JPS592227A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS592227A
JPS592227A JP57081115A JP8111582A JPS592227A JP S592227 A JPS592227 A JP S592227A JP 57081115 A JP57081115 A JP 57081115A JP 8111582 A JP8111582 A JP 8111582A JP S592227 A JPS592227 A JP S592227A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic powder
magnetic recording
sample
resins
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JP57081115A
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English (en)
Inventor
Kenji Egami
江上 謙二
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/71Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the lubricant

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、磁気記録媒体に関し、更に詳細には密度が高
く、且つ再生出力が改良された磁気記録媒体に関する。
一般に磁気記録媒体は、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、アクリル酸ブチル−アクリロニトリル共重合体、セ
ルロース系樹脂、エボキン樹脂、ポリウレタン樹脂等の
バインダーに、界面活性剤等の分散剤を用いて磁性粉を
強力に分散させた後、これを支持体、例えばポリエステ
ルフィルムベース等の合成樹脂フィルムベース上に塗布
して形成される。
しかしながら、従来性われている磁性粉の分散方法によ
る上記磁気記録媒体では、必ずしも磁性粉の分散が良好
とは言い難く゛、そのために従来の磁気記録媒体では、
その表面性、耐摩耗性が充分満足し得るものではなく、
更にはS/N比、出力、情報容量等に関してもなお改良
の余地が残されていた。
特に近年における磁気記録に関する技術の傾向として、
例えばオーデオテープ関係ではコンパクトカセットの使
用からマイクロカセットの使用へと変化しつつあり、ま
たビデオテープの分野では現行のYHa方式、β方式か
ら8ミリビデオへト更に小型化、高密化の傾向を指向し
ている。上記の8ミリビデオ方式においては、コバルト
被溜型酸化鉄や二酸化クロムに比較して史に分散の困難
な合金鉄の使用が必要になってくる。
一般的には、磁性粉の粒径が小さくなればなるほど分散
性が劣化し、例えばコバルト被着型酸化鉄やγ−酸化鉄
あるいは二酸化クロム等の゛場合では、BFiT値が3
5 d/gを越えると、また合金鉄の場合には、BFi
T値が40ゴ/gを越えると、倒れも急激に分散性が低
下し、公知の分散方法では満足な分散は困難とされてい
た。
また上記のように満足な分散が得られない場合には、磁
気記録媒体における磁場配向性も急激に劣化し、この劣
化を補うだめに配向磁場を強めたりすると、そのために
磁気テープの表面性が悪くなったり、その上磁気特性も
低下する結果となる。
このため磁性粉の分散性を向上はせたり、耐摩耗性な改
良する目的で楕々の添加剤が使用されている。たとえば
特公昭4]−18064号、同43−186号、同43
−669号、同47−15624号、同50−4’01
0・3号、特開昭49−53402号、同49−588
04号、同49−84405号、同51−40904号
、同52−70811号の各公報に記載さ、れているよ
うに磁性粉と結合剤を含んだ磁性塗料中に高級脂肪酸、
脂肪酸アミド、脂肪酸エステル、高級アルコール、金属
セッケン、高級アルコールの硫酸エステル、ポリエチレ
