JPS59216743A - 車輌用収納箱装置 - Google Patents

車輌用収納箱装置

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JPS59216743A
JPS59216743A JP8974483A JP8974483A JPS59216743A JP S59216743 A JPS59216743 A JP S59216743A JP 8974483 A JP8974483 A JP 8974483A JP 8974483 A JP8974483 A JP 8974483A JP S59216743 A JPS59216743 A JP S59216743A
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retainer
pinion
storage case
stopper
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Seiji Yoneya
清治 米屋
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Kojima Press Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は灰皿装置、グラブボックス等の車輌用収納箱
装置に係り、特に収納箱装置に備えられる何勢機構の一
要素としてのばね部材を、所定の予備付勢力を与えた状
態で取り付け、セットするようにした構造のものに関す
る。
車輌用の収納箱装置、例えばその−例としての灰皿装置
は、従来より灰皿ケースを引出方向(開方向)に付勢す
る+j勢機構と、その閉位置で該ケースをリテーナに係
止、保持させる係止手段とを含んで構成され、その係止
手段における係止を必要に応じて解除することにより、
灰皿ケースを上記イ」勢機構のイτ1勢力で予め定めら
れた引出位置(開位置)へと突き出すようにされている
この灰皿ケースの引出位置を規定する手段としては、種
々可能であるが、一般的には第1図、第2図に示される
ス]・ツバ手段(ケースストッパ機構)が用いられてい
る。これらの図に示された装置では(第1図は灰皿ケー
スを引き出した状態、第2図は収納した状態を示す)、
灰皿ケースlの奥部に板ばねを介してプロテクタ2を取
り(=Iけて、その中央の一部を上方に突出させること
により、一方のストッパ(係合)部3とするとともに、
リテーナ4に設けられたガイドプロテクタ5の一端部に
能力のストッパ(保合)部6を設け、これらストッパ部
3,6の当接によって灰皿ケース1の戻り端、すなわち
引出位置が規定されるようになっている。
ところで、かかる装置において、両ストッパ部の当接に
よる灰皿ケースの保止を確実に為すために、一般に前記
付勢機構のばね部材に予備付勢力を与えることが行われ
ている。すなわち、両ストッパ部3,6が当接する状態
で灰皿ケースに一定の側部力(予備何勢力)がその戻り
方向に作用する状態とするのであるが、そのために灰皿
ケースをリテーナに挿入した時点からばね部材が作用す
るようにし、そしてそのばね部材を弾性変形させながら
灰皿ケースを押し込んで一方のストッパ部3を他方のス
トッパ部6に対して乗り越えさせ、それらの各ストッパ
面7,8が当接したところで上記所定の予備イ」勢力が
貯えられるようにするのである。
しかしながら、このような構成の装置においては、灰皿
ケースをリテーナに挿入してから上記予備付勢ノJが蓄
積されるまでには相当のストローク(1)が必要であり
、それ故灰皿ケースがリテーナの外で開口するその開口
部9も狭くなってタバコの吸からを入れ難くしたり、内
部の吸から等がケースの入口部分にたまってケース内部
が有効に使われないなどの不具合を°生じる。。
本発明は、このような事情を背景として為されたもので
あり、その目的とするところは、予備付勢ノJが与えら
れた状態で収納ケースを効果的にリテーナにセットせし
めた車輌用収納箱装置を提供することにあり、また他の
目的は、特に、収納ケースをリテーナに取りイて1ける
際に、ごれをリテーナに挿入してから短いストロークで
ばね部材に予備付勢力を与え得て収納ケースの開口部分
を広くとれる車輌用収納箱装置を提供することにある。
そして、かかる目的を達成するため、本発明の車輌用収
納箱装置は、(a)車体側に取り付けられるリテーナと
