JP4645898B2 - オットマン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートの前方に展開する展開姿勢、および、前記シートの下部に収納される収納姿勢に変更自在なオットマン本体と、前記シートの下部に枢支され、かつ、前記オットマン本体を支持するリンク手段と、一端を前記シートの下部に係止し、かつ、他端を前記リンク手段に係止して前記オットマン本体を前記シートの前方に展開する側に付勢する付勢手段と、を備えたオットマン装置に関する。
車両用等のシートには、着座者が楽な姿勢を維持するため、着座した状態で足を伸ばせる「足載せ台」、所謂オットマン装置が装着される場合がある。
例えば、特許文献1には、シートの前方に展開して着座者の脚をのせる展開姿勢と、シートの下方に収納され、着座者の通常の着座姿勢を保つ収納姿勢との間を揺動可能に構成してあるオットマン装置が記載してある。
ここでは、シートの前縁に設けられた支点に対して揺動自在に支持されるベースアーム(特許文献1の部材22)に、足を載せるオットマン本体(部材14)を支持するリンクアームが接続してある。
ベースアームには、オットマン本体を所望の位置まで揺動させ、その位置でベースアームの揺動を規制する揺動規制手段(部材36)が接続してある。この揺動規制手段は、操作レバーによって操作される直線運動タイプの圧縮バネ付きロック機構である。揺動規制手段のロッドを伸長させると、ベースアームが前方側に揺動し、それに応じてオットマン本体も前方に揺動する。オットマン本体が所望の位置に達したときに揺動規制手段をロックすると、ベースアームの揺動が規制され、オットマン本体の支持位置が展開姿勢に設定される。
一方、揺動規制手段のロックを解除してロッドを収縮させると、ベースアームが後方側に揺動すると同時にオットマン本体も後方に揺動する。そのまま、オットマン本体がシートの下方に至るまで揺動させて収納姿勢とする。
実公平6−47311号公報
上述したように、オットマン装置におけるオットマン本体を展開姿勢と収納姿勢とに切り換えるには、揺動規制手段の伸縮が必要である。
そして、オットマン本体を収納姿勢から展開姿勢に切り換える際に、圧縮バネ等の付勢手段の付勢力を積極的に利用することが提案されている。これにより、迅速な姿勢変更が期待できる。
圧縮バネによる展開動作を確実に行うには、圧縮バネの付勢力を十分強く設定する必要がある。従来の装置でも、収納状態では圧縮バネが圧縮されており、付勢力が最大となっている。この状態でロックを解除すると、オットマン本体が大きな加速度で動作し、オットマン本体が展開姿勢の終端付近に到達したときにおいてもなお大きな速度を維持する。
このため、収納姿勢から展開姿勢への姿勢変更に際して、オットマン本体が着座者の足に対して大きな衝撃を伴って当接する場合があった。
ただし、上記展開動作にはやはり迅速さが求められるため、展開動作の開始時には円滑に動作することが必要である。
この点、上記従来の装置では、ベースアームとリンクアームとを有するリンク部材によって展開機構を構成してあるため、展開動作に際しては、各リンク部材同士に摩擦力が生じたり、リンク部材の全体が撓んで展開動作の障害となることがある。しかし、上記従来の装置では、当該展開動作の円滑性に関する課題等について何らの記載もない。
従って、本発明の目的は、オットマン本体の展開動作を、着座者の足への衝撃を緩和しつつ迅速且つ円滑に行い得るオットマン装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係るオットマン装置は、シートの前方に展開する展開姿勢、および、前記シートの下部に収納される収納姿勢に変更自在なオットマン本体と、前記シートの下部に枢支され、かつ、前記オットマン本体を支持するリンク手段と、一端を前記シートの下部に係止し、かつ、他端を前記リンク手段に係止して前記オットマン本体を前記シートの前方に展開する側に付勢する付勢手段と、を備えたオットマン装置であって、前記オットマン本体を展開姿勢に移行するとき、前記付勢手段による前記オットマン本体の展開速度を抑制すべく、前記リンク手段を構成する二つのリンク部材に亘ってダンパ手段を備えてあり、前記ダンパ手段が、粘性を有する緩衝材を抱持しつつ互いに相対回転する内筒部と外筒部とを備えたロータリダンパであり、前記内筒部が、前記二つのリンク部材との間に隙間を有する状態で当該二つのリンク部材を軸支する取付部を備え、前記外筒部と、前記二つのリンク部材のうち一方のリンク部材との間に、前記外筒部の径方向に沿って互いに位置調節可能に係合する係合部を備え、前記係合部は、前記外筒部の径方向に沿って設けた長尺の孔部と、前記一方のリンク部材に設けた係止凸部とを係合させ、前記リンク手段が前記オットマン本体を支える支持点を、前記リンク部材に対する前記ダンパ手段の取付点を含む前記リンク手段の揺動平面に対して、前記ダンパ手段の重心点とは反対側に位置させた点にある。