ンオキサイド、レシチン等を含有せしめ、この磁性塗料
を支持体に塗工して磁気記録媒体を製造することがおこ
なわれている。
しかし、これらの添加剤を加えても必ずしも望ましい特
性を有する磁気記録媒体を得ることは困難であった。
そこで本発明の目的は、上記の欠点を改良し、粒状の小
さな磁性粉の分散性および磁場配向性が向上した高密度
の磁気記録媒体を提供することにある。
前記の目的は、本発明によれば少くとも1種の下記一般
式にて表わされる化合物とし、シチンと磁性粉とをバイ
ンダー中に含有せしめた磁気記録媒体により達成するこ
とができる。
一般式 %式%) 式中、R1および几2は、各々炭素原子数が6個以上の
アルキル基、アルケニル基才たはアリール基を表わし、
nは1乃至10の整数を表わす。
すなわち、本発明は上記一般式で表わされるアルキレン
ジアミン誘導体とレシチンとを分散剤として組み合わせ
使用することにより、粒径の小さな磁性粉の分散性なら
びに磁気特性が改良きれた磁気記録媒体に関するもので
ある。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
先づ、前記一般式における几、およびR3は、各々アル
キル基、アルケニル基、まだはアリール基を表わすが、
好捷しくはアルキル基であり、このアルキル基の炭素原
子数は6乃至かの範囲が好捷しい○またnは1乃至10
を表わずが、好ましくは2乃至6の整数である。
以下、前記一般式で表わ烙れる化合物の具体例を挙げる
る与が、本発明の化合物がこれらに限定1されるもので
はない。
(例示化合物) ] )  C6H,5NH(CH2)s NR2−(C
,R13COOH)。
2 )  C,H,7NH(CH2)s NR2・(C
,H,7cooli)。
3)  C,oH2,NH(CH2’)、NR2−(C
,。H!、Co0H)。
4 )   C,、R2,NH(CH2)、 NH7・
(C,、H,、C00H)。
5 )   C,sH3,’NH(CH7)s NH,
−(C,、R33COOH)。
5 )   C,、H,、NH(CH,)s NH,・
(C,7H,、C00H)。
7 )   C,。H,、NH(CH,)、 NH,・
(C2o)I、、C00H)。
g )   C,、H,、NH(CH,)4NHt・(
C,7H3,coon)29 )   C,、R3,N
H(CH,)4NH,・(C,、H,5cOOH)。
上記具体例で示された化合物は、例えば通常、、 Du
omeen TDO” (ライオンアクゾ社)という名
称で容易に得ることができるolだ、前記一般式で表わ
される化合物と組み合わせて使用されるレシチンも商品
として容易に入手することができる0 本発明に係わる一般式で表わされる化合物とレシチンと
の組み合せ使用による分散剤を用いて磁在性粉を分散せ
しめるには、先づ第一の方法として前記一般式で表わさ
れる化合物の少なくとも一種トレシチンとを、トルエン
、シクロヘキサン、テ、トラヒドロフラン、メチルエチ
ルケトン、メチルイソプチルケトン等の有機溶媒または
水に溶解し、この溶液に所定の割合で磁性粉を、浸漬せ
しめて、攪拌混合した後、戸別あるいは蒸発により乾燥
処理し、この前処理した磁性粉をバインダーと有機溶媒
と共に例えばボールミルに入れて充分に混合8分散させ
る方法がある。また他の方法としては、上記のように前
処理を行わない磁性粉を直接に前記一般式で表わされる
化合物とレシチンとを含有するバインダーの有機溶媒溶
液に添加し、前記同様にこの混合物をボールミルで充分
に混合、分散させる方法もある。
本発明においては、前者の磁性粉を前処理してから分散
させる方法がより好ましく用いらだる。
なお、本発明においては磁性粉を前処理する場合には、
本発明による分散剤を必ずしも併用することなく、例え
ばレシチンのみを前処理工程で用い、この分散液をバイ
ンダーの有機溶媒と混合分散させる時に、一般式で示さ
れる化合物を存在させてもよい。この場合が最も効果が
太きい。−また、本発明においては前記一般式で表わさ
れる化合物は、単独でも、または1種以上組み合わせて
使用しても差支えない。
本発明による前記一般式で表わされる化合物、ならびに
レシチンは各々、磁性粉100重量部に対して通常0.
