JPS5923350B2 - 帯電防止剤 - Google Patents

帯電防止剤

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JPS5923350B2
JPS5923350B2 JP52133116A JP13311677A JPS5923350B2 JP S5923350 B2 JPS5923350 B2 JP S5923350B2 JP 52133116 A JP52133116 A JP 52133116A JP 13311677 A JP13311677 A JP 13311677A JP S5923350 B2 JPS5923350 B2 JP S5923350B2
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ethylene
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始 稲垣
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
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    • C08F2810/50Chemical modification of a polymer wherein the polymer is a copolymer and the modification is taking place only on one or more of the monomers present in minority

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ポリオレフィンなどの合成高分子物質に配合
して使用される内部用帯電防止剤に関する。
さらに詳しくは、ポリオレフィン、その他の合成高分子
物質に配合した場合にコロナ処理などの後処理を施すこ
となくそのままで帯電防止効果が現われ、しかも効果の
持続性の優れた帯電防止剤に関する。一般に、ポリオレ
フィン類などの疎水性の合成高分子物質は静電気を帯び
易い。
その結果、合成高分子物質の種類およびその用途に応じ
て多少の相違はあるが、これらの高分子物質を基材とし
て用いて成形品、フィルム、シート、繊維などを製造す
る際、またはこれらを加工する際あるいはこれらの製品
を使用する際に、吸塵、スパークなどの現象のような静
電気の帯電による障害が起こり易く、これが合成高分子
物質の欠点であつた。これらの合成高分子物質の静電気
による帯電を防止しようとする試みはかなり以前から行
われており、丸茂秀雄著、「帯電防止剤」、幸書房発行
、などに記載されているように、種々の帯電防止剤が使
用されている。しかも、性能ならびに使い易さなどの面
からまだ充分満足すべきものが得られていないのが実情
である。たとえば、ベタイン型の帯電防止剤は特公昭4
0−1645号公報、特公昭48−14654号公報ま
たは特公昭50−29928号公報などに提案されて使
用されてい・ る。しかしながら、これらのベタイン型
の帯電防止剤を配合して成形物またはフィルム等を作成
しても、特公昭44−29757号公報、特公昭49−
5746号公報あるいは特公昭5033827号公報に
記載されているように、ポリオレフイン樹脂をフイルム
状に成形し、一軸ないしは二軸延伸後帯電防止効果を発
現させるためにはその表面をコロナ処理などの特殊な表
面処理を施すなどの煩雑な操作が必要であつたり、また
その帯電防止効果にも持続性がないなどの欠点がある。
本発明者らは、ポリオレフイン類などの合成高分子に配
合して成形加工した際に、従来のベタイン型帯電防止剤
のように特殊な表面処理を施すことを必要とせずしかも
帯電防止効果の持続性が優れた帯電防止剤を探索した結
果、特殊な構造のスルホベタイン型の官能基が結合した
ポリオレフイン類が帯電防止剤として前述の目的を達成
できることを見出し、本発明に到達した。
本発明の帯電防止剤は表面処理を施さなくても充分な効
果が速やかに現われることおよび帯電防止効果の持続性
が優れていることなどの前記特徴の他に、プロツキング
性を低下させないこと、表面のべとつき等が起こらない
こと、表面の印刷性や光沢性などの基材の合成高分子物
質の性能を低下させないことなどの利点を有する。すな
わち、本発明は、ポリオレフイン類に一般式 (式中、R1は炭素数が1ないし12のアルキレン基を
示し、R2は炭素数が2ないし3のアルキレン基を示し
、R3およびR4はそれぞれ炭素数が1ないし20のア
ルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル
基およびカルボキシレートアルキル基からなる群から選
ばれた基を示し、xはエステル結合、アミド結合または
メチレン基を示し、Yはメチレン基を示す)で表わされ
るスルホベタイン型の官能基が結合した帯電防止剤であ
る。
本発明の帯電防止剤は、基体部分のポリオレフイン類に
前記一般式で表わされるスルホベタイン型の官能基が結
合したものである。
本発明の帯電防止剤の基体部分はポリオレフイン類であ
り、その数平均分子量は通常500ないし100000
の範囲にあり、とくに800ないし25000の範囲に
あることが好ましい。基体部分のポリオレフィン類の数
平均分子量が極度に小さくなると、合成高分子物質に配
合して成形した際、その表面からブリードアウトしたり
、表面が水と接触した場合に帯電防止剤が溶出し易くな
るので帯電防止効果の持続性が劣るようになる。また基
体部分のポリオレフイン類の数平均分子量が極度に大き
くなると、合成高分子物質に配合して成形した際、分散
不良をおこすかまたは成形外観が劣る様になり、充分な
効果が出現しにくくなる。本発明の帯電防止剤の基体部
分であるポリオレフイン類として使用されるものは具体
的には、たとえば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリー1−ブテン、ポリ−4−メチル−1
−ベンゼンなどのα−オレフインの単独重合体;エチレ
ン・プロピレン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合
体、エチレン・4−メチル−1−ベンゼン共重合体、エ
チレン・ブタジエン共重合体、エチレン・プロピレン・
ジエン共重合体、プロピレン・エチレン共重合体、プロ
ピレン・1−ブテン共重合体、プロピレン・4−メチル
−1−ベンゼン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸メチル共重合体、エチレン・メタクリル酸エチル共
重合体、エチレン・メタクリル酸メチル共重合体などの
α一オレフインを主成分とする共重合体である。また、
本発明の帯電防止剤は、前記基体部分のポリオレフイン
類に一般式 (式中、R1は炭素数が1ないし12のアルキレン基を
示し、R2は炭素数が2ないし3のアルキレン基を示し
、R3およびR4はそれぞれ炭素数が1ないし2のアル
キル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシアルキル基
およびカルボキシレートアルキル基からなる群から選ば
れた基を示し、Xはエステル結合、アミド結合またはメ
チレン基を示し、Yはメチレノ基を示す)で表わされる
スルホベタイン型の官能基が結合したものである。
前記一般式で表わされるスルホベタイン型の官能基とし
て具体的には、たとえば、本発明の帯電防止剤のうちで
、前記一般式中のXとしてエステル結合を含有するスル
ホベタイン型の官能基の結合した帯電防止剤を製造する
方法としては、たとえば、アクリル酸、メタクリル酸、
α一エチルアクリル酸、アトロパ酸、クロトン酸、など
の不飽和モノカルボン酸成分単位、アクリル酸エステル
、メタクリル酸エステルなどの不飽相モノカルボン酸エ
ステル成分単位をオレフイン類と共重合するか、または
前記不飽和カルボン酸誘導体成分単位を前記基体ポリオ
レフイン類にグラフト共重合する方法などによつてポリ
オレフイン類にこれらの成分単位を結合させ、さらにこ
れにアルカノールアミン、N−アルキルアルカノールア
ミン、N−N−ジアルキルアルカノールアミンジアルカ
ノールアミン、トリアルカノールアミンなどのアルカノ
ールアミン類を反応させてエステル化またはエステル交
換させた後に、さらにこれに1・3−プロパンスルトン
、1・4−ブタンスルトンなどのスルトン類あるいは1
−メチルーエチレンサルフエート、1・3−プロピレン
サルフエートなどの環状サルフエート類などを反応させ
る方法などがあげられる。
さらに、メタクリル酸アミノエチル、メタクリル酸−N
−アルキルアミノエチル、メタクリル酸N−N−ジアル
キルアミノエチル、メタクリル酸−N−N−ジヒドロキ
シアルキルアミノエチル、アクリル酸アミノエチル、ア
クリル酸−N−アルキルアミノエチル、アクリル酸−N
−N−ジアルキルアミノエチル、またはアクリル酸−N
−Nジヒドロキシアルキルアミノエチルなどをオレフイ
ン類と共重合するか、前記ポリオレフイン類にグラフト
共重合する方法によつてポリオレフイン類へ結合させた
後、これに前記のスルトン類あるいは環状サルフエート