オットマン装置が備えるべき主な機能としては、例えば、展開に際して着座者に過大な衝撃を与えることなく、展開動作が円滑であること等が挙げられる。本件発明のオットマン装置は、展開動作の駆動源として付勢手段を用いており、収納状態において付勢手段が最も緊張された状態となる。このため、オットマン装置の展開動作初期には、リンク部材に対して最大の加速度が作用し、速やかに展開することができる。一方、着座者に対して過大な衝撃が作用しないようにするためには、オットマン装置の展開速度を低減する必要がある。
本件発明は、このような展開機能とその展開を抑制する機能とを調和させ、しかも円滑な展開動作を実現しようとするものである。
当該ロータリダンパは、内筒部と外筒部とが相対回転する際に、両者の間に抱持する緩衝材を流動させることで内筒部と外筒部との間に抵抗を発生させるものである。
本構成のようにダンパ手段がロータリダンパであれば、ダンパ機能を発揮する際にはダンパ手段を構成する内筒部と外筒部とが相対回転するだけである。よって、ダンパ手段の長さが伸縮する直線運動タイプのダンパ等に比べてコンパクトであり、設置場所に制約を受け難い。しかも、全体形状から見て重量が重心近傍に集中するから、前記慣性を効果的に利用してリンク部材の撓みを確実に防止する等の利点を得ることができる。
一般に、複数のリンク部材を用いてある種のリンク手段を構成する場合に、互いに連結される二つのリンク部材間には、製造誤差等に基づいて位置ずれが生じたり、双方の部材が不適切な状態で当接する場合がある。このような二つのリンク部材に前記ダンパ手段を取付ける際に、例えば二つのリンク部材どうしが強く圧迫される状態となれば、リンク手段の円滑な動作が損なわれたり、リンク部材が偏磨耗してリンク手段が損傷する場合がある。
そこで、本構成のごとく、前記内筒部に、前記二つのリンク部材との間に隙間を有する状態で当該二つのリンク部材を軸支する取付部を備えておくことで、仮に二つのリンク部材の一方に製造誤差がある場合でも、当該二つのリンク部材が不適切に干渉するのを防止することができる。この結果、動作が極めて円滑なオットマン装置を得ることができる。
ロータリダンパを二つのリンク部材に取り付ける際には、内筒部を二つのリンク部材を挟持させて設けた場合には、もう一方の外筒部は、二つのリンク部材のうち何れかの部材に固定することになる。このとき、外筒部と当該リンク部材との間には、例えば相互に係合可能な係合部を設ける。ただし、両者の係合位置を厳密に定めると、前記外筒部やリンク部材に製造誤差が存在して両者の係合位置が一致しない場合が生じ得る。また、一つの型式のロータリダンパを複数のタイプのリンク手段に用いる場合には、複数の係合状態に対応できる必要がある。
そこで、本構成のように、前記外筒部と、前記二つのリンク部材のうち一方のリンク部材との間に、前記外筒部の径方向に沿って互いに位置調節可能に係合する係合部を設けておけば、ダンパ手段をリンク部材に取り付ける際に、外筒部と一方のリンク部材との係合を確実に行うことができる。
また、係合部は、前記外筒部の径方向に沿って設けた長尺の孔部と、前記一方のリンク部材に設けた係止凸部とを係合させてあり、当該孔部の幅は、係止凸部をガタ無く挿通できる寸法に設定すれば、係止凸部は、前記孔部に対して適切に係合することができる。そして、外筒部の回転方向においては、孔部と係止凸部との間にガタが無いため、主回動リンクに対して確実に制動力を付与することができる。
オットマン本体はリンク部材によって枢支されるが、この状態をリンク手段の揺動平面に沿う方向から見たとき、リンク部材の片側にオットマン本体を支持することになる。この結果、展開初期にリンク部材が大きな加速度で動作しようとする際に、オットマン本体が有する慣性のために、リンク部材が前記揺動平面に垂直な方向に沿ってオットマン本体の支持点とは反対側に撓むこととなる。このような撓みが生じると、リンク部材どうしの連結部等で摩擦力が高まり、場合によってはリンク部材どうしが引掛かる等の不都合が生じて、展開動作の円滑性が損なわれる。
そこで本発明では、展開速度を抑制すべく、リンク手段を構成する二つのリンク部材に亘ってダンパ手段を備える際に、オットマン本体の質量がリンク部材の動作に与える影響を考慮してダンパ手段の取り付け位置を決定する。即ち、ダンパ手段を取り付ける際に、リンク手段がオットマン本体を支える支持点を、リンク部材に対するダンパ手段の取付点を含むリンク手段の揺動平面に対して、ダンパ手段の重心点とは反対側に位置させる。
