻きばね5dと
から構成されている。
6は、差動調節レバー1に設けられたフック1cに係合さ
れるワイヤで、このワイヤ6は、図示しないイセ込み起
動手段であるペダルその他に連結されている。
6aは、ワイヤ6が挿入される可撓性のワイヤチューブで
ある。
7は、バックレバーで、その端部は軸2bに固定されてい
る。
8は、巻きばねで、その一端は差動調節レバー1の下方
に設けられたピン1cに当接して常時は差動調節レバー1
を差動調節軸2aを中心に時計方向に回転付勢し、これに
より、差動調節レバー1の上部に設けられた係合ピン1b
は常に前記可変ストッパー5のストッパーピン5cに当接
するようになっている。Fはミシン機枠である。ところ
で、上述の差動調節軸2aは、図示しない周知の送り量調
節機構に連結されており、差動調節軸2aが回動すること
により送り量調節機構における布送り腕(不図示)での
揺動幅を変化させて布の送り量を変換する。また、上述
の軸2bも図示しない送り機構に連結されており、その回
転により正逆いづれかの送りがなされることとなる。
以上の構成の下にこの実施例の作用を説明する。
送り量を変更する場合に、先ずダイヤル5aを所定方向に
回転すると、軸5bに螺合するストッパーピン5cが図面で
左方向に移動する。ストッパーピン5cは係合ピン1bに当
接しているのでストッパーピン5cの移動に伴い差動調節
レバー1は、巻きばね8の付勢力に抗して差動調節軸2a
を中心にこれを回転させつつ反時計方向に回動するとと
もに、ストッパピン5cの停止にともないその所望位置に
固定されることになる。差動調節軸2aの回転により前述
の送り量知調節機構(不図示)における送り腕の揺動幅
が変化し送り量が所定量増加する。
送り量を減少するには、ダイヤル5aを上述の場合とは逆
の方向に回転させると、ストッパーピン5cは図面で右方
向に移動し、これに伴い巻きばね8により回転付勢され
ている差動調節レバー1は、差動調節軸2aを時計方向に
回転させつつ、ストッパーピン5cの停止した位置で停止
固定される。
差動調節軸2aの時計方向への回転により送り量調節機構
(不図示)の送り腕の揺動幅を変更し送り量を減少す
る。
上述のように、送り量の減少いづれの場合にも、その調
節動作はダイヤル5aを回転させることにより行なうか
ら、微量の調節が円滑容易になしうるとともに、正確な
調節が可能となる。
また、イセ込み量の調節設定をなすには局イセストッパ
ー4を使用して行なう。
すなわち、差動調節目盛り3の貫通溝に移動可能にネジ
をゆるめて、局イセストッパー4を差動調節目盛り3上
の所定位置に設定する。
次いで、不図示のイセ込み起動手段によりワイヤ6を介
して差動調節レバー1を反時計方向に回動する。
巻きばね8はの付勢力に抗して反時計方向に回動した差
動調節レバー1は、その先端部1aが局イセストッパー4
に当接して停止し、これによってイセ込み縫い動作がな
されることとなる。
ところで、上述の上送り量およびイセ込み量の設定は、
差動調節目盛り3をみながら行なう。
すなわち、上送り量の変更は、前述のように可変ストッ
パー5のダイヤル5aを所定方向に回転させることにより
ストッパーピン5cを移動させて行なうから、ダイヤル5c
の回転量は、差動調節目盛り3における差動調節レバー
1の先端部1aの移動量となってあらわれ、上送り量は、
差動調節目盛り3における先端部1aの位置となって表示
される。
また、イセ込み量の設定も、差動調節目盛り3におけう
局イセストッパー4の位置移動によって行なうことは前
述のとおりであるから、局イセストッパー4の位置は、
イセ込み量の表示としての意味を有することとなる。
なお、ダイヤル5a、局イセストッパー4のネジの緩締は
ともに手で行なうことができドライバーその他の工具類
はなんら必要としない。
〔考案の効果〕
この考案は、以上述べた構成・作用により、送り量およ
びイセ込み量の設定を正確、迅速、容易に行なう行なう
ことができ、縫製能率の向上に資するばかりか、縫製品
の品質向上にも寄与するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る一実施例の要部側面図、第2
図は従来技術を示す要部説明図である。 1……差動調節レバー 2a……差動調節軸 3……差動調節目盛り 4……局イセストッパー 5……可変ストッパー 5a……ダイヤル 5b……軸 5c……ストッパーピン 8……巻きばね

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送り量調節機構に連結されて送り量を変化
    させる差動調節軸と、 この差動調節軸に固定されてこれを回転して送り量を制
    御する差動調節レバーと、常時は前記差動調節レバーを
    差動調節軸を中心に所定方向に回転付勢する巻きばね
    と、 前記差動調節レバーの先端部が係合して送り量を表示す
    る差動調節目盛りに位置変換可能に固定されて前記先端
    部に当接してイセ込み起動手段によって回動する差動調
    節レバーを所定位置に停止する局イセストッパーと、送
    り量の調節時に前記差動調節レバーを所定位置に設定す
    る可変ストッパーと、からなり、この可変ストッパーを
    ダイヤルと前記差動調節レバーのピンに係合しつつダイ
    ヤルの回転により軸動して差動調節レバーを所定位置に
    回動固定するストッパーピンとで構成して、送り量の微
    調整およびイセ込み量の設定を容易になしうるようにし
    たことを特徴とするミシンの送り量調節装置。
JP18324087U 1987-11-30 1987-11-30 ミシンの送り量調節装置 Expired - Lifetime JPH0710704Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18324087U JPH0710704Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ミシンの送り量調節装置

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JP18324087U JPH0710704Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ミシンの送り量調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0186977U JPH0186977U (ja) 1989-06-08
JPH0710704Y2 true JPH0710704Y2 (ja) 1995-03-15

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JP18324087U Expired - Lifetime JPH0710704Y2 (ja) 1987-11-30 1987-11-30 ミシンの送り量調節装置

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