5重量部乃至10重量部、好甘しくは1重量部乃至5重
料部の範囲で使用きれるのが望ましい。すなわち、上記
使用量より少ないと本発明の効果が得られず、また上記
以上多量に使用するとプルーミング現象を発生し、好ま
しくない結果を与えることがある。
上記により製造される一般に磁性塗料と呼ばれるものけ
、磁性粉、バインダー、塗布溶媒を主成分とし、これに
必要に応じて分散剤、潤滑剤、研磨剤、帯電防止剤等の
添加剤を含有せしめたものである。そこで上記組成にな
るものを有機溶媒に溶解0分散し、支持体に塗布するこ
とにより磁気記録層を形成する。
本発明において使用される磁気記録媒体のバイ    
□ンダーとしては、従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂または反応型樹脂、電子線照射硬化樹脂やこれらの
混合物が使用される0 熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下平均分
子量が10,000〜200,000、重合度が約20
0〜2000程度のもので、例えばアクリル酸エステル
−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル−ス
チレン共重合体、メタクリル酸エステル−アクリロニト
リル共重合体、メタクリル酸エステル−スチレン共重合
体、ウレタンエラストマー、アクリロニトリル−ブタジ
ェン共重合体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール
、セルロース誘導体、スチレン−ブタジェン共重合体、
ポリエステル樹脂、クロロビニルエーテル−アクリル酸
エステル共重合体、アミン樹脂、各種の合成コ゛ム系の
熱可塑性樹脂およびこれらの混合物等が使用される○ 熱硬化性樹脂線たは反、芯型樹脂としては、塗布液の状
態では2(10,000以下の分子量であり、塗布乾燥
後には縮合、付加等の反応により分子量は無限大のもの
となる。また、これらの樹、脂のなかで樹脂が熱分解す
るまでの間に軟化または溶融しないものが好ましい。具
体的には例えばフェノールm脂、エポキシ樹脂、ポリウ
レタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキッ
ド樹脂、シリコン樹脂、アクリル系反応樹脂、高分子量
ホ+7 エステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの
混合物、メタクリル酸塩共重合体とジイソシアネートプ
レポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイ
ソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド ール・トリフェニルメタントリインシーγネートの混合
物、ポリアミン樹脂、塩酢ビ樹脂およびこれらの混合物
等である0 電子線照射硬化型樹脂に使用される不飽和プレポリマー
としては無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイ
プ、エポキシアクリルタイプ、ポリエステルアクリルタ
イプ、ポリエーテルアクリルタイプ、ポリウレタンアク
リルタイプ、ポリアミドアクリルタイプ、多官能上ツマ
−としてはエーテルアクリルタイプ、ウレタンアクリル
タイプ、エポキシアクリルタイプ、リン酸エステルアク
リルタイプ、アリールタイプ、ハイドロカーボンタイプ
等がある。
これらの結合剤の単独iたは組合わされたものが使われ
、必要に応じて他の添加剤が加えられる。
磁性粉末と結合剤との混合割合は、強磁性粉末100重
険部に対して結合剤10〜400重量部、好ましくは3
0〜200重量部の範囲で使用される。結合剤が多すぎ
ると磁気記録媒体としたときの記録密度が低下し、少な
すぎると磁気記録層の強度が劣り、耐久性の減少、粉落
ち等の好ましくない事態が生じる。
本発明に係わる磁気記録層には、添加剤として本発明に
よる分散剤以外の分散剤を併用してもよく、例えば併用
される分散剤としては、例えばカプリン酸、ラウリン酸
、ステアリン酸、オレイン酸等の炭素原子数12〜18
個の脂肪酸またはその塩類、あるいは高級アルコール等
を使用することができる。
