JP2707126B2 - 自動車用灰皿装置 - Google Patents

自動車用灰皿装置

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JP2707126B2 JP63326060A JP32606088A JP2707126B2 JP 2707126 B2 JP2707126 B2 JP 2707126B2 JP 63326060 A JP63326060 A JP 63326060A JP 32606088 A JP32606088 A JP 32606088A JP 2707126 B2 JP2707126 B2 JP 2707126B2
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    • A24FSMOKERS' REQUISITES; MATCH BOXES; SIMULATED SMOKING DEVICES
    • A24F19/00Ash-trays
    • A24F19/08Ash-trays with slidably mounted false floor

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、自動車のスライド式の灰皿装置の改良に
関する。
[従来の技術] 従来、この種の灰皿装置としては、少なくとも前面が
開口したハウジングと、このハウジング内に摺動可能に
保持される灰皿本体と、この灰皿本体をハウジングの開
口方向に向って付勢する付勢手段と、この付勢手段の付
勢力を減衰する制動手段と、前記付勢手段の付勢力に抗
して灰皿本体をハウジング内の収納位置に係止する解除
可能なロック手段を備えたもが知られている(例えば実
公昭61−38476号)。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記した従来装置では、付勢手段の付勢力を
ラックとピニオンを利用して灰皿本体に伝達していたの
で、吸殻等を捨てるために灰皿本体を取外すと、ハウジ
ングに装着する際に、ラックとピニオンを互いに噛合わ
せなければならず、灰皿本体の装着が面倒であるという
問題点があった。
又、ラックとピニオンを利用して、灰皿本体に付勢力
を伝達しようとすると、灰皿本体の摺動距離にほゞ等し
い長さのラックが必要となるという問題点がある。
このため、限られたスペース内に配設される自動車用
の灰皿装置にあっては、ラックによりハウジング内の灰
皿本体の収納スペースが制限されてしまうので、灰皿本
体の容量が小さくなってしまうという欠点がある。
又、灰皿本体が左右不均一に押込まれた際に、ラック
が長いこともあって、ラックとピニオンの噛合いが悪く
なってしまうことがあった。特に、灰皿本体の底面にラ
ックを形成すると、ハウジングから頻繁に取外して吸殻
等を捨てなければならないことから、ラックに灰や埃等
や詰まり易い欠点がある。
さらに、ピニオンを回転駆動しようとすると、ゼンマ
イ等を使用しなければならず、付勢手段の構造が複雑
で、大型化してしまう欠点がある。
これに加え、従来装置では、ラック、ピニオン、付勢
手段、制動手段、ロック手段を灰皿本体の底面とハウジ
ングの底壁との間に全て納めていたので、構造が複雑
で、設計及び組立てが厄介であるばかりでなく、灰皿本
体の容量を大きくできないという問題点がある。
そこで、本発明は、上記した従来の問題点を解決する
もので、その目的とするところは、灰皿本体の着脱が容
易で、しかも灰皿本体の移動がスムーズで、且つハウジ
ング内の灰皿本体の収納スペースを大きく確保できるよ
うにしたものである。
[課題を解決するための手段] そこで、本発明は上記目的を達成するためのものであ
り、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて声明
