JPH0220452B2 - - Google Patents

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JPH0220452B2
JPH0220452B2 JP58084548A JP8454883A JPH0220452B2 JP H0220452 B2 JPH0220452 B2 JP H0220452B2 JP 58084548 A JP58084548 A JP 58084548A JP 8454883 A JP8454883 A JP 8454883A JP H0220452 B2 JPH0220452 B2 JP H0220452B2
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JP
Japan
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retainer
case
storage box
ashtray
guide
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JP58084548A
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JPS59209926A (ja
Inventor
Takahiro Yamana
Seiji Yoneya
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
Priority to JP8454883A priority Critical patent/JPS59209926A/ja
Publication of JPS59209926A publication Critical patent/JPS59209926A/ja
Publication of JPH0220452B2 publication Critical patent/JPH0220452B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は灰皿装置、グラブボツクス装置等の
車輌用収納箱装置に係り、特に収納ケースが円滑
に出し入れされるように改良されたものに関す
る。
引出式の収納箱装置、例えば車体のインスツル
メントパネル内部に組み込まれた灰皿装置におい
ては、従来より、第1図に示すように、箱状の灰
皿ケースの両側壁部10に同ケース12の出し入
れ方向に延びる凸条部14を設ける一方、リテー
ナ16に凹条部18を設けて案内部とし、両者の
嵌合によつて灰皿ケースを摺動可能に支持・案内
する方式が一般に用いられている。
かかる灰皿装置においては、灰皿ケースを収納
したときにこれを密閉する必要のあることから、
上記案内部の一部を板ばね部20として案内凸条
部14と案内凹条部18とを弾性的に嵌合させる
ことが行われるが、これらを弾性的に嵌合させる
のに伴つて、これらの接触部に比較的大きな摺動
抵抗が発生し、このため従来の灰皿装置において
は灰皿ケースの引出、押込操作をスムーズに行え
ないという不具合を生じていた。
ところで、かかる灰皿装置においては、手動に
よる引出力が弱くてすむように、あるいは閉位置
において係止されている灰皿ケースのその係止を
解除すれば灰皿ケースが自動的に引出方向に突き
出されるように、灰皿ケースを開位置に向つて付
勢する付勢機構が設けられる。ところが上記案内
凹条部と案内凸条部との間には板ばねの弾性力に
基く所定の摺動抵抗があり、またこの弾力性はリ
テーナおよび板ばね部の成形誤差、取付誤差その
他によつて製品ごとにばらつきがあり、さらにま
た同一装置においても灰皿ケースを出し入れする
方向角によつては板ばね部にひねり力がかかつて
その弾性力が必ずしも各部で均等ではない。この
ため、灰皿ケース引出時においてこれを引出方向
に確実に突き出させるためには付勢機構における
ばね力を強く設定せざるを得ない。ところがばね
力を強くすれば灰皿ケースを逆に押し込むときに
はより大きな押込力が必要となるという操作上の