類を反応させる方法などもあげられる。
また、本発明の帯電防止剤のうちで、前記一般式中のX
がメチレン基であるスルホベタイン型の官能基が結合し
た帯電防止剤を製造する方法としては、たとえば、アル
ケニルアミン、N−アルキルアルケニルアミン、N●N
−ジアルキルアルケニルアミン、N−ヒドロキシアルキ
ルアルケニルアミン、N−N−ジヒドロキシアルキルア
ルケニルアミンなどの不飽和アミン類とオレフイン類と
を共重合させるかあるいはポリオレフイン類に前記不飽
和アミン類をグラフト共重合する方法によつて前記不飽
和アミン類を結合させた後、さらにこれに前記スルトン
類あるいは環状サルフエート類などを反応させる方法な
どをあげることができる。
また、本発明の帯電防止剤のうちで、前記一般式中のX
がアミド結合を含有するスルホベタイン型の官能基の結
合した帯電防止剤を製造する方法としては、アクリル酸
、メタクリル酸などの不飽和モノカルボン酸成分単位を
オレフイン類と共重合するか、または前記ポリオレフイ
ン類に前記のこれらの成分単位をグラフト共重合する方
法などによつて、これらの不飽和モノカルボン酸成分単
位をポリオレフイン類に結合させ、さらにこれにアルキ
レンジアミン、N−アルキルアルキレンジアミン、N′
N−ジアルキルアルキレンジアミンN−ヒドロキシアル
キルアルキレンジアミン、N・N−ジヒドロキシアルキ
ルアルキレンジアミンなどのアルキレンジアミン類を反
応させるか、またはアルキレンジアミン、N−アルキル
アルキレンジアミンなどのアルキレンジアミン類を反応
させた後エチレンオキシド、プロピレンオキシドなどの
アルキレンオキシド類を付加したのち、さらにこれらに
前記スルトン類あるいは環状サルフエート類などと反応
させる方法などをあげることができる。
本発明の帯電防止剤は、いずれも前述のごとく特殊な表
面処理を施さなくても直ちに優れた帯電防止効果を現わ
し、しかも帯電防止効果の持続性が良好である。
これらの本発明の帯電防止剤のうちでは前記一般式中の
Xがエステル結合あるいはメチレン基であるスルホベタ
イン型の官能基の結合した帯電防止剤が帯電防止効果お
よびその効果の持続性が優れていること、ならびに調製
方法が容易であることなどの点から好ましく、また、前
記一般式中のR2およびYがいずれもメチレン基である
スルホベタイン型の官能基の結合した帯電防止剤が前記
同様の理由から好ましい。さらに、R3およびR4はい
ずれも炭素数が1ないし2のアルキル基、ヒドロキシア
ルキル基、カルボキシルアルキル基およびカルボキシレ
ートアルキル基からなる群から選ばれた任意の基である
ことが前記同様の理由から好ましい。
本発明の帯電防止剤に含まれる前記一般式で表わされる
スルホベタイン型の官能基の含有率は配合する合成高分
子物質の種類およびその配合物の用途によつても異なる
が、該帯電防止剤1Vあたりに通常は0.01ない【,
6.0ミリモルの範囲であり、0.1ないし5.0ミリ
モルの範囲にあることがとくに好ましい。
本発明の帯電防止剤を使用することによつて効果の認め
られる合成高分子物質として具体的には、たとえば、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリー1−ブテン、ポリ
−4−メチル−1−ベンゼンポリスチレン、エチレン・
プロピレン共重合体、エチレン・1−ブテン共重合体、
エチレン・4メチル−1−ベンゼン共重合体、エチレン
・酢酸ビニル共重合体などのポリオレフイン類、ポリア
ミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネー
ト、ABS.AS、アクリル系樹脂、アクリロニトリル
系樹脂、ポリウレタン、フエノール樹脂、メラミン樹脂
、尿素樹脂などがあげられる。
これらの合成高分子物質のうちでは、ポリオレフイン類
に本発明の帯電防止剤を配合するととくに優れた効果が
認められる。本発明の帯電防止剤を前記合成高分子に配
合する方法としてはとくに限定されることなく、どのよ
うな方法で配合しても差し支えない。
たとえば、合成高分子物質の粉末、ベレツトなどに必要
に応じてその他の添加剤と共に所定の濃度になるように
均一に配合する方法を採用することもできる。この際、
帯電防止剤を溶媒に溶解して合成高分子物質に配合し、
その後溶媒を留去する方法を採用することもできる。前
記合成高分子物質に配合する本発明の帯電防止剤の配合
割合は、帯電防止剤の種類、スルホベタイン型官能基の
含有量、合成高分子物質の種類およびその用途などによ
つて異なるが、合成高分子化合物100?に対する前記
スルホベタイン型官能基として通常は0.01ないし3