する。
請求項1に記載の灰皿装置は、ハウジング(2)と灰
皿本体(3)の間に、少なくとも一対の等長なステー
(15)をX字形に交差し、その交点を枢着してなるリン
ク機構(15)を設け、このリンク機構を介して付勢手段
(例えばコイルスプリング13)の付勢力を灰皿本体に伝
達するようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の灰皿装置は、制動手段を、回転軸
(22′)にピニオン(21)を固定した回転ダンパー(2
2)と、この回転ダンパーのピニオンと噛合うラック(2
3)から構成し、上記回転ダンパーは、その回転軸がリ
ンク機構の交点の軸線上で回転可能に、リンク機構に支
持され、上記ラックは、リンク機構の交点の軌跡に沿っ
てハウジングに形成したことを特徴とする。
[作 用] 請求項1に記載の灰皿装置によれば、灰皿本体(3)
をハウジング(2)内の収納位置に納めた状態では、リ
ンク機構(14)が折畳まれた状態で格納される(第8
図)。そして、ロック手段(例えばストライク33とラッ
チ34)のロック状態を解除すると、付勢手段(13)の付
勢力によりリンク機構が伸長しながら灰皿本体を前方に
繰出す(第2〜5図)。灰皿本体を取出す際には、リン
ク機構との係合関係を断つだけでよいので、ハウジング
から簡単に取外せ、しかも装着も容易である。
請求項2に記載の灰皿装置によれば、リンク機構(1
4)が付勢手段(13)の不勢力により伸長する際に、そ
の交点の位置が前方に移動することで、回転ダンパー
(22)も一体に前進し、その回転軸(22′)に固定した
ピニオン(21)がラック(23)との噛合いにより回転す
ることで制動力が働き、灰皿本体はハウジング(2)の
開口前面から静粛に且つゆっくりと繰出す。
[実 施 例] 以下に本発明を図面に示した一実施例に基づき説明す
る。
図中、1は灰皿装置であって、該装置1は、少なくと
も前面が開口したハウジング2と、このハウジング2内
に摺動可能に保持される灰皿本体3と、この灰皿本体3
をハウジング2の開口方向に向って付勢する付勢手段
と、この付勢手段の付勢力を減衰する制動手段と、前記
付勢手段の付勢力に抗して灰皿本体3をハウジング2内
の収納位置に係止する解除可能なロック手段を備える。
上記ハウジング2は、第1図に示すように、底壁4、
後壁5及び左右の側壁6,6を備え、例えば耐熱性を有す
るプラスチックで一体成形したハウジング本体7と、こ
のハウジング本体7の開口上面を塞ぐ金属製のカバー8
から成り、前記カバー8はハウジング本体7にねじ止め
する(第2〜4図)。
前記灰皿本体3は、上記ハウジング本体7とカバー8
で囲まれる中空部内に収まる大きさで、その前面にはハ
ウジング本体7の開口前面から四方に張出す鍔部3′を
有し、耐熱性の高いプラスチックで一体成形する。
そして、ハウジング2と灰皿本体3の間には、灰皿本
体3の摺動方向に沿って、互いに嵌り合う凹凸形状のガ
イド手段を設ける。図面に示した実施例では、第1図に
示すように、ハウジング本体7の左右の両側壁6の内側
面には、その高さのほゞ中央に断面がコ字形に凹み、灰
皿本体3の摺動方向に沿って延び、その前縁が開放した
相対向する一対のスライド溝9,9を形成すると共に、灰
皿本体3の両側面には、前記スライド溝9に嵌り合う凸
条10,10を形成する。
又、ハウジング2と灰皿本体3の間には、灰皿本体3
の抜け落ちを防止するための係止手段を備える。図面に
示した実施例では、ハウジング本体7の左右の両側壁6
の前縁下方、即ち上記スライド溝9の下側には、第1,5
図に示すように、略々コ字形の切欠きで囲まれ、上端が
側壁6に連設し、ハウジング本体7の内部に向って相対
向して断面円弧状に突出した一対の弾性係止片11,11を
形成すると共に、灰皿本体3の両側面の下方、即ち上記