この結果、リンク部材が展開動作する際に、リンク部材の揺動平面を挟んで夫々の側にオットマン本体およびダンパ手段による二つの慣性抵抗が作用する。これにより、リンク部材に前記撓みが生じ難く、展開動作が極めて円滑なオットマン装置を得ることができる。
本発明に係るオットマン装置は、前記内筒部、前記取付部および前記一方のリンク部材を前記ダンパ手段の軸方向から締結している。これにより、前記一方のリンク部材および前記締結する部材との間で前記内筒部および前記取付部を挟持することができる。
本発明に係るオットマン装置は、前記リンク手段が、その基端部が前記シートの下部の第1回動中心に対して枢支される主回動リンクと、その基端部が前記シートの下部の第2回動中心に対して枢支され、前記付勢手段と接続する副回動リンクと、その一端部が前記主回動リンクの先端部に枢支されており、他端部がオットマン本体の支持ブラケットに枢支されている第1揺動リンクと、その一端部が前記副回動リンクの先端部に枢支され、他端部が前記支持ブラケットに枢支され、中間部が前記主回動リンクの中間位置に設けた第3回動中心に枢支してある第2揺動リンクとを備え、前記ダンパ手段を、第3回動中心に取付けている。
上述した如く、本件発明のオットマン装置ではダンパ手段の慣性を積極的に利用する。ただし、慣性を過度に利用使用として、例えば過大な質量のダンパ手段を用いると、リンク部材の動作抵抗が増大して好ましくない。
一方、本構成のリンク手段は、所謂平行リンク式の構造を備え、複数のリンク部材を有する。このうち何れか二つのリンク部材にダンパ手段を取り付ける際には、当該二つのリンク部材どうしを規制する規制力が小さいほど、使用するダンパ手段がコンパクトなものにできるので好ましい。
また、ダンパ手段がコンパクトになれば、ダンパ手段自身の質量、および、当該ダンパ手段を備えたリンク手段全体の質量が小さくなる。この結果、オットマン装置を展開する際の負荷が低減し、展開動作が迅速なものとなる。
このような一見矛盾する各要件を満たすべく、本構成の装置では、リンク部材として、その基端部がシートの下部の第1回動中心に枢支される主回動リンクと、その基端部がシートの下部の第2回動中心に枢支される副回動リンクと、その一端部が前記副回動リンクの先端部に枢支され、他端部が前記支持ブラケットに枢支され、中間部が主回動リンクの中間位置に設けた第3回動中心に枢支してある第2揺動リンクとを備えている。そして、前記ダンパ手段を、このうちの第3回動中心に取付けてある。
本構成のごとく、主回動リンクの中央位置にダンパ手段を設けることで、主回動リンクの揺動基端部から当該ダンパ手段までの距離が適切なものとなる。この場合に生じるダンパ手段の慣性の効果は、前記特徴構成1で述べたようなリンク部材の撓み発生を防止するには十分である。
一方、本構成の場合には、主回動リンクの先端部にダンパ手段を取り付ける場合に比べて、リンク部材の展開に際して与える負荷はそれ程大きなものではなく、十分に迅速な展開動作を得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明のオットマン装置は、車両用等のシートに着座した着座者が楽な姿勢を維持するため、着座した状態で足を伸ばせる「足載せ台」として使用される。
図1は、本発明のオットマン装置Xが適用される自動車などの車両に搭載されるシート1を概略的に示す側面図である。図2〜3には、特にオットマン装置Xを概略的に示してある。この車両用シート1では、シートクッション11の前縁下部から後方に形成した収納凹部11aにオットマン装置Xを設けてある。
オットマン装置Xは、シート1の前方に展開する展開姿勢、および、シート1の下部に収納される収納姿勢に変更自在なオットマン本体20と、シート1の下部に枢支され、かつ、オットマン本体20を支持するリンク手段30と、一端をシート1の下部に係止し、かつ、他端をリンク手段30に係止してオットマン本体20をシート1の前方に展開する側に付勢する付勢手段40とを備える。
さらに、当該オットマン装置Xは、オットマン本体20の展開速度を抑制するダンパ手段50を備える。
(オットマン本体)
オットマン本体20は、シート1の前方に展開する展開姿勢(図3)、および、シート1の下方に収納される収納姿勢(図2)に変更自在である。展開姿勢においては、オットマン本体20の足を載せる載置面と、シートクッション11の着座面とが略同じ高さとなる位置までオットマン本体20を展開することができる。
(リンク手段)
リンク手段30は、シート1の下部に設けたシートフレーム12および取付ブラケット5を介してシート側に枢支され、かつ、オットマン本体20の側は、支持ブラケット21を介してオットマン本体20と接続してある。図4に示したように、本実施形態では、シート1の前方から見て幅方向に一対のリンク手段30、30’を付設した例を示す。ただし、この態様に限られるものではなく、単一のリンク手段によってオットマン本体20を支持してもよい。