、(b)該リテーナに苅して出し入れ可能に保持される
収納ケースと、(c) 前記リテーナと該収納ケースと
の間に設けられ、該リテーナから取り出される該収納ケ
ースの開位置を規制するケースストッパ機構と、((I
)前記収納ケースの出し入れ方向に連続する保合歯を備
えて、該収納ケース及び前記リテーナ等の車体側の固定
部材の何れか一方に設けられたラックと、(C)該収納
ケース及び前記リテーナ等の車体側の固定部材の何れか
他方に設けられ、該ラックに噛み合う保合歯を備えて前
記収納ケースの開閉時に回転させられるピニオン及び、
該ピニオン内に収容されたうず巻ばねを備えた付勢機構
であって、且つ該ピニオンの戻り端を規定する一対のス
トッパ部を設けて、nM記うず巻ばねが、該ピニオン及
び前記ラックを介して前記収納ケースを開方向に付勢す
ると共に、該収納ケースの開位置においてもなお開方向
に所定の付勢力を付与するように取り付けられてなるも
のと、(「)該付勢機構による付勢力に抗して前記収納
ケースを閉位置に係止し得る係止手段とを、含むことを
特徴とするものである。
かかる本発明をより具体的に明らかにするために、以下
に本発明を灰皿装置に適用した場合を例とし、その実施
例を図面に基づいて詳しく説明する。
第3図ないし第5図において、10は筒状をなして灰皿
ケース12を収容保持するリテーナで、両側壁部にブラ
ケット14.14が取り伺けてあり、このブラケツ)1
4.14において車体のインスツルメントパネルに結合
固定される。リテーナ10は、第5図に示されるように
、略コの字状に成形された一対のプレート部材16.1
8が各底面を対向させるように配置されて結合部20で
結合されたものであり、その両壁部上側には凹陥条部2
2.22が形成されて、そこにレールブロック24.2
4が嵌合、収容されている。レールブロック24.24
とリテーナIOとには夫々嵌合突起26、嵌合穴28が
設けられており、組付時にこれらが嵌合されて両者の相
対位置決め、ずれ防[Lがなされている。リテーナ10
の上壁部には、第6図に示されるように、中央にガイド
溝11を有するプロテクタガイド13が固定され、この
プロテクタガイド13における灰皿ケース後退側端部に
はストッパ部15が形成されて、後述のプロテクタスト
ッパ部と当接させられるようになっている。
一方、箱形容器状をなしてリテーナ10に収容される灰
皿ケース12には、第7図に示されるように、板ばねを
介して取り付けられたプロテクタ17が灰皿ケース12
のmJ進側端部から後退方向へと向って延び出すように
設けられ、そのプロテクタ17は中央部が上方に向って
突出させられて、その突出部が、上記プロテクタガイド
13のストッパ部15と当接することによって灰皿ケー
ス12の戻り端を規定するストッパ部19として構成さ
れている。この灰皿ケース12の両側壁部30゜300
上端部外側には一対の案内凸条部32,32がケース1
2の出し入れの方向にInって設けられており、この凸
条部32.32がレールブロック24.24の案内四条
部34.34に嵌め込まれてケーヌ出し入れ時の案内が
なされるようになっている。なお、ケース12の裏側に
は、第15図に示されるように、指かけ用の凹部36が
、また正面にはケースの正面壁となる蓋38が設けられ
ている。
かかる灰皿ケース12には、第4図および第15図に示
されるように、その底壁部40の裏面側においてラック
部材42がケース12を出し入れする方向に沿って設け
られている。ラック部材42は、その側端面が係合歯4
4として形成されているとともに、中央部には下方に開
口する四条の案内部46が形成されており、この四条案
内部46に、これと平行するようにリテーナ1o上に配
設された所定長さのガイドブロック48が嵌入、係合さ
せられている。
一方、ラック部材42における係合歯44の前方(すな
わち第4図中左方)kは、ラック部材42の往運動(押
込方向の運動)により付勢力を貯える付勢機構50と、
これに隣接してラック、すなわちケース12の運動を抑
制するダンパ装置52が夫々リテーナ10の底壁部54
に設けられている。
付勢機構5oは、第5図、第14図に示されるように、
うず巻ばね56を収容するための容器58を有し、この
容器58は、いずれも有底円筒形状をなすピニオン6o
とばね受62とがら成り、ピニオン60がその本体をな
している。ばね受62には、下方に突き出す突起64.
