JPS59229388A - 定着型感熱記録体 - Google Patents

定着型感熱記録体

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Publication number
JPS59229388A
JPS59229388A JP58103952A JP10395283A JPS59229388A JP S59229388 A JPS59229388 A JP S59229388A JP 58103952 A JP58103952 A JP 58103952A JP 10395283 A JP10395283 A JP 10395283A JP S59229388 A JPS59229388 A JP S59229388A
Authority
JP
Japan
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heat
color
group
acid
general formula
Prior art date
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Pending
Application number
JP58103952A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yabuta
薮田 健次
Sadao Morishita
森下 貞男
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS59229388A publication Critical patent/JPS59229388A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/52Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感熱記録によp高濃度に発色し、しかも貯蔵保
存性の優れた定着型感熱記録体に関するものである。
近年、多量の情報をできる限9高速で7・−トコピーと
してアウトプットすると云う社会の要請に応じて高速プ
リンター、ファクシミリ等の発達は著しいものがある。
高速プリンター、ファクシミリの如く電気的情報に従っ
て記録媒体に画像を形成する方法として、電子写真、静
電記録、放電記録、インクジェットおよび感熱記録等が
知られている。これらのなかで感熱記録法は装置が比較
的簡単であり、又、記録紙も比較的安価でるることから
特に近年急速に普及している。
該感熱記録法の一つの方法として、クリスタルバイオレ
ットラクトンのような発色性物質とビスフェノールAの
ようなフェノール性化合物を組み合せてなる感熱記録用
シートについては、例えば特公昭45−14039号公
報に記載されておりすでに公知である。これらの感熱記
録シートは現在事務用複写紙、各種レコーダー、心電計
、電卓、コンピューターの端末機、ファクシミリ等の記
録紙として広く使用されている。
しかし、上記従来の方法では印字後、誤って加熱された
場合、背景が発色して印字が読めなくなったり、又印字
後、改ざんされる可能性があシ、その改良が強く望まれ
ている。
本発明者等はこの問題を解決した定着可能な感熱記録体
の提供を意図して研究し、先に、ジアゾ3− ニウム塩とカプラー化合物の反応を促す塩基性物質とし
て特定の一般式を有するグアニジン誘導体を用いること
によシ、高感度でしかも貯蔵保存性にすぐれた定着可能
な感熱記録体を提供しうろことを見出してすでに提案し
た(特開昭57−45094、同57−125091公
報)。
本発明の目的は感熱記録によシ高濃度に発色し、しかも
貯蔵保存性に優れた定着型感熱記録体を提供する事であ
る。
即ち、本発明の定着型感熱記録体は、支持体上にジアゾ
ニウム塩、カプラー化合物、発色助剤、及び顕色剤とし
て熱により溶融して塩基性謬囲気を示す有機塩基性化合
物の微粒子状分散物を同一層に、又は2層以上の別の層
より成る感光感熱層として設けた定着型感熱記録体にお
いて、発色助剤として下記一般式(1)で示されるアリ
ールエステル誘導体を用いることを特徴とする。
一般式(I) Ar −(OCOR″]n 式中、几は炭素数1から18までのアルキル基、4− 置換アルキル基、アルキレン基、アルコキシ基、置換ア
ルコキシ基、ベンジルオキシ基であ[、Arはベンゼン
環、ナフタレン環などの芳香環を示し、この芳香環は上
記の置換基やその他ハロゲン、ニトロ基などで置換され
ていてもよい。n=1.2.3の整数。
本発明で用いるアリールエステル誘導体は融点40〜1
60℃、好ましくは70〜135℃の常温で固体の物質
であシ、水に難溶又は不溶であシ、熱溶融時にジアゾニ
ウム塩、カプラー化合物、及び顕色剤として使用する有
機塩基性化合物をよく溶解させるものの使用が好ましい
このアリールエステル誘導体の具体例を融点と共に表−
1に示す。
表−1 ジフェニルサクシナート        118℃a、
l−ジエチルベルンスタイン酸ジフェニルエステル 1
07℃ペンタクロロフェニルベンジルカ−ボJ−)  
   116℃酢酸β−ナフチルエステル      
 70℃α−ブロモイソ酪酸−β−ナフチルエステル 
  97℃β−クロロクロトン酸−β−ナフチルエステ
ル   100℃β−ナフトキシ酢酸−m−トリルエス
テル    91−2℃チル 1.6−ジプロムー2−アセトキシ−ナフタレン 12
5℃6−プロムー2−アセトキシ−ナフタレン   1
03℃1.4−ジクロロ−2−アセトキシ−ナフタレン
   90℃4−ニトロレゾルシンージアセテ−)91
℃ハイドロキノンジアセテート          1
23℃ハイドロキノンジプロピオ+−)113℃ハイド
ロキノン−0,0−−)カルボン酸ジエチルエステル1
01℃クロロ酢酸β−ナフチルエステル       
95℃ジクロロ酢酸β−ナフチルエステル      
 92℃トリクロロ酢酸β−ナフチルエステル    
  87℃上記で示した化合物は公知の方法ないしはそ
れに類似の方法で容易に合成出来る。
本発明で発色助剤として用いる前記化合物は、いずれも
熱可融性で、かつ水難溶性又は不溶性であシ、粒径0.