以下には、一対のリンク手段30、30’のうち、シート1の前方から見て右方向のリンク手段30のみについて説明するが、他方のリンク手段30’においても実質的に同様の構成および動作特性を有する。
本実施形態では、リンク手段30は、四つのリンク部材、即ち、主回動リンク31・副回動リンク32・第1揺動リンク33・第2揺動リンク34を備えている。しかし、これに限られるものではなく、実質的に同様の動作特性を有する構成であれば何れの機構であってもよい。
一対のリンク手段30、30’のうち何れか一方のリンク手段には、取付ブラケット5に対する主回動リンク31の回動を規制又は許容するためのロック装置6を取付けてある。本実施形態では、リンク手段30’にロック装置6を取付けてある。図視は省略するが、当該ロック装置6は、主回動リンク31の揺動角度を調整・保持するための公知のロック・アンロック機構を用いてある。当該機構としては、例えば、シートクッション11に対してシートバックの傾斜角度を調整・保持する汎用のリクライニング機構を用いることができる。
主回動リンク31は、その基端部31bを、シート1の下部に設けたシートの幅方向に伸びる第1回動中心01に枢支する。
副回動リンク32は、シート1の下部にあり、シート幅方向に伸びる第2回動中心02に対してその基端部32bが枢支される。そして、リンク側係止棒42を介して付勢手段40と接続している。
第1揺動リンク33は、一端部33aが主回動リンク31の先端部31aに枢支されており、他端部33bがオットマン本体20の支持ブラケット21の一端部21aに枢支されている。
第2揺動リンク34は、一端部34aが副回動リンク32の先端部32aに枢支され、他端部34bが支持ブラケット21の他端部21bに枢支される。さらに、第2揺動リンク34は、この第2揺動リンク34の中間位置が、主回動リンク31の中間位置に設けた第3回動中心03に枢支される。後述するように、この第3回動中心03にダンパ手段50としてのロータリダンパを取付ける。この場合、主回動リンク31と第2揺動リンク34とが相対揺動する支点となる第3回動中心03と、ダンパ手段50の軸芯とが一致する。
リンク手段30は、いわゆる平行リンク式の構造となっており、オットマン本体20の収納姿勢および展開姿勢の揺動動作を規定する。例えば展開姿勢(図3参照)から収納姿勢に変更する場合、付勢手段40と接続する副回動リンク32が第2回動中心02を支点として図3における反時計回転方向に揺動する。これに伴い、副回動リンク32と接続する第2揺動リンク34を介して、第1回動中心01を支点として主回動リンク31も同方向に揺動する。このとき、第3回動中心03において主回動リンク31と第2揺動リンク34とが相対回転する。
第1揺動リンク33及び第2揺動リンク34は、その他端部33bおよび34bをシート1の後方に引き込むように折り畳まれ、第1揺動リンク33及び第2揺動リンク34と支持ブラケット21を介して支持されたオットマン本体20は、収納凹部11aに収納される収納姿勢(図2参照)となる。
一方、収納姿勢(図2)から展開姿勢に変更する場合には、付勢手段40の付勢力により副回動リンク32が時計回転方向に揺動し、第2揺動リンク34を介して主回動リンク31も同方向に揺動する。そして、第1揺動リンク33及び第2揺動リンク34はシート前方に伸長され、第1揺動リンク33及び第2揺動リンク34に支持されたオットマン本体20は、シート1の前方に展開される展開状態となる(図3参照)。
図1に示すように、シート1の側部には、操作レバー13を設けてある。この操作レバー13は、伝達ケーブル14を介してロック装置6に連結されている。操作レバー13を操作することでその操作力が伝達ケーブル14を介してロック装置6に伝達され、ロック解除される。一方、操作レバー13の操作を解放することでロック状態に復帰する。操作レバー13を適宜操作し、ロック位置を調節することで、オットマン本体20の姿勢調整が可能である。
オットマン本体20が展開状態にあるとき、操作レバー13の操作により、伝達ケーブル14を介してロックを解除すると、主回動リンク31が取付ブラケット5に対して相対揺動できるようになる。このとき、オットマン本体20を手や脚を用いて後方に押し下げると、副回動リンク32が付勢手段40の付勢力に抗して図3の反時計回転方向に揺動する。これによってオットマン本体20はシート1の下部に格納される。さらに操作レバー13の操作を解放すると、オットマン本体20は収納状態で保持される。
(付勢手段)