64が設けられており、この突起64.64がリテーナ
loに形成された穴に挿通されて、その回り止めがなさ
れている。ばね受62の筒壁部には、第8図ないし第1
O図および第14図に示されるように、ピニオン60側
へと向って突出するストッパ部68が設けられ、このス
トッパ部68は前端(第8図および第10図中左端面)
がピニオン60側に立上るストッパ面70として、また
後端面(同図中右端面)が傾斜面72として形成されて
いるとともに、そのストッパ部68の略中夫において切
欠が下方に向って設けられることによりストッパ部の一
部がうず巻ばねの一端を掛l二するための被掛止部74
とされている。
一方、有底円筒形状をなす、容器58の本体となるピニ
オン60は、第11図、第12図、第14図に示される
ように、その外周部において前記ラック部材42と噛合
う係合歯76が形成されており、またその中心部には、
リテーナ10の側に向って下方に延び出す円筒支脚部7
8が設けられている。円筒支脚部78は、ばね受62に
設けられた貫通穴を通ってリテーナ1o上面に達し、゛
ここで回転可能に支持されている。円筒支脚部78の内
部には段付ピン80が押通されてピニオン60の回転の
軸とされており、また同ピン80の先端ねじ部82がリ
テーナIOを目゛いて裏側に突き出し、ここにナツト8
4が螺合されることによってピン80のリテーナ10へ
の固定が行われている。
ピニオン60の円筒支脚部78のさらに外側には、うず
巻はね56の一端を掛止するための複数の被掛止部86
が支脚部78を取り巻くようにして所定間隔ごとに設け
られており、支脚部78の周囲のどの位置においてもう
ず巻ばね56の一端が掛止され得るようになっている。
一方、ピニオン60の外筒壁部の内側には、前記ばね受
のストッパ部68と対応する位置においてストッパ部8
8が設けられており、このストッパ部88はばね受のス
トッパ部68におけると同様、後端面(第13図中布端
面)が下方に立下るストッパ面90として、目IJ端面
が傾斜面92として形成されている。
すなわち、ストッパ面90と70とは灰皿ケース引出時
においてピニオン60が戻り回転させられるとき、互に
当接してピニオン60の戻り端を規定する作用をなすの
である。
容器58に収容されたうず巻ばね56は、第5図に示さ
れるように両端がフック状に曲げられて掛止端部94.
96ときれるとともにその各掛止端部94.96がピニ
オン6oおよびばね受62に夫4形成された被掛止部8
6.74に掛止され、ケース12が押込方向に進められ
てピニオン6゜が回転するとき付勢力が貯えられるよう
になっている。
付勢機構50に隣接して配置されたタンパ装置52は、
第3図、第5図に示されるようにピニオン60に噛み合
うギヤ98を備え、その回転軸若しくはこれと一体的に
形成された回転フランジ部(図示せず)がギヤ98の下
側に配置された流体容器100の内部に突入し、以てピ
ニオン6oが回転させられるとき同容器中に収容された
粘性流体の粘性抵抗によってピニオン6oΩ回転が、ひ
いてはラック部材42及び灰皿ケース12の移動が抑制
されるようになっている。なお、ダンパ装置52ハ、フ
v −ト102に保持され、このプレーl−102をリ
テーナIOに形成した折曲部104に締結することによ
ってリテーナIOに固定されている。
イ」勢機構50によって引出方向つまり開位置方向に付
勢される灰皿ケース12は、リテーナ1゜に押し込まれ
たときにその付勢力によって同ケース12が引出方向に
突き出さないように閉位置で係止されるが、その係止手
段は第5図、第15図に示されるように、ケース12の
裏面先端部に設けられた溝カム106と、カム溝に突入
する突子108を備えたロック機構110とによって構
成されている3、ロック機構110は、先端部にこの突
子108を鼎えたレバー112を主体として構成されて
おり、レバー112は基端部にピン穴を備えてここに段
イ・jピン114の大径胴部116が嵌め込まれ、同ピ
ン1140回りに回動可能とされている。なおピン11
4は先端の小径ねじ部がさらにリテーナ底壁部54を貫
通して裏側に出、口れにナツトが螺合されることによっ
て同リテーナlOに固定されている。レバー112は、
ピン114の大径胴部116にtriつて上下に昇降可
能であるが、通常はレバー112とリテーナ10との間