1〜10μの微粒子状で用いられる。
ジアゾニウム塩とカプラー化合物と本発明の発色助剤と
の比率は1:(0,1〜10):(0,1〜20)(重
量)の範囲が好ましい。
又、発色助剤は単独で、もしくは必要によ92種以上を
組み合わせて使用することが出来る。
本発明の発色助剤による定着型感熱記録体の発色感度向
上の効果は疎水性グアニジン誘導体のみならず広く一般
に公知の有機塩基性化合物を顕色剤として使用した場合
にも認められるが、特に好ましい有機塩基性化合物とし
て下記のグアニジン誘導体があげられる。
一般式(U) 7− 一般式(III) 6 〔式中R1、R2、R3、R4およびR5は水素、炭素
数18以下のアルキル、環状アルキル、アリール、アラ
ルキル、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、カル
バモイルアミノ、複素環残基を表し、几、は低級プルキ
レン、フェニレン、ナフチレンまたはぐX÷(式中Xは
低級アルキレン、SO2、S2、s、 o、−NH−ま
たは−重結合を表す)を表し、式中のアリール基は低級
アルキル、アルコキシ、ニトロ、アシルアミノ、アルキ
ルアミノ基およびハロゲンよシ選ばれる置換基を有する
ものも含まれる。〕 8一 本発明に使用するジアゾニウム塩としては、従来公知の
ジアゾ型複写材料に用いられる化合物を任意に使用する
ことが出来るが、例えば次の一般式(IV)、(V)、
(■)で示されるものを特に好適に使用することができ
る。
式中R7及びR8は炭素数1〜5のアルキル、又はアル
コキシル、又はオキシアルキル、ベンジ#、[換ベンジ
ル、ベンソイル、置換ヘンソイル、フェニル基、水素原
子などを示し、Y及びZはハロゲン原子、炭素数1〜5
のアルキル、カルボキー/ル、炭素数X〜5のアルコキ
シル、ニトロ、アセトキシ基などを示し、m及びnは0
又は4以下の正整数を示す。又、XはCt−1Br−1
so4−1NO,八PF4”−1Cto 4−″、BF
4−等のアニオンやさらにZnCt2、ca、ct、 
6るいは5nCL4等かこれらのアニオンに付加したイ
オンを表わしている。
具体例として、4−N、N−ジメチルアミノベンゼンジ
アゾニウムクロリド、3−クロル−4−N。
N−ジメチルアミノベンゼンジアゾニウムクロリド、4
−N、N−ジエチルアミノベンゼンジアゾニウムクロリ
ド、2.5−ジェトキシ−4−N。
N−ジエチルアミノベンゼンジアゾニウムクロリド、4
−N−エチル−N−ヒドロキシエチルアミノベンゼンジ
アゾニウムクロリド、4−N、N−ジェトキシアミノベ
ンゼンジアゾニウムクロリド、4−フェニルアミノベン
ゼンジアゾニウムクロリド、4−N−(P−メトキシフ
ェニル)−アミノベンゼンジアゾニウムクロリドなどが
ある。
ff) n 式中R9は−CH2CH20CH2CH2−や−CH2
0CH2CH,−1−CH2CH,CH2CH2−など
である。XXY。
Z、  m及びnは一般式(If/)の場合と同義であ
る。
具体的化合物例としては、4−モルフォリノベンゼンジ
アゾニウムクロリド、2.5−ジェトキシ−4−モルフ
ォリノベンゼンジアゾニウムクロリド、4−オキサシリ
ジノベンゼンジアゾニウムクロリド、3−メチル−4−
ピペリジノベンゼンジアゾニウムクロリドなどがある。
(M) n 式中、R1゜はアルキル基やアリール基を示す。又、X
、 YXZXm及びnは一般式(IV)の場合と同義で
ある。
具体的化合物例としては、4−エチルメルカプ)−2,
5−ジェトキシベンゼンジアゾニウムクロリド、4−ト
リルメルカプト−2,5−ジエトキシベンゼンジアゾニ
ウムクロリド、4−ベンジルメルカプト−2,5−ジメ
トキシベンゼンジアゾニウムクロリドなどがある。
11− これらのジアゾニウム塩は水又は有機溶媒中に溶解又は
適当な溶媒中に微粒子状に分散させて好ましくは0.1
〜1.0f/rr?の範囲内で支持体上に塗布すること
が出来る。
又、ジアゾニウム塩の安定化とプレカップリング防止の
為に感光感熱層中に酸化合物を用いることも出来るが、
これは、従来公知のジアゾ型複写材料に用いられる有機
、無機の酸化合物を任意に使用することが出来、具体例
を挙げると酒石酸、クエン酸、ホウ酸、乳酸、グルコン