付勢手段40は、一端をシート1の下部に係止し、かつ、他端をリンク手段30に係止してオットマン本体20をシート1の前方に展開する側に付勢する。
具体的には、付勢手段40としては、その一端が、シート1の前縁下部に設けた取付ブラケット5に係止され、その他端が、リンク手段30である副回動リンク32に接続したコイルスプリング等を用いる。付勢手段40の一端は、付勢手段40をシート1の前縁の下部付近に係止する態様であれば、シート1に直接係止してもよい。
図2〜4に示すように、一対の取付ブラケット5の各先端には、それぞれ係止溝5aが形成されており、一対の取付ブラケット5間は、各係止溝5aにシート側係止棒41によって架橋してある。
一方、一対の副回動リンク32どうしは、リンク側係止棒42によって連結してある。このリンク側係止棒42は、副回動リンク32の長手方向に略コ字状に突出するように曲成されている。そして、付勢手段40は、その一端であるフック40aがシート側係止棒41に係止され、他端であるフック40bがリンク側係止棒42に係止されている。
本実施形態では、付勢手段40を一対設けている。このとき、一対の付勢手段40は、シート幅方向で略均等に配置する。以下の説明においては、一対の付勢手段40のうち、シート1の前方から見て右方向の付勢手段40のみを概説するが、他方の付勢手段においても実質的に同様の構成および動作特性を有する。
付勢手段40としては、例えば引張り力を発揮するコイルバネを用いる。当該付勢手段40は、収納姿勢(図2参照)で最大長となるように伸張され、オットマン本体20の展開姿勢(図3参照)への移行に伴う副回動リンク32の揺動に応じて徐々に短くなる。しかしながら、付勢手段40が副回動リンク32に付与するトルクは、以下に示すごとく収納姿勢から展開姿勢に至る間、略一定となるように設定してある。
図5には、オットマン本体20が収納姿勢と展開姿勢との間で姿勢変化する際の、副回動リンク32および付勢手段40の状態を示す。図5に示すごとく、収納姿勢においては、付勢手段40が最も伸張され、最大の引張り力P1が生じる。ただし、この状態では、副回動リンク32と付勢手段40とのなす角度は最小である。このとき副回動リンク32を回動させようとするトルクは、前記引張り力P1の分力P10に基づいて発生する。当該分力P10は、副回動リンク32の第2回転中心02とリンク側係止棒42とを結ぶ直線に対する直交方向にP1を分解したものである。
一方、展開姿勢においては、付勢手段40が最も短縮され、このとき生じる引張り力P2は最小となる。この状態では、副回動リンク32と付勢手段40とのなす角度が最大となり、副回動リンク32を回動させるトルクの基礎となる力は、前述と同様に求めた分力P20となる。
図5から明らかなごとく、これらP10およびP20の長さは略等しい。そうなるように、本構成の副回動リンク32および付勢手段40は、寸法・形状・取付位置を予め設定してある。よって、オットマン本体20が何れの姿勢にあっても、オットマン本体20に付与するトルクは略一定となる。当該トルクが一定であれば、前記ロータリダンパが発生すべき抵抗力が一定となる。このような個所にロータリダンパを用いることで、安定した制動効果を発揮させることができる。
また、前記トルクが一定であれば、展開姿勢にあるオットマン本体20を収納する際に着座者は一定の力を掛ければよく、操作性に優れたオットマン装置を得ることができる。
(ダンパ手段)
収納状態では、付勢手段40が最大の伸長状態となっていることから付勢力が最大となっており、この状態で操作レバー13を操作してロック装置6のロックを解除すると、オットマン本体20が所定の加速度で動き始める。本実施形態のダンパ手段50は、このような加速を抑制し、例えば、オットマン本体20が展開姿勢に到達するまで等速運動するようにオットマン本体20の展開速度を抑制する。本構成では、前述のごとく、副回動リンク32に加えられるトルクは略一定であるから、オットマン本体20も略等速で展開する。
ただし、リンク手段30あるいは付勢手段40の設計態様によっては、オットマン本体20の展開速度を、展開姿勢の終了位置に近づくに従って漸減させたり、展開姿勢と収納姿勢との間のある位置に到達してからオットマン本体20が等速運動するように構成することもできる。
ダンパ手段50としては、何れの構成のダンパをも利用することができる。特に、本構成の如く、ロータリダンパを用いる場合には、直線運動タイプのダンパ等に比べてコンパクトであり、設置場所の制約がないため好都合である。
図6に示したように、ダンパ手段50は、リンク手段30を構成する二つのリンク部材、即ち、主回動リンク31と第2揺動リンク34とに亘って取付けてある。これにより、二つのリンク部材が相対揺動するときの相対速度を抑制し、オットマン本体20の展開速度を規制する。