においてピン114の大径胴部116に嵌装されたコイ
ルばね118により浮き上った状態で保持され、またそ
の先端部は、コの字状をなしてリテーナ10に固定され
たストッパ部利120の両ストッパ部の間に位置させら
れ、両ストッパ部の間においてのみレバーの回動が許容
されている。
係止手段を構成するniI記一方の溝カム106は、溝
の側壁面および底壁面が夫々カム面として形成されてい
る。側壁カム面は第16図に示すように突子108を図
中一点鎖線で示す閉じた折線122に沿って左右に回動
させるものであり、また底壁カム面は第17図に示され
るように突子108を上下動させるための傾斜するカム
面で、折線に沿って連線的な鋸歯状をなすように形成さ
れている。そしてその各頂部124,126,128゜
130が折線に71(つて形成された各カム132゜1
34.186,188の境界部となっている。
すなわち、傾斜カム面は突子108を一方向にのみ相対
移動させるためのもので、各頂部を乗り越えた突子10
8は以後逆戻りすることはできない。
これらカムのうち、132と138とが夫々ケース12
の往路用および復路用のカムであり、これらに挾まれた
カム184,186が突子108を往路用カム132か
ら復路用カム138へと切換え移動させ、かつ灰皿ケー
ス12をリテーナIOに係止しあるいはその保止を解除
するためのカムとなっている。
次にかかる灰皿装置におけるうず巻ばねの取付操作およ
び同装置の作用について説明する。
先ず、うず巻ばね56のフック状掛止端部94゜96を
ピニオン60およびばね受62に夫々形成された被掛止
部86.74に掛止する。そしてうず巻ばね56を弾性
変形させつつピニオン60を第8図、第5図中反時計回
りに回転させる。ピニオン60が反時計回りに回転させ
られると、先ずその前進側に位置する傾斜面92がばね
受ストッパ部68の傾斜面72に当接するに至り、そし
て史にピニオン60に同方向の回転力が与えられると両
端斜面92.72のカム作用でピニオンストッパ部88
がばね受ス1ツバ部68に乗り上げ、次いで乗り越える
。ストッパ部88がばね受ストッパ部68を乗り越えた
ところで、それぞれのストッパ面90.70が当接肱ピ
ニオン60の逆方向回転を阻止する。ずなわち、うず巻
ばね56は、一定量弾性変形した状態でセットされるの
である。そしてこのときの弾性変形量は、うず巻ばね5
6をピニオン60、ばね受62に取り付けた時点から、
ストッパ部90.70が当接するに至るまでのピニオン
60の回転量によって定まるのであり、したがってこの
弾性変形量はうず巻ばね取付時におけるピニオン60と
ばね受62の相対的な位置を適宜選定することによって
調整することができる。調整の巾を細かく定めたい場合
にはピニオン60の上記被掛止部86の設置間隔を小さ
くとれば良い。
さて、ピニオン60およびばね受62におけるストッパ
部88.68が当接したところで、次に灰皿ケース12
を挿入してそのラック部イ第42をピニオン60に噛み
合せる。続いて灰皿ケース12を押込方向に前進させる
と、ピニオン60が反時計回りに回転させられてうず巻
ばね56にさらなるイλj勢力を蓄積させる一方、灰皿
ケース12の10テクタ17がリテーナ10におけるプ
ロテクタガイド13のストッパ部15によって漸次下方
に押し下げられる。そして灰皿ケース12が一定位置に
至ったところでプロテクタストッパ部19がプロテクタ
ガイド13のストッパ部15を乗り越えてそれらの各ス
トッパ面21.23が当接するにいたると、ここに灰世
ケースI2の引出位置(戻り端)が規定されるとともに
、上記うず巻ばね56に予め定められた一定強さの予備
付勢力が付与される。続いて灰皿ケース12をさらに押
し進めると、その進み量に応じた付勢力がうず巻ばねに
蓄積される。そして史にケースを進めてこれが一定位置
に到ると、ロック機構を構成するレバー112の先端部
突子108が、始端部で扇状をなすカム132に係合す
るに到り、ケース12が更に前進させられるのにともな
って突子108はカム106の側壁カム面に沿って回動
させられるとともに、底壁カム面の作用で下方へと向っ
て漸次押し下げられる。さらにケース12が押込方向に
進められてほぼその閉位置にきたとき、突子108はカ
ム106における底壁カム面の頂部124を乗り越えて
