JPH10272968A - 車両のシート回転装置 - Google Patents

車両のシート回転装置

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JPH10272968A
JPH10272968A JP9524597A JP9524597A JPH10272968A JP H10272968 A JPH10272968 A JP H10272968A JP 9524597 A JP9524597 A JP 9524597A JP 9524597 A JP9524597 A JP 9524597A JP H10272968 A JPH10272968 A JP H10272968A
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lower rail
lever
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lock pin
regulating member
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JP9524597A
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Motohiro Ichikawa
元洋 市川
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックピンの位置のバラツキを吸収して、規
制部材作動時に確実にロックレバーのロック解除操作を
規制する。 【解決手段】 ロアレール1の下方に設けられた規制部
材Rは、切欠き121内からのロックピン21の脱出を
阻止してアッパレールの回転を規制する。規制部材R
は、ロアレール1に固定されるベース4、回転軸5、回
転軸5に支持された規制レバー3で構成される。規制レ
バー3にはその回動を操作するインナケーブル61の一
端が結合され、ベース4にはアウタケーブル62の一端
が固定される。ロアレール1の板面には、回転軸5の上
端51を挿通して位置決めする取付穴122が設けら
れ、ベース4は、位置決めされた回転軸5を中心とした
円周方向へ一定範囲内で位置調整可能な長穴状の取付穴
123,124によりロアレール1に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両のシート回転装
置に関し、特に、遠隔操作により作動し、シート回転ロ
ックレバーのロック解除操作を不能とする規制部材の構
造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運転席シート等を後方へ旋回させて対面
シートとし、車室内の居住性を向上させるシート回転装
置がRV(レクリエーショナル・ビークル)車等で多用
されている。この種のシート回転装置として、例えば実
公昭6−38747号公報に示されているように、アッ
パレールに、ロアレールの所定位置に形成された切欠き
内に先端のロックピンを進入させて上記アッパレールを
位置決めするロックレバーを設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで本発明者は、上
記公報に記載のシート回転装置において、安全上車両が
走行不可のときにのみシートを回転できるようにするた
めに、ロアレールに、パーキングブレーキレバーやシフ
トレバー等より遠隔操作されて作動し、パーキングブレ
ーキレバーがブレーキ解除位置あるいはシフトレバーが
Pレンジ以外にあるときロックピンに係合し、ロックレ
バーのロック解除操作を規制する規制部材を設けること
を考えた。しかし、ロアレールの切欠きの幅やロクピン
の径の誤差によりロックピンの位置にバラツキが発生
し、ロックレバーのロック解除操作を確実には規制する
ことができないという問題があった。
【0004】そこで本発明は、ロックピンの位置のバラ
ツキを吸収し、規制部材作動時は確実にロックレバーの
ロック解除操作を規制できるようにすることを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、車両フロア側に設けられたロアレール(1)と、車
両シートを支持し、ロアレール(1)に沿って回転自在
に配設されたアッパレールと、アッパレールに設けら
れ、ロアレール(1)の所定位置に形成された切欠き
(121)内に先端のロックピン(21)を進入させて
アッパレールを位置決めするロックレバー(2)と、遠
隔操作によって作動し、切欠き(121)内からのロッ
クピン(21)の脱出を阻止する規制部材(R)とを設
けた車両のシート回転装置において、規制部材(R)
は、ロアレール(1)に固定されるベース(4)と、ベ
ース(4)に立設された回転軸(5)と、当該回転軸
(5)に回動可能に結合され、進出回動位置にてロック
ピン(21)に当接係合する規制レバー(3)とを具備
し、規制レバー(3)の一端(32)にはその回動を操
作する操作ケーブル(6)のインナケーブル(61)の
一端が結合され、ベース(4)の一端(42)には操作