凸条10の下側には、前記係止片11が嵌り込み、鍔部3′
の後面から後向きに途中まで延びた一対の切欠溝12,12
を形成し、各切欠溝12の終端部12′はテーパさせる。
前記付勢手段は、コイルスプリング13から成り、その
バネ力をリンク機構14を介して灰皿本体3に伝達する。
上記リンク機構14は、第1図に示すように、一対の等
長なステー15,15をX字形に交差し、その交点を枢着す
ると共に、両ステー15の後端部の間隔内にコイルスプリ
ング13を張設し、そのバネ力でリンク機構14が直線的に
伸長する方向に付勢する(第2〜5図)。
そして、両ステー15の各後端部には、ローラー16,16
を下向きに軸止し、ハウジング本体7の底壁4には、ロ
ーラー16の軌跡に沿ってハ字形に延びた一対のガイド孔
17,17を形成し、各ガイド孔17にローラー16を上から挿
通し、ハウジング本体7の底壁4の裏面からEリング等
で抜止めをする。上記ガイド孔17は、ハウジング本体7
の後壁5の下半部を開放し、底壁4を略台形形に後向き
に張出し、この張出部4′にまたがらせて設けている。
ハウジング本体7の後壁5の下半部を開放し、底壁4を
略台形形に後向きに張出したのは、リンク機構14をハウ
ジング2の後方に位置させることで、灰皿本体3の収納
空間を拡大するためである。尚、上記ローラー16は、上
向きに軸止し、カバー8に対して可動に支持してもよ
い。
又、両ステー15の各先端部には、ローラー18,18を上
向きに軸止し、このローラー18を介して灰皿本体3の後
面を押すようにする。そして、灰皿本体3の後面から
は、後向きにL字形に屈曲して延びた左右一対のガイド
片19,19を設け、各ガイド片19の内側に、ローラー18の
軸18′をガイドし、下面及び左右両側面が開放した断面
コ字形のガイド溝20,20を形成する(第7図)。上記ガ
イド片19は、ローラー18の軸18′の軌跡より短く、リン
ク機構14が伸長した状態では、ローラー18の軸18′がガ
イド溝20から抜け出るようにする。
前記制動手段は、第1,5図に示すように、回転軸22′
にピニオン21を固定した回転ダンパー22と、この回転ダ
ンパー22のピニオン21と噛合うラック23から構成する。
そして、回転ダンパー22は、その回転軸22′がリンク機
構14の交点の軸線上で回転可能に、リンク機構14に支持
され、上記ラック23をリンク機構14の交点の軌跡に沿っ
てハウジング2に形成する。
上記回転ダンパー22には、オイルダンパーを使用し、
図面に示した実施例では、ラック23と共にハウジング本
体7の底壁4の裏面に配置する。
先ず、ハウジング本体7の底壁4には、第5図に示す
ように、両ステー15の交点の軌跡に沿って前後に長く、
上下に貫通した長孔24を開設すると共に、底壁4の裏面
には、長孔24の一側縁に沿ってラック23を一体に形成す
る。又、底壁4の表面には、長孔24の周囲に沿って円弧
状に隆起した隆起部25を形成し、ステー15が底壁4の表
面から少し浮き上った状態で動くようにし、両者の間の
摩擦抵抗を軽減する(第6図)。
一方、第1図中、26は回転ダンパー22のホルダーであ
って、このホルダー26は、長方形のベース27と、このベ
ース27の上面から上に延び、上記ハウジング本体7の長
孔24に挿通する筒形のボス28と、前記ベース27の一側両
側から断面L字形に屈曲して下に延びた左右一対の保持
片29,29から成り、プラスチックで一体成形する。尚、
ハウジング本体7の底壁4の裏面には、第5図に示すよ
うに、長孔24の周囲に沿ってホルダー26のベース27が嵌
り込む大きさで、且つベース27の板厚にほゞ等しく窪ん
だ浅い窪部30を形成し、この窪部30に沿ってホルダー26
が移動するようにする。又、リンク機構14の両ステー15
には、その交点にホルダー26の上記ボス28が挿通する通
孔15′を夫々開設しておく。