酸、リン酸、トリクロロ酢酸、ジクロロ酢酸、シアノ酢
酸、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸等がいずれも好適
に使用される。
これらの酸化合物は有機塩基性化合物に対して重量比で
5.0〜100チの範囲内で用いるのが好ましく、さら
に好ましくは10〜50%の範囲内で使用するのがよい
又、ジアゾニウム塩と反応してアゾ色素を形成するカプ
ラー化合物としては前記したジアゾニウム塩とカップリ
ング可能な化合物であれば何れを12− 4使用できる。これらのカプラー化合物としては、フェ
ノール誘導体、オキシナフタレン誘導体、活性メチレン
基を含む化合物、ヘテロサイクリック化合物等が挙げら
れ、これらの具体的な化合物としては次の如き化合物が
挙げられる。
フェノール誘導体 ピロカテコール レゾルシン フロログリシン ピロガロール メタアミノフェノール パラアミノフェノール ジエチルアミノフェノール N−ラウリル−バラアミノフェノール N−アシル−メタアミノフェノール 3.3’、5−)リヒドロキシンフエニール3、3’、
 5 、5’  −テトラヒドロキシジフェニールミー
レゾルシン酸 β−レゾルシン酸 r−レゾルシン酸 フロログルシンカルホン酸 没食子酸 オキシナフタレン誘導体 2.3−ジヒドロキシナフタレン β−ナフトール α−ナフトール 1.6−ジヒドロキシナフタレン 2.3−ジヒドロキシナフタレン−6−スルホン酸2−
ナフトール−3,6−ジスルホン酸1、s−ジヒドロキ
シナフタレン−8−スルホン酸2−ヒドロキシ−3−ナ
フトエ酸−N−β−ヒドロキシエチル−アマイド 2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−N、N−ビスβ−ヒ
ドロキシエチルアマイド 5−(パラニトロ)−ベンズアミド−1−ナフトール2
−ヒドロキシ−3−プロピルモルホリノナフトエ酸2−
ヒドロキシ−3−ナフト−0−トルイシド2−ヒドロキ
シ−3−ナフトエ酸モルホリノプロピルアミド2−ヒド
ロキシ−3−ナフトエ酸−4′−クロロアニリド2−ヒ
ドロキシ−3−ナフトエ酸−2′−エトキシアニリド2
−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−2′−メトキシアニリ
ド2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−フェニルエステル
2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−4′−フェノキシア
ニリド2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−4Lペンデル
オキシアニリド2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−4′
−フェネチルオキシアニリド2−ヒドロキシ−3−す7
トエttlt−2’−ペンデルオキシアニリド活性メチ
レン基を含む化合物 1−フェニル−3−メチル−ピラゾロン(5)アセトア
セチックアシッドアニリド 1−フェニル−3−カルボキシピラゾロンアセトアセチ
ックアシッドシクロへキシルアマイドアセトアセチック
アシッドベンジルアマイドシアノアセトアニリド シアノアセトモルフォリン 4−カルボキシ−アセトアセトアニリドヘテロサイクリ
ック化合物 15− 1−(3’−スルフオアミド)−フェニル−3−メチル
−ピラゾロン−5 これらのカプラー化合物を水又は有機溶媒に溶解して、
もしくはボールミル、サンドグラインダーアトライター
等の分散手段を用いて粒径10μ以下の微粒子状分散物
として感光感熱層中に含有せしめることが出来る。
又、カプラー化合物は必要により2種又はそれ以上の化
合物を組み合せて望みの分光吸収特性を示す染料の組み
合せを生成させてもよい。又、分散に際してはカプラー
化合物を単独で分散してもよいが、有機塩基性化合物や
、本発明の発色助剤又は必要によりその他の添加剤と共
分散することも出来る。
顕色剤として使用する有機塩基性化合物は支持体への塗
布時に塗液の溶媒として使用する水又は有機浴剤に可溶
であれば塗液のpHが上昇し地肌のカブリ、貯蔵保存性
