JPH0336102B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0336102B2 JPH0336102B2 JP8826283A JP8826283A JPH0336102B2 JP H0336102 B2 JPH0336102 B2 JP H0336102B2 JP 8826283 A JP8826283 A JP 8826283A JP 8826283 A JP8826283 A JP 8826283A JP H0336102 B2 JPH0336102 B2 JP H0336102B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage case
- case
- lock
- operating
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 53
- 230000009471 action Effects 0.000 claims description 14
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 235000019504 cigarettes Nutrition 0.000 description 4
- 230000001012 protector Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Passenger Equipment (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
- Lock And Its Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、灰皿装置、グラブボツクス等の車
輌用収納箱装置に係り、特に係止解除機構を備え
たものに関する。
輌用収納箱装置に係り、特に係止解除機構を備え
たものに関する。
車輌用の収納箱装置、例えばその一例としての
灰皿装置は、一般に、車体側に取り付けられるリ
テーナと、かかるリテーナに摺動可能若しくは回
動可能に保持された灰皿ケースと、この灰皿ケー
スを開位置方向に付勢する付勢機構と、該ケース
を閉位置に係止する係止機構とを含んで構成さ
れ、その係止機構による係止が必要に応じて解除
されることにより、灰皿ケースが開位置へと突き
出されるようになつている。
灰皿装置は、一般に、車体側に取り付けられるリ
テーナと、かかるリテーナに摺動可能若しくは回
動可能に保持された灰皿ケースと、この灰皿ケー
スを開位置方向に付勢する付勢機構と、該ケース
を閉位置に係止する係止機構とを含んで構成さ
れ、その係止機構による係止が必要に応じて解除
されることにより、灰皿ケースが開位置へと突き
出されるようになつている。
この係止機構として、一般に、灰皿ケースに押
込力等、通常の操作力が加えられたとき、かかる
ケースが微少量移動することによつてその係止が
解除されるように構成されたものが知られている
が、この係止機構はその解除操作が簡単であると
いう利点を有する反面、押込力等の操作力を与え
ても灰皿ケースが移動しないときは係止が解除さ
れないという不具合をも有していた。灰皿ケース
が移動しない場合の原因としては、該ケース内に
吸がら等が一杯にたまつてリテーナとの間に抵抗
を生じる場合があり、第1図はこの事情を具体的
に表わしたものである。
込力等、通常の操作力が加えられたとき、かかる
ケースが微少量移動することによつてその係止が
解除されるように構成されたものが知られている
が、この係止機構はその解除操作が簡単であると
いう利点を有する反面、押込力等の操作力を与え
ても灰皿ケースが移動しないときは係止が解除さ
れないという不具合をも有していた。灰皿ケース
が移動しない場合の原因としては、該ケース内に
吸がら等が一杯にたまつてリテーナとの間に抵抗
を生じる場合があり、第1図はこの事情を具体的
に表わしたものである。
すなわち、第1図に示される灰皿装置は、灰皿
ケース10をリテーナ12に対して摺動させなが
ら出し入れする形式のものであるが、灰皿ケース
10に吸がら14等が一杯にたまると、ケース1
0をリテーナ12に押し込むとき、板バネ製のプ
ロテクタ16が吸がら14等を無理に押え込む形
となる。このときの力はプロテクタ16とプロテ
クタガイド18との間における反力の増加となつ
て、灰皿ケース10とリテーナ12間の摺動部に
おける抵抗を増す結果となる。そして、この抵抗
が原因して灰皿ケース10に押込力を加えても、
より増大しようとする抵抗によつて、これがより
奥へと移動し得ず、そのため灰皿ケースに対する
係止が解除されないという不具合を生じる。この
ような不具合は灰皿ケースとリテーナとの間に吸
がら、その他の異物がつまつて、摺動抵抗が増大
した場合にも生ずるものであり、そして係止が解
除されないまま、灰皿ケースを無理に引き出そう
とすると、係止機構を破損しかねないこととな
り、この点において改良すべき点を有していたの
である。
ケース10をリテーナ12に対して摺動させなが
ら出し入れする形式のものであるが、灰皿ケース
10に吸がら14等が一杯にたまると、ケース1
0をリテーナ12に押し込むとき、板バネ製のプ
ロテクタ16が吸がら14等を無理に押え込む形
となる。このときの力はプロテクタ16とプロテ
クタガイド18との間における反力の増加となつ
て、灰皿ケース10とリテーナ12間の摺動部に
おける抵抗を増す結果となる。そして、この抵抗
が原因して灰皿ケース10に押込力を加えても、
より増大しようとする抵抗によつて、これがより
奥へと移動し得ず、そのため灰皿ケースに対する
係止が解除されないという不具合を生じる。この
ような不具合は灰皿ケースとリテーナとの間に吸
がら、その他の異物がつまつて、摺動抵抗が増大
した場合にも生ずるものであり、そして係止が解
除されないまま、灰皿ケースを無理に引き出そう
とすると、係止機構を破損しかねないこととな
り、この点において改良すべき点を有していたの
である。
これらのことは、上記摺動式の灰皿装置のみな
らず、回動によつて灰皿ケースをリテーナに収納
し、若しくは取り出す形式の灰皿装置、さらには
グラブボツクス、その他の車輌用の収納箱装置に
ついても該当することである。
らず、回動によつて灰皿ケースをリテーナに収納
し、若しくは取り出す形式の灰皿装置、さらには
グラブボツクス、その他の車輌用の収納箱装置に
ついても該当することである。
本発明は、このような事情の下において、収納
ケースの出し入れ操作(押込操作)によらずに、
係止機構による係止を解除し得る係止解除機構、
即ち非常ロツク解除機構を備えて、吸がら等に基
く抵抗にもかかわらず、収納ケースの閉位置から
の取り出しが可能であり、従つて係止機構を破損
させるおそれのない車輌用収納箱装置を提供する
ことを目的としてなされたものである。
ケースの出し入れ操作(押込操作)によらずに、
係止機構による係止を解除し得る係止解除機構、
即ち非常ロツク解除機構を備えて、吸がら等に基
く抵抗にもかかわらず、収納ケースの閉位置から
の取り出しが可能であり、従つて係止機構を破損
させるおそれのない車輌用収納箱装置を提供する
ことを目的としてなされたものである。
そして、かかる目的を達成するため、本発明
は、車体側に取り付けられるリテーナと、該リテ
ーナに摺動可能若しくは回動可能に保持された収
納ケースと、該収納ケースを開位置方向に付勢す
る付勢機構と、前記収納ケースに対する第一の押
込操作によつて該付勢機構による付勢に抗して該
収納ケースを閉位置に係止する一方、該収納ケー
スに対する第二の押込操作によつて前記収納ケー
スの係止を解除して、該収納ケースが前記付勢機
構による付勢によつて開作動せしめられるように
する係止機構とを含む車輌用収納箱装置におい
て、前記収納ケースに対する押込操作とは異なる
操作によつて、該係止機構の前記収納ケースに対
する係止部に作用して、その係止を解除し得る非
常ロツク解除機構を設け、前記係止機構による収
納ケースの開閉作動とは別個に、該非常ロツク解
除機構により、前記係止機構と収納ケースとの係
止を解除して、該収納ケースが開作動せしめられ
得るように、その車輌用収納箱装置を構成したの
である。
は、車体側に取り付けられるリテーナと、該リテ
ーナに摺動可能若しくは回動可能に保持された収
納ケースと、該収納ケースを開位置方向に付勢す
る付勢機構と、前記収納ケースに対する第一の押
込操作によつて該付勢機構による付勢に抗して該
収納ケースを閉位置に係止する一方、該収納ケー
スに対する第二の押込操作によつて前記収納ケー