不具合を生じる。しかも上記の弾性力にはばらつ
きがあるために、灰皿ケースを引き出す際に一定
の突き出し力が得られず、場合によつては同ケー
スが勢い良く突き出されてその中の灰、吸がら等
がケース外に飛散するおそれを生ずる。
これらの事情は灰皿装置のみならず、引出式の
車輌用収納箱装置においても全く同様である。
本発明は、このような事情を背景としてなされ
たものであり、その目的とするところは、収納ケ
ースをがたつかせることなくスムーズに出し入れ
でき、従つて付勢機構におけるばね力を弱く設定
し得て押込の際に強い操作力を要せず、かつ収納
ケース引出時の突き出し力を一定とし得て内部収
納物を外に飛散させるおそれのない車輌用収納箱
装置を提供することにある。そしてこのような目
的を達成するため、本発明は、車体側に設けられ
たリテーナと、該リテーナに収納されると共に、
出し入れ自在とされる収納箱と、該収納箱の外壁
と前記リテーナの内壁とのいずれか一方において
前記収納箱の出し入れ方向に延設されたラツク
と、他方にて回動自在に支持されると共に、前記
ラツクと噛合するピニオンと、該ピニオンに一端
が固定され、他端が前記リテーナ側に固定され
て、前記収納箱が該リテーナに収納されるにつれ
て該収納箱を該リテーナから突き出す方向への付
勢力を蓄える付勢手段と、前記リテーナ内壁と前
記収納箱外壁との少なくとも一方に設けられ、該
付勢手段の付勢力に抗して前記収納箱を前記リテ
ーナ内に収納された状態に係止する係止手段と、
前記リテーナ両側内壁と前記収納箱両側外壁との
いずれか一方において前記収納箱の出し入れ方向
に延設され該出し入れ方向に対し垂直な断面が矩
形状に窪んだ凹条と、他方に設けられ該凹条と摺
動自在に係合する断面矩形状に突出した凸部と、
からなる第一の案内手段と、前記リテーナ底部内
壁と前記収納箱底部外壁とのいずれか一方におい
て前記収納箱の出し入れ方向に延設され該出し入
れ方向に対し垂直な断面が矩形条に窪んだ凹条
と、他方に設けられ該凹条と摺動自在に係合する
断面矩形状に突出した凸部と、からなる第二の案
内手段と、を含むように、収納箱装置を構成した
ものである。
かかる本発明をより明らかにするために、以下
本発明を灰皿装置に適用した場合を例にとつて、
その実施例を図面に基いて詳しく説明する。
第2図ないし第4図において、22は筒状をな
して灰皿ケース24を収容保持するリテーナで、
両側壁部26,26にブラケツト28,28が取
り付けてあり、このブラケツト28,28におい
て車体のインスツルパネルに結合固定される。リ
テーナ22は、第3図、第4図に示すように、略
コの字状に成形された一対のプレート部材30,
32が各底面を対向させるように配置されて結合
部34で結合されたものであり、その両側壁部上
側には凹陥条部36,36が形成されて、そこに
レールブロツク38,38が嵌合、収容されてい
る。レールブロツク38,38とリテーナ30と
には夫々嵌合突起40、嵌合穴42が設けられて
おり、組付時にこれらが嵌合されて両者の相対位
置決め、ずれ防止がなされている。
一方、箱形容器状をなしてリテーナ22に収容
される灰皿ケース24には、両側壁部44の上端
部外側に一対の案内凸条部46,46がケース2
2の出し入れの方向に沿つて設けられており、こ
の凸条部46,46がレールブロツク38,38
の案内凹条部48,48に嵌め込まれてケース出
し入れ時の案内がなされるようになつている。こ
の凸条部46,46は上記レールブロツクの案内
凹条部48,48に対してその上下巾が僅かに小
さく選定されているとともに、各左右巾は、突条
部側端面と凹条部底面との間に所定の隙間が生じ
るように選定されている。なお、ケース24の裏
側には第11図に示すように指かけ用の凹部50
が、また正面にはケースの正面壁となる蓋52が
設けられている。
かかる灰皿ケース24には、第3図および第1
1図に示されるように、その底壁部54の裏面側
においてラツク部材56がケース24を出し入れ
する方向に沿つて設けられている。ラツク部材5
6は、その側端面が歯面58として形成されてい
るとともに、中央部には下方に開口する凹条の案
内部60が形成されており、この案内凹条部60