次に、回転ダンパー22の取付け手順を説明すると、そ
の回転軸22′にピニオン21を固定した上、そのピニオン
21を下に向けて、回転ダンパー22の周囲から互いに背向
して張出した一対の取付片22″を、ホルダー26のベース
27と保持片29の各間隔内に、保持片29の弾性を利用して
横から嵌め込む。こうして、回転ダンパー22の取付片2
2″を嵌め込むと、保持片29の先端の爪29′が取付片2
2″の側面に引掛って、回転ダンパー22はホルダー26に
保持される(第6図)。そして、ホルダー26のボス28を
ハウジング本体7の通孔15′に下から上に通し、その際
にホルダー26に保持されている回転ダンパー22のピニオ
ン21をラック23と噛合せ、ハウジング本体7の長孔24か
ら上に出たボス28の先端部に両ステー15の各通孔15′を
一連に通した上、ボス28にタッピングネジ31をねじ込ん
で抜止めをする。尚、両ステー15の間には、ホルダー26
のボス28にワッシャ32を通すことで、両者の間の摩擦抵
抗を軽減する。
前記ロック手段には、ストライク33と、このストライ
ク33の押込み動作により該ストライク33を食え込んだ状
態でロックし、ストライク33の再度の押込み動作によ
り、該ロック状態を解除し、ストライク33を釈放するい
わゆる浮き出しラッチ34を使用する。上記ストライク33
は、第7図に示すように、灰皿本体3の後面のほゞ中央
から後向きに一体に突出すると共に、ラッチ34は、第1
〜3図に示すように、ストライク33と対向させて、ハウ
ジング本体7の後壁5のほゞ中央に前向きに取付ける。
又、ロック手段の左右両側には、灰皿本体3の左右横
方向のガタ付き防止するガタ防止手段を有し、図面に示
した実施例では、上記ストライク33の両側に、第7図に
示すように、灰皿本体3の後面の上記ストライク33の両
側から後向きに突出し、該ストライク33より少し長い一
対のガタ防止片35,35を一体に突設すると共に、ハウジ
ング本体7の後壁5には、第1図に示すように、前記ガ
タ防止片35が夫々嵌入する少し大きめの嵌入孔36,36を
左右一対形成する。尚、ガタ防止片35をハウジング本体
7の後壁5から前向きに突設し、嵌入孔36を灰皿本体3
の後面に形成してもよいほか、嵌入孔36は溝状のもので
もよいし、或はガタ防止片35と同様に突片状のものであ
ってもよい。
次に、上記した構成を有する組立てた状態の灰皿装置
1の動作を説明する。
先ず、第8図に示すように、収納状態の灰皿本体3を
引出して喫煙に使用する際には、灰皿本体3の鍔部3′
の前面を少し押込めばよい。灰皿本体3を押込むと、ス
トライク33によりラッチ34が押込まれることで、ラッチ
34のロック状態が解除し、ストライク33を釈放する。
このため、両ステー15の後端部の間隔がコイルスプリ
ング13の復元力で狭まることで、リンク機構14が直線的
に伸長し、両ステー15の先端のローラー18が灰皿本体3
の後面に摺接しながら互いに接近し、灰皿本体3の後面
を前方に押出す。
このとき、リンク機構14の交点の位置が前方に移動す
るため、ホルダー26のボス28が長孔24に沿って前進す
る。このため、ホルダー26によりハウジング本体7の底
壁4の裏面に保持された回転ダンパー22も一体に前進
し、そのピニオン21がラック23と噛合っていることか
ら、回転ダンパー22の回転軸22′が回転する(第5
図)。従って、回転ダンパー22の制動力が働き、灰皿本
体3は、静粛に且つゆっくりと前進する。
一方、両ステー15の後端の各ローラー16は、ハウジン
グ本体7の底壁4のガイド孔17に沿って前進し、その前
縁に突き当った位置でリンク機構14の伸長が止り、この
とき灰皿本体3の位置が最前進位置となる(第2〜5
図)。
一方、突出した状態の灰皿本体3をハウジング本体7
内に収納するには、灰皿本体3の鍔部3′の前面をハウ