次のカム184の底壁カム面に接するに至り、ここにお
いてカム182への逆戻りが阻止される。ここでケース
12への押込力を除くとAiJ記付勢力を貯えたうず巻
ばね56のイ」勢力によってケース12は引出方向に若
干戻され、これとともに突子108がカム134上を相
対移動させられて頂部126を乗り越え、第三のカム1
36の側壁カム面に当接してここにケース12が閉位置
に係止される。次に、ケー712を引き出すべくこれを
僅かに押し込むと、突子108がカム136の側壁カム
回にγaって相対移動し、底壁カム面の頂部128を乗
り超えてカム188に接するに至り、ここにケース12
の係止が解除される。
係止を解除されたケース12は、付勢力を貯えたうず巻
ばね56、ピニオン60、ラック部材42の作用によっ
て引出方向に突き出される。開位置にきたところで、プ
ロテクタ17およびプロテクタガイド13の両ストッパ
部19.15が上記うず巻ばね56の一定の予備イ」勢
力の下に当接し、ここにおいて灰皿ケース12がその開
位置に保持される。
このような灰皿装置においては、灰皿ケース12をリテ
ーナIOに挿入する時点で、うず巻ばね56はすでに所
定量弾性変形させられた状態にあって一定の付勢力を有
しており、従って灰皿ケース12をその後わずかに前進
させるだけでうず巻ばね56に所定の予備付勢力が与え
られる。それ故、族1■ケース12をリテーナIOに挿
入してから、うず巻ばね56にこの予備付勢力を与える
ために必要な押込ストロークは、従来の装置に比べて短
縮されるのである。第18図および第19図はそれらの
事情を具体的に表わすための図で、第“18図はピニオ
ン回転量とうす巻ばねに与えられる付勢力の関係を示す
図であり、第19図はうず巻ばねに上記予備付勢力を与
えるための、灰皿ケース12のリテーナ10への挿入量
を、ピニオン60およびばね受62が上記ストッパ部6
8,88を有しない場合、換言すれば付勢機構自身がス
トッパ手段を有しない従来の装置との比較において示し
たものである。すなわち、イ」勢機構がストッパ手段を
有しない装置において64、第18図に示される予備付
勢力Eをうず巻ばね56に与えるためには、灰皿ケース
12をリテーナIOに挿入後12だけ前進させてピニオ
ン60をB回転させる必要があるのに対し、上記実施例
に示す装置においては灰皿ケース12をリテーナ10に
挿入して♀のラック部材42をピニオン60に噛み合せ
たときには、うず巻ばね56はすでに付勢力りを有して
おり、したがって同ばねに予備付勢力Eを与えるために
はピニオン60を第18図中人から、Bまで回転させる
に必要な距離41、だけケース12を前進させれば良い
のである。つまり、灰皿ケース12はその開位置におい
て41だけしかりテーカIOに挿入されておらず、リテ
ーナ10外に出た部分、すなわち第7図中開口部分25
は従来の装置に比べてそれだけ大きくとることができる
のである。
また、上記うず巻ばねは、その掛止端部をピニオンの鞍
掛止部に掛止、取付けするときに、その掛止位置を適宜
選択することによって上記第18図におけるピニオンの
0−A間の回転量を変化させることができるから、灰皿
ケースとリテーナとの間の摺動抵抗が増大した場合等に
おいて、運転者が所望によりうず巻ばねの付勢力を適宜
調整することが可能となる。
その他、うず巻ばねはピニオンとばね受とによって覆蓋
された状態にあり、かつピ戸オンはストッパ部が当接し
て以降その戻り回転が阻止されているため、灰皿ケース
引抜時においてこれが同ケースの凹凸部に引っかけられ
て破損したり、変形によってばね特性を変化させたりし
ないなどの特長を有している。
なお、上記実施例では一対のストッパ部のいずれにも傾
斜面が設けられているが、この傾斜面は必ずしも両方に
必要なものではなく、いずれか一方にあれば目的を達し
得る。またこの実施例は、本発明を摺動式の灰皿装置、
すなわち灰皿ケースをリテーナに対して摺動させる形式
の装置に適用した例であるが、本発明は灰皿ケースが回
動によってリテーナに収納される回動式の装置にも適用
可能であり、その他、かかる灰皿装置のみならずグラブ
ボックス等その他の車輌用収納箱装置にも適用可能であ
るなど、本発明は当業者の知識に基いて適宜変更可能で
ある。
以上詳記したように、本発明に係る車輌用収納箱装置は
、ピニオンを円筒などの容器形状としてその中空内部に