ケーブル(6)のアウタケーブル(62)の一端が固定
され、ロアレール(1)の板面に、回転軸(5)の一端
(51)を挿通して位置決めする取付穴(122)を設
けるとともに、ベース(4)を、位置決めされた回転軸
(5)を中心とした円周方向へ一定範囲内で位置調整可
能にロアレール(1)に固定する。
【0006】本発明において、規制レバーのインナーケ
ーブルとの結合部と、ベースのアウタケーブルとの結合
部の間隔を一定に保持した状態で上記規制レバーを進出
回動位置に置いてロックピンに当接させる。この状態で
回転軸の一端を取付穴に挿通して位置決めしつつ、ベー
スを位置調整してロアレールに固定する。このような構
成によれば、製作誤差等により切欠き内のロックピンの
位置が変動しても、規制レバーおよびベースの各ケーブ
ルとの結合部の間隔、すなわち、操作ケーブルのインナ
ケーブルの、アウタケーブルからの引出し量は常に一定
にできるから、規制部材作動時はロックレバーのロック
解除を確実に規制できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1(A)には平面視でリング状に成
形されたロアレール1の一部を示す。ロアレール1は上
方(紙面手前側)へ開放する略U字断面に成形され、ロ
アレール1の内外周にはそれぞれフランジ部11,12
が形成されている。ロアレール1の外周フランジ部12
にはその一部に切欠き121が形成されており、この切
欠き121は径方向の内方へ徐々に狭くなりながら延び
ている。上記切欠き121内にはロックピン21が位置
しており、ロックピン21はロックレバー2の先端に下
方へ向けて突設されている。ロックレバー2は図略のブ
ラケット板上にその中央22が回動自在に軸支されてお
り、ブラケット板はロアレール1に沿って回転する図略
のアッパレールに固定されている。ロックピン21が切
欠き121内に位置している図1(A)の状態では、ア
ッパレールは回転が規制されており、したがって、アッ
パレール上の運転席シートは車両前方を向いた状態で位
置決めされている。
【0008】切欠き121が形成された上記ロアレール
1の外周フランジ部12下方には、図2に示すような規
制部材Rが設けられている。規制部材Rは規制レバー
3、ベース4とこれらを結合する回転軸5とで構成され
ており、その全体平面図を図3に、全体側面図を図4に
それぞれ示す。規制レバー3は側面視で略コ字形(図
4)に成形されるとともに、上端部と下端部はそれぞ
れ、平面視(図3)で互いに角度をなして延びる規制部
31とブラケット部32になっている。規制部31は先
端が二股状になっており、進出回動位置にある図2の状
態では、二股の凹所311内にロックピン21の下端が
位置している(図2)。また、ブラケット部32は腕状
に延び、その先端には操作ケーブル6のインナケーブル
61(図2)の一端が係止されている。
【0009】ベース4も上記規制レバー3と同様に側面
視で略コ字形(図4)に成形されており、その上端部は
固定部41となっている。固定部41の板面の左右位置
(図3の上下位置)には取付穴411,412が設けら
れ、これら取付穴411,412の下面開口にはウエル
ドナット43が固着されている。ベース4の下端部はブ
ラケット部42となって上記ブラケット部32に沿った
方向へ延びており、その先端には図2に示すように、操
作ケーブル6のアウタケーブル62の一端が固定されて
いる。回転軸5は、下方へ段付きに屈曲する固定部41
の先端とブラケット部42との間に垂直姿勢で支持され
ており、上記規制レバー3は回転軸5に結合されてベー
ス4に対して相対回転可能となっている。なお、ブラケ
ット部32とブラケット部42の間にはターンオーバス
プリング7(図4)が配設してあって、規制レバー3の
相対回転に節度を付与している。また、回転軸5の上端
51は固定部41よりも上方へ延びている(図4)。
【0010】このような規制部材Rをロアレール1に取
り付ける場合の手順を図2を参照しつつ以下に説明す
る。ブラケット部32,42の先端間隔Lを治具で一定
に保持した状態で、規制部31先端の凹所311を、切
欠き121内に位置するロックピン21の下端部に係合
させる。続いて回転軸5の上端51を、切欠き121に
近いロアレール1の板面に設けた取付穴122内に挿入
して規制部材Rを位置決めする。この後、上記取付穴1
22に近いロアレール1板面に並設した各取付穴12
3,124にボルト44を挿入して、固定部41の各取
付穴411,412(図3)内にねじ込むことにより、
規制部材Rをロアレール1に固定する。ここで、上記各
取付穴123,124は、固定する前のボルト44の位
置を取付穴122を中心とする円周上で移動調整可能な
ように長穴としてある。切欠き121内に進入したロッ
クピン21の位置は製作誤差等により変動するが、本実
施形態においては、治具で間隔Lを正確に維持しつつ、
取付穴122内に挿入位置決めされた回転軸上端51を
中心に、上記ロックピン21の位置変動に応じて規制部
材R全体を回動調整し、その後ボルト44で固定する。
【0011】このような構造によれば、ロックピン21