ジング2に向って押込めばよい。
灰皿本体3を押込むと、灰皿本体3の後面により両ス
テー15の先端のローラー18が押され、リンク機構14が折
畳まれるようにして短縮し、両ステー15の後端部の間隔
が広がることで、コイルスプリング13を伸長し、その復
元力を蓄積する。
そして、灰皿本体3のストライク33で、ハウジング本
体7の後壁5のラッチ34を押込むことで、ラッチ34はス
トライク33を食え込んだロックし、コイルスプリング13
の復元力に抗して、灰皿本体3をハウジング2内の収納
位置に係止する(第8図)。尚、ロックを解除するに
は、灰皿本体3を収納位置を少し行き過ぎるまで押込む
ことが必要なので、ハウジング2と灰皿本体3との間に
は、収納位置から灰皿本体3を少し押込むことができる
だけの余裕を持たせている。
一方、灰皿本体3を収納する際には、両ステー15の先
端のローラー18の軸18′が、灰皿本体3のガイド片19の
内側のガイド溝20に横から嵌り込み、ガイド溝20に沿っ
て横に移動する。そして、灰皿本体3の収納位置では、
ローラー18の軸18′がガイド溝20内に位置するので、自
動車の急制動時や坂道等を登る際に、灰皿本体3がハウ
ジング2から抜け落ちるのを防止できる。又、灰皿本体
3を引出す際にも、その初期においてはガイド溝20によ
りローラー18の軸18′をガイドできるばかりでなく、リ
ンク機構14が伸長した状態では、ローラー18の軸18′が
ガイド溝20から抜け出るようにしているので、灰皿本体
3の取外しが可能となる。
灰皿本体3を取外すには、灰皿本体3を引出した状態
にしておいて、灰皿本体3の鍔部3′に指を掛けて手前
に少し強く引き抜くと、ハウジング本体7内に突出する
係止片11が灰皿本体3の切欠溝12の終端部12′のテーパ
面に押されて引っ込み、灰皿本体3が外れる。
又、灰皿本体3を装着する際には、ハウジング2の開
口前面から、スライド溝9と凸条10を合せて、灰皿本体
3を後向きに嵌め込めばよく、灰皿本体3を強く押込む
ことで、ハウジング本体7内の係止片11が灰皿本体3の
側面に押されて引っ込み、係止片11が灰皿本体3の切欠
溝12に達すると、その復元力で切欠溝12内にパチンと嵌
り込む。このため、灰皿本体3を引出した位置にあって
も、自動車の急制動時や坂道等を登る際に、灰皿本体3
がハウジング2から抜け落ちることがない。
一方、灰皿本体3を格納する際には、灰皿本体3の後
面から後向きに突出するガタ防止片35が、ハウジング本
体7の後壁5の嵌入孔36に夫々嵌り込むことから、灰皿
本体3の左右方向のガタ付きが防止され、ストライク33
とラッチ34との係脱をスムーズにできるばかりでなく、
外力によるストライク33とラッチ34の破損を防止するこ
とができる。
尚、図面に示した実施例では、ハウジング2をプラス
チック製のハウジング本体7と金属製のカバー8で構成
したが、両者をプラスチックで一体成形したもよく、逆
にハウジング2全体を金属製としてもよい。又、灰皿本
体3をプラスチックで成形したが、金属製でもよい。
さらに、リンク機構14を一対の等長なステー15をX字
形に枢着して構成したが、ステー15の数を多くしてパン
タグラフ状に構成してもよい。
一方、制動手段を、回転軸22′をピニオン21を固定し
た回転ダンパー22と、この回転ダンパー22のピニオン21
と噛合うラック23から構成したが、回転ダンパー22はオ
イル式のものに限らず、ガバナー等を使用してもよい
し、或は回転ダンパー22に限らず、ピストンシリンダ型
のものを使用してもよい。又、ラック23とピニオン21を
使用しなくともよく、例えばピストンシリンダ型のダン
パーを使用する際には、そのピストンロッドをリンク機
構14に直結してもよい。
さらに、ロック手段は、ラッチ34とストライク33に限
らず、ピンとこのピンに引掛かるフック、或はピンとこ