に所定長さのガイドブロツク62が嵌入、係合さ
せられている。ガイドブロツク62は、リテーナ
の底壁部64上面において凹条部60と平行に設
けられ、その左右巾が同凹条部60より僅かに小
さい寸法で、選ばれるとともに、上下巾はその上
端面と凹条部60の底面との間に所定量の隙間が
生じるように選定されている。すなわちガイドブ
ロツク62は、両側端面が案内凹条部60と緩や
かに接触する状態で同凹条部60に係合させられ
るのであり、これによつてケース24がその出し
入れの方向に案内されるのである。
一方、ラツク部材56における歯面58の前方
(すなわち第3図中左方)には、ラツク部材56
の往運動(押込方向の運動)により付勢力を貯え
る付勢機構66と、これに隣接してラツクすなわ
ちケース24の運動を抑制するダンパ機構68が
夫々リテーナ22の底壁面64に設けられてい
る。付勢機構66は、ラツク部材56に噛み合う
位置に配設されたピニオン70を有し、このピニ
オン70は第5図、第7図に示されるように有底
円筒状をなしてその外周にラツク部材56と噛み
合う歯面72が形成されているとともに、ピニオ
ン70の下側に配置された有底円筒状の本体74
とともにうず巻ばね76を収容するための容器7
8を構成している。すなわち、ピニオン70は容
器78の蓋を兼ねるのであり、このピニオン70
と本体74とで形成される空間にうず巻ばね76
が収容されてその一端80が第8図、第10図に
示される本体74に設けられた掛止部82に、他
端84が、第6図に示されるピニオン70に設け
られた掛止部86に夫々掛止され、これによつて
ピニオン70が回転させられるときばね76が弾
性変形させられ、その復元力が付勢力としてラツ
ク部材56に作用させられる。ピニオン70は円
筒状の支脚部88を備えてリテーナ22底壁部に
回転可能に支持され、この円筒支脚部88に挿通
された段付ピン90によりリテーナ22に取り付
けられている。一方、本体74は、リテーナ22
の貫通穴に嵌合する突起92により回転が防止さ
れる。
付勢機構66に隣接して配置されたダンパ機構
68は、第3図に示すようにピニオン70に噛み
合うギヤ98を備え、その回転軸若しくはこれと
一体的に形成された回転フランジ部(図示せず)
がギヤ98の下側に配置された流体容器100の
内部に突入し、以てピニオン70が回転させられ
るとき同容器中に収容された粘性流体の粘性抵抗
によつてピニオン70の回転が、ひいてはラツク
部材56及び灰皿ケース24の移動が抑制される
ようになつている。なお、ダンパ機構68は、プ
レート102に保持され、このプレート102を
リテーナ22に形成した折曲部104に締結する
ことによつてリテーナ22に固定されている。
付勢機構66によつて引出方向つまり開位置方
向に付勢される灰皿ケース24は、リテーナ22
に押し込まれたときにその付勢力によつて同ケー
ス24が引出方向に突き出さないように閉位置で
係止されるが、その係止手段は、第4図、第11
図に示されるようにケース24の裏面先端部に設
けられた溝カム106と、カム溝に突入する突子
108を備えたロツク機構110とによつて構成
されている。ロツク機構110は、先端部にこの
突子108を備えたレバー112を主体として構
成されており、レバー112は基端部にピン穴1
14を備えてここに段付ピン116の大径胴部1
18が嵌め込まれ、同ピン116の回りに回動可
能とされている。なおピン116は先端の小径ね
じ部がさらにリテーナ底壁部64を貫通して裏側
に出、これにナツト120が螺合されることによ
つて同リテーナ22に固定される。レバー110
は、ピン116の大径胴部118に沿つて上下に
昇降可能であるが、通常はレバー112とリテー
ナ22との間においてピン116の大径胴部11
8に嵌装されたコイルばね122により浮き上つ
た状態で保持され、またその先端部は、コの字状
をなしてリテーナ22に固定されたストツパ部材
124の両ストツパ部の間に位置させられ、両ス
トツパ部の間においてのみレバーの回動が許容さ
れている。
係止手段を構成する前記一方の溝カム106
は、第12図、第13図に示されるように溝の側