スの係止を解除して、該収納ケースが前記付勢機
構による付勢によつて開作動せしめられるように
する係止機構とを含む車輌用収納箱装置におい
て、前記収納ケースに対する押込操作とは異なる
操作によつて、該係止機構の前記収納ケースに対
する係止部に作用して、その係止を解除し得る非
常ロツク解除機構を設け、前記係止機構による収
納ケースの開閉作動とは別個に、該非常ロツク解
除機構により、前記係止機構と収納ケースとの係
止を解除して、該収納ケースが開作動せしめられ
得るように、その車輌用収納箱装置を構成したの
である。
かかる本発明をより具体的に明らかにするため
に、以下に本発明を灰皿装置に適用した場合を例
とし、その実施例を図面に基いて詳しく説明する
こととする。
に、以下に本発明を灰皿装置に適用した場合を例
とし、その実施例を図面に基いて詳しく説明する
こととする。
第2図ないし第4図において、20は筒状をな
して灰皿ケース22を収容保持するリテーナで、
この両側壁部にブラケツト24,24が取り付け
てあり、このブラケツト24,24において車体
のインスツルメントパネルに結合固定される。リ
テーナ20は、第4図に示されるように、略コの
字状に成形された一対のプレート部材26,28
が各底面を対向させるように配置されて結合部3
0で結合されたものであり、その両側壁部上側に
は凹陥条部32,32が形成されてそこにレール
ブロツク34,34が嵌合、収容されている。レ
ールブロツク34,34とリテーナ20とには
夫々嵌合突起36、嵌合穴38が設けられてお
り、組付け時にこれらが嵌合されて両者の相対位
置決め、ずれ防止がなされている。
して灰皿ケース22を収容保持するリテーナで、
この両側壁部にブラケツト24,24が取り付け
てあり、このブラケツト24,24において車体
のインスツルメントパネルに結合固定される。リ
テーナ20は、第4図に示されるように、略コの
字状に成形された一対のプレート部材26,28
が各底面を対向させるように配置されて結合部3
0で結合されたものであり、その両側壁部上側に
は凹陥条部32,32が形成されてそこにレール
ブロツク34,34が嵌合、収容されている。レ
ールブロツク34,34とリテーナ20とには
夫々嵌合突起36、嵌合穴38が設けられてお
り、組付け時にこれらが嵌合されて両者の相対位
置決め、ずれ防止がなされている。
一方、箱形容器状をなしてリテーナ20に収容
された灰皿ケース22は、ケース20の蓋を兼ね
る前面板40を有するとともに、その前面板40
の裏側下部には、第3図に示されるように、指を
挿入するための凹部42が形成され、前面板40
の裏側に指をかけてケース22をリテーナ20か
ら引き出し得るようにされている。つまり、前面
板40の裏面側が指かけ部44として構成されて
いるわけである。この灰皿ケース22には、その
両側壁部の上端部外側に一対の案内凸条部46,
46がケース20の出し入れの方向に沿つて設け
られており、この凸条部46がレールブロツク3
4,34の案内凹条部48,48に嵌め込まれて
ケース出し入れ時の案内がなされるようになつて
いる。
された灰皿ケース22は、ケース20の蓋を兼ね
る前面板40を有するとともに、その前面板40
の裏側下部には、第3図に示されるように、指を
挿入するための凹部42が形成され、前面板40
の裏側に指をかけてケース22をリテーナ20か
ら引き出し得るようにされている。つまり、前面
板40の裏面側が指かけ部44として構成されて
いるわけである。この灰皿ケース22には、その
両側壁部の上端部外側に一対の案内凸条部46,
46がケース20の出し入れの方向に沿つて設け
られており、この凸条部46がレールブロツク3
4,34の案内凹条部48,48に嵌め込まれて
ケース出し入れ時の案内がなされるようになつて
いる。
かかる灰皿ケース22には、第3図に示される
ように、その底壁部50の裏面側においてラツク
部材52がケース22を出し入れする方向に沿つ
て設けられている。ラツク部材52は、その側端
面が係合歯54として形成されているとともに、
中央部には下方に開口する凹条の案内部56が形
成されており、この凹条案内部56に、これと平
行するようにリテーナ20上に配設された所定長
さのガイドブロツク58が嵌入、係合させられて
いる。
ように、その底壁部50の裏面側においてラツク
部材52がケース22を出し入れする方向に沿つ
て設けられている。ラツク部材52は、その側端
面が係合歯54として形成されているとともに、
中央部には下方に開口する凹条の案内部56が形
成されており、この凹条案内部56に、これと平
行するようにリテーナ20上に配設された所定長
さのガイドブロツク58が嵌入、係合させられて
いる。
一方、ガイドブロツク58の側方には、第2図
に示されるように、付勢機構60と、これに隣接
して、ダンパ装置62とが夫々リテーナ20の底
壁部に設けられている。
に示されるように、付勢機構60と、これに隣接
して、ダンパ装置62とが夫々リテーナ20の底
壁部に設けられている。
付勢機構60は、第4図、第11図に示される
ようなうず巻ばね64を収容するための容器66
を有し、この容器66は、いずれも有底円筒形状
をなすピニオン68とばね受70とから成り、ピ
ニオン68がその本体をなしている。ばね受70
には下方に突き出す突起72,72が設けられて
おり、この突起72,72がリテーナ20に形成
された穴に挿通されてその回りどめがなされてい
る。ばね受70の筒壁部には、第5図ないし第7
図および第11図に示されるように、ピニオン6
8側へと向つて突出するストツパ部74が設けら
れ、このストツパ部74は前端(第5図および第
7図中左端面)がピニオン68側に立上るストツ
パ面として、また後端面(同図中右端面)が傾斜
面として形成されているとともに、そのストツパ
部74の略中央において切欠が下方に向つて設け
られることによりストツパ部の一部がうず巻ばね
の一端を掛止するための被掛止部76とされてい
る。
ようなうず巻ばね64を収容するための容器66
を有し、この容器66は、いずれも有底円筒形状
をなすピニオン68とばね受70とから成り、ピ
ニオン68がその本体をなしている。ばね受70
には下方に突き出す突起72,72が設けられて
おり、この突起72,72がリテーナ20に形成
された穴に挿通されてその回りどめがなされてい
る。ばね受70の筒壁部には、第5図ないし第7
図および第11図に示されるように、ピニオン6
8側へと向つて突出するストツパ部74が設けら
れ、このストツパ部74は前端(第5図および第
7図中左端面)がピニオン68側に立上るストツ
パ面として、また後端面(同図中右端面)が傾斜
面として形成されているとともに、そのストツパ
部74の略中央において切欠が下方に向つて設け
られることによりストツパ部の一部がうず巻ばね
の一端を掛止するための被掛止部76とされてい
る。
一方、有底円筒形状をなして容器66の本体を
なすピニオン68は、第8図ないし第10図に示
されるように、その外周部において前記ラツク部
材52と噛合う係合歯78が形成されており、ま
たその中心部には、リテーナ20の側に向つて下
方に延び出す円筒支脚部80が設けられている。
円筒支脚部80は、ばね受70に設けられた貫通
穴を通つてリテーナ底壁部上面に達し、ここで回
転可能に支持されている。円筒支脚部80の内部
には第4図に示されるように、段付ピン82が挿
通されてピニオン68の回転の軸とされており、
また同ピン82の先端ねじ部がリテーナ20を貫
いて裏側に突き出し、ここにナツト(図示せず)
が螺合されることによつてピン82のリテーナ2
0への固定が行われている。ピニオン68の円筒
支脚部80のさらに外側には、うず巻ばね64の
一端を掛止するための複数の被掛止部84が支脚
部80を取り巻くようにして所定間隔ごとに設け
られており、支脚部80の周囲のどの位置におい
てもうず巻ばね64の一端が掛止され得るように
なつている。一方、ピニオン68の外筒壁部の内
側には、前記ばね受のストツパ部74と対応する
位置においてストツパ部86が設けられており、
このストツパ部86はばね受けのストツパ部74
におけると同様、後端面(第10図中右端面)が
下方に立下るストツパ面として、前端面が傾斜面
として形成されている。
なすピニオン68は、第8図ないし第10図に示
されるように、その外周部において前記ラツク部
材52と噛合う係合歯78が形成されており、ま
たその中心部には、リテーナ20の側に向つて下
方に延び出す円筒支脚部80が設けられている。
円筒支脚部80は、ばね受70に設けられた貫通
穴を通つてリテーナ底壁部上面に達し、ここで回
転可能に支持されている。円筒支脚部80の内部