のピンがトレースするハート形のカム溝によってもよ
く、又、ロックの解除手段は外付けでもよい。さらに、
事故や急制動時に、灰皿本体3に慣性力が働き、収納状
態の灰皿本体3がさらに押込まれた状態になり、ロック
手段のロック状態が解除されることも考えられるので、
それ等の際に灰皿本体3が飛び出さないように、ロック
手段、或はハウジング本体7と灰皿本体3との間に安全
装置を設けておいてもよい。
[発明の効果] 本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
請求項1に記載の灰皿装置によれば、灰皿本体の着脱
が容易であるばかりでなく、灰皿本体をハウジング内に
納めた状態では、リンク機構が折畳まれた状態で格納さ
れるので、ハウジング内の灰皿本体の収納スペースを比
較的大きく確保することができる。これに加え、等長な
リンク機構を採用しているので、付勢手段の付勢力を灰
皿本体に対し左右均等に伝達できるばかりでなく、灰皿
本体が左右不均一に押込まれた際にも、灰皿本体を平行
移動でき、灰皿本体の収納をスムーズにできる。
請求項2に記載の灰皿装置によれば、回転ダンパーの
回転軸がリンク機構の交点の軸線上で回転するので、制
動力を左右均等に働かせることができるばかりでなく、
灰皿本体の繰出し量に比較してラックの長さを短くする
ことができ、回転ダンパーやラックによりハウジング内
の灰皿本体の収納スペースが妨げられることがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は分解斜
視図、第2〜5図は灰皿本体が繰出した状態を示し、第
2図は灰皿装置の一部を欠截した平面図、第3図は同上
の一部を欠截した側面図、第4図は同じく背面図、第5
図は同じく一部を欠截した底面図、第6図はハウジング
本体の底壁の一部断面図、第7図は灰皿本体の後部を示
す一部斜視図、第8図は灰皿本体を収納した状態を示
し、灰皿装置の一部を欠截した平面図である。 1……灰皿装置、2……ハウジング、3……灰皿本体、
13……付勢手段としてのコイルスプリング、14……リン
ク機構、15……ステー、21……ピニオン、22……回転ダ
ンパー、22′……その回転軸、33……ストライク、34…
…ラッチ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも前面が開口したハウジングと、
    このハウジング内に摺動可能に保持される灰皿本体と、
    この灰皿本体をハウジングの開口方向に向って付勢する
    付勢手段と、この付勢手段の付勢力を減衰する制動手段
    と、前記付勢手段の付勢力に抗して灰皿本体をハウジン
    グ内の収納位置に係止する解除可能なロック手段を備え
    た自動車用灰皿装置において、 上記ハウジングと灰皿本体の間には、少なくとも一対の
    等長なステーをX字形に交差し、その交点を枢着してな
    るリンク機構を設け、このリンク機構を介して上記付勢
    手段の付勢力を灰皿本体に伝達するようにしたことを特
    徴とする自動車用灰皿装置。
  2. 【請求項2】制動手段を、回転軸にピニオンを固定した
    回転ダンパーと、この回転ダンパーのピニオンと噛合う
    ラックから構成し、 上記回転ダンパーは、その回転軸がリンク機構の交点の
    軸線上で回転可能に、リンク機構に支持され、上記ラッ
    クは、リンク機構の交点の軌跡に沿ってハウジングに形
    成したことを特徴とする請求項(1)に記載の自動車用
    灰皿装置。
JP63326060A 1988-12-26 1988-12-26 自動車用灰皿装置 Expired - Lifetime JP2707126B2 (ja)

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