の悪化の原因になるので塗層中で不連続な微粒子状分散
物として存在するの16− が望ましく、父、水に対する20℃での溶解度がx、o
v7を以下のものであれば耐湿熱貯蔵安定性もよく、脂
肪族アミンやピロリジン誘導体、イミダゾール誘導体、
イミダシリン誘導体、ピペリジン誘導体等の複素環化合
物も好適に使用しうるが、特に下記一般式(II)及び
(1)の疎水性グアニジン誘導体を顕色剤として使用し
た場合には、高温高湿下の貯蔵保存性にすぐれ、しかも
高感度に光色する定着型感熱記録体を得ることが出来る
。又、顕色剤は融点100〜170℃の範囲のものが特
に好適に使用しうる。
顕色剤はボールミル、サンドグラインダー、アトライタ
ー等の分散手段で単独に分散してもよいが、カプラー化
合物、本発明の発色助剤又は、その他必要によシ添加剤
等と共分散してもよい。
一般式(II) 一般式(町 〔式中Rt 、R2、R,、R14およびR5は水素、
炭素数18以下のアルキル、環状アルキル、アリール、
アラルキル、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、
カルバモイルアミノ、複素環残基を表し、PL6ハ低級
アルキレン、フェニレン、ナフチレンまたは+X +(
式中Xは低級アルキレン、so2、S2、S、0、−N
H−または−重結合を表す)を表し、式中のアリール基
は低級アルキル、アルコキシ、ニトロ、アシルアミノ、
アルキルアミ7基およびハロゲンより−選ばれる置換基
を有するものも含まれる〕 その代表的な具体例を表−2に示すが、これら−・キシ
ル基を表わす。
表−2 (1) (16) NO2 (19) (20) (21) H 23− (22) (23) (24) (25) (26) H 24− (27) (28) (29) NH2−C−NH2 (34)           (35)へ 1 NH2−C−NH2 (36)            (37)(38) 27− (39)            (40)S    
              0(41)      
      (42)28− (43) (44) 上記で示したこれらグアニジンの誘導体は公知の方法な
いしはそれに類似の方法で容易に合成することができる
又、本発明の感光感熱層を形成する為のバインダー材料
としては、水系溶媒では例えば、コーンスターチ、アラ
ビアゴム、にかわ、ゼラチン、カゼイン、メチルセルロ
ース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース、ポリアクリルアミド、
カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等の
デンプン又はその変性物及び誘導体、ポリビニルアルコ
ールもしくはその変性物及び誘導体、ポリビニルピロリ
ドン、イソブチレン−無水マレイン酸共重合物、ポリア
クリル酸塩、スチレン−無水マレイン酸共重合物、ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、スチ
レンブタジェンゴム(=s BR,)、メタクリレート
ブタジェンゴム(=MBR)、ニトリルブタジェンゴム
(=NBR)ポリメチルメタクリレート、ポリプロピレ
ン、ポリアクリロニトリル、アクリル酸エステル等の合
成樹脂エマルジョン等が挙げられ、これらのバインダー
材料は単独で、もしくは混合して使用できる。又、有機
溶媒系では上記の合成樹脂をエマルジョン化せずに有機
溶媒に溶解して使用することが出来る。
ジアゾニウム塩のカップリング反応は水等の極性な溶媒
の下で促進されるので、ジアゾニウム塩を用いる定着型
感熱記録体の特に高温高湿下での貯蔵保存性は低い平衡
水分率を有するバインダー材料を選択することによって
も大きく改善され、又、水系溶媒を用いた場合はホルマ
リン、グリオキザール、クロム明ばん、ゲルタールアル
デヒド、メラミン/ホルマリン樹脂、尿素/ホルマリン
樹脂など通常水溶性高分子バインダー材に使用される耐
水化剤を用いることによっても貯蔵保存性を向上させる
ことが出来る。
又、本発明の感光感熱層中に用いられる顔料の具体例と
しては、カオリン、焼成カオリン、タルク、ろう石、ケ