壁面および底壁面が夫々カム面として形成されて
いる。側壁カム面は突子108を図中一点鎖線で
示す閉じた折線126に沿つて左右に回動させる
ものであり、また底壁カム面は突子108を上下
動させるための傾斜するカム面で、折線に沿つて
連線的に鋸歯状に形成されている。そしてその各
頂部128,130,132,134が折線に沿
つて形成された各カム136,138,140,
142の境界部となつている。すなわち、傾斜カ
ム面は突子108を一方向にのみ相対移動させる
ためのもので、各頂部を乗り越えた突子108は
以後逆戻りすることはできない。これらカムのう
ち、136と142とが夫々ケース24の往路用
および復路用のカムであり、これらに挟まれたカ
ム138,140が突子108を往路用カム13
6から復路用カム142へと切換え移動させ、か
つ灰皿ケース24をリテーナ22に係止しあるい
はその係止を解除するためのカムとなつている。
次に、かかる灰皿装置の作用について説明す
る。
開位置にある灰皿ケース、つまり引き出された
状態にある灰皿ケースを押込方向に前進させる
と、ケース24の底壁部54に設けられたラツク
部材56がともに前進してピニオン70を回転さ
せ、これによつてピニオン70内部に収容された
うず巻ばね76に付勢力を蓄積させる。ケース2
4が一定位置まで押し込まれると、ロツク機構1
10を構成するレバー112の先端部突子108
が、始端部で扇状をなすカム136に係合するに
到り、ケース24が更に前進させられるのにとも
なつて突子108はカム136の側壁カム面に沿
つて回動させられるとともに、底壁カム面の作用
で下方へと向つて漸次押し下げられる。さらにケ
ース24が押込方向に進められてほぼその閉位置
にきたとき、突子108はカム136における底
壁カム面の頂部128を乗り越えて次のカム13
8の底壁カム面に接するに至り、ここにおいてカ
ム136への逆戻りが阻止される。ここでケース
24への押込力を除くと前記付勢力を貯えたうず
巻ばね76の付勢力によつてケース24は引出方
向に若干戻され、これとともに突子108がカム
138上を相対移動させられて第三のカム140
の側壁カム面に当接してここにケース24が閉位
置に係止される。次に、ケース24を引き出すべ
くこれを僅かに押し込むと、突子108がカム1
40の側壁カム面に沿つて相対移動し、底壁カム
面の頂部132を乗り超えてカム142に接する
に至り、ここにケース24の係止が解除される。
係止を解除されたケース24は、付勢力を貯えた
うず巻ばね76、ピニオン70、ラツク部材56
の作用によつて引出方向に突き出される。
このような構成の灰皿装置において、灰皿ケー
ス24は上記リテーナ22からの引出、または押
込時にリテーナ22とケース24との間に設けら
れた案内手段によつて前後方向に案内され、その
引出、押込運動が円滑に行われる。すなわち、ケ
ース24は案内凸条部46,46が案内凹条部4
8,48に嵌合されるとともにラツク部材56に
形成された案内凹条部60がリテーナ22に固設
されたガイドブロツク62に嵌合され、而して凹
条部48,48と凸条部46,46とは各上下面
で接触する構造とされており、またラツク部材5
6の凹条部60とガイドブロツク62とは左右面
で接触させられているから、全体として灰皿ケー
ス24は上下にも、また左右にもがたつきを生じ
ることがない。しかも上記装置は互に係合する両
案内部が弾性的に嵌合ないしは接触しているわけ
ではないから、ケース24が進退するときの摺動
抵抗も小さく、以てケース24を円滑に出し入れ
し得るのである。なお案内凸条部46,46と案
内凹条部48,48とは上下面で接触しているか
ら、灰皿ケース24が押し込まれたときこれを密
閉する機能をも備えている。
このように灰皿ケース24はその出し入れが円
滑になされることから、これを開位置方向に付勢
するためのうず巻ばねのばね力を弱く設定するこ
とが可能となつて押込操作力も少くてすむことと
なり、操作が容易になるほか、引出時の突き出し
力も一定となつて灰皿ケース内の吸がら等が外に
飛び出すおそれも解消されることとなるのであ
る。