また、前記の潤滑剤としては、シリコイオイル、カーボ
ンブラック、グラファイト、カーボンブラックグラフト
ポリマー、二酸化モリブデン、二酸化タングステン、炭
素原子数12〜16の一皐基性脂肪酸と該脂肪酸の炭素
原子数と合計して炭素原子数が21〜23個に成る一価
のアルコールから成る脂肪酸エステル(いわゆるロウ)
等も使用できる。
本発明において使用される研磨材は、一般に用いられて
いる材料で、例えば溶融アルミナ、炭化ケイ素、酸化ク
ロム、ダイヤモンド、コランダム、ザクロ石等を挙げる
ことができるが、これらの研磨材の平均粒子径は0.0
5〜5μの大きさであり、好ましくはO,1〜2μであ
る0 次に本発明において使用される帯電防止剤としては、例
えばグラファイト、カーボンブラック等の導電性粉末を
始めとして各種界面活性剤を使用することができる。こ
れら各種界面活性剤としては、例えばサボニノ等の天然
の界面活性剤、アルキレンオキ丈イド系、グリセリン系
等のノニオン界面活性剤、高級アルキルアミン類、第四
級アンモニウム塩類、ピリジンその他の複素環類、ホス
ホニウムまたはスルホニウム類等のカチオン界面活性剤
、カルボン酸、スルホン酸、燐酸、硫酸エステル、燐酸
エステル等の酸性基を含むアニオン界面活性剤、アミノ
酸類、アミノスルホン酸類、アミノアルコール類等の両
性界面活性剤等を挙げることができるO 上記界面活性剤は、単独または混合して添加してもよい
0これらの帯電防止剤は、時としてその他の目的、例え
ば分散、磁気特性の改良、潤滑性の改良、塗布助剤とし
て適用される場合もある。
磁気記録層の形成は、上記の組成で有機溶媒に溶解し、
塗布溶液として非磁性支持体上に塗布するO 塗布の際に使用する有機溶媒としては、アセトン、メチ
ルエチルケトン、メチルインブチルケトン、シニクロヘ
キサノン等のケトン系:メタノール、エタノール、プロ
パツール、ブタノール等のアルコール系:酢酸メチル、
酢酸エチル、酢酸ブチル、乳酸エチル、酢酸グリコール
モノエチルエーテル等のエステル系:ジエチルエーテを
、グリコールジメチルエーテル、グリコールモノエチル
エーテル、ジオキサン等のグリコールエーテル系:ベン
ゼン、トルエン、キシレン等のタール系(芳香族炭化水
素):メチレンクロライド、エチレンクロライド、四塩
化炭素、クロロホルム、エチレンクロルヒドリン、ジク
ロルベンゼン等の塩素化炭化水素等のものが使用できる
。その他テトラヒドロフラン等のへテロ塩類も使用でき
る0また、支持体の素材としては、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート等のポ
リエステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、
セルローストリアセテート、セルロースダイアセテート
等のセルロース誘導体、ポリカーボネートなどのプラス
チック、Cυ、 AI!Znなどの非磁性金属、ガラス
、磁器、陶器等のセラミック等が使用される○ これらの非磁性支持体の厚みはフィルム、シート状の場
合は約3〜100μm程度、好ましくは5〜50μmで
あり、ディスク、カード状の場合は、0.5〜工Q m
ttr程度であり、ドラム状の場合は円筒状とl/ 、
使用するレコーダーに応じてその型は決められる。
上記非磁性支持体は、帯電防止、転写防止等の目的で磁
気記録層を設けた側の反対の面がいわゆるバンクコート
(13a□kcOat )されてもよい。
また、支持体の形態はテープ、シート、カード、ディス
ク、ドラム等いずれでもよく、形態に応じて種々の材料
が必要に応じて選択される。
磁性粉末および前述の結合剤、分散剤、潤滑剤、研磨剤
、帯電防止剤、溶剤等は混練されて磁性塗料とされる。
混線にあたっては、磁性粉末および上述の各成分は全て
同時に、あるいは個々順次に混練機に投入される。例え
ば、まず分散剤を含む溶液中に磁性粉末を加え所定の時
間混練し、しかるのちに残りの各成分を加え混練をつづ
けて磁性塗料とする方法がある。
混線分散にあたっては各種の混線機が使用される。例え
ば二本ロールミル、三本ロールミル、ボールミル、ペブ
ルミル、サンドグラインダー、8zegvariアトラ
イター、高速インペラー分散機、高速ストーンミル、高
速度衝撃ミル、ディスパーニーダ−1高速ミキサー、ホ
モジナイザー、超音波分散機などである。