00ミリモル、好ましくは0.05ないし100ミリモ
ルの範囲となる量である。前記の合成高分子物質に本発
明の帯電防止剤を配合する方法として、特に限定されな
いが、たとえば、合成高分子物質にあらかじめ高濃度に
配合したマスターバツチを作成しておき、これを前記高
分子物質に配合する方法を採用することもできるし、ま
た場合によつてはオレフインモノマ一の重合時に添加す
ることもできる。本発明の帯電防止剤を前記合成高分子
物質に配合する際に、本発明の帯電防止剤の他に酸化防
止剤、紫外線吸収剤、滑剤、可塑剤、離形剤、難燃剤ま
たは他種の帯電防止剤などと一緒に配合することもでき
る。
本発明の帯電防止剤の配合された合成高分子物質の組成
物は種々の形態に成形して使用される。
たとえば、フイルム、延伸フイルム、テープ、延伸テー
ブ、シート、繊維、その他の立体成形品に成形される。
これらの成形品のうちでは、フイルム、延伸フイルム、
テープ、延伸テープ、シートまたは繊維に、本発明の帯
電防止剤を配合した合成高分子物質の組成物を成形する
ことが好ましい。本発明の帯電防止剤を配合した合成高
分子物質組成物から作成した成形品は、従来のベタイン
型帯電防止剤を配合した合成高分子物質の組成物から作
成した成形品にくらべて、コロナ処理などの特殊な表面
処理を施さなくとも直ちに優れた帯電防止効果が現われ
ること、表面が水や溶媒などと接触しても帯電防止剤が
溶出しないので効果の持続性が良好であることなどの特
徴があることの他に、プロツキング性、表面への印刷性
や光沢性などの基材の高分子物質の性能を低下させない
こと、表面のべとつき等が起こらないことなどの利点を
有している。次に、本発明の帯電防止剤を実施例によつ
て具体的に説明する。
参考例 1 エチレンとメタクリル酸N−N−ジメチルアミノエチル
との共重合体(Mn=8000)90Vを10007の
パラキシレンに溶解し、次いで40Vのプロパンサルト
ンを添加して135℃で2時間反応させた。
ついで、このものをメタノール中に析出させた後、精製
を行い、スルホベタイン型帯電防止剤を得た。分析の結
果スルホベタイン型の官能基の含有量は1.5mm01
/fであつた。本品を帯電防止剤Aとする。参考例 2 参考例1において、エチレン・メタクリル酸N・N−ジ
メチルアミノエチル共重合体のかわりに、エチレンとメ
タクリル酸N−N−ジエチルアミノエチルとの共重合体
(Mn=5000)を用いた以外はまつたく同じ条件で
反応を行い、スルホベタイン型の官能基の含有量が0.
8mm01/Vの帯電防止剤を得た。
本品を帯電防止剤Bとする。参考例 3エチレンとアク
リル酸エチルとの共重合体(Mn=25000)207
を2007のパラキシレンに溶解し、135℃まで昇温
後、ナトリウムメチラート0.17とN−N−ジメチル
エタノールアミン13.67とを徐々に滴下し、滴下終
了後4時間反応せしめた。
未反応のエタノールアミンを除去したのち、プロパンサ
ルトン3.47を添加し、135℃で2時間反応させた
。本生成物を精製し、スルホベタイン型の官能基の含量
が0.5mm01/7の帯電防止剤を得た。本品を帯電
防止剤Cとする。参考例 4 ポリエチレンワツクスCMn−2500)3007を1
40℃で溶融し、強力な攪拌下にジエチルアルリルアミ
ン56.67、ジTert−ブチルペルオキシド6yを
添加し、6時間反応させた後この生成物を40007の
パラキシレンに溶解し、1227のプロパンサルトンを
添加し、135℃で2時間反応させた。
本生成物を精製し、スルホベタィン型の官能基の含量が
0.7mm01/7の帯電防止剤を得た。本品を帯電防
止剤Dとする。参考例 5参考例1において、プロパン
スルトン407の代わりに1・4−ブタンスルトン44
,67を用いる以外は参考例1と同様にしてスルホベタ
イン型帯電防止剤Eを得た。
これのスルホベタイン含有量は1.4ミリモル/7であ
つた。参考例 6 参考例3において、N−N−ジメチルエタノールアミン
13.67の代わりにトリエタノールアミン2237を
用いる以外は同様にしてスルホベタイン型の官能基含量
が0.45ミリモル/yの帯電防止剤を得た。
この帯電防止剤をFとする。参考例 7エチレンとアク
リル酸メチル共重合体(Mn7OOO)1007と10
00yのパラキシレンとを反応器に仕込み、窒素雰囲気
下に撹拌しながら135℃まで昇温し、エチレン・アク
リル酸メチル共重合体を溶解させた後にN−N−ジメチ
ルジアミノドデカン〔NH2(CH2)12N(CH3
)2〕2987を添加し、さらに6時間反応させた。
反応混合物を40℃まで降温した後に大過剰のメタノー
ル中に析出させて、さらに精製、乾燥を行つ部、1重量