イソウ土、スチレン樹脂粒子、炭酸カルシウム、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム
、酸化チタン、炭酸バリウム、尿素−ホルマリンフィラ
ー、セルロースフィラー、酸化アルミニウム等が挙げら
れるが、31− カス、スティッキング等の熱ヘツドマツチング性の観点
からは特開53−118059.54−25845.5
4−118846.54−118847公報記載の如き
吸油度がJISK5101に定める測定法において80
−〜500d/1002の吸油性顔料を使用するのが望
ましく、特に熱ヘッドと直接接触するノーにおいては、
焼成カオリン、尿素−ホルマリンフィラー等で上記の吸
油量を示す吸油性顔料を使用するのが望ましい。
その他の補助成分としては、発色抑制や発色補助の為に
塩化亜鉛、硫酸亜鉛、クエン酸ソーダ、チオウレア硫酸
グアニジン、グルコン酸カルシウムや、ソルビトール、
サッカローズなどの糖類などが用いられ、必要により紫
外線防止剤を添加したシ、又、スティッキング改良や発
色感度向上の目的でワックス類や金属石ケン類を使用す
ることが出来る。
ワックス類としては、具体的には、パラフィンワックス
、カルナウバワックス、マイクロクリスタリンワックス
、ポリエチレンワックスの他、[32− 級脂肪酸アミド例えばステアリン酸アミド、ラウリルア
ミド、ミリスチルアミド、硬化牛脂酸アミド、パルミチ
ン酸アミド、オレイン酸アミド、アセトアミド、ヤシ脂
肪酸アミド、又はこれらの脂肪酸アミドのメチロール化
物、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステア
ロアミド又高級脂肪酸エステル等が挙げられる。
金属石鹸としては高級脂肪酸多価金属塩、即ちステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カ
ルシウム、オレイン酸亜鉛等が挙げられる。
これらは単独で分散して使用することも出来るが、有機
塩基性化合物、カブラ−化合物等や、本発明の発色助剤
と共分散して使用することも出来る。
支持体としては、紙の他に合成樹脂フィルム、ラミネー
ト紙等も使用出来、又、紙を支持体として内部まで含浸
される為に多量のジアゾニウム塩を必要とする為、感熱
印字後露光による光定着の感度が低下する場合があシ、
この欠点を防止する為、必要によっては紙基体に予じめ
シリカゾル、アルミナ、酸化チタン、カオリン等の空隙
光てん剤、或いはこれらとでんぷん、カゼイン、ポリビ
ニルアルコール、ポリ酢酸ビニルエマルジョン等の高分
子材料との組み合せでプレコートし次いで感光感熱層を
塗布してもよい。
次に実施例と比較例によシ、本発明を更に詳細に説明す
る。
実施例1 下記の配合で感光感熱層の塗液を調製し、支持体上に乾
燥後の塗布量が9.5t/lr?になるように塗布し乾
燥して定着型感熱記録体を作成する。単位は重量部であ
る。
尚、A液、B液は次の如き配合をボールミルにて48時
間粉砕分散して調製した。
A液 B液 実施例2 実施例1においてA液でα−ブロモイソ酪酸β−ナフチ
ルエステルを用いる代シにβ−ナツトキシ酢酸−m−)
リルエステルを用いる以外は実施例1と同様にして定着
型感熱記録体を作成した。
実施例3 実施例1においてA液で2−ヒドロキシ−3=ナフトエ
酸−2′−エトキシアニリドを用いる代りに2−ヒドロ
キシナフトエ酸−4′−フェノキシアニリドを用いる以
外は実施例1と同様にして定着型感熱記録体を作成した
比較例1 実施例1においてA液で本発明のα−ブ算モモイソ酪酸
β−ナフチルエステル除く以外は実施例1と同様にして
定着型感熱記録体を作成した。
このようにして得られた定着型感熱記録体をファクシミ
リ(東芝KB−4800)e使用して感熱印字させた後
全面紫外線露光にてジアゾニウム塩を分解し定着させた
前記の如くして得られた印字濃度をマクベス濃度計(R
D−514)にて測定した。その値を表−3に示す。又
、表−3には貯蔵保存性テストの結果も同時に示す。貯
蔵保存性テストは塗布gを調製後塗布乾燥して形成した
サンプルを40℃、相対湿度90チの暗所にて24時間
放置した場合の耐湿熱テストの結果を表し、テスト後全