ところで、一般に成形加工で造られる灰皿ケー
ス、特にプラスチツク製のものにあつては、成形
後の収縮があるため、両側壁部44,44に形成
された案内凸条部46,46の両側壁面間の寸法
を精確に出すことは難しい。さらにリテーナ22
の成形、組付誤差等も加わつて灰皿ケース両側壁
部44,44とリテーナ22との間の案内手段の
みでケース24の左右のがたつきを防止すること
は困難であり、これを防止しようとすれば両者を
弾性的に接触させざるを得ないこととなる。そし
てこの場合には強い摺動抵抗が発生して上記詳述
した不具合を生ずる。これに対して上記灰皿装置
においては、灰皿ケース24の底壁部54とリテ
ーナ22との間において案内凹条部60、ガイド
ブロツク62が設けられ、これらは左右方向に互
に接触状態にあつてケース24が左右にがたつく
のを効果的に防止する。なお、同部においては成
形後の収縮による影響も少なく、また組付時の誤
差も少ないから寸法精度を出すことは容易であ
る。
さてケース24が左右にがたつくことがなくな
ればラツク部材56とピニオン70との噛合も精
確となり、灰皿ケース24の出し入れがより円滑
になされることとなる。
次に、本発明の他の実施例を第14図ないし第
18図に基いて説明する。図中70はピニオンで
その形状は前記実施例におけると同様であるが、
本実施例ではピニオン70はリテーナ22上に設
けられた保持プレート146によつて回転可能に
支持されている。プレート146にはピン穴が設
けられており、このピン穴に、ピニオン70の中
心部を貫くことによつてその回転の軸となるピン
148が挿通され、ピン148は先端ねじ部15
0にナツト152が螺合されてリテーナ22に固
定されている。プレート146の一側端部(第1
5図、第16図中右側端部)にはガイドブロツク
144がプレート146と一体的に形成されてお
り、これが前記実施例と同様ラツク部材56の案
内凹条部60に嵌まつて灰皿ケース24の案内を
なすようになつている。なお、第17図、第18
図はケース24を出し入れしたときの状態を示す
もので、ガイドブロツク144はケース24の開
位置、閉位置において夫々ラツク部材56の前後
端部に位置させられている。
また、上記実施例において第二の案内手段を構
成するラツク部材の凹条部およびリテーナ側の凸
条ガイド(ガイドブロツク)を、互に反対側に設
けても差支えなく、さらにラツク部材に凸部を形
成するとともに、これに対向する側に凹部を設け
ることも可能である。この場合の凹部および凸部
は必ずしも収納ケースの出し入れの方向に一体的
に設けなければならないものではなく、複数の凸
部若しくは凹部を一定間隔で設けても良い。例え
ば摩擦減少のために、第2図ないし第4図におけ
るガイドブロツクを前後に分割配置するなどであ
る。この場合において凹部、凸部にローラを設
け、或いは自己潤滑性を有する合成樹脂で形成す
ればケースはより円滑に摺動、案内されることに
なる。
これらの点については、ケースの側壁部とリテ
ーナとの間に設けられる第一の案内手段において
も同様である。さらに、ピニオンとラツクはケー
スおよびリテーナ若しくは車体側の他の固定部材
に対して上記実施例とは反対の側に設けることが
可能である。そのほか、上記実施例では灰皿装置
を例にとつて説明したが、本発明はグラブボツク
スその他の車輌用収納箱にも適用可能なことは前
述したとおりである。
以上詳記したように、本発明に係る車輌用収納
箱装置は、リテーナ両側内壁と収納箱両側外壁と
のいずれか一方において前記収納箱の出し入れ方
向に延設され該出し入れ方向に対し垂直な断面が
矩形状に窪んだ凹条と、他方に設けられ該凹条と
摺動自在に係合する断面矩形状に突出した凸部と
からなる第一の案内手段と、リテーナ底部内壁と
収納箱底部外壁とのいずれか一方において前記収
納箱の出し入れ方向に延設され該出し入れ方向に
対し垂直な断面が矩形状に窪んだ凹条と、他方に
設けられ該凹条と摺動自在に係合する断面矩形状
に突出した凸部とからなる第二の案内手段とを設
けたものである。
かかる本発明によれば、第一の案内手段と第二
の案内手段とにより収納ケースが上下および左右