本実施形態では、ダンパ手段50をリンク手段30にのみ設ける例を示すが、リンク手段30’の側に設けてもよい。
図6および図7に示したように、ダンパ手段50としてのロータリダンパは、内筒部51と外筒部52とを備え、内筒部51と外筒部52との間に設けた空間53の内部に緩衝材であるオイルを充填してある。さらに、内筒部51を前記主回動リンク31と第2揺動リンク34とに取付ける取付部57を備える。
具体的には、この内筒部51は取付部57を介してリンク手段30の回転軸のうち第3回動中心03の位置に取付ける。内筒部51には、当該内筒部51と相対回転不能な断面形状が6角形の軸部材60を挿入してある。当該軸部材60を前記取付部57としての略環状のボス部材57aを用いて第2揺動リンク34に固定する。軸部材60の端部は例えば矩形の外面形状を備えており、この端部を第2揺動リンク34に挿入することで、両者が相対回転不能に固定される。軸部材60の端部は、リベットのごとく変形させるなどして第2揺動リンク34に固定する。こうして内筒部51と第2揺動リンク34とを一体的に固定する。
前記ボス部材57aの胴部の長さは、図6に示すごとく、主回動リンク31の厚みよりも長く設定してある。つまり、主回動リンク31は、第3回動中心03の方向に沿ってある程度の位置変更が可能である。このように構成したのは以下の理由による。
一般に、複数のリンク部材を用いてある種のリンク手段を構成する場合に、互いに連結される二つのリンク部材間には、製造誤差等に基づいて位置ずれが生じたり、双方の部材が捩れているなど不適切な状態で双方の部材が当接する場合がある。主回動リンク31と第2揺動リンク34とがこのような状態になっていると、これらのリンク部材にダンパ手段50を取付ける際に、例えば二つのリンク部材どうしが強く圧迫される状態となれば、リンク手段の円滑な動作が損なわれたり、主回動リンク31あるいは第2揺動リンク34が偏磨耗してリンク手段が損傷する場合がある。
そこで、本構成では、前記内筒部51に、主回動リンク31および第2揺動リンク34の間に隙間を設け得る状態で、当該二つのリンク部材を挟持可能な取付部57を備えてある。当該取付部57は、本実施形態ではボス部材57aである。本構成であれば、仮に主回動リンク31および第2揺動リンク34の何れか一方に製造誤差があるような場合でも、当該二つのリンク部材が不適切に干渉するのを防止することができる。この結果、動作が極めて円滑なオットマン装置を得ることができる。
一方の外筒部52は、図6に示したようにフランジ部52aを備えており、当該フランジ部52aは、主回動リンク31に設けた係止凸部35と係合する。これにより、外筒部52と主回動リンク31とが一体回転可能となる。
ただし、外筒部52に設ける係合部の位置と、主回動リンク31に設ける係合部の位置とを厳格に定めると、前記外筒部52や主回動リンク31に製造誤差が存在して両者の係合位置が一致しない場合が生じ得る。また、一つの型式のロータリダンパを複数のタイプのリンク手段に用いる場合には、複数の係合状態を採る必要が生じる。
そこで、本実施形態では、外筒部52のフランジ部52aに、外筒部52の径方向に沿って長尺の孔部55を設けてある。当該孔部55の幅は、係止凸部35をガタ無く挿通できる寸法に設定してある。これにより、係止凸部35は、前記孔部55に対して適切に係合することができる。そして、外筒部52の回転方向においては、孔部55と係止凸部35との間にガタが無いため、主回動リンク31に対して確実に制動力を付与することができる。
ちなみに、主回動リンク31に係止凸部35を形成する際に、係止凸部35が第3回転中心03を中心とした周方向に位置ずれして取り付けられることがある。しかし、この場合には、外筒部52を回転させることで当該位置ずれを吸収できるため特段の問題は生じない。
尚、本構成に限らず、例えば主回動リンク31に上述した孔部を設け、外筒部52に付設してある係止片を湾曲させる等して当該孔部に挿通させてもよい。このような構成によっても、外筒部52と主回動リンク31とを確実に係合させることができる。
内筒部51の周囲には、ダンパ手段50の内部に設けた空間53を、第1室53aと第2室53bとに分割し、かつ、各室間でのオイルの流通を制御する弁部54が設けてある。即ち、内筒部51と外筒部52との相対回転によって弁部54と外筒部52とが相対回転し、これによって第1室53aおよび第2室53bの容積が変化する。このとき、弁部54と内筒部51との隙間を通じてオイルが移動して粘性抵抗が発生する。この粘性抵抗が、内筒部51と外筒部52との相対回転速度を抑制し、この結果、主回動リンク31と第2揺動リンク34とが相対揺動するときの相対速度を抑制することができる。