混線分散に関する技術は、例えば米国特許第2.581
,414号、同第2,855,156号各明細書等にも
詳細に述べられている。
支持体上へ前記磁性塗料を塗布し磁気記録層を形成する
ための塗布方法としては、エアードクターコート、フレ
ードコート、エアーナイフコート、スクイズコート、含
浸コート、リバースロールコート、トランスファーロー
ルコート、グラビアコート、キスコート、キャストコー
ト、スプレィコート、エクストルージョンコート等が利
用でき、その他の方法も可能であり、これらの具体的説
明は朝倉書店発行の「コーティング工学」235〜27
7頁(昭和46年3月加日発行)に詳細に記されている
このような方法により、支持体上に塗布された磁気記録
層は必要により層中の磁性粉末を配向させる処理を施し
たのち、形成した磁気記録層を乾燥する。まだ必要によ
り表面平滑化加工を施しその所望の形状に裁断したりし
て、本発明の磁気記録体を製造する。
この場合、配向磁場は交流または直流で約500〜20
00ガウス程度であり、乾燥温度は約50〜100°C
程度、乾燥時間は約3〜1o分間程度である。
磁性体の配向方向は、その用途により定められる○即ち
、サウンドテ、−プ、小型ビデオテープ、メモリーテー
プの場合にはテープの長さ方向に平行であり、放送用ビ
デオテープの場合には長さ方向に対して30°ないし9
00の傾きをもって配向される。
本発明の磁気記録媒体はオーディオ、ビデオ、コンピュ
ーター用のみならず磁気カード、磁気シート、磁気ディ
スク、磁気ドラム等の用途にも使用することができる。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する
が、本発明はこれにより限定されるものではない。
実施例I BET値が40rrt/gの合金磁性粉100gを大豆
レシチンの1.5 % )ルエン溶液300gに浸漬し
、高速度ディスパーザ−で3000γpmで1時間分散
した後、バット上で乾燥して前処理工程を行った。
この前処理工程の済んだ磁性粉を、ポリウレタン8gと
フェノキシ樹脂3gと例示化合物(6) 4 gとを混
合し溶解したシクロヘキサノン220gとテトラヒドロ
フラン40gとの混合溶媒中に添加し、サンドグライン
ダーを用いて2000rpmにて7時間(ディスク周速
9m/Sec )分散した。
かくして得られた磁性粉分散液を厚さ6μのポリエステ
ルベースに塗布し、乾燥してスリッティングを行い、本
試料を本発明の試料1とした0次に上記試料1に用いた
ものと同じ磁性粉100gを、ポリウレタン8gとフェ
ノキシ樹脂3gと大豆レシチン4.5gと例示化合物(
6) 4 gとを混合溶解せしめたシクロヘキサノン2
20gとテトラヒドロフラン40gとの混合浴′媒に試
料1と同じ中性で分散させて、次に前記同様に塗布、乾
燥し、スリッティングを行い、これを本発明の試料2と
した。
寸だ、前記試料1に用いたものと同じ磁性粉100gを
前記例示化合物(6)の1.33 % トルエン液30
 (l gに浸漬し、高速度ディスパーザ−で3000
rpmにて1時間分散した後、バット上で乾燥し、前処
理工程を行った。
上記前処理工程を行った磁性粉を、ポリウレタン8gと
フェノキシ樹脂3gと大豆レシチン4.5gとを混合溶
解したシクロヘキサノン220μとテトラヒドロ7ラン
40gとの混合溶媒にサンドグラインダーを用いて20
0 Orpmにて7時間を要し分散きせた。この磁性粉
分散液を前記試料lと同じ条件で塗布し、乾燥してスリ
ッティングを行って、この試料を本発明の試料3としだ
啓らに、前記試料1に用いたものと同じ(d性粉100
gを、レシチンの1.5%)ルエン溶液300.9に浸
漬し、高速度ディスパーザ−で300 (l rpmで
1時間分散した後、バット上で乾燥し、前処理工程を行
った。
上記の前処理工程を済ませた磁性粉を、ポリウレタン8
gとフェノキシ樹脂3gとを混合溶解しだシクロヘキサ
ノン220gとテトラヒドロフラン40gとの混合溶媒
にサンドグラインダーを用いて200 Orpmにて7
時間分散17た。
上記により得られた磁性粉分散液を試料1ど同じ条件で
塗布し、乾燥してスリッティングを行い、この試料を比
較試料4とした。
次に前記試料1に用いたものと同じ磁性粉100gを、
ポリウレタン8gとフェノキシ樹脂3gとレシチン4.