には第4図に示されるように、段付ピン82が挿
通されてピニオン68の回転の軸とされており、
また同ピン82の先端ねじ部がリテーナ20を貫
いて裏側に突き出し、ここにナツト(図示せず)
が螺合されることによつてピン82のリテーナ2
0への固定が行われている。ピニオン68の円筒
支脚部80のさらに外側には、うず巻ばね64の
一端を掛止するための複数の被掛止部84が支脚
部80を取り巻くようにして所定間隔ごとに設け
られており、支脚部80の周囲のどの位置におい
てもうず巻ばね64の一端が掛止され得るように
なつている。一方、ピニオン68の外筒壁部の内
側には、前記ばね受のストツパ部74と対応する
位置においてストツパ部86が設けられており、
このストツパ部86はばね受けのストツパ部74
におけると同様、後端面(第10図中右端面)が
下方に立下るストツパ面として、前端面が傾斜面
として形成されている。
容器66に収容されたうず巻ばね64は、第4
図に示されるように、両端がフツク状に曲げられ
て掛止端部88,90とされるとともにその各掛
止端部88,90がピニオン68およびばね受け
70に夫々形成された被掛止部84,76に掛止
され、ケース22が押込方向に進められてピニオ
ン68が回転するとき付勢力が貯えられるように
なつている。
図に示されるように、両端がフツク状に曲げられ
て掛止端部88,90とされるとともにその各掛
止端部88,90がピニオン68およびばね受け
70に夫々形成された被掛止部84,76に掛止
され、ケース22が押込方向に進められてピニオ
ン68が回転するとき付勢力が貯えられるように
なつている。
付勢機構60に隣接して配置されたダンパ装置
62は、第4図に示されるようにピニオン68に
噛み合うギヤ92を備え、その回転軸若しくはこ
れと一体的に形成された回転フランジ部(図示せ
ず)がギヤ92の下側に配置された流体容器94
の内部に突入し、以てピニオン68が回転させら
れるとき同容器中に収容された粘性流体の粘性抵
抗によつてピニオン68の回転が、ひいてはラツ
ク部材52及び灰皿ケース22の移動が抑制され
るようになつている。なお、ダンパ装置62は、
プレート96に保持され、このプレート96をリ
テーナ20に形成した折曲部98に締結すること
によつてリテーナ20に固定されている。
62は、第4図に示されるようにピニオン68に
噛み合うギヤ92を備え、その回転軸若しくはこ
れと一体的に形成された回転フランジ部(図示せ
ず)がギヤ92の下側に配置された流体容器94
の内部に突入し、以てピニオン68が回転させら
れるとき同容器中に収容された粘性流体の粘性抵
抗によつてピニオン68の回転が、ひいてはラツ
ク部材52及び灰皿ケース22の移動が抑制され
るようになつている。なお、ダンパ装置62は、
プレート96に保持され、このプレート96をリ
テーナ20に形成した折曲部98に締結すること
によつてリテーナ20に固定されている。
付勢機構60によつて引出方向、つまり開位置
方向に付勢される灰皿ケース22は、リテーナ2
0に押し込まれたときにその付勢力によつて同ケ
ース22が引出方向に突き出さないように閉位置
で係止されるが、その係止機構はケース22の裏
面先端部に設けられた溝カム100(第3図参
照)と、第2図、第4図、第12図に示されるよ
うに、カム溝に突入する突子102を備えたロツ
ク機構104とによつて構成されている。ロツク
機構104は、先端部にこの突子102を備えた
レバー106を主体として構成されており、レバ
ー106は基端部にピン穴を備えてここに段付ピ
ン108の大径胴部110が嵌め込まれ、同ピン
108の回りに回動可能とされている。なおピン
108は先端の小径ねじ部がさらにリテーナ底壁
部を貫通して裏側に出、これにナツトが螺合され
ることによつて同リテーナ20に固定されてい
る。レバー106は、ピン108の大径胴部11
0に沿つて上下に昇降可能であるが、通常はレバ
ー106とリテーナ20との間においてピン10
8の大径胴部110に嵌装されたコイルばね11
2により浮き上つた状態で保持され、またその先
端部は、コの字状をなしてリテーナ20に固定さ
れたストツパ部材114の両ストツパ部の間に位
置させられ、両ストツパ部の間においてのみレバ
ーの回動が許容されている。
方向に付勢される灰皿ケース22は、リテーナ2
0に押し込まれたときにその付勢力によつて同ケ
ース22が引出方向に突き出さないように閉位置
で係止されるが、その係止機構はケース22の裏
面先端部に設けられた溝カム100(第3図参
照)と、第2図、第4図、第12図に示されるよ
うに、カム溝に突入する突子102を備えたロツ
ク機構104とによつて構成されている。ロツク
機構104は、先端部にこの突子102を備えた
レバー106を主体として構成されており、レバ
ー106は基端部にピン穴を備えてここに段付ピ
ン108の大径胴部110が嵌め込まれ、同ピン
108の回りに回動可能とされている。なおピン
108は先端の小径ねじ部がさらにリテーナ底壁
部を貫通して裏側に出、これにナツトが螺合され
ることによつて同リテーナ20に固定されてい
る。レバー106は、ピン108の大径胴部11
0に沿つて上下に昇降可能であるが、通常はレバ
ー106とリテーナ20との間においてピン10
8の大径胴部110に嵌装されたコイルばね11
2により浮き上つた状態で保持され、またその先
端部は、コの字状をなしてリテーナ20に固定さ
れたストツパ部材114の両ストツパ部の間に位
置させられ、両ストツパ部の間においてのみレバ
ーの回動が許容されている。
係止機構を構成する前記一方の溝カム100
は、溝の側壁面および底壁面が夫々カム面として
形成されている。側壁カム面は突子102を第1
3図中一点鎖線で示す閉じた折線115に沿つて
左右に回動させるものであり、また底壁カム面
は、第14図に示されるように突子102を上下
動させるための傾斜するカム面で、折線115に
沿つて連続的な鋸歯状をなすように形成されてい
る。そして、その各頂部116,118,12
0,122が折線に沿つて形成された各カム12
4,126,128,130の境界部となつてい
る。すなわち、傾斜カム面は突子102を一方向
にのみ相対移動させるためのもので、各頂部を乗
り越えた突子102は以後逆戻りすることはでき
ない。これらのカムのうち、124と130とが
夫々ケース22の往路用および復路用のカムであ
り、これらに挾まれたカム126,128が突子
102を往路用カム124から復路用カム130
へと切換え移動させ、かつ灰皿ケース22をリテ
ーナ20に係止しあるいはその係止を解除するた
めのカムとなつている。
は、溝の側壁面および底壁面が夫々カム面として
形成されている。側壁カム面は突子102を第1
3図中一点鎖線で示す閉じた折線115に沿つて
左右に回動させるものであり、また底壁カム面
は、第14図に示されるように突子102を上下
動させるための傾斜するカム面で、折線115に
沿つて連続的な鋸歯状をなすように形成されてい
る。そして、その各頂部116,118,12
0,122が折線に沿つて形成された各カム12
4,126,128,130の境界部となつてい
る。すなわち、傾斜カム面は突子102を一方向
にのみ相対移動させるためのもので、各頂部を乗
り越えた突子102は以後逆戻りすることはでき
ない。これらのカムのうち、124と130とが
夫々ケース22の往路用および復路用のカムであ
り、これらに挾まれたカム126,128が突子
102を往路用カム124から復路用カム130
へと切換え移動させ、かつ灰皿ケース22をリテ
ーナ20に係止しあるいはその係止を解除するた
めのカムとなつている。
前記リテーナ20の底壁部上面には、第2図、
第4図に示されるように、ダンパ装置62の側方
において、非常ロツク解除機構を構成するロツク
解除用ロツド132が前後方向に向けて配置され
ている。ロツド132は、前後方向に延びる本体
部134と、本体部134における灰皿ケース前
進側端部から前記レバー106の上方に延び出す
作用部136と、本体部における灰皿ケース後退
側端部からこれと略直交する方向に延び出す操作
部138とから構成されて略コの字形状をなし、
その本体部134に、ねじりコイルばね140が
嵌装されている。コイルばね140は、所定量弾
性変形させられた状態でその一端部がリテーナ2
0底壁部に、また他端部がロツド作用部136に
当接させられており、これによつてロツド132
が第2図中反時計回りに、すなわち作用部136
がレバー106から離間する方向に付勢されてい
る。一方、ロツド132を支持する一対のプレー
ト142,144には作用部136および操作部
138の回動量を規定するストツパ部146,1