部、2重量部、3重量部添加し、ペンシェルミキサーを
用いて混合した後、ペレタイズ程をへて、帯電防止剤配
合ペレツトを得た。ついで、インフレーシヨン成形機に
よつてフイルム成形を行い、フイルムI〔帯電防止剤A
を1.5重量部配合したもの(実施例1)〕、フイルム
〔帯電防止剤Bを1重量部配合したもの(実施例2)〕
、フイルム〔帯電防止剤Cを2重量部配合したもの(実
施例3)〕、フイルム〔帯電防止剤Dを3重量部配合し
たもの(実施例4)〕を得た。同様にして、帯電防止剤
を配合していないフイルムを成形し、フイルムvとした
(比較例)。
これらのフイルムを恒温恒湿室に1週間放置し、25℃
、60%R.H.に調湿し、その表面固有抵抗値を測定
した。その結果を表1に示した。実施例5、6、比較例
2ポリプロピレンペレツト(三井石油化学ポリプロJ3
OO、三井石油化学工業(株)製)100重量部に帯電
防止剤A1重量部をペンシェルミキサーを用いて均一に
混合した後、ペレタイズ工程を経て帯電防止剤配合ペレ
ツトを得た(実施例5)。
前記と同様にポリエチレンペレツト(ハイゼツクス50
00S、三井石油化学工業(株)製)100重量部に帯
電防止剤Bの2重量部を添加してペレツト化した(実施
例6)。ついで、インフレーシヨン成形機を用いてフイ
ルム成形を行い、フイルム〔ポリプロピレンペレットに
帯電防止剤Aを配合したもの(実施例5)]、フイルム
〔ポリエチレンペレツトに帯電防止剤Bを配合したもの
(実施例6)]およびフィルム〔ポリエチレンペレツト
(ハイゼツクス5000S)に帯電防止剤を無添加のも
の(比較例2)〕を得た。
これらのフイルムを25℃、60%R.H.の恒温恒湿
室に2日間放置して調湿し、その表面抵抗値を測定した
その結果を表2に示した。実施例7、比較例3〜6 ポリプロピレンパウダー(三井石油化学ポリプロJ3O
O、三井石油化学工業(株)製)100重量部に対して
帯電防止剤A(実施例7)または下記4種類の市販され
ている帯電防止剤(比較例3〜6)をそれぞれ1重量部
添加し、ペンシェルミキサーにて均一に混合した後、ペ
レタイズ工程を経てペレツトとした。
ついで、このペレツトをダイスに続いた押出機によつて
シートとし、さらに縦方向と横方向とにそれぞれ5倍延
伸して2軸延伸フイルムを成形した。
これらのフイルムについて、コロナ処理を施したものと
施さないものとを作り、25℃、60%R.H.の恒温
恒湿室に2日間放置した後、表面固有抵抗値を測定した
。その結果を表3に示した。実施例8、比較例7〜10
前記比較例3ないし6ならびに実施例7で得られたコロ
ナ処理を施したそれぞれのフイルムについて、水、ヘプ
タン、エタノールのそれぞれ沸点で7時間抽出を行つた
抽出後、フイルムを減圧乾燥し、25℃、60%R.H
.の恒温恒湿室に2日間放置後、表面固有抵抗値を測定
した。その結果を表4に示した。実施例 9〜13 実施例7において表5に示したスルホベタイン型帯電防
止剤を2重量部添加する以外は、同様にしてフイルムを
成形し、表面固有抵抗値を測定した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリオレフィン類に 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1は炭素数が1ないし12のアルキレン基
    を示し、R^2は炭素数が2ないし3のアルキレン基を
    示し、R^3およびR^4はそれぞれ炭素数が1ないし
    2のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、カルボキシル
    アルキル基およびカルボキシレートアルキル基からなる
    群から選ばれた基を示し、Xはエステル結合、アミド結
    合またはメチレン基を示し、Yはメチレン基を示す)で
    表わされるスルホベタイン型の官能基が結合した帯電防
    止剤。 2 帯電防止剤の基体部分のポリオレフィン類として、
    数平均分子量が500ないし100000の範囲にある
    ポリオレフィン類であることを特徴とする特許請求の範
    囲1の帯電防止剤。 3 1gあたりにスルホベタイン型の官能基を0.1な
    いし5.0ミリモルの範囲で含有することを特徴とする
    特許請求の範囲1のいずれかの帯電防止剤。
JP52133116A 1977-11-08 1977-11-08 帯電防止剤 Expired JPS5923350B2 (ja)

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