面露光して定着し、マクベス濃度計にて測定した地肌濃
度を表−3に示す。
表−3 実施例4 ジアゾニウム塩を含有する層を次の配合で調製し、支持
体上に乾燥後の塗布量が2.0t/−になるように塗布
する。
上記にて作成した層上に次の配合で調製した顕色剤を含
有する層の塗液を、乾燥後の塗布量が8.0f/?F1
′になるように塗布して定着型感熱記録体を作成する。
尚、A液、B液、は実施例1と同じ配合をボールミルに
て48時間粉砕分散して調製した。
実施例5 実施例4において、A液、Biの配合が実施例2と同じ
以外は実施例4と同様にして定着型感熱記録体を作成し
た。
実施例6 実施例4において、Ag、、B液の配合が実施例3と同
じ以外は実施例4と同様にして定着型感熱記録体を作成
した。
比較例2 実施例4において、A液、B液の配合が比較例1と同じ
以外は実施例4と同様にして定着型感熱記録体を作成し
た。
このようにして得られたジアゾ定着型感熱記録体をファ
クシミリ(東芝KB−4800)を使用して感熱印字さ
せた後全面紫外線露光にてジアゾニウム塩を分解し定着
させた。
前記の如くして得られた印字濃度をマクベス濃度計(R
D−514)にて測定し、その値を表−4に示す。
又、表−4には貯蔵保存性テストの結果も同時に示す。
貯蔵保存性テストは塗布液を調製後塗布乾燥して形成し
たサンプルを40℃、相対湿度90%の暗所にて24時
間放置する耐湿熱テストとサンプルを60℃の乾燥器に
24時間放置する耐熱テストの結果を表し、それぞれ処
理後全面露光して定39− 着し、マクベス濃度計にて測定した地肌濃度を表−4に
示す。
表−4 −41−−503− 40−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 tジアゾニウム塩、カプラー化合物、発色助剤、及び顕
    色剤として熱によシ溶融して塩基性雰囲気を示す有機塩
    基性化合物の微粒子状分散物を同一の層又は2層以上の
    別の層よシ成る感光感熱層として、叉待坏上に設けた定
    着型感熱記録体において、該発色助剤が下記一般式(1
    )で示されるアリールエステル誘導体であることを特徴
    とする定着型感熱記録体。 一般式(1) %式% (式中Rは炭素数1から18までの飽和又は不飽和のア
    ルキル基、置換アルキル基、アルキレン基、アルコキシ
    基、置換アルコキシ基、ベンジルオキシ基であ’) 、
    Arはベンゼン環、ナフタレン環などの芳香環を示し、
    この芳香環は上記の置換基やその他ハロゲン、ニトロ基
    などで置換されていてもよい。n=1.2.3の整数。 ) 2ジアゾニウム塩又はカプラー化合物の少くともいずれ
    か一方が不連続状の微粒子状分散物として感光感熱層中
    に含有される特許請求の範囲第1項記載の定着型感熱記
    録体。 &有機塩基性化合物が下記一般式(If)又は(至)で
    表わされる疎水性グアニジン誘導体である特許請求の範
    囲第2項記載の定着型感熱記録体。 一般式(II) ■ 5 一般式([1) (式中R1、fL2、R3、R14およびR5は水素、
    炭素数18以下のアルキル、環状アルキル、アリール、
    アシルキル、アミノ、アルキルアミノ、アシルアミノ、
    カルバモイルアミノ、複素環残基を表し、SO2、S、
     、S、0l−NH−または−重結合を表す)を表し、
    式中のアリール基は低級アルキル、アルコキシ、ニトロ
    、アシルアミノ、アルキルアミノ基およびハロゲンより
    選ばれる置換基を有するものも含まれる。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62146675A (ja) * 1985-12-20 1987-06-30 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62146675A (ja) * 1985-12-20 1987-06-30 Fuji Photo Film Co Ltd 感熱記録材料

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