48が形成されており、コイルばね140によつ
て付勢されたロツド作用部136およびその操作
部138はこのストツパ部146,148に当接
した状態で保持されている。そして、そのストツ
パ部146,148の配置位置は、第12図に示
されるように、作用部136とレバー106との
間に所定量の隙間lが確保されるように選定され
ており、通常時に作用部136とレバー106と
が干渉を生じないようにされている。作用部13
6に対向して形成された操作部138は、灰皿ケ
ース22を押し込んだ状態で、該ケース22の前
記前面板40近傍に位置するよう配置されてお
り、灰皿ケース22が納められた状態でロツド1
32への操作力を加え得るようにされている。
第4図に示されるように、ダンパ装置62の側方
において、非常ロツク解除機構を構成するロツク
解除用ロツド132が前後方向に向けて配置され
ている。ロツド132は、前後方向に延びる本体
部134と、本体部134における灰皿ケース前
進側端部から前記レバー106の上方に延び出す
作用部136と、本体部における灰皿ケース後退
側端部からこれと略直交する方向に延び出す操作
部138とから構成されて略コの字形状をなし、
その本体部134に、ねじりコイルばね140が
嵌装されている。コイルばね140は、所定量弾
性変形させられた状態でその一端部がリテーナ2
0底壁部に、また他端部がロツド作用部136に
当接させられており、これによつてロツド132
が第2図中反時計回りに、すなわち作用部136
がレバー106から離間する方向に付勢されてい
る。一方、ロツド132を支持する一対のプレー
ト142,144には作用部136および操作部
138の回動量を規定するストツパ部146,1
48が形成されており、コイルばね140によつ
て付勢されたロツド作用部136およびその操作
部138はこのストツパ部146,148に当接
した状態で保持されている。そして、そのストツ
パ部146,148の配置位置は、第12図に示
されるように、作用部136とレバー106との
間に所定量の隙間lが確保されるように選定され
ており、通常時に作用部136とレバー106と
が干渉を生じないようにされている。作用部13
6に対向して形成された操作部138は、灰皿ケ
ース22を押し込んだ状態で、該ケース22の前
記前面板40近傍に位置するよう配置されてお
り、灰皿ケース22が納められた状態でロツド1
32への操作力を加え得るようにされている。
一方、灰皿ケース22の前記前面板40は、第
2図、第3図に示されるように、ロツド132の
操作部138に対向する部位が開閉可能なドア片
150として構成されている。ドア片150は、
その裏側において、前面板40に取り付けられた
一対の支持板154,154に、連結板156,
156およびこれらを貫通するピン158を介し
て連結され、これによつて同支持板に回動可能に
支持されている。ピン158にはねじりコイルば
ね160が、弾性変形状態で嵌装されており、こ
のばね160によつてドア片150が閉位置方向
に付勢されている。なお、ドア片150には前面
板40に沿つてドア片150より突出するストツ
パ部が形成されており、このストツパ部が前面板
40に当接することによつてドア片150の閉位
置が規定されるようになつている。ストツパ部の
端部には前記ロツド操作部138側に向つて突出
するカム部162が形成されており、このカム部
162は、ロツド操作部138に近づくにつれて
下方へと下がる傾斜カム面164を有して、ドア
片150が開かれるときそのカム162が作用す
るようにされている。
2図、第3図に示されるように、ロツド132の
操作部138に対向する部位が開閉可能なドア片
150として構成されている。ドア片150は、
その裏側において、前面板40に取り付けられた
一対の支持板154,154に、連結板156,
156およびこれらを貫通するピン158を介し
て連結され、これによつて同支持板に回動可能に
支持されている。ピン158にはねじりコイルば
ね160が、弾性変形状態で嵌装されており、こ
のばね160によつてドア片150が閉位置方向
に付勢されている。なお、ドア片150には前面
板40に沿つてドア片150より突出するストツ
パ部が形成されており、このストツパ部が前面板
40に当接することによつてドア片150の閉位
置が規定されるようになつている。ストツパ部の
端部には前記ロツド操作部138側に向つて突出
するカム部162が形成されており、このカム部
162は、ロツド操作部138に近づくにつれて
下方へと下がる傾斜カム面164を有して、ドア
片150が開かれるときそのカム162が作用す
るようにされている。
次に、かかる構成の灰皿装置の作用について説
明する。
明する。
先ず開位置にある灰皿ケース22を閉位置に向
つて押し込む(第一の押込操作)と、ラツク部材
52に噛み合つたピニオン68が第2図中反時計
回りに回転させられ、これによつてピニオン68
内に収容されたうず巻ばね64に、灰皿ケース2
2の進み量に応じた付勢力が蓄積される。ケース
22がさらに前進させられて一定位置に到ると、
ロツク機構を構成するレバー106の先端部突子
102が、始端部で扇状をなすカム124に係合
するに到り、ケース22が更に前進させられるの
にともなつて突子102はカム124の側壁カム
面に沿つて回動させられるとともに、底壁カム面
の作用で下方へと向つて漸次押し下げられる。さ
らにケース22が押込方向に進められてほぼその
閉位置にきたとき突子102はカム124におけ
る底壁カム面の頂部116を乗り越えて次のカム
126の底壁カム面に接するに至り、ここにおい
てカム124への逆戻りが阻止される。ここでケ
ース22への押込力を除くと前記付勢力を貯えた
うず巻ばね64の付勢力によつてケース22は引
出方向に若干戻され、これとともに突子102が
カム126上を相対移動させられて頂部118を
乗り越え、第三のカム128の側壁カム面に当接
してここにケース22が閉位置に係止される。次
に、ケース22を引き出すべくこれを僅かに押し
込む(第二の押込操作)と、突子102がカム1
28の側壁カム面に沿つて相対移動し、底壁カム
面の頂部120を乗り越えてカム130に接する
にいたり、ここにケース22の係止が解除され
る。係止を解除されたケース22は、付勢力を貯
えたうず巻ばね64およびピニオン68、ラツク
部材52の作用によつて引出位置へと突き出さ
れ、そこに保持される。
つて押し込む(第一の押込操作)と、ラツク部材
52に噛み合つたピニオン68が第2図中反時計
回りに回転させられ、これによつてピニオン68
内に収容されたうず巻ばね64に、灰皿ケース2
2の進み量に応じた付勢力が蓄積される。ケース
22がさらに前進させられて一定位置に到ると、
ロツク機構を構成するレバー106の先端部突子
102が、始端部で扇状をなすカム124に係合
するに到り、ケース22が更に前進させられるの
にともなつて突子102はカム124の側壁カム
面に沿つて回動させられるとともに、底壁カム面
の作用で下方へと向つて漸次押し下げられる。さ
らにケース22が押込方向に進められてほぼその
閉位置にきたとき突子102はカム124におけ
る底壁カム面の頂部116を乗り越えて次のカム
126の底壁カム面に接するに至り、ここにおい
てカム124への逆戻りが阻止される。ここでケ
ース22への押込力を除くと前記付勢力を貯えた
うず巻ばね64の付勢力によつてケース22は引
出方向に若干戻され、これとともに突子102が
カム126上を相対移動させられて頂部118を
乗り越え、第三のカム128の側壁カム面に当接
してここにケース22が閉位置に係止される。次
に、ケース22を引き出すべくこれを僅かに押し
込む(第二の押込操作)と、突子102がカム1
28の側壁カム面に沿つて相対移動し、底壁カム
面の頂部120を乗り越えてカム130に接する
にいたり、ここにケース22の係止が解除され
る。係止を解除されたケース22は、付勢力を貯
えたうず巻ばね64およびピニオン68、ラツク
部材52の作用によつて引出位置へと突き出さ
れ、そこに保持される。
ところで、灰皿ケース22内に吸がら等がたま
つてケースが一杯になつたとき、あるいは上記案
内凸条部46、案内凹条部48間に吸がらその他
の異物がつまつて摺動抵抗を増すと、場合によつ
て閉位置に係止された灰皿ケース22にその係止
を解除するための押込操作力を与えても灰皿ケー
ス22が前進せず、そのためレバー106による
係止が解除されない事態も生じ得る。このような
場合において、灰皿ケース22を無理に引き出そ
うとすれば、レバー等係止機構の破損をも生じ兼
ねないが、ここでドア片150を押し込むと、こ
れがピン158を中心として回動し、これととも