図4に示したように、第1揺動リンク33および第2揺動リンク34は、シート1の幅方向に屈曲するオフセット部33c、34cを設けてある。これは、前記二つの取付ブラケット5どうしの間隔と、オットマン本体20の支持ブラケット21どうしの間隔との差を吸収したり、リンク手段30を展開・収納する際に各リンク部材どうしを干渉させない目的で設けたものである。
また、図4に示したように、リンク手段30がオットマン本体20を支える支持点Bを、リンク部材に対するダンパ手段50の取付点Aを含むリンク手段30の揺動平面に対して、ダンパ手段50の重心点Cとは反対側に位置させる。当該リンク部材は、ダンパ手段50を取付ける主回動リンク31および第2揺動リンク34である。前記支持点Bは、オットマン本体20の裏面に配設した支持ブラケット21である。
このように配置することで、展開動作に際して着座者に過大な衝撃を与えず、かつ、円滑にオットマン本体20を展開することができる。
本構成の場合、上述のごとく展開動作の駆動源として付勢手段40を用いる。オットマン本体20を収納する際には、次の展開動作を速やかに行わせるために、付勢手段40は最も緊張した状態となる。このため、オットマン本体20に対して、その展開初期から確実に所定のトルクを作用させることができる。
当該トルクに基いてオットマン本体20には所定の加速度が作用する。このとき、オットマン本体20は自身の質量のために所定の慣性を有する。よって、例えば、主回動リンク31から第1揺動リンク33を介してオットマン本体20を押し上げようとする場合に、前述のごとく、揺動平面に垂直な方向で取付点Aと支持点Bとの間にオフセットが存在することにより、二つのリンク部材31,33は撓み変形を生じる。図4のリンク手段30の場合には、例えば、第1回動中心01からオットマン本体20の取付部21aに至る範囲において、主回動リンク31と第1揺動リンク33とがシート11の中央側に撓みながら展開する。
そこで、本構成では、オットマン本体20を支える支持点Bに対して、ダンパ手段50の取付位置を規定し、オットマン本体20の展開時にダンパ手段50の慣性を利用する。つまり、リンク手段30の揺動平面を挟んで両側にオットマン本体20の慣性抵抗と、ダンパ手段50の慣性抵抗とを各別に配置することで、リンク部材の撓み変形を抑制する。
この結果、例えば、主回動リンク31と第1揺動リンク33との連結部である第4回動中心04において、両部材間の摩擦力が高まるのを抑制したり、一方の部材の縁部が他方の部材の側面に噛み込むといった不都合の発生を防止することができる。さらに、前記第4回動中心04などにおけるリンク部材31、33間の抉りが低減できれば、リンク手段30の全体についてガタツキの増大を抑制することができる。この結果、長期にわたって動作の円滑なオットマン装置を得ることができる。
本実施形態では、ダンパ手段50を主回動リンク31と第2揺動リンク34との連結部である第3回動中心03に設けた例を示した。この位置は、上記慣性を利用することの他に、以下のような観点からも好ましい位置である。
ダンパ手段50はある程度の質量を有する。よって、例えば、主回動リンク31の先端に設けた第4回動中心04にダンパ手段50を設けると、オットマン本体20の展開時に主回動リンク31に作用する負荷が過大となり、展開動作が緩慢になって好ましくない。よって、重量負荷となる観点からは、ダンパ手段50はリンク手段のできるだけ基端側に設けるのが好ましい。
また、ダンパ手段50はできるだけコンパクトに構成するのが望ましい。そのためには、制動力の小さいダンパ手段50を用いる必要がある。そして、このようなダンパ手段50を取り付ける個所は、対象となる二つのリンク部材どうしに作用する相対回転のモーメントが小さい個所となる。本構成では、主回動リンク31と第2揺動リンク34との交点である、第3回動中心03にダンパ手段50を設けてある。
当該第3回動中心03に作用するリンク部材31,34間の相対回転モーメントと、例えば、前記第2回動中心02において作用する副回動リンク32の相対回転モーメントとを比較してみる。尚、この場合の各リンク部材の寸法は、図3に示す比率で構成されるとする。
これら第2回動中心02および第3回動中心03の周りには、共に、付勢手段40の付勢力に基づいて、第2揺動リンク34および副回動リンク32の回転モーメントが作用する。このとき、図3から想定できるように、双方のリンク部材32,34の延出方向と付勢手段40の延出方向との間の角度は略等しい。よって、副回動リンク32の先端に設けたフック40bにおいて、当該副回動リンク32に直交する方向に作用する力と、第2揺動リンク34の一端部34aにおいて、当該第2揺動リンク34に直交する方向に作用する力とは、それ程の大きな差はない。しかし、力の作用点から各回動中心までの距離を考慮すると、副回動リンク32における第2回動中心02から付勢手段40を係止するフック40bまでの距離の方が、前記第2揺動リンク34における第3回動中心03からその一端部34aまでの距離よりも長い。