方向にがたつくことが効果的に防止されるため
に、ケースを円滑に出し入れすることができ、こ
れにともなつて付勢機構におけるばね部材のばね
力を弱く設定し得て押込操作力も少くてすむので
ある。
併せてケース引出時の突き出し力を一定とし得
るから、収納ケース内の内容物が勢い余つて外へ
飛び出すといつた不具合を解消し得るなど、本発
明は種々優れた効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は車輌用収納箱装置の一例として、従来
の灰皿装置を示す斜視図である。第2図は本発明
の実施例である灰皿装置の斜視図であり、第3図
は同装置の正面図(一部断面図)、第4図は同装
置の分解斜視図である。第5図は第2図ないし第
4図におけるばね収容器を示す要部側面断面図で
あり、第6図は第2図ないし第5図におけるピニ
オンの要部平面図であり、第7図は第6図に示す
ピニオンの−断面図である。第8図は第2図
ないし第5図におけるばね収容器本体の要部平面
図であり、第9図、第10図は夫々同容器本体に
おける−断面図、XI−XI視図である。第11
図は第2図ないし第4図に示す灰皿装置の灰皿ケ
ースの裏面側を示す斜視図であり、第12図は第
11図における溝カムを示す底面図、第13図は
同カムの溝底面の断面形状を示す図である。第1
4図および第15図は夫々本発明の他の実施例で
ある灰皿装置に用いられるラツクを示す斜視図お
よびガイドブロツクが一体形成された保持プレー
トを示す斜視図である。第16図は、上記他の実
施例の要部断面図である。第17図、第18図は
夫々その作動の一状態を示す側面図である。 22……リテーナ、24……灰皿ケース、2
6,44……側壁部、46……案内凸条部、48
……案内凹条部、54,64……底壁部、66…
…付勢機構、68……ダンパ機構、70……ピニ
オン、76……うず巻ばね、106……溝カム、
110……ロツク機構、62,144……ガイド
ブロツク、146……保持プレート、148……
ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車体側に設けられたリテーナと、 該リテーナに収納されると共に、出し入れ自在
    とされる収納箱と、 該収納箱の外壁と前記リテーナの内壁とのいず
    れか一方において前記収納箱の出し入れ方向に延
    設されたラツクと、 他方にて回動自在に支持されると共に、前記ラ
    ツクと噛合するピニオンと、 該ピニオンに一端が固定され、他端が前記リテ
    ーナ側に固定されて、前記収納箱が該リテーナに
    収納されるにつれて該収納箱を該リテーナから突
    き出す方向への付勢力を蓄える付勢手段と、 前記リテーナ内壁と前記収納箱外壁との少なく
    とも一方に設けられ、該付勢手段の付勢力に抗し
    て前記収納箱を前記リテーナ内に収納された状態
    に係止する係止手段と、 前記リテーナ両側内壁と前記収納箱両側外壁と
    のいずれか一方において前記収納箱の出し入れ方
    向に延設され該出し入れ方向に対し垂直な断面が
    矩形状に窪んだ凹条と、他方に設けられ該凹条と
    摺動自在に係合する断面矩形状に突出した凸部
    と、からなる第一の案内手段と、 前記リテーナ底部内壁と前記収納箱底部外壁と
    のいずれか一方において前記収納箱の出し入れ方
    向に延設され該出し入れ方向に対し垂直な断面が
    矩形状に窪んだ凹条と、他方に設けられ該凹条と
    摺動自在に係合する断面矩形状に突出した凸部
    と、からなる第二の案内手段と、 を含む車両用収納箱装置。
JP8454883A 1983-05-13 1983-05-13 車輌用収納箱装置 Granted JPS59209926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8454883A JPS59209926A (ja) 1983-05-13 1983-05-13 車輌用収納箱装置

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