にドア片150のカム面164が回動しつつ前進
させられてロツク解除ロツド132の操作部13
8を、そのカム作用でねじりコイルばね140の
付勢力に抗して押し下げる。つまり、ここでロツ
ド132に対して操作力が加えられるのであり、
ドア片150がその際の操作片としての作用をな
すのである。ロツド操作部138が押し下げられ
ると、作用部136もともに押し下げられるか
ら、作用部136の下側に位置するレバー106
もまた、これを浮動状態に保つばね112の付勢
力に抗して押し下げられ、ここにおいてレバー1
06の突子102は溝カム100から離脱させら
れて、灰皿ケース22に対する係合を解く。そし
て、この状態で操作者が指を前面板40の裏側に
かけてその引出方向に操作力を加えれば、灰皿ケ
ース22はそのまま引き出され得るのである。灰
皿ケース22が開位置にきたところで指を離せ
ば、ドア片150、ロツド132、レバー106
は、夫々ばね160,140,112の付勢力に
よつてもとの位置に復帰させられて灰皿ケース2
2に対する自動係止機能を回復する。従つて灰皿
ケース22をリテーナ20から抜き取つて内部の
吸がら等を捨て、あるいは摺動部につまつた異物
等を除去して再びケース22をリテーナ20に挿
入すれば、同ケース22に対して押込操作力を与
えるだけで、これを閉位置に係止し、逆にその係
止を解除し得ることとなる。
つてケースが一杯になつたとき、あるいは上記案
内凸条部46、案内凹条部48間に吸がらその他
の異物がつまつて摺動抵抗を増すと、場合によつ
て閉位置に係止された灰皿ケース22にその係止
を解除するための押込操作力を与えても灰皿ケー
ス22が前進せず、そのためレバー106による
係止が解除されない事態も生じ得る。このような
場合において、灰皿ケース22を無理に引き出そ
うとすれば、レバー等係止機構の破損をも生じ兼
ねないが、ここでドア片150を押し込むと、こ
れがピン158を中心として回動し、これととも
にドア片150のカム面164が回動しつつ前進
させられてロツク解除ロツド132の操作部13
8を、そのカム作用でねじりコイルばね140の
付勢力に抗して押し下げる。つまり、ここでロツ
ド132に対して操作力が加えられるのであり、
ドア片150がその際の操作片としての作用をな
すのである。ロツド操作部138が押し下げられ
ると、作用部136もともに押し下げられるか
ら、作用部136の下側に位置するレバー106
もまた、これを浮動状態に保つばね112の付勢
力に抗して押し下げられ、ここにおいてレバー1
06の突子102は溝カム100から離脱させら
れて、灰皿ケース22に対する係合を解く。そし
て、この状態で操作者が指を前面板40の裏側に
かけてその引出方向に操作力を加えれば、灰皿ケ
ース22はそのまま引き出され得るのである。灰
皿ケース22が開位置にきたところで指を離せ
ば、ドア片150、ロツド132、レバー106
は、夫々ばね160,140,112の付勢力に
よつてもとの位置に復帰させられて灰皿ケース2
2に対する自動係止機能を回復する。従つて灰皿
ケース22をリテーナ20から抜き取つて内部の
吸がら等を捨て、あるいは摺動部につまつた異物
等を除去して再びケース22をリテーナ20に挿
入すれば、同ケース22に対して押込操作力を与
えるだけで、これを閉位置に係止し、逆にその係
止を解除し得ることとなる。
このように、上記灰皿装置は、閉位置にある灰
皿ケース22に押込操作力を与えることによつて
その係止を解除できない場合でも、別途設けた係
止解除機構(非常ロツク解除機構)を働かすこと
によつてその係止を解除し得るものであるから、
灰皿ケース22を係止機構による係止に逆らつて
無理に引き出すようなこともなく、従つて係止機
構を破損させるおそれを生じないとともに、灰皿
ケースの引出不能を生じたりすることもないので
ある。
皿ケース22に押込操作力を与えることによつて
その係止を解除できない場合でも、別途設けた係
止解除機構(非常ロツク解除機構)を働かすこと
によつてその係止を解除し得るものであるから、
灰皿ケース22を係止機構による係止に逆らつて
無理に引き出すようなこともなく、従つて係止機
構を破損させるおそれを生じないとともに、灰皿
ケースの引出不能を生じたりすることもないので
ある。
なお、操作片の構成、態様は上記実施例以外に
も種々可能であり、第15図ないし第22図に示
される実施例はその操作片を異なつた態様で構成
した例を示す。
も種々可能であり、第15図ないし第22図に示
される実施例はその操作片を異なつた態様で構成
した例を示す。
第15図、第16図に示される操作片としての
ドア片166は、前記実施例と同様前面板40の
一部を兼ねて軸170を中心に上下方向(図中時
計回り、反時計回り方向)に回動可能に取り付け
られたものであり、そのドア片166に、ロツク
解除ロツド132側へと突出するカム部172が
一体に設けられている。カム部172の下側部分
には傾斜カム面174が形成されており、第16
図に示されるように、ドア片166が押し込まれ
て図中反時計回りに回動するとき、カム面174
がロツド操作部138を押し下げて前記レバー1
06を非係合位置へと移動させるようになつてい
る。なお、ドア片166を原位置(閉位置)に復
帰させるには、軸部に戻し用のばねを設けても良
く、またカム面174をロツド操作部138の直
近上方に位置させて、ロツド132を付勢するね
じりコイルばね140の付勢力によつて原位置に
復帰させるようにしても良い。
ドア片166は、前記実施例と同様前面板40の
一部を兼ねて軸170を中心に上下方向(図中時
計回り、反時計回り方向)に回動可能に取り付け
られたものであり、そのドア片166に、ロツク
解除ロツド132側へと突出するカム部172が
一体に設けられている。カム部172の下側部分
には傾斜カム面174が形成されており、第16
図に示されるように、ドア片166が押し込まれ
て図中反時計回りに回動するとき、カム面174
がロツド操作部138を押し下げて前記レバー1
06を非係合位置へと移動させるようになつてい
る。なお、ドア片166を原位置(閉位置)に復
帰させるには、軸部に戻し用のばねを設けても良
く、またカム面174をロツド操作部138の直
近上方に位置させて、ロツド132を付勢するね
じりコイルばね140の付勢力によつて原位置に
復帰させるようにしても良い。
第17図、第18図に示される例では、操作片
が灰皿ケース22の前進方向に移動させられる形
式とされており、その操作片176の下側部分に
上記実施例と同様の傾斜カム面178が形成され
て、操作片176が前進させられるとき、カム面
の作用でロツド操作部138が押し下げられるよ
うに構成されている。なお、操作片176はばね
180により復帰方向に付勢され、また操作片1
76に形成された穴の内部に突入するばね180
により、又は、操作片と前面板との間に設けられ
た案内凸条、案内凹条により、その支持と前進、
後退時の案内がなされる。
が灰皿ケース22の前進方向に移動させられる形
式とされており、その操作片176の下側部分に
上記実施例と同様の傾斜カム面178が形成され
て、操作片176が前進させられるとき、カム面
の作用でロツド操作部138が押し下げられるよ
うに構成されている。なお、操作片176はばね
180により復帰方向に付勢され、また操作片1
76に形成された穴の内部に突入するばね180
により、又は、操作片と前面板との間に設けられ
た案内凸条、案内凹条により、その支持と前進、
後退時の案内がなされる。
第19図、第20図に示される例では、操作片
182は前面板40の一部を兼ねず、前記凹部4
2に収容された状態で、軸184の回りに回動可
能に設けられている。操作片182は、ロツド操
作部138に当接する当接部186と、指を掛止
すべき掛止部188とで構成され、第20図に示
されるようにこの掛止部188に指を掛けてこれ
を回動させつつ引出方向に操作力を与えると、操
作片182が回動して前記係止を解除するととも
に、灰皿ケース22が開位置方向に引き出され
る。
182は前面板40の一部を兼ねず、前記凹部4
2に収容された状態で、軸184の回りに回動可
能に設けられている。操作片182は、ロツド操
作部138に当接する当接部186と、指を掛止
すべき掛止部188とで構成され、第20図に示
されるようにこの掛止部188に指を掛けてこれ
を回動させつつ引出方向に操作力を与えると、操
作片182が回動して前記係止を解除するととも
に、灰皿ケース22が開位置方向に引き出され
る。
第21図、第22図はこれらの実施例とは異な
つてレバー190およびその周辺の構成を変えた
もので、この例ではレバー190は上記実施例に