よって、双方のリンク部材32,34の各回動中心02,03に作用する回転モーメントは副回動リンク32に係るモーメントの方が大きい。この結果、本実施形態では、ダンパ手段50を第3回動中心03に設ける方が、よりコンパクトなダンパ手段50を使用できる点で好ましい。
さらに、ダンパ手段50の取付位置を決定するには、展開・収納時の干渉の問題や、着脱作業性あるいはメンテナンスの作業性等を考慮しなければならない。
このような観点に基いて総合的に判断した結果、本実施形態では、上記第3回動中心03にダンパ手段50を装着している。
勿論、ダンパ手段50の取り付け位置は、この位置に限られるものではなく、適宜設定することができる。
本発明は、自動車・鉄道車両・航空機などに搭載されるシート、屋内等で使用するソファー等において、着座者が楽な姿勢を維持するため、着座した状態で足を伸ばせるオットマン装置として利用できる。
本発明のオットマン装置を適用した車両シートの概略図 収納姿勢にあるオットマン装置の概略図 展開姿勢にあるオットマン装置の概略図 オットマン装置の平面図 付勢手段によるトルクを示す説明図 ダンパ手段の構成を示す側断面図 ダンパ手段の動作を示す断面図
符号の説明
1 シート
20 オットマン本体
21 支持ブラケット
30 リンク手段
31 主回動リンク
31b 基端部
32 副回動リンク
32a 先端部
32b 基端部
33 第1揺動リンク
33a 一端部
33b 他端部
34 第2揺動リンク
34a 一端部
34b 他端部
40 付勢手段
50 ダンパ手段
51 内筒部
52 外筒部
55 孔部
57 取付部
01 第1回動中心
02 第2回動中心
03 第3回動中心
A 取付点
B 支持点
C 重心点
X オットマン装置

Claims (3)

  1. シートの前方に展開する展開姿勢、および、前記シートの下部に収納される収納姿勢に変更自在なオットマン本体と、
    前記シートの下部に枢支され、かつ、前記オットマン本体を支持するリンク手段と、
    一端を前記シートの下部に係止し、かつ、他端を前記リンク手段に係止して前記オットマン本体を前記シートの前方に展開する側に付勢する付勢手段と、を備えたオットマン装置であって、
    前記オットマン本体を展開姿勢に移行するとき、前記付勢手段による前記オットマン本体の展開速度を抑制すべく、前記リンク手段を構成する二つのリンク部材に亘ってダンパ手段を備えてあり、
    前記ダンパ手段が、粘性を有する緩衝材を抱持しつつ互いに相対回転する内筒部と外筒部とを備えたロータリダンパであり、
    前記内筒部が、前記二つのリンク部材との間に隙間を有する状態で当該二つのリンク部材を軸支する取付部を備え、
    前記外筒部と、前記二つのリンク部材のうち一方のリンク部材との間に、前記外筒部の径方向に沿って互いに位置調節可能に係合する係合部を備え、
    前記係合部は、前記外筒部の径方向に沿って設けた長尺の孔部と、前記一方のリンク部材に設けた係止凸部とを係合させ、
    前記リンク手段が前記オットマン本体を支える支持点は、前記リンク部材に対する前記ダンパ手段の取付点を含む前記リンク手段の揺動平面に対して、前記ダンパ手段の重心点とは反対側に位置するオットマン装置。
  2. 前記内筒部、前記取付部および前記一方のリンク部材を前記ダンパ手段の軸方向から締結し、前記一方のリンク部材および前記締結する部材との間で前記内筒部および前記取付部を挟持してある請求項1に記載のオットマン装置。
  3. 前記リンク手段が、
    その基端部が前記シートの下部の第1回動中心に対して枢支される主回動リンクと、
    その基端部が前記シートの下部の第2回動中心に対して枢支され、前記付勢手段と接続する副回動リンクと、
    その一端部が前記主回動リンクの先端部に枢支されており、他端部がオットマン本体の支持ブラケットに枢支されている第1揺動リンクと、
    その一端部が前記副回動リンクの先端部に枢支され、他端部が前記支持ブラケットに枢支され、中間部が前記主回動リンクの中間位置に設けた第3回動中心に枢支してある第2揺動リンクとを備え、
    前記ダンパ手段を、第3回動中心に取付けてある請求項1又は2に記載のオットマン装置。
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