うず巻ばねを収容するとともに、該ピニオンの戻り端を
規定する一対のストッパ部を設けて、前記うず巻ばねが
、該ピニオン及び前記ラックを介して収納ケースを開方
向に(1勢すると共に、該収納ケースの開位置において
もなお開    ・方向に所定の付勢力を付与するよう
に取り付けら ・れるようにしたものである。
かかる装置においては、収納ケースが開位置にあるとき
、その開口部分が広くなるから、吸いがら等の収納物を
該収納ケースに入れ易くなるとともに、予備付勢力の強
さの調節も可能となり、さらにはばね部材の破損ないし
変形にもとづく特性変化もなくなるなど、種々の利点が
生ずることとなったのである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の灰皿装置における不具合を説明
するための要部側面断面図である。第3図は本発明の実
施例である灰皿装置の斜視図であり、第4図はその装置
の正面図(一部断面図)、第5図はその装置の分解斜視
図である。第6図は第3図におけるプロテクタガイドを
示す斜視図であり、第7図は第3図ないし第5図に示す
装置の要部側面断面図である。第8図は第3図ないし第
5図におけるばね受のv面図であり、第9図は第8図に
おけるIX−IX断面図であり、第10図は第8図、第
9図におけるストッパ部の要部側面図である。第11図
は第3図ないし第5図におけるピニオンの底面図であり
、第12図は第11図におけるXll −xn断面図で
あり、第13図は第11図。 第12図におけるストッパ部の要部側面断面図でね収容
のための容器を示す側面断面図であり、第15図は第3
図ないし第5図における灰皿ケースの裏面側を示す斜視
図であり、第16図は第15図における溝カムの平面形
状を示す図、第17図は同カムの底面の断面形状を示す
図である。第18図はピニオンの回転量とうず巻ばねの
イ士勢力との関係をグラフで示す図であり、第19図は
第3図ないし第5図におけるうず巻ばねに予備付勢力を
付与するに必要な灰皿ケースの押込ストロークを示す説
明図である。 10:リテーナ    12:灰皿ケース42−ラック
部材   44:係合歯 50:付勢機構    52:ダンパ装置56:うず巻
ばね   60:ピニオン68.88:ストッパ部 70.90:ストツパ而 72.92:傾斜面  74,86:被損止部76:係
合歯     94,96:掛止端部ハ1W(: ち°菖2.T、−Q 102  100 (つ::S 5 i”):i 11、。 r;j 10 f−1・131! 齢15i反1 ;706シり IJ、i’   1j41J613t3−′、看81.
’1

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 車体側に取りイ旧すられるリテーナと、該リテーナに対
    して出し入れ可能に保持される収納ケースと、 前記リテーナと該収納ケースとの間に設けられ、該リテ
    ーナから取り出される該収納ケースの開位置を規制する
    ケースストッパ機構ト、 前記収納ケースの出し入れ方向に連続する係合歯を(f
    ftえて、該収納ケース及び前記リテーナ等の車体側の
    固定部材の何れが一方に設けられたラックと、 該収納ケース及び前記リテーナ等の車体側の固定部材の
    何れか他方に設けられ、該ラックに噛み合う係合歯を備
    えて前記収納ケースの開閉時に回転させられるピニオン
    及び、該ピニオン内に収容されたりず巻ばねを備えた付
    勢機構であって、且ツ該ヒニオンの戻り端を規定する一
    対のストッパ部を設けて、前記うず巻ばねが、該ピニオ
    ン及び前記ラックを介して前記収納ケースを開方向に付
    勢すると共に、該収納ケースの開位置においてもなお開
    方向に所定の付勢力を伺与するように取り付けられてな
    るものと、 該付勢機構による付勢力に抗して前記収納ケースを閉位
    置に係止し得る係止手段とを、含むことを特徴とする車
    輌用収納箱装置。
JP8974483A 1983-05-20 1983-05-20 車輌用収納箱装置 Granted JPS59216743A (ja)

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