示すのとは反対の方向を向けて、すなわち突子1
92が前方側(第2図、第4図中左側)に位置す
る方向に配置されている。そして突子192の近
傍位置には灰皿ケース22押込時にレバー190
が溝カム100に円滑に係合しかつ回動し得るよ
うに、ピン194およびばね196が突子192
を上方に付勢し得るように設けられている。ピン
194は止め輪198によつてレバー190に固
定されており、またその頭部200には丸味が付
けられて、レバー190の円滑な回動を助けてい
る。
つてレバー190およびその周辺の構成を変えた
もので、この例ではレバー190は上記実施例に
示すのとは反対の方向を向けて、すなわち突子1
92が前方側(第2図、第4図中左側)に位置す
る方向に配置されている。そして突子192の近
傍位置には灰皿ケース22押込時にレバー190
が溝カム100に円滑に係合しかつ回動し得るよ
うに、ピン194およびばね196が突子192
を上方に付勢し得るように設けられている。ピン
194は止め輪198によつてレバー190に固
定されており、またその頭部200には丸味が付
けられて、レバー190の円滑な回動を助けてい
る。
この実施例では閉位置において係止されている
灰皿ケース22に、通常加えられるよりも強い引
出操作力を加えると、ばね196が撓んで突子1
92を溝カム100から外れる方向に逃がし、以
てその係止を解除する。そしてレバー190はそ
の突子192を容易に逃し得るような方向を向け
て配置されているのであり、またばね196は灰
皿ケース22に通常加えられる操作力の下におい
ては突子102をカム100から離脱させない大
きさでそのばね力が設定され、灰皿ケース22に
対する自動係止、解除がなされるようになつてい
る。つまり本実施例では灰皿ケースの指かけ部4
4が直接係止解除機構(非常ロツク解除機構)に
おける操作部となり、また溝カム100の側壁カ
ム面がその作用部となつているのである。
灰皿ケース22に、通常加えられるよりも強い引
出操作力を加えると、ばね196が撓んで突子1
92を溝カム100から外れる方向に逃がし、以
てその係止を解除する。そしてレバー190はそ
の突子192を容易に逃し得るような方向を向け
て配置されているのであり、またばね196は灰
皿ケース22に通常加えられる操作力の下におい
ては突子102をカム100から離脱させない大
きさでそのばね力が設定され、灰皿ケース22に
対する自動係止、解除がなされるようになつてい
る。つまり本実施例では灰皿ケースの指かけ部4
4が直接係止解除機構(非常ロツク解除機構)に
おける操作部となり、また溝カム100の側壁カ
ム面がその作用部となつているのである。
次に、本発明のさらに他の実施例を第23図な
いし第26図に基いて説明する。
いし第26図に基いて説明する。
第23図に示される灰皿装置においては、係止
機構を構成するレバー210が、灰皿ケース22
の前面板40に近い側に配置され、かつその自由
端が前面板40の側に位置させられている。レバ
ー210は、前記第1の実施例と同じように、ピ
ン108の回りに回動可能とされ、そしてこのレ
バー210とリテーナ底壁部との間に、ねじりコ
イルばね212がピン108に嵌装された状態で
配置されている。ねじりコイルばね212は、レ
バー210を上方へと付勢するとともに、一端が
レバー側端面に当接させられて同レバー210を
第23図中反時計回りに付勢し、その付勢された
レバー210は、反時計回り側の端面部位におい
てリテーナ214に設けられたストツパ216に
より回動端が規定されている。このレバー210
は、第25図に示されるように、灰皿ケース22
の裏面側に設けられた突起218(第26図参
照)と係合する係合溝220を備えてケース22
を閉位置に係止する作用をなすもので、灰皿ケー
ス22が押し込まれるとき、その突起218に接
しながらこれを係合溝220に導くための往路用
カム面222と、係合溝220から突起218を
離脱させるための復路用カム面224とを有して
いる。溝220は、灰皿ケース22を閉位置に係
止する際に突起218と係合する係止溝226
と、灰皿ケース22を引出す際にその係止を外し
て突起218を復路用カム面224に導くための
解除溝227とから成つている。
機構を構成するレバー210が、灰皿ケース22
の前面板40に近い側に配置され、かつその自由
端が前面板40の側に位置させられている。レバ
ー210は、前記第1の実施例と同じように、ピ
ン108の回りに回動可能とされ、そしてこのレ
バー210とリテーナ底壁部との間に、ねじりコ
イルばね212がピン108に嵌装された状態で
配置されている。ねじりコイルばね212は、レ
バー210を上方へと付勢するとともに、一端が
レバー側端面に当接させられて同レバー210を
第23図中反時計回りに付勢し、その付勢された
レバー210は、反時計回り側の端面部位におい
てリテーナ214に設けられたストツパ216に
より回動端が規定されている。このレバー210
は、第25図に示されるように、灰皿ケース22
の裏面側に設けられた突起218(第26図参
照)と係合する係合溝220を備えてケース22
を閉位置に係止する作用をなすもので、灰皿ケー
ス22が押し込まれるとき、その突起218に接
しながらこれを係合溝220に導くための往路用
カム面222と、係合溝220から突起218を
離脱させるための復路用カム面224とを有して
いる。溝220は、灰皿ケース22を閉位置に係
止する際に突起218と係合する係止溝226
と、灰皿ケース22を引出す際にその係止を外し
て突起218を復路用カム面224に導くための
解除溝227とから成つている。
一方、灰皿ケース22の前記凹部42には、第
24図、第26図に示されるように、回動片22
8が、ピン230と、ピン230に嵌装されたね
じりばね232とによつて時計回りに付勢された
状態で回動可能に設けられている。この回動片2
28は、指掛止部234と、灰皿ケース22の裏
面にほぼ沿つてレバー210の上方部位へと延び
出す作用アーム236を備えて、このアーム23
6が回動させられるときレバー210が押し下げ
られるようになつている。この回動片228を支
持する上記ピン230は、一対の支持板238に
より両端を支持されており、また支持板238
は、上記凹部42の両側端開口を蓋するように配
置されて、灰皿ケース22に固定されている。な
お、本装置は、リテーナ底壁部が段違いに形成さ
れて、ピニオン68がその底壁部にかくれるよう
に配置されている他は、前記第1の実施例とほぼ
同様の構成であるので、詳しい説明は省略し、続
いて上記装置の作用を説明する。
24図、第26図に示されるように、回動片22
8が、ピン230と、ピン230に嵌装されたね
じりばね232とによつて時計回りに付勢された
状態で回動可能に設けられている。この回動片2
28は、指掛止部234と、灰皿ケース22の裏
面にほぼ沿つてレバー210の上方部位へと延び
出す作用アーム236を備えて、このアーム23
6が回動させられるときレバー210が押し下げ
られるようになつている。この回動片228を支
持する上記ピン230は、一対の支持板238に
より両端を支持されており、また支持板238
は、上記凹部42の両側端開口を蓋するように配
置されて、灰皿ケース22に固定されている。な
お、本装置は、リテーナ底壁部が段違いに形成さ
れて、ピニオン68がその底壁部にかくれるよう
に配置されている他は、前記第1の実施例とほぼ
同様の構成であるので、詳しい説明は省略し、続
いて上記装置の作用を説明する。
灰皿ケース22が押し込まれて一定位置にいた
る(第一の押込操作)と、ケース裏面側の突起2
18がレバー210の往路用カム面222に当接
してこのレバー210を第23図、第25図中時
計回りに回動させる。突起218がカム面222
に沿つて係合溝220の入口に至ると、レバー2
10がばね212によつて同図中反時計回りに回
動し、これとともに突起218が溝220の内部
に入り込む。そして溝220の内部に入り込んだ
突起218が係止溝220を形成するレバー21
0の突出部分240に当ると、レバー210の回
動は停止し、ここで灰皿ケース22への押込力を
除けば、ケース22が前記うず巻ばね64の付勢
力によつて若干押し戻されてその突起218が溝
226の壁面に当り、ここにおいてケース22が
閉位置に係止される。次に、ケース22を引き出
すべく、これを僅かに押し込む(第二の押込操
作)と、突起218は上記突出部分240から外
れた後、解除用の溝227に導かれて相対移動
し、そしてケース22への押込力が除かれたと
き、ケース22が引出方向に移動させられて、突