の位置が変動してもブラケット部32,42間の間隔L
は常に一定になる。したがって、操作ケーブル6のイン
ナケーブル61の引き出し量を、上記間隔Lに所定の遊
び量αを見込んだ一定値(L+α)に設定しておけば、
ロックピン21、すなわちロックレバー2の回動操作時
の遊び量は常に一定になる。
【0012】さて、駐車状態検出手段としてのサイドブ
レーキやシフトレバーにおける、ブレーキ操作がなされ
ておらず、あるいはPレンジが選択されていない場合に
は、図略の機構によって、図1(A)の状態で操作ケー
ブル6のインナケーブル61の引き出しが実質的に規制
される。したがって、ロックレバー2を鎖線矢印で示す
時計方向へ回転操作しても、規制部材Rの規制レバー部
31は回転軸51回りに上記遊び量αに応じたわずかの
角度回動するだけであるから、ロックピン21は規制部
31の凹所311の内壁に当接して切欠き121内から
の脱出を阻止される。これによりロックレバー2のロッ
ク解除操作が規制され、アッパレール、すなわち運転席
シートの後方回転が禁止される。この場合、製作誤差等
により切欠き121内のロックピン21の位置がシート
回転装置毎に異なっていても、既述の取付構造によって
インナケーブル61の引き出し遊び量αは常に一定にな
っているから、ロックレバー2を常に一定の操作フィー
リングで操作することができる。また、上記遊び量αは
予め定めた十分小さな値であるから、遊びがあることに
よってロックピン21が切欠き121内から脱出するお
それもない。
【0013】サイドブレーキのブレーキ操作がなされ、
あるいはシフトレバーでPレンジが選択されると、イン
ナケーブル61は自由に引き出し可能となる。この状態
でロックレバー2を図1(A)の時計方向へ回転操作す
ると、これに応じて規制部材Rの規制レバー部31は、
図1(B)に示すように、回転軸5回りに自在に回転し
て退避回動位置へ至り、ロックピン21が切欠き121
外へ脱出する。これにより、アッパレール、すなわち運
転席シートの後方回転が可能となる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両のシート回
転装置によれば、規制部材作動時は確実にロックレバー
のロック解除操作を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローアレールの規制部材設置部の部分平面図で
ある。
【図2】ロアレールに設けられた規制部材の斜視図で、
図1のA矢視斜視図である。
【図3】規制部材の全体平面図である。
【図4】規制部材の全体側面図である。
【符号の説明】 1…ロアレール、12…外周フランジ部、121…切欠
き、122…取付穴、2…ロックレバー、21…ロック
ピン、3…規制レバー、31…規制部、32…ブラケッ
ト部(規制レバーの一端)、4…ベース、41…固定
部、42…ブラケット部(ベースの一端)、5…回転
軸、51…上端(一端)、6…操作ケーブル、61…イ
ンナケーブル、62…アウタケーブル、R…規制部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロア側に設けられたロアレール
    と、車両シートを支持し、前記ロアレールに沿って回転
    自在に配設されたアッパレールと、前記アッパレールに
    設けられ、前記ロアレールの所定位置に形成された切欠
    き内に先端のロックピンを進入させて前記アッパレール
    を位置決めするロックレバーと、遠隔操作によって作動
    し、前記切欠き内からの前記ロックピンの脱出を阻止す
    る規制部材とを設けた車両のシート回転装置において、
    前記規制部材は、前記ロアレールに固定されるベース
    と、前記ベースに立設された回転軸と、前記回転軸に回
    動可能に結合され、進出回動位置にて前記ロックピンに
    当接係合する規制レバーとを具備し、規制レバーの一端
    にはその回動を操作する操作ケーブルのインナケーブル
    の一端が結合され、前記ベースの一端には前記操作ケー
    ブルのアウタケーブルの一端が固定され、前記ロアレー
    ルの板面に、前記回転軸の一端を挿通して位置決めする
    取付穴を設けるとともに、前記ベースを、位置決めされ
    た前記回転軸を中心とした円周方向へ一定範囲内で位置
    調整可能に前記ロアレールに固定したことを特徴とする
    車両のシート回転装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117104091A (zh) * 2023-10-25 2023-11-24 今创集团股份有限公司 一种旋转装置、驱动机构及座椅驱动组件

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CN117104091B (zh) * 2023-10-25 2024-01-23 今创集团股份有限公司 一种旋转装置、驱动机构及座椅驱动组件

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