5gとを混合溶解したシクロヘキサノン220gとテト
ラヒドロフラン40gとの混合溶媒にサンドグラインダ
ーを用いて2000γpmにて7時間を要し分散させた
上記により得られた磁性粉分散液を試料1と同じ条件で
塗布し、乾燥してスリッティングを行い、この試料を比
較試料5とした。
また更に、前記試料1にて用いたものと同じ磁性粉10
0gを、ポリウレタン8gとフェノキシ樹脂3gと例示
化合物(6) 4 gを混合溶解したシクロヘキサノン
220gとテトロヒドロフラン40gの混合溶媒にサン
ドグラインダーを用いて2000rpmにて7時間を要
し分散させた0 このようにして得られた磁性粉分散液を試料lと同じ条
件で塗布し、乾燥して、スリッティングを行い、これを
比較試料6とした0 以上により調整された各試料工ないし6について、それ
ぞれ磁気特性および電磁変換特性を測定し、その結果を
下記第1表に記載した。なお、下記第1表において分散
性は、塗布済みの各試料を100倍の光学顕微鏡で目視
により判定したものである。従って分散性については評
価ランクを1ないし5に分け、1を最良とし、5を最低
として記入した。
(第1表) 上記第1表からも明らかなように、本発明による試料1
,2および3は何れも分散性が比較試料に比べて改良さ
れ、そのために角型比や配向比が向上しており、またそ
の他の磁気特性に関しても優れていることが理解できた
。また特に分散性については本発明の試料1の調製によ
るものが最も好ましいことも明示されている。
実施例2 BET値が35ゴ/Jのコバルト被着型酸化鉄100y
を大豆レシチンの1.5%トルエン溶液300gに浸漬
し、高速度ディスパーザ−で3000rpmで1時間分
散した後、バット上で乾燥して前処理工程を行った。こ
の前処理工程の済んだ磁性粉をポリウレタン10 gと
塩化ビニル酢酸ビニル樹脂3.5gと例示化合物(6)
 4 gとをシクロヘキサノン220gとテトラヒドロ
フラン40gとの混合溶媒中に添加し、サンドグライン
ダーを用いて200 Orpm(ディスク周速9m/8
ecにて7時間分散し7た。
かくして得られた磁性粉分散液を厚さ6μのポリエステ
ルベースに塗布してスリッティングを行い、これを本発
明の試料(1)とした。
次に前処理工程にレシチンを用いずに、上記例示化合物
(6)と同様に溶解せしめる他は上記試料(1)と同様
に訓製し、塗布乾燥、スリッティングを行なって得た試
料を本発明の試料(2)とした。
更に前記試料(1)と添加方法を逆にして前処理工程に
例示化合物(6)を用い、レシチンをポリマーと同時添
加すること以外は、試料(])と同様に調製し、塗布、
乾燥、スリッティングを行って得た試料を本発明の試料
(3)とした。
オた、例示化合物(6)を・用いることなく試料(1)
と同様に調整し、塗布、乾燥、スリッティングを行って
得られた試料を比較試料(4)とした。
次にレシチンによる前処理を行わずに試料(1)と同様
に調整し、塗布、乾燥、スリッティングを行なって得た
試料を比較試料(5)とした。
上記により調製きれた各試料(1)ないしく5)につい
て、それぞれ磁気特性および電磁変換特性を測定し、そ
の結果を下記第2表に示す。
(第2表) 上記第2表の結果からも明らかなように、本発明の試料
(1) 、 (2)および(3)は倒れも分散性が比較
試料に比べて改良され、そのために角型比や配向比が向
上しその他の磁気特性に関しても優れていることが判っ
た。
また、特に本発明の試料(1)の調製法によるものが最
も好ましいことも明示された。
代理人 桑原義美 手続補正書 ■ 事件の表示 IJtノ和5フイ1息特コi「願力  81115  
  と1、発明の名称 磁気記録媒体 3 補止eする古 事ヂ1との関係 特許出願人 住 所  東以n;力r宿区西力i1#IJ目2G計2
り名 称 (+271小西六写真工業株式会往代表取締
役 川 本  信 彦 4代理人 〒191 居 所  東京@ IJ町市さくら町1番地手続補正書 昭和58年6月″l′u ’tri許1)玉官若杉和夫殿 】、事件の表示 1に、 +1157年特許願力 81115  、iゴ