起218における突端面242が復路用のカム面
224上に乗り上げ、レバー210を相対的に押
し下げる。ここにおいて係合溝220と突起21
8との係合が外れ、以後ケース22はうず巻ばね
64の付勢力によつてその引出位置へと戻され
る。
る(第一の押込操作)と、ケース裏面側の突起2
18がレバー210の往路用カム面222に当接
してこのレバー210を第23図、第25図中時
計回りに回動させる。突起218がカム面222
に沿つて係合溝220の入口に至ると、レバー2
10がばね212によつて同図中反時計回りに回
動し、これとともに突起218が溝220の内部
に入り込む。そして溝220の内部に入り込んだ
突起218が係止溝220を形成するレバー21
0の突出部分240に当ると、レバー210の回
動は停止し、ここで灰皿ケース22への押込力を
除けば、ケース22が前記うず巻ばね64の付勢
力によつて若干押し戻されてその突起218が溝
226の壁面に当り、ここにおいてケース22が
閉位置に係止される。次に、ケース22を引き出
すべく、これを僅かに押し込む(第二の押込操
作)と、突起218は上記突出部分240から外
れた後、解除用の溝227に導かれて相対移動
し、そしてケース22への押込力が除かれたと
き、ケース22が引出方向に移動させられて、突
起218における突端面242が復路用のカム面
224上に乗り上げ、レバー210を相対的に押
し下げる。ここにおいて係合溝220と突起21
8との係合が外れ、以後ケース22はうず巻ばね
64の付勢力によつてその引出位置へと戻され
る。
一方、上記回動片を含む非常ロツク解除機構
の、ケース22に対する係止解除は次のようにし
て行われる。すなわち、操作者が回動片228の
掛止部234に指をかけて引出側に引くと、先ず
回動片228が第24図中反時計回りに回動させ
られて、作用アーム236がレバー210を押し
下げ、これによつて突起218とレバー210と
の係合を外す。同時に、係止を解除されたケース
22が、その際の引出操作力によつて開位置へと
引出される。
の、ケース22に対する係止解除は次のようにし
て行われる。すなわち、操作者が回動片228の
掛止部234に指をかけて引出側に引くと、先ず
回動片228が第24図中反時計回りに回動させ
られて、作用アーム236がレバー210を押し
下げ、これによつて突起218とレバー210と
の係合を外す。同時に、係止を解除されたケース
22が、その際の引出操作力によつて開位置へと
引出される。
本装置においては、灰皿ケース22に溝カムを
形成する手間が省かれ、また回動片228が直接
レバー210に作用する構成とされて、前記実施
例におけるロツドが省略される利点を有する。
形成する手間が省かれ、また回動片228が直接
レバー210に作用する構成とされて、前記実施
例におけるロツドが省略される利点を有する。
以上、本発明の実施例のいくつかを示したが、
本発明は灰皿ケースが回動によつてリテーナに収
納され、あるいは取り出される回動式の灰皿装置
にも、もとより適用可能であり、また灰皿装置の
みならずグラブボツクス等車輌用のその他の収納
箱装置に対しても適用可能であるなど、当業者の
知識に基いて種々なる変更を加え得るものであ
る。
本発明は灰皿ケースが回動によつてリテーナに収
納され、あるいは取り出される回動式の灰皿装置
にも、もとより適用可能であり、また灰皿装置の
みならずグラブボツクス等車輌用のその他の収納
箱装置に対しても適用可能であるなど、当業者の
知識に基いて種々なる変更を加え得るものであ
る。
以上詳記したように、本発明に係る車輌用収納
箱装置は、収納ケースに加えられる開放操作力
(押込操作力)とは関係なく、閉位置にある収納
ケースの係止を解除し得る非常ロツク解除機構
を、係止機構とは別個に設けたものであり、これ
によつて収納ケースの取出不能を生じたり、同ケ
ースを無理に取り出すことによつて係止機構を破
損させたりすることがなくなつたのである。
箱装置は、収納ケースに加えられる開放操作力
(押込操作力)とは関係なく、閉位置にある収納
ケースの係止を解除し得る非常ロツク解除機構
を、係止機構とは別個に設けたものであり、これ
によつて収納ケースの取出不能を生じたり、同ケ
ースを無理に取り出すことによつて係止機構を破
損させたりすることがなくなつたのである。
第1図は従来の灰皿装置の例を示す側面断面図
である。第2図は本発明の実施例である灰皿装置
を示す斜視図であり、第3図は第2図における灰
皿ケースの裏側を示す斜視図、第4図は第2図に
示す装置の分解斜視図である。第5図は第2図、
第4図におけるばね受を示す平面図であり、第6
図は第5図における−断面図、第7図は第5
図、第6図におけるストツパ部の要部側面図であ
る。第8図は第2図、第4図におけるピニオンの
底面図であり、第9図は第8図における−断
面図、第10図は第8図、第9図におけるストツ
パ部の要部側面断面図である。第11図は第2
図、第4図におけるばね収容のための容器を示す
要部断面図であり、第12図は第2図、第4図に
おけるレバーとロツク解除用ロツドの相対的な位
置関係を示す要部側面断面図である。第13図は
第3図における溝カムの平面形状を示す図であ
り、第14図は同溝カム底面の断面形状を示す図
である。第15図は本発明の他の実施例を示す要
部側面断面図であり、第16図はその一作動状態
を示す要部側面断面図である。第17図は本発明
のさらに他の実施例を示す要部側面断面図であ
り、第18図はその一作動状態を示す図である。
第19図は本発明のさらに他の実施例を示す要部
側面断面図であり、第20図はその一作動状態を
示す要部側面断面図である。第21図は本発明の
さらに他の実施例を示す側面図(一部断面図)で
あり、第22図は第21図に示すレバー周辺の構
造を分解して示す斜視図である。第23図は本発
明のさらに他の実施例である灰皿装置を示す斜視
図であり、第24図は同装置の要部側面断面図で
ある。第25図は第23図、第24図におけるレ
バーの斜視図であり、第26図は第23図、第2
4図における灰皿ケースの裏側を示す斜視図であ
る。 20,214:リテーナ、22:灰皿ケース、
40:前面板、44:指かけ部、60:付勢機
構、100:溝カム、102:突子、106:レ
バー、132:ロツク解除用ロツド、134:本
体部、136:作用部、138:操作部、14
0:ねじりコイルばね、146,148:ストツ
パ部、150,166:ドア片、162,17
2:カム部、164,174,178:傾斜カム
面、176,182:操作片、190,210:
レバー、192:突子、194:ピン、196:
ばね、218:突起、220:係合溝、222:
往路用カム、224:復路用カム、228:回動
片、234:指掛止部、236:作用アーム。
である。第2図は本発明の実施例である灰皿装置
を示す斜視図であり、第3図は第2図における灰
皿ケースの裏側を示す斜視図、第4図は第2図に
示す装置の分解斜視図である。第5図は第2図、
第4図におけるばね受を示す平面図であり、第6
図は第5図における−断面図、第7図は第5
図、第6図におけるストツパ部の要部側面図であ
る。第8図は第2図、第4図におけるピニオンの
底面図であり、第9図は第8図における−断
面図、第10図は第8図、第9図におけるストツ
パ部の要部側面断面図である。第11図は第2
図、第4図におけるばね収容のための容器を示す
要部断面図であり、第12図は第2図、第4図に
おけるレバーとロツク解除用ロツドの相対的な位
置関係を示す要部側面断面図である。第13図は
第3図における溝カムの平面形状を示す図であ
り、第14図は同溝カム底面の断面形状を示す図
である。第15図は本発明の他の実施例を示す要
部側面断面図であり、第16図はその一作動状態
を示す要部側面断面図である。第17図は本発明
のさらに他の実施例を示す要部側面断面図であ
り、第18図はその一作動状態を示す図である。
第19図は本発明のさらに他の実施例を示す要部
側面断面図であり、第20図はその一作動状態を
示す要部側面断面図である。第21図は本発明の
さらに他の実施例を示す側面図(一部断面図)で
あり、第22図は第21図に示すレバー周辺の構
造を分解して示す斜視図である。第23図は本発
明のさらに他の実施例である灰皿装置を示す斜視
図であり、第24図は同装置の要部側面断面図で
ある。第25図は第23図、第24図におけるレ
バーの斜視図であり、第26図は第23図、第2
4図における灰皿ケースの裏側を示す斜視図であ
る。 20,214:リテーナ、22:灰皿ケース、
40:前面板、44:指かけ部、60:付勢機
構、100:溝カム、102:突子、106:レ
バー、132:ロツク解除用ロツド、134:本
体部、136:作用部、138:操作部、14
0:ねじりコイルばね、146,148:ストツ
パ部、150,166:ドア片、162,17
2:カム部、164,174,178:傾斜カム
面、176,182:操作片、190,210:
レバー、192:突子、194:ピン、196:
ばね、218:突起、220:係合溝、222:
往路用カム、224:復路用カム、228:回動
片、234:指掛止部、236:作用アーム。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 車体側に取り付けられるリテーナと、該リテ
ーナに摺動可能若しくは回動可能に保持された収
納ケースと、該収納ケースを開位置方向に付勢す
る付勢機構と、前記収納ケースに対する第一の押
込操作によつて該付勢機構による付勢に抗して該
収納ケースを閉位置に係止する一方、該収納ケー
スに対する第二の押込操作によつて前記収納ケー
スの係止を解除して、該収納ケースが前記付勢機
構による付勢によつて開作動せしめられるように
する係止機構とを含む車輌用収納箱装置におい
て、 前記収納ケースに対する押込操作とは異なる操
作によつて、該係止機構の前記収納ケースに対す
る係止部に作用して、その係止を解除し得る非常
ロツク解除機構を設け、前記係止機構による収納
ケースの開閉作動とは別個に、該非常ロツク解除
機構により、前記係止機構と収納ケースとの係止
を解除して、該収納ケースが開作動せしめられ得
るようにしたことを特徴とする車輌用収納箱装
置。 2 前記非常ロツク解除機構が、前記係止機構の
前記収納ケースに対する係止部に作用してその係
止を解除し得る作用部と、該収納ケースの前面部
位に位置する操作部とを備えている特許請求の範
囲1項記載の車輌用収納箱装置。 3 前記収納ケースが、開放操作力を加えるべき
指かけ部を有するとともに、前記操作部が、開閉
可能に設けられて該収納ケースの前面にロツク解
除用のドアを形成する操作片を有し、該操作片を
開く方向に操作力を与えるとき、前記作用部が前
記収納ケースに対する係止を解除するとともに前
記前面に指挿入用の窓ができ、該窓から挿入した
指を前記収納ケースの前記指かけ部に掛止するこ
とによつて係止を解除された該収納ケースが開方
向に移動させられるようにされている特許請求の
範囲第2項記載の車輌用収納箱装置。 4 前記収納ケースが、開放操作力を加えるべき
指かけ部を有するとともに、前記操作部が、該指
かけ部の近傍に回動可能に設けられた操作片を有
し、該操作片を介して該指かけ部に該収納ケース
を開放させるための操作力を与えるとき、該操作
片にも加えられる操作力によつて前記作用部が該
収納ケースの係止を解除するとともに、前記指か
け部に加えられる操作力によつて該収納ケースが
開位置方向に移動させられるようにされている特
許請求の範囲第2項記載の車輌用収納箱装置。 5 前記収納ケースが、開放操作力を加えるべき
指かけ部を有するとともに、前記ロツク解除機構
が、該指かけ部の近傍に位置する指かけ操作部
と、前記係止機構の前記収納ケースに対する係止
部に作用する作用部とを備えて回動可能に設けら
れた回動片を含み、前記操作部を介して前記指か
け部に前記収納ケースを開放させるための操作力
を与えるとき、前記回動片が回動して前記作用部
が該収納ケースの係止を解除するとともに、前記
指かけ部に加えられる操作力によつて該収納ケー
スが開位置方向に移動させられるようにされてい
る特許請求の範囲第2項記載の車輌用収納箱装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58088262A JPS59213877A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 車輌用収納箱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58088262A JPS59213877A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 車輌用収納箱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59213877A JPS59213877A (ja) | 1984-12-03 |
JPH0336102B2 true JPH0336102B2 (ja) | 1991-05-30 |
Family
ID=13937963
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58088262A Granted JPS59213877A (ja) | 1983-05-19 | 1983-05-19 | 車輌用収納箱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59213877A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54126174A (en) * | 1978-03-20 | 1979-10-01 | Ricoh Kk | Device for locking up lid |
JPS54143011A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-07 | Ricoh Co Ltd | Switching unit of cover material |
JPS57127767A (en) * | 1981-02-02 | 1982-08-09 | Hitachi Ltd | Automatic ice making machine |
-
1983
- 1983-05-19 JP JP58088262A patent/JPS59213877A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54126174A (en) * | 1978-03-20 | 1979-10-01 | Ricoh Kk | Device for locking up lid |
JPS54143011A (en) * | 1978-04-28 | 1979-11-07 | Ricoh Co Ltd | Switching unit of cover material |
JPS57127767A (en) * | 1981-02-02 | 1982-08-09 | Hitachi Ltd | Automatic ice making machine |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59213877A (ja) | 1984-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4472161B2 (ja) | 制動機構及びこの制動機構を用いた容器ホルダー | |
JP5172397B2 (ja) | 小物入れ | |
JP2707126B2 (ja) | 自動車用灰皿装置 | |
JPH0336102B2 (ja) | ||
JPH0221973B2 (ja) | ||
US5449105A (en) | Method and apparatus for storing coins in a vehicle | |
JPH0442197Y2 (ja) | ||
JP2721973B2 (ja) | シガーライタを備えた灰皿装置 | |
JP2000135950A (ja) | 車両用物入れ装置 | |
JP3297952B2 (ja) | 扉体の開閉機構 | |
JP2872686B2 (ja) | 二段式コンソールボックス | |
JP2003027816A (ja) | 耐震ロック機能を有する抽斗装置とその耐震ロック方法 | |
JPH0220452B2 (ja) | ||
JP3271135B2 (ja) | 小物入れの出し入れ装置 | |
JP2511058Y2 (ja) | 扉の自動開扉装置 | |
JPS5813485Y2 (ja) | カセットテ−プレコ−ダにおけるカセットホルダ等の開閉装置 | |
JPH0524589Y2 (ja) | ||
JPH0514551Y2 (ja) | ||
JPH0524587Y2 (ja) | ||
JP3573848B2 (ja) | 車両用収納装置 | |
JP2532003Y2 (ja) | 車載用収納装置 | |
JPH0218201Y2 (ja) | ||
JPH0535867Y2 (ja) | ||
JPH0459177B2 (ja) | ||
JPH0218202Y2 (ja) |