2 R明の名称 磁気記録媒体 3、補正をする者 9件との関係 特許出願人 住 )91   東京都力?1iジ凶西新宿1丁L12
6酢2す名 称 (+27)小西六写真工業株式会君代
却ト締役用本信彦 4、代理人 〒191 居 所  東京都日町市さくら町1?I′r地5、 ヤ
11正命令の日イリ 自   発 63  補正の対象 811wI書の「発明の詳細な説明」の欄7、補正の内
容 (1)「発明の詳細な説明」を以下の如(補正する。
1、第2頁第16行目のI”F”nsJをr vns 
Jと訂正する。
26  第5頁SXO打目の「表わすが、好ましくはア
ルキル基であり、」を[表わすが、R8は好ましくはア
ルキル基であり、」と訂正する。
3、第7頁第5行目の「・・・・・・ボールミルに入れ
て・・・・・・」を「・・・・・・ボールミル等に入れ
て・・・」と訂正する。
4、  i 7 X tfW 10行目の「・・・・・
・ボールミルで・・・・・・」を「・・・・・・ボール
ミル等で・・・・・・」と訂正する。
5、i77頁第17目の「この分散液をバインダーの有
機溶媒と混合分散さ」を「この分散液又は前処理磁性粉
をバインダーの有機溶媒溶液と混合分散さ」と訂正する
6、第8頁第6行目の「5重料部」を[5重量部」と訂
正する。
7、 第11頁第7行目の「30〜200重量部Jをr
lo〜200M量部」と訂正する0 8、第18頁第19行目の「・・・・・・混合溶媒に試
料1と・・・・・・」を「・・・・・・混合溶媒にサン
ドグラインダーを用いて試料1と・・・・・・」と訂正
する。
9、第2頁第16行目の「調整」を「調製」と訂正する
10、第お頁第8行目の「9m1s代にて」を「9@/
sec )にて」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 少くとも1種の下記一般式にて表わされる化合物とレシ
    チンと磁性粉とをバインダー中に含有せしめたことを特
    徴とする磁気記録媒体〇 −一般 %式%) (式中、几、およびR2は、各々炭素原子数が6個以上
    のアルキル基、アルケニル基またはアリール基を表わし
    、nは1乃至10の整数を表わす。)
JP57081115A 1982-05-13 1982-05-13 磁気記録媒体 Pending JPS592227A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4939593A (en) * 1987-03-11 1990-07-03 Sanyo Electric Co., Ltd. Still picture processing apparatus for a still camera
WO1994023898A1 (en) * 1993-04-19 1994-10-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive articles comprising a grinding aid dispersed in a polymeric blend binder

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4939593A (en) * 1987-03-11 1990-07-03 Sanyo Electric Co., Ltd. Still picture processing apparatus for a still camera
WO1994023898A1 (en) * 1993-04-19 1994-10-27 Minnesota Mining And Manufacturing Company Abrasive articles comprising a grinding aid dispersed in a polymeric blend binder

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